JP2542088Y2 - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JP2542088Y2
JP2542088Y2 JP1990094381U JP9438190U JP2542088Y2 JP 2542088 Y2 JP2542088 Y2 JP 2542088Y2 JP 1990094381 U JP1990094381 U JP 1990094381U JP 9438190 U JP9438190 U JP 9438190U JP 2542088 Y2 JP2542088 Y2 JP 2542088Y2
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oil
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oil pan
oil receiving
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比左夫 長沼
英夫 岡田
繁 桑子
孝夫 新井
正信 沼尾
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、石油ファンヒータ等の石油燃焼機に使用さ
れ、カートリッジタンクから補給された燃料を受ける給
油装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来のこの種の給油装置は、例えば、実開昭62−2953
2号公報に開示されているように、カートリッジタンク
からの石油燃料が補給される油タンクに油受け皿を設
け、この油受け皿の底壁に設けた給油口を覆うようにそ
の内底面にフィルターを配置している。ところで、この
フィルターは通常、油受け皿に接着或るいは溶着などに
より固着一体化されているため、掃除する際にフィルタ
ーを破損してしまうと、フィルターのみならず、油受け
皿までも交換しなければならず、大変不経済であった。
そこで、近年では、フィルターを油受け皿に着脱自在
に取り付けるようにして、フィルターが破損した場合に
はそのフィルターだけを交換すれば良いものが商品化さ
れている。次に、この従来装置について、第5図及び第
6図に基づき説明する。即ち、(イ)はその底壁(ロ)
に給油口(ハ)を開口させた油受け皿であり、この油受
け皿(イ)は耐油性の合成樹脂にて作られ、また、この
油受け皿(イ)は、給油口(ハ)の外周縁に位置して複
数の逆L字状の係止突部(ニ)(ニ)を底壁(ロ)から
上方に向けて突出させている。(ホ)はその外周縁に複
数の切り欠き(ヘ)(ヘ)を形成したフィルターであ
り、このフィルター(ホ)は前記切り欠き(ヘ)(ヘ)
の縁部をそれぞれ油受け皿(イ)の係止突部(ニ)
(ニ)に係止することにより、給油口(ハ)を覆うよう
に油受け皿(イ)の内底部に着脱自在に取り付けられる
ようになっている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、上述した従来装置のものでは、フィルター
が破損した場合にはそのフィルターだけを交換できる
が、石油燃料に混入した小さな塵の一部は、切り欠き
(ヘ)(ヘ)を通って給油口(ハ)から油タンクに入り
込み、バーナに燃料を送り込む電磁ポンプや燃料供給路
を詰まらせる欠点があった。
本考案は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、
フィルターの交換を可能にしつつ、石油燃料に混入した
小さな塵が油受け皿から漏出するのを阻止でき、しか
も、油受け皿へのフィルターの取り付けが容易に行える
とともに、フィルターの成形が繁雑とならない給油装置
の提供を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、底壁に給油口を有する有底筒状の油受け皿
と、この油受け皿の内底部に着脱自在に取り付けられた
フィルターとを備え、前記油受け皿の周壁内面には底壁
と所定間隔を存して下広がりくさび状の複数の係止突部
が設けられ、前記フィルターは、弾性を有する材料にて
作られるとともに、前記油受け皿の内底部の径よりも大
きな外径寸法とした円盤状に形成され、さらに、前記係
止突部の下方位置に挿入してそれの外周縁を前記複数の
係止突部に係止することにより、前記油受け皿の底壁内
面と周壁内面の両面にわたって当接する形状に保持され
ている構成である。
(ホ)作用 このように構成すると、フィルターを油受け皿の内底
部に着脱自在に取り付けることができるため、フィルタ
ーが破損したような場合には、そのフィルターだけを交
換すれば良い。
フィルターは、弾性を有する材料にて作られるととも
に、前記油受け皿の内底部の径よりも大きな外径寸法と
した円盤状に形成され、さらに、前記係止突部の下方位
置に挿入してそれの外周縁を前記複数の係止突部に係止
することにより、前記油受け皿の底壁内面と周壁内面の
両面にわたって当接する形状に保持されているので、フ
ィルターを油受け皿の底壁内面と周壁内面の両面にわた
って弾性的に密接させることが可能となり、フィルター
と油受け皿内面との間に隙間が生じるのが防止され、そ
のため、小さな塵でもフィルターで確実に受け止めるこ
とができる。
油受け皿の周壁内面には底壁と所定間隔を存して下広
がりくさび状の複数の係止突部が設けられているので、
フィルターは複数の係止突部を乗り越えるだけで、油受
け皿の内底部に安定的に保持されるため、フィルターの
取り付けを簡単に行うことができる。
フィルターは油受け皿の底壁内面と周壁内面の両面に
わたって当接する形状に成形しておく必要がなく、油受
け皿への装着前の形状は円盤状であれば良いので、フィ
ルターの成形可工が繁雑となることがない。
(ヘ)実施例 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明する。第1図において、(1)は電磁ポンプ及
び燃料供給管を介してバーナ(何れも図示せず)に供給
する石油燃料を貯溜する油タンク、(2)は油タンク
(1)上に倒立して油タンク(1)内に燃料を補給する
着脱自在なカートリッジタンクであり、このカートリッ
ジタンク(2)は開閉弁(図示せず)を内蔵した給油口
キャップ(3)を備えている。(4)は前記油タンク
(1)上部の開口部(5)に着脱可能に装着した油受け
皿であり、この油受け皿(4)は耐油性の合成樹脂にて
作られ、その底壁(4A)には前記給油口キャップ(3)
の開閉弁を開閉する弁押し上げピン(6)を有するとと
もに、この弁押し上げピン(6)の周りの底壁(4A)に
は複数に分割した給油口(7)(7)を開口させてい
る。また、前記油受け皿(4)の周壁(4B)の内面に
は、第4図で示すように底壁(4A)上面と約5〜8mmの
間隔(S)を存して複数(実施例では4個)の下広がり
くさび状の係止突部(8)(8)を形成している。
(9)(9)は前記周壁(4B)の上部に設けた複数の縦
スリット状の通気口、(10)は周壁(4B)の上端部に形
成した外向きの環状フランジ部であり、このフランジ部
(10)よりも約5〜7mm下の周壁(4B)上部には2個の
外向き突部(11)(11)が形成され、この外向き突部
(11)と前記フランジ部(10)で油タンク(1)の開口
部(5)の周縁を挾んでいる。
また、前記油受け皿(4)の内底部には弾性を有する
海綿状のフィルター(12)が着脱自在に取り付けられて
いる。このフィルター(12)は略中央に穴(13)を有す
る円盤状に形成され、第4図で示すようにその外径寸法
(L)を前記油受け皿(4)の内底部の径(T)よりも
大きく設定している。即ち、油受け皿(4)の内底部の
径(T)が約38mmであるのに対し、フィルター(12)の
外径寸法(L)は約43mmとなっている。
上記構成において、カートリッジタンク(2)を油タ
ンク(1)上に倒立させると、弁押し上げピン(6)が
給油口キャップ(3)の開閉弁を開放し、カートリッジ
タンク(2)内の石油燃料が油受け皿(4)内に流出す
る。油受け皿(4)内の燃料はフィルター(12)を通過
した後、給油口(7)を通って油タンク(1)内に貯溜
され、その後、バーナに供給される。
次に、前記油受け皿(4)へのフィルター(12)の取
り付けについて説明する。まず、フィルター(12)を油
受け皿(4)の底壁(4A)と平行状態となるようにして
油受け皿(4)内に挿入し、フィルター(12)の中央の
穴(13)に弁押し上げピン(6)を介挿すると、フィル
ター(12)の周縁部全周が上向きに折れ曲がって油受け
皿(4)の内面に圧接する。その状態で、フィルター
(12)をさらに油受け皿(4)の底壁(4A)側に押し込
むと、フィルター(12)の周縁部が下広がりくさび状の
係止突部(8)を乗り越える。この状態で、図2に示す
ように、フィルター(12)は、それの外周部の上縁が複
数の係止突部(8)(8)に係止され、油受け皿(4)
の底壁(4A)内面と周壁(4B)内面の両面にわたって当
接する形状に保持される。
本実施例によれば、フィルター(12)が油受け皿
(4)の内底部に着脱自在に取り付けられているため、
誤ってフィルター(12)を破損させた場合には、そのフ
ィルター(12)を油受け皿(4)から取り外して簡単に
交換することができる。
また、フィルター(12)は、弾性を有する材料にて作
られるとともに、油受け皿(4)の内底部の径(T)の
約38mmよりも大きな約43mmの外径寸法(L)とした円盤
状に形成され、さらに、係止突部(8)の下方位置に挿
入してそれの外周縁を複数の係止突部(8)(8)に係
止することにより、油受け皿(4)の底壁(4A)の内面
と周壁(4B)の内面の両面にわたって当接する形状に保
持される構成としているので、フィルター(12)を油受
け皿(4)の底壁(4A)の内面と周壁(4B)の内面の両
面にわたって弾性的に密接させることが可能となり、フ
ィルター(12)と油受け皿(12)の底壁(4A)上面及び
周壁(4B)内面との間に隙間が生じることがなく、燃料
中に混入した小さな塵をフィルター(12)で確実に受け
止め、油タンク(1)内に塵が入らないようにできる。
また、油受け皿(4)の周壁(4B)内面には、底壁
(4A)内面と約5〜8mmの間隔(S)を存して下広がり
くさび状の複数の係止突部(8)(8)が設けられてい
るので、フィルター(12)は下広がりくさび状の複数の
係止突部(8)(8)を乗り越えるだけで、油受け皿
(4)の内底部に安定的に保持されるため、フィルター
(12)の取り付けを簡単に行うことができる。
また、フィルター(12)は油受け皿(4)の底壁(4
A)内面と周壁(4B)内面の両面にわたって当接する形
状に成形しておく必要がなく、油受け皿(4)への装着
前の形状は円盤状であれば良いので、フィルター(12)
の成形加工が繁雑となることがないものである。
(ト)考案の効果 本考案による給油装置は以上の説明から明らかなよう
に、底壁に給油口を有する有底筒状の油受け皿と、この
油受け皿の内底部に着脱自在に取り付けられたフィルタ
ーとを備え、前記油受け皿の周壁内面には底壁と所定間
隔を存して下広がりくさび状の複数の係止突部が設けら
れ、前記フィルターは、弾性を有する材料にて作られる
とともに、前記油受け皿の内底部の径よりも大きな外径
寸法とした円盤状に形成され、さらに、前記係止突部の
下方位置に挿入してそれの外周縁を前記複数の係止突部
に係止することにより、前記油受け皿の底壁内面と周壁
内面の両面にわたって当接する形状に保持されるている
構成であるから次のような効果を奏する。
フィルターを油受け皿の内底部に着脱自在に取り付け
ることができるため、フィルターが破損しないような場
合には、そのフィルターだけを交換すれば良く、経済的
である。
円盤状に形成されたフィルターを油受け皿の底壁内面
と周壁内面の両面にわたって弾性的に密接させることが
可能となり、フィルターと油受け皿内面との間に隙間が
生じることがなく、小さな塵でもフィルターで確実に受
け止め、燃料ポンプや燃料供給路が詰まらないようにで
きる。
フィルターは下広がりくさび状の複数の係止突部を乗
り越えるだけで、油受け皿の内底部に安定的に保持され
るため、フィルターの取付作業性を向上できる。
フィルターは油受け皿の底壁内面と周壁内面の両面に
わたって当接する形状に成形しておく必要がなく、油受
け皿への装着前の形状は円盤状であれば良いので、フィ
ルターの成形加工が繁雑となることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案による給油装置の一実施例
を示すものであり、第1図はカートリッジタンクを油タ
ンクに倒立させたときの要部断面図、第2図はフィルタ
ーを取り付けた状態の油受け皿の縦断面図、第3図は第
2図のB−B線に沿う部分の断面図、第4図はフィルタ
ーを外した状態のフィルターと油受け皿の断面図、第5
図は従来例を示す断面図、第6図は第5図のA−A線に
沿う部分の断面図である。 (4)……油受け皿、(4A)……底壁、(4B)……周
壁、(7)……給油口、(8)……係止突部、(12)…
…フィルター、(L)……フィルターの外径寸法、
(T)……油受け皿の内底部の径。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 新井 孝夫 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)考案者 沼尾 正信 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−98306(JP,U) 実開 平2−36736(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁に給油口を有する有底筒状の油受け皿
    と、この油受け皿の内底部に着脱自在に取り付けられた
    フィルターとを備え、前記油受け皿の周壁内面には底壁
    と所定間隔を存して下広がりくさび状の複数の係止突部
    が設けられ、前記フィルターは、弾性を有する材料にて
    作られるとともに、前記油受け皿の内底部の径よりも大
    きな外径寸法とした円盤状に形成され、さらに、前記係
    止突部の下方位置に挿入してそれの外周縁を前記複数の
    係止突部に係止することにより、前記油受け皿の底壁内
    面と周壁内面の両面にわたって当接する形状に保持され
    るていることを特徴とする給油装置。
JP1990094381U 1990-09-06 1990-09-06 給油装置 Expired - Lifetime JP2542088Y2 (ja)

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JPH0457041U JPH0457041U (ja) 1992-05-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7066121B2 (ja) * 2018-05-18 2022-05-13 ペット エンジニアリング アンド サーヴィシーズ エスアールエル 液体燃料燃焼器及び液体燃料燃焼器用の連結構造
JP2022029495A (ja) * 2020-08-05 2022-02-18 シャープ株式会社 液剤投入ユニットおよび洗濯機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5698306U (ja) * 1979-12-26 1981-08-04
JPH0236736U (ja) * 1988-08-30 1990-03-09

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