JP3308132B2 - グランド板付コネクタ - Google Patents

グランド板付コネクタ

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JP3308132B2
JP3308132B2 JP15082595A JP15082595A JP3308132B2 JP 3308132 B2 JP3308132 B2 JP 3308132B2 JP 15082595 A JP15082595 A JP 15082595A JP 15082595 A JP15082595 A JP 15082595A JP 3308132 B2 JP3308132 B2 JP 3308132B2
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靖博 小野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタに関し、さら
には二列に配設されたコンタクトの間にグランド板を設
けたグランド板付コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】嵌合可能に構成されたレセプタクルコネ
クタおよびプラグコネクタからなるコネクタアセンブリ
として、レセプタクルハウジングおよびプラグハウジン
グにレセプタクルコンタクトおよびプラグコンタクトを
二列に配設し、このレセプタクルハウジングとプラグハ
ウジングとを嵌合させることにより各コンタクトを電気
的に導通させるように構成したものが従来から知られて
いる。このようなコネクタアセンブリとしては、特開平
5−290927号公報に開示されているシールド型電
気コネクタや、実開平4−111169号公報に開示さ
れている多極コネクタ等がある。
【0003】これらの各コネクタにおいては、レセプタ
クルハウジングもしくはプラグハウジングの一方であっ
て二列に配設されたレセプタクルコンタクトもしくはプ
ラグコンタクトの間にシールド板を設け、このシールド
板により、各コンタクト列間のクロストークを防止す
る。
【0004】また、各コンタクト列の間にグランド板を
配設してコネクタを形成することもあり、このようなコ
ネクタの一例としては、その断面を図7に示すようなコ
ネクタがある。このコネクタ5は、互いに嵌合可能なプ
ラグコネクタ51とレセプタクルコネクタ50とから構
成されている。プラグコネクタ51には、プラグハウジ
ング53、プラグコンタクト55、57およびプラググ
ランド板59が設けられ、レセプタクルコネクタ50に
は、レセプタクルハウジング52、レセプタクルコンタ
クト54、56およびレセプタクルグランド板58が設
けられている。
【0005】レセプタクルハウジング52には、中央部
にレセプタクルグランド板58が取り付けられ、その先
端部58aは、プラググランド板59を受容可能に二股
に形成されている。また、プラグハウジング53の中央
部には、プラググランド板59が取り付けられている。
【0006】このように構成されたレセプタクルコネク
タ50およびプラグコネクタ51を嵌合させると、両グ
ランド板58、59が結合状態となり、このグランド板
の両端58b、59bを接地させると、レセプタクルコ
ンタクト保持部材52bおよびプラグコンタクト保持部
材53cを誘電体とし、グランド板58、59を接地導
体面とすると共に、コンタクト54、55を導体ストリ
ップとするストリップ線路および、コンタクト56、5
7を導体ストリップとするストリップ線路が形成され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成のコ
ネクタ5において形成された各ストリップ線路における
特性インピーダンスは、各コンタクトの幅および厚さ、
並びに、レセプタクルコンタクト保持部材50b、52
bおよびプラグコンタクト保持部材51c、53cの厚
さ(誘電体の厚さ)の変化によって変化する。
【0008】コネクタ5においては、レセプタクルコン
タクト54、56とグランド板58間の誘電体50bお
よび52bの厚さH1と、レセプタクルコンタクト56
とグランド板58間の誘電体50cおよび52cの厚さ
H2が異なるため、各ストリップ線路における特性イン
ピーダンスにも差が生じる。
【0009】例えば、図6に示すような回路において、
Z1を伝送路のインピーダンスとし、Z2をコネクタの
インピーダンスとした場合、インピーダンスの反射率Γ
は、Γ=(Z2−Z1)/(Z2+Z1)で表される。
すなわち、Z1=Z2であれば(各ストリップ線路にお
ける特性インピーダンスが整合してれば)反射は生じな
いため、信号の伝送性を妨げる状態とはならないが、イ
ンピーダンスの不整合が生じると反射が発生し、各コン
タクトに信号を伝送した場合に伝送信号に悪影響を及ぼ
すことがあるという問題があった。
【0010】また、上記の構成のコネクタ5において
は、一方のグランド板58の一部を二股に形成してその
間に他方のグランド板59を挿入することにより嵌合さ
せることとしている。このため、相対する信号コンタク
ト54、56および55、57の間に三枚分のグランド
板の寸法を必要とすることとなり、嵌合状態における雌
雄コネクタハウジングの幅Wが大きくなり、コネクタが
大型化してしまうという問題もあった。
【0011】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、相対する信号コンタクトの間にグランド
板を備えたコネクタであって、各信号コンタクト間のイ
ンピーダンスを整合させることができ、且つ、コンパク
トなグランド板付コネクタを提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明に係るグランド板付コネクタに
おいては、互いに嵌合可能なプラグコネクタおよびレセ
プタクルコネクタを構成するプラグハウジングおよびレ
セプタクルハウジングにそれぞれ長手方向に二列に延び
て複数のプラグコンタクトおよびレセプタクルコンタク
トを配設している。プラグハウジングには突出部が形成
され、コネクタの嵌合状態においてはこの突出部がレセ
プタクルハウジングの受容空間内に受容される。また、
突出部の外側にはプラグコンタクトを配設しているが、
コネクタの嵌合状態においてはこのプラグコンタクトを
両側から挟んで当接接触するように、レセプタクルコン
タクトを受容空間内に配設している。
【0013】そして、プラグハウジングにおけるプラグ
コンタクト列の間に、コンタクトとほぼ同一の高さに形
成された一枚のプラググランド板を配設してプラグコネ
クタを構成しており、このような構成とした場合には、
二列に配設されたコンタクトの中央に平面状のグランド
板が位置することとなるため、グランド板を接地させる
ことにより、相対するコンタクトのインピーダンスの整
合を図ることができると共に、コネクタを小型に形成す
ることができる。
【0014】ここで、プラググランド板をプラグコンタ
クトの列の間に位置するグランド板本体部と、このグラ
ンド板本体部から長手方向外側に延びて形成されたレセ
プタクルグランド板接触部とから構成し、レセプタクル
コネクタとプラグコネクタとを嵌合させた状態で、レセ
プタクルグランド板接触部と当接接触するレセプタクル
グランド板をレセプタクルハウジングの長手方向両端に
設けてもよい。このように構成されたコネクタにおいて
は、グランド板本体部にはレセプタクルグランド板は当
接していないため、インピーダンスの不整合を生じるこ
ともなく、より確実にグランド板を接地させることがで
きる。
【0015】また、上記のグランド板付コネクタにおけ
る構成とは逆に、グランド板本体部を有するグランド板
をレセプタクルコネクタに設けるように構成してもよ
い。このコネクタにおいては、受容空間内に突出してレ
セプタクルグランド板が配設され、このレセプタクルグ
ランド板を受容する受容溝がプラグハウジングの突出部
に形成されている。なお、この場合、レセプタクルグラ
ンド板の高さは、必ずしもレセプタクルコンタクトの高
さとほぼ同一の高さとする必要はない。
【0016】このように構成されたコネクタにおいて
も、相対するコンタクトのインピーダンスの整合を図る
ことができると共に、コネクタを小型に形成することが
できる。また、グランド板本体部に当接しない位置に、
プラググランド板を配設すれば、前記と同様により確実
にグランド板を接地させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係るコネ
クタアセンブリ1を表している。このコネクタアセンブ
リ1は、互いに嵌合可能なプラグコネクタ10とレセプ
タクルコネクタ20とから構成されており、左右方向に
延びた矩形状に形成されている。
【0018】プラグコネクタ10は、プラグハウジング
11と、このプラグハウジング11に設けられた複数の
プラグ側コンタクト14,15および一枚のプラグ側グ
ランド板12とから構成されている。また、レセプタク
ルコネクタ20は、図2にも示すように、レセプタクル
ハウジング21と、このレセプタクルハウジング21に
設けられた複数のレセプタクル側コンタクト24,25
および二枚のレセプタクル側グランド板22,23とか
ら構成されている。
【0019】ここで、まずプラグコネクタ10について
説明する。プラグハウジング11は、ベース部11aお
よび嵌合突出部11bとから構成され、嵌合突出部11
bにはレセプタクルコネクタ20との嵌合時に位置合わ
せを行うための切り欠き11c,11cが形成されてい
る。ベース部11aの底面11dには、詳細を後述する
プラグ側グランド板12を挿入するためのグランド板挿
入溝11hが、長手方向に延びるとともに前後方向の中
央部において嵌合突出部11bの上端面11fまで貫通
して形成されている。
【0020】嵌合突出部11bの前後面には、底面11
dに形成されたコンタクト挿入孔11eから一体に繋が
って形成されたコンタクト保持溝11gが形成されてい
る。なお、コンタクト挿入孔11eの形状は、図1にお
いてプラグ10の上方に表されたレセプタクル20の底
面21dに形成されたコンタクト挿入孔21eと同様の
形状で形成されている。
【0021】このように形成されたプラグハウジング1
1には、弾性を有する導電板材によって略L字状に形成
されたプラグ側コンタクト14,15がプラグハウジン
グ11の前後面に沿って二列に並んで配設される。例え
ば、プラグハウジング11の後側(図1においては手前
側)に配設されるプラグ側コンタクト14は、コンタク
ト挿入孔11eから挿入され、上下方向の段差をもって
前後方向に延びて形成された基板接触部14aがベース
部11aの前後面から前後方向に突出するとともに、上
方に延びて形成された接触部14bがコンタクト保持溝
11g内に位置して保持される。なお、プラグハウジン
グ11の前側も同様に形成されており、プラグ側コンタ
クト15が配設される。
【0022】ここで、グランド板挿入溝11hに挿入さ
れるプラグ側グランド板12について図3を加えて説明
する。プラグ側グランド板12は、上下方向に延びると
ともに左右方向に延びて形成されたグランド板本体部1
2aと、このグランド板本体12aの左右端部にグラン
ド板本体部12aに対して直角に曲がって形成された左
右側板(レセプタクルグランド板接触部)12b,12
cと、各左右側板12b,12cの下端部に形成された
基板接触部12d,12eとから構成されている。
【0023】グランド板本体部12aは、上下方向の長
さがベース部11aの底面11dから嵌合突出部11b
の上端面11fまでの長さと同一の長さで形成されてい
る。また左右方向の長さは、左右方向に並んだ各プラグ
側コンタクト14,15の左右両端部間の長さよりも長
く形成されている。
【0024】グランド板本体部12aの左右両端部に
は、左右側板12b,12cが連結部12f,12gに
よって一体に繋がれて形成されている。なお、左右側板
12b,12cは、プラグハウジング11に配設された
状態でグランド板本体部12aと繋がるように別個に形
成してもよい。そして、左右側板12b,12cの下端
部には、基板接触部12d,12eがそれぞれ左右方向
に延びるとともに前後方向に水平に延びて形成されてい
る。
【0025】このように構成されたプラグ側グランド板
12は、ベース部11aの底面11dからグランド板挿
入溝11h内に挿入される。ここで、プラグ側グランド
板12は、グランド板本体部12aの上端面12fが嵌
合突出部11bの上端面11fと同一面となるまで挿入
される。なお、プラグ側グランド板12は、プラグ側ハ
ウジング11に挿入された状態で、基板接触部12d,
12eの底面がベース部11aの底面11dと同一平面
となるように形成される。
【0026】また、嵌合突出部11bの左右側面(図1
においては左側側面のみが表されている)11iには側
板嵌合溝11jが形成されており、プラグ側グランド板
12をプラグ側ハウジング11に挿入した状態で、嵌合
突出部11bの左右側面11iと左右側板12b,12
cの表面とが同一面となるように形成されている。
【0027】次に、レセプタクル20について説明す
る。レセプタクルハウジング21の中央部には嵌合溝2
1aが形成され、この嵌合溝21aの前後方向の内周面
に沿ってレセプタクル側コンタクト24,25が対向し
て複数配設されている。また、嵌合溝21aの左右方向
の内周面には、左右レセプタクル側グランド板22,2
3が配設されている。
【0028】レセプタクルハウジング21の後側内周面
(図2においては奥側の面)の左右端部には、プラグハ
ウジング11との嵌合時に前記切り欠き11c,11c
と嵌合することにより、プラグハウジング11に対する
レセプタクルハウジング21の嵌合位置を合わせる位置
合わせ突起21c,21cが形成されている。
【0029】レセプタクルハウジング21の上端面21
dには、嵌合時に前記コンタクト挿入孔11eと相対す
る位置に複数のコンタクト挿入孔21eが形成され、こ
のコンタクト挿入孔21eにはレセプタクル側コンタク
ト24,25が前記プラグ側コンタクト14,15と同
様に挿入される。
【0030】レセプタクル側コンタクト24,25は、
プラグ側コンタクト14,15と同様に弾性を有する導
電板材によって、基板接触部24a,25aとこの基板
接触部24a,25aから垂直方向に延びて形成された
アーム部(図2においては、後側のレセプタクル側コン
タクト24のみが表されている)24bと、このアーム
部24bの先端部に内側に突出して形成された接触部2
4cとから構成されている。
【0031】左右レセプタクル側グランド板22,23
は、別個に独立して形成されているが、その形状は左右
対象の形状であるため、ここでは左レセプタクル側グラ
ンド板22の構成について説明する。左レセプタクル側
グランド板22は、平板状に形成された基板接触部22
aと、この基板接触部22aから下方(図2においては
上方)に延びて形成されたアーム部22bと、このアー
ム部22bの下端部に内側に突出して形成された接触部
22cとから構成されている。なお、右レセプタクル側
グランド板23については、1を加えた符号を付して説
明を省略する。
【0032】このように構成された左右レセプタクル側
グランド板22,23は、レセプタクルハウジング21
の左右端部近傍に形成されたグランド板挿入溝21h,
21iにそれぞれ挿入保持される。なお、左右レセプタ
クル側グランド板22,23は、挿入保持された状態
で、基板接触部22a,23aの底面がレセプタクル側
ハウジング21の底面21dと同一平面となるように形
成される。
【0033】このように形成されたプラグ10およびレ
セプタクル20を嵌合させた状態においては、その断面
を図4および図5に示すように、各プラグ側コンタクト
14,15の下部においてレセプタクル側コンタクト2
4,25の接触部24c,25cと当接接触する。ま
た、左右レセプタクル側グランド板22,23の接触部
22c,23cは、左右側板12b,12cの表面と当
接接触し、プラグ側グランド板12と左右レセプタクル
側グランド板22,23とが導通する。
【0034】上記のように構成されたコネクタ1におい
て、プラグ10とレセプタクル20とを互いに嵌合させ
た場合には、各コンタクト14,24並びに15,25
が導通することにより信号の伝送が可能となる。また、
各グランド板12,22,23も一体となって、前後の
プラグ側コンタクト14,15の中間部に位置して配設
されているため、相対する信号コンタクト14,24お
よび15,25間のグランドを行うことができる。
【0035】そして、各グランド板12,22,23の
各基板接触部12d,12e,22a23aが繋がった
基板を接地させることにより、各コンタクト14,24
あるいは15,25間を伝送される信号のクロストーク
を防止し、且つ、特性インピーダンスをマッチングさせ
る。
【0036】この時、コネクタアセンブリ1において
は、嵌合突出部11bを誘電体とし、グランド板12,
22,23を接地導体面とすると共に、各コンタクト1
4,24および、15,25を導体ストリップとするス
トリップ線路を構成する。ここで、本発明に係るコネク
タ1においては、誘電体である嵌合突出部11bにおけ
るグランド板本体部12aの両側の厚さHは同一である
ため、これらの線路(プラグ側コンタクトおよびレセプ
タクル側コンタクト)ごとの特性インピーダンスを等し
くすることができる。
【0037】したがって、図6に示すような回路にこの
コネクタアセンブリ1を用いた場合、回路係(伝送路)
の特性インピーダンスにコネクタの特性インピーダンス
を合わせる事ができ、各コンタクト14,24および1
5,25における信号伝送時に反射が発生しないため、
相対するコンタクトにおいて伝送されている信号へ悪影
響を与えることがない。また、プラグ側ハウジング11
の中間部に取り付けられているプラグ側グランド板12
が平面であるため、嵌合時のコネクタアセンブリ1の幅
寸法を小さくすることができる。
【0038】なお、上記の実施例においては、プラグハ
ウジング11にグランド板本体部12aを有したプラグ
側グランド板12を設けることとし、レセプタクルハウ
ジング21に左右レセプタクル側グランド板22,23
を設けた場合について説明したが、本発明は、これに限
られるものではなく、レセプタクルハウジング21にグ
ランド板本体部を有したレセプタクル側グランド板を設
け、プラグハウジング11の左右にプラグ側グランド板
を設けるように構成してもよい。
【0039】このような構成とする場合には、受容空間
内にレセプタクルグランド板を突出して配設し、このレ
セプタクルグランド板を受容する受容溝をプラグハウジ
ングの突出部に形成する。この場合、レセプタクルグラ
ンド板の高さ(図4に示すような状態で形成した場合に
は下方への長さ)は、必ずしもレセプタクルコンタクト
の高さ(長さ)と同一の高さに形成する必要はなく、レ
セプタクルコンタクトの高さより高くてもよい。
【0040】また、上記いずれの実施例においても、グ
ランド板本体部を有したグランド板(前記実施例におい
ては、プラググランド板12)が配設されたハウジング
に嵌合するハウジングに配設されるグランド板(前記実
施例においては、レセプタクルグランド板22,23)
は、必ずしも設ける必要はない。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るグランド板
付コネクタは、プラグハウジングおよびレセプタクルハ
ウジングを嵌合させた状態で二列に配設されたコンタク
トにおける接触部同士が当接接触するが、この状態でコ
ンタクト列の間に各コンタクトと同一の高さまで延びて
形成されたグランド板本体部が設けられたグランド板が
位置するようになっているため、二列に配設された各コ
ンタクトにおいて、グランド板と各コンタクトまでの距
離が、相対するコンタクトまでの距離が同一となる。こ
のため、グランド板を接地させることにより、コンタク
トにおける信号の伝送時における特性インピーダンスを
同一にすることができると共に、各コネクタハウジング
の中間部に取り付けられるグランド板が一枚であるため
コネクタの幅寸法を小さくすることができる。
【0042】さらに、プラグハウジングにグランド板を
設けた場合には、レセプタクルハウジングにレセプタク
ルグランド板を設けたり、レセプタクルハウジングにグ
ランド板を設けた場合には、プラグハウジングにプラグ
グランド板を設けたりすることにより、インピーダンス
の不整合を生じることなく、より確実にコネクタの接地
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタを表す斜視図である。
【図2】前記コネクタのレセプタクルハウジングを表す
斜視図である。
【図3】前記コネクタのグランド板を表す斜視図であ
る。
【図4】前記コネクタの図1におけるIV−IV断面図
である。
【図5】前記コネクタの図1におけるV−V断面図であ
る。
【図6】本発明に係るコネクタを用いた回路図である。
【図7】従来のコネクタを表す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 11 プラグハウジング 12 プラググランド板 21 レセプタクルハウジング 22,23 レセプタクルグランド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−243936(JP,A) 特開 平4−294076(JP,A) 特開 平5−290927(JP,A) 実開 平5−92978(JP,U) 実開 平5−73881(JP,U) 実開 平4−111169(JP,U) 特表 平1−501982(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/652

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能に構成されたプラグコネ
    クタとレセプタクルコネクタとからなるグランド板付コ
    ネクタであって、 前記プラグコネクタが、突出部を有したプラグハウジン
    グと、前記突出部の外側に長手方向に二列に延びて配設
    された複数のプラグコンタクトと、前記突出部内におい
    て前記プラグコンタクトの列の間に長手方向に延びて配
    設された前記プラグコンタクトの高さとほぼ同一の高さ
    を有した一枚のプラググランド板とからなり、 前記レセプタクルコネクタが、前記突出部を受容する受
    容空間を有したレセプタクルハウジングと、前記プラグ
    コネクタと前記レセプタクルコネクタとが嵌合した状態
    で前記プラグコンタクトを両側から挟んで前記プラグコ
    ンタクトと当接接触するように前記受容空間内に長手方
    向に二列に延びて配設された複数のレセプタクルコンタ
    クトとからなることを特徴とするグランド板付コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記プラググランド板が、前記プラグコ
    ンタクトの列の間に位置するグランド板本体部と、この
    グランド板本体部から長手方向外側に延びて形成された
    レセプタクルグランド板接触部とからなり、 前記レセプタクルコネクタと前記プラグコネクタとを嵌
    合させた状態で、前記レセプタクルグランド板接触部と
    当接接触するレセプタクルグランド板が前記レセプタク
    ルハウジングの長手方向両端に設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のグランド板付コネクタ。
  3. 【請求項3】 互いに嵌合可能に構成されたプラグコネ
    クタとレセプタクルコネクタとからなるグランド板付コ
    ネクタであって、 前記レセプタクルコネクタが、受容空間を有するレセプ
    タクルハウジングと、このレセプタクルハウジングの受
    容空間内に長手方向に二列に延びて配設された複数のレ
    セプタクルコンタクトと、前記受容空間内に突出し前記
    レセプタクルコンタクトの列の間に長手方向に延びて配
    設された一枚のレセプタクルグランド板とからなり、 前記プラグコネクタが、前記レセプタクルグランド板を
    受容する受容溝が形成され前記受容空間内に挿入される
    突出部を有したプラグハウジングと、前記プラグコネク
    タと前記レセプタクルコネクタとが嵌合した状態で前記
    レセプタクルコンタクトに両側から挟まれて前記レセプ
    タクルコンタクトと当接接触するように前記突出部の外
    側に二列に延びて配設された複数のプラグコンタクトと
    からなることを特徴とするグランド板付コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記レセプタクルグランド板が、前記レ
    セプタクルコンタクトの列の間に位置するグランド板本
    体部と、このグランド板本体部から長手方向に延びて形
    成されたプラググランド板接触部とからなり、 前記レセプタクルコネクタと前記プラグコネクタとを嵌
    合させた状態で、前記プラググランド板接触部と当接接
    触するプラググランド板が前記プラグハウジングの長手
    方向両端に設けられていることを特徴とする請求項3に
    記載のグランド板付コネクタ。
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