JP2543222Y2 - 複写制御装置 - Google Patents

複写制御装置

Info

Publication number
JP2543222Y2
JP2543222Y2 JP1990076943U JP7694390U JP2543222Y2 JP 2543222 Y2 JP2543222 Y2 JP 2543222Y2 JP 1990076943 U JP1990076943 U JP 1990076943U JP 7694390 U JP7694390 U JP 7694390U JP 2543222 Y2 JP2543222 Y2 JP 2543222Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
distance
time
power supply
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990076943U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0435144U (ja
Inventor
裕 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1990076943U priority Critical patent/JP2543222Y2/ja
Publication of JPH0435144U publication Critical patent/JPH0435144U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2543222Y2 publication Critical patent/JP2543222Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、時計IC等を用いて装置の電源を自動的に
ON/OFF制御する複写制御装置に関する。
(従来技術) 従来より、例えばウィークリタイマ機能を備えた時計
IC等を用いて予め設定されメモリに記憶されている装置
のON時間や、OFF時間に装置の電源を自動的にON/OFF制
御する複写制御装置が知られている。
このウィークリタイマ機能を備えた時計ICを用いた制
御の場合、通常1週間単位で装置の電源のON時間や、OF
F時間を予めメモリに登録しておき、登録された曜日の
設定された時間に装置の電源を自動的にON/OFF制御する
ようにしていた。従って、祝祭日、夏期休暇或いは年
末、年始等の特別な休日で、複写機等の装置が使用され
ないときであっても、登録された曜日の設定された時間
がくると装置の電源が自動的に投入され、人がいない無
人時においても、装置が作動することになるので、電力
の無駄な消費があるばかりではなく、安全上での不安を
払拭し切れるものではなかった。
(考案の目的) 本考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
ウィークリタイマ機能を備えた複写機の複写制御装置に
おいて、人のいない祝祭日や臨時休業日などに電源が自
動的に投入されて、無駄な電力を消費したり、安全上の
不安を生じたりすることがないようにすることを目的と
する。
(考案の構成) 本考案による複写制御装置は、上記の目的を達成する
ため、時間を計時する時計手段と、被測定対象物の存在
を検出する検出手段と、電源の接続遮断を行うスイッチ
手段と、設定された電源接続時刻を記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶された電源接続時刻までの所定時間
内の検出手段による検出回数を計数する計数手段と、時
計手段により計時される時刻が記憶手段に記憶された電
源接続時刻になった時、計数手段の計数値が予め設定さ
れた所定値以上になっていればスイッチ手段に電源を接
続させ、所定値以上になっていなければスイッチ手段に
電源を接続させないように制御する制御手段とを具備す
ることを特徴とする。
これによって、祝祭日や臨時休業日などで人が殆ど居
ない場合には、設定された電源接続時刻になっても電源
が自動的に接続されることはない。
さらに、この複写制御装置において、記憶手段に記憶
された電源接続時刻後の検出手段による検出回数を計数
する第2の計数手段と、時計手段により計時される時刻
が記憶手段に記憶された電源接続時刻を過ぎてもスイッ
チ手段が電源を遮断している状態にあるとき、上記第2
の計数手段の計数値が予め設定された所定値以上になる
とスイッチ手段に電源を接続させるように制御する制御
手段とを設ければ、設定した電源接続時刻を過ぎからで
も所定数以上の人が出勤してきたような場合には電源が
自動的に投入される。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第15図に示す複写機を例に
詳細に説明する。
第1図において、検出手段としてのオペレータ検出装
置500は、被測定対象物であるオペレータ等の人間(以
下、単にオペレータという)を後述する光或いは超音波
を用いて検出するものである。発信器520は光或いは超
音波を被測定対象物へ向けて出射するものであり、被測
定対象物で反射された光或いは超音波は受信器530で受
信され信号処理部510を介してメインボード200のマイク
ロプロセッサ210で被測定対象物と装置との間の距離が
判断される。
音声出力装置600は、メインボード200内のマイクロプ
ロセッサ210からの信号により各種音声出力を行う。こ
の音声出力装置600は、音声合成コントローラ610、音声
合成器620、音声データを記憶するROM630及び音声出力
用スピーカ640によって構成され、オペレータの検出、
ウォーミングアップ等の当該複写機の状態を音声で報知
する。
また、この複写機は電源として商用電源を使用してお
り、図示しない電源ユニットにおいて生成される、マイ
クロプロセッサ210或いは各種センサ等のロジック負荷
用定電圧Vcc、表示器等の軽負荷用定電圧VL、モータ、
クラッチ、ヒータ等の重負荷用定電圧VH及び帯電器3、
転写、分離チャージャ7、8、感光体ドラム5aを駆動す
る高圧電源ユニット350用の高電圧が供給される。
次に、第2図乃至第4図を参照して、複写機の外観等
を説明する。
第2図は第1図に示す複写機の外観を示す斜視図、第
3図は第2図に示す複写機の操作部を示す図、第4図は
第3図に示す操作部のうちの表示部を拡大して示す図で
ある。
以下、第2図に示す複写機の外観の各部の名称を簡単
に機能とともに示すと、用紙を格納するカセットM1、手
差しコピーを取り出すための手差しテーブルM2、トナー
ボトルM3、複写機の各種機能を操作設定する操作部M4、
原稿をセットするコンタクトガラスM5、圧板M6、原稿ポ
ケットM7、オペレータカードM8、装置の電源をON/OFF操
作するためのメインスイッチM9、コピー受けM10、前カ
バーM11、排紙ガイド板つまみM12、定着ユニット解除レ
バーM13、両面搬送部解除つまみM14、定着ローラつまみ
M15、搬送ユニット解除レバーM16、両面トレイガイドフ
ェンスM17、トナーボトルホルダM18、搬送ローラつまみ
M19、下給紙ガイド板セットレバーM20、下給紙ガイド板
解除つまみM21、中継ローラつまみM22、上給紙ガイド板
つまみM23、第1給紙解除レバーM24、トナーボトル着脱
レバーM25である。
次に、第3図を参照して第2図に係る複写機の操作部
の主な名称を簡単に機能とともに示すと、タイマの時刻
を設定するためのタイマキーP1、このタイマキーP1を用
いてタイマを設定しているときタイマが作動していると
きに点灯するタイマ表示P2、オペレータ検出装置500の
作動条件等の各種プログラムを設定し記憶させるとき及
び呼び出しをするときに使用するプログラムキーP3、こ
のプログラムキーP3を用いてプログラムを設定し記憶さ
せているときに点灯するプログラム表示P4、エンタキー
P5、テンキーP6、ガイダンスキーP7、ガイダンスキー表
示P8、表示パネルP9、寸法変倍キーP10、寸法変倍表示P
11、センタリングキーP12、センタリング表示P13、綴じ
代調整キーP14、綴じ代表示P15、両面表示P16、ソート
表示P17、スタック表示P18、ソーターキーP19、両面キ
ーP20、ページ連写表示P21、ページ連写キーP22、消去
表示P23、消去キーP24、用紙指定変倍表示P25、用紙指
定変倍キーP26、ズーム変倍キーP27、縮小キーP28、拡
大キーP29、等倍キーP30、用紙選択キーP31、自動用紙
選択キーP32、濃度調整キーP33、自動濃度キーP34、ク
リア/ストップキーP35、コピーを取るときに使用する
スタートキーP36、割込キーP37、複写機が予熱状態にあ
るときに点灯する予熱表示P38、各種モードを標準モー
ドに戻すときと、予熱常態と普通の常態を切り替えると
きおよびプログラムナンバーの設定時に使用するモード
クリア/予熱キーP39等が設けられる。
次に、第4図を参照して第3図に係る複写機の表示パ
ネルの主な名称を簡単に機能とともに示すと、コールサ
ービスマン表示D1、手差し表示D2、ランニング表示D3、
スタートキーP36を押せばコピーできる状態のときに点
灯するコピー可能表示D4、待機状態のときに点灯する待
機表示D5、用紙補給表示D6、ミスフィード表示D7、トナ
ー補給表示D8、用紙残量表示D9、用紙方向表示D10、用
紙サイス表示D11、用紙選択表示D12、自動用紙選択表示
D13、用紙指定変倍表示D14、倍率表示D15、等倍表示D1
6、ズーム変倍表示D17、ミスフィード位置表示D18、濃
度調整表示D19、自動濃度表示D20、コピー枚数カウンタ
D21、セット枚数カウンタD22、各種機能の説明や操作方
法の手順や機械の状態などを表示するガイダンス表示部
D23等が設けられる。
次に、オペレータ検出手段の構成及びその動作につい
て説明する。
本実施例においては、複写機から、オペレータが操作
するときにいる方向に向かって、距離測定用の光または
超音波を発射して、反射物体からの反射を受けて反射物
体までの距離を、受信する反射レベルに影響されない方
式で測定する。その測定結果が所定の範囲にあり、所定
の時間継続して存在していることによりオペレータの存
在信号とする。
以下、光によるものと超音波によるものとをそれぞれ
説明する。
まず、光による検出について説明する。
複写機の操作部または表示部または原稿台、或いはそ
の近傍に、赤外線発光ダイオードとこの赤外線発光ダイ
オードから射出される赤外線ビームを細いビームにする
光学系を、その赤外線ビームの出射方向を、オペレータ
が複写機を操作するときに立つ方向に向くように設置す
る。該赤外線ビームの発射方向と直交する平面内で、ビ
ーム発射位置から所定距離離れた位置に、受光レンズを
介して反射光を受光する一次元ポジションセンサ(Posi
tion Sensitive Device;以下、PSDと省略する)を、そ
の長手方向が、ビーム発射位置からの距離の方向になる
ように設置する。PSDが反射光を受光する位置のデータ
から、3角測量の原理で被測定対象物までの距離を求め
る。
複写機の操作上の特性から、オペレータが複写機に接
触またはそれに近い状態にまで近付いて操作することが
ある。この方式の場合、極端にオペレータが接近する
と、受光部或いは投光部がオペレータにより遮られてし
まったり、反射光がPSDの長さの制限に基ずく受光範囲
を越えてしまったりして、反射光を受光できなくなるケ
ースがある。
この様にオペレータが極端に接近して、PSDからの位
置に係る信号が得られなくなるケースに備えるために、
オペレータとの距離を継続して測定するようにして、オ
ペレータとの距離が段々近くなり、その後、反射光を受
光できなくなったときには、オペレータは存在している
と判断するようにしている。
この様な条件下での別の対応策としてオペレータがい
ないときには、背後の壁または天井からの反射光が検出
できるように検出ゲインを設定しておき、反射光を受光
できないときにはオペレータが存在すると判定する。或
いはオペレータや通り過ぎる人などの移動物体の存在し
ないときの反射する物体、例えば後方の壁、天井までの
距離を検出して、記憶しておき、記憶されている距離よ
り遠方の被測定対象物を検出したとき、オペレータが存
在すると判定する。
これはオペレータが極端に接近して、反射光を受光す
ることができないのは、被測定対象物が十分遠方にあ
り、反射光を受光できないのと同じ検出結果になること
と、背景より遠距離のデータは、その複写機の設置され
た条件が変更されないかぎり起こり得ないことを使って
判定している。
これらの方法では、オペレータの接近を継続して検出
していなくても良い。
以下、この光方式で用いられる、赤外線を射出するLE
DとこのLEDから出射され被測定対象物で反射された反射
光を検出する受光素子の機能、および距離検出方式につ
いて詳細に説明する。
まず、受光素子(PSD)の動作に付いて説明する。
PSDは共通電極、出力1、出力2を備え、出力1、出
力2には受光部の長手方向の位置に応じて電流が流れ
る。
すなわち、スポット光が中央に当たっている場合には
出力1の電流I1と、出力2の電流I2は等しく、スポット
光の位置が右にずれるとI1<I2となり、スポット光の位
置が左にずれるとI1<I2となる。このとき、電流I1、I2
の増減の割合は、スポット光の位置の中央からのずれに
比例する。
従って、スポット光の位置とI2/I1の関係は一定の値
で、スポット光の光量の強弱には無関係である。すなわ
ち、電流の比を演算することにより、スポット光の位置
を求めることができる。
次に、PSDを使用した距離測定方式に付いて説明す
る。
前述したように、PSDを使用するとスポット光の位置
を検出することができることを利用して、発射した赤外
線ビームの位置と、反射光を受光する位置のデータか
ら、3角測量の原理で被測定対象物までの距離を求める
事ができる。
赤外線発光ダイオードから射出される赤外線ビームを
投光レンズ等の光学系で細いビームにして、被測定対象
物であるオペレータの立つ位置に向かって発射する。被
測定対象物で反射されるスポット光は受光レンズでPSD
の受光面に実像を結像するように調整される。スポット
光の中心からのずれdは被測定対象物までの距離Lに反
比例し、基線長S、受光レンズとPSDの受光面までの距
離fには、 f/L=d/S の関係が成り立つ。
一方、前述したように、PSDと出力1の電流I1と、出
力2の電流I2との間には次のような関係が成り立つ。
I1=c/2−d=c/2−fS/L I2=c/2−d=c/2+fS/L これから、 I2/I1=(c/2+fS)/(c/2−fS)=1+cfS/L となり、 (I2/I1−1)は1/Lに比例し、c、f、Sは検出装置固
有の値を持つので、I2/I1からLを求めることができ
る。
この方式は、近距離ほど必要なPSDの長さは大きくす
る必要があるものの、精度が高くなるり複写機のオペレ
ータの存在検出に適するものである。
次に、オペレータ存在の判定について説明する。
距離測定の結果が50cm内外の所定値より小さくなった
とき、オペレータが存在すると判定する。複写機を使用
する事なく、単に複写機の前を通過するだけの人と区別
するため、所定距離以内にいる時間が所定時間継続した
とき、オペレータが存在すると判断するようにしても良
い。
また、オペレータが複写機に近付き過ぎてPSDの受光
範囲を越えてしまったり、発光部または受光部を覆って
しまい、位置データが得られないときには、演算部とは
別の処理部でオペレータが存在すると判定する。
上記のように、位置データが得られないときに、単純
にオペレータが存在すると判断すると、検出装置が故障
したような場合に誤った判断をする可能性があるので、
位置データの得られなくなる前のデータを使用してオペ
レータが近付いてきた結果、位置データが得られなくな
ったことを判断の条件にすることにより、この様な問題
を回避することもできる。
例えば、通常の複写機の設置条件でオペレータの背景
から距離データとして、天井からの反射によるデータが
得られるようにすることが考えられる。
まず、複写機はいろいろな照明条件の所に設置される
ので、これら周囲の光と、距離測定用の光とを区別する
必要がある。そのため使用される光には800〜950nmの赤
外線が用いられる。そして、さらにPSDの受光面の前に
可視光カットフィルタを入れると共に、赤外線LEDをパ
ルス駆動して、その変化分だけを取り出して距離測定を
行うようにしている。また、赤外線LEDの駆動を所定の
間隔に限定し、駆動しているときのみPSDの検出電流の
演算を行い、距離データを得るようにしている。
発光部及び受光部に同様な可視光カットフィルタを入
れることにより、オペレータ検出装置の検出部が見えな
くなり、オペレータに違和感を抱かせることがないとい
う効果もある。これにより、意識的に検出されないよう
にする等の、設計意図とは異なった対応をされることも
防止できる。
次に、超音波を用いた場合の検出について説明する。
複写機の操作部または表示部または原稿台、或いはそ
の近傍に、赤外線発光ダイオードの代わりに超音波用の
スピーカ、PSDの代わりにマイクロフォンを、その指向
性がオペレータが複写機を操作するときに立つ方向に向
くようにそれぞれ設置する。
スピーカから発射された超音波が被測定対象物に当た
って反射し、マイクロフォンに戻ってくるまでの時間を
測定し、空気中を音波が伝搬する速度から距離を求め
る。発射する超音波は広がりを持つので、全部が同じ距
離から反射して戻ってくるのではなく、戻ってくるまで
の時間は、超音波が反射する位置までの距離によって異
なる。したがって、マイクロフォンで受ける信号は、位
相、振幅及び遅延時間の異なった信号が合成されたもの
となっている。そのため受信信号を増幅し、所定のリミ
ッタにより振幅を制限し、その後に検波して所望とする
検出信号を得る。さらに、この信号の内、一番早く戻っ
てくる信号の遅延時間により被測定対象物までの距離を
決定し、その距離が所定範囲にあれば、それをオペレー
タの存在信号とする。
具体的に説明すると、スピーカ(若しくはマイクロフ
ォン)からオペレータまでの距離をL、超音波の発射か
ら受信するまでの時間をd、空気中での超音波の伝搬速
度をVとすると、 L=Vd/2 となり、Vは略340m/sであるから、測定したdから距離
Lが求められる。
スピーカとマイクロフォンの設置位置が離れていると
きには、オペレータが極端に複写機に接近した場合、一
方または双方がオペレータに遮られ、反射を受けること
ができなくなる。これに対しても、光による検出方法の
場合と同様のやり方で、オペレータの存在を判定するこ
とができる。
次に、第5図乃至第7図は複写機全体を制御するメイ
ンプログラムに含まれるサブルーチンを示すフローチャ
ートを参照して複写機全体の制御について説明する。
第5図のフローチャートでは、ステップSA1でウイー
クリタイマー機能によりメモリに設定された電源接続時
刻(ON時刻)になった時に、電源接続時刻から所定時間
前、例えば30分前から該電源接続時刻間での間に(ステ
ップSA7)、検出手段によって検出され、セットされた
オペレータ存在フラグとオペレータカウントフラグによ
って検出手段で検出されたオペレータの接近等の回数を
計数して(ステップSA9〜17)、例えば1回もオペレー
タが検出されなかったときには(ステップSA3)、ステ
ップSA5で示されるウィークリタイマー機能による複写
機の電源の自動接続(ON動作)は行わないように制御す
る処理を示している。
第6図のフローチャートでは、オペレータの検出がス
テップSB1の電源接続時刻からから所定時間前、例えば3
0分前(ステップSB7)から該電源接続時刻までの間に検
出手段で検出されたオペレータの接近等の回数が、ステ
ップSB3で示すように所定回数N以上でなければウイー
クリタイマー機能による複写機の電源の自動接続(ON動
作)は行わないように制御する処理を示しているもので
ある。
第7図のフローチャートでは、ウイークリタイマー機
能によりメモリに設定されている複写機の電源の自動接
続時間(ステップSC3)の間で、かつ未だ複写機の電源
がOFF状態(ステップSC1)である場合に検出手段によっ
てオペレータが検出されたときには、複写機の電源を自
動接続(ON動作)させるように制御する処理(ステップ
SC5〜19)を示したものである。
なお、複写機の電源を自動接続(ON動作)させるに
は、図示しないリレードライバにソリッドステートリレ
ーのON信号を出力することにより行われる。また、電源
が接続(ON動作)されると、複写機は待機モードとなり
複写可能な状態となる。
次に、第8図乃至第15図のオペレータの存在検知に係
る位置関係説明図及びサブルーチンを示すフローチャー
トを参照してオペレータの存在検出に係る制御に付いて
説明する。
まず、第8図及び第9図を参照して基本的な処理、す
なわちオペレータ検出装置500から得られた距離データ
によって、オペレータが複写機の前に存在するか否かを
判断する際の処理に付いて説明する。
ステップSD1では、オペレータ検出装置500からオペレ
ータまでの距離に係る距離データが距離a以内であるか
否かの判断を行い、距離a以内と判断されたときには、
ステップSD3へ進み、オペレータ存在フラグを1にセッ
トする。また、距離a以上と判断されたときには、ステ
ップSD5へ進み、オペレータ存在フラグを0にリセット
する。オペレータ存在フラグが1にセットされることに
より、前述した複写機の電源を自動接続(ON動作)する
等の各種制御が行われる。
次に、第10図を参照して、オペレータがオペレータ検
出装置500からオペレータまでの距離に係る距離データ
が距離a以内に所定の時間継続して存在している場合
に、オペレータが存在すると判断する際の処理に付いて
説明する。
ステップSE1では、オペレータ検出装置500からオペレ
ータまでの距離に係る距離データが距離a以内であるか
否かの判断を行い、距離a以内と判断されたときには、
時間チェックのためにステップSE3へ進み、オペレータ
が距離a以内に所定の時間継続して存在しているか否か
の判断を行い、該所定の時間継続して存在しているとき
にはステップSE5、SE7においてタイムアップカウンタを
単位時間毎、例えば5ms毎に1増加させカウンタの内容
が100以上に達したときにタイムアップフラグが1にセ
ットされることにより(ステップSE3〜9)、ステップS
E11でオペレータ存在フラグが1にセットされる。ま
た、距離a以上と判断されたときには、ステップSE13へ
進み、タイムアップフラグを0にリセッした後にオペレ
ータ存在フラグを0にリセットする(ステップSE17)。
次に、第11図及び第12図を参照してオペレータ検出装
置500から得られた距離データによってオペレータの存
在を検出した後に、急に距離データが無くなった場合に
は、オペレータは継続して複写機の前に存在しているも
のと判断する際の処理に付いて説明する。なお、図中距
離aはオペレータが複写機の前に存在しているものと判
断する最大距離であり、また距離dは最小距離、すなわ
ち距離d以内は測定不能であることを示す。また、a>
b>c>dである。
まず、ステップSF1においてオペレータ検出装置500か
ら得られた距離データが所定距離a以内か否かの判断を
して、距離a以内と判断した場合にはオペレータが複写
機の前に存在しているものと判断してステップSF3へ進
む。またこのとき、オペレータ検出装置500から得られ
た距離データが所定距離a以上か、または距離データが
無い(検出不能)場合にはステップSF19の処理へ進む。
ステップSF3では検出した距離データが所定距離a以
内であるのでa以内フラグを1にセットする。このフラ
グは検出範囲内のどの位置にオペレータが存在している
かの判断や、他のフラグと組み合わせてオペレータの移
動方向を検出する際に用いられる。続いて、ステップSF
5ではオペレータが存在することを示すオペレータ存在
フラグを1にセットし、ステップSF7へ進む。
ステップSF7では、オペレータ検出装置500から得られ
た距離データが所定距離b以内か否かの判断をして、距
離b以内と判断した場合にはステップSF9でb以内フラ
グを1にセットする。もし、このとき距離b以上である
ときにはb以内フラグを0にリセットする(ステップSE
15)。このb以内フラグも、前記a以内フラグと同様の
目的に使用する。
前記ステップSF9でb以内フラグを1にセットした後
に、ステップSF7で、オペレータ検出装置500から得られ
た距離データが所定距離c以内か否かの判断をして、距
離c以内と判断した場合にはステップSF13でc以内フラ
グを1にセットし、距離c以上であるときにはステップ
SF17でc以内フラグを0にリセットする。このc以内フ
ラグも、前記a以内フラグと同様の目的に使用する。
一方、ステップSF19では、オペレータ検出装置500か
ら得られた距離データが所定距離a以上か、または距離
データが無い(検出不能)場合であるので、a以内フラ
グを0にリセットし、ステップSF21へ進む。ここでは、
オペレータがオペレータ検出装置500に近すぎた場合に
検出距離が距離a以上となったり、または距離データが
なくなった場合でも、オペレータが存在すると判断する
ことを可能とするための処理が行われる。すなわち、検
出距離が距離a以上となったり、または距離データがな
くなった場合でもc以内フラグが1にセットされている
ときには、オペレータが複写機に近付いてきて、その後
複写機から所定距離c以上に離れていないことを示して
いるので、オペレータが複写機に近付き過ぎて、検出不
可能範囲内に入ったと判断することが可能となる。ま
た、このときc以内フラグが0にリセットされていると
きにはステップSF23へ進み、オペレータが本当に存在し
ていないと判断してオペレータ存在フラグを0にリセッ
トする。
次に、第13図乃至第15図を参照して、被測定対象物が
ないときでもオペレータ検出装置500から距離データが
得られるように検出ゲインを調整して、距離が検出でき
ないときにはオペレータは複写機の前に存在しているも
のと判断する際の処理(第14図)、被測定対象物がない
ときの距離データを記憶して、その記憶された距離デー
タよりも遠いと判断されたときにはオペレータは複写機
の前に存在しているものと判断する際の処理(第15図)
に付いて説明する。なお、図中距離nはオペレータが複
写機の前に存在していない状態のときにあらかじめ測定
され記憶される距離データであり、また距離dは最小距
離、すなわち距離d以内は測定不能であることをしめ
す。また、n>a>dである。
まず、第14図を参照するに、ステップSG1においてオ
ペレータ検出装置500から得られた距離データが所定距
離a以内か否かの判断をして、距離a以内と判断した場
合にはオペレータが複写機の前に存在しているものと判
断してステップSG5へ進む。またこのとき、オペレータ
検出装置500から得られた距離データが所定距離a以上
の場合にはステップSG3の処理へ進む。
ステップSG3では、オペレータ検出装置500からの距離
データが存在するか否かの判断を行う。ここで距離デー
タが存在するのであれば、距離a以内にはオペレータは
存在しないと判断しステップSG7へ進む。また、距離デ
ータが存在しない、すなわち距離を検出できない場合に
はオペレータがオペレータ検出装置500に近付き過ぎて
いると判断してステップSG5へ進む。
ステップSG5では、オペレータが存在することを示す
オペレータ存在フラグを1にセットし、ステップSG7で
は、オペレータが本当に存在していない事を示すオペレ
ータ存在フラグを0にリセットする。
次に、第15図を参照するに、ステップSH1においてオ
ペレータ検出装置500から得られた距離データが所定距
離a以内か否かの判断をして、距離a以内と判断した場
合にはオペレータが複写機の前に存在しているものと判
断してステップSH5へ進む。またこのとき、オペレータ
検出装置500から得られた距離データが所定距離a以上
の場合にはステップSG3の処理へ進む。
ステップSH3では、オペレータ検出装置500からの距離
データが予め測定され記憶されているオペレータが存在
しない状態でのデータ(n)以内か、以上かの判断を行
う。もし距離データが(n)以内または(n)と同等で
あれば、オペレータは存在しないと判断してステップSH
7へ進む。また、距離データが(n)以上であれば、オ
ペレータがオペレータ検出装置500に近付き過ぎたため
正常な距離データが得られないものと判断して、ステッ
プSH5へ進む。
ステップSH5では、オペレータが存在することを示す
オペレータ存在フラグを1にセットし、ステップSH7で
は、オペレータが本当に存在していない事を示すオペレ
ータ存在フラグを0にリセットする。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案による複写制御装
置は、設定された電源接続時刻になるまでの所定時間内
に所定数以上の人が検出された場合にのみ電源が接続さ
れるので、祝祭日や臨時休業日などの殆ど人が居ない時
に複写機の電源が自動的に投入されるようなことはなく
なり、電力を無駄に消費することがなく、安全の確保を
図ることもできる。
また、設定された電源接続時刻を過ぎてからでも、所
定数以上の人が遅れて出勤してきたような場合には、電
源が自動的に接続され、ウィークリタイマの機能を果た
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である複写機の制御装置の構
成を示す概略構成図、第2図は第1図に示す複写機の外
観を示す斜視図、第3図は第2図に示す複写機の操作部
を示す図、第4図は第3図に示す操作部のうちの表示部
を拡大して示す図、第5図乃至第7図は複写機全体を制
御するメインプログラムに含まれるサブルーチンを示す
フローチャート、第8図、第11図及び第13図は複写機と
の位置関係を示す説明図、第9図、第10図、第12図、第
14図及び第15図はオペレータの存在検知に係るサブルー
チンを示すフローチャートである。 200……メインボード、210……マイクロプロセッサ、31
0……操作部、500……オペレータ検出装置、510……信
号処理部、520……発信器、530……受信器、600……音
声出力装置

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】時間を計時する時計手段と、被測定対象物
    の存在を検出する検出手段と、電源の接続遮断を行うス
    イッチ手段と、設定された電源接続時刻を記憶する記憶
    手段と、該記憶手段に記憶された電源接続時刻までの所
    定時間内の前記検出手段による検出回数を計数する計数
    手段と、前記時計手段により計時される時刻が前記記憶
    手段に記憶された電源接続時刻になった時、前記計数手
    段の計数値が予め設定された所定値以上になっていれば
    前記スイッチ手段に電源を接続させ、前記所定値以上に
    なっていなければ前記スイッチ手段に電源を接続させな
    いように制御する制御手段とを具備することを特徴とす
    る複写制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の複写制御装置において、前
    記記憶手段に記憶された電源接続時刻後の前記検出手段
    による検出回数を計数する第2の計数手段と、前記時計
    手段により計時される時刻が前記記憶手段に記憶された
    電源接続時刻を過ぎても前記スイッチ手段が電源を遮断
    している状態にあるとき、前記第2の計数手段の計数値
    が予め設定された所定値以上になると前記スイッチ手段
    に電源を接続させるように制御する制御手段とを設けた
    ことを特徴とする複写制御装置。
JP1990076943U 1990-07-18 1990-07-18 複写制御装置 Expired - Fee Related JP2543222Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990076943U JP2543222Y2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 複写制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990076943U JP2543222Y2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 複写制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0435144U JPH0435144U (ja) 1992-03-24
JP2543222Y2 true JP2543222Y2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=31618869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990076943U Expired - Fee Related JP2543222Y2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 複写制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2543222Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56101159A (en) * 1980-01-18 1981-08-13 Toshiba Corp Electronic copying apparatus
JPS56102863A (en) * 1980-01-21 1981-08-17 Toshiba Corp Electrophotographic copying apparatus
JPS57135952A (en) * 1981-02-16 1982-08-21 Ricoh Co Ltd Copy preparation action controlling method
JPH01134470A (ja) * 1987-11-20 1989-05-26 Ricoh Co Ltd 処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0435144U (ja) 1992-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2996988B2 (ja) 複写機の制御装置
US6385406B1 (en) Sheet detecting apparatus with correction means for sheet surface condition and sheet thickness
EP0333107B1 (en) Original handling apparatus
US5220395A (en) Image forming apparatus capable of indicating orientations for setting original documents
US4511246A (en) Size detecting device of a copy document suitable for electrophotographic copying machine
KR920704188A (ko) 영상 포착을 위한 인위적 조명을 제공하는 플래시 시스템 및 방법
US4057817A (en) Film processor standby control system
JP2543222Y2 (ja) 複写制御装置
US4788575A (en) Copying machine for detecting a workable document turnover unit
US5335837A (en) Automatic document feeder responsive to paper jam
JP3146440B2 (ja) 複写装置
US4480824A (en) Restack jam detection
GB2082337A (en) Reduction photocopying
JPH03194562A (ja) 複写機の制御装置
JPH03194565A (ja) 複写機の制御装置
JP4449607B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JPH05204201A (ja) 画像形成装置
JPH0348866A (ja) 複写機のガイダンス制御装置
US5295616A (en) Switchable automatic document feeder capable of feeding continuous form documents or single sheet documents
JPH0481774A (ja) タイマー付画像形成装置
JPH0425861A (ja) 複写機
JPH0425864A (ja) 複写機
JP3056793B2 (ja) 事務機器のオン/オフ制御装置
JP2820271B2 (ja) 事務機器のオペレータ検出装置
JP2763572B2 (ja) 事務機器のオペレータ検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees