JP2022029495A - 液剤投入ユニットおよび洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】給水経路への異物の入り込みを確実に防止することのできる液剤投入ユニットおよび洗濯機を提供する。【解決手段】液剤投入ユニット10は、液剤供給経路(例えば第1給水経路P1)が形成されたケース本体100と、ケース本体100に対して着脱可能であり、液剤を収容する液剤タンク(例えば、洗剤タンク120)とを備えている。洗剤タンク120の底部には、液体洗剤を洗剤タンク120外に排出可能とするための排出口122が設けられている。ケース本体100の底面には排出口122と連通して洗剤タンク120から液剤供給経路となる第1給水経路P1へ液体洗剤を送り込むための連通口109が設けられている。連通口109には、フィルタ160が着脱可能に設けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、洗濯槽への液体洗剤や柔軟剤の自動投入に使用される液剤投入ユニットおよびそれを備えた洗濯機に関する。
液体洗剤や柔軟剤などの液剤を洗濯槽へ自動投入するための液剤投入ユニットを備えた洗濯機が知られている。このような液剤投入ユニットでは、洗濯槽へ自動投入される液剤は、液剤タンク(洗剤タンクや柔軟剤タンク)に収容されている。また、液剤タンクは、液剤の補充が行いやすくなるように、液剤投入ユニットに対して着脱可能な構成とされている(例えば、特許文献1)。
液剤タンクに収容された液剤は、液剤タンクから液剤投入ユニットに設けられた吸入水路に引き込まれ、ポンプによって所定量が洗濯槽へ投入される。また、液剤投入ユニットの吸入水路には、逆流を防止するための逆止弁が設けられている。
国際公開第2019/039141号
液剤タンク内の液剤を吸入水路に引き込む際、液剤と共に異物が侵入すると、異物が吸入水路内の逆止弁やポンプなどに詰まる虞がある。逆止弁に異物が詰まると、逆止弁を完全に閉じることができなくなり、液剤の自動投入動作時において誤計量が発生したり、液剤タンクへの液剤の逆流が発生したりするといった不具合がある。また、ポンプに異物が詰まると、誤計量が発生したり、ポンプが故障したりするおそれがある。
特許文献1には、液剤タンク内に異物を捕獲するためのフィルタを設ける構成が開示されている。しかしながら、液剤タンクが液剤投入ユニットから取り外された状態では、吸入経路への異物の侵入は防げない。
また、このフィルタは、ユーザが液剤タンクから取り外して洗浄することができる構成とされている。しかしながら、ユーザが液剤タンクからフィルタを取り外したときには、フィルタを戻し忘れる可能性がある。
すなわち、特許文献1の構成では、ユーザが液剤タンクを取り外した場合や、フィルタを戻し忘れた場合、異物が吸入経路内に入り込み、上述した不具合が発生する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、液剤供給経路への異物の入り込みを確実に防止することのできる液剤投入ユニットおよび洗濯機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様である液剤投入ユニットは、液剤供給経路が形成されたケース本体と、前記ケース本体に対して着脱可能であり、液剤を収容する液剤タンクとを備える液剤投入ユニットであって、前記液剤タンクの底部には、液剤を当該液剤タンク外に排出可能とするための排出口が設けられており、前記ケース本体の底面には前記排出口と連通して前記液剤タンクから前記液剤供給経路へ液剤を送り込むための連通口が設けられており、フィルタ部材が前記連通口に着脱可能に設けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、液剤タンクがケース本体から取り外された状態でも、ケース本体の連通口にはフィルタ部材が装着されている状態であるため、液剤供給経路への異物の侵入を防止することができる。
また、上記液剤投入ユニットは、前記ケース本体において前記フィルタ部材が取り付けられる取付部材に、前記フィルタ部材の外周縁部に嵌合する凸部が形成されている構成とすることができる。
上記の構成によれば、フィルタ部材をケース本体に取り付ける際に、凸部によってクリック感が得られ、フィルタ部材が確実に取り付けられたことをユーザが容易に確認できる。すなわち、フィルタ部材の不確実な取付を防止することができる。
また、上記液剤投入ユニットは、当該液剤タンクを前記ケース本体から外した場合に閉状態となる逆止弁が前記液剤タンクの前記排出口に設けられており、前記フィルタ部材は、前記ケース本体に装着されたときに、前記液剤タンク側に向かって立設する突起部を有しており、前記液剤タンクにおける前記逆止弁は、前記フィルタ部材が前記ケース本体に装着されている状態で当該液剤タンクが前記ケース本体に装着された場合に、当該逆止弁に含まれる弁部材が前記フィルタ部材の前記突起部によって押し上げられることにより開状態となることを特徴としている。
上記の構成によれば、液剤タンクをケース本体に取り付けたときに、フィルタ部材の突起部が逆止弁の弁部材を押し上げることで逆止弁を開状態とする。これにより、逆止弁は、フィルタ部材および液剤タンクがケース本体に取り付けられている間は、常に開状態となり、液剤タンクから液剤供給経路へ液剤を送り込むことが可能となる。一方、フィルタ部材が無い状態で液剤タンクをケース本体に取り付けた場合、逆止弁は閉状態のままとなり、フィルタ無しで液剤タンクから液剤供給経路へ液剤が送り込まれることはなく、液剤タンクから液剤供給経路への異物の入り込みを確実に防止することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の第2の態様である洗濯機は、上記記載の液剤投入ユニットを備えることを特徴としている。
本発明の液剤投入ユニットおよび洗濯機は、フィルタ部材が無い状態で液剤供給経路が外部に露出することを防止し、液剤供給経路への異物の入り込みを確実に防止することができるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すものであり、液剤投入ユニットの外観を示す斜視図である。 液剤投入ユニットを使用する洗濯機の外観例を示す斜視図である。 液剤投入ユニットの裏面図である。 ケース本体から裏蓋を取り外した状態の液剤投入ユニットの裏面図である。 ケース本体において、手動投入用ケースを取り外した部分を示す上面図である。 液剤投入動作を説明するための液剤投入ユニットの模式図である。 ケース本体において、液剤タンクを取り外した部分を示す上面図である。 ケース本体から取り外された状態における洗剤タンクの底部付近の断面図である。 図7におけるA‐A断面図である。 図7におけるB‐B断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。まずは、本発明が適用される液剤投入ユニット10の基本構成および液剤投入時の動作について簡単に説明する。図1は、液剤投入ユニット10の外観を示す斜視図である。図2は、液剤投入ユニット10を使用する洗濯機1の外観例を示す斜視図である。尚、ここでの液剤とは、液剤投入ユニット10から洗濯機1の洗濯槽へ投入される液剤のことであり、液体洗剤または柔軟剤などの衣類処理剤を指す。また、図2で示す洗濯機1はドラム型洗濯機を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明が適用される洗濯機は縦型洗濯機であってもよい。
図1に示すように、液剤投入ユニット10は、ケース本体100に、洗剤タンク120、柔軟剤タンク130、および手動投入用ケース140を装着可能となっている。洗剤タンク120および柔軟剤タンク130は、洗濯機1の洗濯槽へ自動投入される液剤を収容するための液剤タンクであり、洗剤タンク120には液体洗剤が収容され、柔軟剤タンク130には柔軟剤や漂白剤などが収容される。手動投入用ケース140は、ユーザが液剤を手動投入するためのケースであり、洗剤投入部141および柔軟剤投入部142を有している。
液剤投入ユニット10の後方には、弁機構150が取り付けられている。弁機構150は、液剤投入ユニット10に対して供給される水道水を流入させるための水道供給口151を有している。また、弁機構150の内部には、複数の電磁弁が備えられており、これら複数の電磁弁の開閉を適宜制御することにより、液剤投入ユニット10に対して異なる経路で水道水を供給できるようになっている。
液剤投入ユニット10は、図2に示す洗濯機1に対し、正面側(ドア2の配置されている側)から見て上部左側付近において洗濯機1の内部に配置される。洗濯機1の上面には、蓋3および蓋4が配置されている。蓋3を開くと、液剤投入ユニット10の洗剤投入部141および柔軟剤投入部142が露出し、ユーザが洗剤または柔軟剤を手動投入することができる。尚、手動投入用ケース140は、液剤投入ユニット10から取り外せない構成となっている。また、蓋4を開くと、洗剤タンク120および柔軟剤タンク130が露出し、ユーザが洗剤タンク120または柔軟剤タンク130を洗濯機1に対して着脱できるようになる。これにより、ユーザが洗剤タンク120または柔軟剤タンク130を取り外して液剤補充を行うことができる。
また、液剤投入ユニット10は、洗濯機1に装着された状態において、水道供給口151を洗濯機1の上面後部付近で露出させている。これにより、水道供給口151は、水道蛇口とホースで繋がれ、水道水の供給を受けることができるようになっている。
図3は、液剤投入ユニット10の裏面図である。液剤投入ユニット10の裏面には液剤交換室が設けられており、図3に示すように、液剤交換室には裏蓋101が取り付けられるようになっている。
図4は、ケース本体100から裏蓋101を取り外した状態の液剤投入ユニット10の裏面図である。図4に示すように、ケース本体100の裏面には、後述する第1給水経路P1の一部となる第1溝部102と、後述する第2給水経路P2の一部となる第2溝部103とが形成されている。尚、ケース本体100の裏面に形成されているのは溝部であるが、これらの溝部はケース本体100に裏蓋101を取り付けることによって筒状の第1給水経路P1および第2給水経路P2として機能する。すなわち、液剤投入ユニット10の液剤交換室には、第1給水経路P1および第2給水経路P2の一部が含まれる。液剤交換室では、洗剤タンク120から第1給水経路P1への液体洗剤の取り込み、および柔軟剤タンク130から第2給水経路P2への柔軟剤の取り込みが行われるようになっている。これより、本実施の形態では、第1給水経路P1および第2給水経路P2が、特許請求の範囲に記載の液剤供給経路に相当する。
第1溝部102においては、給水経路の上流側端部に弁機構150から水道水が流入される流入口102aが設けられており、下流側端部に水道水(または水道水と液体洗剤との混合液)を流出させる流出口102bが設けられている。同様に、第2溝部103においては、給水経路の上流側端部に弁機構150から水道水が流入される流入口103aが設けられており、下流側端部に水道水(または水道水と柔軟剤との混合液)を流出させる流出口103bが設けられている。また、第1溝部102の途中には、洗剤タンク120と接続される逆止弁104が設けられており、第1給水経路P1から洗剤タンク120への逆流、または洗剤タンク120が未装着や不完全な装着の場合に第1給水経路P1からケース本体100の洗剤タンク120装着部への漏れが防止される。第2溝部103の途中には、柔軟剤タンク130と接続される逆止弁105が設けられており、第2給水経路P2から柔軟剤タンク130への逆流、または柔軟剤タンク130が未装着や不完全な装着の場合に第2給水経路P2からケース本体100の柔軟剤タンク130装着部への漏れが防止される。流出口102bおよび流出口103bから流出する水や液体洗剤との混合液は、何れも手動投入用ケース140の洗剤投入部141に流れ込むようになっている。
図5は、ケース本体100において、手動投入用ケース140を取り外した部分を示す上面図である。図3~図5に示すように、ケース本体100の底面には、手動投入用ケース140の洗剤投入部141の直下に液剤排出部106が設けられている。洗剤投入部141に流れ込んだ水は、液剤排出部106を通して洗濯機1の洗濯槽へ供給されるようになっている。また、詳しくは後述するが、手動投入用ケース140の柔軟剤投入部142に流れ込んだ水も、液剤排出部106を通して洗濯機1の洗濯槽へ供給されるようになっている。
続いて、液剤投入ユニット10における液剤投入動作を、図6を参照して説明する。図6は、液剤投入動作を説明するための液剤投入ユニット10の模式図である。
図6に示すように、弁機構150は、水道供給口151からの給水経路が第3給水経路P3および第4給水経路P4に分離され、第3給水経路P3はケース本体100側の第1給水経路P1に接続され、第4給水経路P4は第2給水経路P2に接続されている。第3給水経路P3には、上流側から順に電磁弁152と負圧管154とが配置されている。第4給水経路P4には、上流側から順に電磁弁153と負圧管155とが配置されている。負圧管154および155は、ベンチュリ効果によって第5給水経路P5に負圧を発生させることができる。また、負圧管154および155は、第5給水経路P5で接続されており、第5給水経路P5には流量計156が配置されている。但し、図6における弁機構150は、全ての給水経路および電磁弁を図示しているものではない。
第1給水経路P1には、逆止弁104よりも下流側(具体的には、第1溝部102における流出口102bよりも下流側)に逆止弁107が設けられている。第2給水経路P2には、逆止弁105よりも下流側(具体的には、第2溝部103における流出口103bよりも下流側)に逆止弁108が設けられている。逆止弁107および108は、フロート弁が用いられるものであり、第1給水経路P1および第2給水経路P2の水流によって逆止弁107および108がそれぞれ開閉される。第1給水経路P1および第2給水経路P2は、さらに下流側で合流し、上述したように手動投入用ケース140の洗剤投入部141に流れ込むようになっている。
まずは、洗剤タンク120から規定量の液体洗剤を自動投入する場合の液剤投入動作(液体洗剤の自動投入動作)を説明する。この液剤投入動作における第1段階では、電磁弁152および153の両方を開きながら、水道供給口151からの給水を行う。第1給水経路P1および第2給水経路P2を流れる水道水が、フロート弁である逆止弁107、108をそれぞれ押し上げて開状態とする。この第1段階の動作により、第1ないし第4給水経路P1~P4の全てが水道水で満たされるるとともに、洗剤投入部141へと流出する。このとき、逆止弁104および105は共に閉状態となっており、洗剤タンク120および柔軟剤タンク130から第1給水経路P1および第2給水経路P2への液剤流入は生じない。また、第5給水経路P5における流れも殆ど発生しない。
第1段階の動作によって第1ないし第4給水経路P1~P4の全てが水道水で満たされると、電磁弁152および153が一旦閉じられ、フロート弁である逆止弁107および108が下がって閉状態となる。
続く第2段階として、電磁弁153のみを開いて水道供給口151からの給水を行う。これにより、第4給水経路P4から第2給水経路P2に向けての流れが生じ、負圧管155において負圧が発生する。この負圧により、第5給水経路P5では、負圧管154から負圧管155に向かっての水道水の流れが生じる。一方で、電磁弁152および逆止弁107は共に閉状態であるため、第1給水経路P1内も負圧となり、この負圧によって逆止弁104が開き、洗剤タンク120から第1給水経路P1へ液体洗剤が引き込まれる。
尚、逆止弁104は、その内部の弁部材104a(図9参照)がバネ104b(図9参照)によって洗剤タンク120側に付勢されることで閉状態に保持されるものであり、弁部材104aが第1給水経路P1からの負圧によって引き出された場合に開状態となる。また、第2給水経路P2に設けられる逆止弁105も、逆止弁104と同様の構成である。
第2段階の動作では、第5給水経路P5を流れた水道水と同量の液体洗剤が、洗剤タンク120から第1給水経路P1へ引き込まれる。このため、第2段階では、第5給水経路P5を流れる水道水の流量が流量計156によって計測され、流量計156の計測値が規定値に到達すると、電磁弁153を閉じて第2段階の動作を終了する。尚、第2段階の終了時点で、洗剤タンク120から引き込まれた液体洗剤は第1給水経路P1内のみに留まっており、第5給水経路P5へは流入していない。
続く第3段階では、再び電磁弁152および153の両方を開きながら、水道供給口151からの給水を行う。これにより、第1給水経路P1からは水道水と液体洗剤との混合液が洗剤投入部141へ送られ、第2給水経路P2からは水道水が洗剤投入部141へ送られる。第1ないし第4給水経路P1~P4内の全てが水道水に置き換わるのに十分な量の給水が行われると、電磁弁152および153が閉じられ、液体洗剤の自動投入動作が終了する。
上述の液体洗剤の自動投入動作では、第2段階において、規定量の液体洗剤が洗剤タンク120から第1給水経路P1へ引き込まれるが、引き込まれた液体洗剤が第5給水経路P5に流入することのないように、引き込み可能な最大規定量が定められる。このため、最大規定量を超える洗剤を洗濯槽に投入したい場合には、上述の自動投入動作を複数回実施すればよい。
柔軟剤タンク130から規定量の柔軟剤を自動投入する場合の液剤投入動作(柔軟剤の自動投入動作)は、液体洗剤の自動投入動作と同様に行うことができる。但し、柔軟剤の自動投入動作では、第2段階において電磁弁152のみが開かれる。これにより、柔軟剤の自動投入動作では、第2給水経路P2内に負圧が発生し、逆止弁105が開いて、柔軟剤タンク130から第2給水経路P2へ柔軟剤が引き込まれる。
洗剤の手動投入時には、ユーザにより所定量の洗剤(液体洗剤もしくは粉末洗剤)が手動投入用ケース140の洗剤投入部141に投入される。このときの給水は、電磁弁152および153の両方を開いた状態で行われる。電磁弁152および153の両方を開いた状態での給水時には、逆止弁104および105は閉じたままであるため、洗剤投入部141には水道水のみが給水される。すなわち、洗剤投入部141に給水される水道水によって、洗剤投入部141内の洗剤を溶かしながら洗濯槽に投入することができる。
最後に、柔軟剤の手動投入時には、ユーザにより所定量の柔軟剤が手動投入用ケース140の柔軟剤投入部142に投入される。但し、このときの給水には、第1ないし第4給水経路P1~P4は使用されず、別系統の給水経路によって柔軟剤投入部142への給水が行われる。すなわち、弁機構150では、図6において図示を省略した他の電磁弁および給水経路を用いて、水道供給口151からの給水を行う。本実施の形態では、図4に示すように、ケース本体100の裏面に形成された第3溝部112が“別系統の給水経路(裏蓋101を取り付けることで形成される給水経路)”の一部となっている。第3溝部112においては、給水経路の上流側端部に弁機構150から水道水が流入される流入口112aが設けられており、下流側端部に水道水を流出させる流出口112bが設けられている。
柔軟剤投入部142の底面には、サイフォン構造とされた排水部が形成されている。このため、柔軟剤投入部142への給水によって、柔軟剤投入部142内の水位が所定高さ以上になると、この排水部から水道水と柔軟剤との混合液が排水され、液剤排出部106から洗濯槽に投入される。
以上が、本発明が適用される液剤投入ユニット10の基本構成および液剤投入動作であるが、続いて、本実施の形態に係る液剤投入ユニット10の特徴点について図7~図10を参照して説明する。図7は、ケース本体100において、液剤タンク(洗剤タンク120および柔軟剤タンク130)を取り外した部分を示す上面図である。図8は、ケース本体100から取り外された状態における洗剤タンク120の底部付近の断面図である。図9は、図7におけるA‐A断面図である。図10は、図7におけるB‐B断面図である。但し、図9および図10では、ケース本体100に洗剤タンク120を装着した状態での断面を示している。また、図8における断面は、図7のA-A断面と同じ向きの断面を示している。
図7に示すケース本体100の底面には、液剤タンクから液剤交換室へ液剤を送り込むための連通口109および110が設けられている。連通口109は、洗剤タンク120から液体洗剤を第1給水経路P1へ送り込むことができる。連通口110は、柔軟剤タンク130から柔軟剤を第2給水経路P2へ送り込むことができる。また、連通口109および110には、上述した逆止弁104および105がそれぞれ設けられている。
さらに、連通口109および110において、逆止弁104および105の上にはフィルタ(フィルタ部材)160が配置できるようになっている。フィルタ160は、ケース本体100に対して着脱可能であり、ユーザがフィルタ160を取り外して洗浄できるようになっている。尚、図7では、連通口109にのみフィルタ160を配置した状態を示しており、連通口110ではフィルタ160を外した状態を示している。このため、連通口110では、逆止弁105が視認可能となっている。
液剤タンクから液剤交換室へ液剤を送り込む部分は、洗剤タンク120および柔軟剤タンク130の両方において同様の構成とされている。このため、以下の説明では、洗剤タンク120から第1給水経路P1へ液体洗剤を送り込む部分を例示する。
図8に示すように、洗剤タンク120の底板121には、液体洗剤をタンク外に排出可能とするための排出口122が設けられている。また、排出口122の上部には、逆止弁123が配置されている。逆止弁123は、弁部材123aをバネ123bによって排出口122に向けて下方に付勢することで閉状態を維持している。洗剤タンク120は、ケース本体100から取り外された状態では、逆止弁123が閉状態となることで、排出口122からの液体洗剤の漏れが防止できる。
フィルタ160は、図9および図10に示すように、連通口109を通過する液体洗剤に対してのフィルタ効果を有する略円板形状のフィルタ部161と、フィルタ部161の中央から立設する突起部162とを有している。フィルタ160は、突起部162を上に向けて連通口109に配置することが可能となっている。
また、ケース本体100においてフィルタ160が取り付けられる取付部材には、フィルタ部161の外周縁部に嵌合する凸部111(図10参照)が形成されている。この凸部111により、フィルタ160をケース本体100に取り付ける際にクリック感が得られ、フィルタ160が確実に取り付けられたことをユーザが容易に確認できる。また、フィルタ160を連通口109に対する所定の位置に確実に取り付けることで、フィルタ160の周囲に隙間が生じて、この隙間から第1給水経路P1に異物が入り込むことを回避できる。さらに、フィルタ部161の外周縁部を凸部111が押さえることで、洗剤タンク120をケース本体100から取り外す際に、フィルタ160が一緒にケース本体100から外れることを防止できる。
洗剤タンク120をケース本体100に取り付けたときには、フィルタ160の突起部162が逆止弁123の弁部材123aに当接し、弁部材123aがバネ123bの付勢力に抗して上に押し上げられる。これにより、逆止弁123は、フィルタ160および洗剤タンク120がケース本体100に取り付けられている間は、常に開状態となる。そして、上述したように、第1給水経路P1内が負圧となることで逆止弁104の弁部材104aが下方に引き出されると、逆止弁104も開状態となり、洗剤タンク120から第1給水経路P1へ液体洗剤が送り込まれる。
一方、ユーザがフィルタ160をケース本体100から取り外した後、フィルタ160を戻し忘れた状態で洗剤タンク120をケース本体100に取り付けた場合、弁部材123aが突起部162によって押し上げられることはなく、逆止弁123は閉状態のままとなる。すなわち、ケース本体100にフィルタ160が取り付けられていない状態では、洗剤タンク120から第1給水経路P1へ液体洗剤が送り込まれることはない。同様の効果は、柔軟剤タンク130から第2給水経路P2へ柔軟剤の送り込む部分でも得られる。これにより、本実施の形態に係る液剤投入ユニット10では、液剤タンクから給水経路への異物の入り込みを確実に防止することができる。
また、本実施の形態に係る液剤投入ユニット10では、フィルタ160は、液剤タンク内ではなく、液剤タンクと給水経路との間に配置される。これにより、液剤タンクを液剤投入ユニット10から取り外した状態でも、フィルタ160はケース本体100側に残るため、液剤タンクを取り外しての清掃時などにも給水経路に異物が侵入することを防止できる。したがって、逆止弁104や給水経路に異物が詰まることを確実に防止できる。また、フィルタ160は連通口109を覆えばよいので、フィルタ160の小型化が容易である。また、ユーザがフィルタ160の突起部162を摘むことで、フィルタ160が取り外しやすくなり、清掃作業性も向上する。
また、フィルタを液剤タンク内に配置した従来構造(特許文献1の構造)では、フィルタを液剤タンクから外さずに清掃を行った場合に、フィルタに詰まっていた異物がフィルタを通り抜けて液剤タンクの逆止弁側に押し流される可能性がある。そして、この状態で液剤タンクを液剤投入ユニットに装着すると、給水経路に異物が侵入する虞がある。これに対して、本実施の形態に係る液剤投入ユニット10では、フィルタ160の清掃は、必ずケース本体100から取り外して行う必要がある。このため、フィルタに詰まっていた異物が給水経路に侵入することもない。
今回開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 洗濯機
2 ドア
3,4 蓋
10 液剤投入ユニット
100 ケース本体
101 裏蓋
102 第1溝部
102a 流入口
102b 流出口
103 第2溝部
103a 流入口
103b 流出口
104,105 逆止弁
104a 弁部材
104b バネ
106 液剤排出部
107,108 逆止弁
109,110 連通口
111 凸部
120 洗剤タンク
121 底板
122 排出口
123 逆止弁
123a 弁部材
123b バネ
130 柔軟剤タンク
140 手動投入用ケース
141 洗剤投入部
142 柔軟剤投入部
150 弁機構
151 水道供給口
152,153 電磁弁
154,155 負圧管
156 流量計
160 フィルタ(フィルタ部材)
161 フィルタ部
162 突起部
P1~P2 第1~第2給水経路(液剤供給経路)
P3~P5 第3~第5給水経路

Claims (4)

  1. 液剤供給経路が形成されたケース本体と、前記ケース本体に対して着脱可能であり、液剤を収容する液剤タンクとを備える液剤投入ユニットであって、
    前記液剤タンクの底部には、液剤を当該液剤タンク外に排出可能とするための排出口が設けられており、
    前記ケース本体の底面には前記排出口と連通して前記液剤タンクから前記液剤供給経路へ液剤を送り込むための連通口が設けられており、
    フィルタ部材が前記連通口に着脱可能に設けられていることを特徴とする液剤投入ユニット。
  2. 請求項1に記載の液剤投入ユニットであって、
    前記ケース本体において前記フィルタ部材が取り付けられる取付部材に、前記フィルタ部材の外周縁部に嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする液剤投入ユニット。
  3. 上記請求項1または2に記載の液剤投入ユニットであって、
    当該液剤タンクを前記ケース本体から外した場合に閉状態となる逆止弁が前記液剤タンクの前記排出口に設けられており、
    前記フィルタ部材は、前記ケース本体に装着されたときに、前記液剤タンク側に向かって立設する突起部を有しており、
    前記液剤タンクにおける前記逆止弁は、前記フィルタ部材が前記ケース本体に装着されている状態で当該液剤タンクが前記ケース本体に装着された場合に、当該逆止弁に含まれる弁部材が前記フィルタ部材の前記突起部によって押し上げられることにより開状態となることを特徴とする液剤投入ユニット。
  4. 上記請求項1から3の何れか1項に記載の液剤投入ユニットを備えることを特徴とする洗濯機。
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