JP2543087B2 - アナログ電圧のレベル判定方法 - Google Patents
アナログ電圧のレベル判定方法Info
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- JP2543087B2 JP2543087B2 JP62177454A JP17745487A JP2543087B2 JP 2543087 B2 JP2543087 B2 JP 2543087B2 JP 62177454 A JP62177454 A JP 62177454A JP 17745487 A JP17745487 A JP 17745487A JP 2543087 B2 JP2543087 B2 JP 2543087B2
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- analog voltage
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アナログ電圧をレベル判定し、このレベル
を制御に用いる機器における、アナログ電圧のレベル判
定方法に関する。
を制御に用いる機器における、アナログ電圧のレベル判
定方法に関する。
従来の技術 第3図は、一般的なアナログ電圧のレベル判定方法を
用いた機器の具体例で、可変抵抗器1及び、電源2とか
ら作られるアナログ電圧Vを、アナログ電圧のレベル判
定方法を用いたレベル判定装置3によって、判定レベル
Lを出力し、この判定レベルLを用いて制御部4で、リ
レー6を駆動し、商用電源7及びヒータ5からなる回路
の開閉を行ない温度調節を行なう温調機器である。
用いた機器の具体例で、可変抵抗器1及び、電源2とか
ら作られるアナログ電圧Vを、アナログ電圧のレベル判
定方法を用いたレベル判定装置3によって、判定レベル
Lを出力し、この判定レベルLを用いて制御部4で、リ
レー6を駆動し、商用電源7及びヒータ5からなる回路
の開閉を行ない温度調節を行なう温調機器である。
前記、温調機器のレベル判定装置3における従来のレ
ベル判定方法を、第4図を用いて説明する。
ベル判定方法を、第4図を用いて説明する。
アナログ電圧Vを第1のレベルl1に変換する第1の変
換工程G1と、前記第1のレベルl1を、判定レベルLに変
換する第2の変換工程G2とから成っている。
換工程G1と、前記第1のレベルl1を、判定レベルLに変
換する第2の変換工程G2とから成っている。
以下、第5図を用いてさらに詳しく説明を行なう。ア
ナログ電圧Vは、変換工程G1によって、16段階の第1の
レベルl1に変換される。この変換工程G1は一般に知られ
ているA/D変換器によるもので、4ビットのA/D変換を用
いると16段階のレベルが得られる。
ナログ電圧Vは、変換工程G1によって、16段階の第1の
レベルl1に変換される。この変換工程G1は一般に知られ
ているA/D変換器によるもので、4ビットのA/D変換を用
いると16段階のレベルが得られる。
次に、前記第1のレベルl1は、第2の変換工程G2によ
って、制御を行なうための5段階の判定レベルLに変換
される。アナログ電圧Vを変換工程G1によって、直接5
段階の判定レベルLに変換できれば、変換工程G2は省く
ことができる。
って、制御を行なうための5段階の判定レベルLに変換
される。アナログ電圧Vを変換工程G1によって、直接5
段階の判定レベルLに変換できれば、変換工程G2は省く
ことができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、レベル判定装置3のレベル判定方法と
して、前記従来のアナログ電圧のレベル判定方法を用い
ると、電源電圧変動や、ノイズによって、アナログ電圧
が変化し、例えば、第1のレベルがレベル10とレベル9
の間で、チャタリングを起こしたら、判定レベルLも同
時にレベル4とレベル3の間でチャタリングを起こして
しまう。制御部4は、判定レベルLを用いて、ヒータ5
の通電制御を行っているので、判定レベルLがチャタリ
ングを起こせば、リレー6もチャタリングを起してしま
う。
して、前記従来のアナログ電圧のレベル判定方法を用い
ると、電源電圧変動や、ノイズによって、アナログ電圧
が変化し、例えば、第1のレベルがレベル10とレベル9
の間で、チャタリングを起こしたら、判定レベルLも同
時にレベル4とレベル3の間でチャタリングを起こして
しまう。制御部4は、判定レベルLを用いて、ヒータ5
の通電制御を行っているので、判定レベルLがチャタリ
ングを起こせば、リレー6もチャタリングを起してしま
う。
従って、ヒータ5の容量が大きい場合には、ノイズ発
生、あるいは、リレー6の接点の溶着、破損といった不
具合を発生する可能性がある。
生、あるいは、リレー6の接点の溶着、破損といった不
具合を発生する可能性がある。
本発明は、かかる従来の問題点を解消するもので、電
源電圧変動あるいは、ノイズによる誤動作を防止して、
安定な制御を可能とするための、アナログ電圧のレベル
判定方法を提供するものである。
源電圧変動あるいは、ノイズによる誤動作を防止して、
安定な制御を可能とするための、アナログ電圧のレベル
判定方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明のアナログ電圧
のレベル判定方法は、入力されたアナログ電圧を1から
m(mは整数)までの第1のレベルに変換する第1の変
換工程と、前記第1のレベルをほぼ均等に1からn(n
は整数でm>n)までの第2のレベルに変換する第2の
変換工程と、前記第1のレベルを、第2の変換工程によ
る変換レベルよりも、第1のレベルで1レベル分、低く
設定して、1からnまでの第3のレベルに変換する第3
の変換工程と、入力されたアナログ電圧の第1のレベル
の変化が上昇時は、前記第2の変換工程によるレベルを
出力し、前記第1のレベルの変化が下降時には、前記第
3の変換工程によるレベルを出力する第1の出力工程
と、前記第1の出力工程により出力されたレベルが3回
一致したときに、前記レベルを、判定レベルとして出力
する第2の出力工程とからなるものである。
のレベル判定方法は、入力されたアナログ電圧を1から
m(mは整数)までの第1のレベルに変換する第1の変
換工程と、前記第1のレベルをほぼ均等に1からn(n
は整数でm>n)までの第2のレベルに変換する第2の
変換工程と、前記第1のレベルを、第2の変換工程によ
る変換レベルよりも、第1のレベルで1レベル分、低く
設定して、1からnまでの第3のレベルに変換する第3
の変換工程と、入力されたアナログ電圧の第1のレベル
の変化が上昇時は、前記第2の変換工程によるレベルを
出力し、前記第1のレベルの変化が下降時には、前記第
3の変換工程によるレベルを出力する第1の出力工程
と、前記第1の出力工程により出力されたレベルが3回
一致したときに、前記レベルを、判定レベルとして出力
する第2の出力工程とからなるものである。
作 用 本発明は、上記した方法によりアナログ電圧のレベル
判定を行なうので、電圧変動あるいは、ノイズによる誤
動作を防止するものである。
判定を行なうので、電圧変動あるいは、ノイズによる誤
動作を防止するものである。
実施例 以下本発明の一実施例を添付図面を用いて説明する。
第1図は、本発明によるアナログ電圧のレベル判定方法
のフローチャートを示したもので、アナログ電圧V0は、
まず、第1の変換工程F1によって、第1のレベルの初期
値l0に変換され、次に、前記l0は、第2の変換工程F2に
よって判定レベルの初期値L′に変換される。以下、ア
ナログ電圧Vは、第1の変換工程F1により、第1のレベ
ルl1に変換され、この第1のレベルl1が、第2の変換工
程F2によって、第2のレベルl2に、第3の変換工程F3に
よって、第3のレベルl3に変換される。次に、第1の出
力工程F4は、第1のレベルの初期値l0と第1のレベルl1
とを比較して、l1≧l0のときは、第2のレベルl2をl1<
l0のときは、第3のレベルl3を第1の出力レベルlとし
て出力する。さらに、第2の出力工程F5は、前記、第1
の出力レベルlが3回一致したら前記第1の出力レベル
lを判定レベルLとして出力する。
第1図は、本発明によるアナログ電圧のレベル判定方法
のフローチャートを示したもので、アナログ電圧V0は、
まず、第1の変換工程F1によって、第1のレベルの初期
値l0に変換され、次に、前記l0は、第2の変換工程F2に
よって判定レベルの初期値L′に変換される。以下、ア
ナログ電圧Vは、第1の変換工程F1により、第1のレベ
ルl1に変換され、この第1のレベルl1が、第2の変換工
程F2によって、第2のレベルl2に、第3の変換工程F3に
よって、第3のレベルl3に変換される。次に、第1の出
力工程F4は、第1のレベルの初期値l0と第1のレベルl1
とを比較して、l1≧l0のときは、第2のレベルl2をl1<
l0のときは、第3のレベルl3を第1の出力レベルlとし
て出力する。さらに、第2の出力工程F5は、前記、第1
の出力レベルlが3回一致したら前記第1の出力レベル
lを判定レベルLとして出力する。
第2図は、レベル判定の具体例を示したもので、アナ
ログ電圧Vは、第1のレベルで16レベル、第2のレベル
で5レベル、第3のレベルでは、第2のレベルよりも第
1のレベルで1レベル分低くして、5レベルに分割され
ている。
ログ電圧Vは、第1のレベルで16レベル、第2のレベル
で5レベル、第3のレベルでは、第2のレベルよりも第
1のレベルで1レベル分低くして、5レベルに分割され
ている。
上記構成において、判定レベルの初期値L′=2,第1
のレベルの初期値l0=6の状態から、第1のレベルl1が
レベル6からレベル7に変化した場合、l1≧l0であるの
で、第1の出力工程F4は、第2のレベルl2、即ちレベル
3を第1の出力レベルlとして出力する。さらに、第2
の出力工程F5は、第1の出力レベルlが、3回一致した
かどうかを判定して、3回一致したときに、判定レベル
Lは、レベル2からレベル3に変化する。
のレベルの初期値l0=6の状態から、第1のレベルl1が
レベル6からレベル7に変化した場合、l1≧l0であるの
で、第1の出力工程F4は、第2のレベルl2、即ちレベル
3を第1の出力レベルlとして出力する。さらに、第2
の出力工程F5は、第1の出力レベルlが、3回一致した
かどうかを判定して、3回一致したときに、判定レベル
Lは、レベル2からレベル3に変化する。
次に判定レベルの初期値L′=3,第1のレベルの初期
値l0=7の状態から、第1のレベルl1がレベル7からレ
ベル6に変化した場合には、l1<l0であるので、第1の
出力工程F4は、第3のレベルl3、即ちレベル3を第1の
出力レベルlとして出力する。従って、判定レベルL
は、レベル3のままで変化しないことになる。
値l0=7の状態から、第1のレベルl1がレベル7からレ
ベル6に変化した場合には、l1<l0であるので、第1の
出力工程F4は、第3のレベルl3、即ちレベル3を第1の
出力レベルlとして出力する。従って、判定レベルL
は、レベル3のままで変化しないことになる。
従って、電源電圧変動あるいは、ノイズによって、第
1のレベルl1が、チャタリングを起こしても、第1の出
力レベルlを安定させることができる。さらに、第1の
出力レベルlが3回一致して初めて、判定レベルLとす
るので、ノイズによる誤判定を防止することができる。
1のレベルl1が、チャタリングを起こしても、第1の出
力レベルlを安定させることができる。さらに、第1の
出力レベルlが3回一致して初めて、判定レベルLとす
るので、ノイズによる誤判定を防止することができる。
上記アナログ電圧のレベル判定方法を用いて、第3図
に示す様な温度制御を行なう場合、電源電圧変動あるい
はノイズによるチャタリング、誤動作を防止することが
でき、リレー6の接点溶着、破損あるいは、ノイズの発
生を防止することができる。
に示す様な温度制御を行なう場合、電源電圧変動あるい
はノイズによるチャタリング、誤動作を防止することが
でき、リレー6の接点溶着、破損あるいは、ノイズの発
生を防止することができる。
発明の効果 以上のように本発明のアナログ電圧のレベル判定方法
によれば、次のような効果が得られる。
によれば、次のような効果が得られる。
(1) アナログ電圧のレベル判定はアナログ電圧の上
昇時と、下降時で、判定レベルに差を設けているので、
アナログ電圧の変動に対して、常に安定したレベル判定
ができ、チャタリングを防止できる。
昇時と、下降時で、判定レベルに差を設けているので、
アナログ電圧の変動に対して、常に安定したレベル判定
ができ、チャタリングを防止できる。
(2) 判定レベルは、3回一致で、決定されるので、
ノイズ等による誤動作を防止できる。
ノイズ等による誤動作を防止できる。
(3) 本発明によるアナログ電圧のレベル判定方法を
用いて、制御を行なう機器では、安定した制御が行な
え、特に、ヒータ,モータ等の大容量の負荷を制御する
機器では、接点溶着、ノイズ発生といった不具合発生を
防止できる。
用いて、制御を行なう機器では、安定した制御が行な
え、特に、ヒータ,モータ等の大容量の負荷を制御する
機器では、接点溶着、ノイズ発生といった不具合発生を
防止できる。
第1図は本発明の一実施例であるアナログ電圧のレベル
判定方法のフローチャート、第2図は同説明図、第3図
は同アナログ電圧のレベル判定方法を用いた装置の構成
図、第4図は従来のアナログ電圧のレベル判定方法のフ
ローチャート、第5図は同説明図である。 F1……第1の変換工程、F2……第2の変換工程、F3……
第3の変換工程、F4……第1の出力工程、F5……第2の
出力工程。
判定方法のフローチャート、第2図は同説明図、第3図
は同アナログ電圧のレベル判定方法を用いた装置の構成
図、第4図は従来のアナログ電圧のレベル判定方法のフ
ローチャート、第5図は同説明図である。 F1……第1の変換工程、F2……第2の変換工程、F3……
第3の変換工程、F4……第1の出力工程、F5……第2の
出力工程。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−147231(JP,A) 特開 昭59−226514(JP,A) 特開 昭56−59397(JP,A) 特開 昭59−54848(JP,A) 実開 昭59−62556(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】入力されたアナログ電圧を1からm(mは
整数)までの第1のレベルに変換する第1の変換工程
と、前記第1のレベルをほぼ均等に1からn(nは整数
でm>n)までの第2のレベルに変換する第2の変換工
程と、前記第1のレベルを、第2の変換工程による変換
レベルよりも、第1のレベルで、1レベル分低く設定し
て、1からnまでの第3のレベルに変換する第3の変換
工程と、入力されたアナログ電圧の第1のレベルの変化
が、上昇時は、前記第2の変換工程によるレベルを出力
し、前記第1のレベルの変化が、下降時には、前記第3
の変換工程によるレベルを出力する第1の出力工程と、
前記第1の出力方法により出力されたレベルが3回一致
したときに、前記レベルを、判定レベルとして出力する
第2の出力工程とからなるアナログ電圧のレベル判定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62177454A JP2543087B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | アナログ電圧のレベル判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62177454A JP2543087B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | アナログ電圧のレベル判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6420727A JPS6420727A (en) | 1989-01-24 |
JP2543087B2 true JP2543087B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=16031228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62177454A Expired - Fee Related JP2543087B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | アナログ電圧のレベル判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543087B2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-16 JP JP62177454A patent/JP2543087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6420727A (en) | 1989-01-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |