JP2543279B2 - H型鋼用ロ―ラ―矯正装置およびそのロ―ルクランプ装置 - Google Patents

H型鋼用ロ―ラ―矯正装置およびそのロ―ルクランプ装置

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JP2543279B2
JP2543279B2 JP3286936A JP28693691A JP2543279B2 JP 2543279 B2 JP2543279 B2 JP 2543279B2 JP 3286936 A JP3286936 A JP 3286936A JP 28693691 A JP28693691 A JP 28693691A JP 2543279 B2 JP2543279 B2 JP 2543279B2
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shaft
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H型鋼の反りや曲が
り、直角度を圧下ロールにより矯正するH型鋼のローラ
ー矯正装置と、その圧下ロールをロール軸に装着固定す
るロールクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、H型鋼を矯正するローラー矯正装
置は、たとえば特公昭56−40645号公報に記載さ
れるように、ロールを片持ちのロール軸に取り付けた場
合の負荷耐力の限界を克服するために、両持ち式のロー
ル軸にロールを設けたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、外法一定H型鋼
のように、多品種少量生産が多く要請されている。しか
し、上記従来の両持ち式ロール軸では、矯正品種が変更
される度に、ロール軸をロールチョック軸受から外し、
スリーブ等を介して取り付けられている圧下ロールを交
換する必要があり、その交換作業に極めて多くの労力と
時間を必要とし、コストアップの要因となっている。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、矯正ロ
ールの交換を容易かつ迅速に行えるH型鋼用ローラー矯
正装置とそのロールクランプ装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のH型鋼用ローラー矯正装置は、H型鋼のパ
スラインの両側に、互いに接近離間自在なフレームをそ
れぞれ配置し、これら両フレームに、同一軸心上にH型
鋼のパスラインを挟んで対向するロール軸を複数組配設
し、これら両ロール軸の先端部にそれぞれ外周面をH型
鋼のウェブに上方または下方からそれぞれ圧接するウェ
ブ圧下ロールを着脱可能に設け、前記両フレームにロー
ル軸を回転駆動する回転駆動装置をそれぞれ設けたもの
である。
【0006】また、そのロールクランプ装置は、上記H
型鋼用ローラー矯正装置に、前記ロール軸にクランプ作
動軸が回転自在に配置される中空孔を軸心位置に形成す
るとともに、ロール軸先端部に半径方向に貫通されて中
空孔に連通するガイド孔を形成し、このガイド孔に対応
する中空孔内で、クランプ作動軸先端部にスライド用雄
ねじ部を形成し、このスライド用雄ねじ部に、外周面に
軸心方向の傾斜溝が形成されたテーパ筒を螺合し、前記
ガイド孔に先端部が出退自在に嵌合されて基端部が前記
テーパ筒の傾斜溝にスライド自在に係合される係止ロッ
ドを配置し、前記係止ロッドの先端部でロール軸基端部
側にロック用傾斜面を形成し、前記ウェブ圧下ロールの
軸孔に、ロール軸基端側に前記ロック用傾斜面が圧接さ
れるロック用傾斜受面が形成された固定用凹部を形成
し、クランプ作動軸を正逆回転させる回転手段を設けた
ものである。
【0007】
【作用】上記H型鋼用ローラー矯正装置の構成によれ
ば、互いに接近離間自在なフレームにそれぞれウェブ圧
下ロールを有するロール軸を同一軸心上に配置したの
で、一方のウェブ圧下ロールに加わる負荷は半分とな
り、一対のロールを1本の片持ち式ロール軸に設けるの
に比べて負荷耐力の限界を大幅に向上させることがで
き、しかも両ウェブ圧下ロールはそれぞれロール軸の先
端部に装着するので、フレームを離間移動させることに
より、ロールの交換作業を極めて迅速に行える。また、
フレームを介してロール軸を接近離間させることによ
り、ウェブ圧下ロールの間隔を任意に設定することがで
き、近年需要の多い外法一定H型鋼にも極めて容易に対
応することができる。
【0008】また、H型鋼用ローラー矯正装置のロール
クランプ装置によれば、回転手段によりクランプ作動軸
を回転させて、スライド用雄ねじ部の作用でテーパ筒を
軸心方向にスライドさせ、テーパ筒の傾斜溝の作用によ
り係止ロッドを突出させて、係止ロッドのロック用傾斜
面をウェブ圧下ロールのロック用傾斜受面に圧接させ、
ウェブ圧下ロールをロール軸に容易にクランプしたり、
またはクランプ作動軸を逆転して開放することができ、
ロール交換作業を極めて短時間で行うことができる。し
かも、このクランプ装置はロール軸内に配設されるの
で、ロール軸先端面をウェブ圧下ロールのロール軸の先
端側側面に対して面一に設定することができ、両ウェブ
圧下ロールを極めて接近した状態で矯正作業を行うこと
ができ、H型鋼のフランジ間寸法の広い範囲で両ウェブ
圧下ロールの位置を対応させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るローラー矯正装置の一実
施例を図面に基づいて説明する。図1,図2に示すよう
に、H型鋼1のパスラインP上の設置スペース内には、
四隅を高さ調整ジャッキ2により昇降可能に支持された
支持ベース3が配設され、この支持ベース3上には、接
近移動装置4により幅方向のガイドレール5を介して接
近離間自在な左右フレーム6A,6Bが配置されてい
る。またこの左右フレーム6A,6Bには、図3,図4
に示すように、H型鋼1のウェブ1aとフランジ1b内
面に上方から圧接させる上ウェブ圧下ロール7Aと、フ
ランジ1bの先端面に上方から圧接させる上フランジ圧
下ロール8Aと、フランジ1bの外面に側方から圧接さ
せる上フランジ拘束ロール9Aを具備した上ロール支持
フレーム10Aが配置され、またH型鋼1のウェブ1a
とフランジ1b内面に下方から圧接させる下ウェブ圧下
ロール7Bと、フランジ1bの先端面に下方から圧接さ
せる下フランジ圧下ロール8Bと、フランジ1bの外面
に側方から圧接させる下フランジ拘束ロール9Bを選択
的に具備した下ロール支持フレーム10Bが配置されて
いる。11は設置スペース1の底部中央にパスラインP
に沿って配設されたスケール排出コンベヤ装置で、矯正
作業により落下するスケールを支持ベース3のシュート
3aを介して集め排出するものである。
【0010】前記左右フレーム6A,6Bは、パスライ
ンPの前後に立設された前後フレーム材6a,6bと、
前後フレーム材6a,6bの上部間にパスラインPに沿
って掛け渡された上フレーム材6cと、前後フレーム材
6a,6bの下端部間にパスラインPに沿って連結され
た下フレーム材6dとで構成されており、各上フレーム
材6cに4台の上ロール支持フレーム10Aがパスライ
ンP方向に移動可能に配設されるとともに、下フレーム
材6dには5台の下ロール支持フレーム10Bが配置さ
れて、中央の下ロール支持フレーム10B′を除いてパ
スラインP方向に移動可能に構成され、ピッチ調整装置
12により上ロール支持フレーム10Aおよび下ロール
支持フレーム10BをパスラインP方向に移動して矯正
位置を調整することができる。また、前後フレーム材6
a,6bと前フレーム材6aの前部フレーム材6aおよ
び後フレーム材6bの後部には、H型鋼1を案内するガ
イドローラー13がそれぞれ配置されている。
【0011】前記接近移動装置4は、前後フレーム材6
a,6bの外側にそれぞれ立設された固定支柱14の上
部および下部に、左右方向に沿ってパスラインP側に延
びる接近離間用上下ねじ軸15A,15Bが回転自在に
それぞれ配設され、この接近離間用上下ねじ軸15A,
15Bは、前後フレーム材6a,6bの上部および下部
に設けられた接近離間用雌ねじ部材16A,16Bに螺
合されている。そして、固定支柱14における接近離間
用上下ねじ軸15A,15Bの基端部には、ウォームギ
ヤ機構を介して接近離間用上下ねじ軸15A,15Bを
回転駆動するウォーム駆動軸17が上下方向に配設さ
れ、左右のウォーム駆動軸17の下端部は、ギヤボック
スを介して水平連動軸18により互いに連動連結されて
いる。そして、前後の水平連動軸18にはそれぞれ接近
離間用モーター19の出力軸に連結され、これら接近離
間用モーター19を同期駆動することにより、水平連動
軸18およびウォーム駆動軸17を介して接近離間用上
下ねじ軸15A,15Bを回転させ、接近離間用雌ねじ
部材16A,16Bの作用により左右フレーム6A,6
Bを互いに接近離間移動させることができる。
【0012】前記ピッチ調整装置12は、前フレーム材
6aの前面および後フレーム材6bの後面に配置された
ピッチ調整用モーター21により、縦軸およびギヤボッ
クスを介して回転駆動される上ロールピッチ調整軸22
Aおよび下ロールピッチ調整軸22B,22Cが前後フ
レーム材6a,6b間にパスラインPと平行に配設され
ており、中央の下ロール支持フレーム10B′を除く上
下ロール支持フレーム10A,10Bには、ピッチ調整
軸22A〜22Cにスクリューねじ部に螺合されるピッ
チ調整雌ねじ部材(図示せず)がそれぞれ設けられてい
る。したがって、ピッチ調整用モーター21により上下
ロールピッチ調整軸22A〜22Cをそれぞれ回転させ
ることにより、中央の下ロール支持フレーム10B′を
除く上下ロール支持フレーム10A,10Bを上下フレ
ーム材6c,6dに沿ってパスラインP方向に移動させ
ることができる。
【0013】前記左右フレーム6A,6Bにそれぞれ配
置される上下ロール支持フレーム10A,10Bは対称
構造で、下ロール支持フレーム10Bのみが下ロール7
B,8B,9Bを昇降用シリンダー装置により昇降移動
させることができるが、その他は同一機構を具備してお
り、図5〜図7を参照して右フレーム6Bに設けられた
上ロール支持フレーム10Aのみを説明して、他は省略
する。
【0014】ロールチョック軸受31を介して上ロール
支持フレーム10Aに回転自在に支持されたロール軸3
2は、ロール軸駆動モータ81A,81Bから伝導機構
を介して回転駆動力が伝達される受動ギヤ33が中間部
固定されるとともに、基端側にロール軸32を上ロー
ル支持フレーム10Aに対して出退させる軸調整装置3
4が配設されている。ここで下ロール支持フレーム10
Bのロール軸は通常回転駆動されず、前記受動ギヤ33
は設けられていないが、H型鋼1の先端挿入時のみ下ウ
ェブ圧下ロール7Bを回転駆動してH型鋼1の導入を促
進するため、図5に示すように、ロール軸32の基端部
に補助受動ギヤ35と、この補助受動ギヤ35に噛み合
う補助駆動ギヤ36と、この補助駆動ギヤ36を駆動す
る補助駆動モーター37とが設けられている。
【0015】次に、上ウェブ圧下ロール7Aのロールク
ランプ装置30を説明する。このロールクランプ装置3
0は、左右の上ウェブ圧下ロール7A,7A(左右の下
ウェブ圧下ロール7B,7B)同士が互いに接近して使
用される時に有効な構造で、ロール軸32内に収納され
ている。すなわち、前記ロール軸32の軸心部には、ク
ランプ作動軸38をブッシュを介して回転自在に収納す
る中空孔39が軸心位置に貫通形成され、この中空孔3
9は、クランプ作動軸38先端部に形成されたスライド
用雄ねじ部38aに対応する大径部39aと、クランプ
作動軸38の軸部38bに対応する小径部39bとで構
成されている。また、前記大径部39aのロール軸32
には周方向90°毎に4個のガイド孔40が半径方向に
穿設されている。
【0016】前記大径部39aには、先端側から基端側
に漸次小径となるテーパ筒41が、雌ねじ部41aをス
ライド用雄ねじ部38aに螺合されて軸心方向に移動可
能に配置され、このテーパ筒41の外周面に軸心方向に
沿って傾斜蟻溝41bが前記ガイド孔40に対応して4
本形成されている。前記ガイド孔40にそれぞれブッシ
ュを介して係止ロッド42が出退自在に配置されてお
り、係止ロッド42の基端スライド部42aが傾斜蟻溝
41bに沿ってスライド自在に係合されている。そし
て、係止ロッド42の先端部が、テーパ筒41の移動に
よりロール軸32の外周面から出退可能に設定されると
ともに、ロール軸基端側の側面に先端ほど薄肉状となる
ロック用傾斜面42bが形成されている。
【0017】一方、上ウェブ圧下ロール7Aの軸孔7a
には、前記ガイド孔40に対応して係止ロッド42が嵌
合可能な固定用凹部43が4箇所に形成され、これら固
定用凹部43のロール軸基端側には、前記係止ロッド4
2のロック用傾斜面42aが圧接されるロック用傾斜受
面43aが形成されている。44は大径部39aの開口
面を閉止する蓋体で、ロール軸32に取り付けられる上
ウェブ圧下ロール7Aのロール軸先端側の側面と面一と
なるように取り付けられている。
【0018】また、ロール軸32の基端側に突出するク
ランプ作動軸38基端部には、手動回転ハンドル(回転
手段の一例)45を着脱自在に取り付ける角軸部38c
が形成されるか、あるいは連動機構を介してクランプ用
モーター(回転手段の一例)46の出力軸に連結されて
いる。
【0019】したがって、クランプ作動軸38の基端部
をたとえば手動回転ハンドル45により回転させること
により、スライド用雄ねじ部38aを介してテーパ筒4
1を軸心方向に移動させ、傾斜蟻溝41bにより係止ロ
ッド42を固定用凹部43に対して出退させ、ロック用
傾斜面42bを固定用凹部43のロック用傾斜受面43
aに圧接または離間させ、上ウェブ圧下ロール7Aをロ
ール軸32に固定および解除することができる。
【0020】次に上フランジ圧下ロール8Aを図5,図
6,図7を参照して説明する。この上フランジ圧下ロー
ル8Aは、上ウェブ圧下ロール7Aの基端側のロール軸
32に遊嵌して回転自在に配置されている。上ロール支
持フレーム10Aには、ロール軸32に遊嵌する孔部5
1aを備えたガイド板51が取り付けられており、この
ガイド板51には、ガイド板51の両側に設けられたガ
イド部材51bに案内されて上下方向にスライド可能な
ロール支持板52が配設されている。そして、このロー
ル支持板52にはロール軸32の上下に所定の隙間を有
して遊嵌するスライド孔52aが形成されるとともに、
上ロール支持フレーム10Aに設けられた圧下力調整シ
リンダー装置53のピストンロッドが連結されている。
そして、ロール支持板52のスライド孔52a周部には
軸受リング54が取り付けられ、軸受リング54にベヤ
リング55を介して上フランジ圧下ロール8Aが外嵌固
定されている。
【0021】前記フランジ拘束ロール9A,9Bは最前
部および最後部の下ロール支持フレーム10Bを除く上
下ロール支持フレーム10A,10Bにそれぞれ配設さ
れており、上フランジ拘束ロール9Aは、図5,図8に
示すように、上ロール支持フレーム10Aの下部にロー
ル軸32の長さ方向に形成された蟻溝状のガイド溝61
に、ロール支持体62がスライド自在に配置されるとと
もに、上ロール支持フレーム10Aに設けられたフラン
ジ拘束シリンダー装置63のピストンロッドが連結され
ている。そして、ロール支持体62には縦ロール軸64
に軸受を介して上フランジ拘束ロール9Aが回転自在に
支持されている。
【0022】上記構成において、矯正を行うH型鋼が変
更された場合の作業およびロール交換作業を説明する。
まず外法一定H型鋼の場合は、接近移動装置4の接近離
間用モーター19を駆動して左右フレーム6A,6Bを
接近移動または離間移動させることにより、左右の各ロ
ール7A〜9Bの間隔を目的とするH型鋼に対応させれ
ばよい。
【0023】一般のH型鋼の場合は、接近移動装置4の
接近離間用モーター19を駆動して左右フレーム6A,
6Bを離間移動させる。そして、手動回転ハンドル45
によりクランプ作動軸38を回転させてテーパ筒41を
先端側に移動させることにより、突出する係止ロッド4
2を退入させて、ウェブ圧下ロール7A,7Bのクラン
プを解除する。そして、ウェブ圧下ロール7A,7Bを
ロール軸32から外したあと、必要に応じてフランジ圧
下ロール8A,8Bおよびフランジ拘束ロール9A,9
Bを交換する。そして、目的とするウェブ圧下ロール7
A,7Bをロール軸32に外嵌し、手動回転ハンドル4
5によりクランプ作動軸38を回転させてテーパ筒41
を基端側に移動させ、傾斜蟻溝41bの作用により係止
ロッド42を突出させてロック用傾斜面42bを固定用
凹部43のロック用受面43aに圧接させ、ロール軸3
2に外嵌されたスリーブ32aと係止ロッド42のロッ
ク用傾斜面42bとの間でウェブ圧下ロール7A,7B
を挟持し、ウェブ圧下ロール7A,7Bをロール軸32
に固定する。次に、高さ調整ジャッキ2により支持ベー
ス3を昇降させて上ロール7A,8A,9Aの上下位置
を調整するとともに、下ロール支持フレーム10内に組
み込まれた昇降ジャッキを駆動して下ロール7B,8
B,9Bの上下位置を調整する。そして、ピッチ調整装
置12により上下ロール支持フレーム10A,10Bの
配設位置すなわち各ロール7A〜9Bの配設ピッチを調
節する。
【0024】上記実施例によれば、支持ベース3上に接
近移動装置4により互いに接近離間自在な左右フレーム
6A,6Bを設け、これら左右フレーム6A,6Bに配
設したロール支持フレーム10A,10Bに、同一軸心
位置に配設したロール軸32にそれぞれウェブ圧下ロー
ル7A,7Bを設けたので、ウェブ圧下ロール7A,7
Bはロール軸32の接近する先端部に取り付けることに
なり、ロール交換作業が極めて容易に行うことができ、
また外法一定H型鋼にも、接近移動装置4により左右フ
レーム6A,6Bを接近離間させて左右のウェブ圧下ロ
ール7A,7Bの間隔を調整するだけで、極めて容易に
対応することができる。
【0025】また、ウェブ圧下ロール7A,7Bのロー
ルクランプ装置30を、クランプ作動軸38とテーパ筒
41と係止ロッド42とを具備してロール軸32内に内
蔵させ、左右のウェブ圧下ロール7A,7Bの先端面に
突出する部材をなくしたので、左右のウェブ圧下ロール
7A,7Bを極めて接近させることができ、H型鋼1の
フランジ1b間の幅に広範囲に対応させることができ
る。
【0026】図9はロールクランプ装置70の他の実施
例を示し、左右のウェブ圧下ロール7A,7Bの先端面
に突出する部材を設けてもよい場合に採用される油圧ボ
ルトを示すものである。
【0027】このロールクランプ装置70は油圧用のシ
リンダー孔71およびピストン72と、プルロッド73
と、バイヨネットリング74およびバイヨネットナット
75とを具備し、シリンダー孔71に供給された油圧に
よりピストン72の作用でプルロッド73を引っ張り、
この状態でバイヨネットリング74とバイヨネットナッ
ト75との当接面を係合させて、プルロッド73の引張
反力によりウェブ圧下ロール7A,7Bを強固に固定す
るように構成されている。
【0028】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明のH型鋼用ロ
ーラー矯正装置の構成によれば、互いに接近離間自在な
フレームにそれぞれウェブ圧下ロールを有するロール軸
を同一軸心上に配置したので、一方のウェブ圧下ロール
に加わる負荷は半分となり、一対のロールを1本の片持
ち式ロール軸に設けるのに比べて負荷耐力の限界を大幅
に向上させることができ、しかも両ウェブ圧下ロールは
それぞれロール軸の先端部に装着するので、フレームを
離間移動させることにより、ロールの交換作業を極めて
迅速に行える。また、フレームを介してロール軸を接近
離間させることにより、ウェブ圧下ロールの間隔を任意
に設定することができ、近年需要の多い外法一定H型鋼
にも極めて容易に対応することができる。
【0029】また、H型鋼用ローラー矯正装置のロール
クランプ装置によれば、回転手段によりクランプ作動軸
を回転させて、スライド用雄ねじ部の作用でテーパ筒を
軸心方向にスライドさせ、テーパ筒の傾斜溝の作用によ
り係止ロッドを突出させて、係止ロッドのロック用傾斜
面をウェブ圧下ロールのロック用傾斜受面に圧接させ、
ウェブ圧下ロールをロール軸に容易にクランプしたり、
またはクランプ作動軸を逆転して開放することができ、
ロール交換作業を極めて短時間で行うことができる。し
かも、このクランプ装置はロール軸内に配設されるの
で、ロール軸先端面をウェブ圧下ロールのロール軸の先
端側側面に対して面一に設定することができ、両ウェブ
圧下ロールを極めて接近した状態で矯正作業を行うこと
ができ、H型鋼のフランジ間寸法の広い範囲で両ウェブ
圧下ロールの位置を対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るH型鋼用ローラー矯正装置の一実
施例を示す正面半断面図である。
【図2】同H型鋼用ローラー矯正装置の縦断面図であ
る。
【図3】同H型鋼用ローラー矯正装置の矯正ロールの配
置を示す正面図である。
【図4】同H型鋼用ローラー矯正装置の矯正ロールの配
置を示す側面図である。
【図5】同ロールクランプ装置の縦断面図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】同ロールクランプ装置のテーパ筒横断面図であ
る。
【図8】同フランジ圧下ロールの正面図である。
【図9】ロールクランプ装置の他の実施例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
P パスライン 1 H型鋼 1a ウェブ 1b フランジ 2 高さ調整ジャッキ 3 支持ベース 4 接近移動装置 6A 左フレーム 6B 右フレーム 7A 上ウェブ圧下ロール 7B 下ウェブ圧下ロール 8A 上フランジ圧下ロール 8B 下フランジ圧下ロール 9A 上フランジ拘束ロール 9B 下フランジ拘束ロール 10A 上ロール支持フレーム 10B 下ロール支持フレーム 12 ビッチ調整装置 15A 接近離間用上ねじ軸 15B 接近離間用下ねじ軸 19 接近離間用モーター 30,70 ロールクランプ装置 31 ロールチョック軸受 32 ロール軸 38 クランプ作動軸 38a スライド用雄ねじ部 38c 角軸部 39 中空孔 39a 大径部 40 ガイド孔 41 テーパ筒 41a 雌ねじ部 41b 傾斜蟻溝 42 係止ロッド 42b ロック用傾斜面 43 固定用凹部 43a ロック用傾斜受面 45 手動回転ハンドル 45 クランプ用モーター 52 ロール支持板 52a スライド孔 53 圧下力調整シリンダー装置 54 軸受リング 62 ロール支持体 63 フランジ拘束シリンダー装置81A,81B ロール軸駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 幹男 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番 地) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 永尾 勝 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 森下 辰也 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 谷川 雅之 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−317622(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 H型鋼のパスラインの両側に、互いに接
    近離間自在なフレームをそれぞれ配置し、これら両フレ
    ームに、同一軸心上にH型鋼のパスラインを挟んで対向
    するロール軸を複数組配設し、これら両ロール軸の先端
    部にそれぞれ外周面をH型鋼のウェブに上方または下方
    からそれぞれ圧接するウェブ圧下ロールを着脱可能に設
    、前記両フレームにロール軸を回転駆動する回転駆動
    装置をそれぞれ設けたことを特徴とするH型鋼用ローラ
    ー矯正装置。
  2. 【請求項2】 H型鋼のパスラインの両側に、互いに接
    近離間自在な一対のロール軸を同一軸心上に配置し、互
    いに隣接する両ロール軸の先端部にそれぞれ、外周面を
    ウェブに圧接するとともにロール軸基端側の側面をフラ
    ンジ内面に圧接するウェブ圧下ロールを着脱可能に外嵌
    したH型鋼用ローラー矯正装置のロールクランプ装置で
    あって、前記ロール軸にクランプ作動軸が回転自在に配
    置される中空孔を軸心位置に形成するとともに、ロール
    軸先端部に半径方向に貫通されて中空孔に連通するガイ
    ド孔を形成し、このガイド孔に対応する中空孔内で、ク
    ランプ作動軸先端部にスライド用雄ねじ部を形成し、こ
    のスライド用雄ねじ部に、外周面に軸心方向の傾斜溝が
    形成されたテーパ筒を螺合し、前記ガイド孔に先端部が
    出退自在に嵌合されて基端部が前記テーパ筒の傾斜溝に
    スライド自在に係合される係止ロッドを配置し、前記係
    止ロッドの先端部でロール軸基端部側にロック用傾斜面
    を形成し、前記ウェブ圧下ロールの軸孔に、ロール軸基
    端側に前記ロック用傾斜面が圧接されるロック用傾斜受
    面が形成された固定用凹部を形成し、クランプ作動軸を
    正逆回転させる回転手段を設けたことを特徴とするH型
    鋼用ローラー矯正装置のロールクランプ装置。
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