JP7469984B2 - 液剤投入ユニットおよび洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯槽への液体洗剤や柔軟剤の自動投入に使用される液剤投入ユニットおよびそれを備えた洗濯機に関する。
液体洗剤や柔軟剤などの液剤を洗濯槽へ自動投入するための液剤投入ユニットを備えた洗濯機が知られている。このような液剤投入ユニットでは、洗濯槽へ自動投入される液剤は、液剤タンク(洗剤タンクや柔軟剤タンク)に収容されている。
特許文献1には、液剤タンクに接続される液剤交換室を備えた液剤投入ユニットが開示されている。特許文献1の液剤投入ユニットでは、液剤交換室において、洗剤タンクに接続される給水経路と柔軟剤タンクに接続される給水経路とが設けられており、何れかの給水経路に液剤(液体洗剤や柔軟剤)を引き込む動作を行った後、引き込んだ液剤を洗濯槽へ投入できるようになっている。
また、液剤投入ユニットには、液剤を洗濯槽へ自動投入する自動投入部だけでなく、ユーザが洗剤もしくは柔軟剤を手動投入するための手動投入部を有しているものもある。
国際公開第2020/113954号
液剤投入ユニットにおいては、柔軟剤の変質の問題がある。柔軟剤は、液体洗剤に比べて粘度が高い上、熱が加えられると変質が生じて固化しやすいといった性質がある。液剤投入ユニット内において柔軟剤の固化が生じると、固化した柔軟剤によって給水経路が詰まり、洗濯槽への投入不良が生じる虞がある。
特に、小型化や大容量化された洗濯機では、洗濯機内部で各部品を近接させて配置する必要があり、液剤投入ユニットが洗濯/乾燥槽(洗濯機が乾燥機能を有する場合)に近接配置されることがある。この場合、乾燥工程時に洗濯/乾燥槽からの熱が液剤投入ユニットに伝わりやすく、上記課題はより顕著となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、液剤投入ユニット内の柔軟剤に熱が伝わりにくく、柔軟剤の変質(固化)を抑制することのできる液剤投入ユニットおよび洗濯機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様である液剤投入ユニットは、洗濯機に備えられ、液体洗剤もしくは柔軟剤の洗濯槽への自動投入と、ユーザによる洗剤もしくは柔軟剤の手動投入とを可能とする液剤投入ユニットであって、洗濯槽へ自動投入される液体洗剤を収容する洗剤タンクと、洗濯槽へ自動投入される柔軟剤を収容する柔軟剤タンクと、前記洗剤タンクおよび前記柔軟剤タンクの下部に配置され、液体洗剤もしくは柔軟剤の自動投入時に、前記洗剤タンクおよび前記柔軟剤タンクから液体洗剤もしくは柔軟剤が引き込まれる液剤交換室と、ユーザが洗剤を手動投入するための洗剤投入部と、ユーザが柔軟剤を手動投入するための柔軟剤投入部とを備えており、前記液剤交換室は、液体洗剤もしくは柔軟剤の自動投入時に、引き込まれた液体洗剤もしくは柔軟剤を給水される水と置き換えながら洗濯槽へ投入するものであり、液体洗剤もしくは柔軟剤の自動投入動作後は、水で満たされた状態となるものであり、前記液剤交換室は、前記柔軟剤投入部の下部にまで延設されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、自動投入動作後の水で満たされた状態となる液剤交換室は、優れた断熱効果を有することになり、この断熱効果を有する液剤交換室を柔軟剤投入部の下部にまで延設することで、柔軟剤投入部に熱(特に、洗濯機での内部発生熱)が伝わることを抑制することができる。その結果、柔軟剤投入部内での柔軟剤の変質(固化)を予防し、柔軟剤の投入不良を抑制することができる。
また、上記液剤投入ユニットでは、前記液剤交換室は、液体洗剤の自動投入時に液体洗剤が引き込まれる第1給水経路と、柔軟剤の自動投入時に柔軟剤が引き込まれる第2給水経路とを有しており、前記第1給水経路の経路長さが、前記第2給水経路の経路長さよりも長い構成とすることができる。
上記の構成によれば、液剤交換室に液体洗剤を引き込む場合の最大規定量を、柔軟剤を引き込む場合の最大規定量よりも大きくすることができ、液剤投入ユニットを小型化しながらも、液体洗剤の自動投入と柔軟剤の自動投入とのそれぞれを効率よく行うことができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の第2の態様である洗濯機は、上記記載の液剤投入ユニットを備えることを特徴としている。
本発明の液剤投入ユニットおよび洗濯機は、断熱効果を有する液剤交換室を柔軟剤投入部の下部にまで延設することで、柔軟剤投入部内での柔軟剤の変質(固化)を予防し、柔軟剤の投入不良を抑制することができるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すものであり、液剤投入ユニットの外観を示す斜視図である。 液剤投入ユニットを使用する洗濯機の外観例を示す斜視図である。 液剤投入ユニットの裏面図である。 ケース本体から裏蓋を取り外した状態の液剤投入ユニットの裏面図である。 ケース本体において、手動投入用ケースを取り外した部分を示す上面図である。 液剤投入動作を説明するための液剤投入ユニットの模式図である。 図3におけるA-A断面図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。まずは、本発明が適用される液剤投入ユニット10の基本構成および液剤投入時の動作について簡単に説明する。図1は、液剤投入ユニット10の外観を示す斜視図である。図2は、液剤投入ユニット10を使用する洗濯機1の外観例を示す斜視図である。尚、ここでの液剤とは、液剤投入ユニット10から洗濯機1の洗濯槽へ投入される液剤のことであり、液体洗剤または柔軟剤などの衣類処理剤を指す。また、図2で示す洗濯機1はドラム型洗濯機を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明が適用される洗濯機は縦型洗濯機であってもよい。
図1に示すように、液剤投入ユニット10は、ケース本体100に、洗剤タンク110、柔軟剤タンク120、および手動投入用ケース130を装着可能となっている。洗剤タンク110および柔軟剤タンク120は、洗濯機1の洗濯槽へ自動投入される液剤を収容するための液剤タンクであり、洗剤タンク110には液体洗剤が収容され、柔軟剤タンク120には柔軟剤や漂白剤などが収容される。手動投入用ケース130は、ユーザが液剤を手動投入するためのケースであり、洗剤投入部131および柔軟剤投入部132を有している。
液剤投入ユニット10の後方には、弁機構140が取り付けられている。弁機構140は、液剤投入ユニット10に対して供給される水道水を流入させるための水道供給口141を有している。また、弁機構140の内部には、複数の電磁弁が備えられており、これら複数の電磁弁の開閉を適宜制御することにより、液剤投入ユニット10に対して異なる経路で水道水を供給できるようになっている。
液剤投入ユニット10は、図2に示す洗濯機1に対し、正面側(ドア2の配置されている側)から見て上部左側付近において洗濯機1の内部に配置される。洗濯機1の上面には、蓋3および蓋4が配置されている。蓋3を開くと、液剤投入ユニット10の洗剤投入部131および柔軟剤投入部132が露出し、ユーザが液剤を手動投入することができる。尚、手動投入用ケース130は、液剤投入ユニット10から取り外せない構成となっている。また、蓋4を開くと、洗剤タンク110および柔軟剤タンク120が露出し、ユーザが洗剤タンク110または柔軟剤タンク120を洗濯機1に対して抜き差しできるようになる。これにより、ユーザが洗剤タンク110または柔軟剤タンク120を取り外して液剤補充を行うことができる。
また、液剤投入ユニット10は、洗濯機1に装着された状態において、水道供給口141を洗濯機1の上面後部付近で露出させている。これにより、水道供給口141は、水道蛇口とホースで繋がれ、水道水の供給を受けることができるようになっている。
図3は、液剤投入ユニット10の裏面図である。液剤投入ユニット10の裏面には液剤交換室101が設けられており、図3に示すように、液剤交換室101には裏蓋101aが取り付けられるようになっている。
図4は、ケース本体100から裏蓋101aを取り外した状態の液剤投入ユニット10の裏面図である。図4に示すように、ケース本体100の裏面であって、液剤交換室101の内部には、後述する第1給水経路P1の一部となる第1溝部102と、後述する第2給水経路P2の一部となる第2溝部103とが形成されている。尚、ケース本体100の裏面に形成されているのは溝部であるが、これらの溝部はケース本体100に裏蓋101aを取り付けることによって筒状の第1給水経路P1および第2給水経路P2として機能する。すなわち、液剤投入ユニット10の液剤交換室101には、第1給水経路P1および第2給水経路P2の一部が含まれる。
第1溝部102においては、給水経路の上流側端部に弁機構140から水道水が流入される流入口102aが設けられており、下流側端部に水道水(または水道水と液体洗剤との混合液)を流出させる流出口102bが設けられている。同様に、第2溝部103においては、給水経路の上流側端部に弁機構140から水道水が流入される流入口103aが設けられており、下流側端部に水道水(または水道水と柔軟剤との混合液)を流出させる流出口103bが設けられている。また、第1溝部102の途中には、洗剤タンク110と接続された逆止弁104が設けられており、第1給水経路P1から洗剤タンク110への逆流、または洗剤タンク110が未装着や不完全な装着の場合に第1給水経路P1からケース本体100の洗剤タンク110装着部への漏れが防止される。第2溝部103の途中には、柔軟剤タンク120と接続された逆止弁105が設けられており、第2給水経路P2から柔軟剤タンク120への逆流、または柔軟剤タンク120が未装着や不完全な装着の場合に第2給水経路P2からケース本体100の柔軟剤タンク120装着部への漏れが防止される。流出口102bおよび流出口103bから流出する水や液体洗剤との混合液は、何れも手動投入用ケース130の洗剤投入部131に流れ込むようになっている。
図5は、ケース本体100において、手動投入用ケース130を取り外した部分を示す上面図である。図3~図5に示すように、ケース本体100の底面には、手動投入用ケース130の洗剤投入部131の直下に液剤排出部106が設けられている。洗剤投入部131に流れ込んだ水は、液剤排出部106を通して洗濯機1の洗濯槽へ供給されるようになっている。また、詳しくは後述するが、手動投入用ケース130の柔軟剤投入部132に流れ込んだ水も、液剤排出部106を通して洗濯機1の洗濯槽へ供給されるようになっている。
続いて、液剤投入ユニット10における液剤投入動作を、図6を参照して説明する。図6は、液剤投入動作を説明するための液剤投入ユニット10の模式図である。
図6に示すように、弁機構140は、水道供給口141からの給水経路が第3給水経路P3および第4給水経路P4に分離され、第3給水経路P3はケース本体100側の第1給水経路P1に接続され、第4給水経路P4は第2給水経路P2に接続されている。第3給水経路P3には、上流側から順に電磁弁142と負圧管144とが配置されている。第4給水経路P4には、上流側から順に電磁弁143と負圧管145とが配置されている。負圧管144および145は、ベンチュリ効果によって第5給水経路P5に負圧を発生させることができる。また、負圧管144および145は、第5給水経路P5で接続されており、第5給水経路P5には流量計146が配置されている。但し、図6における弁機構140は、全ての給水経路および電磁弁を図示しているものではない。
第1給水経路P1には、逆止弁104よりも下流側(具体的には、第1溝部102における流出口102bよりも下流側)に逆止弁107が設けられている。第2給水経路P2には、逆止弁105よりも下流側(具体的には、第2溝部102における流出口103bよりも下流側)に逆止弁108が設けられている。逆止弁107および108は、フロート弁が用いられるものであり、第1給水経路P1および第2給水経路P2の水流によって逆止弁107および108がそれぞれ開閉される。第1給水経路P1および第2給水経路P2は、さらに下流側で合流し、上述したように手動投入用ケース130の洗剤投入部131に流れ込むようになっている。
まずは、洗剤タンク110から規定量の液体洗剤を自動投入する場合の液剤投入動作(液体洗剤の自動投入動作)を説明する。尚、液剤投入ユニット10における液剤の自動投入動作は、特許文献1に開示された方法を利用して規定量の液剤投入を行うものである。
液剤の自動投入動作における第1段階では、電磁弁142および143の両方を開きながら、水道供給口141からの給水を行う。第1給水経路P1および第2給水経路P2を流れる水道水が、フロート弁である逆止弁107、108をそれぞれ押し上げて開状態とする。この第1段階の動作により、第1ないし第4給水経路P1~P4の全てが水道水で満たされるとともに、洗剤投入部131へと流出する。このとき、逆止弁104および105は共に閉状態となっており、洗剤タンク110および柔軟剤タンク120から第1給水経路P1および第2給水経路P2への液剤流入は生じない。また、第5給水経路P5における流れも殆ど発生しない。
第1段階の動作によって第1ないし第4給水経路P1~P4の全てが水道水で満たされると、電磁弁142および143が一旦閉じられ、フロート弁である逆止弁107および108が下がって閉状態となる。
続く第2段階として、電磁弁143のみを開いて水道供給口141からの給水を行う。これにより、第4給水経路P4から第2給水経路P2に向けての流れが生じ、負圧管145において負圧が発生する。この負圧により、第5給水経路P5では、負圧管144から負圧管145に向かっての水道水の流れが生じる。一方で、電磁弁142および逆止弁107は共に閉状態であるため、第1給水経路P1内も負圧となり、この負圧によって逆止弁104が開き、洗剤タンク110から第1給水経路P1へ液体洗剤が引き込まれる。
尚、逆止弁104は、詳細な図示は省略するが、その内部の弁部材がバネによって洗剤タンク110側に付勢されることで閉状態に保持されるものであり、この弁部材が第1給水経路P1からの負圧によって引き出された場合に開状態となる。また、第2給水経路P2に設けられる逆止弁105も、逆止弁104と同様の構成である。
第2段階の動作では、第5給水経路P5を流れた水道水と同量の液体洗剤が、洗剤タンク110から第1給水経路P1へ引き込まれる。このため、第2段階では、第5給水経路P5を流れる水道水の流量が流量計146によって計測され、流量計146の計測値が規定値に到達すると、電磁弁143を閉じて第2段階の動作を終了する。尚、第2段階の終了時点で、洗剤タンク110から引き込まれた液体洗剤は第1給水経路P1内のみに留まっており、第5給水経路P5へは流入していない。
続く第3段階では、再び電磁弁142および143の両方を開きながら、水道供給口141からの給水を行う。これにより、第1給水経路P1からは水道水と液体洗剤との混合液が洗剤投入部131へ送られ、第2給水経路P2からは水道水が洗剤投入部131へ送られる。すなわち、上述の第2段階で液剤交換室101に引き込まれた液体洗剤が、第3段階において洗濯槽へ投入される。第1ないし第4給水経路P1~P4内の全てが水道水に置き換わるのに十分な量の給水が行われると、電磁弁142および143が閉じられ、液体洗剤の自動投入動作が終了する。
上述の液体洗剤の自動投入動作では、第2段階において、規定量の液体洗剤が洗剤タンク110から第1給水経路P1へ引き込まれるが、引き込まれた液体洗剤が第5給水経路P5に流入することのないように、引き込み可能な最大規定量が定められる。このため、最大規定量を超える洗剤を洗濯槽に投入したい場合には、上述の自動投入動作を複数回実施すればよい。
柔軟剤タンク120から規定量の柔軟剤を自動投入する場合の液剤投入動作(柔軟剤の自動投入動作)は、液体洗剤の自動投入動作と同様に行うことができる。但し、柔軟剤の自動投入動作では、第2段階において電磁弁142のみが開かれる。これにより、柔軟剤の自動投入動作では、第2給水経路P2内に負圧が発生し、逆止弁105が開いて、柔軟剤タンク120から第2給水経路P2へ柔軟剤が引き込まれる。
尚、上記説明における液体洗剤または柔軟剤の自動投入動作では、自動投入動作の終了時点(第3段階の終了時点)で、第1ないし第4給水経路P1~P4内の全てが水道水で満たされた状態となっている。したがって、次回の自動投入動作では、第1段階の動作は不要であり、第2段階から動作を開始すればよい。すなわち、第1段階の動作は、少なくとも洗濯機1が設置され、水道供給口141が水道蛇口に繋がれた後の最初の自動投入動作でのみ実施されればよい。尚、自動投入動作がしばらく実行されていなかったなど、第1ないし第4給水経路P1~P4の全てが水道水で満たされていない可能性がある場合には、第1段階から動作を実施することが好ましい。
洗剤の手動投入時には、ユーザにより所定量の洗剤(液体洗剤もしくは粉末洗剤)が手動投入用ケース130の洗剤投入部131に投入される。このときの給水は、電磁弁142および143の両方を開いた状態で行われる。電磁弁142および143の両方を開いた状態での給水時には、逆止弁104および105は閉じたままであるため、洗剤投入部131には水道水のみが給水される。すなわち、洗剤投入部131に給水される水道水によって、洗剤投入部131内の洗剤を溶かしながら洗濯槽に投入することができる。
最後に、柔軟剤の手動投入時には、ユーザにより所定量の柔軟剤が手動投入用ケース130の柔軟剤投入部132に投入される。但し、このときの給水には、第1ないし第4給水経路P1~P4は使用されず、別系統の給水経路によって柔軟剤投入部132への給水が行われる。すなわち、弁機構140では、図6において図示を省略した他の電磁弁および給水経路を用いて、水道供給口141からの給水を行う。本実施の形態では、図4に示すように、ケース本体100の裏面に形成された第3溝部109が“別系統の給水経路(裏蓋101を取り付けることで形成される給水経路)”の一部となっている。第3溝部109においては、給水経路の上流側端部に弁機構140から水道水が流入される流入口109aが設けられており、下流側端部に水道水を流出させる流出口109bが設けられている。
柔軟剤投入部132の底面には、サイフォン構造とされた排水部が形成されている。このため、柔軟剤投入部132への給水によって、柔軟剤投入部132内の水位が所定高さ以上になると、この排水部から水道水と柔軟剤との混合液が排水され、液剤排出部106から洗濯槽に投入される。
以上が、本発明が適用される液剤投入ユニット10の基本構成および液剤投入動作であるが、続いて、本実施の形態に係る液剤投入ユニット10の特徴点について図7を参照して説明する。図7は、図3におけるA-A断面図である。
液剤投入ユニット10における液剤交換室101は、液剤タンク(洗剤タンク110または柔軟剤タンク120)に収容される液剤(液体洗剤または柔軟剤)を給水経路(第1給水経路P1または第2給水経路P2)に引き込めるように、洗剤タンク110および柔軟剤タンク120の下部に設けられている。より具体的には、液剤投入ユニット10の平面視において、液剤交換室101の形成領域が、洗剤タンク110および柔軟剤タンク120の配置領域の全体(もしくはほぼ全体)と重畳するように形成されている。
さらに、図7に示すように、液剤交換室101は、柔軟剤投入部132の下部にまで延設されている。より具体的には、液剤投入ユニット10の平面視において、液剤交換室101の形成領域が、柔軟剤投入部132の形成領域と重畳するように形成されている。このとき、液剤交換室101の形成領域は、柔軟剤投入部132の形成領域のできるだけ大部分と重畳することが好ましい。但し、液剤交換室101の形成領域は、必ずしも柔軟剤投入部132の形成領域の全体と重畳していなくてもよく、柔軟剤投入部132の形成領域の一部と重畳するものであってもよい。
上述したように、液体洗剤または柔軟剤の自動投入動作が1度でも行われた後は、液剤投入ユニット10における第1ないし第4給水経路P1~P4は水(水道水)で満たされた状態となる。このため、液剤交換室101内の第1および第2給水経路P1,P2も水で満たされており、水で満たされた液剤交換室101は優れた断熱効果を有することになる。尚、本実施の形態では、液体洗剤または柔軟剤の自動投入動作時だけに限らず、洗剤の手動投入時でも、第1ないし第4給水経路P1~P4に通水することで、手動投入用ケース130の洗剤投入部131に給水する。したがって、液体洗剤または柔軟剤の自動投入をあまり使用しないユーザであっても、第1ないし第4給水経路P1~P4は新しい水(水道水)で満たされた状態となりやすい。これにより、第1ないし第4給水経路P1~P4内の水が蒸発などで十分満たされていない、または、温まっているなどにより、十分な断熱効果が得られなくなることを避けることができる。この効果をさらに向上させるために、洗いやすすぎ工程の洗濯槽への給水の一部を、第1ないし第4給水経路P1~P4への通水を介して行ってもよい。
本実施の形態に係る液剤投入ユニット10は、断熱効果を有する液剤交換室101を柔軟剤投入部132の下部にまで延設することで、柔軟剤投入部132に熱(特に、洗濯機1での内部発生熱)が伝わることを抑制することができる。その結果、柔軟剤投入部132内での柔軟剤の変質(固化)を予防し、柔軟剤の投入不良を抑制することができる。
特に、柔軟剤投入部132から洗濯槽への柔軟剤の投入が、サイフォン構造の排水部を通じて行われる場合、サイフォン構造内の給水経路は、毛細管現象を利用して柔軟剤投入部132内の水を吸い上げることができるように細い経路とされている。このため、柔軟剤の変質(固化)が生じた場合には、サイフォン構造内で給水経路の詰まりが顕著に生じ易くなるため、本発明の適用が好適となる。
また、本発明が適用される洗濯機1が洗濯乾燥機である場合は、乾燥工程時に洗濯/乾燥槽からの熱が液剤投入ユニット10に伝わることで柔軟剤の変質(固化)が生じ易くなるため、この場合も本発明の適用が好適となる。
〔実施の形態2〕
本実施の形態に係る液剤投入ユニット10において、液剤交換室101内の第1および第2給水経路P1,P2は、図3にも示されているように、液体洗剤の引き込まれる第1給水経路P1の経路長さが、柔軟剤の引き込まれる第2給水経路P2の経路長さよりも長くされていることが好ましい。言い換えれば、液剤交換室101内では、第1給水経路P1の容積が、第2給水経路P2の容積よりも大きくされていることが好ましい。
これは、液体洗剤の標準使用量(標準コースでの最大使用量)が、柔軟剤の標準使用量よりも多いためである。上述したように、液剤投入ユニット10における液剤の自動投入動作時においては、引き込まれた液剤が第5給水経路P5に流入することのないように、引き込み可能な最大規定量が定められる。このため、最大規定量を超える液剤を洗濯槽に投入したい場合には、自動投入動作を複数回実施する必要がある。
本実施の形態に係る液剤投入ユニット10では、第1給水経路P1の経路長さを第2給水経路P2の経路長さよりも長くすることで、液体洗剤を引き込む場合の最大規定量(例えば60ml)を、柔軟剤を引き込む場合の最大規定量(例えば35ml)よりも大きくすることができる。これにより、液剤投入ユニット10を小型化しながらも、洗剤自動投入と柔軟剤自動投入とのそれぞれを効率よく行い、自動投入動作の複数回実施をできるだけ避けることが可能となる。
そして、図4や図7にも示されているように、液体洗剤の引き込まれる第1給水経路P1が延伸される部分を、柔軟剤投入部132の下方に配置してもよい。これによって、洗濯容量が異なる複数の製品に液剤投入ユニット10を載せる場合に、柔軟剤投入部132の下方の延伸部分を調整するだけで、様々な液体洗剤の最大規定量に容易に対応できる。特に、洗濯乾燥機では、洗濯/乾燥容量が大きいほど、乾燥機の出力が高くなる傾向があり、発熱が大きくなりやすいが、洗濯容量の増加に応じて液体洗剤の最大規定量を増やす場合に、第1給水経路P1が延伸される部分がより広範囲となるため、柔軟剤投入部132の下方をより広範囲に断熱できる。
今回開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 洗濯機
2 ドア
3,4 蓋
10 液剤投入ユニット
100 ケース本体
101 液剤交換室
101a 裏蓋
102 第1溝部
102a 流入口
102b 流出口
103 第2溝部
103a 流入口
103b 流出口
104,105 逆止弁
106 液剤排出部
107,108 逆止弁
110 洗剤タンク
120 柔軟剤タンク
130 手動投入用ケース
131 洗剤投入部
132 柔軟剤投入部
140 弁機構
141 水道供給口
142,143 電磁弁
144,145 負圧管
146 流量計
P1~P5 第1~第5給水経路

Claims (3)

  1. 洗濯機の上部に備えられ、液体洗剤もしくは柔軟剤の洗濯槽への自動投入と、ユーザによる洗剤もしくは柔軟剤の手動投入とを可能とする液剤投入ユニットであって、
    洗濯槽へ自動投入される液体洗剤を収容する洗剤タンクと、
    洗濯槽へ自動投入される柔軟剤を収容する柔軟剤タンクと、
    前記洗剤タンクおよび前記柔軟剤タンクを内部に装着可能とするケース本体と、
    前記ケース本体の外側の下部に配置され、液体洗剤もしくは柔軟剤の自動投入時に、前記洗剤タンクおよび前記柔軟剤タンクから液体洗剤もしくは柔軟剤が引き込まれる液剤交換室と、
    ユーザが洗剤を手動投入するための洗剤投入部と、
    ユーザが柔軟剤を手動投入するための柔軟剤投入部とを備えており、
    前記液剤交換室は、液体洗剤もしくは柔軟剤の自動投入時に、引き込まれた液体洗剤もしくは柔軟剤を給水される水と置き換えながら洗濯槽へ投入するものであり、液体洗剤もしくは柔軟剤の自動投入動作後は、水で満たされた状態となるものであり、
    前記液剤交換室は、前記柔軟剤投入部の下部にまで延設されていることを特徴とする液剤投入ユニット。
  2. 請求項1に記載の液剤投入ユニットであって、
    前記液剤交換室は、液体洗剤の自動投入時に液体洗剤が引き込まれる第1給水経路と、柔軟剤の自動投入時に柔軟剤が引き込まれる第2給水経路とを有しており、
    前記第1給水経路の経路長さが、前記第2給水経路の経路長さよりも長いことを特徴とする液剤投入ユニット。
  3. 上記請求項1または2に記載の液剤投入ユニットを備えることを特徴とする洗濯機。
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