JP2544125Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2544125Y2
JP2544125Y2 JP1991097272U JP9727291U JP2544125Y2 JP 2544125 Y2 JP2544125 Y2 JP 2544125Y2 JP 1991097272 U JP1991097272 U JP 1991097272U JP 9727291 U JP9727291 U JP 9727291U JP 2544125 Y2 JP2544125 Y2 JP 2544125Y2
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JP
Japan
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seat
opening
small
child
seat back
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JP1991097272U
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English (en)
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JPH0537561U (ja
Inventor
由雄 渡辺
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示す如くシートクッション
1とシートバック2とを備えた車両用シート3におい
て、シートバック2の前面に子供用シート4を折りたた
み自在に設けたものは公知である。
【0003】また、従来、図8に示す如くシートクッシ
ョン5とシーシバック6とを備えた車両用シート7にお
いて、シートバック6の後面に、後部シート8の着座者
の足を載置する足載置台9を折りたたみ自在に設けたも
のも公知である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の子供用
シート4を折りたたみ自在に設けたものは、その折りた
たみ時は子供用シート4をシートバック2の前面に重合
させるものであるから、その収納スペースの関係上、子
供用シート4のパッドの厚さを薄くせざるを得ず、従っ
て、座り心地が悪かった。
【0005】また、上述した従来の足載置台9を設けた
ものは、足載置台9を使用状態にした場合、この足載置
台9が折りたたみ時に嵌合するシートバック6の開口部
6aが前後方向に貫通した状態で開口してしまうので、
シートクッション5に着座した人がシートバック6に凭
れかかった場合の使用感が悪かった。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、座り心地及びシートバックに凭れかかった場合の使
用感を損うことなく、子供用シート及び足載置台として
使用できるようにした車両用シートを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め本考案は、シートクッションとシートバックとを備え
た車両用シートにおいて、前記シートバックに前後方向
に貫通する開口部を設け、この開口部内に嵌合する大き
さの背掛部と前記開口部内に同じく嵌合する大きさを有
し且つ前記シートクッション上に位置する座席部とから
なる側面略L字状の小型シートを、前記シートバックに
回動自在に装着し、且つ、前記小形シートに付属する子
供用腹部保護パッドを嵌合保管する凹部を前記シートク
ッションの先端部に形成して、前記小形シートを回転さ
せてその座席部を前記開口部に嵌合したときに前記背掛
部が前記シートバックの後方に略水平に突出して足載置
台を形成するように構成してなり、前記小型シートを、
その背掛部が前記シートバックの開口部に嵌合した状態
となる如く回動させることにより、前記座席部に子供が
着座し得、前記小型シートを、その座席部が前記シート
バックの開口部に嵌合した状態となる如く回動せさるこ
とにより、前記背掛部に後部シートの着座者の足を載置
し得る如く構成したものである。
【0008】
【作用】子供用シートとして使用する場合は、小型シー
トを、その背掛部がシートバックの開口部に嵌合した状
態となる如く回動させるもので、これにより、座席部に
子供が着座し得る。
【0009】また、足載置台として使用する場合は、小
型シートを、その座席部が前記シートバックの開口部に
嵌合した状態となる如く回動させるもので、これによ
り、背掛部に後部シートの着座者の足を載置し得る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図6に基
づき説明する。
【0011】図1は本考案に係る車両用シートの分解斜
視図であり、同図中、10は車両用シートで、シートク
ッション11とシートバック12とを有している。シー
トバック12には前後方向に貫通する開口部13が設け
られている。シートバック12には小型シート14が図
2に示す如くヒンジブラケット15とボルト16により
回動自在に設けられている。
【0012】小型シート14は、図2に示す如く座席部
17と背掛部18とを有する側面略L字状をなしてい
る。座席部17と背掛部18は、シートバック12の開
口部13に嵌合する大きさに設定されている。そして、
小型シート14を一方向に回動すると、その背掛部18
がシートバック12の開口部13に嵌合し且つ座席部1
7がシートバック12の前方に略水平に突出した状態と
なる(図1及び図4参照)。また、小型シート14を他
方向に回動すると、その座席部17がシートバック12
の開口部13に嵌合し且つ背掛部18がシートバック1
2の後方に略水平に突出した状態となる(図5及び図6
参照)。
【0013】背掛部18の上端面略中央部には第1ロッ
ク部材19が設けられている。また、座席部17の前端
面略中央部にはバックル兼用の第2ロック部材20が設
けられている。そして、第1ロック部材19により、小
型シート14が一方向に回動した状態にロック保持され
る。また、第2ロック部材20により、小型シート14
が他方向に回動した状態にロック保持される。
【0014】シートクッション11の前側上面には図1
及び図4に示す如く凹部21が設けられ、この凹部21
内にはベルトサポータ兼用の子供用腹部保護パッド22
が着脱自在に嵌合保されている。この子供用保護パッ
ド22は、図示してないがリトラクターを内蔵してお
り、図3に示す如くその上面両側部の繰り出し口23,
23から安全ベルト24,24が繰り出される。
【0015】これら安全ベルト24の先端部のタング2
5は、シートバック12の前面の開口部13より上部両
側に設けた差込孔26,26内方のキャッチャー(図示
省略)に着脱自在に係止される。また、子供用腹部保護
パッド22の下面略中央部のタング27は、小型シート
14の座席部15の先端面の第2ロック部材20に着脱
自在に係止される。また、シートクッション11の凹部
21の後面壁略中央部には、子供用腹部保護パッド22
のタング27を差し込む差込孔28が設けられている。
なお、子供用腹部保護パッド22は、ベルクロファスナ
ーにより凹部21内に着脱自在に取り付けられる。
【0016】次に動作を説明する。
【0017】まず、子供用シートとして使用する場合の
操作手順を説明する。小型シート14を、一方向に回動
してその背掛部18がシートバック12の開口部13に
嵌合した状態にする。この状態においては座席部17が
シートバック12の前方に略水平に突出している。
【0018】次いで、シートクッション11の凹部21
から取り外した子供用腹部保護パッド22のタング27
を、座席部17の第2ロック部材20に係止すると共
に、安全ベルト24のタング25をシートバック12の
差込孔26内方のキャッチャーに係止して図4に示す状
態にする。この状態においては、座席部17に子供を着
座させることができるものである。
【0019】次に、足載置台として使用する場合の操作
手順を説明する。シートクッション11の凹部21内に
子供用腹部保護パッド22を嵌合した状態にすると共
に、小型シート14を他方向に回動して、その座席部1
7がシートバック12の開口部13に嵌合した状態にす
る。この状態においては、背掛部18が図5に示す如く
シートバック12の後方に略水平に突出している。従っ
て、後部シート29に着座している人の足を背掛部18
上に載置できる。
【0020】また、この状態においては、図6に示す如
くシートバック12の開口部13は座席部17により閉
塞されているので、シートクッション11に着座した人
がシートバック12に凭れかかっても、使用感を損うこ
とがない。
【0021】また、子供用シートとして使わないとき
は、座席部17がシートバック12の開口部13内に嵌
合するので、小型シート14の座席部17と背掛部18
のパッドを薄くする必要がなく、座り心地が損われな
い。
【0022】
【考案の効果】以上の如く本考案の車両用シートによれ
ば、座り心地及びシートバックに凭れかかった場合の使
用感を損うことなく、小型シートを切換回動することに
よって、子供用シート及び足載置台として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用シートの斜視図
である。
【図2】同車両用シートにおける小型シートの斜視図で
ある。
【図3】同車両用シートにおける子供用腹部保護パッド
の斜視図である。
【図4】同車両用シートの子供用シートとして使用する
状態の斜視図である。
【図5】同車両用シートの足載置台として使用する状態
の背面斜視図である。
【図6】図5のA方向から見た斜視図である。
【図7】従来の車両用シートの斜視図である。
【図8】同車両用シートの足載置台として使用する状態
の背面斜視図である。
【符号の説明】
10 車両用シート 11 シートクッション 12 シートバック 13 開口部 14 小型シート 17 座席部 18 背掛部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションとシートバックとを備
    えた車両用シートにおいて、前記シートバックに前後方
    向に貫通する開口部を設け、この開口部内に嵌合する大
    きさの背掛部と前記開口部内に同じく嵌合する大きさを
    有し且つ前記シートクッション上に位置する座席部とか
    らなる側面略L字状の小型シートを、前記シートバック
    に回動自在に装着し、且つ、前記小形シートに付属する
    子供用腹部保護パッドを嵌合保管する凹部を前記シート
    クッションの先端部に形成して、前記小形シートを回転
    させてその座席部を前記開口部に嵌合したときに前記背
    掛部が前記シートバックの後方に略水平に突出して足載
    置台を形成するように構成したことを特徴とする車両用
    シート。
JP1991097272U 1991-10-30 1991-10-30 車両用シート Expired - Lifetime JP2544125Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0537561U JPH0537561U (ja) 1993-05-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55164432A (en) * 1979-05-30 1980-12-22 Mitsubishi Electric Corp System for electric discharge machining
JPS59189209A (ja) * 1984-03-19 1984-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス浄化装置

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JPH0537561U (ja) 1993-05-21

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