JP2542854Y2 - ロッキングスチールバンド - Google Patents

ロッキングスチールバンド

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JP2542854Y2
JP2542854Y2 JP2861392U JP2861392U JP2542854Y2 JP 2542854 Y2 JP2542854 Y2 JP 2542854Y2 JP 2861392 U JP2861392 U JP 2861392U JP 2861392 U JP2861392 U JP 2861392U JP 2542854 Y2 JP2542854 Y2 JP 2542854Y2
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band
buckle
casing
lock
locking
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一實 仲村
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K Technology Corp USA
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K Technology Corp USA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はケーブルやコード等を結
束するのに敵したロッキングバンドに関し、特にスチー
ルで構成されたバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年ケーブル等を結束するためのバンド
として樹脂で形成されたものが多用されている。このよ
うな樹脂製のものはケーブルに巻き付けるバンドと、バ
ンドをリング状にロッキングさせるバックルとを一体に
形成することができ、一部品で結束を行うことができる
とともに、安価に製造できるという利点がある。しかし
ながら、樹脂製のものは強度上の問題があるとともに、
環境条件に対して弱いという問題があり、この点スチー
ル、特にステンレス製のものは強度、耐久性、信頼性の
点で優れている。
【0003】従来、スチール製のロッキングバンドは、
バンドとバックルとを一つの材料から一体に形成するこ
とが困難なため、樹脂製のようにバンドとバックルを一
体形成する場合には、両者を溶接し、或いはかしめ等の
加工を施す必要があり、製造工程が多くなるという問題
がある。又、結束に際して好適な長さのバンドを得るた
めには、バンド長さが異なる多種類のものを製造してお
かなければならず、製造及び管理が煩雑になる。このた
め、従来では、バンドとバックルとを別体に形成し、結
束時に任意の長さのベルトを選択してバックルによりリ
ング状にロックさせる構成のものが提案れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のバックルは、ベルトの一端部を固定する機構
と、ベルトを他端側から挿通させてロックさせるための
機構とをそれぞれ別個に形成した上でこれらをバックル
ケーシング内に組み込んだ構成とされているため、構造
が複雑になるとともに大型化され、しかも組立、製造が
困難になるという問題が生じている。本考案の目的は、
バックル構造の簡略化、小型化を図るとともに、製造を
容易なものとしたロッキングベルトを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、多数個のロッ
ク用スリットが長さ方向に配列形成されたスチール製の
バンドと、このバンドの一端を固定し、他端部を挿通さ
せた状態でロックさせるバックルとで構成する。このバ
ックルはバンドが挿入可能な角形筒状をしたケーシング
と、バンドのロック用スリットに係合してバンドの一端
をケーシングに固定する固定片を有するバンド固定部
と、バンドのロック用スリットに係合してバンドの他端
部をケーシングにロックさせるロック片を有するバンド
ロック部とを備え、これらケーシング、固定部及びロッ
ク部を一枚のスチール板を曲げ加工して形成する。更
に、ロック部を操作して弾性変形させることでバンドの
ロックを解除し得るように構成する。
【0006】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の一実施例の斜視図である。同図にお
いて、1はベルト、2はこのベルトをリング状にロッキ
ングするためのバックルである。ベルト1はステンレス
等のスチールを細い帯状に形成し、その幅方向の中間部
には長さ方向に配列された多数個のロック用スリット1
1を打ち抜き形成している。一方、バックルはベルト1
の幅寸法よりも幾分大きな幅の角形筒状をしたケーシン
グ21を有し、このケーシング21内にバンド固定部2
2とバンドロック部23が設けられる。
【0007】図2にその縦断面図を、図3にその一部を
展開した図を示すように、前記バックル2は一枚のスチ
ール板(ここではステンレス板)24を曲げ加工して形
成しており、前記ケーシング21,バンド固定部22及
びバンドロック部23を全てこの一枚のスチール板24
で一体に形成している。即ち、所要の長さ寸法の両側部
をそれぞれコ字状に曲げ起こし、両側縁部を衝き合わせ
ることで前記バンド1が挿通可能な角形筒状のケーシン
グ21を形成する。又、形成されたケーシング21の底
面の一部をケーシング内の上方に向けて舌片状に切り起
こして固定片221を形成し、この固定片221の中間
部の複数箇所(この例では2箇所)を斜め下方に鋸歯状
に突出させることで固定爪222を一体に形成してい
る。
【0008】更に、ケーシング21の底面の一端部を長
さ方向に長く形成した上で、これをU字形に曲げて上ケ
ーシング21内に挿入させることで、ケーシング内の上
面に向けて弾力性が付与されたロック片231を形成
し、このロック片231の中間部の複数箇所(この場合
も2箇所)を斜め上方に鋸歯状に突出させることでロッ
ク爪232を一体に形成している。又、前記ロック片2
32は左右に操作片部233が張り出されており、この
一対の操作片部233はケーシング21の左右面に設け
た窓211からケーシング21外部に突き出されてい
る。尚、ケーシング21の上面の一部212は、前記ロ
ック爪232を逃がすために曲げ起こされている。尚、
ケーシング21の前端及び後端の側面にはそれぞれバン
ド1をケーシング21の上面及び下面に沿って案内する
ためのガイド片213を曲げ形成している。
【0009】このようなバンド1及びバックル2を用い
て結束を行うには、図4に示すように、先ず、バンド1
の一端1aをバックル2のケーシング21下面と固定片
221との間に図示の左方から挿入する。固定爪222
は鋸歯状のため、バンド1の挿入を許し、挿入されたと
きにはバンド1のロック用スリット11が固定爪222
に係合する。そして、固定爪222の前記した形状によ
り、バンド1を引き出すことができなくなり、結果とし
てバンドの一端1aは固定片221とケーシング21下
面に挟まれた状態で固定爪222によってバックル2に
固定される。
【0010】次いで、バンド1をループ状としてケーブ
ル等Cを束ねた上で、その他端1bをバックル2のケー
シング21上面とロック片231との間に図示右方から
挿入する。ロック片231の弾性及びロック爪232の
鋸歯形状によってバンド1の挿入を許し、バンド1のロ
ック用スリット11にロック爪232が係合する。そし
て、ロック爪232の形状によってバンド1を引き戻す
ことが防止され、結果としてバンド1はバックル2にロ
ックされた状態となる。尚、この状態でも、バンド1を
更に左方向に引き出すことは可能であり、これを行うこ
とでバンド1のループ径を小さくし、ケーブル等Cの結
束を可能とする。
【0011】結束を解除する場合には、ケーシング21
の左右の窓211から突出されたロック片231の操作
片部233をケーシング1の下面方向に押してロック片
231を下方に弾性変形させることで、ロック爪232
をロック用スリット11との係合から解除することがで
き、この状態でバンド1を右方向に引き抜くことでバッ
クル2によるバンド1のロックを解除する。更に、ドラ
イバ等の治具を用いて固定片221を上方に強制的に変
形(スチールの素材による弾性変形)して固定爪222
とロック用スリット11との係合を解除すれば、バンド
1の一端1aをバックル2から外すことも可能である。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、スチール
製のバンドに設けたロック用スリットに係合する固定片
及びロック片をバックルに設け、固定片でバンドの一端
を固定し、ロック片でバンドの他端部をロックしてリン
グ状に形成し、かつロック片を操作してロックを解除す
るように構成しているので、ケーブルの結束及びその解
除を簡単に行うことができる。又、バックルはケーシン
グ、固定片及びロック片を一枚のスチール板を曲げ加工
して形成しているので、バックルの構造を簡略化して製
造を容易なものにでき、しかも小型化を図ることができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスチールバンドの斜視図である。
【図2】本考案にかかるバックルの縦断面図である。
【図3】バックルの一部を展開した斜視図である。
【図4】バンドをロッキングした状態の断面図である。
【符号の説明】
1 バンド 2 バックル 11 ロック用スリット 21 ケーシング 22 バンド固定部 23 バンドロック部 24 スチール板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数個のロック用スリットが長さ方向に
    配列形成されたスチール製のバンドと、このバンドの一
    端を固定し、他端部を挿通させた状態でロックさせるバ
    ックルとで構成され、このバックルは前記バンドが挿入
    可能な角形筒状をしたケーシングと、前記バンドのロッ
    ク用スリットに係合してバンドの一端をケーシングに固
    定する固定片を有するバンド固定部と、前記バンドのロ
    ック用スリットに係合してバンドの他端部をケーシング
    にロックさせるロック片を有するバンドロック部とを備
    え、これらケーシング、固定部及びロック部を一枚のス
    チール板を曲げ加工して形成し、かつ前記ロック部を操
    作して弾性変形させることで前記バンドのロックを解除
    し得るように構成したことを特徴とするロッキングスチ
    ールバンド。
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JPH0581514U JPH0581514U (ja) 1993-11-05
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