JP2543652Y2 - 電磁妨害対策用ケーブルコネクタ装置 - Google Patents

電磁妨害対策用ケーブルコネクタ装置

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JP2543652Y2
JP2543652Y2 JP1989036362U JP3636289U JP2543652Y2 JP 2543652 Y2 JP2543652 Y2 JP 2543652Y2 JP 1989036362 U JP1989036362 U JP 1989036362U JP 3636289 U JP3636289 U JP 3636289U JP 2543652 Y2 JP2543652 Y2 JP 2543652Y2
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housing
cable
cable connector
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electromagnetic interference
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義衛 海藤
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電気機器あるいは通信機器等において広く
使用されるケーブルコネクタ装置に関し、特に電磁妨害
(以下、EMIという。)対策を施したケーブルコネクタ
装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種のケーブルコネクタ装置としては第5図
に示すようなものがある。このケーブルコネクタ装置
は、Uコンタクトが挿入されたハウジング4に、ケーブ
ル8の線材8bを押え板5により圧接し、このハウジング
4をコネクタハウジングとなるカバー10、11間に嵌合さ
せてコネクタを形成し、このコネクタをロケーティング
ハウジング3にロックして、バックワイヤリングボード
1の雄コンタクト2とケーブル8を電気的に接続してい
た。なお、図中3aはロック機構係止部、10a、11aはケー
ブルクランプ、10b、11bはロック機構凸部である。
ロケーティングハウジング3、カバー10、11はいずれ
もプラスチックであり、特にケーブル8まわりのEMI対
策は実施されていなかった。
第6図はEMI対策を施した従来の例を示している。こ
の例はケーブル8のシールド導体8aをクランプ9で固定
し、いずれも金属で形成したロケーティングハウジング
3、カバー12、クランプ9をEMI対策に用いるものであ
る。
この例における、誘起されたノイズ電流の流れを第7
図で説明する。シールド導体8aに誘起されたノイズ電流
は金属製のクランプ9を通り、ロケーティングハウジン
グ3を経由してフレームのアースに落とす。このことに
よりEMI対策が行なわれる。
[解決すべき課題] 上述した従来のケーブルコネクタではEMI対策が施さ
れていないためにノイズに対して弱かったり、またEMI
対策が施されていてもEMI対策構成部品が金属であるた
めコスト高になったりするという問題があった。更に、
EMI対策構成部品となる金属部品の絶縁が必要な箇所に
コーティングをしたり、部分的にプラスチックを使用し
たりしなければならず、製造性が悪いという欠点があ
る。
本考案は上述した従来の問題点にかんがみてなされた
もので、EMI対策構成部品をプラスチック製とし、上述
のような絶縁対策や部分的な材料変更を必要としない電
磁妨害対策用ケーブルコネクタの提供を目的とする。
[課題の解決手段] 交換機、コンピュータ等の装置内またはこれら装置間
を接続するケーブルコネクタ装置において、ケーブルコ
ネクタのハウジング及び該ケーブルコネクタと嵌合する
ロケーティングハウジングとをプラスチックで形成する
とともに、そのプラスチックの表面に無電解めっき等を
施すことにより導電性を持たせ、かつこれらケーブルコ
ネクタのハウジングとロケーティングハウジングとを、
ロック機構により機械的に固定するとともに、前記ロケ
ーティングハウジングに設けたばね機構によって電気的
に接触させ、前記ケーブルコネクタに収納されるケーブ
ルのシールド導体を前記ケーブルコネクタのハウジング
及びロケーティングハウジングの表面導電部分を介して
フレームのアースに接続させた構成としてある。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。なお、以下では従来と同一ないし類似の部分につい
ては同一の符号を付して説明する。
第1図は本考案の一実施例の構成を示す分解斜視図、
第2図は第1図の例の組立て状態を示す側面図であり、
ケーブル8に誘起されるノイズ電流の流れを示してい
る。図中1はバックワイヤリングボード、2は雄コンタ
クト、3はロケーティングハウジングで、ロケーティン
グハウジング3はプラスチックの表面にめっき等を施し
て導電性を持たせてあり、バックワイヤリングボード1
に固定されている。
ケーブル8を収納したコネクタの形成は、Uコンタク
トが挿入されたハウジング4に押え板5を使用してケー
ブル8の線材8bを圧接し、このハウジング4と押え板5
をカバー7とカバー6を嵌合させて収納することにより
行なう。このコネクタの形成時、ケーブル8のシールド
導体8aをカバー6、7のケーブルクランプ6a、7aでクラ
ンプする。コネクタハウジングを構成するカバー6、7
は、ロケーティングハウジング3と同様にプラスチック
にめっき等を施して導電性を持たせてある。
このコネクタのロケーティングハウジング3への機械
的固定は、ロック機構突部6b、7bをロック機構係止部3a
に嵌合させて行なう。この際、カバー6、7とロケーテ
ィングハウジング3の電気的接触は、ばね機構3b、ばね
機構突部3cによって確実に行なう。
第2図によりノイズ電流の流れを説明する。ケーブル
8に誘起されるノイズ電流は、ケーブルシールド導体8a
を通り、カバー6、7、ロケーティングハウジング3の
導電部分を経由してフレームのアースに流れる。
第3図は本考案の第二実施例の構成を示す分解斜視
図、第4図は第3図の例の組立て状態を示す側面図であ
り、ケーブルに誘起されるノイズ電流の流れを示してい
る。
この例でもロケーティングハウジング3、カバー6、
7はプラスチックの表面にめっき等を施して導電性を持
たせてあるものであり、コネクタ構成するハウジング
6、7をロケーティングハウジング3にロックしてカバ
ー6、7とロケーティングハウジング3の導通を取るよ
うになっている。
ロケーティングハウジング3は、小型にして外部から
の放射ノイズによる影響を第一実施例よりも少なくして
いる。またばね機構3bと、ばね機構突部3cはロケーティ
ングハウジング3と一体にし、長手方向二箇所に設けて
いる。
この例においても、ケーブル8に誘起されるノイズ電
流は、ケーブルシールド導体8aを通り、カバー6、7、
ロケーティングハウジング3の表面導電部分を経由して
フレームのアースに流れる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、プラスチックで形成し
たコネクタハウジング及びロケーティングハウジングの
表面にめっきを施して導電性を持たせ、且つロケーティ
ングハウジングにばね機構を設けてコネクタハウジング
との電気的接触を確実にすることにより、半田等の他の
電気的接触手段を用いることなく、ケーブルに誘起され
るノイズ電流を確実にフレームのアースに落とし確実な
電磁妨害対策を実現できるようになるという効果があ
る。
また、電磁妨害対策を構成する部品が金属でなく、プ
ラスチック製であるので、従来周知のプラスチックモー
ルド製法により簡単に製造できるようになり、製造コス
トをやすくすることができると共に、製造性をもよくす
ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す分解斜視図、第
2図は第1図の例の組立て状態を示す側面図、第3図は
本考案の第二実施例の構成を示す斜視図、第4図は第3
図の例の組立て状態を示す側面図、第5図は電磁妨害対
策を施していない従来のケーブルコネクタ装置の分解斜
視図、第6図は電磁妨害対策を施した従来のケーブルコ
ネクタ装置の分解斜視図、第7図は第6図の例の組立て
状態を示す側面図である。 1:バックワイヤリングボード 2:雄コンタクト 3:ロケーティングハウジング3 3a:ロック機構係止部、 3b:ばね機構 3c:ばね機構突部 4:ハウジング 5:押え板 6、7:カバー 6b、7b:ロック機構突部 8:ケーブル 8b:線材 9:クランプ 10、11:カバー 10a、11a:ケーブルクランプ 10b、11b:ロック機構凸部 12:カバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換機、コンピュータ等の装置内またはこ
    れら装置間を接続するケーブルコネクタ装置において、
    ケーブルコネクタのハウジング及び該ケーブルコネクタ
    と嵌合するロケーティングハウジングとをプラスチック
    で形成するとともに、そのプラスチックの表面に無電解
    めっき等を施すことにより導電性を持たせ、かつこれら
    ケーブルコネクタのハウジングとロケーティングハウジ
    ングとを、ロック機構により機械的に固定するととも
    に、前記ロケーティングハウジングに設けたばね機構に
    よって電気的に接触させ、前記ケーブルコネクタに収納
    されるケーブルのシールド導体を前記ケーブルコネクタ
    のハウジング及びロケーティングハウジングの表面導電
    部分を介してフレームのアースに接続させた電磁妨害対
    策用ケーブルコネクタ装置。
JP1989036362U 1989-03-31 1989-03-31 電磁妨害対策用ケーブルコネクタ装置 Expired - Lifetime JP2543652Y2 (ja)

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JPH02129689U JPH02129689U (ja) 1990-10-25
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JPS62145283U (ja) * 1986-03-07 1987-09-12
JPS62168578U (ja) * 1986-03-11 1987-10-26
JPH07107865B2 (ja) * 1987-04-30 1995-11-15 ヒロセ電機株式会社 シールド型電気コネクタ

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