JPH0739079A - 電池電源装置 - Google Patents

電池電源装置

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JPH0739079A
JPH0739079A JP5181161A JP18116193A JPH0739079A JP H0739079 A JPH0739079 A JP H0739079A JP 5181161 A JP5181161 A JP 5181161A JP 18116193 A JP18116193 A JP 18116193A JP H0739079 A JPH0739079 A JP H0739079A
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JP
Japan
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voltage
boosting
battery
load
power supply
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JP5181161A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Yamashita
邦彦 山下
Toshihiko Yasui
利彦 安井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇圧して大電流を消費する動作状態から昇圧
しないで低消費電流で動作する状態に移行した時に、低
消費電流で動作可能な電源電圧を確保する簡易な手段を
提供する。 【構成】 オンオフ手段8が第1の昇圧手段3を駆動す
ると電池2の電圧を昇圧して電力を供給する。また、判
定型昇圧駆動手段10は、オンオフ手段8が第1の昇圧
手段3を停止させている場合にのみ電池2の電圧が所定
電圧より低い時に第2の昇圧手段9を駆動する。第1の
昇圧手段3と第2の昇圧手段9が共に停止している場合
には電池2の電圧を昇圧しないで電力供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池を利用した電池電
源装置に関するもので、特に、電池の電圧を昇圧して供
給する電池電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、マイクロコンピュータ(マイコ
ン)には例えば4MHzの高速クロックと32KHzの
低速クロックの2つの動作クロックを切り換えて動作す
るものがある。現在の技術では、高速クロックによる動
作時には動作電源電圧としてDC5V程度、消費電流と
しては数ミリアンペア必要である。さらにデジタル信号
処理用のプロセッサ、リレー、LCDなどをマイコンの
制御により駆動すれば、さらに消費電流は増大する。ま
た、低速クロックによる動作時は電源電圧としてDC
2.2V程度で且つ数マイクロアンペア程度で動作する
ように工夫がなされている。マイコンによるカレンダ更
新の処理等に用いられる。低速クロックで動作する場合
であっても、マイコンの特性は、電源電圧が増大すると
消費電流が増大する特性をもっているため電源電圧を低
く抑えたほうがよい。
【0003】さて、リチウム電池の特性として消費電流
が大きいほど電池の電圧降下は大きく、消費電流によっ
ては1本3Vの電池でも2V程度の電圧しか出力されな
い。さらに、環境温度が低いほどさらに電圧降下は大き
くなり、2V以下の電圧となってしまうこともある。従
って、例えば5V出力するためには3本直列に接続しレ
ギュレータを通して5Vを確保したり、1本当りの電圧
の高いものを使用する方法がとられている。さらに、消
費電流が大きいほど、電池の内部抵抗が増大し電圧降下
が大きく生じる。このような状態から消費電流が微少の
状態に遷移しても(負荷が軽減しても)一旦降下した電
圧は急には回復せず電池電圧は徐々に回復する性質を有
している。
【0004】次に、電源電圧を昇圧するスイッチングレ
ギュレータ(レギュレータ)について説明する。例え
ば、電池の直流電圧3Vの電源電圧を直流5Vに昇圧す
るものである。5Vで10mA消費する負荷ならばその
消費電力量は50mWとなるがレギュレータの電力変換
効率は50%から70%程度であるため電池の消費電流
は電池電圧が変動しなければ約24mAから33mA程
度となる。実際は、消費電流が大きいと電池電圧が下が
るので、更に大きな消費電流となる。
【0005】なお、電池の電圧降下を考慮して前記した
低消費電流でのマイコンによるカレンダ更新等の処理時
にもレギュレータを用いる手段が考えられるが、レギュ
レータ自身が電力を消費するため、電池の寿命を延ばそ
うとすればレギュレータは用いずに動作させることが好
ましい。
【0006】また、電池を利用した装置を設計する場
合、電池の寿命と容量の設計に当たってはその装置の最
低動作電源電圧に十分余裕をみて電池の終止電圧が決定
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
は、例えば1本の3Vリチウム電池を電源として動作す
る場合、昇圧して大電流を消費する動作状態から昇圧し
ないで低消費電流で動作する状態に移行した時、低消費
電流で動作可能な電源電圧を保証できないという課題が
ある。また、昇圧しないで電力供給する場合、低消費電
流で動作する負荷が動作可能な最低電源電圧に近いまた
はより小さい電池の終止電圧を設定できず、十分余裕を
みた容量の電池を選択しなければならないという課題が
ある。
【0008】そこで、本発明は、例えば1本の3Vリチ
ウム電池を電源として動作する場合、昇圧して大電流を
消費する動作状態から昇圧しないで低消費電流で動作す
る状態に移行した時に、低消費電流で動作可能な電源電
圧を確保する簡易な電池電源装置を提供することを第1
の目的とする。
【0009】第2の目的は、電池の終止電圧をより低く
抑え、且つ電池電源装置自身の電力消費が少ない電池電
源装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして上記第1の目的を
達成するために、本発明の電池電源装置は、電池と、電
池の電圧を昇圧して電力を供給する第1の昇圧手段と、
第1の昇圧手段で作動する第2の負荷と、電池の定格電
圧でも作動する第1の負荷と、第1の昇圧手段の昇圧の
駆動及び、第2の負荷から第1の負荷へ切り換えた後所
定時間経過してから昇圧動作を停止させるオフ遅延型昇
圧オンオフ制御手段とを備えたものである。
【0011】また、オフ遅延型昇圧オンオフ制御手段の
変わりに第1の昇圧手段の昇圧の駆動及び電池電圧が所
定電圧まで復旧してから昇圧動作を停止させる電圧復旧
確認型昇圧オンオフ制御手段を備えたものである。
【0012】さらに、第2の目的を達成するため、電池
と、第2の負荷を作動するための第1の昇圧手段と、第
1の昇圧手段の駆動と停止制御を行うオンオフ手段と、
第1の昇圧手段の出力電圧より低い第2の昇圧手段と、
第1の負荷を作動するため、前記オンオフ手段が第1の
昇圧手段を停止しており且つ前記電池の電圧が所定電圧
以下の場合のみ前記第2の昇圧手段を駆動する判定型昇
圧駆動手段とを備えたものである。
【0013】
【作用】第1の目的を達成する本発明の電池電源装置
は、オフ遅延型昇圧オンオフ手段が第1の昇圧手段を駆
動すると、第1の昇圧手段が電池電圧を昇圧し第2の負
荷に電力を供給する。また、第2の負荷から第1の負荷
に切り換えるとオフ遅延型昇圧オンオフ制御手段は、所
定時間(電池電圧が回復に必要な時間)経過した後第1
の昇圧手段を停止する。第1の昇圧手段が停止している
場合電池電圧を昇圧しないで電力供給する。
【0014】また、オフ遅延型昇圧オンオフ制御手段の
代わりに電圧復旧確認型昇圧オンオフ制御手段を用いた
電池電源装置にあっては、第2の負荷から第1の負荷に
切り換えると電池電圧が所定電圧まで回復したことを確
認してから第1の昇圧手段を停止する。
【0015】第2の目的を達成する電池電源装置は、オ
ンオフ手段が第1の昇圧手段を駆動すると第1の昇圧手
段が電池電圧を昇圧して第2の負荷に電力を供給する。
また、第1の負荷に電力を供給するため、判定型昇圧駆
動手段は、オンオフ手段が第1の昇圧手段を停止してお
り且つ電池電圧が所定電圧より低い時のみ第2の昇圧手
段を駆動する。第1の昇圧手段と第2の昇圧手段が共に
停止している場合には電池電圧を昇圧しないで電力供給
する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
にもとづいて説明する。
【0017】図1は、本発明の電池電源装置1を適用し
た一処理装置であり、電池電源装置1から供給する電力
により駆動される負荷7(第2の負荷)と、電池電源装
置1と負荷7を制御する制御手段4(第1の負荷)とで
構成したものである。
【0018】電池電源装置1は、3Vの電池2と、電池
2の電圧を昇圧して負荷へ供給する第1の昇圧手段3
と、オフ遅延型昇圧オンオフ制御手段5とで構成され
る。
【0019】昇圧手段3は例えばコイルとダイオードな
らびにレギュレータで構成し5Vの電圧に昇圧して出力
するものとし、昇圧動作の駆動及び停止はオフ遅延型昇
圧オンオフ制御手段5により制御されるものとする。ま
た、昇圧動作が停止している時、第1の昇圧手段3は、
電池2の電圧とほぼ等しい電圧で電力を供給するものと
する。このような第1の昇圧手段3は、既存の技術であ
り細かな説明は省略する。
【0020】負荷7は例えば、5V動作で且つ消費電流
の大きな信号増幅器、リレーなどから構成される入出力
装置であり、制御手段4は、例えば2.5Vから5V動
作が可能なマイコンとする。また、制御手段4は、常時
動作するものとしカレンダ機能を備え所定時間毎に負荷
7を動作させるものとする。さらに、負荷7には電池電
源装置1の電力を消費からの電力供給を受けるか遮断す
るかのスイッチング手段を備えているものとする。制御
手段4は、このスイッチング手段を制御して負荷7を動
作させる時のみ、電池電源装置1の電力を負荷7に供給
する。従って、負荷7が動作していない時、負荷7の消
費電力は0(ゼロ)である。なお、制御手段4の消費電
流は、説明を簡略にするため負荷7の動作時非動作時共
に微少な消費電流で動作するものとし、電池2の電圧降
下が生じない程度であるものとする。
【0021】さて、オフ遅延型オンオフ制御手段5は、
制御手段4からの昇圧要求による第1の昇圧手段3の昇
圧の駆動と、制御手段4から昇圧停止要求を受けた場合
は、所定時間経過した後に第1の昇圧手段3に昇圧停止
を指示するものである。この所定時間とは負荷7の動作
により電池2の電圧が低下していたものが負荷7の停止
と同時に制御手段4が動作可能な電圧まで回復するまで
の時間である。具体的な手段としては、制御手段4のマ
イコンを共用しソフトにより実現する方法もあれば、電
池2から微少な消費電流で動作するようなカウンタを用
いて実現することもできる。
【0022】この第1の実施例の動作について図3を用
いて説明する。図4は負荷7が所定時間毎に動作した時
の負荷7の消費電流と、第1の昇圧手段3の出力電圧
と、電池2の電圧の変化について説明した図である。図
4内のA−B間、D−E間が負荷7が動作している区間
である。
【0023】負荷7が動作していない時、制御手段4
は、オフ遅延型昇圧オンオフ制御手段5を介して第1の
昇圧手段3の昇圧を停止させその出力電圧は3Vであ
る。また、負荷7への電力供給も停止させている。従っ
て、消費電流は、制御手段4が消費する微少な消費電流
のみとなる。時間Aが到達すると、制御手段4は、オフ
遅延型昇圧オンオフ制御手段5に昇圧要求を出す。オフ
遅延型昇圧オンオフ制御手段5は第1の昇圧手段3に昇
圧駆動をかける。第1の昇圧手段3は5Vの電圧を出力
する。続いて、制御手段4は負荷7のスイッチング手段
を操作して負荷7に第1の昇圧手段3の電力を供給す
る。そして、制御手段4は負荷7を操作する。負荷7が
駆動されると消費電流は増大する。電池2の電圧は電圧
降下が生じて、図4の場合2V以下となる。制御手段4
が負荷7の動作を停止させるB時間までこの状態は継続
する。時間Bの時点で、負荷7の動作を停止させ、負荷
7のスイッチング手段を操作して昇圧手段3から電力供
給を切る。消費電流はこの時点で微少になる。同時に制
御手段4はオフ遅延型昇圧オンオフ制御手段5に対して
昇圧の停止要求を出す。オフ遅延型昇圧オンオフ制御手
段5は、電池2の電圧が回復する時間(B−C間)が経
過するまで第1の昇圧手段3の昇圧を停止させない。従
って、B−C間の第1の昇圧手段3の出力電圧は5Vで
維持される。一方、電池2の電圧は消費電流が微少にな
るため徐々に回復を始める。図3ではC時点でほぼ2.
8V程度まで回復する。このC時点でオフ遅延型昇圧オ
ンオフ手段5が第1の昇圧手段3の昇圧を停止する。よ
って、第1の昇圧手段3のC−D間の出力電圧は制御手
段4が動作可能な2.5V以上の電圧が確保できる。
【0024】このように、低消費電流で動作可能な電圧
の確保が可能となる。D−F間も同様である。
【0025】次に第2の実施例について図2より説明す
る。第2の実施例の電池電源装置1は、第1の実施例で
説明したオフ遅延型昇圧オンオフ制御手段5の代わりに
電圧復旧確認型昇圧オンオフ制御手段6を搭載したもの
である。負荷7ならびに制御手段4は第1の実施例と同
じである。電圧復旧確認型昇圧オンオフ制御手段6は、
電池2の電圧が例えば2.8Vまで回復したことを確認
すると第1の昇圧手段3に対して昇圧を停止させるもの
であり、具体的な実現方法としては、電池の電圧を検出
するため市販されている電圧検出用ICを用いればよ
い。
【0026】この動作について第1の実施例と異なる動
作部分である図4のB−D間についてのみ説明する。時
間Bの時点で、制御手段4は、負荷7の動作を停止さ
せ、負荷7のスイッチング手段を操作して第1の昇圧手
段3からの電力供給を切る。消費電流はこの時点で微少
になる。同時に制御手段4は電圧復旧確認型昇圧オンオ
フ制御手段6に対して昇圧の停止要求を出す。電圧復旧
確認型昇圧オンオフ手段6は、電池2の電圧を検出して
電池2の電圧が2.8Vに回復するまで(B−C間)第
1の昇圧手段3の昇圧を停止させない。従って、B−C
間の第1の昇圧手段3の出力電圧は5Vで維持される。
一方、電池2の電圧は消費電流が微少になるため徐々に
回復を始める。図4ではC時点でほぼ2.8Vまで回復
する。このC時点で電圧復旧確認型昇圧オンオフ制御手
段6が昇圧手段3の昇圧を停止する。このように、第1
の昇圧手段3のC−D間の出力電圧は制御手段4が動作
可能な2.5V以上の電圧が確保できる。D−F間も同
様に動作する。
【0027】次に第3の実施例について図3を用いて説
明する。第3の実施例の電池電源装置1は、3Vの電池
2と、5Vを昇圧して出力する第1の昇圧手段3と、第
1の昇圧手段3の駆動と停止制御を行うオンオフ手段8
と、第1の昇圧手段3の出力電圧より低い3Vの昇圧を
行う第2の昇圧手段9と、オンオフ手段8が第1の昇圧
手段3を停止しており且つ電池2の電圧が2.8V以下
の場合のみ第2の昇圧手段9を駆動する判定型昇圧駆動
手段10とを備えたものである。負荷7ならびに制御手
段4は第1の実施例及び第2の実施例と同じである。ま
た、昇圧動作が停止している時、第1の昇圧手段3は、
電池の電圧とほぼ等しい電圧で電力を供給するものとす
る。
【0028】次に第3の実施例の動作について図5を用
いて説明する。図5は負荷7が所定時間毎に動作した時
の負荷7の消費電流と、第1の昇圧手段3と第2の昇圧
手段9から負荷7に供給される出力電圧と、電池2の電
圧の変化について説明した図である。図4内のA−B
間、D−E間が負荷7が動作している区間である。
【0029】負荷7が動作していない時、制御手段4
は、オンオフ手段8を介して第1の昇圧手段3の昇圧を
停止させる。この時、電池2の電圧が2.8V以上あれ
ば、判定型昇圧駆動手段10は、第2の昇圧手段9を駆
動しないため電池の電圧はそのまま出力される。また、
制御手段4は負荷7への電力供給も停止させている。従
って、消費電流は、制御手段4が消費する微少な消費電
流のみとなる。
【0030】さて、このような状態から時間Aが到達す
ると、制御手段4は、オンオフ手段8に昇圧要求を出
す。オンオフ手段8は第1の昇圧手段3に昇圧駆動をか
ける。第1の昇圧手段3は5Vの電圧を出力する。続い
て、制御手段4は負荷7のスイッチング手段を操作して
負荷7に昇圧手段3の電力を供給する。そして、制御手
段4は負荷7を操作する。負荷7が駆動されると消費電
流は増大する。電池2の電圧は電圧降下が生じて、図5
の場合2V以下となる。制御手段4が負荷7の動作を停
止させるB時間までこの状態は継続する。また、判定型
昇圧駆動手段10は、オンオフ手段8により第1の昇圧
手段3を駆動しているため、第2の昇圧手段9の昇圧の
駆動はしていない。時間Bの時点で、負荷7の動作を停
止させ、負荷7のスイッチング手段を操作して第1の昇
圧手段3からの電力供給を切る。消費電流はこの時点で
微少になる。同時に制御手段4はオンオフ手段8に対し
て昇圧の停止要求を出す。オンオフ手段8は、この時点
で第1の昇圧手段3の昇圧を停止させる。この時点で、
判定型昇圧駆動手段10は、電池の電圧をチェックしそ
の電圧が2V以下であることを検出するため、第2の昇
圧手段9を駆動する。第2の昇圧手段9は3Vの電圧に
昇圧して制御手段4に電力を供給する。一方、電池2の
電圧は消費電流が微少になるため徐々に回復を始める。
図3ではC時点でほぼ2.8V程度まで回復する。この
C時点で判定型昇圧駆動手段10が第2の昇圧手段9の
昇圧を停止する。よって、C−D間の出力電圧は電池2
の電圧がそのまま出力され制御手段4が動作可能な2.
5V以上の電圧が確保できる。
【0031】このように、低消費電流で動作可能な電圧
の確保が可能となる。さて、D−F間については、電池
2の電圧の回復が2.8Vにならず2V程度までしか回
復しない場合を示している。この場合、判定型昇圧駆動
手段10は、電池2の電圧が2.8Vにならないので第
2の昇圧手段9を駆動し3Vを供給するように働く。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の電池電源装置によ
れば、次のような効果が得られる。 (1)例えば1本の3Vリチウム電池を電源として動作
する場合、昇圧して大電流を消費する動作状態から昇圧
しないで低消費電流で動作する状態に移行した時に、オ
フ遅延型昇圧オンオフ制御手段により電池の回復時間を
見込み昇圧を停止する時間を遅らせることで、低消費電
流で動作可能な電源電圧を確保可能となる。この時間を
遅らせる制御はマイコン等のソフトで簡単にできるため
安価に実現できる。 (2)オフ遅延型昇圧オンオフ制御手段の代わりに電圧
復旧確認型昇圧オンオフ制御手段を用いた場合、昇圧を
停止する要求があると電池電圧が所定電圧まで回復した
ことを確認してから昇圧手段を停止するので、電池の回
復時間が変動しても低消費電流で動作可能な電源電圧を
確保可能となる。 (3)判定型昇圧駆動手段を用いた場合、動作環境が非
常に低い零度以下の極低温となり電池の電圧降下が大き
い場合や、リチウム電池においては消費続け放電率が7
0%から80%以上になり電池の内部抵抗が急激に増大
し低消費電流で動作する電圧が確保できない場合でも動
作する装置を実現することが可能となり、電池の終止電
圧を下げることができる。また、低消費電流で動作する
電圧が確保できない場合、昇圧電圧を抑えることができ
るため電圧復旧確認型昇圧オンオフ制御手段の場合に比
べ消費電流をさらに低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電池電源装置の
ブロック図
【図2】第2の実施例における電池電源装置のブロック
構成図
【図3】第3の実施例における電池電源装置のブロック
構成図
【図4】第1と第2の実施例の動作を説明する図
【図5】第3の実施例の動作を説明する図
【符号の説明】
1 電池電源装置 2 電池 3 第1の昇圧手段 4 制御手段 5 オフ遅延型昇圧オンオフ制御手段 6 電圧復旧型昇圧オンオフ制御手段 7 負荷 8 オンオフ手段 9 第2の昇圧手段 10 判定型昇圧駆動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池と、この電池の電圧を昇圧して電力を
    供給する第1の昇圧手段と、この第1の昇圧手段で作動
    する第2の負荷と、前記電池の定格電圧で作動する第1
    の負荷と、前記第1の昇圧手段の昇圧駆動及び、第2の
    負荷から第1の負荷へ切り換えた後所定時間経過してか
    ら昇圧動作を停止させるオフ遅延型昇圧オンオフ制御手
    段とを備えた電池電源装置。
  2. 【請求項2】電池と、この電池の電圧を昇圧して電力を
    供給する第1の昇圧手段と、この第1の昇圧手段で作動
    する第2の負荷と、前記電池の定格電圧でも作動する第
    1の負荷と、前記第1の昇圧手段の昇圧の駆動及び、電
    池電圧が所定電圧まで復旧してから昇圧動作を停止させ
    る電圧復旧確認型昇圧オンオフ制御手段とを備えた電池
    電源装置。
  3. 【請求項3】電池と、この第2の負荷を作動するための
    第1の昇圧手段と、この第1の昇圧手段の駆動と停止制
    御を行うオンオフ手段と、前記第1の昇圧手段の出力電
    圧より低い第2の昇圧手段と、第1の負荷を作動するた
    め、前記オンオフ手段が第1の昇圧手段を停止しており
    且つ前記電池の電圧が所定電圧以下の場合のみ前記第2
    の昇圧手段を駆動する判定型昇圧駆動手段とを備えた電
    池電源装置。
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