JP2544694Y2 - Ptp包装体のカール矯正装置 - Google Patents

Ptp包装体のカール矯正装置

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JP2544694Y2
JP2544694Y2 JP4278892U JP4278892U JP2544694Y2 JP 2544694 Y2 JP2544694 Y2 JP 2544694Y2 JP 4278892 U JP4278892 U JP 4278892U JP 4278892 U JP4278892 U JP 4278892U JP 2544694 Y2 JP2544694 Y2 JP 2544694Y2
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ptp
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達彦 高橋
和 長谷川
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Sankyo Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、PTP包装体のカール
矯正装置の改善に関する。
【0002】
【考案の技術的背景】合成樹脂フイルムに、連続的に錠
剤やカプセル剤などの薬剤が封入されるポケットを形成
し、この各ポケットに錠剤類をフィーダーによって自動
的に供給したのち、アルミ箔シートを合成樹脂フイルム
にヒートシールしてポケット内に錠剤類を密閉封入した
シートを切断し、例えば、5錠2列のPTP包装体が得
られるPTP包装手段は一般に知られている。このよう
なPTP包装体に使用される合成樹脂フイルムとして
は、PVC(ポリ塩化ビニール)フイルム,PP(ポリ
プロピレン)フイルムやPVDC(ポリ塩化ビニリデ
ン)層を含むラミネートフイルムなどが知られている。
しかしながら、ラミネートフイルムは高防湿性を有し、
かつ、カールしないので重ね性はよいが、フイルム素材
が高価であるという経済的な不都合がある。PVCフイ
ルムはカールせず重ね性はよいが、防湿性が低いという
欠点を有している。これに対し、PPフイルムは安価で
あるという経済的な有利さと比較的防湿性が高いという
利点はあるが、ポケット成形時の加熱,アルミ箔との重
ね合せ、および、シール筋目をつけるときの加熱,シー
トにカッティング用の筋目やミシン目を付設する時の加
熱というように、工程中において幾度か溶融温度、また
は、それ以上の加熱をうけて冷却されたのち、PPフイ
ルムは収縮するという物性をもつことから、経時変化に
より図6に示すようにPTP包装体はカールする。この
種PTP包装体は、2枚のPTP包装体を互いに向き合
わせたものを1組とし、5組〜25組を機械的にバンド
掛けして包装することから、図6のように大きくカール
したPTP包装体を向かい合わせに組ませても、両者の
組み合わせが崩れることもあり、機械的なバンド掛けが
なし得ない場合が生じ、安価で、而も、機械的加工の容
易なPPフイルムの使用には重大な課題があった。
【0003】
【従来の技術】前述した課題を解決する手段として、上
向きの矯正突条をもつ下部カール矯正杆と、前記上向き
の矯正突条に適合する凹溝を有する上部カール矯正杆の
組からなり、この上部カール矯正杆を上下動させながら
PTP包装体のポケット列間のシート部に、素材フイル
ムの面方向に逆反りせしめたカール矯正突条をプレス加
工によって付設する装置が提案されている。(一例とし
て、実開平2−45903号公報,実開平3−4587
1号公報参照)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】カール矯正突条の付設
により一応PTP包装体の反りは矯正され、PPフイル
ムなどの安価な素材が使用しうることは認められるが、
図6から明らかなように、経時変化によるPTP包装体
の端面形状は円弧状であって、仮りにポケット列間のシ
ート部に素材フイルムの面方向に逆反りしたカール矯正
突条を付設したとしても、この部分のカールは矯正され
るかも知れないが、PTP包装体の両側部には依然とし
てカール部が残存している。この残存カール部がPTP
包装体を互いに向き合わせ組とした時に影響を及ぼすと
いう課題が残されている。
【0005】本考案の目的は、PTP包装体の全域にわ
たってカール矯正を施し、カール発生の抑制、および、
発生したカールの矯正が無理なく合理的になしうる装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本考案の構成は、機枠に、少くともPTP包装体の長
さより長尺で細幅の受台を設け、該受台の外面には前記
機枠に軸架した弾性材料よりなる無端構造の搬送手段を
摺接せしめ、一方、前記受台の上手側一側に前記搬送手
段に接触し転動する送りローラを配設するとともに、こ
の送りローラの下手側に適当の間隔を介して前記PTP
包装体の逆反り付設ローラを設け、更に、前記送りロー
ラ,逆反り付設ローラを含む領域の左右両側部に、PT
P包装体の両側縁を受台方向に向け押圧付勢するカール
矯正手段を夫々配設したものである。
【0007】
【実施例】次に、図面について本考案実施例の詳細を説
明する。図1は装置の一部切欠正面図、図2は装置の要
部側面図、図3は要部の一部切欠正面図、図4は送りロ
ーラ部の一部切欠正面図、図5は本考案装置によりカー
ルが矯正されたPTP包装体の端図、図6は経時変化に
よりカールしたPTP包装体の端面図である。
【0008】図1〜図4について本考案装置を説明する
と、1は機枠であって、該機枠1を構成する水平姿勢の
台板1a上には、少くともPTP包装体2の長さより長
尺で細幅の受台3が水平に設けてある。この受台3の上
部両角稜部に面取り構造、即ち、左右対称的に斜めのカ
ット面3aを形成するとともに、受台3の上端に細幅の
案内面3bを形成する。図1における4は駆動モータで
ある。
【0009】図2に示すように、前記機枠1の一側には
前記駆動モータ4によって矢印方向に回転駆動される摩
擦輪5が軸架してあり、また、これと対称的な機枠1の
他側に従動摩擦輪6が軸架されている。両摩擦輪5,6
間には、内面にローレット構造の凹凸条7aを連続的に
形成したゴム材料よりなるベルト(搬送手段)7を囲繞
懸架するとともに、このベルト7の内面を前記受台3の
案内面3b上に走行可能に乗載する。前記ベルト7の内
面全域にローレット構造の凹凸条7aを形成した理由
は、前記両摩擦輪5,6との間にスリップが発生せずに
駆動の適確性を図るとともに、受台3の案内面3bとの
摺動抵抗を小さくし、ベルト7が円滑に運行されるよう
にするためである。尚、ベルト7を自然に前記受台3の
案内面3bに乗載運行させるために、受台3の上手側端
に円弧面3cを形成する。また、図3に示すように、受
台3の上部に形成した前記カット面3aとベルト7の内
面との間に、ベルト7が屈曲介入する空間部が形成され
るようにしたものである。図中8はテンションローラで
ある。
【0010】前記受台3の上手側端の上部には、外周に
丸棒状のゴム材料などによる弾性リング9aを囲繞した
送りローラ9が配設されている。そして、この弾性リン
グ9aは、受台3上を摺動走行する前記ベルト7との間
にPTP包装体2の長手中央部を挟合し矢印方向に搬送
する役割をもつものである。また、前記受台3の下手側
の上部には、正面形状がV溝プーリー構造をしたPTP
包装体2の逆反り付設ローラ10を配設する。この逆反
り付設ローラ10の両側外周は前記ベルト7の外側面に
接触することなく、両者間には若干の間隙が形成されて
いる。また、前記送りローラ9の中心と逆反り付設ロー
ラ10の中心との距離は、PTP包装体2の長さより若
干小さく構成してあり、ベルト7により搬送されるPT
P包装体2が常に何れかのローラ9、または、10に関
与しフリーの状態、つまり、不安定な状態にならないよ
うにするものである。
【0011】図1,図3から明らかなように、前記送り
ローラ9と逆反り付設ローラ10は、前記機枠1に対称
的にとりつけられた2個の支持体11間に形成した間隙
12に介設されるとともに、前記両支持体11に夫々軸
支するものである。また、前記両支持体11の外側端下
部には、搬送されるPTP包装体2の両側縁部を前記受
台3方向に向け押圧付勢するカール矯正板(カール矯正
手段)13が夫々対称的に垂設されている。また、この
両カール矯正板13の下端には、内側方向に上向き傾斜
し、図3で示すように山形に押圧変形されるPTP包装
体2の両側縁傾斜上面を円滑に誘導走行させるに適した
傾斜面13aが夫々対称的に形成してある。また、図2
から明らかなように、前記両カール矯正板13の上手側
には、送りローラ9とベルト7との間に挟まれたPTP
包装体2の両側縁部を前記傾斜面13aに円滑に導くた
めの傾斜誘導面13bが設けられている。この傾斜誘導
面13bは、PTP包装体2の搬送方向にそって下向き
傾斜構造となっている。更に、前記カール矯正板13は
図2に示すように、前記送りローラ9,逆反り付設ロー
ラ10を含む領域に設けるものである。上記実施例は、
受台3を水平姿勢とした構成について説明したが、受台
3が傾斜姿勢、または、垂直姿勢であっても後述の同様
な作用効果が得られることから、受台3の姿勢について
は図示のものに特定されるものでない。
【0012】
【作用の説明】次に、上述した実施例に基いてPTP包
装体のカール矯正の作用について説明する。図2に示す
矢印方向からカールされているPTP包装体2を供給す
ると、PTP包装体2の先端中央部が送りローラ9の弾
性リング9aとベルト7との間に挟まれ、ベルト7の駆
動によって紙面右方向に搬送される。この搬送の初期
に、PTP包装体2の両側縁部がカール矯正板13の傾
斜誘導面13bに当接誘導せしめられ、PTP包装体2
の両側は傾斜面にそって山形状にしごかれつつカール矯
正板13の傾斜面13aにそって進行し、カール矯正が
合理的に行われる。PTP包装体2が山形状に変形付
勢、つまり、しごかれると、PTP包装体2の中央部が
上方にせり上ろうとするが、このせり上り作用は逆反り
付設ローラ10によって阻止される。即ち、PTP包装
体2の中央部がせり上り作用で逆反り付設ローラ10の
溝部に介入すると同時に、図1,図3のようにベルト7
の両縁が受台3のカット面3a方向に屈撓してPTP包
装体2に無理な反力を与えないようにするとともに、P
TP包装体2の中央部近傍の両側が逆反り付設ローラ1
0の両突縁部に当接してせり上りを抑制する作用と、前
記両カール矯正板13による山形状の変形付勢作用と、
逆反り付設ローラ10の共同作用によってPTP包装体
2は全域にわたってカール矯正が行われて放出される。
カール矯正されたPTP包装体2は図5に示す通りであ
る。
【0013】
【考案の効果】上述のように本考案の構成によれば、次
のような効果が得られる。従来技術のプレス矯正手段に
よる部分的矯正と異り、受台と両側方のカール矯正手段
と逆反り付設ローラとの共同作用により、PTP包装体
全域のカール矯正が無理なく合理的に而も連続的に行わ
れ、シート搬送トラブル,集積工程でのシート抱き合わ
せ不良などの発生が合理的に防止することができ、生産
稼働率を著しく向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の一部切欠正面図である。
【図2】装置の要部側面図である。
【図3】要部の一部切欠正面図である。
【図4】送りローラ部の一部切欠正面図である。
【図5】本考案装置によりカールが矯正されたPTP包
装体の端図である。
【図6】経時変化によりカールしたPTP包装体の端面
図である。
【符号の説明】
1 機枠 1a 台板 2 PTP包装体 3 受台 3a カット面 3b 案内面 3c 円弧面 4 駆動モータ 5 摩擦輪 6 摩擦輪 7 ベルト 7a 凹凸条 8 テンションローラ 9 送りローラ 9a 弾性リング 10 逆反り付設ローラ 11 支持体 12 間隙 13 カール矯正板 13a 傾斜面 13b 傾斜誘導面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に、少くともPTP包装体の長さよ
    り長尺で細幅の受台を設け、該受台の外面には前記機枠
    に軸架した弾性材料よりなる無端構造の搬送手段を摺接
    せしめ、一方、前記受台の上手側一側に前記搬送手段に
    接触し転動する送りローラを配設するとともに、この送
    りローラの下手側に適当の間隔を介して前記PTP包装
    体の逆反り付設ローラを設け、更に、前記送りローラ,
    逆反り付設ローラを含む領域の左右両側部に、PTP包
    装体の両側縁を受台方向に向け押圧付勢するカール矯正
    手段を夫々配設したことを特徴とするPTP包装体のカ
    ール矯正装置。
JP4278892U 1992-05-28 1992-05-28 Ptp包装体のカール矯正装置 Expired - Lifetime JP2544694Y2 (ja)

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JPH0593821U JPH0593821U (ja) 1993-12-21
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