JP6753222B2 - カラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法及びカラーフィルタの製造方法 - Google Patents

カラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法及びカラーフィルタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶表示装置の画素部の作製に好適なカラーフィルタ用有機顔料組成物、及びそれを画素部に用いてなるカラーフィルタに関する。
液晶表示装置のカラーフィルタは、赤色画素部(R)、緑色画素部(G)及び青色画素部(B)を有する。これらの各画素部は、いずれも有機顔料を分散させた樹脂の薄膜が基板上に設けられた構造であり、有機顔料としては、赤、緑及び青の各色の有機顔料が用いられている。
カラーフィルタ用有機顔料組成物には、従来の汎用用途とは全く異なる特性、具体的には、液晶表示装置の表示画面がよりハッキリ見える様にする(高コントラスト化)、或いは、同じく表示画面がより明るくなる様にする(高輝度化)等の要求がある。さらに、カラーフィルタ作製後の工程で、透明電極の膜付けや、ポリイミドの配向膜付けで200℃ 以上にカラーフィルタがさらされるため、耐熱性に優れて且つこれらの特性を満足するカラーフィルタ用顔料の検討がなされている。
特許文献1には、顔料組成物中の遊離銅を低減することにより、表示画面がよりハッキリ見える高コントラストで、表示画面がより明るい高輝度の液晶表示装置が得られる耐熱性に優れた青色画素部を有するカラーフィルタ顔料組成物が開示されている。
特許文献2、3には、着色感光性組成物において、ナトリウム及びカリウムの金属を低減することにより、コントラスト等の色特性が良好で、液晶の動作不良がない着色画素用硬化性組成物が得られる旨が開示されている。
特開2008−308605号公報 特開2009−144126号公報 特開2009−092749号公報
カラーフィルタ用有機顔料は、平均一次粒子径が100nm以下の粉体に微細化することで、高コントラスト化及び高輝度化を図ることができる。ところが、カラーフィルタ作成においては、一般的に、200℃以上の高温で焼成処理が行われ、特に、230℃以上の高温で焼成すると、コントラスト、輝度が低下してしまう。
しかしながら、顔料組成物を高温で焼成処理した際の、焼成後における輝度の低下の原因は明らかではなかった。
本発明の目的は、耐熱性に優れ、焼成後においても輝度の低下の少ないカラーフィルタ用有機顔料組成物、及びこれを用いたカラーフィルタを提供することにある。
本発明者らは、顔料組成物中のFe及びCrの合計含有量に着目して分析したところ、Fe及びCrの合計含有量の割合を低減させることにより、顔料の焼成前後の輝度の変化を抑えることができることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
[1] 有機顔料を含有するカラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法であって、
粗顔料と無機塩と有機溶剤とを双腕型ニーダー(1)を用いて混練摩砕して、前記有機顔料を得る工程と
前記有機顔料と無機塩と有機溶剤とを双腕型ニーダー(2)を用いて混練摩砕する工程とを含み、
前記双腕型ニーダー(1)の、上部蓋および双腕ブレードを除いたニーダー混練部の壁面面積をA[m ]とし、ニーダー混練部の容積をV[m ]として、指標A/Vが、1〜7m −1 であり、
前記双腕型ニーダー(2)の、上部蓋および双腕ブレードを除いたニーダー混練部の壁面面積をA[m ]とし、ニーダー混練部の容積をV[m ]として、指標A/Vが、1〜7m −1 であり、
前記有機顔料組成物中のFe及びCrの合計含有量の割合が1000ppm未満であることを特徴とするカラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法
[2] 前記有機顔料がC.I.ピグメントブルー15:6であることを特徴とする前記[1]に記載のカラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法
[3] 前記[1]又は[2]に記載の製造方法により得られたカラーフィルタ用有機顔料組成物を、画素部に含有するカラーフィルタの製造方法であって、
前記カラーフィルタ用有機顔料組成物を、感光性樹脂からなる分散媒に分散させた後、透明基板上に塗布する工程を含むことを特徴とするカラーフィルタの製造方法
本発明によれば、耐熱性に優れ、焼成後においても輝度の低下の少ないカラーフィルタ用有機顔料組成物、及びこれを用いたカラーフィルタを提供することができる。
<<カラーフィルタ用有機顔料組成物>>
本発明の一実施形態に係るカラーフィルタ用有機顔料組成物は、有機顔料を含有するカラーフィルタ用有機顔料組成物であって、前記有機顔料組成物中のFe及びCrの合計含有量の割合が1000ppm未満であることを特徴とする。
前記有機顔料組成物中のFe及びCrの合計含有量の割合は、500ppm未満であることが好ましい。
前記有機顔料組成物中のFe及びCrの合計含有量の割合を、前記上限値未満にすることにより、可視光透過率低下を抑制することができ、コントラスト、輝度を向上することができる。
前記有機顔料組成物中のFeの含有量は、900ppm未満であることが好ましく、400ppm未満であることがより好ましい。
前記有機顔料組成物中のCrの含有量は、300ppm未満であることが好ましく、100ppm未満であることがより好ましい。
カラーフィルタ用有機顔料組成物中のFe又はCrの含有量を、前記上限値未満にすることにより、カラーフィルタ用有機顔料組成物の耐熱性が向上して焼成処理による可視光透過率低下を抑制することができ、カラーフィルタ用有機顔料組成物の輝度を向上することができる。
本実施形態に係るカラーフィルタ用有機顔料組成物に含まれる有機顔料として、フタロシアニン化合物であることが好ましく、中心に金属原子を有するフタロシアニン化合物であることがより好ましい。
なお、本明細書において、「フタロシアニン化合物」とは、4つのフタル酸イミドが窒素原子で架橋された構造をもつ環状化合物であり、「中心に金属原子を有するフタロシアニン化合物」とは、前記フタロシアニン化合物の中心の4つの窒素原子と金属原子とが化学結合(例えば、共有結合、配位結合等)した構造をもつ化合物である。
フタロシアニン化合物の中心に存在する金属原子としては、特別な限定はなく、例えば、Cu、Zn、Mg、Al、Si、Ti、V、Mn、Co、Ni、Ge、Sn等が挙げられる。中でも、第一の顔料におけるフタロシアニン化合物の中心に存在する金属原子としては、Cu(銅)であることが好ましい。
中心に金属原子を有するフタロシアニン化合物としては特に限定しないが、フタロシアニン骨格の水素原子の一部もしくは全てが、ハロゲンで置換されたハロゲン化金属フタロシアニンであっても良い。
赤色有機顔料の具体例としては、C.I.ピグメントレッド81:2、C.I.ピグメントレッド175,C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド179、C.I.ピグメントレッド219、C.I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントレッド279、およびC.I.ピグメントオレンジ38、等を例示することができる。
また、緑色有機顔料の具体例としては、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、等を例示することができる。
また、黄色有機顔料の具体例としては、C.I.ピグメントエロー138、C.I.ピグメントエロー139、C.I.ピグメントエロー150、C.I.ピグメントエロー155、C.I.ピグメントエロー199、C.I.ピグメントエロー213、およびC.I.ピグメントエロー214、等を例示することができる。
また、青色有機顔料の具体例としては、C.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー80、アルミニウムフタロシアニン、アルミニウムフタロシアニンハイドロオキサイド、およびC.I.ピグメントバイオレット23、等を例示することができる。前記青色有機顔料がC.I.ピグメントブルー15:6であることが好ましい。
有機顔料は1種からなるものであってもよく、2種以上を含むものであってもよい。
例えば、青色画素部を形成するための青色有機顔料としては、一般に、ε型銅フタロシアニン顔料(C.I.ピグメントブルー15:6)が用いられており、必要に応じて調色のために、これに紫色有機顔料のジオキサジンバイオレット顔料(C.I.ピグメントバイオレット23)が少量併用される。
<<カラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法>>
本発明のカラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法としては、公知の製造方法のうち、Fe及びCrの合計含有量の割合の低減に配慮された方法であれば限定されない。
カラーフィルタ用有機顔料組成物は、原料の有機顔料を無機塩と有機溶剤とを混練(ソルベントソルトミリング)することで得ることができる。
これらの混練する工程において用いられる装置としては、ニーダー、ミックスマーラー、等の混練機を用いることができる。ニーダーを用いることが好ましく、双腕型ニーダーを用いることがより好ましい。
また、双腕型ニーダーにおいて、上部蓋および双腕ブレードを除いたニーダー混練部の壁面面積をA[m]とし、ニーダー混練部の容積をV[m]として、この双腕型ニーダーを用いて内容物を混練する際、内容物と壁面との接触機会の指標である、A/Vが、1〜7m−1であることが好ましく、1〜3m−1であることがより好ましい。
カラーフィルタ用有機顔料組成物のFe及びCrの混入量を低減させる方法としては、このような、混練機の内壁と混練物との接触が小さい混練機を使用する方法のほか、Fe及びCrの元素を含まない素材からなる混練機を用いる方法、混練機を使用しない方法、無機塩を使用しない方法、顔料からこれらの元素を除去する方法、等、様々な方法が考えられる。
このソルベントソルトミリングとは、粗顔料と無機塩と有機溶剤とを混練摩砕することを意味する。具体的には、粗顔料と、無機塩と、それを溶解しない有機溶剤とを混練機に仕込み、その中で混練摩砕を行う。
無機塩としては、水溶性無機塩が好適に使用でき、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム等の無機塩を用いることが好ましい。また、平均粒子径0.5〜50μmの無機塩を用いることがより好ましい。この様な無機塩は、通常の無機塩を微粉砕することにより容易に得られる。また、当該無機塩の使用量は、フタロシアニン1 重量部に対して8〜20重量部とするのが好ましく、10〜15重量部とするのがより好ましい。
有機溶剤としては、結晶成長を抑制し得る有機溶剤としての水溶性有機溶剤が好適に使用でき、例えばジエチレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、液体ポリエチレングルコール、液体ポリプロピレングリコール、2−(メトシメトキシ)エタノール、2−ブトキシエタノール、2−(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングルコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール等を用いることができるが、エチレングリコール又はジエチレングリコールが好ましい。
例えば、α型の銅フタロシアニン顔料を塩化ナトリウム等の水溶性塩化合物及びジエチレングリコールとともに混練し、得られる内容物を大過剰の水で洗浄してウエットケーキとし、このウエットケーキを乾燥し、粉砕して、ε型の銅フタロシアニン顔料とすることができる。この際の混練工程には、上述の混練機を用いることが好ましく、上述の双腕型ニーダーを用いることがより好ましい。
ε型の銅フタロシアニン顔料は、更に、銅フタロシアニンフタルイミドメチル誘導体、水溶性塩化合物及び有機溶剤とともに混練し、得られる内容物を大過剰の水で洗浄してウエットケーキとし、このウエットケーキを乾燥し、粉砕して、コントラスト、輝度のより優れたカラーフィルタ用有機顔料組成物にすることが好ましい。この際の混練工程にも、上述の混練機を用いることが好ましく、上述の双腕型ニーダーを用いることがより好ましい。
<<カラーフィルタ>>
本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物を用いて、画素部を形成することで、カラーフィルタを得ることができる。
本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物を用いて形成された緑色画素部、赤色画素部及び青色画素部は色再現性が高く、且つ、輝度が高いため、係る画素部を備えた表示性能の高いカラーフィルタ及び液晶パネルを用いて、sRGB等のマルチメディアモニタの表示規格、或いは、NTSC、EBU等の表示規格のような色座標の着色力が高い領域(高濃度領域)をも満足し得る液晶表示装置を製造することができる。
本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物を緑色画素部に含有するカラーフィルタ
は、白色光、F10等の光源を用いた場合、光源の緑の輝線を良く透過させることができ、且つ緑色の色純度、着色力を最大限に発現することができる。
<<カラーフィルタの製造方法>>
本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物は、公知の方法でカラーフィルタの緑色画素部のパターン、赤色画素部のパターン及び青色画素部のパターンの形成に用いることができる。典型的には、本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物と、感光性樹脂とを必須成分として含むカラーフィルタ緑色画素部用感光性組成物を得ることができる。
カラーフィルタの製造方法としては、例えば、本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物を感光性樹脂からなる分散媒に分散させた後、スピンコート法、ロールコート法、スリットコート法、インクジェット法等でガラス等の透明基板上に塗布し、ついでこの塗布膜に対して、フォトマスクを介して紫外線によるパターン露光を行った後、未露光部分を溶剤等で洗浄して緑色パターンを得る、フォトリソグラフィーと呼ばれる方法等が挙げられる。なお、赤色画素部のパターンおよび青色画素部のパターンも公知の顔料を使用して、同様の方法で形成できる。
その他の製造方法としては、例えば、電着法、転写法、ミセル電解法、PVED(Photovoltaic Electrodeposition)法等の方法で緑色画素部のパターン、赤色画素部のパターン及び青色画素部のパターンを形成して、カラーフィルタを製造する方法等が挙げられる。
カラーフィルタ用感光性組成物を調製するには、例えば、本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物と、感光性樹脂と、光重合開始剤と、前記樹脂を溶解する有機溶剤とを必須成分として混合する。より具体的には、本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物と有機溶剤と必要に応じて分散剤を用いて分散液を調製してから、そこに感光性樹脂等を加えて調製する方法が一般的である。
前記分散剤としては、例えば、ビックケミー社のディスパービック(DISPERBYK登録商標)130、同161、同162、同163、同170、同LPN−6919、同LPN−21116、森下産業株式会社製のエフカ46、エフカ47等が挙げられる。また、レベンリグ剤、カップリング剤、カチオン系の界面活性剤なども併せて使用してもよい。
前記有機溶剤としては、例えばトルエンやキシレン、メトキシベンゼン等の芳香族系溶剤、酢酸エチルや酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の酢酸エステル系溶剤、エトキシエチルプロピオネート等のプロピオネート系溶剤、メタノール、エタノール等のアルコール系溶剤、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、ヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤、N,N−ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクタム、N−メチル−2−ピロリドン、アニリン、ピリジン等の窒素化合物系溶剤、γ−ブチロラクトン等のラクトン系溶剤、カルバミン酸メチルとカルバミン酸エチルの48:52の混合物のようなカルバミン酸エステル、水等がある。有機溶剤としては、特にプロピオネート系、アルコール系、エーテル系、ケトン系、窒素化合物系、ラクトン系、水等の極性溶媒で水可溶のものが適している。
本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物100質量部当たり、300〜1000質量部の有機溶剤と、必要に応じて0〜100質量部の分散剤とを、均一となる様に攪拌分散して分散液を得ることができる。次いでこの分散液に、本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物100質量部当たり、3〜20質量部の感光性樹脂、感光性樹脂1質量部当たり0.05〜3質量部の光重合開始剤と、必要に応じてさらに有機溶剤を添加し、均一となる様に攪拌分散してカラーフィルタ用感光性組成物を得ることができる。
前記感光性樹脂としては、例えばウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド酸系樹脂、ポリイミド系樹脂、スチレンマレイン酸系樹脂、スチレン無水マレイン酸系樹脂等の熱可塑性樹脂や、例えば1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ビス(アクリロキシエトキシ)ビスフェノールA、3−メチルペンタンジオールジアクリレート等のような2官能モノマー、トリメチルロールプロパトントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアネート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等のような多官能モノマー等の光重合性モノマーが挙げられる。
前記光重合開始剤としては、例えばアセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンジルジメチルケタノール、ベンゾイルパーオキサイド、2−クロロチオキサントン、1,3−ビス(4'−アジドベンザル)−2−プロパン、1,3−ビス(4'−アジドベンザル)−2−プロパン−2'−スルホン酸、4,4'−ジアジドスチルベン−2,2'−ジスルホン酸等が挙げられる。
調製された感光性組成物は、フォトマスクを介して紫外線によるパターン露光を行った後、未露光部分を有機溶剤やアルカリ水等で洗浄することにより、カラーフィルタを得ることができる。
(その他用途)
本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物は、耐熱性に優れ、焼成後においても輝度の低下が少ない。従って、本実施形態のカラーフィルタ用有機顔料組成物は、詳述したカラーフィルタ以外にも、塗料、プラスチック、印刷インク、ゴム、レザー、捺染、電子トナー、ジェットインキ、熱転写インキ等の着色に使用することができる。
本実施の形態を更に詳細に説明するために、以下に、実施例及び比較例を示すが、これらの実施例は本実施の形態の説明及びそれによって得られる効果等を具体的に示すものであって、本実施の形態を何ら制限するものではない。なお、特に断りのない限り、「部」、「%」及び「ppm」はいずれも質量基準である。
<双腕型ニーダーの種類>
上部蓋および双腕ブレードを除いたニーダー混練部の壁面面積をA[m]とし、ニーダー混練部の容積をV[m]とする。ニーダーを用いて内容物を混練する際、内容物と壁面との接触機会の指標をA/Vで表す。
<元素組成分析>
カラーフィルタ用有機顔料組成物の各サンプルをろ紙に量り取り、PPフィルムをかぶせて、蛍光X線分析装置ZSX100e(リガク社製) を用いて測定した。検出されたX線強度を比較して、カラーフィルタ用有機顔料組成物中のNi、Mo、Cr、Feの各元素の濃度(含有量の割合)を求めた。測定条件は次の通りである。
モード :EZスキャン
測定元素:F〜U
測定時間:標準
測定径 :10mm
試料重量:30mg
[実施例1]
(カラーフィルタ用有機顔料組成物)
平均置換基数1.4の銅フタロシアニンフタルイミドメチル誘導体5部、FASTOGEN Blue RF(DIC株式会社製C.I.Pigment Blue 15:1)90部、FASTOGEN Blue AE−8(DIC株式会社製C.I.Pigment Blue 15:6)5部、粉砕した塩化ナトリウム(日本食塩製造株式会社製)800部、ジエチレングリコール(三菱化学株式会社製)150部、を双腕型ニーダー(1)(A/V=2:株式会社井上製作所製)に仕込み、120〜130℃で12時間混練した。得られた内容物(A−1)を大過剰の水で洗浄、濾過し、濾液の比電導度が原水の比電導度+20μS/cm以下となるまで水洗してウエットケーキとした。このウエットケーキを100℃で24時間乾燥した後、粉砕してε型銅フタロシアニン顔料を得た。
このε型銅フタロシアニン顔料100部、平均置換基数1.4の銅フタロシアニンフタルイミドメチル誘導体5部、粉砕した塩化ナトリウム1000部(日本食塩製造株式会社製)、ジエチレングリコール(三菱化学株式会社製)180部を、双腕型ニーダー(2)(A/V=2:株式会社井上製作所製)に仕込み、80℃〜90℃で12時間混練した。得られた内容物を大過剰の水で洗浄、濾過し、濾液の比電導度が原水の比電導度+20μS/cm以下となるまで水洗することによって、ウエットケーキを得た。このウエットケーキを100℃で24時間乾燥した後、粉砕してカラーフィルタ用有機顔料組成物を得た。
(元素組成分析)
この実施例1のカラーフィルタ用有機顔料組成物中のそれぞれの元素の濃度を求めた。結果を表1に示す。この実施例1のカラーフィルタ用有機顔料組成物中のFe、Cr元素の合計は300ppmであった。
(カラーフィルタ)
実施例1のカラーフィルタ用有機顔料組成物18部、ソルスパーズ5000(ルブリゾール社製)2部をポリビンに入れ、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(ダイセル化学工業株式会社)110部、DISPERBYK LPN21116(ビックケミー株式会社社製)14部、0.3−0.4mmφセプルビーズ(サンゴバン株式会社社製)を加え、ペイントコンディショナー(東洋精機株式会社製)で4時間分散し、カラーフィルタ用有機顔料分散液を得た。
得られたカラーフィルタ用有機顔料分散液20部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(ダイセル化学工業株式会社)4.2部、アクリル樹脂溶液ユニディック(登録商標)ZL−295(DIC株式会社製)10.8部を分散攪拌機(倉敷紡績(株)製 MAZERUSTAR)で攪拌し、カラーフィルタ画素部を形成するための組成物を得た。この組成物を50mm×50mm、1mm厚のガラス基板上にスピンコーターにより塗布した。スピンコーターの回転数は600、800、1000、1200rpmとし、組成物の塗布膜厚の異なる4種のガラス板を作成した。こうして得られた、組成物が塗布された各ガラス板を90℃で3分間加熱し、カラーフィルタ画素部を得た。
(輝度測定)
得られた4枚のカラーフィルタ画素部を分光光度計CM−3500d(コニカミノルタ株式会社製)を用いて測定し、各々のカラーフィルタ画素部の色度yに対する輝度Yの線形一次近似式を最小二乗法により求めることで、y=0.110における輝度Yを算出した。
次いでこのカラーフィルタを230℃で60分間焼成した後、再度、輝度の測定を行った。
焼成後カラーフィルタの輝度Yから、焼成前カラーフィルタの輝度Yを引いた値ΔYは、−0.10であった。ΔYの絶対値が小さい程、耐熱性が良好と評価した。
[実施例2](参考例)
(カラーフィルタ用有機顔料組成物)
実施例1の双腕型ニーダー(2)をA/V=33の双腕型ニーダーに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、カラーフィルタ用有機顔料組成物を得た。この実施例2のカラーフィルタ用有機顔料組成物中のそれぞれの元素の濃度を求めた。結果を表1に示す。
この実施例2のカラーフィルタ用有機顔料組成物中のFe、Cr元素の合計は912ppmであった。
(カラーフィルタ)
実施例2で得たカラーフィルタ用有機顔料組成物を用いて、実施例1と同様にして、カラーフィルタ画素部を得た。ΔYは、−0.14であった。
[比較例1]
(カラーフィルタ用有機顔料組成物及びカラーフィルタ)
実施例1の内容物(A−1)1050部、平均置換基数1.4の銅フタロシアニンフタルイミドメチル誘導体5部、粉砕した塩化ナトリウム200部(日本食塩製造株式会社製)、ジエチレングリコール(三菱化学株式会社製)30部を、A/V=33である双腕型ニーダー(2)(株式会社井上製作所製)に仕込み、80℃〜90℃で12時間混練し、得られた内容物を大過剰の水で洗浄、濾過し、濾液の比電導度が原水の比電導度+20μS/cm以下となるまで水洗することによって、ウエットケーキを得た。このウエットケーキを100℃で24時間乾燥した後、粉砕してカラーフィルタ用有機顔料組成物を得た。
この比較例1のカラーフィルタ用有機顔料組成物中のそれぞれの元素の濃度を求めた。結果を表1に示す。この比較例1のカラーフィルタ用有機顔料組成物中のFe、Cr元素の合計は1858ppmであった。また、実施例1と同様にしてカラーフィルタ画素部を得た。ΔYは、−0.28であった。
[比較例2]
(カラーフィルタ用有機顔料組成物及びカラーフィルタ)
実施例2の双腕型ニーダー(1)をA/V=33の双腕型ニーダーに変更したこと以外は、実施例2と同様にして、カラーフィルタ用有機顔料組成物を得た。
この比較例2のカラーフィルタ用有機顔料組成物中のそれぞれの元素の濃度を求めた。結果を表1に示す。この比較例2のカラーフィルタ用有機顔料組成物中のFe、Cr元素の合計は7380ppmであった。またΔYは、−0.40であった。
上記実施例1〜2および比較例1〜2の評価結果を、表1に示した。
Figure 0006753222
上記表1の実施例1〜2と、比較例1〜2との比較から分かるように、カラーフィルタ用有機顔料組成物に含まれるFe及びCrの合計含有量の割合を1000ppm以下とすることで、焼成前後の輝度変化ΔYが小さく、耐熱性の高いカラーフィルタを得ることができる。
ソルベントソルトミリングにより製造される有機顔料には、ニーダー等の混練機の鋼材から磨耗または溶出して、Fe、Crが混入する。このFe、Crが焼成工程(230℃60min)で微細な酸化鉄(黄〜赤)、酸化クロム(緑色)を生成し、カラーフィルタの透過率を減少させると考えられる。
本発明のカラーフィルタ用有機顔料組成物では、Fe及びCrの合計含有量の割合を低減できているので、耐熱性に優れ、焼成後においてもコントラスト、輝度の低下が少なかったと考えられる。

Claims (3)

  1. 有機顔料を含有するカラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法であって、
    粗顔料と無機塩と有機溶剤とを双腕型ニーダー(1)を用いて混練摩砕して、前記有機顔料を得る工程と
    前記有機顔料と無機塩と有機溶剤とを双腕型ニーダー(2)を用いて混練摩砕する工程とを含み、
    前記双腕型ニーダー(1)の、上部蓋および双腕ブレードを除いたニーダー混練部の壁面面積をA[m ]とし、ニーダー混練部の容積をV[m ]として、指標A/Vが、1〜7m −1 であり、
    前記双腕型ニーダー(2)の、上部蓋および双腕ブレードを除いたニーダー混練部の壁面面積をA[m ]とし、ニーダー混練部の容積をV[m ]として、指標A/Vが、1〜7m −1 であり、
    前記有機顔料組成物中のFe及びCrの合計含有量の割合が1000ppm未満であることを特徴とするカラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法
  2. 前記有機顔料がC.I.ピグメントブルー15:6であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ用有機顔料組成物の製造方法
  3. 請求項1又は2に記載の製造方法により得られたカラーフィルタ用有機顔料組成物を、画素部に含有するカラーフィルタの製造方法であって、
    前記カラーフィルタ用有機顔料組成物を、感光性樹脂からなる分散媒に分散させた後、透明基板上に塗布する工程を含むことを特徴とするカラーフィルタの製造方法
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