JP2543590B2 - プリンタ―印字リボン用インク - Google Patents
プリンタ―印字リボン用インクInfo
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- JP2543590B2 JP2543590B2 JP1063882A JP6388289A JP2543590B2 JP 2543590 B2 JP2543590 B2 JP 2543590B2 JP 1063882 A JP1063882 A JP 1063882A JP 6388289 A JP6388289 A JP 6388289A JP 2543590 B2 JP2543590 B2 JP 2543590B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 ワイヤードットプリンターなどのプリンター用インク
リボンに使用される黒色インクに関し、 従来の黒色インクリボンがインク中に含まれるカーボ
ンブラックや黒色油溶性染料のためにプリンターワイヤ
ーの摩耗及び印字にじみなどの問題があったのに鑑み、
かかる問題点を解決したプリンター印字リボン用黒色イ
ンクを提供することを目的とし、 黒色油溶性染料と、配合により黒色を与える少なくと
も二種類の軟質有機顔料とを併用してプリンター印字リ
ボン用黒色インクを構成する。
リボンに使用される黒色インクに関し、 従来の黒色インクリボンがインク中に含まれるカーボ
ンブラックや黒色油溶性染料のためにプリンターワイヤ
ーの摩耗及び印字にじみなどの問題があったのに鑑み、
かかる問題点を解決したプリンター印字リボン用黒色イ
ンクを提供することを目的とし、 黒色油溶性染料と、配合により黒色を与える少なくと
も二種類の軟質有機顔料とを併用してプリンター印字リ
ボン用黒色インクを構成する。
本発明はコンピューターなどのプリンター用印字リボ
ン、特にワイヤードットプリンターなどのプリンター用
インクリボンに使用されるプリンター用黒色インクに関
する。
ン、特にワイヤードットプリンターなどのプリンター用
インクリボンに使用されるプリンター用黒色インクに関
する。
コンピューターなどの端末機器などの印字記録手段と
して各種プランターが多用されており、例えばワイヤー
ドットプリンターなどの印字プリンターのリボンには種
々のインクが使用されている。かかる印字リボン(イン
クリボン)にはインクが含浸されており、特に黒色印字
リボンにおいては着色剤としてカーボンブラックが単独
又は例えばニグロシン、アニリンブラックなどの黒色油
溶性染料と一緒に使用されていた。
して各種プランターが多用されており、例えばワイヤー
ドットプリンターなどの印字プリンターのリボンには種
々のインクが使用されている。かかる印字リボン(イン
クリボン)にはインクが含浸されており、特に黒色印字
リボンにおいては着色剤としてカーボンブラックが単独
又は例えばニグロシン、アニリンブラックなどの黒色油
溶性染料と一緒に使用されていた。
前記した従来の黒色インクリボンは着色剤としてカー
ボンブラックを含むのでプリンターヘッドのワイヤーな
どが摩耗したり、また通常併用される黒色油溶性染料の
存在のために印字にじみなどが発生するという問題があ
った。しかしながら、印字の黒色度、鮮明性及び耐光性
を保持するためにプリンター用インク配合から相当量の
カーボンブラックを除外することができず、また黒色油
溶性染料も印字特性を極力保持し乍らカーボンブラック
の配合量を下げてワイヤーなどの摩耗を抑え、かつイン
クリボンの繰り返えし寿命を長くするために可成りの量
を配合する必要があった。
ボンブラックを含むのでプリンターヘッドのワイヤーな
どが摩耗したり、また通常併用される黒色油溶性染料の
存在のために印字にじみなどが発生するという問題があ
った。しかしながら、印字の黒色度、鮮明性及び耐光性
を保持するためにプリンター用インク配合から相当量の
カーボンブラックを除外することができず、また黒色油
溶性染料も印字特性を極力保持し乍らカーボンブラック
の配合量を下げてワイヤーなどの摩耗を抑え、かつイン
クリボンの繰り返えし寿命を長くするために可成りの量
を配合する必要があった。
従って、本発明は、印字の黒色度及び耐光性を損うこ
となく前記した従来技術の問題、即ちヘッドのワイヤー
の摩耗や印字にじみなどを引き起すことのないインクリ
ボン用インクを開発することをその目的とする。
となく前記した従来技術の問題、即ちヘッドのワイヤー
の摩耗や印字にじみなどを引き起すことのないインクリ
ボン用インクを開発することをその目的とする。
本発明に従えば、前記課題は、黒色油溶性染料と、配
合により黒色を与える少なくとも二種類の軟質有機顔料
を併用したプリンター印字リボン用黒色インクが提供さ
れる。
合により黒色を与える少なくとも二種類の軟質有機顔料
を併用したプリンター印字リボン用黒色インクが提供さ
れる。
本発明において使用される有機顔料はプリンターワイ
ヤー(高速度鋼又はタングステン製)より軟質で、好ま
しくは平均粒度0.5〜0.01μm、好ましくは0.1〜0.05μ
mの軟質有機顔料であり、これらの少なくとも2種類を
配合する。かかる顔料の典型的な具体例をあげれば以下
の通りである。なお、好ましい有機顔料の組み合せはイ
エロー、シアン、アゼンタの3色の組み合せがあげられ
るが、本発明の有機顔料をこれらに限定するものでない
ことはいうまでもない。
ヤー(高速度鋼又はタングステン製)より軟質で、好ま
しくは平均粒度0.5〜0.01μm、好ましくは0.1〜0.05μ
mの軟質有機顔料であり、これらの少なくとも2種類を
配合する。かかる顔料の典型的な具体例をあげれば以下
の通りである。なお、好ましい有機顔料の組み合せはイ
エロー、シアン、アゼンタの3色の組み合せがあげられ
るが、本発明の有機顔料をこれらに限定するものでない
ことはいうまでもない。
黄色有機顔料:ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、
バルカンファストイエロー、クロモフタルイエロー、ル
モゲンイエロー、イソインドリノンイエロー、 橙色有機顔料:ベンジジンオレンジ、バルカンオレン
ジ、パーマネントオレンジ、ナフトールオレンジ、 赤色有機顔料:パラレッド、トルイジンレッド、パーマ
ネントボルド、ブリルファストスカーレット、レーキレ
ッド、パーマネントカーミン、ペリレンレッド 紫色有機顔料:キナクリドンバイオレット、ジオキサジ
ンバイオレット、ナフトールバイオレット、 青色有機顔料:ビクトリアブルー、フタロシアニンブル
ー、ファストスカイブルー、ジアニシジンブルー 緑色有機顔料:フタロシアニングリーン、バイオランス
ロングリーン、パーマネントブラウン、ペルレンボルド
ー 本発明の黒色インクにおいて、前記有機顔料と併用さ
れる黒色油溶性染料としては従来リボン用インクとして
配合されていた任意の油溶性染料を配合することができ
る。
バルカンファストイエロー、クロモフタルイエロー、ル
モゲンイエロー、イソインドリノンイエロー、 橙色有機顔料:ベンジジンオレンジ、バルカンオレン
ジ、パーマネントオレンジ、ナフトールオレンジ、 赤色有機顔料:パラレッド、トルイジンレッド、パーマ
ネントボルド、ブリルファストスカーレット、レーキレ
ッド、パーマネントカーミン、ペリレンレッド 紫色有機顔料:キナクリドンバイオレット、ジオキサジ
ンバイオレット、ナフトールバイオレット、 青色有機顔料:ビクトリアブルー、フタロシアニンブル
ー、ファストスカイブルー、ジアニシジンブルー 緑色有機顔料:フタロシアニングリーン、バイオランス
ロングリーン、パーマネントブラウン、ペルレンボルド
ー 本発明の黒色インクにおいて、前記有機顔料と併用さ
れる黒色油溶性染料としては従来リボン用インクとして
配合されていた任意の油溶性染料を配合することができ
る。
本発明のプリンター印字用黒色リボンには、前記した
有機顔料及び油溶性染料のほかに、従来汎用されている
任意の成分を用いることができる。そのような成分とし
ては、例えば、鉱物油、高級脂肪酸、界面活性剤などを
あげることができる。
有機顔料及び油溶性染料のほかに、従来汎用されている
任意の成分を用いることができる。そのような成分とし
ては、例えば、鉱物油、高級脂肪酸、界面活性剤などを
あげることができる。
本発明のプリンター印字用黒色リボンの組成には特に
限定はないが、好ましくは有機顔料5〜20重量%及び油
溶性染料5〜15重量%を他の任意成分、例えば鉱物油、
高級脂肪酸及び界面活性剤などを配合することができ
る。
限定はないが、好ましくは有機顔料5〜20重量%及び油
溶性染料5〜15重量%を他の任意成分、例えば鉱物油、
高級脂肪酸及び界面活性剤などを配合することができ
る。
本発明に従えば、前記した軟質有機顔料を併用してプ
リンターインクリボン用インクに、油溶性染料と共に配
合するのでカーボンブラックを配合しなくても極めて濃
黒に近い色調を与えることができ、しかもこれらの有機
顔料は軟質で適度の吸油性を有するのでワイヤーの摩耗
や印字にじみなどの問題を解決することができる。
リンターインクリボン用インクに、油溶性染料と共に配
合するのでカーボンブラックを配合しなくても極めて濃
黒に近い色調を与えることができ、しかもこれらの有機
顔料は軟質で適度の吸油性を有するのでワイヤーの摩耗
や印字にじみなどの問題を解決することができる。
以下実施例に従って本発明を更に詳しく説明するが、
本発明の技術的範囲を以下の実施例に限定するものでな
いことはいうまでもない。
本発明の技術的範囲を以下の実施例に限定するものでな
いことはいうまでもない。
第1表に示す配合の2種類の黒色インクを配合し、こ
れらをナイロン6.6基布に含浸させて富士通(株)製24
ピンドットインパクトプリンターDPK−24EHを用いて標
準パターンで最も頻度の高いピンが1億打及び2億打に
達した時点ですべてのピンについて摩耗量(実際には、
ワイヤー先端の摩耗のほかに、ピン基部のアーマチュア
も摩耗してピンの高さが低くなる)を測定した。結果は
第2表に示す通りであった。
れらをナイロン6.6基布に含浸させて富士通(株)製24
ピンドットインパクトプリンターDPK−24EHを用いて標
準パターンで最も頻度の高いピンが1億打及び2億打に
達した時点ですべてのピンについて摩耗量(実際には、
ワイヤー先端の摩耗のほかに、ピン基部のアーマチュア
も摩耗してピンの高さが低くなる)を測定した。結果は
第2表に示す通りであった。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明に従えばプリンター印字
リボン用黒色インクとして、従来のカーボンブラックに
代えて2種又はそれ以上の軟質の有機顔料を組み合せて
配合するのでワイヤーの摩耗量を著るしく低減させるこ
とができ、また印字のにじみを防止することができるの
で鮮明な印字を得ることができる。
リボン用黒色インクとして、従来のカーボンブラックに
代えて2種又はそれ以上の軟質の有機顔料を組み合せて
配合するのでワイヤーの摩耗量を著るしく低減させるこ
とができ、また印字のにじみを防止することができるの
で鮮明な印字を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪田 正幸 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通 アイソテック株式会社内 (72)発明者 関岡 千秋 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通 アイソテック株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−28283(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】黒色油溶性染料と、配合により黒色を与え
る少なくとも二種類の軟質有機顔料とを併用したプリン
ター印字リボン用黒色インク。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1063882A JP2543590B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | プリンタ―印字リボン用インク |
IE71090A IE74876B1 (en) | 1989-03-06 | 1990-02-27 | Ink ribbon for printer and ink therefor |
EP19900302198 EP0386945B1 (en) | 1989-03-06 | 1990-03-01 | Ink ribbon for printer and ink therefor |
DE1990627552 DE69027552T2 (de) | 1989-03-06 | 1990-03-01 | Tintenband für Drucker und dazugehörige Tinte |
ES90302198T ES2088962T3 (es) | 1989-03-06 | 1990-03-01 | Cinta de tinta para impresora y tinta correspondiente. |
EP19940101366 EP0602002B1 (en) | 1989-03-06 | 1990-03-01 | Ink ribbon for printer and ink therefor |
DE1990633366 DE69033366T2 (de) | 1989-03-06 | 1990-03-01 | Farbband für Drucker, dazu Tinte |
US07/489,114 US5135803A (en) | 1989-03-06 | 1990-03-05 | Ink ribbon for printer and ink therefor |
US07/894,496 US5259875A (en) | 1989-03-06 | 1992-06-05 | Ink ribbon for printer and ink therefor |
US08/028,623 US5336553A (en) | 1989-03-06 | 1993-03-08 | Ink ribbon for printer and ink therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1063882A JP2543590B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | プリンタ―印字リボン用インク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02243377A JPH02243377A (ja) | 1990-09-27 |
JP2543590B2 true JP2543590B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=13242104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1063882A Expired - Fee Related JP2543590B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-17 | プリンタ―印字リボン用インク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543590B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0465279A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-02 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | インクリボン |
JP3019507B2 (ja) * | 1991-07-19 | 2000-03-13 | ソニー株式会社 | 感熱転写用インクリボン |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813675A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-26 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | インクジエツト記録用インク組成物および記録方法 |
JPS58138684A (ja) * | 1982-02-13 | 1983-08-17 | Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd | カラ−熱転写用記録媒体 |
JPS6090556A (ja) * | 1983-10-26 | 1985-05-21 | 中野 彰善 | 視力回復装置 |
JPH07396B2 (ja) * | 1985-04-25 | 1995-01-11 | 沖電気工業株式会社 | インクリボン |
JPH0639186B2 (ja) * | 1985-07-30 | 1994-05-25 | ゼネラル株式会社 | インクリボン |
JPS6228287A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-06 | Ricoh Co Ltd | 熱転写記録媒体 |
JP3356827B2 (ja) * | 1993-06-17 | 2002-12-16 | オリンパス光学工業株式会社 | 超音波診断装置 |
-
1989
- 1989-03-17 JP JP1063882A patent/JP2543590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02243377A (ja) | 1990-09-27 |
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Legal Events
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