JP2543052B2 - カラ―フィルタ―の製造方法 - Google Patents

カラ―フィルタ―の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は顔料系色素を用いたカラーフィルタに関する
ものであり、特に青色素層の改良に関するものである。
従来の技術 カラーフィルタは液晶カラーディスプレイ、液晶カラ
ーテレビ等に用いられている。カラーフィルタ用の色材
としては、耐光性が良く、分光特性がCRTと同等のもの
がよい。
一般的に、染料より顔料の方が耐光性が良いので、良
く使われている。青色素層にはフタロシアニン系色素が
用いられている。しかしながら、フタロシアニン系色素
単独では、透過極大値が500nm付近にあるため、カラー
フィルタ用の青色素層としては使えない。
このため、フタロシアニン系色素とキナクリドン系の
マゼンタ色素を併用することが提案されている。(特開
昭60−42707号公報) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、フタロシアニン系色素とキナクリドン
系のマゼンタ色素の組合せで得られる青色素層の分光特
性はCRTに比べて劣り、CIE色度図上での色再現性も悪
い。これは、キナクリドン系のマゼンタ色素がフタロシ
アニン系色素の緑色成分を十分にカットできていないた
めと考えられる。
本発明は、青色素層の色再現性の優れたカラーフィル
タ製造方法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 透明基板上に、重量比でフタロシアニン系色素100に
対してジオキサンジバイオレット系色素30〜80の割合で
含有する光硬化性樹脂もしくは光硬化性樹脂と熱硬化性
樹脂との混合物を印刷することにより、500nm以上の波
長をカットしたことを特徴とする青色素層を形成する。
作用 ジオキサジンバイオレット系色素がフタロシアニン系
色素の緑色成分を十分にカットするため、分光特性がCR
Tと同等のものが得られると推定される。
実施例 本発明のカラーフィルタの製造方法は、透明基板上
に、重量比でフタロシアニン系色素100に対してジオキ
サバンバイオレット系色素30〜80の割合で含有する光硬
化性樹脂もしくは光硬化性樹脂と熱硬化性樹脂との混合
物を青色素層として印刷することである。
本発明に用いるジオキサバシンバイオレット系色素と
しては、C.I.Pigment Violet 23(C.I.51319)が代表
的なものとして挙げられる。
また、本発明で用いるフタロシアニン系色素は、メタ
ルフリーフタロシアニンや銅フタロシアニン、マグネシ
ウムフタロシアニン等の金属フタロシアニンである。
ジオキサジンバイオレット系色素の量は、重量比でフ
タロシアニン系色素100に対して30〜80の割合が望まし
い。ジオキサジンバイオレット系色素の量が上記の範囲
より多くなると、650nm〜700nm透過率が10%以上にな
る。また、反対に上記の範囲より少ないフタロシアニン
系色素の緑色成分を十分にカットできなくなり色再現性
が悪くなる。
本発明に用いられる光硬化性樹脂の例としては、オリ
ゴエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポ
キシアクリレート等が上げられる。熱硬化性樹脂の例と
しては、ロジン変性フェノール樹脂、クマロン・インデ
ン樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、環化
ゴム等が上げられる。
熱硬化性樹脂の光硬化性樹脂に対する混合割合は0〜
30wt%が良い。熱硬化性樹脂の量がこの範囲を越える
と、光重合反応を阻害するようになる。
青色素層を印刷により形成する当たっては、オフセッ
ト印刷法、スクリーン印刷法、転写印刷法、活版印刷法
等の印刷法を用いることができる。
実施例1 銅フタロシアニン(Pigment Blue15)36g、ジオキサ
ジンバイオレット系色素(Pigment Violet23)24g、光
硬化剤(ダロキュア1173、メルク製)9gをオリゴエステ
ルアクリレート(アロニックスM−8060、東亜合成化学
製)300gに加え、よくかくはんした後、3本ロールに5
回かけて顔料を分散させた。得られた分散物をオフセッ
ト印刷機でガラス板上に50×50mmのパターンを厚さ1μ
m印刷市、次に紫外線を照射して(200mJ/cm2)膜を硬
化させた。
実施例2 銅フタロシアニン(Pigment Blue15)42g、ジオキサ
ジンバイオレット系色素(Pigment Violet23)18g、光
硬化剤(ダロキュア1173、メルク製)9gをオリゴエステ
ルアクリレート(アロニックスM−8060、東亜合成化学
製)300gに加え、よくかくはんした後、3本ロールに5
回かけて顔料を分散させた。得られた分散物をオフセッ
ト印刷機でガラス板上に50×50mmのパターンを厚さ1μ
m印刷し、次に紫外線を照射して(200mJ/cm2)膜を硬
化させた。
実施例3 銅フタロシアニン(Pigment Blue15)36g、ジオキサ
ジンバイオレット系色素(Pigment Violet23)24g、光
硬化剤(ダロキュア1173、メルク製)8gをオリゴエステ
ルアクリレート(アロニックスM−8060、東亜合成化学
製)270gとロジン変性p−第三ブチルフェノール樹脂30
gとの混合物に加え、よくかくはんした後、3本ロール
に5回かけて顔料を分散させた。
得られた分散物をオフセット印刷機でガラス板上に50
×50mmのパターンを厚さ1μm印刷し、次に紫外線を照
射して(200mJ/cm2)膜を硬化させ、さらに100℃で30分
加熱した。
比較例1 実施例1において、色素を銅フタロシアニン60gに
し、ジオキサジンバイオレット系色素を含まない顔料分
散物で試料を作った。
比較例2 実施例1において、ジオキサジンバイオレット系色素
(Pigment Violet23)24gをキナクリドン系のマゼンタ
色素(C.I.Pigment Violet19)24gにかえて試料を作っ
た。
実施例1〜3、比較例1〜2の試料を24×40mmの大き
さに切取り、分光光度計(UV−260、島津製)で400〜70
0nmの範囲の透過スペクトルを測定し、スペクトルからC
IE色度座標を計算した。
第1図はそれぞれのCIE色度座標をプロットしたもの
である。図の中で実線はCRTの色再現範囲を示す。光源
は3波長域発光形蛍光ランプ(パルック、松下電器製)
を用いた。
第1図からわかるように、比較例の座標はCIE色度図
上で、CRTの青色からかなり離れているが、本発明の実
施例の座標はCRTの青色近傍にあり、本発明のカラーフ
ィルタが色再現性が良いのがわかる。
第2図は、実施例1及び比較例1の400〜700nmにおけ
る透過スペクトルである。銅フタロシアニン単独の場合
(比較例1)、吸収極大は498nmにあり、緑色成分を含
んでいるが、本発明のジオキサジンバイオレット系色素
を銅フタロシアニンに対して67w%混ぜることにより
(実施例1)、吸収極大は455nmにシフトし緑色成分を
カットできるのがわかる。
発明の効果 透明基板上に、重量比でフタロシアニン系色素100に
対してジオキサジンバイオレット系色素30〜80の割合で
含有する透明樹脂を印刷して青色素層を形成することに
より、青色素層の色再現性の優れたカラーフィルタが得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例及び比較例のカラーフィルタ
のCIE色度図、第2図は同カラーフィルタの透過スペク
トル図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳野 公明 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 清水 時彦 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−54444(JP,A) 特開 昭60−237403(JP,A) 特開 昭60−237441(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に、重量比でフタロシアニン系
    色素100に対してジオキサンジバイオレット系色素30〜8
    0の割合で含有する光硬化性樹脂もしくは光硬化性樹脂
    と熱硬化性樹脂との混合物を印刷することにより、500n
    m以上の波長をカットしたことを特徴とする青色素層を
    有するカラーフィルターの製造方法。
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