JP2544262Y2 - 電源出力保持回路 - Google Patents

電源出力保持回路

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JP2544262Y2
JP2544262Y2 JP1991045528U JP4552891U JP2544262Y2 JP 2544262 Y2 JP2544262 Y2 JP 2544262Y2 JP 1991045528 U JP1991045528 U JP 1991045528U JP 4552891 U JP4552891 U JP 4552891U JP 2544262 Y2 JP2544262 Y2 JP 2544262Y2
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敏明 市之川
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、動作用電源がオフされ
てもメモリバックアップ用電源を―定時間代替電源とし
て作動させるようにした電源出力保持回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、CPU21や
メモリ22に電源電圧を供給する動作用電源ACCは、
電源オフ時にCPU21からデータをメモリ22に退避
させる時間を稼ぐため、動作用電源がオフされても一定
時間出力を保持するよう、電源出力側にコンデンサCを
接続しておき、コンデンサCの放電時定数に見合った時
間だけ出力を保持する構成とされていた、しかしなが
ら、電源出力に接続したコンデンサCにより出力を保持
するこの方式は、CPU21やメモリ22といった負荷
が大きくなればなるほど大容量のコンデンサCが必要に
なるといった問題があった。そこで、例えば図4に示す
ごとく、動作用電源ACCとは別にメモリ22に対し常
時バックアップ用電源を供給するメモリバックアップ用
電源23を設けるとともに、動作用電源ACCをオン・
オフ制御するコントロール回路24をメモリバックアッ
プ用電源動23に接続しておき、動作用電源ACCがオ
フになったときに、このメモリバックアップ用電源23
によりコントロール回路24を―定時間動作させ、その
間は動作用電源ACCをオンさせるよう構成した電源出
力保持回路が提案された。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の電源出力保
持回路は、メモリバックアップ用電源23に接続された
コントロール回路24により動作用電源ACCを一定時
間動作させるため、この間にメモリバックアップ用電源
23にて消費される電流が過大となり、無視できなくな
るといった課題があった。
【0004】本考案は、上記課題を解決したものであ
り、コンデンサが不要で、メモリバックアップ用電源の
電流消費を抑制することのできる電源出力保持回路を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、中央処理装置に給電する動作用電源と、
前記中央処理装置が処理データを読み書きするメモリに
給電するバックアップ用電源と、前記動作用電源の給電
路と前記メモリバックアップ用電源の給電路の間に配設
したスイッチ回路と、前記動作用電源の出力電圧を監視
し、該出力電圧が規定電圧以下となったときに降圧検知
信号を出力する電圧監視回路と、該電圧監視回路が出力
する降圧検知信号によりトリガされて第1の時間に亙っ
て時限動作し、前記中央処理装置に対し処理データの前
記メモリへの退避を命ずるメモリ退避命令信号を出力す
る第1のタイマー回路と、該第1のタイマー回路の出力
によりトリガされて前記第1の時間よりも短い第2の時
間に亙って時限動作し、前記スイッチ回路を閉成する閉
成信号を出力する第2のタイマー回路とを具備すること
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、動作用電源が遮断されて電圧
監視回路が動作用電源の電圧降下を検出すると、第1の
タイマー回路と第2のタイマー回路が時限動作し、第1
のタイマー出力が中央処理装置に対しメモリ退避命令を
出力し、第1のタイマー出力よりも短期の第2のタイマ
ー出力がスイッチ回路を閉成して動作用電源の給電路と
メモリバックアップ用電源の給電路の間を接続し、これ
により動作用電源に代わってメモリバックアップ用電源
が中央処理装置に供給され、メモリ退避を確実に遂行
し、かつバックアップ用電源により無駄な電力消費を抑
制する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本考案の電源出力保持回路を自動車用に
適用した場合の一実施例の回路構成を示すブロック図、
図2は、図1の回路各部の信号波形を示すタイムチャー
トである。
【0008】図1は、中央処理装置21に接続される電
源出力保持回路10を示しており、動作用電源1及びメ
モリバックアップ用電源2を備えている。動作用電源1
及びメモリバックアップ用電源2には入力側にそれぞれ
自動車特有の逆接サージ防止用の逆接サージ保護回路1
a,2aが接続してあり、また出力側にはDC−DCコ
ンバータからなる出力回路1b,2bが接続してある。
出力回路1bは、中央処理装置(CPU)21に対し5
V電源を供給しており、出力回路2bはメモリ22にバ
ックアップ用5V電源を供給している。
【0009】逆接サージ保護回路1a,2a下流側の給
電路には、動作用電源1とメモリバックアップ用電源2
を結ぶ線路を開閉するスイッチ回路3が接続してあり、
第2のタイマー回路6からの信号によりスイッチ回路3
が開閉制御されるようにしてある。さらに、逆接サージ
保護回路1aの下流側A点には電圧監視回路4が接続し
てあり、A点の電圧が所定値以下になると降圧検知信号
Bを出力する。また、電圧監視回路4には、第1のタイ
マー回路5と第2のタイマー回路6が直列的に接続して
ある。第1のタイマー回路5は、信号Bの立上がりでト
リガされて期間T1(第1の時間)に亙って信号Cを出
力する。この信号Cは、第2のタイマー回路6に対して
トリガ信号として供給される一方、中央処理装置21に
はメモリ退避命令信号として供給される。なお、第1の
タイマー回路5は、その計時動作期間すなわち出力期間
T1中は信号Bの入力を無視し続けるため、その間は再
トリガが禁止される。第2のタイマー回路6は、信号C
の立ち上がりでトリガされて期間T2(第2の時間)に
亙って信号Dを出力し、出力期間T2の間上記スイッチ
回路3をオンする。なお、出力期間T1,T2は、出力
期間T1の方が出力期間T2よりも長く設定されてお
り、例えば出力期間T1が100msec、出力期間T
2が10msecに設定される。7は、動作用電源1の
出力回路1bの出力側に接続した主電源であり、中央処
理装置21に12V電源を供給する。
【0010】次に、上記構成になる電源出力保持回路1
0の動作を説明する。まず、図2に示すように、動作用
電源1及びメモリバックアップ用電源2がオンしている
ときには、スイッチ回路3は開成しており、それぞれの
出力回路1b,2b及び主電源7から中央処理装置21
に電源が供給されている。ここで、動作用電源1がオフ
され、図2×に示すように、A点の電圧Aが所定値以下
に降圧すると、電圧監視回路4から信号Bが出力され、
この信号Bの立上がりを検出して第1のタイマー回路5
が信号Cを出力する。信号Cにより第2のタイマー回路
6はトリガされて信号Dを出力し、中央処理装置21に
メモリ退避命令信号が供給され、メモリ22はデータの
メモリ退避を開始する。
【0011】信号Dによりスイッチ回路3が閉成する
と、動作用電源1とメモリバックアップ用電源2との間
が接続される。これにより、メモリバックアップ用電源
2から動作用電源1に電源が供給され、A点の電圧Aが
立ち上がる。その結果、信号Dの出力期間T2に亙って
電圧Aの立ち上がりが持続し、この間がメモリ退避期間
となり、メモリの退避が完了する。出力期間T2が経過
すると、スイッチ回路3が開成するため、A点の電圧A
は立ち下がる。かくして、メモリバックアップ電源2の
常時給電を受けるメモリ22に対し、出力期間T2中に
中央処理装置21は必要なデータをすべて退避させ、動
作用電源1遮断前のデータを保存する。
【0012】このように、本実施例によれば、動作用電
源が遮断されて電圧監視回路4が動作用電源の電圧降下
を検出すると、第1のタイマー回路5と第2のタイマー
回路6が時限動作し、第1のタイマー出力が中央処理装
置21に対しメモリ退避命令を出力し、第1のタイマー
出力よりも短期の第2のタイマー出力がスイッチ回路3
を閉成して動作用電源1の給電路とメモリバックアップ
用電源2の給電路の間を接続し、これにより動作用電源
1に代わってメモリバックアップ用電源2が中央処理装
置21に供給されるよう構成したから、動作用電源の遮
断後は、メモリ退避に最低限必要な時間すなわち第2の
時間T2を第2のタイマー回路6により規定し、かつま
たこの第2の時間T2を上回る第1の時間T1に亙って
第1のタイマー回路5が中央処理装置21に対するメモ
リ退避指令を維持することができる。これにより、メモ
リ退避を確実に遂行させるとともにバックアップ用電源
2による無駄な電力消費を抑制することができ、補助電
源としての動作期間が容量に応じて規定されるコンデン
サCを用いることなく、かつまたメモリ退避期間を越え
る不必要なメモリバックアップ用電源2の作動に伴う無
駄な電流消費を抑制し、動作用電源の遮断後も必要最小
限の時間に亙って中央処理装置21に給電し、動作用電
源が遮断する前の処理データをメモリ22に確実に退避
させることができる。
【0013】
【考案の効果】以上の説明から明かなように、本考案に
よれば、動作用電源が遮断されて電圧監視回路が動作用
電源の電圧降下を検出すると、第1のタイマー回路と第
2のタイマー回路が時限動作し、第1のタイマー出力が
中央処理装置に対しメモリ退避命令を出力し、第1のタ
イマー出力よりも短期の第2のタイマー出力がスイッチ
回路を閉成して動作用電源の給電路とメモリバックアッ
プ用電源の給電路の間を接続し、これにより動作用電源
に代わってメモリバックアップ用電源が中央処理装置に
供給されるよう構成したから、動作用電源の遮断後は、
メモリ退避に最低限必要な時間すなわち第2の時間を第
2のタイマー回路により規定し、かつまたこの第2の時
間を上回る第1の時間に亙って第1のタイマー回路が中
央処理装置に対するメモリ退避指令を維持することで、
メモリ退避を確実に遂行させるとともにバックアップ用
電源による無駄な電力消費を抑制することができ、補助
電源としての動作期間が容量に応じて規定されるコンデ
ンサを用いることなく、かつまたメモリ退避期間を越え
る不必要なメモリバックアップ用電源の作動に伴う無駄
な電流消費を抑制し、動作用電源の遮断後も必要最小限
の時間に亙って中央処理装置に給電し、動作用電源が遮
断する前の処理データをメモリに確実に退避させること
ができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電源出力保持回路を自動車用に適用し
た場合の一実施例の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1の回路各部の信号波形を示すタイムチャー
トである。
【図3】従来の電源出力保持回路の一例を示すブロック
図である。
【図4】従来の電源出力保持回路の他の一例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 動作用電源 1b,2b,7 出力回路 2 メモリバックアップ用電源 3 スイッチ回路 4 電圧監視回路 5 第1のタイマー回路 6 第2のタイマー回路 10 電源出力保持回路 21 中央処理装置 22 メモリ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置に給電する動作用電源と、
    前記中央処理装置が処理データを読み書きするメモリに
    給電するバックアップ用電源と、前記動作用電源の給電
    路と前記メモリバックアップ用電源の給電路の間に配設
    したスイッチ回路と、前記動作用電源の出力電圧を監視
    し、該出力電圧が規定電圧以下となったときに降圧検知
    信号を出力する電圧監視回路と、該電圧監視回路が出力
    する降圧検知信号によりトリガされて第1の時間に亙っ
    て時限動作し、前記中央処理装置に対し処理データの前
    記メモリへの退避を命ずるメモリ退避命令信号を出力す
    る第1のタイマー回路と、該第1のタイマー回路の出力
    によりトリガされて前記第1の時間よりも短い第2の時
    間に亙って時限動作し、前記スイッチ回路を閉成する閉
    成信号を出力する第2のタイマー回路とを具備すること
    を特徴とする電源出力保持回路。
JP1991045528U 1991-05-22 1991-05-22 電源出力保持回路 Expired - Lifetime JP2544262Y2 (ja)

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