JP2541855Y2 - 同軸リボンケーブル用コネクタ構造 - Google Patents

同軸リボンケーブル用コネクタ構造

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JP2541855Y2
JP2541855Y2 JP1991110857U JP11085791U JP2541855Y2 JP 2541855 Y2 JP2541855 Y2 JP 2541855Y2 JP 1991110857 U JP1991110857 U JP 1991110857U JP 11085791 U JP11085791 U JP 11085791U JP 2541855 Y2 JP2541855 Y2 JP 2541855Y2
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俊二 水口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は同軸リボンケーブル用コ
ネクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般通信機、データ伝送機器の信
号のやり取りにおいて、比較的遅い高速信号(〜100
MHz)の伝送に用いられるコネクタとしては、同軸リ
ボンケーブルが圧接、半田付けまたは溶接等により結線
された同軸リボンケーブル用コネクタ(多芯)がある。
このコネクタに同軸リボンケーブル90を接続するに
は、図50に示すように同軸リボンケーブル90をクラ
ンプ部材91により左右のカバー部材92、93で挟持
して、その端部に形成した信号線係合溝94に同軸リボ
ンケーブル90の信号線95を、ドレイン線係合溝に同
軸リボンケーブル90のドレイン線をそれぞれ係合し、
カバー部材92、93を、ピンタイプの信号端子96と
グランド端子97とを備えた絶縁ケース98に嵌合する
ことによって信号線95を信号端子96に圧接し、ドレ
イン線をグランド端子97に圧接させて行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、同軸リボンケーブル90の信号線9
5を曲げて信号端子96に圧接しており、信号線95の
組み付けに手間が掛かっていたし、しかも、信号線95
が折り曲がる分信号線95が長くなって、電流の流れる
経路が長くなり伝送性能に悪影響がでるという問題点が
あった。
【0004】本考案は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、信号線の組
み付けが容易になり、コネクタ組み立ての作業性を向上
させることができるばかりか、従来の信号線圧接の場合
にように信号線を折り曲げる必要がなく、この折り曲げ
る分信号線が短くなって、電流の流れる経路が短くなり
伝送性能を向上させる同軸リボンケーブル用コネクタ構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、ケーブル側コネクタの絶縁ケースに装
着してこの絶縁ケースの裏面部に突出させた信号端子の
圧接部を、前記絶縁ケースの裏面部にほぼ平行になすと
共に、前記絶縁ケースにグランド端子を装着し て、前記
グランド端子の圧接端子接触部を、前記絶縁ケースの裏
面部にほぼ平行になし、ガイドブロックを、絶縁ブロッ
ク本体の、同軸リボンケーブルの延出方向に平行な一方
の面部に左右方向に所定の間隔をおいて複数の信号線挿
入部を形成し、前記一方の面部に前記信号線挿入部に重
なるようにして端子挿入部を形成し、前記絶縁ブロック
本体の前記一方の面部とは別である他方の面部に左右方
向に所定の間隔をおいてドレイン線挿入溝を形成すると
共に、前記他方の面部に前記ドレイン線挿入溝に重なる
ようにして前記絶縁ブロック本体を貫通する圧接端子挿
入部を形成して構成し、前記絶縁ケースの裏面部に、前
記ガイドブロックの前記一方の面部と前記信号端子とを
対向させて、同軸リボンケーブルの信号線を、前記ガイ
ドブロックの前記信号線挿入部内に挿入し、前記信号端
子の前記圧接部を前記ガイドブロックの端子挿入部に挿
入して、前記圧接部に前記信号線を圧接し、前記同軸リ
ボンケーブルのドレイン線を前記ガイドブロックの前記
ドレイン線挿入溝に挿入し、圧接端子を前記圧接端子挿
入部に挿入して前記ドレイン線を圧接すると共に、前記
圧接端子のグランド端子接触部に前記グランド端子の前
記圧接端子接触部を接触させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】かかる構成により、前記ガイドブロックは、同
軸リボンケーブルの信号線用の圧着部を持つ同軸リボン
ケーブルの延出方向に平行な一方の面部と、同軸リボン
ケーブルのドレイン線用の圧着部を持つ他方の面部とを
有しているために、信号線を、その同軸リボンケーブル
の延出方向に延出させたままで、すなわち、同軸リボン
ケーブルの信号線が真っ直ぐな状態で、圧接密度を下げ
ることなく単純に圧接することが可能になって、信号線
の組み付けが容易になり、コネクタ組み立ての作業性を
向上させることができる。しかも、従来の信号線圧接の
場合にように信号線を折り曲げる必要がなく、この折り
曲げる分信号線が短くなって、電流の流れる経路が短く
なり伝送性能を向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案に係わる同軸リボンケーブルコネ
クタ構造の結合前の状態の断面図、図2は同同軸リボン
ケーブルコネクタ構造の結合後の状態の断面図、図3は
基板側コネクタの平面図である。
【0008】同軸リボンケーブル用コネクタ構造はケー
ブル側コネクタ1と基板側コネクタ2とより構成されて
いる。ケーブル側コネクタ1は、絶縁ケース3とガイド
ブロック16と正面側、背面側カバー23、34とケー
ブル側グランド部材であるグランド端子35とケーブル
側信号端子である信号端子41と圧接端子45とスペー
サー49とを備えている。
【0009】絶縁ケース3を図4乃至図10に示す。こ
の絶縁ケース3の下面部3aには嵌合凹部4が形成して
あり、この嵌合凹部4の底面4aには、中央部に位置さ
せて左右方向に沿うて凸条部5が形成してあり、絶縁ケ
ース3の上面部3bには凹部、6が形成してあり、この
凹部6の中央部には左右方向に沿う凸条部7が形成して
あり、この凸条部7の両端部は凹部6の左右壁部6a、
6bに連なっている。そして、絶縁ケース3には、前記
凹部6から嵌合凹部4の底面4aに貫通するスリット状
のグランド端子挿入孔8が左右方向に所定の間隔をおい
て複数個形成してあり、これらのグランド端子挿入孔8
により前記凸条部5は複数に分割した様相を呈してお
り、凸条部5のグランド端子挿入孔8により挟まれた部
分9には柱状体10が点対称に突設してあり、この柱状
体10の一端面10aはグランド端子挿入孔8の延長上
に位置しており、前記部分9内において、点対称に配置
された柱状体10は平面Z状の空間11を形成してい
る。そして、柱状体10の外面には端子孔12が形成し
てあり、これらの端子孔12は絶縁ケース3の上面部3
bの凹部6に抜けている。また、絶縁ケース3の左、右
側面部3c、3dにはガイド溝部13が形成してあり、
これらのガイド溝部13には係合突起14が突設してあ
り、さらに、絶縁ケース3の正面3eには左右にロック
用孔15が形成してある。
【0010】ガイドブロック16を図11乃至図15に
示す。このガイドブロック16は絶縁ブロック本体17
を備えており、この絶縁ブロック本体17の一方の面部
である内面17aには左右方向に所定の間隔をおいて複
数の信号線挿入部18が形成してあり、この内面17a
には信号線挿入部18に重なるようにして端子挿入部2
1が形成してある。また、絶縁ブロック本体17の他方
の面部である上面17bには左右方向に所定の間隔をお
いて複数の凸部19が形成してあり、これらの凸部19
の上面にはドレイン線挿入溝20と圧接端子挿入部22
とが形成してある。また、ブロック本体17の下面17
cにはグランド端子挿入溝部20aが左右方向に所定の
間隔をおいて形成してある。
【0011】正面側カバー23を図16乃至19に示
す。この正面側カバー23はカバー本体24を備えてお
り、このカバー本体24の左面部24aには下方に突出
する縦係合脚25、後方に突出する横係合脚32がそれ
ぞれ設けてあり、これらの係合脚25、32の先端部に
は内側に向いた係合突起26、33が形成してある。ま
た、カバー本体24の右面部24bには前後方向(正面
から背面にかけて)に沿う案内溝27が形成してあり、
この案内溝27に係合突起28が形成してある。また、
カバー本体24の背面部24cにはケーブル挿入部29
とスペーサー挿入部30とが形成してあり、スペーサー
挿入部30の左、右面部30a、30bには係合突起3
1が形成してある。
【0012】背面側カバー34は、図20に示すように
前記の正面側カバー23と点対称の形状であり、この正
面側カバー23と同じ部位を同一の符号を付して説明を
省略する。
【0013】グランド端子35を図21乃至図23に示
す。このグランド端子35は、その上部が幅広に成され
ており、この幅広部36には左右に切り込みより成るブ
ロック挿入部37が形成してあって、このブロック挿入
部37により片部38が形成してあって、これらの片部
38は中間部において僅かに屈曲されていてばね性が付
与してあり、片部38の先部には曲げ加工により圧接端
子接触部39が形成してある。また、グランド端子35
の下縁部中央には切り込みより成る挿入部40が形成し
てある。
【0014】ケーブル側信号端子である信号端子41を
図24乃至図26に示す。この信号端子41は接触部4
2と圧入部43と圧接部44とを備えており、圧接部4
4は圧入部43に対して直角に折り曲げてある。
【0015】圧接端子45を図27を示す。この圧接端
子45は複数の端子部46を連結部47で連ねて成り、
一方の外側の端子部46の外縁部がグランド端子接触部
48に成されている。
【0016】スペーサー49を図28乃至図30に示
す。このスペーサー49はその中間部に楔状体50を備
えており、この楔状体50の左右にはロック片51が設
けてあり、これらのロック片51に先部には外側に向く
係合突起51aが形成してある゜
【0017】同軸リボンケーブル52は、図31に示す
ように誘電体53で被覆された中心導体54から成る信
号線55とドレイン線56とを金属箔シールド57で一
緒にくるんで一本のシールド電線58とし、このシール
ド電線58を複数個横に並べてジャケット59で被覆し
て構成されている。
【0018】そして、絶縁ケース3の端子孔12に信号
端子41の圧入部43および接触部42が挿入されて、
接触部42が柱状体10の側方に位置している。また、
絶縁ケース3のグランド端子挿入孔8にはグランド端子
35が挿入してあり、これらのグランド端子35の下部
は嵌合凹部4内に突入していて、グランド端子35は
に並んだ各信号端子41を互いに隔絶している。
【0019】上記のように構成された絶縁ケース3に同
軸リボンケーブル52を接続する場合には、2本の同軸
リボンケーブル52を用意し、これらの同軸リボンケー
ブル52の端部のジャッケット59を切除して金属箔シ
ールド57を剥ぎ、信号線55とドレイン線56とを表
出させて、ドレイン線56を直角に曲げる。
【0020】そして、図46に示すように同軸リボンケ
ーブル52を台100にクランパー101により固定
し、既に台100に配置されているガイドブロック16
の信号線挿入部18内に信号線55を挿入する。可動台
102にはケーブル側コネクタ1の、信号端子41を取
り付けて成る絶縁ケース3が配置されていて、この絶縁
ケース3には圧接パンチ103が接しており、また、圧
接パンチ103は一方の信号端子41を保持している。
この状態で、圧接パンチ103を下降させることにより
絶縁ケース3を下降して信号端子41の圧接部44をガ
イドブロック16の端子挿入部21に挿入して、この圧
接部で信号線55を圧接する。
【0021】前記ドレイン線56の圧接は次のようにな
される。すなわち、図47に示すように同軸リボンケー
ブル52のドレイン線56をガイドブロック16のドレ
イン線挿入溝20に挿入し、圧接パンチ104に圧接端
子45をセットする。この状態で圧接パンチ104を下
降して図48のように圧接端子45でドレイン線56を
圧接すると共に、圧接端子45のグランド端子接触部4
8にグランド端子35の圧接端子接触部39を接触させ
る。したがって、同軸リボンケーブル52の信号線55
は信号端子41に圧接により接続され、ドレイン線56
は圧接端子45を介してグランド端子35に接続されて
いる。
【0022】次に、絶縁ケース3の上部に正面側カバー
23および背面側カバー34が装着される。すなわち、
正面側カバー23と背面側カバー34とで2本の同軸リ
ボンケーブル52を挟んだ状態で正面側カバー23の横
係合脚32を背面側カバー34の案内溝27に挿入する
と共に、背面側カバー34の横係合脚32を正面側カバ
ー23の案内溝27に挿入して各々の横係合脚32の係
合突起33を案内溝27の係合突起28の係合させて両
カバー23、34を互いに結合させる。次に、正面側カ
バー23の縦係合脚25を絶縁ケース3のガイド溝13
に挿入すると共に、背面側カバー34の縦係合脚25を
絶縁ケース3のガイド溝13に挿入して各々の縦係合脚
25の係合突起26をガイド溝13の係合突起14の係
合させて両カバー23、34を絶縁ケース3に結合させ
る。この状態では、正面側の同軸リボンケーブル52は
正面側カバー23のケーブル挿入部29に、背面側の同
軸リボンケーブル52は背面側カバー34のケーブル挿
入部29にそれぞれ挿入されて、同軸リボンケーブル5
2間にはスペーサー挿入部30より成る空間ができる。
この空間にスペーサー35を挿入して同軸リボンケーブ
ル52をそれぞれのケーブル挿入部29内に挿入固定
し、スペーサー49のロック片51の係合突起51aを
スペーサー挿入部30の係合突起31に係合させてスペ
ーサー49を固定することのより、上記のケーブル側コ
ネクタ1が構成されている。
【0023】前記基板側コネクタ2は、絶縁ケース60
と基板側グランド部材であるグランド板71と第1グラ
ンド端子74と第2グランド端子78と信号端子86と
を備えている。
【0024】絶縁ケース60は、図32乃至36に示す
ようにベース部61とこのベース部61に形成した嵌合
部62とを備え、この嵌合部62内が嵌合凹部63に成
っている。この嵌合凹部63の底部64には左右方向に
所定の間隔をおいて複数の縦溝65が、またこの底部6
4には上下方向に所定の間隔をおいて複数の横溝66が
それぞれ形成してあり、横溝66の縦溝65に交差する
部分を除いた位置に端子孔部67が形成してある。した
がって、前記底部64は、縦溝65と横溝66とにより
複数の区画68が形成されており、各区画68内には端
子孔69が形成してある。また、前記底部64の両側に
は3つ一組の端子孔70が、その中央の端子孔70を縦
溝の端部側に位置させて左右方向に複数形成してある。
【0025】前記グランド板71は、図37に示すよう
に平面長方形状の金属板体72に縦に長い条孔部73を
左右方向に所定の間隔で形成して片部72aを複数形成
したものである。
【0026】また、前記第1グランド端子74は、図3
8および図39に示すように複数の接触部75と圧入部
76と脚部77とを備えており、接触部75は側面ほぼ
く字形状に屈曲させてある。
【0027】また、前記第2グランド端子78は、図4
0乃至図42に示すように端子本体82を備えており、
この端子本体82には複数の接触部79と圧入部80と
脚部81とを備えており、接触部79は端子本体82の
上部の形成された支持片83の左、右側部に接触片8
4、85を形成し、左側の接触片84と右側の接触片8
5とを逆方向に折り曲げて、隣り合う接触片84、85
を支持片83間に位置させたものである。
【0028】また、前記信号端子86は、図43乃至図
45に示すように接触部87と圧入部88と脚部89と
を備えており、接触部87は側面ほぼく字形状に屈曲さ
せてある。
【0029】そして、前記絶縁ケース60の嵌合凹部6
3の底部64の外側の横溝66には絶縁ケース60の裏
側からこれらの横溝66の端子孔部67にグランド板7
1の片部72aを挿入してグランド板71が装着してあ
り、これらの片部72aが嵌合凹部63内に突入してい
る。また、前記底部64の端子孔70には第1グランド
端子74が、その圧入部76で圧入されて装着してあ
り、これらの第1グランド端子74の中間の接触部75
はグランド板71の片部72a間に挿入されていてグラ
ンド板71の内方に突入している。また、第2グランド
端子78は、その圧入部80を、中央の横溝66の端子
孔部67に圧入して底部64に装着してあり、これの接
触片84、85の合せ部が縦溝65の真上に位置してい
る。また、信号端子86は、その圧入部88を端子孔6
9に圧入して底部64に装着してあって、これらで基板
側コネクタ2が構成してある。
【0030】次に、ケーブル側コネクタ1と基板側コネ
クタ2との結合を説明する。基板側コネクタ2は、その
各端子74、78、86の脚部77、81、89を基板
(図示せず)のスルーホール(図示せず)に挿入され半
田付けされて実装されている。そして、この基板側コネ
クタ2の嵌合部62をケーブル側コネクタ1の嵌合凹部
4に嵌合して両コネクタ1、2が結合される。この場
合、ケーブル側コネクタ1のグランド端子35は基板側
コネクタ2の第2グランド端子78の接触部79の接触
片84、85に接触すると共に、グランド端子35の側
縁部35aに基板側コネクタ2の第1グランド端子74
の接触部75が接触し、グランド端子35の先部は、基
板側コネクタ2の縦溝65内に挿入される。これと同時
に、ケーブル側コネクタ1の信号端子41の接触部42
が基板側コネクタ2の信号端子86の接触部87に接触
する。
【0031】上記のように、ケーブル側コネクタ1が基
板側コネクタ2に結合した状態では、ケーブル側コネク
タ1のグランド端子35が基板側コネクタ2の第2グラ
ンド端子78の接触部79の接触片84、85に接触
し、また、グランド端子35の側縁部35aに基板側コ
ネクタ2の第1グランド端子74の接触部75が接触す
ることにより、グランド端子35はグランドに落とさ
れ、これらのグランド端子35に導通した同軸リボンケ
ーブル52のドレイン線56がグランドに落とされる。
また、ケーブル側コネクタ1の信号端子41は基板側コ
ネクタ2の信号端子86の接触部87に接触するため
に、両信号端子41、86は導通し、信号線55の情報
は基板側に伝送される。
【0032】この場合、基板側コネクタ2の前記区画6
8内に配置された信号端子86およびこの信号端子86
に接触したケーブル側コネクタ1の信号端子41はその
四方をグランド端子35、74、78およびグランド板
71により囲まれた状態になって、結合時のインピーダ
ンスマッチングが向上するし、信号端子86(41)間
はグランド端子34、74、78により隔絶されるので
信号間のクロストロークを防ぐことができる。
【0033】上記の実施例によれば、同軸リボンケーブ
ル52の信号線55を、ガイドブロック16の信号線挿
入部18内に挿入し、信号端子41の圧接部44をガイ
ドブロック16の端子挿入部21に挿入して、この圧接
部44に信号線55を圧接することにより、同軸リボン
ケーブル52の信号線55を真っ直ぐな状態で信号端子
41に圧接することができる。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、ケーブ
ル側コネクタの絶縁ケースに装着してこの絶縁ケースの
裏面部に突出させた信号端子の圧接部を、前記絶縁ケー
スの裏面部にほぼ平行になすと共に、前記絶縁ケースに
グランド端子を装着して、前記グランド端子の圧接端子
接触部を、前記絶縁ケースの裏面部にほぼ平行になし、
ガイドブロックを、絶縁ブロック本体の、同軸リボンケ
ーブルの延出方向に平行な一方の面部に左右方向に所定
の間隔をおいて複数の信号線挿入部を形成し、前記一方
の面部に前記信号線挿入部に重なるようにして端子挿入
部を形成し、前記絶縁ブロック本体の前記一方の面部と
は別である他方の面部に左右方向に所定の間隔をおいて
ドレイン線挿入溝を形成すると共に、前記他方の面部に
前記ドレイン線挿入溝に重なるようにして前記絶縁ブロ
ック本体を貫通する圧接端子挿入部を形成して構成し、
前記絶縁ケースの裏面部に、前記ガイドブロックの前記
一方の面部と前記信号端子とを対向させて、同軸リボン
ケーブルの信号線を、前記ガイドブロックの前記信号線
挿入部内に挿入し、前記信号端子の前記圧接部を前記ガ
イドブロックの端子挿入部に挿入して、前記圧接部に前
記信号線を圧接し、前記同軸リボンケーブルのドレイン
線を前記ガイドブロックの前記ドレイン線挿入溝に挿入
し、圧接端子を前記圧接端子挿入部に挿入して前記ドレ
イン線を圧接すると共に、前記圧接端子のグランド端子
接触部に前記グランド端子の前記圧接端子接触部を接触
させたことを特徴とする。
【0035】 このように、前記ガイドブロックは、同軸
リボンケーブルの信号線用の圧着部を持つ同軸リボンケ
ーブルの延出方向に平行な一方の面部と、同軸リボンケ
ーブルのドレイン線用の圧着部を持つ他方の面部とを有
しているために、信号線を、その同軸リボンケーブルの
延出方向に延出させたままで、すなわち、同軸リボンケ
ーブルの信号線が真っ直ぐな状態で、圧接密度を下げる
ことなく単純に圧接することが可能になって、 信号線の
組み付けが容易になり、コネクタ組み立ての作業性を向
上させることができる。しかも、従来の信号線圧接の場
合にように信号線を折り曲げる必要がなく、この折り曲
げる分信号線が短くなって、電流の流れる経路が短くな
り伝送性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる同軸リボンケーブルコネクタ構
造の結合前の状態の断面図である。
【図2】同同軸リボンケーブルコネクタ構造の結合後の
状態の断面図である。
【図3】基板側コネクタの平面図である。
【図4】ケーブル側コネクタの絶縁ケースの平面図であ
る。
【図5】図4A方向からの矢視図である。
【図6】図4B方向からの矢視図である。
【図7】図4D方向からの矢視図ある。
【図8】図5E部の拡大図である。
【図9】図8F−F線に沿う断面図である。
【図10】図5G−G線に沿う断面図である。
【図11】ガイドブロックの背面図である。
【図12】図11H方向からの矢視図である。
【図13】図11I方向からの矢視図である。
【図14】図12J−J線に沿う断面図である。
【図15】図13K−K線に沿う断面図である。
【図16】正面側カバーの正面図である。
【図17】図16L方向からの矢視図である。
【図18】図16M方向からの矢視図である。
【図19】図17N方向からの矢視図である。
【図20】正面側カバーと背面側カバーとを組み合わせ
た状態の平面図である。
【図21】グランド端子の正面図である。
【図22】図21O方向からの矢視図である。
【図23】図21P方向からの矢視図である。
【図24】信号端子の正面図である。
【図25】図24Q方向からの矢視図である。
【図26】図24R方向からの矢視図である。
【図27】圧接端子の正面図である。
【図28】スペーサーの正面図である。
【図29】図28S方向からの矢視図である。
【図30】図28T方向からの矢視図である。
【図31】同軸リボンケーブルの斜視図である。
【図32】基板側コネクタの絶縁ケースの正面図であ
る。
【図33】図32U方向からの矢視図である。
【図34】図32V方向からの矢視図である。
【図35】図33W部の拡大図である。
【図36】図35X−X線に沿う断面図である。
【図37】グランド板の正面図である。
【図38】第1グランド端子の正面図である。
【図39】同側面図である。
【図40】第2グランド端子の正面図である。
【図41】図40Y方向からの矢視図である。
【図42】図40Z方向からの矢視図である。
【図43】信号端子の正面図である。
【図44】同平面図である。
【図45】同側面図である。
【図46】同軸リボンケーブルの信号線圧接工程の説明
図である。
【図47】同軸リボンケーブルのドレイン線の圧接前の
説明図である。
【図48】同ドレイン線の圧接時の説明図である。
【図49】従来の電気コネクタ構造のケーブル側コネク
タの平面図である。
【図50】図49X1−X1線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル側コネクタ 2 基板側コネクタ 3 絶縁ケース 16 ガイドブロック 17 信号線挿入部 18 信号線挿入部 41 信号端子 44 圧接部 52 同軸リボンケーブル 55 信号線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル側コネクタの絶縁ケースに装着
    してこの絶縁ケースの裏面部に突出させた信号端子の圧
    接部を、前記絶縁ケースの裏面部にほぼ平行になすと共
    に、前記絶縁ケースにグランド端子を装着して、前記グ
    ランド端子の圧接端子接触部を、前記絶縁ケースの裏面
    部にほぼ平行になし、 ガイドブロックを、絶縁ブロック本体の、同軸リボンケ
    ーブルの延出方向に平行な一方の面部に左右方向に所定
    の間隔をおいて複数の信号線挿入部を形成し、前記一方
    の面部に前記信号線挿入部に重なるようにして端子挿入
    部を形成し、前記絶縁ブロック本体の前記一方の面部と
    は別である他方の面部に左右方向に所定の間隔をおいて
    ドレイン線挿入溝を形成すると共に、前記他方の面部に
    前記ドレイン線挿入溝に重なるようにして前記絶縁ブロ
    ック本体を貫通する圧接端子挿入部を形成して構成し、 前記絶縁ケースの裏面部に、前記ガイドブロックの前記
    一方の面部と前記信号端子とを対向させて、同軸リボン
    ケーブルの信号線を、前記ガイドブロックの前記信号線
    挿入部内に挿入し、前記信号端子の前記圧接部を前記ガ
    イドブロックの端子挿入部に挿入して、前記圧接部に前
    記信号線を圧接し、 前記同軸リボンケーブルのドレイン線を前記ガイドブロ
    ックの前記ドレイン線挿入溝に挿入し、圧接端子を前記
    圧接端子挿入部に挿入して前記ドレイン線を圧接すると
    共に、前記圧接端子のグランド端子接触部に前記グラン
    ド端子の前記圧接端子接触部を接触させた ことを特徴と
    する同軸リボンケーブル用コネクタ構造。
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FR2758731B3 (fr) * 1997-01-24 1999-05-07 Salomon Sa Planche de glisse destinee a la pratique du surf sur neige

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