JP2536076Y2 - 同軸リボンケーブル用コネクタ構造 - Google Patents

同軸リボンケーブル用コネクタ構造

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JP2536076Y2
JP2536076Y2 JP1991108728U JP10872891U JP2536076Y2 JP 2536076 Y2 JP2536076 Y2 JP 2536076Y2 JP 1991108728 U JP1991108728 U JP 1991108728U JP 10872891 U JP10872891 U JP 10872891U JP 2536076 Y2 JP2536076 Y2 JP 2536076Y2
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俊二 水口
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は同軸リボンケーブル用コ
ネクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般通信機、データ伝送機器の信
号のやり取りは、その信号の速度が速くなればなるほ
ど、コネクタのインピーダンスマッチングが困難であっ
たり、クロストークの発生の恐れがある。また、比較的
遅い高速信号(〜100MHz)の伝送に用いられるコ
ネクタとしては、同軸リボンケーブルが圧接、半田付け
または溶接等により結線された同軸リボンケーブル用コ
ネクタ(多芯)がある(特公平3−48631号公
報)。さらに、比較的速い高速信号(300MHz〜)
の伝送に用いられるコネクタでは、1本1本の同軸ケー
ブルを個々に結線してしようしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、中速の
高速信号(100〜500MHz)を取り扱う場合、前
者の同軸リボンケーブル用コネクタでは、インピーダン
スマッチングが困難であったり、クロストーク等の発生
の恐れの問題で使用することができない。また、後者の
場合、1本1本の同軸ケーブルを個々に結線して使用し
たのでは、コスト的にも高く、多信号の場合、そのコネ
クタの占める基板スペースが大きくなるという問題点が
あった。
【0004】本考案は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、結合時のイ
ンピーダンスマッチングが向上するし、信号間のクロス
トークの発生を防ぐことができるばかりか、同軸リボン
ケーブルのドレイン線のグランド落としが簡単になり、
コネクタ組み立ての作業性を向上させることができる同
軸リボンケーブル用コネクタ構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、ケーブル側コネクタと基板側コネクタ
の結合時に信号端子の接触部分の四方を囲むグランド部
材構成を備えた同軸リボンケーブル用コネクタ構造にお
いて、前記ケーブル側コネクタが、前記グランド部材構
成のうちの一方列となるケーブル側グランド部材を有す
ると共に、前記基板側コネクタが、前記グランド部材構
成のうちの他方列となって両コネクタの結合時に前記ケ
ーブル側グランド部材と接触する第2グランド端子及び
グランド板を有し、前記第2グランド端子を、端子本体
に複数の接触部を設け、これらの接触部を、端子本体の
上部形成された支持片の両側部前記接触片を形成し
且つ一方の接触片と他方の接触片とを逆方向に折り曲げ
て、隣り合う接触片を前記支持片間に互い違いに位置さ
せて前記ケーブル側グランド部材を挟んで接触するよう
構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】かかる構成により、ケーブル側コネクタが基板
側コネクタに結合するとき、ケーブル側グランド部材が
基板側コネクタの第2グランド端子の一方及び他方の接
触片間に挿入されてこれらの接触片に接触し、しかも、
一方及び他方の接触片が互い違いに接触する。このよう
ケーブル側グランド部材の両面から接触し、しかも
い違いに接触するために、接触が良好に行えてケーブル
側グランド部材、強いては同軸リボンケーブルのドレイ
ン線をグランドに落とすことができ、このグランド落と
しが簡単になり、コネクタ組み立ての作業性を向上させ
ることができる。しかも、ケーブル側コネクタが基板側
コネクタに結合した状態では、信号端子の四方はケーブ
ル側グランド部材および第2グランド端子及びグランド
により囲まれるために、結合時のインピーダンスマッ
チングが向上するし、信号間のクロストークの発生を防
ぐことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案に係わる同軸リボンケーブルコネ
クタ構造の結合前の状態の断面図、図2は同同軸リボン
ケーブルコネクタ構造の結合後の状態の断面図、図3は
基板側コネクタの平面図である。
【0008】同軸リボンケーブル用コネクタ構造はケー
ブル側コネクタ1と基板側コネクタ2とより構成されて
いる。ケーブル側コネクタ1は、絶縁ケース3とガイド
ブロック16と正面側、背面側カバー23、34とケー
ブル側グランド部材であるグランド端子35と信号端子
41と圧接端子45とスペーサー49とを備えている。
【0009】絶縁ケース3を図4乃至図10に示す。こ
の絶縁ケース3の下面部3aには嵌合凹部4が形成して
あり、この嵌合凹部4の底面4aには、中央部に位置さ
せて左右方向に沿うて凸条部5が形成してあり、絶縁ケ
ース3の上面部3bには凹部6が形成してあり、この凹
部6の中央部には左右方向に沿う凸条部7が形成してあ
り、この凸条部7の両端部は凹部6の左右壁部6a、6
bに連なっている。そして、絶縁ケース3には、前記凹
部6から嵌合凹部4の底面4aに貫通するスリット状の
グランド端子挿入孔8が左右方向に所定の間隔をおいて
複数個形成してあり、これらのグランド端子挿入孔8に
より前記凸条部5は複数に分割した様相を呈しており、
凸条部5のグランド端子挿入孔8により挟まれた部分9
には柱状体10が点対称に突設してあり、この柱状体1
0の一端面10aはグランド端子挿入孔8の延長上に位
置しており、前記部分9内において、点対称に配置され
た柱状体10は平面Z状の空間11を形成している。そ
して、柱状体10の外面には端子孔12が形成してあ
り、これらの端子孔12は絶縁ケース3の上面部3bの
凹部6に抜けている。また、絶縁ケース3の左、右側面
部3c、3dにはガイド溝部13が形成してあり、これ
らのガイド溝部13には係合突起14が突設してあり、
さらに、絶縁ケース3の正面3eには左右にロック用孔
15が形成してある。
【0010】ガイドブロック16を図11乃至図15に
示す。このガイドブロック16は絶縁ブロック本体17
を備えており、この絶縁ブロック本体17の背面17a
には左右方向に所定の間隔をおいて複数の信号線挿入部
18が形成してあり、この背面17aには信号線挿入部
18に重なるようにして端子挿入部21が形成してあ
る。また、絶縁ブロック本体17の上面17bには左右
方向に所定の間隔をおいて複数の凸部19が形成してあ
り、これらの凸部19の上面にはドレイン線挿入溝20
と圧接端子挿入部22とが形成してある。また、ブロッ
ク本体17の下面17cにはグランド端子挿入溝部20
aが左右方向に所定の間隔をおいて形成してある。
【0011】正面側カバー23を図16乃至19に示
す。この正面側カバー23はカバー本体24を備えてお
り、このカバー本体24の左面部24aには下方に突出
する縦係合脚25、後方に突出する横係合脚32がそれ
ぞれ設けてあり、これらの係合脚25、32の先端部に
は内側に向いた係合突起26、33が形成してある。ま
た、カバー本体24の右面部24bには前後方向(正面
から背面にかけて)に沿う案内溝27が形成してあり、
この案内溝27に係合突起28が形成してある。また、
カバー本体24の背面部24cにはケーブル挿入部29
とスペーサー挿入部30とが形成してあり、スペーサー
挿入部30の左、右面部30a、30bには係合突起3
1が形成してある。
【0012】背面側カバー34は、図20に示すように
前記の正面側カバー23と点対称の形状であり、この正
面側カバー23と同じ部位を同一の符号を付して説明を
省略する。
【0013】グランド端子35を図21乃至図23に示
す。このグランド端子35は、その上部が幅広に成され
ており、この幅広部36には左右に切り込みより成るブ
ロック挿入部37が形成してあって、このブロック挿入
部37により片部38が形成してあって、これらの片部
38は中間部において僅かに屈曲されていてばね性が付
与してあり、片部38の先部には曲げ加工により圧接端
子接触部39が形成してある。また、グランド端子35
の下縁部中央には切り込みより成る挿入部40が形成し
てある。
【0014】信号端子41を図24乃至図26に示す。
この信号端子41は接触部42と圧入部43と圧接部4
4とを備えており、圧接部44は圧入部43に対して直
角に折り曲げてある。
【0015】圧接端子45を図27に示す。この圧接端
子45は複数の端子部46を連結部47で連ねて成り、
一方の外側の端子部46の外縁部がグランド端子接触部
48に成されている。
【0016】スペーサー49を図28乃至図30に示
す。このスペーサー49はその中間部に楔状体50を備
えており、この楔状体50の左右にはロック片51が設
けてあり、これらのロック片51に先部には外側に向く
係合突起51aが形成してある。
【0017】同軸リボンケーブル52は、図31に示す
ように誘電体53で被覆された中心導体54から成る信
号線55とドレイン線56とを金属箔シールド57で一
緒にくるんで一本のシールド電線58とし、このシール
ド電線58を複数個横に並べてジャケット59で被覆し
て構成されている。
【0018】そして、絶縁ケース3の端子孔12に信号
端子41の圧入部43および接触部42が挿入されて、
接触部42が柱状体10の側方に位置している。また、
絶縁ケース3のグランド端子挿入孔8にはグランド端子
35が挿入してあり、これらのグランド端子35の下部
は嵌合凹部4内に突入していて、グランド端子35は
に並んだ各信号端子41を互いに隔絶している。
【0019】上記のように構成された絶縁ケース3に同
軸リボンケーブル52を接続する場合には、2本の同軸
リボンケーブル52を用意し、これらの同軸リボンケー
ブル52の端部のジャッケット59を切除して金属箔シ
ールド57を剥ぎ、信号線55とドレイン線56とを表
出させて、ドレイン線56を直角に曲げる。そして、信
号線55を、絶縁ケース3に既に装着されている信号端
子41の圧接部44の手前に位置させ、ガイドブロック
16の信号線挿入部18内に信号線55を挿入させると
共に、ガイドブロック16のドレイン線挿入溝20にグ
ランド線56を挿入して、このガイドブロック16を絶
縁ケース3の凹部6に位置させ、ガイドブロック16側
に絶縁ケース3を移動して、これらのガイドブロック1
6を内側に押し込むことにより、信号端子41の圧接部
44をガイドブロック16の端子挿入部21に挿入し
て、この圧接部44で信号線55を圧接する。次に、圧
接端子45を圧接端子挿入部22に挿入してドレイン線
56を圧接すると共に、圧接端子45のグランド端子接
触部48にグランド端子35の圧接端子接触部39を接
触させる。したがって、同軸リボンケーブル52の信号
線55は信号端子41に圧接により接続され、ドレイン
線56は圧接端子45を介してグランド端子35に接続
されている。
【0020】次に、絶縁ケース3の上部に正面側カバー
23および背面側カバー34が装着される。すなわち、
正面側カバー23と背面側カバー34とで2本の同軸リ
ボンケーブル52を挟んだ状態で正面側カバー23の横
係合脚32を背面側カバー34の案内溝27に挿入する
と共に、背面側カバー34の横係合脚32を正面側カバ
ー23の案内溝27に挿入して各々の横係合脚32の係
合突起33を案内溝27の係合突起28の係合させて両
カバー23、34を互いに結合させる。次に、正面側カ
バー23の縦係合脚25を絶縁ケース3のガイド溝13
に挿入すると共に、背面側カバー34の縦係合脚25を
絶縁ケース3のガイド溝13に挿入して各々の縦係合脚
25の係合突起26をガイド溝13の係合突起14の係
合させて両カバー23、34を絶縁ケース3に結合させ
る。この状態では、正面側の同軸リボンケーブル52は
正面側ケース23のケーブル挿入部29に、背面側の同
軸リボンケーブル52は背面側ケース34のケーブル挿
入部29にそれぞれ挿入されて、同軸リボンケーブル5
2間にはスペーサー挿入部30より成る空間ができる。
この空間にスペーサー49を挿入して同軸リボンケーブ
ル52をそれぞれのケーブル挿入部29内に挿入固定
し、スペーサー49のロック片51の係合突起51aを
スペーサー挿入部30の係合突起31に係合させてスペ
ーサー49を固定することのより、上記のケーブル側コ
ネクタ1が構成されている。
【0021】前記基板側コネクタ2は、絶縁ケース60
と基板側グランド部材であるグランド板71と第1グラ
ンド端子74と第2グランド端子78と信号端子86と
を備えている。
【0022】絶縁ケース60は、図32乃至36に示す
ようにベース部61とこのベース部61に形成した嵌合
部62とを備え、この嵌合部62内が嵌合凹部63に成
っている。この嵌合凹部63の底部64には左右方向に
所定の間隔をおいて複数の縦溝65が、またこの底部6
4には上下方向に所定の間隔をおいて複数の横溝66が
それぞれ形成してあり、横溝66の縦溝65に交差する
部分を除いた位置に端子孔67が形成してある。したが
って、前記底部64は、縦溝65と横溝66とにより複
数の区画68が形成されており、各区画68内には端子
孔69が形成してある。また、前記底部64の両側には
3つ一組の端子孔70が、その中央の端子孔70を縦溝
の端部側に位置させて左右方向に複数形成してある。
【0023】前記グランド板71は、図37に示すよう
に平面長方形状の金属板体72に縦に長い条孔部73を
左右方向に所定の間隔で形成して片部72aを複数形成
したものである。
【0024】また、前記第1グランド端子74は、図3
8および図39に示すように複数の接触部75と圧入部
76と脚部77とを備えており、接触部75は側面ほぼ
く字形状に屈曲させてある。
【0025】また、前記第2グランド端子78は、図4
0乃至図42に示すように端子本体82を備えており、
この端子本体82には複数の接触部79と圧入部80と
脚部81とを備えており、接触部79は端子本体82の
上部の形成された支持片83の左、右側部に接触片8
4、85を形成し、左側の接触片84と右側の接触片8
5とを逆方向に折り曲げて、隣り合う接触片84、85
を支持片83間に位置させたものである。
【0026】また、前記信号端子86は、図43乃至図
45に示すように接触部87と圧入部88と脚部89と
を備えており、接触部87は側面ほぼく字形状に屈曲さ
せてある。
【0027】そして、前記絶縁ケース60の嵌合凹部6
3の底部64の外側の横溝66には絶縁ケース60の裏
側からこれらの横溝66の端子孔部67にグランド板7
1の片部72aを挿入してグランド板71が装着してあ
り、これらの片部72aが嵌合凹部63内に突入してい
る。また、前記底部64の端子孔70には第1グランド
端子74が、その圧入部76で圧入されて装着してあ
り、これらの第1グランド端子74の中間の接触部75
はグランド板71の片部72a間に挿入されていてグラ
ンド板71の内方に突入している。また、第2グランド
端子78は、その圧入部80を、中央の横溝66の端子
孔部67に圧入して底部64に装着してあり、これの接
触片84、85の合せ部が縦溝65の真上に位置してい
る。また、信号端子86は、その圧入部88を端子孔6
9に圧入して底部64に装着してあって、これらで基板
側コネクタ2が構成してある。そして、ケーブル側グラ
ンド部材であるグランド端子35と両コネクタの結合時
に前記ケーブル側グランド部材を接触片84、85で挟
んで接触する第2グランド端子78及びグランド板71
とでケーブル側コネクタと基板側コネクタの結合
時に信号端子41、86の接触部分の四方を囲むグラン
ド部材構成を構成しており、グランド部材構成のうちの
一方列がグランド端子35であり、前記グランド部材構
成のうちの他方列は第2グランド端子78及びグランド
板71である。
【0028】次に、ケーブル側コネクタ1と基板側コネ
クタ2との結合を説明する。基板側コネクタ2は、その
各端子74、78、86の脚部77、81、89を基板
(図示せず)のスルーホール(図示せず)に挿入され半
田付けされて実装されている。そして、この基板側コネ
クタ2の嵌合部62をケーブル側コネクタ1の嵌合凹部
4に嵌合して両コネクタ1、2が結合される。この場
合、ケーブル側コネクタ1のグランド端子35は基板側
コネクタ2の第2グランド端子78の接触部79の接触
片84、85に接触すると共に、グランド端子35の側
縁部35aに基板側コネクタ2の第1グランド端子74
の接触部75が接触し、グランド端子35の先部は、基
板側コネクタ2の縦溝65内に挿入される。これと同時
に、ケーブル側コネクタ1の信号端子41の接触部42
が基板側コネクタ2の信号端子86の接触部87に接触
する。
【0029】上記のように、ケーブル側コネクタ1が基
板側コネクタ2に結合した状態では、ケーブル側コネク
タ1のグランド端子35が基板側コネクタ2の第2グラ
ンド端子78の接触部79の接触片84、85に接触
し、また、グランド端子35の側縁部35aに基板側コ
ネクタ2の第1グランド端子74の接触部75が接触す
ることにより、グランド端子35はグランドに落とさ
れ、これらのグランド端子35に導通した同軸リボンケ
ーブル52のドレイン線56がグランドに落とされる。
また、ケーブル側コネクタ1の信号端子41は基板側コ
ネクタ2の信号端子86の接触部87に接触するため
に、両信号端子41、86は導通し、信号線55の情報
は基板側に伝送される。
【0030】この場合、基板側コネクタ2の前記区画6
8内に配置された信号端子86およびこの信号端子86
に接触したケーブル側コネクタ1の信号端子41はその
四方をグランド端子35、74、78およびグランド板
71により囲まれた状態になって、結合時のインピーダ
ンスマッチングが向上するし、信号端子86(41)間
はグランド端子34、74、78により隔絶されるので
信号間のクロストークの発生を防ぐことができる。
【0031】上記の実施例によれば、第2グランド端子
78を端子本体82に複数の接触部79を設けて構成
し、これらの接触部79を、端子本体82の上部に形成
された支持片83の左、右側部に接触片85、84を形
成し、左側の接触片85と右側の接触片84とを逆方向
に折り曲げて、隣り合う接触片85、84を支持片83
間に位置させて構成し、ケーブル側コネクタ1が基板側
コネクタ2に結合するとき、グランド端子35が第2グ
ランド端子78の接触片85、84間に挿入されてこれ
らの接触片85、84に接触する。このようにグランド
端子35の両面から接触するために、接触が良好に行え
てグランド端子35、強いては同軸リボンケーブル52
のドレイン線56をグランドに落とすことができ、この
グランド落としが簡単になり、コネクタ組み立ての作業
性を向上させることができる。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、ケーブ
ル側コネクタと基板側コネクタの結合時に信号端子の接
触部分の四方を囲むグランド部材構成を備えた同軸リボ
ンケーブル用コネクタ構造において、前記ケーブル側コ
ネクタが、前記グランド部材構成のうちの一方列となる
ケーブル側グランド部材を有すると共に、前記基板側コ
ネクタが、前記グランド部材構成のうちの他方列となっ
両コネクタの結合時に前記ケーブル側グランド部材と
接触する第2グランド端子及びグランド板を有し、前記
第2グランド端子を、端子本体に複数の接触部を設け、
これらの接触部を、端子本体の上部形成された支持片
両側部前記接触片を形成し且つ一方の接触片と他方
接触片とを逆方向に折り曲げて、隣り合う接触片を
支持片間に互い違いに位置させて前記ケーブル側グラ
ンド部材を挟んで接触するように構成したことにより、
ケーブル側コネクタが基板側コネクタに結合するとき、
ケーブル側グランド部材が基板側コネクタの第2グラン
ド端子の一方及び他方の接触片間に挿入されてこれらの
接触片に接触し、しかも、一方及び他方の接触片が互い
違いに接触する。このようにケーブル側グランド部材
両面から接触し、しかも互い違いに接触するために、接
触が良好に行えてケーブル側グランド部材、強いては同
軸リボンケーブルのドレイン線をグランドに落とすこと
ができ、このグランド落としが簡単になり、コネクタ組
み立ての作業性を向上させることができる。しかも、ケ
ーブル側コネクタが基板側コネクタに結合した状態で
は、信号端子の四方はケーブル側グランド部材および
2グランド端子及びグランド板により囲まれるために、
結合時のインピーダンスマッチングが向上するし、信号
間のクロストークの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる同軸リボンケーブルコネクタ構
造の結合前の状態の断面図である。
【図2】同同軸リボンケーブルコネクタ構造の結合後の
状態の断面図である。
【図3】基板側コネクタの平面図である。
【図4】ケーブル側コネクタの絶縁ケースの正面図であ
る。
【図5】図4A方向からの矢視図である。
【図6】図4B方向からの矢視図である。
【図7】図4D方向からの矢視図ある。
【図8】図5E部の拡大図である。
【図9】図8F−F線に沿う断面図である。
【図10】図5G−G線に沿う断面図である。
【図11】ガイドブロックの背面図である。
【図12】図11H方向からの矢視図である。
【図13】図11I方向からの矢視図である。
【図14】図12J−J線に沿う断面図である。
【図15】図13K−K線に沿う断面図である。
【図16】正面側カバーの正面図である。
【図17】図16L方向からの矢視図である。
【図18】図16M方向からの矢視図である。
【図19】図17N方向からの矢視図である。
【図20】正面側カバーと背面側カバーとを組み合わせ
た状態の平面図である。
【図21】グランド端子の正面図である。
【図22】図21O方向からの矢視図である。
【図23】図21P方向からの矢視図である。
【図24】信号端子の斜視図である。
【図25】図24Q方向からの矢視図である。
【図26】図24R方向からの矢視図である。
【図27】圧接端子の正面図である。
【図28】スペーサーの正面図である。
【図29】図28S方向からの矢視図である。
【図30】図28T方向からの矢視図である。
【図31】同軸リボンケーブルの斜視図である。
【図32】基板側コネクタの絶縁ケースの正面図であ
る。
【図33】図32U方向からの矢視図である。
【図34】図32V方向からの矢視図である。
【図35】図33W部の拡大図である。
【図36】図35X−X線に沿う断面図である。
【図37】グランド板の正面図である。
【図38】第1グランド端子の正面図である。
【図39】同側面図である。
【図40】第2グランド端子の正面図である。
【図41】図40Y方向からの矢視図である。
【図42】図40Z方向からの矢視図である。
【図43】信号端子の正面図である。
【図44】同平面図である。
【図45】同側面図である。
【図46】 グランド端子とグランド板と第1グランド端
子との関係を示す一部省略した斜 視図である。
【図47】 グランド端子と第2グランド端子との関係を
示す一部省略した斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーブル側コネクタ 2 基板側コネクタ 16 ガイドブロック 22 圧接端子挿入部 35 グランド端子(ケーブル側グランド部材) 41 信号端子 39 圧接端子接触部 45 圧接端子 48 グランド端子接触部 52 同軸リボンケーブル 56 ドレイン線 71 グランド板(基板側グランド部材) 74 第1グランド端子 78 第2グランド端子 84、85 接触片 86 信号端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル側コネクタと基板側コネクタの
    結合時に信号端子の接触部分の四方を囲むグランド部材
    構成を備えた同軸リボンケーブル用コネクタ構造におい
    て、 前記ケーブル側コネクタが、前記グランド部材構成のう
    ちの一方列となるケーブル側グランド部材を有すると共
    に、前記基板側コネクタが、前記グランド部材構成のう
    ちの他方列となって 両コネクタの結合時に前記ケーブル
    側グランド部材と接触する第2グランド端子及びグラン
    ド板を有し、 前記 第2グランド端子を、端子本体に複数の接触部を設
    け、これらの接触部を、端子本体の上部形成された支
    持片の両側部前記接触片を形成し且つ一方の接触片と
    他方の接触片とを逆方向に折り曲げて、隣り合う接触片
    前記支持片間に互い違いに位置させて前記ケーブル側
    グランド部材を挟んで接触するように構成したことを特
    徴とする同軸リボンケーブル用コネクタ構造。
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JP2686652B2 (ja) * 1989-06-01 1997-12-08 ヒロセ電機株式会社 多心同軸ケーブル用電気コネクタおよびその結線方法

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