JP2557203Y2 - 液体供給装置の弁機構 - Google Patents

液体供給装置の弁機構

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JP2557203Y2 JP1991023663U JP2366391U JP2557203Y2 JP 2557203 Y2 JP2557203 Y2 JP 2557203Y2 JP 1991023663 U JP1991023663 U JP 1991023663U JP 2366391 U JP2366391 U JP 2366391U JP 2557203 Y2 JP2557203 Y2 JP 2557203Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加湿器あるいは石油ス
トーブなどに利用される液体供給装置の弁機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば加湿器には、水タンクから液体被
供給部である貯水部に水を供給するための液体供給装置
があり、この液体供給装置は、水タンクを貯水部へ装着
したときには水タンクから貯水部へ水が供給される状態
にし、水タンクを貯水部から外したときには水タンクか
ら漏水することを防止するための弁機構を有している。
ここで、従来のこの種弁機構の一例につき、図4を参照
しながら説明する。同図において、1は加湿器内に設け
られた水槽で、この水槽1内に水タンク2が挿脱自在に
収容される。水槽1内の底部には、超音波振動子(図示
せず)による水の霧化に際して適切な水深を確保するた
めの凹窪状の貯水部3がある。また、水タンク2のタン
ク本体4の底部には、給水口部5が開口形成されてお
り、この給水口部5の外周側にほぼ円盤状のキャップ6
が着脱自在に螺合されている。そして、このキャップ6
の中心部には連通口7Aを有する円筒状部7が上下方向を
軸方向として形成されている。この円筒状部7内に支持
部8が形成されており、この支持部8の周辺部に複数の
孔9が形成されている。そして、前記キャップ6に、そ
の連通口7Aを開閉する弁11が組み付けられている。この
弁11は、支持部8の中心部を上下動自在に貫通した弁棒
12と、この弁棒12の上部に固定された弁本体13とからな
っており、下降時に弁本体13が円筒状部7の上端に上か
ら当接して連通口7Aを閉塞し、上昇時に弁本体13が円筒
状部7の上端から離れて連通口7Aを開放させるものであ
る。また、前記弁11は、支持部8と弁棒12の下端部に形
成されたフランジ部14との間に位置して弁棒12に巻装さ
れたコイルばね15により常時下方向ヘ付勢されている。
一方、前記水槽1の貯水部3内の底面には、水槽1内に
水タンク2を装着したとき弁棒12に下方から当接して弁
11を押し上げる弁受突起16が上方へ向けて突出形成され
ているとともに、この弁受突起16の周囲には、水槽1内
に水タンク2を装着したときキャップ6の下面に下方か
ら当接するキャップ受突起17が複数上方へ向けて突出形
成されている。このような構成により、水槽1内に水タ
ンク2を装着したときには、弁11が弁受突起16により押
し上げられることにより連通口7Aが開放されて、水タン
ク2内から貯水部3に水が供給される状態になり、水槽
1から水タンク2を外したときには、弁11がコイルばね
15により押し下げられることにより弁11により連通口7A
が閉塞されて、水タンク2からの漏水が防止される。と
ころで、タンク本体4は、一般的にプラスチックのブロ
ー成形品であるため、寸法誤差を生じやすい。したがっ
て、水タンク2とこの水タンク2が内部に装着される水
槽1との嵌合寸法には、大きな余裕をもたせる必要があ
る。そのため、水タンク2および水槽1の側面間に隙間
が生じ、水槽1に対する水タンク2の装着位置が水平方
向においてずれやすいが、前記従来例のものでは、水タ
ンク2の装着時に弁棒12と弁受突起16との軸心がずれる
ことにより、図4に示すように、弁11が正常に押し上げ
られなくなることがある。また、水槽1内は水垢が付着
するため週に1回程度掃除しなければならないが、前記
従来例のものでは、水槽1内にキャップ6や弁棒12を受
けるための複数の突起16,17があるため、これらの突起
16,17が邪魔になって、水槽1内の掃除が非常に行いに
くい。
【0003】そこで、弁11を確実に開閉させられるよう
にするとともに、掃除を容易にするために、水槽1の貯
水部3内の突起16,17をなくして、貯水部3内の底面を
平らにするとともに、弁棒12をキャップ6の表面から下
方へ長く突出させて、水槽1ヘの水タンク2の装着時に
弁棒12の下端を貯水部3内の平らな底面に当接させるこ
とが考えられる。しかし、このような構造では、水タン
ク2を持ち運ぶとき、キャップ6から長く突出している
弁棒12が不用意に体あるいは物品などに当たリやすく、
これにより、水タンク2から水か漏れたり、弁11部分が
破損したりする虞れがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述のように、従来の
液体供給装置の弁機構においては、液体被供給部である
貯水部3内の底面に設けられた弁受突起16により弁11を
開放作動させるようにしていたため、弁11の開閉が不完
全になることがあるという問題があるとともに、貯水部
3が掃除しにくいという問題があった。これに対して、
単に、貯水部3内の底面を平らにするとともに、キャッ
プ6からの弁棒12の突出量を大きくするのでは、水タン
ク2を持ち運ぶとき、弁棒12が不用意に押されて、水タ
ンク2から水が漏れるなどの問題が生じる。本考案は、
前記事情を考慮してなされたもので、液体被供給部に装
着されたタンクに位置ずれがあっても、弁が確実に開閉
できるとともに、液体被供給部を掃除しやすく、しか
も、タンクを持ち運ぶときにそこから液体が漏れたりす
ることのない液体供給装置の弁機構を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、タンクからこのタンクが着脱自在に装着
される液体被供給部へ液体を供給する液体供給装置の弁
機構において、タンク本体の底部に設けられた給水口部
に着脱自在に取り付けられるキャップと、このキャップ
に設けられた連通口と、前記キャップに上下動自在に組
み付けられ上昇 時に前記連通口を開放させ下降時に前記
連通口を閉塞する弁と、この弁を常時下方向へ付勢する
ばねと、前記キャップの外周側に着脱自在に取り付けら
れるキャップカバーと、このキャップカバーに前記弁と
同心位置で上下動自在にかつ貫通状態で組み付けられ、
前記弁に下方から当接するとともに、前記タンクの装着
時にその下端が前記液体被供給部の平坦な底面に当接す
る弁受部材とを備えたものである。
【0006】
【作用】本考案の液体供給装置の弁機構では、タンクの
給水口部に取り付けられたキャップの外周側にキャップ
カバーを取り付けた状態で、タンクを液体被供給部に装
着する。それに伴い、キャップカバーに組み付けられて
いる弁受部材が液体被供給部内の平坦な底面に押されて
上昇するとともに、この弁受部材によりキャップの弁が
下から押されて、この弁がばねの付勢に抗して上昇し、
キャップの連通口が開放される。この状態で、タンク内
から連通口を介して液体被供給部に液体が供給される。
このとき、弁受部材の下端は、液体被供給部内の平坦な
底面に当接するので、タンクの装着時に位置ずれを生じ
ても、弁は確実に開閉できる。さらに、液体被供給部の
底面は突起のない平坦な形状なので、液体被供給部内の
掃除もやりやすい。
【0007】また、タンク内に液体を補給するときに
は、液体被供給部からタンクを外すが、それに伴い、ば
ねの付勢により弁が下降して、この弁がキャップの連通
口を閉塞し、これにより、タンクから液体が漏れること
が防止される。なお、弁が下降するときキャップカバー
の弁受部材も下降する。そして、液体を補給できる場所
までタンクを運ぶが、このとき、キャップからキャップ
カバーを外しておけば、このキャップカバーから下方へ
突出している弁受部材が何かに当たってタンクから液体
が漏れるようなことが防止される。さらに、タンク内に
液体を補給した後、キャップにキャップカバーを取り付
けてから、タンクを液体被供給部に装着する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の液体供給装置の弁機構を加湿
器に応用した一実施例につき、図1から図3を参照して
説明する。図1に示すように、この加湿器21は、上面を
開放した器本体22と、この器本体22の上面開口部を開閉
自在に覆う蓋体23とを備えている。そして、器本体22内
には、水槽24が形成されているとともに、この水槽24の
底部に液体被供給部である凹窪状の貯水部25が形成され
ているが、この貯水部25内の底面25A は、突起がなく平
らになっている。また、器本体22内には、水槽24の図示
左側方に位置して霧化槽26が形成されている。この霧化
槽26は、水槽24と仕切壁27により仕切られているが、こ
の仕切壁27の下部に開口形成された流通口28により水槽
24と連通している。これとともに、蓋体23には、霧化槽
26に臨ませて吹出口29が形成されている。そして、霧化
槽26の底部に超音波振動子を有する加湿ユニット30が設
けられている。さらに、器本体22内には、水槽24の下方
に位置して通風路31が形成されている。この通風路31に
連通させて器本体22の図示右側壁には吸気口32が開口形
成されているとともに、この吸気口32に対応させて進風
路31内にはモーター33により回転駆動される送風ファン
34が配設されている。そして、通風路31は、霧化槽26の
図示左側壁に開口形成された通気口35を介して霧化槽26
に連通している。
【0009】41は前記水槽24内に挿脱自在に収容される
水タンクで、この水タンク41は、そのタンク本体42がプ
ラスチックによりブロー成形されている。このタンク本
体42には、取手部43が上部に形成されているとともに、
給水用の給水口部44が底部に開口形成されている。この
給水口部44は、図2および図3にも示すように、下方ヘ
突出した円筒状になっていて、ねじ部45が外周面に形成
されている。46はキャップで、このキャップ46は、円盤
状になっていて、前記給水口部44のねじ部45に噛み合う
ねじ部47が内周面に形成されており、この給水口部44の
外周側に着脱自在に螺合されるものである。キャップ46
は、前記図4に示す従来のキャップ6と同様の構造にな
っており、その中心部に形成された連通口48A を有する
円筒状部48、この円筒状部48内に形成された支持部49お
よびこの支持部49に形成された複数の孔50を有している
とともに、連通口48A を開閉する弁51が所定範囲内で上
下摺動自在にかつ同心的に支持されている。この弁51
も、前記図4に示す従来の弁11と同様の構造になってお
り、弁棒52および弁本体53からなっているとともに、前
記支持部49および弁棒52のフランジ部54間に位置するコ
イルばね55により常時下方へ付勢されている。なお、弁
51がキャップ46に対して最大限下降したときでもその円
筒状部48の下端から弁棒52はほとんど突出しないように
なっている。56はプラスチックあるいは金属製のキャッ
プカバーで、このキャップカバー56は、有底円筒状にな
っており、前記キャップ46の外周側に着脱自在にかつ同
心的に取り付けられるものである。すなわち、キャップ
カバー56の周面上縁から上方へ向けて、キャップ46の外
周面に嵌合する複数の弾性爪片57が突出形成されてお
り、これらの弾性爪片57の上端に、前記キャップ46の周
面上縁に係脱自在に係合する係合部58が内周側へ向けて
屈曲形成されている。また、キャップカバー56の底面部
には、複数の流水口59が開口形成されているとともに、
円筒状の軸受部60が中心部に下方へ向けて膨出形成され
ている。そして、この軸受部60に、弁受部材たる弁受杆
61が上下摺動自在にかつ貫通状態で支持されている。こ
の弁受杆61は、その上下の端部に設けられた鍔部62,63
によりキャップカバー56に対して抜け止めされている
が、弁受杆61の下端部は、自重により軸受部60の下端か
ら常時下方ヘ突出している。このような構成により、図
1に示すように、給水口部44にキャップ46を取り付け、
キャップ46にキャップカバー56を取り付けた状態で水タ
ンク41を水槽24内に装着すると、弁受杆61の下端が貯水
部25内の平坦な底面25A に上から当接することにより、
タンク41に対して弁受杆61が上昇するとともに、この弁
受杆61の上端が弁棒52の下端に下から当接することによ
り、この弁棒52がばね55の付勢に抗して上昇し、キャッ
プ46の連通口48A が開放される。また、図2に示すよう
に、水タンク41を水槽24内から取り出すと、ばね55の付
勢および自重により、タンク41に対して弁受杆61が下降
するとともに、弁棒52が下降し、連通口48A が弁51によ
り閉塞される。
【0010】つぎに、前記の構成につき、その作用を説
明する。加湿器の使用にあたっては、まず、図1に示す
ように、タンク本体42の給水口部44にキャップ46を取り
付け、このキャップ46にキャップカバー56を取り付けた
状態で、液体である水71の入った水タンク41を水槽24内
に挿入する。それに伴い、既に説明したように、水槽24
の貯水部25内の底面25A により弁受杆61が押し上げられ
るとともに、この弁受杆61により弁51が押し上げられ
て、キャップ46の連通口48A が開放される。この状態
で、水71は、タンク本体42内からその給水口部44、キャ
ップ46の開放された連通口48A および孔50、キャップカ
バー56の流水口59を介して流出し、貯水部25内ヘ流入し
て霧化槽26へ供給される。そして、加湿器21の使用時に
は、加湿ユニット30の超音波振動子が振動するととも
に、モーター33により送風ファン34が回転駆動されるこ
とにより、図1に矢印で示すように、吸気口32から通風
路31および霧化槽26を経て吹出口29へ流れる気流が生じ
る。すなわち、超音波振動子の振動により霧化槽26内に
おいて水71が霧化されて無数の微細な水滴となり、この
無数微細な水滴が吹出口29から空気とともに吹き出す。
なお、水71の霧化に伴い水タンク41から貯水部25へと水
71が供給されていくが、水面に加わる空気圧により、貯
水部25内の水位は一定に保たれる。また、水タンク41内
に水71を補給するとさには、まず蓋体23を開け、水タン
ク41を持ち上げて水槽24内から取り出す。それに伴い、
弁受杆61が貯水部25内の底面から離れ、図2に示すよう
に、ばね55の付勢および自重により、弁受杆61が下方ヘ
押し戻されるとともに、弁棒52が下降し、この弁棒52と
一体的に下降した弁本体53が連通口48A を上から閉塞す
る。これにより、水タンク41から水71が漏れ出ることが
防止される。ついで、例えば水道の蛇口まで水タンク41
を運ぶが、その前にキャップ46からキャップカバー56を
外しておくとよい。すなわち、キャップカバー56を取り
付けたままであると、タンク41を持ち運ぶとき、キャッ
プカバー56から下方へ突出している弁受杆61が何かに当
たってタンク41から水71が不用意に漏れたりする虞れが
あるが、キャップカバー56を外しておけば、弁棒52はキ
ャップ46の円筒状部48から下方へ突出していないことに
より、前述のような不用意な漏水が防止される。そし
て、タンク本体42の給水口部44からキャップ46を外し
て、開放された給水口部44からタンク本体42内に水71を
入れた後、給水口部44に再びキャップ46を取り付ける。
さらに、このキャップ46にキャップカバー56を取り付け
た後、タンク41を水槽24内に挿入し、蓋体23を閉める。
なお、前述したキャップカバー56の着脱は、図3に矢印
で示すように、キャップ46に対するキャップカバー56の
押し当てあるいは引っ張りの操作のみで簡単に行える。
すなわち、キャップ46の外周側にキャップカバー56を下
から押し当てると、その弾性爪片57が一旦外周側へ弾性
的に屈曲して開いた後、これら弾性爪片57の係合部58が
キャップ46の周面上縁に節度感をもって係合し、キャッ
プ46にキャップカバー56がしっかりと取り付けられる。
逆に、キャップ46からキャップカバー56を下方向に引っ
張ると、その弾性爪片57が一旦外周側へ弾性的に開くこ
とにより、その係合部58がキャップ46の周面上縁から外
れて、キャップカバー56が外れる。なお、キャップ46と
弁51とが同心的に位置しているとともに、キャップカバ
ー56と弁受杆61とが同心的に位置しており、キャップ46
にキャップカバー56が同心的に取り付けられるので、キ
ャップ46に対してキャップカバー56をどのような方向性
をもって取り付けても、弁棒52と弁受杆61とは軸心が一
致する。これは、キャップカバー56の取り付けを容易な
ものとする。
【0011】前記実施例によれば、キャップ46に取り付
けられるキャップカバー56に弁受杆61を上下摺動自在に
組み付け、この弁受杆61を貯水部25内の平らにした底面
25Aに当てて弁51を作動させるので、水槽24内に水タン
ク41を挿入するとき水槽24に対する水タンク41の位置ず
れがどの方向に生じたとしても、弁51は確実に開閉でき
る。また、前述のように、弁51を作動させるための突起
を貯水部25内の底面25A に形成する必要がなく、この貯
水部25内の底面25A を平らにできるので、貯水部25内の
掃除がやりやすくなる。これとともに、水槽24をプラス
チックにより成形する場合、この水槽24内に長い突起を
形成する必要がないことにより、成形不良を低減でき
る。また、前述のように、水タンク41を持ち運ぶ前にキ
ャップカバー56を取り外しておけば、単に弁棒をキャッ
プの表面から下方へ長く突出させた場合のように、水タ
ンク41を持ち運ぶ際に、弁棒52が何かに当たってタンク
41から水71が不用意に漏れたり、弁51が破損したりする
虞れかない。
【0012】なお、本考案は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形が可能である。例えば、前記
実施例では、キャップカバーをキャップに直接係止して
取り付けるようにしたが、キャップカバーは、タンク本
体側に係止して、キャップの外周側に間接的に取り付け
るようにすることも可能である。また、弁棒に設けられ
ている弁本体により連通口を開閉する基本的弁機構は各
種タイプに適用できる。また、前記実施例は、弁機構を
超音波方式の加湿器に用いたものであったが、本考案の
弁機構は、加熱方式などの他の方式の加湿器や石油スト
ーブのカートリッジタンクなどにも応用することができ
る。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、タンクからこのタンク
が着脱自在に装着される液体被供給部へ液体を供給する
液体供給装置の弁機構において、タンク本体の底部に設
けられた給水口部に着脱自在に取り付けられるキャップ
と、このキャップに設けられた連通口と、前記キャップ
に上下動自在に組み付けられ上昇時に前記連通口を開放
させ下降時に前記連通口を閉塞する弁と、この弁を常時
下方向へ付勢するばねと、前記キャップの外周側に着脱
自在に取り付けられるキャップカバーと、このキャップ
カバーに前記弁と同心位置で上下動自在にかつ貫通状態
で組み付けられ、前記弁に下方から当接するとともに、
前記タンクの装着時にその下端が前記液体被供給部の平
坦な底面に当接する弁受部材とを備えたので、液体被供
給部に装着されたタンクに位置ずれがあっても、弁が確
実に開閉できるとともに、液体被供給部を掃除しやす
く、しかも、タンクを持ち運ぶときにそこから液体が漏
れたりすることのない液体供給装置の弁機構を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の液体供給装置の弁機構の一実施例を示
すもので、この弁機構が設けられた加湿器の全体断面図
である。
【図2】同上タンクを水槽から外した状態における弁機
構部分の断面図である。
【図3】同上弁機構部分の分解状態を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の加湿器の一例を示すもので、水タンクが
位置ずれを生じた状態における弁機構部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
25 貯水部(液体被供給部)25A 底面 41 水タンク(タンク) 42 タンク本体 44 給水口部 46 キャップ 48A 連通口 51 弁 55 コイルばね(ばね) 56 キャップカバー 61 弁受杆(弁受部材) 71 水(液体)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクからこのタンクが着脱自在に装着
    される液体被供給部へ液体を供給する液体供給装置の弁
    機構において、タンク本体の底部に設けられた給水口部
    に着脱自在に取り付けられるキャップと、このキャップ
    に設けられた連通口と、前記キャップに上下動自在に組
    み付けられ上昇時に前記連通口を開放させ下降時に前記
    連通口を閉塞する弁と、この弁を常時下方向へ付勢する
    ばねと、前記キャップの外周側に着脱自在に取り付けら
    れるキャップカバーと、このキャップカバーに前記弁と
    同心位置で上下動自在にかつ貫通状態で組み付けられ
    前記弁に下方から当接するとともに、前記タンクの装着
    時にその下端が前記液体被供給部の平坦な底面に当接す
    弁受部材とを備えたことを特徴とする液体供給装置の
    弁機構。
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