JP2003081324A - 止め具及びこれを用いた結束部材 - Google Patents

止め具及びこれを用いた結束部材

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JP2003081324A
JP2003081324A JP2001276763A JP2001276763A JP2003081324A JP 2003081324 A JP2003081324 A JP 2003081324A JP 2001276763 A JP2001276763 A JP 2001276763A JP 2001276763 A JP2001276763 A JP 2001276763A JP 2003081324 A JP2003081324 A JP 2003081324A
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JP
Japan
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band
stopper
locking
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locking claw
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Application number
JP2001276763A
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Akitoshi Ota
昭寿 太田
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SANWA KASEI KOGYO KK
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SANWA KASEI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型金型の費用を少なくすることができ、長
尺の結束バンドを必要の長さに切断して使用することが
できると共に、締め付けたバンドを容易に取り外し可能
な止め具を提供する。 【解決手段】 略角筒形状をなし一の対向する側壁1
3、13の各先端側に彎曲可能に形成された舌片部13
b、13bと、各舌片部13bの内面に対向して突設さ
れ、基端12a側から先端12b側へのバンド15の挿
通を許容し、逆方向への動きを係止する係止爪13c
と、各舌片部13bに設けられ係止爪13cによる係止
を解除する解除レバー13eとを備えた構成としたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材等の被結束部
材をバンドにより簡単に結束するための止め具及びこれ
を用いた結束部材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、多数の線材等を束ねる場合、図
7に示すような結束バンド1が使用されている。この結
束バンド1は、一側面に延長方向に係合凹部2aが多数
設けられたバンド部2と、バンド部2の基端に連設され
てバンド部2を挿通する挿通孔3a及びこの挿通孔3a
内にバンド部2の係合凹部2aを係止する係止爪3bが
設けられたバンド締付部3とが、可撓性を有する樹脂部
材により一体に形成されている。結束バンド1は、バン
ド部2により多数の線材等の被結束部材(図示せず)を
束ねて先端部2bから挿通孔3aに挿通させて締め付
け、係止爪3bにより係合凹部2aを係止した後、バン
ド締付部3の先端から突出したバンド部2の端末を切断
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワンピース型の結束バンド1は、バンド部2の長さ
が変わるだけでこれに応じた新しい金型を製作しなけれ
ばならず、多品種生産による金型の費用が嵩むという問
題がある。また、バンド締付部3から突出したバンド部
2の端末を切断して廃棄するためにバンド部の無駄が多
い。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、成型金型の費用を少なくすることができ、長尺の結
束バンドを必要の長さに切断して使用することができる
と共に、締め付けたバンドを容易に取り外し可能な止め
具及びこれを用いた結束部材を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の止め具は、略角筒形状をなし一の対向する
側壁に夫々彎曲可能に形成された舌片部と、前記各舌片
部の内面に対向して突設され、基端側から先端側へのバ
ンドの挿通を許容し、逆方向への動きを係止する係止爪
と、前記各舌片部に設けられ前記係止爪による係止を解
除する解除レバーとを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の結束部材は、略角筒形状をなし
一の対向する側壁に夫々彎曲可能に形成された舌片部
と、前記各舌片部の内面に対向して突設され、基端側か
ら先端側へのバンドの挿通を許容し、逆方向への動きを
係止する係止爪と、前記各舌片部に設けられ前記係止爪
による係止を解除する解除レバーとを備えた止め具と、
被結束部材を結束し、両端が前記止め具の基端側から挿
通され、外側面に長手方向に沿って係合凹部が多数設け
られ、前記被結束部材を締め付けて前記係止爪と対向す
る係合凹部を介して前記係止爪に係止されて前記止め具
に保持されるバンドとから成ることを特徴とする。
【0007】バンドは、適宜の長さに切断され、係合凹
部が外側に位置するようにして線材等の被結束部材を纏
めて一巻きに束ね、端末を重ね合わせて止め具に基端か
ら挿入し、先端から押し出す。バンドの挿通に伴い舌片
部が係止爪を介して押されて外方に彎曲してバンドを挿
通させる。バンドの前記被結束部材の締め付けが終了す
ると、係止爪がバンドの係合凹部と係合して当該バンド
の端末を係止し、抜けを阻止する。これにより、バンド
が被結束部材を締め付けた状態で止め具に固定される。
【0008】止め具から被結束部材を外したり、或いは
バンドによる結束を解除する場合には、止め具の解除レ
バーにより舌片部を外方に彎曲させて係止爪とバンドの
係合凹部との係合を解除する。これにより、止め具から
バンドを簡単に引き抜くことができ、被結束部材を外し
たり、或いはバンドによる結束を簡単に解除することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
より詳細に説明する。図1は本発明に係る止め具の実施
形態を示す平面図、図2は図1に示す止め具の側面図、
図3は図2に示す止め具の矢線III―IIIに沿う断面図で
ある。図1乃至図3に示すように止め具11は、結束用
のバンドを挿通させて締め付け、且つ固定するためのも
ので、バンド締付部12は、略角筒状をなし、一の対向
する側壁13、13には夫々両側部近傍に上端からその
高さの略半分程度までスリット13a、13aが設けら
れて舌片部13b、13bが形成されている。そして、
これらの舌片部13bの対向する内面上部には夫々係止
爪13cが1乃至複数段例えば、2段連設して形成され
ている。これらの対向する各係止爪13cは、バンド締
付部12の基端(下端)12a側から先端(上端)12
b側に向かって斜め上方に張り出す鋸歯状をなしてお
り、基端12aから先端12b方向へのバンドの挿通を
許容し、逆方向への動きを係止して前記バンドの抜け
(戻り)を阻止するようになっている。
【0010】図2及び図3に示すように側壁13、13
の上端は、他の対向する側壁14、14の上端よりも僅
かに低く形成されており、後述するバンド15(図4)
をバンド締付部12の先端12b即ち、側壁14の上端
と面一に切断したときに上段の係止爪13cがバンド1
5の係合凹部15bに確実に係合可能とされている。こ
れにより、上下の各係止爪13cがバンド15を係止す
ることができる。そして、舌片部13bと係止爪13c
とによりバンド15の係止部13dが形成されている。
舌片部13bの外面には略中央部から斜め上方外側に向
かって解除レバー13eが一体に突設されている。この
解除レバー13eは、図3の矢印方向に押して舌片部1
3bをその付根部分から外側に湾曲(拡開)させて係止
爪13cとバンド15の係合凹部15bとの係合を解除
するためのものである。
【0011】また、図3に示すようにバンド締付部12
のバンド挿入部としての基端12a側の開口端12cが
面取りされて、バンド15の挿入が容易とされている。
この止め具11は、可撓性を有する樹脂部材例えば、プ
ラスチックにより一体に形成されている。尚、係止爪1
3cは、一体形成してもよく、或いはステンレス等の金
属の爪をインサート成形してもよい。係止爪をステンレ
ス等の金属とすることで強度を向上させることができ
る。
【0012】図4は、結束用のバンドの平面図、図5
は、図4の矢線V―Vに沿う断面図である。バンド15
は、一側面15aに止め具11の係止爪13cと係合可
能な係合凹部15bがその長手方向に所定の間隔で形成
されている。このバンド15は、始端と終端の端末を重
ね合わせて止め具11のバンド締付部12に挿入可能と
され、且つこれらの端末の係合凹部15bが対向する係
止爪13cに係合可能とされている。このバンド15
は、可撓性を有する樹脂部材例えば、プラスチックによ
り長尺(数メートル乃至数十メートルの長さ)に形成さ
れてボビン等に巻回され、適宜の長さに切断して使用さ
れる。
【0013】以下に止め具とバンドを使用した結束部材
の使用例について説明する。図6に示すようにバンド1
5は、適宜の長さに切断され、係合凹部15bが外側に
なるようにして被結束部材例えば、電線20を複数本纏
めて一巻きに束ね、端末15c、15dを重ね合わせて
止め具11のバンド締付部12に基端12aから挿入
し、先端12bから押し出す。図3に示すように各係止
爪13cは、基端12aから先端12bの方向に傾斜し
て形成されていることで、バンド15の挿通が可能とな
る。バンド15は、舌片部13bの弾性に抗して各係止
爪13cを外側に押しながら挿通される。
【0014】次いで、バンド締付部12の先端12bか
ら押し出された端末15c、15dを引っ張り、電線2
0を締め付ける。バンド15の締め付けが終了して引っ
張り動作が停止すると、対向する側壁13の各係止爪1
3cが舌片部13bの弾性により当該バンド15の対向
する各係合凹部15bと係合して係止し、バンド締付部
12からの抜けを阻止する。これにより、バンド15が
電線20を締め付けた状態で止め具11に強固に固定さ
れる。このように、対向する側壁13、13の係止爪1
3c、13cによりバンド15の端末15c、15dの
係合凹部15b、15bと係合することで、バンド15
の引っ張り強度が大幅に向上する。従って、バンド15
の幅を狭く(細く)しても電線20を強固に締め付ける
ことができ、バンドのコストの低減が図られる。
【0015】次いで、止め具11のバンド締付部12の
先端12bから引き出されたバンド15の端末15c、
15dを先端12bと面一に切断する。側壁13の上端
は、側壁14の上端よりも僅かに低く形成されているこ
とで、バンド15の端末15c、15dがバンド締付部
12の上端12bと面一に切断されても、上段の係止爪
13cがバンド15の対向する係合凹部15bに確実に
係合し、上下2段の各係止爪13cがバンド15を係止
することができる。これにより、バンド15が係止具1
1に確実に固定される。尚、止め具11の先端12bか
ら引き出されたバンド15の端末15c、15dは、当
該先端12bと面一に切断してもよく、引き出し長さに
よっては切断しなくともよい。
【0016】止め具11から電線20を外したり、或い
はバンド15による結束を解除する場合には、止め具1
1の解除レバー13e、13eを図3に示す矢印方向に
押して舌片部13b、13bを外方に彎曲させて(拡開
させて)各係止爪13cとバンド15の係合凹部15b
との係合を解除する。これにより、バンド締付部12か
らバンド15を簡単に引き抜くことができ、バンド15
による結束を解除することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の本発明
では、止め具を単体で形成することで、成型金型の製作
を容易にすることができる。また、解除レバーにより係
止爪による係止を解除することで、止め具からバンドを
簡単に外すことができ、作業性の向上が図られる。
【0018】請求項2の発明では、止め具とバンドとを
別体とした2ピース型の締結部材とすることで、在庫を
大幅に少なくすることができると共に金型の作成費用を
大幅に削減することができる。また、対向する両側壁の
係止爪により両側からバンドを係止することでバンドの
引っ張り強度が大幅に向上し、バンドを細くすることが
可能となり、コストの低減が図られると共に、長尺のバ
ンドを必要な長さに切断して使用することが可能とな
り、バンドの無駄を無くすことができる。更に、解除レ
バーによりバンドを簡単に取り外すことができること
で、被結束部材の取り外し等を容易に行うことが可能と
なり、作業性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る止め具の実施形態を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示す止め具の側面図である。
【図3】図2に示す止め具の矢線III―IIIに沿う断面図
である。
【図4】結束用のバンドの平面図である。
【図5】図4に示すバンドの矢線V―Vに沿う断面図で
ある。
【図6】図1に示す止め具と図4に示すバンドから成る
結束部材の使用例を示す説明図である。
【図7】従来の結束バンドの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 止め具 12 バンド締付部 13、14 側壁 13a スリット 13b 舌片部 13c 係止爪 15 バンド 15b 係合凹部 20 電線(被結束部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略角筒形状をなし一の対向する側壁に夫
    々彎曲可能に形成された舌片部と、 前記各舌片部の内面に対向して突設され、基端側から先
    端側へのバンドの挿通を許容し、逆方向への動きを係止
    する係止爪と、 前記各舌片部に設けられ前記係止爪による係止を解除す
    る解除レバーとを備えたことを特徴とする止め具。
  2. 【請求項2】 略角筒形状をなし一の対向する側壁に夫
    々彎曲可能に形成された舌片部と、前記各舌片部の内面
    に対向して突設され、基端側から先端側へのバンドの挿
    通を許容し、逆方向への動きを係止する係止爪と、前記
    各舌片部に設けられ前記係止爪による係止を解除する解
    除レバーとを備えた止め具と、 被結束部材を結束し、両端が前記止め具の基端側から挿
    通され、外側面に長手方向に沿って係合凹部が多数設け
    られ、前記被結束部材を締め付けて前記係止爪と対向す
    る係合凹部を介して前記係止爪に係止されて前記止め具
    に保持されるバンドとから成ることを特徴とする結束部
    材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005082237A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Sanwa Kasei Kogyo Kk 止め具及びこれを用いた結束部材
WO2018088147A1 (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 住友電装株式会社 結束バンド引締訓練用装置および回転図板
WO2019176970A1 (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 結束バンド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005082237A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Sanwa Kasei Kogyo Kk 止め具及びこれを用いた結束部材
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