JP2543217B2 - 自動プログラム装置 - Google Patents

自動プログラム装置

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JP2543217B2
JP2543217B2 JP2076291A JP7629190A JP2543217B2 JP 2543217 B2 JP2543217 B2 JP 2543217B2 JP 2076291 A JP2076291 A JP 2076291A JP 7629190 A JP7629190 A JP 7629190A JP 2543217 B2 JP2543217 B2 JP 2543217B2
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program
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幸夫 早川
茂義 三田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、五面加工機用のNC(数値制御)プログラム
を作成する自動プログラム装置に関する。
(従来の技術) 第5図に示すような主軸(Z軸)に平行なW軸を有す
る五面加工機や、Z軸に装着可能な複数のアタッチメン
トを備え、各アタッチメントを自動交換する機能を有す
る五面加工機によれば、Z軸のストロークより長い形状
の加工が可能となる。
第6図は上記五面加工機用のNCプログラムを作成する
従来の自動プログラム装置の一例を示すブロック図であ
り、加工図面1に表わされている加工形状の長さが五面
加工機のZ軸ストロークより長い場合、オペレータはそ
の加工形状を五面加工機の軸ストローク範囲内にて分割
し、分割した加工形状毎に加工形状入力部2を介してNC
プログラム作成部6に入力する。NCプログラム作成部6
は、入力される加工形状毎にNCプログラムを作成してNC
プログラム編集部7に送出する。NCプログラム編集部7
は、オペレータにより入力されるW軸指令又はアタッチ
メント指令をNCプログラム作成部6から送出されて来る
NCプログラム毎に付加し、連続した1つのNCプログラム
に編集してNCプログラム出力部10を介して外部の紙テー
プやフロッピーディスク等へ出力する。
(発明が解決しようとする課題) 上述した自動プログラム装置では、オペレータが加工
図面に表わされている加工形状を五面加工機のZ軸スト
ローク範囲内にて分割する際に、五面加工機による加工
方法等を考慮しなければならず、また、分割された加工
形状の各NCプログラムに最適なW軸指令又はアタッチメ
ント指令を入力するには、オペレータのノウハウを必要
とするといった問題があった。
本発明は上述した事情から成されたものであり、本発
明の目的は、オペレータの手を煩わせることなく、五面
加工機のNCプログラムを自動的に作成することができる
自動プログラム装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明はZ軸に装着可能な複数のアタッチメントを備
え、各アタッチメントを自動交換する機能を有する五面
加工機用のNCプログラムを、入力される加工形状に基づ
いて作成して出力する自動プログラム装置及びZ軸に平
行なW軸を有する五面加工機用のNCプログラムを、入力
される加工形状に基づいて作成して出力する自動プログ
ラム装置に関するものであり、本発明の上記目的は、前
者は前記加工形状を、予め記憶されている前記Z軸のス
トローク及び前記アタッチメントの長さに基づいて前記
アタッチメントの加工可能範囲毎に分割する分割手段
と、前記分割された加工形状に基づいて作成された前記
アタッチメントの加工可能範囲毎の数値制御プログラム
に、予め記憶されている前記アタッチメントの指令を付
加する付加手段とを備え、前記アタッチメントの指令が
付加された前記数値制御プログラムを連続する1つの数
値制御プログラムとして出力することによって達成さ
れ、後者は前記加工形状を、予め記憶されている前記Z
軸のストローク及び前記W軸のストロークに基づいて前
記W軸の加工可能範囲毎に分割する分割手段と、前記分
割された加工形状に基づいて作成された前記W軸の加工
可能範囲毎の数値制御プログラムに、予め記憶されてい
る前記W軸の指令を付加する付加手段とを備え、前記W
軸の指令が付加された前記数値制御プログラムを連続す
る1つの数値制御プログラムとして出力することによっ
て達成される。
(作用) 本発明にあっては、加工形状を分割するためのデータ
や分割された加工形状のNCプログラムに最適な指令を予
め記憶しているので、オペレータによる加工方法等の考
慮やオペレータのノウハウを必要とせずに適切なNCプロ
グラムを自動的に作成することができる。
(実施例) 第1図は本発明の自動プログラム装置の一例を第6図
に対応させて示すブロック図であり、同一構成箇所は同
符号を付す。加工図面1に表わされている加工形状が加
工形状入力部2を介して加工範囲分割部3に入力される
と、Z軸ストローク記憶部4に予め格納されている五面
加工機のZ軸ストロークと、アタッチメント長さ記憶部
5に予め格納されている五面加工機のアタッチメントの
長さとが加工範囲分割部3に読出され、これらのデータ
に基づいて上記加工形状が加工範囲毎に分割されてNCプ
ログラム作成部6に送出される。NCプログラム作成部6
にて加工範囲毎のNCプログラムが作成されて、NCプログ
ラム付加部9に送出され、アタッチメント指令記憶部8
に予め格納されている五面加工機のアタッチメント指令
が読出される。そして、各アタッチメント指令が該当す
るNCプログラムに付加され、連続した1つのNCプログラ
ムが編集されてNCプログラム出力部10を介して外部の紙
テープやフロッピーディスク等へ出力されるようになっ
ている。
このような構成において、その動作例を第2図のフロ
ーチャートで説明する。例えば第3図に示すような2種
類のアタッチメント11a,11bを備えた五面加工機にて第
4図に示すような加工部位A,B,Cで構成される加工形状
を加工するためのNCプログラムを作成する場合、オペレ
ータが加工形状を加工形状入力部2を介して加工範囲分
割部3に入力すると(ステップS1)、加工範囲分割部3
はアタッチメント11a,11b毎の加工可能範囲を次の要領
で判定する(ステップS2)。即ち、アタッチメント11a,
11bの加工可能範囲の最大値をZamax,Zbmax、加工可能範
囲の最小値Zamin,Zbmin、長さをla,lbとし、五面加工機
のZ軸ストロークをLs、プログラム原点からZ軸が最も
上昇したときのZ軸最下端位置までの距離をLとすると
次式(1)の関係が成り立つ。
そして、加工部位を表わす加工部位カウンタNMを“1"
(この例では加工部位Aを表わす)にセットし(ステッ
プS3)、アタッチメントの番号及びアタッチメントの選
択の優先順位を表わすアタッチメントカウンタNAを“1"
(この例ではアタッチメント11aを表わす)にセットす
る(ステップS4)。アタッチメント11aの加工可能範囲
で加工部位Aの全加工が可能であるか否かを判定し(ス
テップS5)、この場合は全加工が可能であるので、加工
部位Aをアタッチメント11aで加工を行なうように決定
する(ステップS6)。全加工部位のチェックが完了した
か否かを判定し(ステップS7)、この例では加工部位B,
Cが残っているので加工部位カウンタNMに“1"を加算し
て“2"(この例では加工部位Bを表わす)とし(ステッ
プS8)、ステップS4へ戻る。そして、アタッチメント11
aの加工可能範囲で加工部位Bの全加工が可能であるか
否かを判定し(ステップS4,S5)、この場合は全加工が
不可能であるので、全アタッチメントのチェックが完了
したか否かを判定し(ステップS9)、この例ではアタッ
チメント11bが残っているのでアタッチメントカウンタN
Aに“1"を加算して“2"(この例ではアタッチメント11b
を表わす)とし(ステップS10)、ステップS5へ戻る。
そして、アタッチメント11bの加工可能範囲で加工部位
Bの全加工が可能であるか否かを判定し(ステップS
5)、この場合は全加工が可能であるので、加工部位B
をアタッチメント11bで加工を行なうように決定する
(ステップS6)。全加工部位のチェックが完了したか否
かを判定し(ステップS7)、この例では加工部位Cが残
っているので加工部位カウンタNMに“1"を加算して“3"
(この例では加工部位Cを表わす)とし(ステップS
8)、ステップS4へ戻る。そして、アタッチメント11aの
加工可能範囲で加工部位Cの全加工が可能であるか否か
を判定し(ステップS4,S5)、この場合は全加工が不可
能であるので、全アタッチメントのチェックが完了した
か否かを判定し(ステップS9)、この例ではアタッチメ
ント11bが残っているのでアタッチメントカウンタNAに
“1"を加算して“2"とし(ステップS10)、ステップS5
へ戻る。そして、アタッチメント11bの加工可能範囲で
各部位Cの全加工が可能であるか否かを判定し(ステッ
プS5)、この場合も全加工が不可能であり、さらに全ア
タッチメントのチェックも完了したので(ステップS
9)、加工部位Cをアタッチメント11a又は11bで加工可
能な範囲にて分割し(ステップS11)、分割した加工部
位Ca,Cbを各アタッチメント11a,11bで加工することを決
定して(ステップS12)、ステップS7へ戻る。そして、
全加工部位のチェックが完了したので、NCプログラム作
成部6は、アタッチメントカウンタNAを“1"にセットし
(ステップS13)、アタッチメント11aで加工する加工部
位A,CaのNCプログラムを作成し(ステップS14)、さら
にアタッチメントカウンタNAに“1"を加算して“2"とし
(ステップS15,S16)、アタッチメント11bで加工する加
工部位B,CbのNCプログラムを作成する(ステップS1
4)。そして、全アタッチメントのNCプログラム作成が
完了したので(ステップS15)、NCプログラム付加部7
は、アタッチメント11a,11b毎に作成したNCプログラム
の先頭に、該当するアタッチメント指令を付加し、連続
した1つのNCプログラムに編集してNCプログラム出力部
10を介して外部の紙テープやフロッピーディスク等ヘ出
力し(ステップS17)、全ての処理を終了する。
なお、上述した実施例においては、アタッチメントを
備えた五面加工機について説明したが、W軸を有する五
面加工機では第1図示の記憶部5及び8にW軸ストロー
ク及びW軸指令をそれぞれ記憶させておけば同様の効果
を呈する。
(発明の効果) 以上のように本発明の自動プログラム装置によれば、
オペレータが初心者であっても適切な加工が可能な五面
加工機用のNCプログラムが自動的に作成されるので、作
業効率を向上させることができると共に、加工ミスの発
生を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動プログラム装置の一例を示すブロ
ック図、第2図はその動作例を説明するフローチャー
ト、第3図は五面加工機の一例を示す図、第4図は本発
明装置によるNCプログラム作成のための具体例を示す
図、第5図は五面加工機の別の一例を示す斜視図、第6
図は従来の自動プログラム装置の一例を示すブロック図
である。 1……加工図面、2……加工形状入力部、3……加工範
囲分割部、4……Z軸ストローク記憶部、5……アタッ
チメント長さ記憶部、6……NCプログラム作成部、7…
…NCプログラム編集部、8……アタッチメント指令記憶
部、9……NCプログラム付加部、10……NCプログラム出
力部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Z軸に装着可能な複数のアタッチメントを
    備え、各アタッチメントを自動交換する機能を有する五
    面加工機用の数値制御プログラムを、入力される加工形
    状に基づいて作成して出力する自動プログラム装置にお
    いて、前記加工形状を、予め記憶されている前記Z軸の
    ストローク及び前記アタッチメントの長さに基づいて前
    記アタッチメントの加工可能範囲毎に分割する分割手段
    と、前記分割された加工形状に基づいて作成された前記
    アタッチメントの加工可能範囲毎の数値制御プログラム
    に、予め記憶されている前記アタッチメントの指令を付
    加する付加手段とを備え、前記アタッチメントの指令が
    付加された前記数値制御プログラムを連続する1つの数
    値制御プログラムとして出力するようにしたことを特徴
    とする自動プログラム装置。
  2. 【請求項2】Z軸に平行なW軸を有する五面加工機用の
    数値制御プログラムを、入力される加工形状に基づいて
    作成して出力する自動プログラム装置において、前記加
    工形状を、予め記憶されている前記Z軸のストローク及
    び前記W軸のストロークに基づいて前記W軸の加工可能
    範囲毎に分割する分割手段と、前記分割された加工形状
    に基づいて作成された前記W軸の加工可能範囲毎の数値
    制御プログラムに、予め記憶されている前記W軸の指令
    を付加する付加手段とを備え、前記W軸の指令が付加さ
    れた前記数値制御プログラムを連続する1つの数値制御
    プログラムとして出力するようにしたことを特徴とする
    自動プログラム装置。
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