JP2544749Y2 - 重量物吊り具用ケーブル収納バスケット - Google Patents
重量物吊り具用ケーブル収納バスケットInfo
- Publication number
- JP2544749Y2 JP2544749Y2 JP5819192U JP5819192U JP2544749Y2 JP 2544749 Y2 JP2544749 Y2 JP 2544749Y2 JP 5819192 U JP5819192 U JP 5819192U JP 5819192 U JP5819192 U JP 5819192U JP 2544749 Y2 JP2544749 Y2 JP 2544749Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- storage basket
- arm
- tab
- cable storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、コンテナ等の重量物を
つかむ吊り具上に設けられ、吊り具に電力を供給する給
電ケーブルを、吊り具の巻上げ巻下げに応じて巻き取っ
たり、引き出すことができる重量物吊り具用ケーブル収
納バスケットに関する。
つかむ吊り具上に設けられ、吊り具に電力を供給する給
電ケーブルを、吊り具の巻上げ巻下げに応じて巻き取っ
たり、引き出すことができる重量物吊り具用ケーブル収
納バスケットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、重量物であるコンテナの荷揚げや
荷下ろしに使用されるクレーン（図３参照）は、コンテ
ナ１をつかむ吊り具２（図４参照）がクレーンブームや
ガーダ６上を横行するトロリー４から複数のワイヤー５
を介して吊り下げられているが、吊り具２の揚程Ｈが地
上のレール７から約４０ｍもあり、その分、給電ケーブ
ルも長いから、吊り具２が上下および左右に移動する
際、吊り具２に電力を供給する給電ケーブル８が、図４
に示すように、吊り具２の上部に設けたケーブル収納バ
スケット９に収納されたり、引き出されるようになって
いる。
荷下ろしに使用されるクレーン（図３参照）は、コンテ
ナ１をつかむ吊り具２（図４参照）がクレーンブームや
ガーダ６上を横行するトロリー４から複数のワイヤー５
を介して吊り下げられているが、吊り具２の揚程Ｈが地
上のレール７から約４０ｍもあり、その分、給電ケーブ
ルも長いから、吊り具２が上下および左右に移動する
際、吊り具２に電力を供給する給電ケーブル８が、図４
に示すように、吊り具２の上部に設けたケーブル収納バ
スケット９に収納されたり、引き出されるようになって
いる。
【０００３】ところが、吊り具２を巻上げながらトロリ
ー４が横行すると、吊り具２が揺れて給電ケーブル８が
ケーブル収納バスケット９内に上手く収納されずに外部
にバラケてしまうことがある。 給電ケーブル８のケーブ
ル収納バスケット９内への収納は、給電ケーブル８の自
重だけでは難しいので、給電ケーブル８自身に捻じり癖
をつけることが行われているが、給電ケーブル８がケー
ブル収納バスケット９に上手く収納されずに外部に飛び
出すと、そのような悪い癖がケーブルに着いて、その後
の収納に悪影響を及ぼすという問題がある。
ー４が横行すると、吊り具２が揺れて給電ケーブル８が
ケーブル収納バスケット９内に上手く収納されずに外部
にバラケてしまうことがある。 給電ケーブル８のケーブ
ル収納バスケット９内への収納は、給電ケーブル８の自
重だけでは難しいので、給電ケーブル８自身に捻じり癖
をつけることが行われているが、給電ケーブル８がケー
ブル収納バスケット９に上手く収納されずに外部に飛び
出すと、そのような悪い癖がケーブルに着いて、その後
の収納に悪影響を及ぼすという問題がある。
【０００４】そこで、ケーブルバスケットの中心軸を軸
にして時計の針のように回転するアームによって給電ケ
ーブルをケーブルバスケット内の巻付け空間に沿って誘
導するようにしたケーブル収納装置（特開平３−５６３
６８号公報参照）が提案されているが、時計の針のよう
なアームだけでは、給電ケーブルをケーブルバスケット
内に上手く収納することが難しい。
にして時計の針のように回転するアームによって給電ケ
ーブルをケーブルバスケット内の巻付け空間に沿って誘
導するようにしたケーブル収納装置（特開平３−５６３
６８号公報参照）が提案されているが、時計の針のよう
なアームだけでは、給電ケーブルをケーブルバスケット
内に上手く収納することが難しい。
【０００５】
【本考案が解決しようとする課題】本考案は、上記のよ
うな従来の欠点を解消するためになされたものであり、
その目的とするところは、給電ケーブルをケーブル収納
バスケット内に確実に収納できる重量物吊り具用ケーブ
ル収納バスケットを提供することにある。
うな従来の欠点を解消するためになされたものであり、
その目的とするところは、給電ケーブルをケーブル収納
バスケット内に確実に収納できる重量物吊り具用ケーブ
ル収納バスケットを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案の重量物吊
り具用ケーブル収納バスケットは、重量物をつかむ吊り
具上に設けられた円筒状のケーブルタブ内の中央に立設
されたガイドポストの中心を上下に貫通する回転軸の頂
部に、ケーブルタブの内周に沿って旋回する旋回アーム
を設けると共に、該旋回アーム上に、該旋回アームの旋
回に連動して回転するドライブローラと、該ドライブロ
ーラと協同してケーブルを挟持する回転自在なアイドル
ローラとを設けたことに特徴がある。
り具用ケーブル収納バスケットは、重量物をつかむ吊り
具上に設けられた円筒状のケーブルタブ内の中央に立設
されたガイドポストの中心を上下に貫通する回転軸の頂
部に、ケーブルタブの内周に沿って旋回する旋回アーム
を設けると共に、該旋回アーム上に、該旋回アームの旋
回に連動して回転するドライブローラと、該ドライブロ
ーラと協同してケーブルを挟持する回転自在なアイドル
ローラとを設けたことに特徴がある。
【０００７】
【作 用】上記のケーブル収納バスケットでは、ケーブ
ル収納時に、モータによって回転軸を回転させることに
より回転軸に設けた旋回アームの自由端がケーブルタブ
の内周に沿って旋回し、この旋回に連動してケーブルを
アイドルローラと協同して挟持しながら回転するドライ
ブローラによってケーブルタブ内に強制的に送り込 まれ
る。一方、ケーブルタブからの引出しは、水平軸とモー
タの間に設けたクラッチを切るか、或いは、モータを逆
回転させることにより行うことができる。
ル収納時に、モータによって回転軸を回転させることに
より回転軸に設けた旋回アームの自由端がケーブルタブ
の内周に沿って旋回し、この旋回に連動してケーブルを
アイドルローラと協同して挟持しながら回転するドライ
ブローラによってケーブルタブ内に強制的に送り込 まれ
る。一方、ケーブルタブからの引出しは、水平軸とモー
タの間に設けたクラッチを切るか、或いは、モータを逆
回転させることにより行うことができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図１は本考案にかかるケーブル収納バ
スケットの縦断面図、図２は本考案にかかるケーブル収
納バスケットの平面図である。
ついて説明する。図１は本考案にかかるケーブル収納バ
スケットの縦断面図、図２は本考案にかかるケーブル収
納バスケットの平面図である。
【０００９】このケーブル収納バスケットは、図１に示
すように、吊り具２の上部に設けた円筒状のケーブルタ
ブ１０内の中央に円筒状のガイドポスト１１を立設し、
その周囲に給電ケーブル８を収納するようになってい
る。上記ガイドポスト１１は、その中心にガイドポスト
１１を上下に貫通する一方、上下一対のベアリング１２
によって回転自在に支持された回転軸１３を有してい
る。回転軸１３は、モータ１７によって回転させるよう
になっており、その下端部は、傘歯車群１４を介して水
平軸１５と係合し、水平軸１５はクラッチ１６を介して
モータ１７に係合している。
すように、吊り具２の上部に設けた円筒状のケーブルタ
ブ１０内の中央に円筒状のガイドポスト１１を立設し、
その周囲に給電ケーブル８を収納するようになってい
る。上記ガイドポスト１１は、その中心にガイドポスト
１１を上下に貫通する一方、上下一対のベアリング１２
によって回転自在に支持された回転軸１３を有してい
る。回転軸１３は、モータ１７によって回転させるよう
になっており、その下端部は、傘歯車群１４を介して水
平軸１５と係合し、水平軸１５はクラッチ１６を介して
モータ１７に係合している。
【００１０】一方、回転軸１３の上端部には、旋回アー
ム１８が時計の針のように取り付けられ、その自由端に
取り付けたＬ型部材１９の側面に回転自在に設けた竪軸
２０に取付けられているピニオン２１と、ケーブルタブ
１０の内周面に取り付けたインターナルギヤ２２とが噛
み合うようになっている。上記ピニオン２１を備えた竪
軸２０の頂部は、傘歯車群２３を介してＬ型部材１９の
上面に回転自在に設けた横軸２４に係合しており、この
横軸２４には、ドライブローラ２５が固定されている。
ム１８が時計の針のように取り付けられ、その自由端に
取り付けたＬ型部材１９の側面に回転自在に設けた竪軸
２０に取付けられているピニオン２１と、ケーブルタブ
１０の内周面に取り付けたインターナルギヤ２２とが噛
み合うようになっている。上記ピニオン２１を備えた竪
軸２０の頂部は、傘歯車群２３を介してＬ型部材１９の
上面に回転自在に設けた横軸２４に係合しており、この
横軸２４には、ドライブローラ２５が固定されている。
【００１１】また、図２に示すように、上記Ｌ型部材１
９上には、上記ドライブローラ２５と協同して給電ケー
ブル８を挟持する回転自在なアイドルローラ２６が設け
られている。 上記の構成からなるケーブル収納バスケッ
トにおいて、給電ケーブル８をケーブルタブ１０内に収
納する際には、モータ１７を回転させることによって回
転軸１３と一緒に旋回アーム１８がケーブルタブ１０内
で回転する。そして、旋回アーム１８に取付けられてい
るＬ型部材１９に設けられているピニオン２１が、イン
ターナルギヤ２２と噛み合って矢印Ｐ方向に回転してド
ライブローラ２５が回転し、ドライブローラ２５とアイ
ドルローラ２６に挟持された給電ケーブル８をケーブル
タブ１０内に強制的に送り込む。そして、上記旋回アー
ム１８の回転と相まって給電ケーブル８がガイドポスト
１１の周囲に巻き付けられるように強制的に収納され
る。
９上には、上記ドライブローラ２５と協同して給電ケー
ブル８を挟持する回転自在なアイドルローラ２６が設け
られている。 上記の構成からなるケーブル収納バスケッ
トにおいて、給電ケーブル８をケーブルタブ１０内に収
納する際には、モータ１７を回転させることによって回
転軸１３と一緒に旋回アーム１８がケーブルタブ１０内
で回転する。そして、旋回アーム１８に取付けられてい
るＬ型部材１９に設けられているピニオン２１が、イン
ターナルギヤ２２と噛み合って矢印Ｐ方向に回転してド
ライブローラ２５が回転し、ドライブローラ２５とアイ
ドルローラ２６に挟持された給電ケーブル８をケーブル
タブ１０内に強制的に送り込む。そして、上記旋回アー
ム１８の回転と相まって給電ケーブル８がガイドポスト
１１の周囲に巻き付けられるように強制的に収納され
る。
【００１２】一方、給電ケーブル８のケーブルタブ１０
からの引出しは、モータ１７と水平軸１５の間に介在さ
せたクラッチ１６を一方向の回転のみの動力を伝達する
タイプにしておけば、ケーブル８を抵抗無く引き出せ
る。また、クラッチ１６の部分にトルクリミッタカップ
リングを設けておいてもよい。更に、モータ１７を逆転
させることによってケーブル８を引き出してもよい。
からの引出しは、モータ１７と水平軸１５の間に介在さ
せたクラッチ１６を一方向の回転のみの動力を伝達する
タイプにしておけば、ケーブル８を抵抗無く引き出せ
る。また、クラッチ１６の部分にトルクリミッタカップ
リングを設けておいてもよい。更に、モータ１７を逆転
させることによってケーブル８を引き出してもよい。
【００１３】
【考案の効果】上記のように、本考案は、重量物をつか
む吊り具上に設けられた円筒状のケーブルタブ内の中央
に立設されたガイドポストの中心を上下に貫通する回転
軸の頂部に、ケーブルタブの内周に沿って旋回する旋回
アームを設けると共に、該旋回アーム上に、該旋回アー
ムの旋回に連動して回転するドライブローラと、該ドラ
イブローラと協同してケーブルを挟持する回転自在なア
イドルローラとを設けたので、給電ケーブルをケーブル
タブ内に収納するに際して、給電ケーブルをケーブルタ
ブ内に強制的に、かつ、スムーズに収納することができ
る。 その結果、給電ケーブルがケーブルタブの外にばら
けて予め付与された捻じり癖が変形する恐れがなく、長
期間の使用に耐えることができる。
む吊り具上に設けられた円筒状のケーブルタブ内の中央
に立設されたガイドポストの中心を上下に貫通する回転
軸の頂部に、ケーブルタブの内周に沿って旋回する旋回
アームを設けると共に、該旋回アーム上に、該旋回アー
ムの旋回に連動して回転するドライブローラと、該ドラ
イブローラと協同してケーブルを挟持する回転自在なア
イドルローラとを設けたので、給電ケーブルをケーブル
タブ内に収納するに際して、給電ケーブルをケーブルタ
ブ内に強制的に、かつ、スムーズに収納することができ
る。 その結果、給電ケーブルがケーブルタブの外にばら
けて予め付与された捻じり癖が変形する恐れがなく、長
期間の使用に耐えることができる。
【００１４】なお、吊り具２は、図４のような、スプレ
ッダに直接、巻上げロープが掛けられているものと、図
５のように、ヘッドブロックｈとスプレッダｓで構成さ
れているものがある。
ッダに直接、巻上げロープが掛けられているものと、図
５のように、ヘッドブロックｈとスプレッダｓで構成さ
れているものがある。
【図１】本考案にかかるケーブル収納バスケットの縦断
面図である。
面図である。
【図２】本考案にかかるケーブル収納バスケットの平面
図である。
図である。
【図３】コンテナクレーンの全体図である。
【図４】吊り具の斜視図である。
【図５】吊り具の他の例を示す斜視図である。
１ コンテナ ２ 吊り具 ８ 給電ケーブル １０ ケーブルタブ １１ ガイドポスト １３ 回転軸 １７ モータ １８ 旋回アーム ２１ ピニオン ２２ インターナルギ
ヤ ２５ ドライブローラ ２６ アイドルローラ
ヤ ２５ ドライブローラ ２６ アイドルローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 重量物をつかむ吊り具上に設けられた円
筒状のケーブルタブ内の中央に立設されたガイドポスト
の中心を上下に貫通する回転軸の頂部に、ケーブルタブ
の内周に沿って旋回する旋回アームを設けると共に、該
旋回アーム上に、該旋回アームの旋回に連動して回転す
るドライブローラと、該ドライブローラと協同してケー
ブルを挟持する回転自在なアイドルローラとを設けた重
量物吊り具用ケーブル収納バスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5819192U JP2544749Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 重量物吊り具用ケーブル収納バスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5819192U JP2544749Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 重量物吊り具用ケーブル収納バスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620385U JPH0620385U (ja) | 1994-03-15 |
| JP2544749Y2 true JP2544749Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=13077134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5819192U Expired - Lifetime JP2544749Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 重量物吊り具用ケーブル収納バスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2544749Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118145479B (zh) * | 2024-05-11 | 2024-07-23 | 临沂市交通制冷工程有限公司 | 一种制冷机端盖拆装的吊装工具 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP5819192U patent/JP2544749Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0620385U (ja) | 1994-03-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970225 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |