JP2002325997A - 貯水槽付き洗濯機 - Google Patents

貯水槽付き洗濯機

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JP2002325997A JP2001134345A JP2001134345A JP2002325997A JP 2002325997 A JP2002325997 A JP 2002325997A JP 2001134345 A JP2001134345 A JP 2001134345A JP 2001134345 A JP2001134345 A JP 2001134345A JP 2002325997 A JP2002325997 A JP 2002325997A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造により低コストで提供でき、メン
テナンスの労力軽減を図ることのできる貯水槽付き洗濯
機を提供すること。 【解決手段】 1つの貯水槽3を洗濯機躯体1内におけ
る洗濯槽2より下方に設けて、開閉弁24を介して洗濯槽
2からの排水分岐管22を貯水槽3に連結する一方、貯水
槽に満水時の排水口32を設け、さらに貯水槽に連結した
揚水管6を経て貯水槽3内の貯水を揚水ポンプ7によっ
て洗濯槽2へ注水するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、すすぎに使用した
後の洗濯排水を次工程の洗い水などとして再利用するべ
く一時的に貯留するための貯水槽を備えた洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的な家庭用全自動電気洗濯機では、
洗濯容量によっても異なるが概ね50リットル程度が標準
水量に設定されている。標準的な1回の洗濯コースは、
洗剤を用いた「洗い」と2回の「すすぎ」によって構成
されるのが通例であるから、こうした家庭用全自動電気
洗濯機では洗濯1回当たり約150リットルもの大量の水
道水が必要になるわけで、きわめて不経済であった。
【0003】そこで、洗濯に使用する水道水を節約する
べく、洗濯槽とは別に洗濯機の内部や外部において貯水
槽を設けて、該貯水槽内に洗濯排水、とくに最終段階で
ある2回目の「すすぎ」水をポンプで導いて溜め置き、
次に洗濯を行う際の「洗い」水として使用することが提
案されている。
【0004】例えば、特開平11-276793号では、洗濯機
本体の底部隅部における水槽底部との空間に貯水槽を設
けて、各貯水槽間を連通パイプで接続し、該貯水槽の一
つに設けた水戻し手段によって水槽に戻して再利用する
よう構成した貯水槽付き洗濯機が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記貯水槽付き洗濯機
では、洗濯機の底部四隅に各々貯水槽を設けることによ
って洗濯機の小型化を図りつつある程度の貯水量を確保
できる点において評価できるものの、4分割された貯水
槽はその内部清掃については全く配慮されていなかっ
た。すなわち、最もきれいな2回目の「すすぎ」水のみ
を再利用しても、貯水槽内には洗剤滓や糸屑などの異物
が徐々に堆積し、ポンプや制御弁の故障原因となりうる
のである。とくに、前記貯水槽付き洗濯機をはじめ従来
提案されていた洗濯排水再利用型の洗濯機では、洗濯槽
からの排水を貯水槽へ移送するために電動ポンプを使用
するのが常であったが、電動ポンプ内に異物が付着して
機能しなくなるおそれが高い。また、移送用の電動ポン
プの能力によっては、1回当たり50リットルもの洗濯排
水を貯水槽へ移送するために時間を要するので、洗濯工
程の長時間化を招来し、連続した洗濯作業の支障となり
得る。こうした従来の貯水槽付き洗濯機の実情に鑑み、
本発明では、主として簡易な構造により低コストで提供
でき、メンテナンスの労力軽減を図ることのできる貯水
槽付き洗濯機の提供を主目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記所期の課題解決のた
め、本発明に係る貯水槽付き洗濯機では、先ず1つの貯
水槽を洗濯機躯体内における洗濯槽より下方に設けて、
開閉弁を介して洗濯槽からの排水分岐管を貯水槽に連結
する一方、貯水槽に満水時の排水口を設け、さらに貯水
槽に連結した揚水管を経て貯水槽内貯留水を揚水ポンプ
によって洗濯槽へ導くよう構成した。
【0007】このように貯水槽を分割するのではなく、
1つにまとめて洗濯機躯体内における洗濯槽より下方に
設けることによって、開閉弁の開閉操作のみによって洗
濯槽内の排水は一気に貯水槽内へと注水されるため、移
送のための電動ポンプを必要としない簡易な構造とする
ことができるほか、洗濯槽から貯水槽への排水注入に要
する時間の短縮化が図られる。洗濯排水を貯水槽へと導
く排水分岐管は、貯水槽内への異物の流入をできるだけ
防止するべく洗濯槽から洗濯パン等の最終排水口へと挿
入される通常の排水管の途中に設けるのが望ましいが、
洗濯槽底部から直接に別系統として貯水槽へ導くように
設けることにしてもよい。
【0008】また、請求項2に記載した発明では、前記
貯水槽付き洗濯機における貯水槽の内部を略水平方向に
連続する流水路で区画して、貯水槽内流水路の一端側に
開閉弁を介して洗濯槽からの排水分岐管を連結する一
方、貯水槽内流水路の他端側に貯水槽内満水時の排水口
を設け、さらに貯水槽内流水路に対して揚水管を連結し
た。
【0009】貯水槽内部を略水平方向に連続する流水路
で区画し、該流水路の一端側に排水分岐管を連結する一
方、他端側に貯水槽内満水時の排水口を設けることによ
り、排水分岐管を経て洗濯槽より一気に流入してきた洗
濯排水の注水圧が作用して、貯水槽内の異物が排水口か
ら洗濯機外へと押し流されることになる。とくに洗濯排
水は雑菌が繁殖し易い環境にあるため、貯水槽内におい
て水が淀んでしまうと衛生面から再利用に適さない水に
なってしまうおそれがあるから、区画された流水路に毎
回洗濯排水が流入するたびに洗い流されるよう形成した
ことで、再利用水としての質が損なわれない利点が得ら
れるのである。なお、貯水槽における排水口は、先に述
べた洗濯槽からの排水管と同じく、洗濯パン等の最終排
水口へと配管接続されることになる。
【0010】さらに、請求項3に記載した発明では、前
記貯水槽付き洗濯機における排水分岐管を貯水槽より上
方に突設された気泡排出管を介して貯水槽内流水路と連
結するとともに、前記気泡排出管内における排水分岐管
接続位置より下方において液面センサを設けた。
【0011】貯水槽内流水路より貯水槽の上方に気泡排
出管を突設し、この気泡排出管に対して排水分岐管を連
結することによって、洗濯排水から生ずる気泡が貯水槽
内に混入し、空気溜まりが生じることを防止できる。気
泡排出管としては、排水分岐管より大径で、上端面が開
放した直管を用いることができる。
【0012】液面センサは、再利用する洗濯排水の貯水
量を計測するために必要であり、計測された貯水量が所
要の洗濯用水として少ない場合には、揚水ポンプの空運
転による破損を防止する等のため、通常どおり上水道の
水を使用または併用するよう設定されるが、上水道水と
異なって多少なりとも汚れた洗濯排水に接するために液
面センサが汚れて本来の機能を発揮しなくなるおそれが
ある。本発明では、気泡排出管内における排水分岐管接
続位置より下方において液面センサを設けることによ
り、貯水槽に洗濯排水が流入するたびに液面センサを洗
浄清掃させるよう構成して、その機能維持を図ることと
にした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。図1は本発明に係る貯水槽付き洗濯機の
概略構成図である。図示されるように、本発明に係る貯
水槽付き洗濯機は、洗濯機躯体1内の洗濯槽2より下方
に1つの貯水槽3を備えている。洗濯槽1からの排水管
21は、貯水槽3に連結される排水分岐管22と、洗濯機外
の最終排水口に連結される排水分岐管23の2つに分岐し
ており、これら排水分岐管22と排水分岐管23の分岐部分
において、開閉弁としての電磁弁24と電磁弁25が各々配
設されている。図面では、排水分岐管22と排水分岐管23
が同じ位置で分岐しているが、貯水槽3への異物流入を
極力防止するためには、電磁弁24の配設位置を電磁弁25
の配設位置より上方にして、分岐位置を上下方向にずら
しておくとよい。
【0014】貯水槽3は金属材料又は合成樹脂材料によ
り形成され、洗濯機の大きさによって適宜高さが設定さ
れる。このように洗濯機躯体1内の洗濯槽2より下方に
貯水槽3を設けることによって、洗濯機の高さは若干高
くなるものの洗濯機躯体の底面サイズに影響を及ぼすこ
となく、30リットル程度の小容積のものから100リット
ル程度の大容積の貯水槽を確保することが可能となる。
【0015】図2は貯水槽の一例を示した斜視図、図3
は同貯水槽の平面図(a)および水平断面図(b)である。
これら図示された例の貯水槽3は厚板状で、内部は6枚
の仕切板33a,33b,33c,33d,33e,33fによって交互に仕切
られて、略水平方向に蛇行しながら連続する1本の流水
路34が形成されている。これら仕切板33a,...33fの数や
設置位置は、貯水槽3の容積に応じて決定すればよい。
【0016】貯水槽3内流水路34の一端側には、大径な
直管からなる気泡排出管4が貯水槽3の上面から突出す
るよう設けられており、この気泡排出管4の途中におい
て洗濯槽2からの排水分岐管22が連結されている。他
方、流水路34の他端側には貯水槽3のオーバーフロー時
における排水のための排水口32が設けられている。図1
に示されるように、貯水槽3の排水口32に連結された排
水管35は、洗濯槽2からの排水分岐管23と一緒になって
洗濯機外の最終排水口に連結される。なお、気泡排出管
4の上端をさらに上方に延長して洗濯槽2の所定水位面
より高い位置に設定しておくと、仮に洗濯機外の最終排
水口が詰まるなどの事故が生じた場合等においても、気
泡排出管4から洗濯排水がオーバーフローする二次的事
故を防止することができる。
【0017】気泡排出管4の近傍には取水口31が設けら
れている。図1に示されるように、この取水口31には揚
水管6が接続されており、揚水管6上部に配設された揚
水ポンプ7によって貯水槽3内に溜め置かれた洗濯排水
が汲み上げられ、注水管71を経て洗濯槽2内へと注水さ
れる。本例では、揚水ポンプ7より手前側において、揚
水管6には水フィルタ9が設けられている。水フィルタ
9としては、外部から視認可能で脱着清掃が容易な透明
管型のものを使用するのが望ましく、この水フィルタ9
によって再利用される洗濯排水中の異物を除去し、揚水
ポンプ7の目詰まり防止が図られる。本例の揚水ポンプ
7には、上水道蛇口に接続された上水管8も連結されて
おり、上水管8の途中に設けられた開閉弁たる電磁弁81
によって、上水道水の注水・停止が図られている。
【0018】図2等に示した貯水槽3では、気泡排出管
4および取水口31と、排水口32とが貯水槽3上面におい
て対角線に位置しているが、これらのすべてを貯水槽3
の右側または左側に寄せて位置させると、配管関係がま
とめられる利点が得られる。
【0019】貯水槽3は洗濯排水を未処理のまま貯水す
るものであるため、流水路34内に洗剤滓などのゴミが次
第に堆積していくおそれがある。そこで、図3(b)や図
4に示されるように、流水路34の出口となる排水口32よ
りオーバーフローする際の水流によってゴミを流し出す
べく、排水口32には傾斜板35を設けておくとよい。さら
に傾斜板35の下方位置に清掃孔351を穿設し、通常はキ
ャップ352で塞いでおけば、キャップ352を外すだけで簡
単に流水路34内を清掃することができる利点が得られ
る。
【0020】図5は、貯水槽内仕切板の他の例を示した
水平断面図である。仕切板33a,...33fを用いて図2
(b)の例のように流水路34を形成した場合、各仕切板3
3a,...33fと貯水槽3外壁との直角接合部分では水が流
れず淀みが生じやすい。貯水槽3内に水の淀む場所がで
きてしまうと、貯水槽3の構造による再利用水の浄化機
能が正常に機能しなくなってしまうので、各仕切板33
a,...33fと貯水槽3外壁との接合部分に湾曲板36a,36b,
36c,36d,36e,36f,36gを追加接合して、貯水槽3内で水
流の死角となり水が淀んでしまう場所を排除しておくの
が望ましい。
【0021】図1において、貯水槽3より上方に突設さ
れた気泡排出管4内には、貯水槽3内の貯水量計測のた
めの液面センサ5が設けられている。液面センサ5は、
貯水槽3内の他の場所に配設することも可能であるが、
本例のように気泡排出管4内であって、貯水槽3内へと
注水するための排水分岐管24の接続位置よりも下方に配
設することにより、洗濯排水が流入する毎に清掃が図ら
れるようになる。液面センサ5としては、機構が簡単で
故障の少ないフロート型を用いるのが望ましい。
【0022】以上のように構成された本発明に係る貯水
槽付き洗濯機における洗濯排水の再利用手順を図6に従
って説明する。先ず、洗濯機の設置後最初に行われる
「洗い」工程W1では貯水槽3内に洗濯排水は存在しない
から、上水道水の電磁弁81を開放し、上水管8より注水
管71を経て、洗濯槽2内に必要量の上水道水を注水して
洗濯を行う(s1)。この「洗い」工程W1後の排水には洗
剤滓や衣類の汚れ、糸屑などが多く含まれており再利用
には適さないので、排水分岐管23側の電磁弁25を開放し
て洗濯機外の最終排水口へと直接排出する(s2)。
【0023】続く「すすぎ1」工程W2も、貯水槽3内に
洗濯排水は存在しないので、上水道水を注水して行われ
ることになるが(s3)、工程終了後に排水分岐管22側の
電磁弁24を開放して貯水槽3内に全すすぎ排水を注水す
る(s4)。この際、洗濯槽2底部に沈積していた洗剤滓
や糸屑等の異物が貯水槽3内に流入することを防止する
ため、電磁弁24を開放する前に電磁弁25を数秒間開放し
て異物の排出を図るとよい。貯水槽3の容積より全すす
ぎ排水量の方が多い場合には、貯水しきれなかった水が
貯水槽3排水口32よりオーバーフローして洗濯機外の最
終排水口へと排水される(s5)。
【0024】最終工程である「すすぎ2」工程W3では、
できるだけきれいな水で衣類中の洗剤等を流し出す必要
があるから、前記「すすぎ1」工程W2後に貯水槽3に貯
水された排水を再利用することを避けて上水道水を選択
注水するが(s6)、「すすぎ2」工程W3後の排水は貯水
槽3に注水し貯水する(s7)。この際、貯水槽3内には
すでに「すすぎ1工程」W2後の排水が貯水されている
が、「すすぎ2工程」W3後の排水が新たに注水されるこ
とで、先に貯水されていた排水は貯水槽3内流水路34を
押し流され、排水口32よりオーバーフローしながら洗濯
機外へと最終排出されていき、新たに注水された、より
きれいなすすぎ排水が貯水槽3内に貯水されることにな
る。
【0025】さて、2回目の洗濯時には、最初の「洗
い」工程W1より前洗濯工程で貯水された洗濯排水が再利
用されることになる。すなわち、揚水ポンプ7が作動す
ることにより、貯水槽3に貯水されていた洗濯排水は揚
水管6から注水管71を経て洗濯槽2内に注水される(s
8)。貯水槽3の容積が小さくて「洗い」工程W1に必要
十分な水量が得られない場合には、液面センサ5および
洗濯槽2内水位センサ(図示されていない)が機能し、
上水道側の電磁弁81を開放して、不足水量分の上水道水
が追加注水される(s1)。「洗い」工程W1後の排水は、
前回と同様に洗濯機外へと最終排出される(s2)。
【0026】続く「すすぎ1」工程W2においても、貯
水槽3に貯水されていた洗濯排水が再利用される(s
9)。貯水槽3の容積が小さく、「すすぎ1」工程W2に
必要十分な水量が得られない場合には、液面センサ5お
よび洗濯槽2内水位センサが機能し、上水道側の電磁弁
81を開放して、不足水量分の上水道水を追加注水するこ
とになる(s2)。ただし、「すすぎ1」工程W2において
注水すすぎが行われるなど、洗濯機に追加注水機能が具
備される場合には、追加注水分には上水道水を使用する
のが望ましい。この場合、洗濯槽2からオーバーフロー
したすすぎ水は、貯水槽3に注水される。
【0027】以上の洗濯工程は制御装置による自動化が
可能である。そして、こうした洗濯工程を繰り返すこと
により、貯水槽3の容積にもよるが、1回の洗濯工程に
おいて洗濯槽2に注入される水量の2回分に相当する約
100リットルもの再利用を図ることができ、貯水槽をも
たない洗濯機に比して上水道水の使用量を3分の1程度
に抑制することが可能となるから、省資源化や環境への
負荷軽減、水道料金の削減等が図られるのである。
【0028】なお、以上の洗濯工程を自動化する際に
は、消費者の選択意思を尊重するべく、洗濯機の操作パ
ネル等において上水道水のみを使用した洗濯工程の選択
を可能にしておくとよい。ただし、その場合も「すすぎ
1」工程W2や「すすぎ2」工程W3の排水を貯水槽3に
注入するよう設定しておくと、貯水槽3内貯水の流動化
が図られ、常に再利用可能な状態に保つことが可能とな
る。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る貯水槽付き洗濯機では、1
つの貯水槽を洗濯機躯体内における洗濯槽より下方位置
に設けたことにより、従来の洗濯機の高さを変更する程
度で大容量の貯水槽を内蔵させることができ、開閉弁の
開閉操作を行うだけで洗濯排水を貯水槽へと一気に流し
込むことができる。したがって、洗濯排水を貯水槽へ送
る移送ポンプを必要とせず簡易な構造とすることができ
るほか、従来提案されている貯水槽付き洗濯機と比し
て、洗濯排水の貯水槽への移送時間短縮による洗濯時間
の短縮化を図ることができる。
【0030】また、略水平方向に連続する流水路で区画
した貯水槽は、洗濯排水の注水圧によって異物の排出や
内部洗浄が自動的に行われるためにメンテナンスが不要
であるほか、満水時のセンサや排水制御弁が不要となる
ために簡易な構造となり、低コストで提供することがで
きる。
【0031】貯水槽より上方に突設した気泡排出管に対
して排水分岐管を連結したので、洗濯排水から生ずる気
泡を排水分岐管より外部に放出することにより、気泡が
貯水槽内に混入して空気溜まりが生じることを防止でき
る。そして、気泡排出管内における排水分岐管接続位置
より下方において液面センサを設けることにより、貯水
槽に洗濯排水が流入するたびに液面センサを洗浄清掃さ
せて、メンテナンスフリーとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯水槽付き洗濯機の概略構成図で
ある。
【図2】貯水槽の一例を示した斜視図である。
【図3】貯水槽の平面図(a)および水平断面図(b)であ
る。
【図4】図2(a)におけるA−A線縦断面図である。
【図5】貯水槽内仕切板の他の例を示した水平断面図で
ある。
【図6】本発明に係る貯水槽付き洗濯機における洗濯排
水の再利用手順を示した図である。
【符号の説明】
1 洗濯機躯体 2 洗濯槽 3 貯水槽 4 気泡排出管 5 液面センサ 6 揚水管 7 揚水ポンプ 8 上水管 9 水フィルター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの貯水槽を洗濯機躯体内における洗
    濯槽より下方に設けて、開閉弁を介して洗濯槽からの排
    水分岐管を貯水槽に連結する一方、貯水槽に満水時の排
    水口を設け、さらに貯水槽に連結した揚水管を経て貯水
    槽内貯水を揚水ポンプによって洗濯槽へ導くよう構成し
    てなる貯水槽付き洗濯機。
  2. 【請求項2】 貯水槽の内部を略水平方向に連続する流
    水路で区画して、貯水槽内流水路の一端側に開閉弁を介
    して洗濯槽からの排水分岐管を連結する一方、貯水槽内
    流水路の他端側に貯水槽内満水時の排水口を設け、さら
    に貯水槽内流水路に対して揚水管を連結したことを特徴
    とする請求項1記載の貯水槽付き洗濯機。
  3. 【請求項3】 貯水槽に連結される排水分岐管が、貯水
    槽より上方に突設された気泡排出管を介して連結された
    ものであり、前記気泡排出管内における排水分岐管接続
    位置より下方において液面センサを設けたことを特徴と
    する請求項1または請求項2いずれか記載の貯水槽付き
    洗濯機。
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