JP2542748B2 - 接着剤組成物 - Google Patents
接着剤組成物Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集成材、プレハブパネ
ル、家具類、パ−チクルボ−ド、ラミネ−ト・ベニヤ・
ランバ−(LVL)、合板(一類)等の木質材料の接着
剤および刷毛根や管球口金の接着セメント等として有用
な室温硬化型接着剤組成物に関する。
ル、家具類、パ−チクルボ−ド、ラミネ−ト・ベニヤ・
ランバ−(LVL)、合板(一類)等の木質材料の接着
剤および刷毛根や管球口金の接着セメント等として有用
な室温硬化型接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】フェノ−ル樹脂初期縮合物(レゾ−ル)
は、水酸化ナトリウム(NaOH)が比較的に少ないア
ルコ−ル溶液タイプと、NaOHなどのアルカリがやや
多めの水溶液タイプがある。前者のアルコ−ル溶液タイ
プにおいては、このアルコ−ル溶液にパラトルエンスル
ホン酸などの強酸を混合し室温で硬化させている。一方
後者の水溶液タイプでは、一類合板などに莫大な量が用
いられているが、120〜150℃の高温で加熱硬化さ
せている。
は、水酸化ナトリウム(NaOH)が比較的に少ないア
ルコ−ル溶液タイプと、NaOHなどのアルカリがやや
多めの水溶液タイプがある。前者のアルコ−ル溶液タイ
プにおいては、このアルコ−ル溶液にパラトルエンスル
ホン酸などの強酸を混合し室温で硬化させている。一方
後者の水溶液タイプでは、一類合板などに莫大な量が用
いられているが、120〜150℃の高温で加熱硬化さ
せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のうち
で、前者のアルコ−ル溶液タイプのものは室温硬化性で
あるが、可燃性のアルコ−ルを含むほかに、強酸による
木質の劣化や金属の腐蝕という本質的欠陥があり、一般
に広く利用されていない。後者の水溶液タイプのもの
は、前記したように高温で加熱する必要があつて、室温
で硬化するものは未だなく市販もされていない。
で、前者のアルコ−ル溶液タイプのものは室温硬化性で
あるが、可燃性のアルコ−ルを含むほかに、強酸による
木質の劣化や金属の腐蝕という本質的欠陥があり、一般
に広く利用されていない。後者の水溶液タイプのもの
は、前記したように高温で加熱する必要があつて、室温
で硬化するものは未だなく市販もされていない。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を除去
し、可燃性のアルコ−ルおよび腐蝕性の強酸を使用せ
ず、しかも室温において硬化し、木質材料等の接着に好
適に用いられる強靭で耐久性のある接着剤組成物を比較
的に安価に提供することを目的としている。
し、可燃性のアルコ−ルおよび腐蝕性の強酸を使用せ
ず、しかも室温において硬化し、木質材料等の接着に好
適に用いられる強靭で耐久性のある接着剤組成物を比較
的に安価に提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたものであつて、本発明の接着剤組
成物は、アルカリ性(pHが10〜13)で液状水溶性
のフェノール系レゾール樹脂(I)の固形分100重量
部当り、液状親水性エポキシ樹脂オリゴマー(II)の
5〜200重量部を配合してなる常温硬化型の接着剤組
成物である。
成するためになされたものであつて、本発明の接着剤組
成物は、アルカリ性(pHが10〜13)で液状水溶性
のフェノール系レゾール樹脂(I)の固形分100重量
部当り、液状親水性エポキシ樹脂オリゴマー(II)の
5〜200重量部を配合してなる常温硬化型の接着剤組
成物である。
【0006】本発明者らは、水溶液タイプである前記の
アルカリ性(pHが10〜13)で液状水溶性のフェノ
ール系レゾール樹脂(I)100重量部(固形分換算)
当り、前記の液状親水性エポキシ樹脂オリゴマー(I
I)5〜200重量部、好ましくは25〜100重量部
を配合すると室温で硬化して不溶、不融の強靭な皮膜に
なることを見出だした。
アルカリ性(pHが10〜13)で液状水溶性のフェノ
ール系レゾール樹脂(I)100重量部(固形分換算)
当り、前記の液状親水性エポキシ樹脂オリゴマー(I
I)5〜200重量部、好ましくは25〜100重量部
を配合すると室温で硬化して不溶、不融の強靭な皮膜に
なることを見出だした。
【0007】本発明において使用される水溶性のフェノ
−ル系レゾ−ル樹脂(I)は、固形分40〜45%の水
溶液で、pH10〜13、粘度100〜800cps
(25℃)であるものが好ましく、若干多めのNaOH
またはKOHを含んでいる。この樹脂水溶液(I)に親
水性エポキシ樹脂オリゴマ−(II)を混合すると、下
記化1に示す(1)式に従つてオリゴマ−中のエポキサ
イド基は、NaOHが触媒となつて開環し、レゾ−ル中
のフェノ−リックOHと付加反応して室温でも硬化がお
こるものと考えられる。なお、メチロ−ル基の場合もフ
ェノ−リックOHの場合と同様の付加反応がおこるもの
と考えられる。
−ル系レゾ−ル樹脂(I)は、固形分40〜45%の水
溶液で、pH10〜13、粘度100〜800cps
(25℃)であるものが好ましく、若干多めのNaOH
またはKOHを含んでいる。この樹脂水溶液(I)に親
水性エポキシ樹脂オリゴマ−(II)を混合すると、下
記化1に示す(1)式に従つてオリゴマ−中のエポキサ
イド基は、NaOHが触媒となつて開環し、レゾ−ル中
のフェノ−リックOHと付加反応して室温でも硬化がお
こるものと考えられる。なお、メチロ−ル基の場合もフ
ェノ−リックOHの場合と同様の付加反応がおこるもの
と考えられる。
【0008】
【化1】 ここに、Phはフェニ−ル基、Rはエポキシオリゴマ−
の中核体を表わす。
の中核体を表わす。
【0009】上記(1)式に示す付加反応により、多官
能のフェノ−ル系レゾ−ル樹脂と親水性エポキシ樹脂オ
リゴマ−とは、三次元に架橋して網目構造の巨大分子と
なつて硬化する。この際長鎖のエポキシ樹脂が介在する
ため、フェノ−ル樹脂の巨大分子の網目より広い網目が
形成され、これによつてフェノ−ル樹脂の硬くて脆い性
状が改善され、強靭で衝撃に強い皮膜となる。したがつ
て、本発明の水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂と親水性
エポキシ樹脂オリゴマ−とを配合した組成物により、強
靭で衝撃に強く、水、熱、薬品、溶剤、油等に良く耐え
る接着接合をおこなうことができる。
能のフェノ−ル系レゾ−ル樹脂と親水性エポキシ樹脂オ
リゴマ−とは、三次元に架橋して網目構造の巨大分子と
なつて硬化する。この際長鎖のエポキシ樹脂が介在する
ため、フェノ−ル樹脂の巨大分子の網目より広い網目が
形成され、これによつてフェノ−ル樹脂の硬くて脆い性
状が改善され、強靭で衝撃に強い皮膜となる。したがつ
て、本発明の水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂と親水性
エポキシ樹脂オリゴマ−とを配合した組成物により、強
靭で衝撃に強く、水、熱、薬品、溶剤、油等に良く耐え
る接着接合をおこなうことができる。
【0010】本発明に用いられる水溶性のフェノ−ル系
レゾ−ル樹脂(I)は、例えばフェノ−ルとホルムアル
デヒドと水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムとのモ
ル比が1:(1.2〜3):(0.5〜1.2)となる
ように混合したものを、コンデンサ−と攪拌機とを具備
したコルベンや反応釜を用いて50〜90℃で数時間加
熱攪拌して縮合させて得られたものである。このような
樹脂(I)は固形分40〜45%、粘度100〜800
cps(25℃)、pH10〜13の赤褐色で粘稠な水
溶液で、水で自由に希釈することができる。この樹脂
(I)の中で、NaOHやKOHが多めであつてpH1
2程度のものが、エポキサイド基の開環が特に早く、よ
り好ましい。この際フェノ−ルの代りにクレゾ−ルやキ
シレノ−ル等のフェノ−ル類を使用することができる。
レゾ−ル樹脂(I)は、例えばフェノ−ルとホルムアル
デヒドと水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムとのモ
ル比が1:(1.2〜3):(0.5〜1.2)となる
ように混合したものを、コンデンサ−と攪拌機とを具備
したコルベンや反応釜を用いて50〜90℃で数時間加
熱攪拌して縮合させて得られたものである。このような
樹脂(I)は固形分40〜45%、粘度100〜800
cps(25℃)、pH10〜13の赤褐色で粘稠な水
溶液で、水で自由に希釈することができる。この樹脂
(I)の中で、NaOHやKOHが多めであつてpH1
2程度のものが、エポキサイド基の開環が特に早く、よ
り好ましい。この際フェノ−ルの代りにクレゾ−ルやキ
シレノ−ル等のフェノ−ル類を使用することができる。
【0011】一方、本発明に用いられる親水性エポキシ
樹脂オリゴマ−(II)とは、一般に、分子中に水と親
和性のある−OH基、−O−基および/または>N−基
を含み、かつ2個以上のエポキサイド基を有する液状の
樹脂である。例えば、下記化2に示す(2)式で表され
るグリセロ−ルポリエポキサイド(グリセロ−ルポリグ
リシディルエ−テル)、下記化3に示す(3)式で表さ
れるポリエチレングリコ−ルジエポキサイド、下記化4
に示す(4)式で表されるポリプロピレングリコ−ルジ
エポキサイド、下記化5に示す(5)式で表されるソル
ビト−ルポリエポキサイド、下記化6に示す(6)式で
表されるペンタエリスリト−ルポリエポキサイド、下記
化7に示す(7)式で表されるキシリレンジアミノテト
ラエポキサイド、下記化8に示す(8)式で表されるト
リメチロ−ルプロパンポリエポキサイド、下記化9に示
す(9)式で表されるポリグリセロ−ルポリエポキサイ
ドおよび下記化10に示す(10)式で表されるネオペ
ンチルグリコ−ルジエポキサイドなどが挙げられる。
樹脂オリゴマ−(II)とは、一般に、分子中に水と親
和性のある−OH基、−O−基および/または>N−基
を含み、かつ2個以上のエポキサイド基を有する液状の
樹脂である。例えば、下記化2に示す(2)式で表され
るグリセロ−ルポリエポキサイド(グリセロ−ルポリグ
リシディルエ−テル)、下記化3に示す(3)式で表さ
れるポリエチレングリコ−ルジエポキサイド、下記化4
に示す(4)式で表されるポリプロピレングリコ−ルジ
エポキサイド、下記化5に示す(5)式で表されるソル
ビト−ルポリエポキサイド、下記化6に示す(6)式で
表されるペンタエリスリト−ルポリエポキサイド、下記
化7に示す(7)式で表されるキシリレンジアミノテト
ラエポキサイド、下記化8に示す(8)式で表されるト
リメチロ−ルプロパンポリエポキサイド、下記化9に示
す(9)式で表されるポリグリセロ−ルポリエポキサイ
ドおよび下記化10に示す(10)式で表されるネオペ
ンチルグリコ−ルジエポキサイドなどが挙げられる。
【0012】
【化2】
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】
【化10】
【0021】以上の親水性エポキシ樹脂オリゴマ−に対
し、汎用のビスフェノ−ルA型のエポキシ樹脂、例えば
エピコ−ト(登録商標)828(油化シェルエポキシ株
式会社製エピクロルヒドリンビスフェノ−ルA型エポキ
シ樹脂)は、微量の−OH基を含むが親水度が極めて低
く上記(1)式に示す反応が緩慢であるので好ましくな
い。しかしながら、これらの親水度の極めて低い、すな
わち実質的に疎水性のエポキシ樹脂であつても、これら
に上記の親水性エポキシ樹脂オリゴマ−や微量の乳化剤
を混合して親水度を付与させることにより、疎水性のエ
ポキシ樹脂も本発明に十分に使用することができる。
し、汎用のビスフェノ−ルA型のエポキシ樹脂、例えば
エピコ−ト(登録商標)828(油化シェルエポキシ株
式会社製エピクロルヒドリンビスフェノ−ルA型エポキ
シ樹脂)は、微量の−OH基を含むが親水度が極めて低
く上記(1)式に示す反応が緩慢であるので好ましくな
い。しかしながら、これらの親水度の極めて低い、すな
わち実質的に疎水性のエポキシ樹脂であつても、これら
に上記の親水性エポキシ樹脂オリゴマ−や微量の乳化剤
を混合して親水度を付与させることにより、疎水性のエ
ポキシ樹脂も本発明に十分に使用することができる。
【0022】本発明において、親水性エポキシ樹脂オリ
ゴマ−(II)の配合量は、水溶性のフェノ−ル系レゾ
−ル樹脂(I)の固形分100重量部当り、5〜200
重量部、好ましくは25〜100重量部であるが、オリ
ゴマ−(II)の配合量が、5重量部未満であると十分
な接着強さを発現することができず、一方200重量部
を越えると、組成物全体が一体に固まらず液状のままで
残存する部分が生じるので不適である。
ゴマ−(II)の配合量は、水溶性のフェノ−ル系レゾ
−ル樹脂(I)の固形分100重量部当り、5〜200
重量部、好ましくは25〜100重量部であるが、オリ
ゴマ−(II)の配合量が、5重量部未満であると十分
な接着強さを発現することができず、一方200重量部
を越えると、組成物全体が一体に固まらず液状のままで
残存する部分が生じるので不適である。
【0023】本発明の接着剤組成物においては、増量、
増粘、吸収防止の目的で、木粉、麦粉、大豆粉、もみ殻
粉、樹皮粉、くるみ殻粉、カオリン、珪砂粉、石灰岩
粉、珪そう土などを接着剤組成物100重量部当り5〜
100重量部混合することができる。また、皮膜の着色
を目立たなくするために、白色顔料を少量添加しても差
支えない。また、少量のシランカプリング剤やチタンカ
プリング剤などの接着助剤を適宜加えてもよい。さらに
用途によつては、原液の樹脂(I)とオリゴマ−(I
I)とを混合するのみならず、これらに水を加えて混合
してもよく、こうすることによつて接着剤組成物のコス
トダウンをはかることもできる。
増粘、吸収防止の目的で、木粉、麦粉、大豆粉、もみ殻
粉、樹皮粉、くるみ殻粉、カオリン、珪砂粉、石灰岩
粉、珪そう土などを接着剤組成物100重量部当り5〜
100重量部混合することができる。また、皮膜の着色
を目立たなくするために、白色顔料を少量添加しても差
支えない。また、少量のシランカプリング剤やチタンカ
プリング剤などの接着助剤を適宜加えてもよい。さらに
用途によつては、原液の樹脂(I)とオリゴマ−(I
I)とを混合するのみならず、これらに水を加えて混合
してもよく、こうすることによつて接着剤組成物のコス
トダウンをはかることもできる。
【0024】
【作用】本発明においては、水溶性のフェノ−ル系レゾ
−ル樹脂(I)の100重量部(固形分換算)当り、親
水性エポキシ樹脂オリゴマ−(II)を5〜200重量
部、好ましくは25〜100重量部配合すると、上記
(1)式に示す付加反応により(I)と(II)とは三
次元に架橋して、室温(20℃)で1.5〜8時間でゲ
ル化し、薄く塗布すると1〜6時間でかなりの強度にな
り、1〜7日後に十分な強度に硬化する。その結果、本
発明の接着剤組成物は、強靭で耐衝撃性に富み、熱、煮
沸水、冷水、薬品、溶剤、油によく耐える硬化膜を形成
する。
−ル樹脂(I)の100重量部(固形分換算)当り、親
水性エポキシ樹脂オリゴマ−(II)を5〜200重量
部、好ましくは25〜100重量部配合すると、上記
(1)式に示す付加反応により(I)と(II)とは三
次元に架橋して、室温(20℃)で1.5〜8時間でゲ
ル化し、薄く塗布すると1〜6時間でかなりの強度にな
り、1〜7日後に十分な強度に硬化する。その結果、本
発明の接着剤組成物は、強靭で耐衝撃性に富み、熱、煮
沸水、冷水、薬品、溶剤、油によく耐える硬化膜を形成
する。
【0025】
【実施例】実施例1〜8および比較例1〜2
【0026】フェノ−ル(純度98%特級試薬)94g
(1モル)、ホルマリン(37%ホルムアルデヒド、メ
タノ−ル7〜10%含有)203g(2.5モル)、蒸
留水90g、NaOH(純度93%特級試薬)24g
(0.7モル)を、コンデンサ−および攪拌機つきの三
口コルベン中にはかり入れ、200〜300rpmで攪
拌しながら、50℃で1時間、80℃で7時間、反応さ
せてから室温に冷却した。得られた縮合物の水溶性フェ
ノ−ル系レゾ−ル樹脂は、固形分40.0%、粘度60
0cps(25℃)、pH11.95の赤褐色の水溶液
であつた。
(1モル)、ホルマリン(37%ホルムアルデヒド、メ
タノ−ル7〜10%含有)203g(2.5モル)、蒸
留水90g、NaOH(純度93%特級試薬)24g
(0.7モル)を、コンデンサ−および攪拌機つきの三
口コルベン中にはかり入れ、200〜300rpmで攪
拌しながら、50℃で1時間、80℃で7時間、反応さ
せてから室温に冷却した。得られた縮合物の水溶性フェ
ノ−ル系レゾ−ル樹脂は、固形分40.0%、粘度60
0cps(25℃)、pH11.95の赤褐色の水溶液
であつた。
【0027】この水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂10
0重量部に対し、下記表1の上段に示すような各種の親
水性エポキシ樹脂オリゴマ−を下記表1に示す配合量
(重量部で示す)で調合して接着剤組成物を得た。これ
らの組成物のゲル化時間を測定するとともに、これらの
組成物を用いてJIS K6802のフェノ−ル樹脂接
着剤の規格に準拠して、カバ材のブロックを接着し、5
〜7kgf/cm2 の圧締下で12時間プレスし、徐圧
後9.5日放置してから、接着物の常態接着強さ、耐水
接着強さおよび耐煮沸接着強さを測定した。以上により
測定した結果を下記表1の下段に示した。
0重量部に対し、下記表1の上段に示すような各種の親
水性エポキシ樹脂オリゴマ−を下記表1に示す配合量
(重量部で示す)で調合して接着剤組成物を得た。これ
らの組成物のゲル化時間を測定するとともに、これらの
組成物を用いてJIS K6802のフェノ−ル樹脂接
着剤の規格に準拠して、カバ材のブロックを接着し、5
〜7kgf/cm2 の圧締下で12時間プレスし、徐圧
後9.5日放置してから、接着物の常態接着強さ、耐水
接着強さおよび耐煮沸接着強さを測定した。以上により
測定した結果を下記表1の下段に示した。
【0028】
【表1】 注1) (a)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX31
3使用 (b)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX81
1使用 (c)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX92
0使用 (d)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX61
4B使用 (e)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX51
2使用 (f)三菱瓦斯化学株式会社製商品名テトラッドX使用 (g)前記の油化シェルエポキシ株式会社製エピコ−ト
828使用 (h)日本化薬株式会社製商品名GAN使用 注2)接着強さの測定条件 常態接着強さ………20℃、12時間冷圧、9.5日放
置 耐水接着強さ………20℃、12時間冷圧、9.5日放
置後、20℃の水中に24時間浸漬 耐煮沸接着強さ……20℃、12時間冷圧、9.5日放
置後、煮沸水に4時間浸漬
3使用 (b)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX81
1使用 (c)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX92
0使用 (d)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX61
4B使用 (e)ナガセ化成株式会社製商品名デナコ−ルEX51
2使用 (f)三菱瓦斯化学株式会社製商品名テトラッドX使用 (g)前記の油化シェルエポキシ株式会社製エピコ−ト
828使用 (h)日本化薬株式会社製商品名GAN使用 注2)接着強さの測定条件 常態接着強さ………20℃、12時間冷圧、9.5日放
置 耐水接着強さ………20℃、12時間冷圧、9.5日放
置後、20℃の水中に24時間浸漬 耐煮沸接着強さ……20℃、12時間冷圧、9.5日放
置後、煮沸水に4時間浸漬
【0029】表1に示す結果によると、実施例1〜8に
おいては、水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂に混合した
親水性エポキシ樹脂オリゴマ−の親水度が高いほど、ゲ
ル化時間が短く、常態、耐水、及び耐煮沸の接着強さも
満足できる値となつている。これに対し、比較例1〜2
に示した親水度の低いビスフェノ−ルAジエポキサイド
およびフェニルアミノジエポキサイドは、常態接着強さ
も弱く、耐水接着強さおよび耐煮沸接着強さは、何れも
零の値であつた。しかしながら、実施例7および8のよ
うに、疎水性エポキサイド(ビスフェノ−ルAジエポキ
サイド)中に親水性エポキシ樹脂オリゴマ−(グリセロ
−ルポリエポキサイド)を混合すると、水溶性フェノ−
ル系レゾ−ル樹脂との相溶性がよくなり、その結果、得
られた接着剤組成物は十分な接着強さを発現した。 実施例9〜17および比較例3〜5
おいては、水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂に混合した
親水性エポキシ樹脂オリゴマ−の親水度が高いほど、ゲ
ル化時間が短く、常態、耐水、及び耐煮沸の接着強さも
満足できる値となつている。これに対し、比較例1〜2
に示した親水度の低いビスフェノ−ルAジエポキサイド
およびフェニルアミノジエポキサイドは、常態接着強さ
も弱く、耐水接着強さおよび耐煮沸接着強さは、何れも
零の値であつた。しかしながら、実施例7および8のよ
うに、疎水性エポキサイド(ビスフェノ−ルAジエポキ
サイド)中に親水性エポキシ樹脂オリゴマ−(グリセロ
−ルポリエポキサイド)を混合すると、水溶性フェノ−
ル系レゾ−ル樹脂との相溶性がよくなり、その結果、得
られた接着剤組成物は十分な接着強さを発現した。 実施例9〜17および比較例3〜5
【0030】下記表2に示すように、実施例1〜8で使
用した水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂(固形分40
%、粘度600cps、pH11.95)100重量部
当り、100メッシュ以下の粒度の木粉10重量部およ
びグリセロ−ルポリエポキサイド(前記のナガセ化成株
式会社製デナコ−ルEX313を使用)の5〜200重
量部(レゾ−ル樹脂の固形分に対する換算値)の範囲で
種々に変えた量を添加混合し(実施例9〜17)、得ら
れた組成物の20℃におけるゲル化時間、常態(10日
後)接着強さ、耐煮沸(4時間後)接着強さを測定し、
その結果を下記表2に示した。
用した水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂(固形分40
%、粘度600cps、pH11.95)100重量部
当り、100メッシュ以下の粒度の木粉10重量部およ
びグリセロ−ルポリエポキサイド(前記のナガセ化成株
式会社製デナコ−ルEX313を使用)の5〜200重
量部(レゾ−ル樹脂の固形分に対する換算値)の範囲で
種々に変えた量を添加混合し(実施例9〜17)、得ら
れた組成物の20℃におけるゲル化時間、常態(10日
後)接着強さ、耐煮沸(4時間後)接着強さを測定し、
その結果を下記表2に示した。
【0031】また、本発明の範囲外の組成物である下記
表2に示す比較例3〜5の組成物についても、同様にゲ
ル化時間ならびに常態および耐煮沸接着強さを測定し、
その結果を下記表2に併記した。なお、下記表2におい
て配合量は何れも重量部であり、グリセロ−ルポリエポ
キサイドについての括弧内の数字は固形分換算値、常態
および耐煮沸接着強さについての括弧内の数字は木破率
(%)を示す。
表2に示す比較例3〜5の組成物についても、同様にゲ
ル化時間ならびに常態および耐煮沸接着強さを測定し、
その結果を下記表2に併記した。なお、下記表2におい
て配合量は何れも重量部であり、グリセロ−ルポリエポ
キサイドについての括弧内の数字は固形分換算値、常態
および耐煮沸接着強さについての括弧内の数字は木破率
(%)を示す。
【0032】
【表2】
【0033】上記表2に示す結果によると、水溶性フェ
ノ−ル系レゾ−ル樹脂単独の場合(比較例3)およびグ
リセロ−ルポリエポキサイドが5重量部未満の場合(比
較例4)は、常態接着強さが十分発現されなかつた。こ
れに対して、グリセロ−ルポリエポキサイドを2重量部
(固形分換算5重量部)ないし80重量部(固形分換算
200重量部)を配合した場合(実施例9〜17)に
は、常態及び耐煮沸接着強さの上昇がみられた。特にグ
リセロ−ルポリエポキサイドを10重量部(固形分換算
25重量部)以上配合したものが、優れた接着強さを示
し、構造用木材接着として望ましいことを示した。ただ
し、グリセロ−ルポリエポキサイドの配合量の上限は、
80重量部(固形分換算200重量部)までであつて、
それを越えた場合、すなわち比較例5に示すように、配
合量が120重量部(固形分換算300重量部)となつ
た場合には、混合物全体が一体に固まらず、約半分が固
まり、残りの半分はいつまでも液状のままであつた。 実施例18
ノ−ル系レゾ−ル樹脂単独の場合(比較例3)およびグ
リセロ−ルポリエポキサイドが5重量部未満の場合(比
較例4)は、常態接着強さが十分発現されなかつた。こ
れに対して、グリセロ−ルポリエポキサイドを2重量部
(固形分換算5重量部)ないし80重量部(固形分換算
200重量部)を配合した場合(実施例9〜17)に
は、常態及び耐煮沸接着強さの上昇がみられた。特にグ
リセロ−ルポリエポキサイドを10重量部(固形分換算
25重量部)以上配合したものが、優れた接着強さを示
し、構造用木材接着として望ましいことを示した。ただ
し、グリセロ−ルポリエポキサイドの配合量の上限は、
80重量部(固形分換算200重量部)までであつて、
それを越えた場合、すなわち比較例5に示すように、配
合量が120重量部(固形分換算300重量部)となつ
た場合には、混合物全体が一体に固まらず、約半分が固
まり、残りの半分はいつまでも液状のままであつた。 実施例18
【0034】市販の水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂と
して、住友デュレズ株式会社製商品名スミライトレジン
PR−9800を100重量部、木粉を10重量部およ
び下記表3に示す2種類の親水性エポキシ樹脂オリゴマ
−、すなわちグリセロ−ルポリエポキサイドまたはポリ
グリセロ−ルポリエポキサイドを20重量部用い、これ
らを混合し、得られた組成物によりカバ材のブロックを
接着し、1.5kgf/cm2 の圧締下に20℃で、下
記表3に示す時間(冷圧時間)おきに常態接着強さを測
定し、その結果を下記表3に示した(表3に示す常態接
着強さの単位はkgf/cm2 である)。なお、グリセ
ロ−ルポリエポキサイドとしては、前記のナガセ化成株
式会社製デナコ−ルEX313、ポリグリセロ−ルポリ
エポキサイドとしては、前記の同社製デナコ−ルEX5
12を使用した。
して、住友デュレズ株式会社製商品名スミライトレジン
PR−9800を100重量部、木粉を10重量部およ
び下記表3に示す2種類の親水性エポキシ樹脂オリゴマ
−、すなわちグリセロ−ルポリエポキサイドまたはポリ
グリセロ−ルポリエポキサイドを20重量部用い、これ
らを混合し、得られた組成物によりカバ材のブロックを
接着し、1.5kgf/cm2 の圧締下に20℃で、下
記表3に示す時間(冷圧時間)おきに常態接着強さを測
定し、その結果を下記表3に示した(表3に示す常態接
着強さの単位はkgf/cm2 である)。なお、グリセ
ロ−ルポリエポキサイドとしては、前記のナガセ化成株
式会社製デナコ−ルEX313、ポリグリセロ−ルポリ
エポキサイドとしては、前記の同社製デナコ−ルEX5
12を使用した。
【0035】
【表3】
【0036】上記の表3に示す結果によると、2種類の
親水性エポキシ樹脂オリゴマ−のうち、グリセロ−ルポ
リエポキサイドよりポリグリセロ−ルポリエポキサイド
のほうが、常態接着強さの発現性が若干早かつた。した
がつて、20℃における冷圧時間としては、前者の場合
が6〜8時間、後者の場合が2〜4時間で十分の常態接
着強さが得られることがわかつた。 実施例19および比較例6〜7
親水性エポキシ樹脂オリゴマ−のうち、グリセロ−ルポ
リエポキサイドよりポリグリセロ−ルポリエポキサイド
のほうが、常態接着強さの発現性が若干早かつた。した
がつて、20℃における冷圧時間としては、前者の場合
が6〜8時間、後者の場合が2〜4時間で十分の常態接
着強さが得られることがわかつた。 実施例19および比較例6〜7
【0037】下記表4の上段に示すような配合(重量部
で示す)の水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂(実施例1
〜8にて使用した樹脂)とグリセロ−ルポリエポキサイ
ド(前記のナガセ化成株式会社製デナコ−ルEX313
を使用)と木粉とからなる接着剤組成物(実施例19)
およびユリア樹脂(三井東圧化学株式会社製商品名ユ−
ロイド22を使用)と塩化アムモニウム(15%水溶
液)と木粉とからなる接着剤組成物(比較例6)ならび
に酢酸ビニルエマルジョン(コニシ株式会社製商品名ボ
ンドCH18使用)接着剤(比較例7)を夫々用い、南
方材であるチ−ク材のブロックを接着し、チ−ク材の常
態(10日後)、耐水(24時間後)および耐煮沸(4
時間後)接着強さ(単位はkgf/cm2 )を測定しそ
の結果を下記表4の下段に示した。
で示す)の水溶性フェノ−ル系レゾ−ル樹脂(実施例1
〜8にて使用した樹脂)とグリセロ−ルポリエポキサイ
ド(前記のナガセ化成株式会社製デナコ−ルEX313
を使用)と木粉とからなる接着剤組成物(実施例19)
およびユリア樹脂(三井東圧化学株式会社製商品名ユ−
ロイド22を使用)と塩化アムモニウム(15%水溶
液)と木粉とからなる接着剤組成物(比較例6)ならび
に酢酸ビニルエマルジョン(コニシ株式会社製商品名ボ
ンドCH18使用)接着剤(比較例7)を夫々用い、南
方材であるチ−ク材のブロックを接着し、チ−ク材の常
態(10日後)、耐水(24時間後)および耐煮沸(4
時間後)接着強さ(単位はkgf/cm2 )を測定しそ
の結果を下記表4の下段に示した。
【0038】
【表4】
【0039】上記の表4に示す結果によると、チ−ク材
の接着は難しく、比較例6のユリア樹脂系接着剤組成物
では殆ど接着しない。これに対して本願発明の実施例1
9の接着剤組成物および比較例7の酢酸ビニルエマルジ
ョン接着剤は常態ではかなり強い接着強さを示した。し
かしながら、酢酸ビニルエマルジョン接着剤は耐水及び
耐煮沸試験においては殆ど接着しなかつたが、本願発明
の実施例19の接着剤組成物ではかなりの接着強さを保
持した。
の接着は難しく、比較例6のユリア樹脂系接着剤組成物
では殆ど接着しない。これに対して本願発明の実施例1
9の接着剤組成物および比較例7の酢酸ビニルエマルジ
ョン接着剤は常態ではかなり強い接着強さを示した。し
かしながら、酢酸ビニルエマルジョン接着剤は耐水及び
耐煮沸試験においては殆ど接着しなかつたが、本願発明
の実施例19の接着剤組成物ではかなりの接着強さを保
持した。
【0040】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、室温で硬化
し、その硬化膜は、強靭で対衝撃性に富み、水、熱、薬
品、溶剤、油等によく耐える耐久性のものである。特
に、本発明の接着剤組成物は室温硬化するので大型高価
なホットプレス機を必要とせず、簡単なプレス治具で接
着ができる。したがつて、大型で熱のかけられない大型
集成材、プレハブパネルなどの木質材料の接着に有利に
用いられる。また、本発明の接着剤組成物は、従来接着
しにくいとされている南方材のチ−ク、ロ−ズウッド
(紫たん)、黒たんなどにも十分接着し、これらを多用
する高級家具や仏壇の組立てに有用である。さらに、低
温硬化の特性を生かし、従来高温ホットプレスで生産し
ていた合板、パ−チクルボ−ド、ラミネ−ト・ベニヤ・
ランバ−(LVL)などが、より低温で急速硬化させる
ことができ、省エネと合理化がはかれる。
し、その硬化膜は、強靭で対衝撃性に富み、水、熱、薬
品、溶剤、油等によく耐える耐久性のものである。特
に、本発明の接着剤組成物は室温硬化するので大型高価
なホットプレス機を必要とせず、簡単なプレス治具で接
着ができる。したがつて、大型で熱のかけられない大型
集成材、プレハブパネルなどの木質材料の接着に有利に
用いられる。また、本発明の接着剤組成物は、従来接着
しにくいとされている南方材のチ−ク、ロ−ズウッド
(紫たん)、黒たんなどにも十分接着し、これらを多用
する高級家具や仏壇の組立てに有用である。さらに、低
温硬化の特性を生かし、従来高温ホットプレスで生産し
ていた合板、パ−チクルボ−ド、ラミネ−ト・ベニヤ・
ランバ−(LVL)などが、より低温で急速硬化させる
ことができ、省エネと合理化がはかれる。
【0041】また、本発明の接着剤組成物は、刷毛根、
捺染スクリ−ン、管球口金の接着セメントとしても好適
に用いることができる。さらに、鋳造砂型、研磨砥石、
研磨砥布、レジンモルタル、ブレ−キライニング、繊維
強化樹脂、ガラスクロス、岩綿ボ−ド、耐薬品性塗装や
ライニングなどのバインダ−としても有用である。
捺染スクリ−ン、管球口金の接着セメントとしても好適
に用いることができる。さらに、鋳造砂型、研磨砥石、
研磨砥布、レジンモルタル、ブレ−キライニング、繊維
強化樹脂、ガラスクロス、岩綿ボ−ド、耐薬品性塗装や
ライニングなどのバインダ−としても有用である。
Claims (4)
- 【請求項1】 アルカリ性(pHが10〜13)で液状
水溶性のフェノール系レゾール樹脂(I)の固形分10
0重量部当り、液状親水性エポキシ樹脂オリゴマー(I
I)の5〜200重量部を配合してなる室温硬化型の接
着剤組成物。 - 【請求項2】 アルカリ性(pHが10〜13)で液状
水溶性のフェノール系レゾール樹脂(I)が、フェノー
ル類とホルムアルデヒドと水酸化ナトリウムまたは水酸
化カリウムとのモル比が1:(1.2〜3.0):
(0.5〜1.2)の混合物を反応させて得られた初期
縮合物である請求項1記載の接着剤組成物。 - 【請求項3】 液状親水性エポキシ樹脂オリゴマー(I
I)が、分子中に親水性の−OH、−O−、および/ま
たは>N−なる基を有するとともに、2個以上のエポキ
サイド基を有する樹脂である請求項1記載の接着剤組成
物。 - 【請求項4】 液状親水性エポキシ樹脂オリゴマー(I
I)が、疎水性または親水性の極めて低いエポキシ樹脂
オリゴマー中に、親水性エポキシ樹脂または乳化剤を混
合して親水性を付与したものである請求項1記載の接着
剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3064603A JP2542748B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3064603A JP2542748B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 接着剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04298591A JPH04298591A (ja) | 1992-10-22 |
JP2542748B2 true JP2542748B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=13263001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3064603A Expired - Fee Related JP2542748B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542748B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5721296A (en) * | 1995-02-24 | 1998-02-24 | Kao Corporation | Asphalt additive and asphalt composition |
JP2004202839A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Dainippon Ink & Chem Inc | 木質材料接着剤用樹脂組成物、木質材料接着剤及び木質ボードの製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3217569C2 (de) * | 1982-05-11 | 1985-11-28 | Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg | Verfahren und Vorrichtung zum Dosieren der Farbe bei Offsetdruckmaschinen |
JPS61162573A (ja) * | 1985-01-10 | 1986-07-23 | Hitachi Cable Ltd | 接着用組成物 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP3064603A patent/JP2542748B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04298591A (ja) | 1992-10-22 |
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Legal Events
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