JP2544172Y2 - 湯口系分離装置 - Google Patents
湯口系分離装置Info
- Publication number
- JP2544172Y2 JP2544172Y2 JP8321491U JP8321491U JP2544172Y2 JP 2544172 Y2 JP2544172 Y2 JP 2544172Y2 JP 8321491 U JP8321491 U JP 8321491U JP 8321491 U JP8321491 U JP 8321491U JP 2544172 Y2 JP2544172 Y2 JP 2544172Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casting
- product
- turntable
- gate system
- receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は鋳造により製造される鋳
造品の堰、揚り、湯道等の湯口系と、製品部とを自動的
に分断する装置に関する。
造品の堰、揚り、湯道等の湯口系と、製品部とを自動的
に分断する装置に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】一般に鋳造により製造される鋳造
品には、堰、揚り、湯道等の湯口系が一体的に取り付い
ている。このため製品部のみを取り出すには作業者がハ
ンマーで湯口系の根元をたたき折ることにより製品部と
湯口系とを分断して取りだしている。しかしこのような
ハンマーにより湯口系をたたき折る作業は熱気の中で重
労働となり、過酷な作業として嫌われている。また湯口
系と製品部とを分断離した後もそれらを仕分ける作業が
伴い負荷が多くなる問題もある。
品には、堰、揚り、湯道等の湯口系が一体的に取り付い
ている。このため製品部のみを取り出すには作業者がハ
ンマーで湯口系の根元をたたき折ることにより製品部と
湯口系とを分断して取りだしている。しかしこのような
ハンマーにより湯口系をたたき折る作業は熱気の中で重
労働となり、過酷な作業として嫌われている。また湯口
系と製品部とを分断離した後もそれらを仕分ける作業が
伴い負荷が多くなる問題もある。
【0003】本考案は上記の問題に鑑みて成されたもの
で鋳造により製造された鋳造品をそのままの状態でマグ
ネットリフターなどの手作業あるいは金型から押し出す
と同時に自動的に移し替えることにより湯口系と製品部
との分断が機械的になされ、しかも製品部のみを自動回
収し、かつ湯口系も回収ができるように一定状態に保こ
とが可能な装置を提供することを目的とするものであ
る。
で鋳造により製造された鋳造品をそのままの状態でマグ
ネットリフターなどの手作業あるいは金型から押し出す
と同時に自動的に移し替えることにより湯口系と製品部
との分断が機械的になされ、しかも製品部のみを自動回
収し、かつ湯口系も回収ができるように一定状態に保こ
とが可能な装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本考案における湯口系分離装置は、間歇回転を行うター
ンテーブルの上部に、鋳造により製造される鋳造品の製
品部形状より若干大きい相似形の貫通孔を穿設すると共
に湯口系に対応する凹み受を設けた鋳造品受金型を複数
等間隔をおいて設置し、該ターンテーブルにおける該鋳
造品受金型の貫通孔に対応する位置に連通孔をそれぞれ
穿設し、該ターンテーブルにおける鋳造品受金型の1停
止位置上方に、シリンダにより昇降される湯口系分断用
の押圧板を配設したことを特徴とするものである。
本考案における湯口系分離装置は、間歇回転を行うター
ンテーブルの上部に、鋳造により製造される鋳造品の製
品部形状より若干大きい相似形の貫通孔を穿設すると共
に湯口系に対応する凹み受を設けた鋳造品受金型を複数
等間隔をおいて設置し、該ターンテーブルにおける該鋳
造品受金型の貫通孔に対応する位置に連通孔をそれぞれ
穿設し、該ターンテーブルにおける鋳造品受金型の1停
止位置上方に、シリンダにより昇降される湯口系分断用
の押圧板を配設したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本考案は上記のような解決手段を採用すること
により、鋳造により製造される鋳造品は鋳造用金型から
押し出すと同時に自動的に鋳造品受金型に移し替えられ
るか又はマグネットリフター等の手作業により載置され
た後は、押圧板により湯口系の根元から折られて製品部
と分断され、製品部は貫通孔から回収される一方、湯口
系は鋳造品受金型上に残されるため鋳造品受金型の傾斜
あるいはマグネットリフター等により手作業を一切介さ
ずに回収が可能な状態にされる。
により、鋳造により製造される鋳造品は鋳造用金型から
押し出すと同時に自動的に鋳造品受金型に移し替えられ
るか又はマグネットリフター等の手作業により載置され
た後は、押圧板により湯口系の根元から折られて製品部
と分断され、製品部は貫通孔から回収される一方、湯口
系は鋳造品受金型上に残されるため鋳造品受金型の傾斜
あるいはマグネットリフター等により手作業を一切介さ
ずに回収が可能な状態にされる。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例について図面に基づいて
詳しく説明する。図示されない回転駆動装置により間歇
回転駆動可能にして基台1に支持されたターンテーブル
2の両端上部には、鋳造品受金型3、3が設置されてい
る。尚、鋳造品受金型3は図3、4によりわかるように
その上面部に、鋳造により製造される鋳造品の湯口系R
に対応する凹み受3A及び鋳造品製品部Mよりも若干大
きい形状の相似形の貫通孔3Bを穿設した構成になって
いる。またターンテーブル2における鋳造品受金型3の
貫通孔3Bに対応する位置には上下に貫通する連通孔2
Aが穿設されている。
詳しく説明する。図示されない回転駆動装置により間歇
回転駆動可能にして基台1に支持されたターンテーブル
2の両端上部には、鋳造品受金型3、3が設置されてい
る。尚、鋳造品受金型3は図3、4によりわかるように
その上面部に、鋳造により製造される鋳造品の湯口系R
に対応する凹み受3A及び鋳造品製品部Mよりも若干大
きい形状の相似形の貫通孔3Bを穿設した構成になって
いる。またターンテーブル2における鋳造品受金型3の
貫通孔3Bに対応する位置には上下に貫通する連通孔2
Aが穿設されている。
【0007】さらにターンテーブル2の停止状態におけ
る一方の鋳造品受金型3の上方には、ターンテーブル2
の外方に立設された逆L字形コラム4の水平部に支持さ
れた下向きのシリンダ5が設けられている。該下向きの
シリンダ5のピストンロッド6下端には、湯口系Rを分
断するための押圧板7が固着されて該鋳造品受金型3に
対応する状態にして配置されている。尚、図中8は製品
部Mの回収箱である。
る一方の鋳造品受金型3の上方には、ターンテーブル2
の外方に立設された逆L字形コラム4の水平部に支持さ
れた下向きのシリンダ5が設けられている。該下向きの
シリンダ5のピストンロッド6下端には、湯口系Rを分
断するための押圧板7が固着されて該鋳造品受金型3に
対応する状態にして配置されている。尚、図中8は製品
部Mの回収箱である。
【0008】このうように構成されたものは、図1で左
側の鋳造品受金型3の上方において、鋳造品を付着させ
ると共に下向きにされた鋳造用金型が位置されて鋳造品
を下方へ押し出し落下させ、これにより鋳造品は鋳造品
受金型3の凹み受3Aに湯口系Rを載置させると共に製
品部Mを貫通孔3Bの位置に対応させた図4の状態にし
て移し替え行われる。尚鋳造品は鋳造用金型から直接鋳
造品受金型3への移し替えが困難な場合はマグネットリ
フターにより行うようにしてもよい。
側の鋳造品受金型3の上方において、鋳造品を付着させ
ると共に下向きにされた鋳造用金型が位置されて鋳造品
を下方へ押し出し落下させ、これにより鋳造品は鋳造品
受金型3の凹み受3Aに湯口系Rを載置させると共に製
品部Mを貫通孔3Bの位置に対応させた図4の状態にし
て移し替え行われる。尚鋳造品は鋳造用金型から直接鋳
造品受金型3への移し替えが困難な場合はマグネットリ
フターにより行うようにしてもよい。
【0009】次にターンテーブル2を180度回転させ
て鋳造品を載置した鋳造品受金型3を押圧板7の下方に
位置させた後、シリンダ5の作動により押圧板7を下降
させて鋳造品の製品部Mを押圧し、製品部Mと湯口系R
とを分断し、図2及び図5に示すように製品部Mを貫通
孔3B及び連通孔2Aを通って回収箱8内に落下させ
る。残った湯口系Rは、鋳造品受金型3を傾斜させるか
あるいはマグネットリフター等により装置外に取り出さ
れて回収される。この間に反対側の鋳造品受金型3上に
は前記と同様にして鋳造品が載置される。以上の作動を
くりかえし行うものである。
て鋳造品を載置した鋳造品受金型3を押圧板7の下方に
位置させた後、シリンダ5の作動により押圧板7を下降
させて鋳造品の製品部Mを押圧し、製品部Mと湯口系R
とを分断し、図2及び図5に示すように製品部Mを貫通
孔3B及び連通孔2Aを通って回収箱8内に落下させ
る。残った湯口系Rは、鋳造品受金型3を傾斜させるか
あるいはマグネットリフター等により装置外に取り出さ
れて回収される。この間に反対側の鋳造品受金型3上に
は前記と同様にして鋳造品が載置される。以上の作動を
くりかえし行うものである。
【0010】
【考案の効果】本考案は上記の説明から明らかなように
鋳造品の製品部と湯口系とを機械的に分断することがで
きるようになると共に分断された製品部のみを1ヶ所に
自動的に回収できるため従来のような重労働を強いられ
ることがなくなりこの業界に及ぼす効果は著大である。
鋳造品の製品部と湯口系とを機械的に分断することがで
きるようになると共に分断された製品部のみを1ヶ所に
自動的に回収できるため従来のような重労働を強いられ
ることがなくなりこの業界に及ぼす効果は著大である。
【図1】鋳造品を載置した状態を示す装置の正面図であ
る。
る。
【図2】鋳造品の製品部を切断落下させた状態を示す装
置の正面図である。
置の正面図である。
【図3】鋳造品受金型に鋳造品を載置した状態を示す鋳
造品受金型の平面図である。
造品受金型の平面図である。
【図4】図3におけるA−A矢視断面図である。
【図5】図4において製品部を切断した状態を示す断面
図である。
図である。
2 ターンテーブル 2A 連通孔 3 鋳造品受金型 3A 凹み受 3B 貫通孔 7 押圧板 M 製品部 R 湯口系
Claims (1)
- 【請求項1】間歇回転を行うターンテーブル2の上部
に、鋳造により製造される鋳造品の製品M形状より若干
大きい相似形の貫通孔3Bを穿設すると共に湯口系Rに
対応する凹み受3Aを設けた鋳造品受金型3を複数等間
隔をおいて設置し、該ターンテーブル2における該鋳造
品受金型3の貫通孔3Bに対応する位置に連通孔2Aを
それぞれ穿設し、該ターンテーブル2における鋳造品受
金型3の1停止位置上方に、シリンダ5における昇降さ
れる湯口系分断用の押圧板7を配設したことを特徴とす
る湯口系分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8321491U JP2544172Y2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 湯口系分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8321491U JP2544172Y2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 湯口系分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528552U JPH0528552U (ja) | 1993-04-16 |
JP2544172Y2 true JP2544172Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=13796070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8321491U Expired - Lifetime JP2544172Y2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 湯口系分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544172Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP8321491U patent/JP2544172Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0528552U (ja) | 1993-04-16 |
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