JP2543021Y2 - パワーリクライニングアジャスター - Google Patents
パワーリクライニングアジャスターInfo
- Publication number
- JP2543021Y2 JP2543021Y2 JP6391891U JP6391891U JP2543021Y2 JP 2543021 Y2 JP2543021 Y2 JP 2543021Y2 JP 6391891 U JP6391891 U JP 6391891U JP 6391891 U JP6391891 U JP 6391891U JP 2543021 Y2 JP2543021 Y2 JP 2543021Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- reclining
- internal gear
- bracket
- pipe
- Prior art date
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- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、左右対称構造を持ち、
シート設計時のレイアウト性の向上と、駆動用モータに
パイプ状のモータを用いて剛性を高めることを目的とし
たパワーリクライニングアジャスターに関する。
シート設計時のレイアウト性の向上と、駆動用モータに
パイプ状のモータを用いて剛性を高めることを目的とし
たパワーリクライニングアジャスターに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来自動車の両持支持パワーリクライニ
ングアジャスターは、片側にモータ及び減速機を設けて
構成し、駆動力の伝達は、伝達パイプで他方側に駆動力
を伝え、更に剛性を得るためにフレームを組付けてい
た。
ングアジャスターは、片側にモータ及び減速機を設けて
構成し、駆動力の伝達は、伝達パイプで他方側に駆動力
を伝え、更に剛性を得るためにフレームを組付けてい
た。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来自動車の両持支持
パワーリクライニングアジャスターは、モータ取付け側
の駆動力を伝達パイプで従動側に伝える構造で、しかも
伝達パイプは連結軸に挿込んで結合し、フレームの組付
け前の状態では、伝達パイプを軸として回転するので、
左右のフレーム取付け部の位置ずれが発生する問題や、
伝達パイプ方向へ連結軸を中心にして左右のリクライニ
ングアジャスターが倒れ、フレーム取付けピッチのずれ
が発生するような問題、またリクライニングアジャスタ
ーの左右が非対称構造のために、シート設計時のレイア
ウト性が悪く、例えば運転席用と助手席用とに左右対称
な２種類の装置を必要としたり、更にクッションにモー
タ及び減速機が当らないようにスペースを設けるような
設計をしなければならない等の問題があった。
パワーリクライニングアジャスターは、モータ取付け側
の駆動力を伝達パイプで従動側に伝える構造で、しかも
伝達パイプは連結軸に挿込んで結合し、フレームの組付
け前の状態では、伝達パイプを軸として回転するので、
左右のフレーム取付け部の位置ずれが発生する問題や、
伝達パイプ方向へ連結軸を中心にして左右のリクライニ
ングアジャスターが倒れ、フレーム取付けピッチのずれ
が発生するような問題、またリクライニングアジャスタ
ーの左右が非対称構造のために、シート設計時のレイア
ウト性が悪く、例えば運転席用と助手席用とに左右対称
な２種類の装置を必要としたり、更にクッションにモー
タ及び減速機が当らないようにスペースを設けるような
設計をしなければならない等の問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題に対処
するために創案したもので、即ち、左右リクライニング
アジャスターを対称構造とすると共に、左右のリクライ
ニングアジャスター間を構造体を兼ねるパイプ状のモー
タと減速機を用いてシート設計時のレイアウト性の向上
し、更にフレーム組付け前の剛性を高めるように構成し
たパワーリクライニングアジャスターを提供するもので
ある。
するために創案したもので、即ち、左右リクライニング
アジャスターを対称構造とすると共に、左右のリクライ
ニングアジャスター間を構造体を兼ねるパイプ状のモー
タと減速機を用いてシート設計時のレイアウト性の向上
し、更にフレーム組付け前の剛性を高めるように構成し
たパワーリクライニングアジャスターを提供するもので
ある。
【０００５】
【作用】左右対称構造として配したリクライニングアジ
ャスター１，１間を、パイプ状のモータと、更に太陽歯
車１２と遊星歯車１４及び固定内歯歯車１０、回転内歯
歯車９からなる減速機を構造体として組付けて剛性を高
めるようにして、モータ１８の回転力は軸１９からカッ
プリング１６を介して軸１１と一体の太陽歯車１２と遊
星歯車１４、固定内歯歯車１０の遊星歯車機構及び遊星
歯車１４、固定内歯歯車１０、回転内歯歯車９の差動歯
車機構によって回転内歯歯車９を大きく減速し、この回
転内歯歯車９の回転力を偏心軸５を介して外歯歯車６と
内歯歯車４の差動歯車機構で更に減速し、第２ブラケッ
ト３を偏心軸５を中心に揺動してリクライニングをアジ
ャスターするのである。
ャスター１，１間を、パイプ状のモータと、更に太陽歯
車１２と遊星歯車１４及び固定内歯歯車１０、回転内歯
歯車９からなる減速機を構造体として組付けて剛性を高
めるようにして、モータ１８の回転力は軸１９からカッ
プリング１６を介して軸１１と一体の太陽歯車１２と遊
星歯車１４、固定内歯歯車１０の遊星歯車機構及び遊星
歯車１４、固定内歯歯車１０、回転内歯歯車９の差動歯
車機構によって回転内歯歯車９を大きく減速し、この回
転内歯歯車９の回転力を偏心軸５を介して外歯歯車６と
内歯歯車４の差動歯車機構で更に減速し、第２ブラケッ
ト３を偏心軸５を中心に揺動してリクライニングをアジ
ャスターするのである。
【０００６】
【実施例】図は、本考案に係るパワーリクライニングア
ジャスターの一実施例を示すものであって、以下この図
に基いて説明する。
ジャスターの一実施例を示すものであって、以下この図
に基いて説明する。
【０００７】パワーリクライニングアジャスターは、左
右対称構造となっており、そのため左半分について説明
する。
右対称構造となっており、そのため左半分について説明
する。
【０００８】１はリクライニングアジャスターで、この
リクライニングアジャスター１は、シートクッション側
に固定する第１ブラケット２と、シートバック側に取付
け、かつ内歯歯車４を固定した第２ブラケット３からな
り、内歯歯車４は、この内歯歯車４の歯数より僅かに少
なくした歯数をもって後記偏心軸５に嵌まった外歯歯車
６と一部で噛合せて差動歯車機構を構成している。
リクライニングアジャスター１は、シートクッション側
に固定する第１ブラケット２と、シートバック側に取付
け、かつ内歯歯車４を固定した第２ブラケット３からな
り、内歯歯車４は、この内歯歯車４の歯数より僅かに少
なくした歯数をもって後記偏心軸５に嵌まった外歯歯車
６と一部で噛合せて差動歯車機構を構成している。
【０００９】偏心軸５は、第１ブラケット２側と第２ブ
ラケット３側に取付けたギヤボックス７にブッシュ８を
介して軸受けされ、更に一端には、前記ギヤボックス７
内の回転内歯歯車９のホルダ１３を取付けてある。
ラケット３側に取付けたギヤボックス７にブッシュ８を
介して軸受けされ、更に一端には、前記ギヤボックス７
内の回転内歯歯車９のホルダ１３を取付けてある。
【００１０】回転内歯歯車９は、この回転内歯歯車９と
並べて配したギヤボックス７に固定した固定内歯歯車１
０と共に、軸１１と一体に設けた太陽歯車１２と噛合よ
うに、軸１１にブッシュを介して支持されたホルダ１４
ａによって軸支された遊星歯車１４をもって構成される
遊星歯車機構と差動歯車機構の組合せによる小型減速機
を設ける。前記軸１１は一端は偏心軸５の端部にブッシ
ュ１５を介して軸受され、他端はカップリング１６を介
してパイプ１７に内蔵したモータ１８の軸１９を結合
し、パイプ１７内のモータ１８の出力を太陽歯車１２、
遊星歯車１４、固定内歯車１０による前記遊星歯車機構
と遊星歯車１４、固定内歯歯車１０、回転内歯歯車９の
差動歯車機構の減速機で減速を増大し、回転内歯歯車９
の回転力を偏心軸５を介して内歯歯車４と外歯歯車６の
噛合による差動歯車機構に伝えて、前記第２ブラケット
３に、偏心軸５を中心に揺動を与えるようにする。
並べて配したギヤボックス７に固定した固定内歯歯車１
０と共に、軸１１と一体に設けた太陽歯車１２と噛合よ
うに、軸１１にブッシュを介して支持されたホルダ１４
ａによって軸支された遊星歯車１４をもって構成される
遊星歯車機構と差動歯車機構の組合せによる小型減速機
を設ける。前記軸１１は一端は偏心軸５の端部にブッシ
ュ１５を介して軸受され、他端はカップリング１６を介
してパイプ１７に内蔵したモータ１８の軸１９を結合
し、パイプ１７内のモータ１８の出力を太陽歯車１２、
遊星歯車１４、固定内歯車１０による前記遊星歯車機構
と遊星歯車１４、固定内歯歯車１０、回転内歯歯車９の
差動歯車機構の減速機で減速を増大し、回転内歯歯車９
の回転力を偏心軸５を介して内歯歯車４と外歯歯車６の
噛合による差動歯車機構に伝えて、前記第２ブラケット
３に、偏心軸５を中心に揺動を与えるようにする。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のパワーリ
クライニングアジャスターは、シートの左右両側にリク
ライニングアジャスターが配置され、シートバックが両
持支持されるとともに対称構造にしてあるため、シート
設計時のレイアウト性が向上し、また運転席、助手席の
クッションの共用が可能となるためコストが安価とな
る。
クライニングアジャスターは、シートの左右両側にリク
ライニングアジャスターが配置され、シートバックが両
持支持されるとともに対称構造にしてあるため、シート
設計時のレイアウト性が向上し、また運転席、助手席の
クッションの共用が可能となるためコストが安価とな
る。
【００１２】更にパイプ状のモータを使用することで、
減速機はモータ軸と同軸上で結合して構造体となるの
で、パワーリクライニングアジャスター及び背部シート
部の剛性を高めることができ、また減速機の各歯車の噛
合部はギヤボックス内にあるため異物のかみ込みがなく
なる等の効果がある。
減速機はモータ軸と同軸上で結合して構造体となるの
で、パワーリクライニングアジャスター及び背部シート
部の剛性を高めることができ、また減速機の各歯車の噛
合部はギヤボックス内にあるため異物のかみ込みがなく
なる等の効果がある。
【図１】本考案によるパワーリクライニングアジャスタ
ーの一部を段面した正面図である。
ーの一部を段面した正面図である。
【図２】図１の一部の拡大断面図である。
１ リクライニングアジャスター ２ 第１ブラケット ３ 第２ブラケット ４ 内歯歯車 ５ 偏心軸 ６ 外歯歯車 ７ ギヤボックス ８ ブッシュ ９ 回転内歯歯車 １０ 固定内歯歯車 １１ 軸 １２ 軸１１と一体成形された太陽歯車 １３ ホルダ １４ 遊星歯車 １５ ブッシュ １６ カップリング １７ パイプ １８ モータ １９ 軸
Claims (1)
- 【請求項１】 リクライニングアジャスターがシートク
ッション側に取付けられる第１ブラケットと、シートバ
ック側に取付ける第２ブラケットとを有し、一方のブラ
ケットには外歯歯車が固定され、他方のブラケットに
は、前記外歯歯車より僅かに歯数の多い内歯歯車が固定
され、この両歯車が一部で噛合された状態で偏心軸によ
って軸支された差動歯車減速機構により構成されて、当
該リクライニングアジャスターがシートの両側に配置さ
れてシートバックが両持ち支持された装置において、左
右両側のリクライニングアジャスターの間にパイプ状の
モータが配設され、また該パイプ状モータの両端出力軸
は、軸と一体の太陽歯車、遊星歯車、固定内歯歯車及び
回転内歯歯車からなる遊星歯車機構と差動歯車機構を組
合せた小型減速機を介して前記の左右リクライニングア
ジャスターの偏心軸に連結し、パイプ状のモータと小型
減速機を連結構造体として左右のリクライニングアジャ
スターが偏心軸の線上で結合された構成を特徴としたパ
ワーリクライニングアジャスター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6391891U JP2543021Y2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | パワーリクライニングアジャスター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6391891U JP2543021Y2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | パワーリクライニングアジャスター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515852U JPH0515852U (ja) | 1993-03-02 |
| JP2543021Y2 true JP2543021Y2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=13243204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6391891U Expired - Fee Related JP2543021Y2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | パワーリクライニングアジャスター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2543021Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101040148B1 (ko) * | 2008-12-24 | 2011-06-09 | 주식회사다스 | 차량용 시트 |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP6391891U patent/JP2543021Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0515852U (ja) | 1993-03-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |