JP2541958B2

JP2541958B2 - 煙草を試験するための装置

Info

Publication number: JP2541958B2
Application number: JP62014311A
Authority: JP
Inventors: ハインツ・フオツケ; クルト・リートケ
Original assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Current assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Priority date: 1986-01-28
Filing date: 1987-01-26
Publication date: 1996-10-09
Anticipated expiration: 2011-10-09
Also published as: CA1304716C; JPS62179372A; CN1005818B; DE3775075D1; EP0231779A2; CN87100811A; EP0231779A3; EP0231779B1; US4856538A; DE3602428A1; BR8700380A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、垂直方向に傾斜した複数のマガジン溝の領
域内で、煙草群を向けて煙草試験ユニットを移動し、発
見された欠陥煙草を排出する、煙草を試験するための装
置に関する。

［従来の技術およびその課題］煙草をパック詰めするまえに、包装する煙草の本数、
更にはフィルタの有無を検査して正しくパック詰めする
ことが重要である。煙草を検査する場合、煙草保持装置
として作用する煙草マガジンの垂直なマガジン溝の領域
内で検査することが最も簡単である。各マガジン溝内に
おいては、上下に重なった列状に配置され、下側の主押
出し面に向けて下方に移動される。ここで、パック詰め
される本数に対応した本数の煙草群が煙草の長手方向に
押出される。煙草がマガジン溝内を下方に移動される間
に、煙草試験ユニットは煙草に傷がないか否かチェック
を行なう。欠陥有りとされた煙草はこの後に、分離され
る。

このマガジン溝内で煙草を検査する場合は、煙草が不
規則に配置されていることが最も大きな問題である。完
全に検査するには、各煙草は煙草試験ユニットの試験部
材にできるだけ正確に整合する必要がある。煙草の位置
はマガジン溝毎に食違い、また、寸法が異なるため、１
平面内における各マガジン溝内の煙草の位置は整合しな
い。

更に、欠陥煙草を処理する前、特にパック詰めする前
に分離することが困難であるという問題がある。

本発明は、煙草マガジンの領域内で好適に煙草を検査
するための装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段、作用および効果］この目的を達成するため、本発明によれば、溝壁によ
り複数のマガジン溝を互いに分離しかつこれらのマガジ
ン溝により溝グループを形成する煙草マガジンにおける
垂直あるいは傾斜したマガジン溝の領域内で、煙草を検
査するための装置であって、各溝グループにおける隣接
するマガジン溝内に配置されかる同じ横方向平面内に配
置された複数本の煙草からなる少なくとも１の層を有す
る少なくとも１の煙草群に割当て可能な煙草試験ユニッ
トと、この煙草試験ユニットの下側に配置され、煙草の
長手方向に沿って、マガジン溝から欠陥煙草を押出し可
能な押出し部材と、煙草試験ユニットの領域内で、各溝
グループのマガジン溝により、各溝グループの上部及び
底部が開いた中間部材として形成され、少なくとも１の
層の煙草を収容する横方向摺動装置とを備え、この横方
向摺動装置は、この横方向摺動装置に収容された少なく
とも１の層の煙草が、煙草の径とマガジン溝の幅と一方
の半分の大きさだけ、煙草の長手方向に対する横方向に
移動されるように、マガジン溝に対して横方向に移動可
能で、この横方向摺動装置が煙草の長手方向に対する横
方向に移動されたときに、１の層の煙草が、横方向摺動
装置の下側の溝壁の上限を形成する上部支持端上に載置
され、煙草試験ユニットにより試験される装置が提供さ
れる。

本発明の煙草を試験するための装置によれば、煙草試
験ユニットを割当てられる煙草群は、隣接するマガジン
溝内に配置されかつ同じ横方向平面内に配置された複数
本の煙草からなる少なくとも１の層を有し、この煙草の
層は、マガジン層に対して横方向に配置される。そし
て、正確な検査を行うために１の層を形成する煙草が下
側の溝壁の上限を形成する上部支持端上に載置されるこ
とにより、整合される。すなわち、検査される煙草群の
層を形成する煙草が、横方向摺動装置により、同時に僅
かに横方向に移動され、溝壁の上部支持端で形成されて
１平面内に整列したサポート上に配置される層状の整列
位置に一時的に配置される。このように、横に移動され
た位置で、煙草が適宜の煙草試験ユニットにより検査さ
れる。この後、煙草群は元の位置に戻され、マガジン溝
内を間欠的に移送方向に向けて移動される。

したがって、本発明によれば、それぞれ別個のマガジ
ン溝内を移動する煙草からなる煙草群を１の平面上に整
列させた状態で検査することができ、極めて好適な態様
で欠点のない試験を行うことができる。

本発明の好ましい実施例においては、検査する煙草群
を収容する横方向摺動部材は、フレーム状に形成され、
摺動側壁と、特に溝壁の面あるいは延長部の摺動隔壁に
より形成されてマガジン溝に対応する小区画と、を有す
る。横方向摺動装置の初期位置では、各摺動壁がこれら
の連続部としての関連する溝壁の平面内に延在する。し
たがつて、煙草は横方向摺動装置内を走行することがで
きる。検査を行なうため、横方向摺動装置は移送方向に
対して、マガジン溝の幅の半分に対応する量だけ僅かに
横方向に移動する。この移動された煙草群はマガジン溝
内の煙草の垂直列に対して移動されることになる。煙草
群が３つの層を備える場合は、煙草群の下側の層の煙草
がマガジン溝の下側部分の上部支持端に載置される。こ
れらの上部支持端は正確に同一平面内に配置され、この
結果全体の煙草群が整合される。

複数、特に２つの溝グループを設けた煙草マガジンに
関しては、横方向摺動装置は各溝グループに設けられ
る。２つの横方向摺動装置が共通の作動部材により同期
あるいは調和されて移動される。検出された欠陥煙草は
欠陥煙草押出し平面の領域で分離される。この欠陥煙草
押出し平面は主押出し平面の上に位置する。本発明によ
ると、互いに上下に載置された複数の層からなる煙草群
がこの位置に配置され、欠陥煙草と共に押出される。

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。

［実施例］煙草包装機械の一般的な構造においては、煙草製造機
械から送られてきた煙草は、包装機械に設けられた煙突
状すなわちファンネル状の煙草マガジン10（第６図）に
供給され、この煙草マガジン10から包装機械に供給され
る。第１図はこの煙草マガジン10の特に２つの溝グルー
プ11,12を示し、各溝グループは下方に延在するマガジ
ン溝13,14を備えている。これらのマガジン溝13,14内に
は、煙草が垂直列15となるように充填されている。これ
らのマガジン溝13,14が複数組合わせられ、煙草パック
に収容する煙草群16の１の層における煙草数に対応する
溝グループ11,12が形成される。この煙草群16における
煙草の各層は、隣接するマガジン溝13,14内に配置され
かつ同じ横方向平面内に配置された複数本の煙草から形
成されており、この煙草の層はマガジン溝13,14に対し
て横方向に配置される。本実施例においては、７本のマ
ガジン溝13,14が各溝グループ11,12内に形成されてお
り、これらの７本のマガジン溝13,14内における煙草の
うち、互いに横方向に配列された計７本の煙草が同じ横
方向平面内に配置されて煙草の層を形成する。この煙草
の層は、各マガジン溝13,14に沿って形成される煙草の
列15に対して横方向に配置される。これらの各マガジン
溝13,14は薄い溝壁17,18により互いに分離されている。
このマガジン溝13,14の幅あるいは横方向寸法は煙草の
径よりも僅かに大きい。

煙草群16は、溝グループ11,12の下端の主押出し平面1
9の領域でこの溝グループ11,12に隣接する垂直平面内で
回転する煙草ターレット21のポケット20内に押出され
る。煙草群はこの煙草ターレット21により包装機械に送
り出され、本実施例では煙草群16を収容した煙草コンベ
ア22を介して送り出される。

各マガジン溝13,14内に収容された煙草の列15は、主
押出し平面19内において傾斜した屋根あるいはルーフ状
の押出し板23,24上に載置される。押出し部材はマガジ
ン溝13,14から互いに上下に載置された複数すなわち３
本の煙草を、マウスピース25（第６図）を介し、同軸線
上に整合した煙草ターレットのポケット20内に押出す。

第６図に示すように、煙草は、複数の押圧フィンガ27
を備えた煙草押出し装置26により、マガジン溝13,14か
ら押出される。この押圧フィンガ27の数は、第１図およ
び第２図に示すように、煙草の押出しを要するマガジン
溝13,14の数に対応する。これら矩形の押出し部材の寸
法は、本実施例では３本である所定数の互いに上下に配
置された煙草を係止するように定められている。煙草に
係合すると同時に、この押圧フィンガ27は煙草群16がポ
ケット20に入るまで移動される。

第１図および第２図に示すように、煙草はマガジン溝
13,14の内部において正しく製造されているか否か検査
される。煙草は間欠的すなわち煙草３本分づつ重力で下
方に移動され、後述する試験ユニット40が配置される試
験平面28内における横方向摺動装置29内に入る。この横
方向摺動装置は溝グループ11,12の一部あるいは中間ピ
ースとして形成されている。摺動側壁30,31及び摺動後
壁32（第５図）で形成されたフレーム状構造体は溝グル
ープ11,12内でマガジン溝13,14の長手方向に垂直な平面
内を横方向に移動することができる。溝グループ側壁3
3,34の寸法は、横方向摺動装置29が溝グループ側壁33,3
4の凹部35,36内で、特にマガジン溝13,14の幅の半分に
対応する分だけ横方向に移動できるようになっている。
横方向摺動装置29内には、上部及び底部が開放した摺動
隔壁37が配設され、この摺動隔壁は横方向摺動装置29
（第３図）の初期位置で溝壁17,18に直線状に整合し、
これらの延長部を形成する。したがつて、煙草の列15は
横方向摺動装置29の領域内においても連続的に動く。

横方向摺動装置29は下の主押出し平面19（押出し板2
3,24）から所定距離離隔して配置されており、この距離
はマガジン溝13,14内の煙草の供給ストロークの整数倍
に対応する。本実施例では、この所定距離は供給ストロ
ークの４倍に設定されており、この供給ストロークの長
さは３本の煙草の径の和に等しい。横方向摺動装置29内
における各マガジン溝13,14内で互いに上下に載置され
た３本の煙草が検査される。このために、この煙草群16
と共に横方向摺動装置は第３図の整合した初期位置から
第４図の試験位置に移動する。ここでは、横方向摺動装
置29内に配置された煙草はマガジン溝13,14内の列15に
対してオフセットしている。この場合、下側あるいは下
部の層38、すなわちマガジン溝13,14に対して横方向に
配置される層38を形成する各煙草は、溝壁17,18の下端
の上部支持端39上に載置される。支持端39は横方向面あ
るいは試験平面28に正確に整合しているため、横方向摺
動装置29内の煙草もこれに対応して整合される。したが
って、煙草群16は非常に好適に配置される。そして、横
方向摺動装置29の方向に試験平面内を移動可能な横方向
配置の試験ユニット40が、本実施例では機械的な検査用
プッシュロッド41である検査部材により煙草15の端面を
その正確な中心で検査を行なう（第５図）。横方向摺動
装置29には試験ユニット40に面する側に薄い摺動前壁42
が設けられており、この前壁には試験用プッシュロッド
41を挿通する孔43が設けられている。

横方向摺動装置29は適宜の押圧部材により移動するこ
とができる。本実施例では、第１図および第２図に示す
ように横方向摺動装置29は別個の作動部材、すなわち回
転駆動されるカムディスク44により作動される。横方向
摺動装置29に結合された追従ローラ45は、回転駆動され
るカムディスク44,77の周部を移動する。カムディスク4
4,77の移動により、横方向摺動装置29は同時に初期位置
から試験位置に移動される。これらのカムディスク44,7
7は共通の駆動軸47上に配置されている。

横方向摺動装置29は戻しばね46により溝壁内で弾性的
に支持されている。これらの戻しばね46により、横方向
摺動装置29は追従ローラ45がカムディスク44,77の突出
部を離れるとすぐに初期位置に戻される。

試験中に欠陥のある煙草が発見されると、この欠陥煙
草は下側の主押出し平面19に到達する前に分離される。
第１図及び第２図の実施例では、欠陥煙草の押出し平面
48は主押出し平面19の上側に１供給ストローク分だけ離
隔して配置されている。押出し部材49は、欠陥煙草を含
む互いに上下に重ねられた３本の煙草を、試験される煙
草群16から押出すように形成されている。したがって、
好ましくない場合には、１本の欠陥煙草と共に、２本の
正常な煙草も排出されることがある。

このために、押出し部材49は、第７図に示すように、
長い箱状のホルダ50を備え、この中に溝グループ11,12
のマガジン溝13,14の数に対応する押出しフィンガ51が
収容されている。各押出しフィンガ51はマガジン溝13,1
4に対応して設けられている。

ホルダ50はウエブ52を介して煙草押出し装置26に結合
されており、したがって煙草押出し装置26と共に前後に
移動する。分離すべき欠陥煙草が無い場合には、押出し
フィング51はホルダ50内の引き込まれた位置にあり、押
出し装置26の端部押出し位置で、溝グループ11,12の外
側に配置される。１本の欠陥煙草を分離する場合は（３
本の煙草を押出すことにより）、対応する押出しフィン
ガ51がホルダ50から伸張され、この押出しフィンガ51は
対応するマガジン溝13,14を通り、このとき、互いに上
下に載置された３本の煙草に係合する。溝後壁53と溝前
壁54には押出しフィンガ51の通路スリット55、あるい
は、押出された煙草を挿通するスリット状のオリフィス
56が設けられている（第６図および第７図）。この実施
例では、溝前壁54に連続的なオリフィスが設けられてお
り、このオリフィスはこの領域内で好適に幅広くあるい
は細長く形成された溝壁17,18により、個々のスリット
あるいはオリフィスに分割される。

本実施例では、この押出しフィンガ51は空気圧で作動
される。各押出しフィンガ51はピストン端57により、ホ
ルダ50の凹部すなわちシリンダ状スペース58内に装着さ
れている。各押出しフィンガ51及びシリンダ状スペース
58に設けられた圧縮空気通路59及び圧縮空気管路60を介
して、個々の押出しフィンガ51に圧縮空気圧が作用さ
れ、引込まれた位置（第６図に鎖線で示す）から押出し
方向（非破断線で示す）に移動することができる。

各圧縮空気管路60はソレノイド弁61に結合されてお
り、このソレノイド弁60は試験ユニット40からの信号に
応答する。

押出しフィンガ51が押出された後、ソレノイド弁61を
元の位置に切換えることにより、シリンダスペース58か
ら空気が排出される。各押出しフィンガ51は戻し用の引
張りばね62である自動戻し部材により、初期位置に引張
られる。元の圧縮された状態では、長く伸ばされた状態
で、戻しばね52が押出しフィンガ51内の通路63内に収容
される。

煙草押出し装置26、及び、押出し部材49あるいは押出
しフィンガ51の動きは互いに調和しており、煙草押出し
装置26の移動サイクルの間に上記の方法により欠陥煙草
が全て分離される。このために、煙草押出し装置26の押
出し開始の後、直ちに押出しフィンガ51は圧縮空気の作
用を受けて伸張を開始する。この押出しフィンガ51は、
煙草押出し装置26の押圧フィンガ27が戻る間に溝グルー
プ11,12の領域から出る前に初期位置に戻される。これ
は、欠陥煙草を有するマガジン溝13,14内で、煙草の自
重により押出された煙草と同数の煙草が補充されること
を意味し、煙草群16に対応する本数の煙草が押出された
場合でも、全てのマガジン溝13,14内で補充される。

本実施例では、３本の煙草が分離されて、垂直な係止
壁65を有する排出板64上に押出されている（第６図及び
第７図）。この排出板64は２つの溝グループ11,12の近
部に延設されて屋根すなわちルーフ状に形成され、した
がって分離された煙草は自重で横に滑落する。

第８図及び第９図は、１又は複数のマガジン溝13,14
から欠陥煙草を分離する他の実施例を示す。いずれの場
合も、欠陥煙草は煙草群16の押出し方向と反対方向に押
出される。したがつて、押出し部材66は煙草ターレット
21側、特に溝前壁54上に固定される。各マガジン溝13,1
4に設けられた各可動押出しフィンガ67はピストンヘッ
ド69により各シリンダスペース68内において押出し部材
60中を移動可能に装着されており、圧縮空気結合部70,7
1を介する圧縮空気により両方向に移動することができ
る。第８図の実施例では、押出しフィンガ67の上部領域
だけが断面を適宜に縮径されたピストンロッドとして形
成され、ピストンヘッド69に結合されている。

第９図に示す他の実施例においては、欠陥煙草あるい
は３本の煙草グループが圧縮空気によりマガジン溝13,1
4から排出される。このために、溝前壁54の領域に噴出
ヘッド72が設けられ、各煙草毎に設けられた噴出孔73を
介して、排出する各煙草に空気流を吹付ける。このため
に、噴出ヘッド72には各煙草あるいは噴出孔73毎にノズ
ル74が設けられている。互いに上下に配置された３個の
ノズルのグループにはそれぞれに圧縮空気を供給するこ
とができ、したがって、この場合も少なくとも１本の欠
陥煙草を含む３本の煙草を排出することができる。この
噴出ヘッド72は３個のノズル74からなる各グループにそ
れぞれ圧縮空気を供給可能に形成されており、第６図に
示す実施例と同様にソレノイド弁を介して制御すること
ができる。

マガジン溝13,14内で煙草を検査することに加え、図
示の装置では押出された煙草群16は煙草ターレット21内
でも検査され、例えばポケット20を通して移動可能な通
常の構造の検査装置75,76（第１図）により検査するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は煙草ターレット及び煙草マガジンの一部と共に
示す本発明の実施例による煙草試験装置の説明図、第２
図は煙草マガジンの２つの溝グループを示す第１図の一
部の拡大図、第３図は横方向摺動装置を初期位置とした
溝グループの一部の拡大説明図、第４図は横方向摺動装
置を試験位置とした第３図に対応する説明図、第５図は
横方向摺動装置内のマガジンの溝グループを通る水平断
面図、第６図は煙草押出し部材と共にマガジン溝の領域
を示す垂直方向断面図、第７図は欠陥煙草押出し平面に
おける溝グループをを通る水平方向断面図、第８図は本
発明の他の実施例を示す第６図と同様な説明図、第９図
は更に他の実施例を示す第６図及び第８図と同様な説明
図である。 10……煙草マガジン、11,12……溝グループ、13,14……
マガジン溝、15……煙草列、16……煙草群、17,18……
溝壁、19……主押出し平面、2,48……煙草押出し装置、
28……試験平面、29……横方向摺動装置、30,31……摺
動側壁、37……摺動隔壁、38……煙草層、39……支持
端、41……プッシュロッド、42……前壁、43……孔、4
4,77……カムディスク、45……追従ローラ、49,66……
押出し部材、50……ホルダ、51,67……押出しフィン
ガ、53……溝後壁、54……溝前壁、58……シリンダチャ
ンバ、62……戻しばね、64……排出板、72……噴出ヘッ
ド、73……噴出孔、74……ノズル。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭61−178812（ＪＰ，Ａ) 特開昭55−134009（ＪＰ，Ａ) 特開昭59−232085（ＪＰ，Ａ) 実開昭58−176794（ＪＰ，Ｕ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】溝壁（17,18）により複数のマガジン溝（1
3,14）を互いに分離しかつこれらのマガジン溝により溝
グループ（11,12）を形成する煙草マガジン（10）にお
ける垂直あるいは傾斜したマガジン溝（13,14）の領域
内で、煙草を検査するための装置であって、ａ）各溝グループ（11,12）における隣接するマガジン
溝（13,14）内に配置されかつ同じ横方向平面内に配置
された複数本の煙草からなる少なくとも１の層（38）を
有する少なくとも１の煙草群（16）に割当て可能な煙草
試験ユニット（40）と、ｂ）この煙草試験ユニットの下側に配置され、煙草の長
手方向に沿って、マガジン溝（13,14）から欠陥煙草を
押出し可能な押出し部材（49）と、ｃ）煙草試験ユニット（40）の領域内で、各溝グループ
（11,12）のマガジン溝（13,14）により、各溝グループ
（11,12）の上部及び底部が開いた中間部材として形成
され、少なくとも１の層（38）の煙草を収容する横方向
摺動装置（29）とを備え、ｄ）この横方向摺動装置（29）は、この横方向摺動装置
（29）に収容された少なくとも１の層（38）の煙草が、
煙草の径とマガジン溝（13,14）の幅との一方の半分の
大きさだけ、煙草の長手方向に対する横方向に移動され
るように、マガジン溝（13,14）に対して横方向に移動
可能で、ｅ）この横方向摺動装置（29）が煙草の長手方向に対す
る横方向に移動されたときに、１の層（38）の各煙草
が、横方向摺動装置（29）の下側の溝壁（18）の上限を
形成する上部支持端（39）上に載置され、煙草試験ユニ
ット（40）により試験されることを特徴とする装置。
【請求項２】前記横方向摺動装置（29）は、フレーム状
に形成され、摺動側壁（30,31）と、特に溝壁（17,18）
の面あるいは延長部の摺動隔壁（37）により形成されて
マガジン溝（13,14）に対応する小区画と、を有する特
許請求の範囲第１項に記載の装置。
【請求項３】前記煙草群（16）は３つの層を備え、横方
向に移動可能で、一体的に試験可能である特許請求の範
囲第１項または第２項に記載の装置。
【請求項４】前記横方向摺動装置（29）は、特に回転カ
ムディスク（44）である作動部材により、特に戻しばね
（46）である戻し部材の付勢力に抗して、試験位置に移
動可能である特許請求の範囲第３項に記載の装置。
【請求項５】前記煙草マガジン（10）は、それぞれが１
の横方向摺動装置（29）を有する２つの溝グループ（1
1,12）を備え、これらの各横方向摺動装置（29）は、特
に共通の駆動軸（47）上に配置されかつ独立した追従ロ
ーラ（45）を有するカムディスク（44,77）である作動
部材を有する特許請求の範囲第４項に記載の装置。
【請求項６】前記横方向摺動部材（29）は、前壁（42）
に、検査用プッシュロッド（41）である検査部材を挿通
するための孔（43）を有する特許請求の範囲第１項に記
載の装置。
【請求項７】特に上下に配置した３本の煙草を有する試
験済みの煙草群（16）の多数の層に対応する一部のグル
ープ内の欠陥煙草を、パック詰めされる煙草群（16）の
主押出し平面（19）から上方に離隔した押出し平面（4
8）の領域内でそれぞれのマガジン溝（13,14）から押出
される特許請求の範囲第１項に記載の装置。
【請求項８】前記煙草試験ユニット（40）が配置される
試験平面（28）と、前記押出し部材（49）が配置される
押出し平面（48）と、パック詰めされる煙草群（16）の
主押出し平面（19）とは、マガジン溝（13,14）内の煙
草の１供給ストローク以上の所定距離に、互いに離隔し
て配置される特許請求の範囲第７項に記載の装置。
【請求項９】欠陥煙草の押出し部材（49）は、パック詰
めされる煙草群（16）の押出し装置（26）に連結されか
つこれと同時に移動し、欠陥煙草の押出しフィンガ（5
1）は、試験結果にしたがって押出し部材（49）に対し
て独立して移動可能である特許請求の範囲第７項に記載
の装置。
【請求項１０】前記押出しフィンガー（51）は、押出し
部材（49）のホルダ（50）内で特に圧縮空気の圧力を個
々に受け、押出しフィンガー（51）の端部はピストン端
部（57）として形成され、各シリンダチャンバ（58）内
を移動可能である特許請求の範囲第９項に記載の装置。
【請求項１１】前記押出しフィンガー（51）は、長い引
張り戻しばね（62）である戻し部材により、初期位置に
移動可能である特許請求の範囲第10項に記載の装置。
【請求項１２】欠陥煙草は、排出板（64）上に押出さ
れ、この排出板は溝グループ（11,12）に隣接して配置
されたルーフ状形状を有し、これにより欠陥煙草が側方
に落下される特許請求の範囲第10項に記載の装置。
【請求項１３】前記押出し部材は、マガジン溝（13,1
4）からパック詰めされる煙草群（16）の押出し方向と
反対方向に欠陥煙草を押出し可能で、マガジン溝（13,1
4）に設けられてそれぞれ圧縮空気により作動可能な押
出しフィンガー（67）を有する固定の押出し部材（66）
を備える特許請求の範囲第７項に記載の装置。
【請求項１４】前記押出し部材は、圧縮空気によりマガ
ジン溝（13,14）から欠陥煙草を排出し、溝の後壁（5
3）あるいは溝の前壁（54）に配置されて排出される各
煙草に設けられる噴出孔（73）と、各噴出孔（73）に設
けられるノズル（74）を有する噴出ヘッド（72）とを備
える特許請求の範囲第７項に記載の装置。