JP2541749B2 - 複製すべきカラ―原画における色ばみの分析方法および装置 - Google Patents

複製すべきカラ―原画における色ばみの分析方法および装置

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JP2541749B2 JP5079910A JP7991093A JP2541749B2 JP 2541749 B2 JP2541749 B2 JP 2541749B2 JP 5079910 A JP5079910 A JP 5079910A JP 7991093 A JP7991093 A JP 7991093A JP 2541749 B2 JP2541749 B2 JP 2541749B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複製技術の分野に
関しかつ電子画像処理用用の装置およびシステムにおけ
るカラー原画における色ばみの分析方法および装置に関
する。カラー原画における色ばみの分析は、カラー原画
における色ばみ補正用の設定パラメータを得るために実
施される。
【0002】電子画像処理は実質的に、画像入力、画像
処理および画像出力のステップから成る。
【0003】例えば画像入力装置としてのカラー画像走
査装置(スキャナー)を用いた画像入力の際に、光電走
査ユニットを用いた複製すべきカラー原画の3色走査並
びに画素毎および走査線に沿った走査によって、3原色
の色値信号(R,G,B)が得られ、その際個々の色値
トリオは、カラー原画において走査された画素の色成分
“赤”(R),“緑”(G)および“青”(B)を表し
ている。アナログ色値はデジタルカラー値に変換されか
つ引き続く画像処理のために記憶される。
【0004】画像処理において色値(R,G,B)は通
例まず、減法色混合の法則に従って色分解値(C,M,
Y,K)に変換される。これらは、後の印刷プロセスに
おいて使用される印刷インキ“シアン”(C),“マゼ
ンタ”(M),“黄色”(Y)および“黒”(K)の配
量ないし網点の大きさまたは網目(スクリーン)百分率
に対する尺度である。
【0005】さらに、画像範囲(Bildumfang)の整合に
対する画像の明るい値および画像の暗い値、色ばみ補正
に対する色ばみ値並びにコントラスト補正または露出過
多および露出不足の補正またはコントラスト補正に対す
る補正された画像グラデーション特性曲線のような別の
種々の画像パラメータが設定される。さらに、画像再生
を改善し、欠陥を取り除きまたは編集上の変更を行う目
的で、局所的および選択的な色補正を行うことができ
る。
【0006】オペレータによる画像パラメータの設定は
大抵、オペレータがまず、オペレータが当該カラー原画
の予備分類に基づいてまたは経験から求める標準値を予
め設定することによって始める。画像パラメータの設定
期間にオペレータは次のようにしてカラー画像走査装置
の測定関数を使用する。即ちオペレータは、光電走査ユ
ニットによって、カラー原画における特徴的な画素を、
画像範囲、色ばみおよび明度分布に関して測定しかつこ
の測定結果を最適な設定値を見い出すために使用する。
【0007】画像処理の後画像出力は、適当な画像出力
装置、例えばフィルム材料に色分解版を網目化記録する
ための色分解露光装置(レコーダ)を用いて行われる。
【0008】カラー原画における色ばみ分析およびこの
分析に基づいている、カラー原画の色ばみ補正は次の理
由から必要である。即ちオリジナルの写真複製としての
カラー原画は時として、大抵は記録およびフィルム技術
上の欠陥によって生じる、オリジナルに対する色偏差を
有する。さらに、カラー原画走査器の基本設定によるカ
ラー原画の走査の際に少なくとも、所望でない色ばみと
してのフィルム担体材料の色合いが色値に含まれてい
る。
【0009】色ばみ補正のために、オペレータは視感上
の判断によって、カラー原画における正しい白点(およ
び黒点)を見付けかつ色測定によって色ばみ値を決定し
なければならない。測定結果の解釈および測定結果の、
色ばみ補正に対する最適な設定値への変換は多くの経験
を要求しかつ未熟なオペレータにはしばしば困難であ
る。
【0010】カラー原画の色誤差をオペレータの色知覚
なしに確定するようにしたければ、カラー原画の色情報
が評価されかつ所定の客観的な判断基準に従って、色ば
みが存在するか否かが決定される、自動的な色ばみ分析
を実施しなければならない。自動的な色ばみ分析は画像
モティーフに関する情報ないし画像が本来どのように見
えるべきものであるかに関する情報を提供することがで
きないので、判断基準として統計学的なデータを使用し
なければならない。
【0011】カラー原画における自動的な色ばみ分析を
カラー原画の色値の評価によって行いかつ色ばみ補正に
対する画像に依存した予設定値を求めるためにこの分析
結果を使用することが既に公知である。オペレータは、
色ばみ分析の結果を判断しかつ提供された予設定値を、
直接画像入力装置に転送するかまたは、最適な設定を行
うために、測定関数によって修正ないし補正することが
できる。これによりオペレータはルーチン作業から解放
されかつ、複製品質の改善のために付加的な全体または
選択的な色補正が必要である、カラー原画の処理に集中
することができる。
【0012】カラー原画における色ばみを分析するため
の公知の方法は殊に、それがカラー原画における出来る
だけ幅広のスペクトルに対する最適な設定値の確実な決
定を行うことができず、その結果画像入力装置の簡単、
迅速および標準化されたパラメータ化が可能でないとい
う欠点を有している。
【0013】色ばみ分析のための公知の方法は、その都
度の画像入力装置によって得られる、装置に依存したR
GB色空間の色値(R,G,B)に基づいており、その
際画像範囲および色ばみの分析は直接色値(R,G,
B)に基づいて実施され、一方画像グラデーションの分
析のためにしばしば、色値(R,G,B)から導出され
る明度信号が使用される。
【0014】そのために、公知の分析方法を、異なった
画像入力装置の接続の際にその都度、それぞれの画像入
力装置の色値(R,G,B)の特性に固有に整合しなけ
ればならないことによって別の欠点が生じる。
【0015】公知の分析方法はさらに計算が煩雑であ
る。その理由は、画像入力装置によって得られる色値
(R,G,B)を色ばみの分析のためにまず色成分に分
解しかつ画像範囲および画像グラデーションの分析のた
めにさらにまた、明度成分に分解しなければならないか
らである。
【0016】
【発明の課題】従って本発明の課題は、公知の、カラー
原画における色ばみ分析方法および装置を、それが一層
簡単、正確かつ迅速に動作するように、改良することで
ある。
【0017】
【発明の概要】この課題は、方法に関して請求項1の特
徴部分に記載の構成によって解決されかつ、装置に関し
て請求項2の特徴部分に記載の構成によって解決され
る。
【0018】有利な実施例はその他の請求項に記載され
ている。
【0019】この解決法は次の要件によって特徴付けら
れている。
【0020】カラー原画における色ばみを確実に検出す
るために、分析すべきカラー原画における色値の明度成
分L*の大きな明度値の領域(画像の明るい領域)およ
び/または小さな明度値の領域(画像の暗い領域)を、
少なくとも1つの明度領域に分割する。色ばみは、それ
ぞれの明度領域において色値の、無彩色からの平均偏差
として、相応の明度領域における色値の色成分a*およ
びb*の画素毎の平均化によって決定される。それから
色ばみ分析の評価のために用いるべき色ばみが、明度領
域に対して求められた色ばみの選択および/または統合
によって形成される。
【0021】画像入力装置を用いて得られた、装置に依
存したRGB色空間の色値(R,G,B)は、色ばみ分
析の実施の前に、色変換によって、選択可能な、装置に
無関係でかつ知覚に従った写像変換ないし相関処理−色
空間(Komunikarions-Farbraum)の色値へ変換される。
【0022】写像変換ないし相関処理−色空間の色値
は、色ばみ分析およびこの分析結果に基づいているパラ
メータ化に対する入力値である。知覚に従った色空間、
例えばCILAB−色空間への色空間変換によって、分
析すべき色値は既に、1つの明度成分L*および2つの
色成分a*およびb*に別個に存在しているので、時間
を要する換算が省略される。
【0023】
【実施例】次に本発明を図示の実施例につき図面を用い
て詳細に説明する。
【0024】図1には、カラー画像処理装置の概略がブ
ロックにて示されている。画素毎および走査線に沿って
走査する入力装置はスキャナー1によって示され、面状
に走査する装置はカメラ2によって示され、例えばグラ
フィック・デザイン・ステーションのようなカラーのグ
ラフィックデータを発生するための装置はビデオ入力部
3によって示されている。種々の出力装置は、モニタ
4、色分解版露光装置5またはプルーフレコーダ6によ
って示されている。
【0025】入力装置1,2,3によって発生された、
それぞれの装置に依存した色空間の色値R,G,Bは、
入力側の色変換器7において装置に無関係な写像変換な
いし相関処理−色空間の色値に変換されかつ画像処理ユ
ニット8に供給される。装置に依存した色空間の、写像
変換ないし相関処理−色空間への色変換は、基準−色系
を介して行われる。
【0026】入力側の色変換器7は例えば、出力色値が
所属の入力色値によってアドレス可能に記憶されている
表メモリ(LUT)として形成されている。値表は入力
側9を介して入力側の色変換器7に入力される。色変換
の際に付加的に、色値の入力側の較正が実施される。入
力側の色変換器7は、図1に示されているように、別個
のユニットまたは入力装置1,2,3または画像処理ユ
ニット8の構成部分である。
【0027】画像処理ユニット8において、オペレータ
によって所望される色補正および幾何学的な処理がその
都度利用される写像変換ないし相関処理−色空間の変換
された色値に基づいて実施される。このために画像処理
ユニット8はオペレータ用の操作端末8aに接続されて
いる。さらに、画像処理ユニット8は、処理すべき色値
が一時記憶されている写像変換ないし相関処理ユニット
8bに接続されている。
【0028】さらに、画像処理ユニット8および操作端
末8aに接続されている原画分析ユニット8cが設けら
れている。原画分析ユニット8cのプログラム入力側に
おいて、本発明におけるように、カラー原画において場
合によっては存在する色ばみに関する原画分析が行われ
るべきであるかまたはカラー原画の画像範囲および/ま
たは原画における画像グラデーションに関しても原画分
析が行われるべきであるかどうかを予め選択することが
できる。
【0029】画像分析の前に、分析すべきカラー原画は
スキャナー1において画素毎および走査線に沿って、本
来の複製に対して必要な分解能(精密スキャン)より粗
い分解能(粗スキャン)によって走査される。その際得
られる色値R,GおよびBはデジタル化され、必要に応
じて前以て決められた関数(マンセル)に従って予め歪
みを与えられ、色変換器7において選択された写像変換
ないし相関処理−色空間15の色値、例えば色値L*,
a*およびb*に変換されかつ最後に写像変換ないし相
関処理ユニット8bにおいて記憶される。
【0030】それから粗スキャンの色値L*,a*およ
びb*が写像変換ないし相関処理ユニット8bから原画
分析ユニット8cにロードされかつそこで数学的および
統計学的な方法に従って色ばみに関して検査される。こ
のことは後で詳しく説明する。
【0031】色ばみ分析の結果から、色ばみ補正のため
に操作端末8aに転送される、画像に依存した予設定値
が導出される。オペレータは提供された予設定値を直
接、画像設定のために画像処理ユニット8に転送するこ
とができるかまたは最適な設定を実現するために修正な
いし補正することができる。
【0032】画像処理の後、処理された色値が画像処理
ユニット8から読み出されかつ出力側の色変換器12に
おいて出力側の色変換によってプロセス色値に変換さ
れ、これらは相応の出力装置4,5,6に供給される。
その際相応の出力較正が行われる。
【0033】図2には、カラー画像処理システムに対す
る写像変換ないし相関処理モデルが示されている。基準
−色系13として、肉眼の視感特性に基づいている、C
IEによって正規化されたXYZ−色値系CIEXYZ
が用いられる。入力装置1,2,3の装置固有のRGB
−色空間14の色値R,G,Bは、入力側の較正によっ
て基準−色系13において変換される。基準−色系13
の色値X,Y,Zは、数学的に規定された変換によって
選択可能な装置に無関係の写像変換ないし相関処理−色
空間15の色値に変換され、これらによって原画分析お
よび画像処理を行うのである。有利には原画分析のため
に、知覚に従った写像変換ないし相関処理−色空間1
5、有利には図3において詳しく説明するCIELAB
−色空間が使用される。画像処理の後、当該の写像変換
ないし相関処理−色空間15の処理された色値の、出力
装置4,5,6の装置固有のRGB−色空間16ないし
CMYK−色空間17のプロセス色値への変換が行われ
る。
【0034】図3には、近似的に知覚に従って等間隔で
構成されている、CIELAB−色空間と略称するCI
E1976L*a*b*色空間が示されている。CIE
LAB−色空間の座標には、デカルト表示において、知
覚に従った量、即ち明度L*,赤−緑彩色性a*(R−
G)および黄−青彩色性b*(Y−B)が対応付けられ
ている。明度L*の値領域は、基準白に対する100か
ら絶対黒に対する0に及んでいる。照明された物体から
到来する色(体色)に対する彩色性a*およびb*の値
領域は、約−80から約+120に及んでいる。基準白
および絶対黒は、彩色性0を有している。a*b*−彩
色性から、導出された量、(全体の)彩色性c*(色
度)および彩色性色調角度h(色相)が計算される。彩
色性c*の値領域は、0(中性またはグレー)と約+1
20との間にある。彩色性色調角度hは、正のa*軸に
関して0°と360°との間にある。
【0035】次に、カラー原画における色ばみの分析方
法について詳しく説明する。
【0036】以下の説明は、CIELAB−色空間の色
値(L*,a*,b*)の例に基づいて行われるが、勿
論別の適当な色空間(図2の15)の色値も用いること
ができる。
【0037】色ばみ分析のために、検査すべき原画の明
度範囲がまず、色値の明度成分L*の大きな明度値の領
域(画像の明るい領域)と小さな明度値の領域(画像の
暗い領域)とに分割されかつ2つの領域における場合に
より存在する色ばみが別個に分析される。
【0038】色ばみを確実に確定するために、画像の明
るい領域および/または暗い領域をその都度少なくとも
2つの明度領域BLおよびBTに分割しかつ画像の明る
い領域の個々の明度領域BL並びに画像の暗い領域の個
々の明度領域BTを場合によって存在する色ばみに関し
て別個に評価すれば、有利であることが認められてい
る。
【0039】さらに、明度領域BLおよびBTを、付加
的に彩色性c*に関してその都度、2つの彩色性領域B
Cに制限すると有利であることがわかっており、これに
より検査すべき色値は一層中立な(グレーの)値と一層
彩色性の値とに分類することができる。これにより色ば
み分析はあまり彩色性のない値に制限され、一方すべて
のカラーの画像ディテールは色ばみ分析から排除され
る。このように、別個に検査される、色空間において明
度および彩色性に関して制限された分析領域BLCない
しBTCが生じる。
【0040】画像の明るい領域における明度領域BLの
境界設定および画像の暗い領域における明度領域BTの
境界設定はそれぞれ、明度のしきい値SwLないしSw
Tによって行われかつ彩色性−領域BCの境界設定は相
応の彩色性−しきい値SwCによって行われる。
【0041】明度−領域BLおよびBTは、同じかまた
は異なった大きさに選択することができる。
【0042】色ばみ分析は、境界設定された領域BLC
ないしBTCにおいて評価すべき色値の数が十分に大き
いときしか、有効な結果を供給することができないの
で、後から説明するように、明度−領域BLおよびBT
の大きさをその都度、原画に依存して、即ち分析すべき
カラー原画のそれぞれの明度範囲に依存して選択すると
有利であることがわかっている。
【0043】彩色性−領域BCも、同じかまたは異なっ
た大きさに選択することができる。その際、彩色性−領
域BCの大きさをその都度のカラー原画の特性に依存す
るようにすれば有利であることが認められている。
【0044】図4には、画像の明るい領域および画像の
暗い領域が明度領域BLおよびBT並びに彩色性−領域
BCに分割されているLab−色空間が示されている。
図示の例において、画像の明るい領域および画像の暗い
領域は明度のしきい値SwL1SwL2ないしSwT
1,SwT2によってそれぞれ2つの明度領域BL1,
BL2ないしBT1,BT2に分割される。明度領域B
L1,BL2ないしBT1,BT2を彩色性−しきい値
SwC1およびSwC2によって彩色性−領域BC1お
よびBC2に付加的に境界設定することによって、画像
の明るい領域において分析領域BL1C1,BL1C2
およびBL2C1が生じかつ画像の暗い領域において分
析領域BT1C1,BT1C2およびBT2C1が生じ
る。
【0045】彩色性に関して明度領域を付加的に境界設
定する際に明度−領域ないし分析領域を確定した後、分
析すべきカラー原画の、個々の領域に属する色値の領域
毎の評価が、画像の明るい領域および画像の暗い領域に
おいて同じ判断基準に従って行われる。
【0046】上述したように、色ばみ分析は、明度−領
域BLないしBTにおいて評価すべき色値の数が十分に
大きいときしか、有効な結果を供給することができない
ので、まず、色ばみ決定に対する評価すべき色値の最小
数が明度−領域BLないしBT毎にまたは画像の明るい
領域ないし暗い領域毎に確定される。平均色ばみの計算
に対する色値の最小数として例えば、画像の明るい領域
ないし画像の暗い領域における色値の総数の約10%が
前以て決められる。
【0047】分析領域BLCないしBTCの本来の評価
の前に、分析すべきカラー原画の色値(L*,a*,b
*)の、選択された分析領域BLCないしBTCに対す
る所属性を確定しなければならない。このために色値
(L*,a*,b*)が検出されかつまず、それぞれ検
出された色値(L*,a*,b*)の明度成分L*は、
確定された明度−しきい値SwL1,SwL2,SwT
1およびSwT2との比較によって、それが選択された
明度領域BL1,BL2,BT1またはBT2に属する
か否かについて検査される。色値(L*,a*,b*)
の明度成分L*が選択された明度領域に属していればま
ず、色値(L*,a*,b*)の所属の色成分a*およ
びb*から彩色性Cabが計算されかつそれからこの計
算された彩色性Cabが固定された彩色性−しきい値S
wC1およびSwC2との比較によって、付加的に彩色
性−境界設定に関して検査される。彩色性の計算は次式
に従って行われる:
【0048】
【数2】
【0049】色値(L*,a*,b*)の計算された彩
色性Cabが彩色性−領域BC1またはBC2に属して
いるとき、この色値(L*,a*,b*)は場合によっ
ては存在する色ばみを求めるために用いられ、そうでな
い場合にはこれはそれ以上評価されない。
【0050】この検査の後、以下に詳しく説明するよう
に評価される、選択された分析領域BLCに属するすべ
ての色値(L*,a*,b*)が確定される。
【0051】この色値(L*,a*,b*)に基づいて
まず、選択された分析領域BLCないしBTCに色ばみ
が存在するかどうかが、検査される。
【0052】場合によって存在する色ばみの確定は、色
成分a*およびb*の別個の逐次加算(累算)によて行
われる。2つの和Σa*およびΣb*が零に等しけれ
ば、色ばみは存在していない。零とは異なった和が生じ
れば、カラー原画は当該の分析領域BLCないしBTC
において色ばみとして分類される。
【0053】色ばみが存在していないことが検出される
と、選択された分析領域BLCないしBTCの色値(L
*,a*,b*)はこれ以上検査されない。
【0054】これに対して、色ばみが存在していること
が検出されると、選択された分析領域BLCないしBT
Cに対して使用可能な色値(L*,a*,b*)の数が
確定された最小数より大きいかどうかについて検査され
る。
【0055】選択された分析領域BLCないしBTCに
対して使用可能な色値(L*,a*,b*)の数が確定
された最小数より大きければ、選択された分析領域BL
CないしBTCに対して存在する色ばみの値が、累算さ
れた色成分Σa*およびΣb*を存在する色値(L*,
a*,b*)の数によって除算することによって、色値
の、無彩色性からの平均偏差として決定される。
【0056】このようにして、個々の分析領域BLCな
いしBTCに対して色ばみ値が求められ、その際色ばみ
補正に対して用いることができる色ばみ値は個々の分析
領域BLCに対して求められた色ばみ値から選択され
る。
【0057】有利な実施例によれば、分析領域BLCな
いしBTCがまとめられかつまとめられた分析領域BL
CないしBTCに対する色ばみ値が色ばみ補正のために
使用される。この場合は次のように動作経過する。
【0058】選択された分析領域BLCないしBTCに
おいて確かに色ばみが存在するが、評価すべき色値(L
*,a*,b*)の数が著しく僅かであることが検出さ
れると、少なくとも1つの隣接する分析領域BLCない
しBTCが取り入れられかつ拡大された分析領域が形成
される。その際この拡大された分析領域に対する評価す
べき色値の数は2つの分析領域BLCないしBTCにお
いて使用可能な色値(L*,a*,b*)の加算によっ
て生じる。その場合色値(L*,a*,b*)の最小値
に達すると、拡大された分析領域の色ばみは、2つの分
析領域BLCないしBTCの累算された和Σa*および
Σb*の平均化によって決定される。そうでない場合に
は別の分析領域BLCないしBTCを評価のために取り
入れることができる。
【0059】画像の明るい領域の分析領域BL1C1,
BL1C2およびBL2C1からの平均色ばみの計算
は、図4の実施例において次のように実施される。
【0060】検査は有利には、最も明るい明度および最
も低い彩色性を有する分析領域において、即ち分析領域
BL1C1によって始められる。
【0061】分析領域L1C1における色値(L*,a
*,b*)の数が前以て決められた最小数より大きけれ
ば、この分析領域L1C1から平均色ばみが決定され
る。そうでない場合には、分析領域BL1C1およびB
L1C2からの累算された色成分Σa*およびΣb*お
よび色値の数が加算される。まとめられた分析領域BL
1C1およびBL1C2からの色値(L*,a*,b
*)の数が前以て決められた最小数より大きければ、分
析領域L1C1およびL1C2からの平均色ばみが
決定される。そうでない場合には、分析領域BL1C
1,BL1C2およびBL2C2からの累算された色成
分Σa*およびΣb*および色値(L*,a*,b*)
の数が加算される。まとめられた分析領域BL1C1,
BL1C2およびBL2C1からの色値(L*,a*,
b*)の数が前以て決められた最小数より大きければ、
これら分析領域BL1C1,BL1C2およびBL2C
1から平均色ばみが決定される。そうでない場合には、
色ばみは分析不可能であり、かつこのカラー原画に対し
て、色ばみ補正は実施されない。
【0062】分析領域BT1C1,BT1C2およびB
T2C1から成る画像の暗い領域における平均色ばみの
決定も類似の方法で行われる。
【0063】従って色ばみ分析の評価に用いるべき色ば
み値は、個々の分析領域BLCないしBTCに対して求
められた色ばみ値の選択および/または求められた色ば
み値のまとめによって形成される。
【0064】色成分a*およびb*としての分析された
色ばみ値は、色ばみ補正に対する予設定値である。
【0065】画像の明るい領域および画像の暗い領域に
おいて分析された色ばみ値から、明度範囲全体にわたる
a*b*色ばみの経過が決定される。色ばみに関する平
均色調−領域は分析されないので、画像の明るい領域と
画像の暗い領域との間に線形の色ばみ経過が仮定され
る。
【0066】カラー原画における本来の色ばみ補正は、
分析結果から計算される、図1の入力装置1,2,3、
例えばカラースキャナーに対する設定値に基づいて行わ
れる。この種の色ばみ補正は例えば、西独国特許第25
45961号明細書に記載されている。そこでは、色ば
みは色信号レベルの設定によってその都度完全に補正さ
れる。しかし時として、単に色ばみ低減を実施すること
が有利であることが認められている。
【0067】パラメータ色ばみ低減によって、色ばみ補
正の程度を、最小の色ばみ補正と最大の色ばみ補正との
間で確定することができる(例えば色ばみ低減0=色ば
みは維持される;色ばみ低減10=完全な色ばみ補
償)。
【0068】通常の色ばみのあるカラー原画において一
般に、色ばみ低減の平均値によって、部分的な色ばみ補
正のみが実施される。
【0069】分析された色ばみに対して、分析データの
評価の際に、色ばみ低減に対する予設定値が決定され
る。その際予設定値は、分析された色ばみ値の信頼性に
依存して確定される。図4に示されている、分析領域B
LCの選択では、小さな分析領域(例えばBL1C1)
からの色ばみ分析の結果は、より大きな分析領域BLC
からの結果より一層信頼性がある。色ばみの強度にも、
ある程度の不確かさが付随している。小さな色ばみは、
大きな色ばみよりも尤もらしい。
【0070】それ故に、色ばみ低減の画像に依存した確
定は、有利には、評価領域および分析された色ばみの強
度に依存して、例えば次の分類パターンに従って行われ
る:
【0071】
【表1】
【0072】この分類の結果として、分析された色ばみ
値に対して、パラメータ色ばみ低減に対する予設定値が
生じる。原画の種類(反射式/透過式)に応じて、異な
ったパラメータ値が上記分類パターンにおいて予め与え
られている。
【0073】色ばみ分析の評価により、画像の明るい領
域および画像の暗い領域におけるカラー原画の平均色ば
みがa*b*−色ばみ値として形成される。
【0074】 画像の明るい領域におけるa*−色ばみ値=AFstL 画像の明るい領域におけるb*−色ばみ値=BFstL 画像の暗い領域におけるa*−色ばみ値 =AFstL 画像の暗い領域におけるb*−色ばみ値 =BFstL 画像の明るい領域および画像の暗い領域における色ばみ
低減に対する予設定値FstMinLおよびFstMi
nTが、例えば値領域0ないし10にある、色ばみ補正
の程度を決定する。
【0075】ここから次のようにして、画像の明るい領
域における色ばみ補正に対する予設定値として補正され
たa*b*−色ばみ値AFstKorLおよびBFst
KorLが計算されかつ画像の暗い領域における色ばみ
補正に対する予設定値として補正されたa*b*−色ば
み値AFstKorTおよびBFstKorTが計算さ
れる。
【0076】 画像の明るい領域に対して AFstKorL=AFstL*(1.0−FstMin/10) 画像の明るい領域に対して BFstKorL=BFstL*(1.0−FstMin/10) 画像の暗い領域に対して AFstKorT=AFstT*(1.0−FstMin/10) 画像の暗い領域に対して BFstKorT=BFstT*(1.0−FstMin/10) 次に、明度領域の画像に依存した確定について詳細に説
明する。
【0077】既述のように、平均色ばみを決定するため
に、出来るだけ多くの数の画像値を評価しなければなら
ない。しかしコストの理由から、この数は著しく大きく
することはできない。
【0078】明度領域の確定は、色値(L*,a*,b
*)の明度成分L*の頻度分布(ヒストグラム)の経過
に依存して行われる。明度−ヒストグラムは、カラー原
画の予め行われた、別個の分析によって決定されるかま
たは予め実施された、画像範囲の分析から転用される。
【0079】画像の明るい領域における明度領域BLの
明度−しきい値SwLの計算に対する例を、図5に基づ
いて説明する。
【0080】図5には、図4の明度領域BL1およびB
L2に対する明度−しきい値SwL1およびSwL2の
確定が図示されている典型的なヒストグラム経過が示さ
れている。画像の明るい領域における明度分布の経過
は、形状係数cLによって表される。形状係数cLの計
算は、ヒストグラムにおける監視点(分位数)L0,L
1,L2としての明度値を介して行われる。監視点L
0,L1,L2を決定するために、最大画像値から出発
して、ヒストグラムの頻度値が加算されかつその際、前
以て決められた頻度しきい値を上回る明度値Liが決定
される。
【0081】形状係数cLは、監視点の相互の相対位置
から、例えば次の式: cL=(L1−L2)/(L0−L2) に従って計算される。
【0082】その際形状係数cLは、0.0および1
0.0の間の値をとることができる。
【0083】2つの明度領域BL1およびBL2を確定
するための明度−しきい値SwL1およびSwL2は、
監視点L0およびL1ないしL1およびL2の間の形状
係数cLに依存して次のように確定される: SwL1=(1−cL)*L1+cL*L0 SwL2=(1−cL)*L1+cL*L2 画像の暗い領域に対する明度−しきい値SwT1および
SwT2の計算も類似に実施される。
【0084】2つの明度領域BT1およびBT2を確定
するための明度−しきい値SwT1およびSwT2は、
監視点T0およびT1ないしT1およびT2の間の形状
係数cTに依存して確定され、その際画像の暗い領域に
おける監視点に対する頻度しきい値を比較的前以て大き
く決めることができる。
【0085】 SwT1=(1−cT)*T0+cT*T1 SwT2=(1−cT)*T0+cT*T2
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像処理システムの概略を示すブロック
図である。
【図2】カラー画像処理システムに対する写像変換ない
し相関処理−モデルを示す線図である。
【図3】CIELAB−色空間の線図である。
【図4】明度−領域および彩色性−領域に分割されてい
るLab−色空間を示す線図である。
【図5】ヒストグラム経過を示す線図である。
【符号の説明】
1 スキャナー、 2 カメラ、 3 ビデオ入力部、
4 モニタ、 5色分解版露光装置、 6 プルーフ
レコーダ、 7 入力側の色変換器、 8 画像処理ユ
ニット、 8a 操作端末、 8b 写像変換ないし相
関処理−ユニット、 8c 原画分析ユニット、 12
出力側の色変換器、 13 基準−色系、 14 R
GB−色空間、 15 装置に無関係な写像変換ないし
相関処理−色空間、 16 装置に固有のRGB−色空
間、 17 CMYK−色空間

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理用の装置およびシステムにおい
    て入力装置を用いた画素毎および走査線に沿った、3色
    走査によって得られた色値の評価によって複製すべきカ
    ラー原画における色ばみを分析する方法において、 カラー原画における色ばみを検出するために、分析すべ
    きカラー原画における色値(L*,a*,b*)の明度
    成分(L*)の大きな明度値の領域(画像の明るい領
    域)および/または小さな明度値の領域(画像の暗い領
    域)を少なくとも1つの明度領域(BL,BT)に分割
    し、 それぞれの明度領域(BL,BT)において場合により
    存在する色ばみの値を、明度領域(BL,BT)におけ
    る色値(L*,a*,b*)の色成分(a*,b*)の
    平均化によって確定し、かつ 色ばみ分析の評価のために用いるべき色ばみ値を、個々
    の明度領域(BL,BT)に対して求められた色ばみ値
    の選択および/または統合によって形成することを特徴
    とする複製すべきカラー原画における色ばみの分析方
    法。
  2. 【請求項2】 付加的に少なくとも1つの明度領域(B
    L,BT)を、色空間のグレー軸を中心とした彩色性−
    領域(BLC,BTC)の形成によって彩色性に関して
    分析領域(BLC,BTC)に区分設定し、かつ 場合により存在する色ばみを求めるために前記区分設定
    された分析領域(BLC,BTC)のみを用いる請求項
    1記載の複製すべきカラー原画における色ばみの分析方
    法。
  3. 【請求項3】 画像の明るい領域の分析領域(BLC)
    および画像の暗い領域の分析領域(BTC)における場
    合により存在する色ばみの分析を別個に実施する請求項
    1または2記載の複製すべきカラー原画における色ばみ
    の分析方法。
  4. 【請求項4】 明度領域(BL,BT)および彩色性−
    領域(BC)をしきい値(Swl,SwT,SwC)に
    よって境界設定する請求項1から3までのいずれか1項
    記載の複製すべきカラー原画における色ばみの分析方
    法。
  5. 【請求項5】 明度領域(BL,BT)に属する色値
    (L*,a*,b*)を、分析すべきカラー原画の色値
    (L*,a*,b*)の明度成分(L*)の、明度領域
    (BL,BT)に対して確定された明度しきい値(Sw
    L,SwT)との比較によって確定する請求項1から4
    までのいずれか1項記載の複製すべきカラー原画におけ
    る色ばみの分析方法。
  6. 【請求項6】 分析すべきカラー原画の色値(L*,a
    *,b*)の色成分(a*,b*)から、彩色性(Ca
    b)を求め、かつ 彩色性−領域(BC)に属する色値(L*,a*,b
    *)を、前記彩色性−領域(Cab)に対して確定され
    た彩色性−しきい値(SwC)との比較によって確定す
    る請求項1から5までのいずれか1項記載の複製すべき
    カラー原画における色ばみの分析方法。
  7. 【請求項7】 彩色性(Cab)を、色値(L*,a
    *,b*)の色成分(a*,b*)から次式: 【数1】 に従って求める請求項6記載の複製すべきカラー原画に
    おける色ばみの分析方法。
  8. 【請求項8】 分析すべきカラー原画の色値(L*,a
    *,b*)をまず、明度−領域(BL,BT)に対する
    所属性について検査しかつそれから彩色性−領域(B
    C)に関して検査する請求項1から7までのいずれか1
    項記載の複製すべきカラー原画における色ばみの分析方
    法。
  9. 【請求項9】 画像の明るい領域、画像の暗い領域また
    は分析領域(BLC,BTC)における色ばみ値を求め
    るために、評価すべき色値(L*,a*,b*)の最小
    数を予め定める請求項1から8までのいずれか1項記載
    の複製すべきカラー原画における色ばみの分析方法。
  10. 【請求項10】 画像の明るい領域ないし画像の暗い領
    域に対する最小数を、相応の領域における色値(L*,
    a*,b*)の総数の5ないし15%の値領域において
    選択する請求項9記載の複製すべきカラー原画における
    色ばみの分析方法。
  11. 【請求項11】 分析領域(BLC,BTC)において
    まず、色ばみが存在しているか否かについて検出し、 色ばみが検出されなければ、当該分析領域(BLC,B
    TC)を考慮せずにおき、かつ 色ばみが検出されれば、当該分析領域(BLC,BT
    C)を引き続き検査する請求項1から10までのいずれ
    か1項記載の複製すべきカラー原画における色ばみの分
    析方法。
  12. 【請求項12】 分析領域(BLC,BTC)において
    場合により存在する色ばみの確定を、当該分析領域(B
    LC,BTC)の色値(L*,a*,b*)の色成分
    (a*,b*)の別個の順次加算(累算)によって行
    い、そこで和(Σa*,Σb*)が零に等しい場合、当
    該分析領域(BLC,BTC)において色ばみはなく、
    かつ和(Σa*,Σb*)が零に等しくない場合、色ば
    みは存在している請求項11記載の複製すべきカラー原
    画における色ばみの分析方法。
  13. 【請求項13】 分析領域(BLC,BTC)において
    色ばみが存在している場合、該分析領域(BLC,BT
    C)において使用可能な色値(L*,a*,b*)の数
    が確定された最小数より大きいか否かを検出する請求項
    1から12までのいずれか1項記載の複製すべきカラー
    原画における色ばみの分析方法。
  14. 【請求項14】 分析領域(BLC,BTC)におい
    て、使用可能な色値(L*,a*,b*)の数が確定さ
    れた最小数より大きい場合、当該分析領域(BLC,B
    TC)の色ばみ値を計算する請求項1から13までのい
    ずれか1項記載の複製すべきカラー原画における色ばみ
    の分析方法。
  15. 【請求項15】 分析領域(BLC,BTC)の色ばみ
    値を、色値(L*,a*,b*)の累算された色成分
    (Σa*,Σb*)を、当該分析領域(BLC,BT
    C)において存在する色値(L*,a*,b*)の数に
    よって除算することによって、無彩色性からの平均偏差
    として計算する請求項1から14までのいずれか1項記
    載の複製すべきカラー原画における色ばみの分析方法。
  16. 【請求項16】 分析領域(BLC,BTC)におい
    て、使用可能な色値(L*,a*,b*)の数が確定さ
    れた最小数より小さい場合、当該分析領域(BLC,B
    TC)を隣接する分析領域(BLC,BTC)と統合す
    ることによって拡大し、 その都度、該拡大された分析領域の使用可能な色値(L
    *,a*,b*)の新たな数を確定しかつ確定された最
    小数と比較し、 その都度、前記拡大された分析領域の累算された色成分
    (Σa*,Σb*)を求め、 分析領域(BLC,BTC)の統合を、色値(L*,a
    *,b*)の新たな数が確定された最小数より大きくな
    るまで続行し、かつ 相応の拡大された分析領域(BLC,BTC)の場合に
    より存在する色ばみ値を計算する請求項1から15まで
    のいずれか1項記載の複製すべきカラー原画における色
    ばみの分析方法。
  17. 【請求項17】 明度−領域(BL,BT)および/ま
    たは彩色性−領域(BC)を、同じかまたは異なった大
    きさに選択する請求項1から16までのいずれか1項記
    載の複製すべきカラー原画における色ばみの分析方法。
  18. 【請求項18】 明度領域(BL,BT)および/また
    は彩色性−領域(BC)の大きさをその都度、分析すべ
    きカラー原画の特性に依存して選択する請求項1から1
    7までのいずれか1項記載の複製すべきカラー原画にお
    ける色ばみの分析方法。
  19. 【請求項19】 明度領域(BL,BT)の大きさを、
    カラー原画のそれぞれの明度範囲に依存して選択する請
    求項1から18までのいずれか1項記載の複製すべきカ
    ラー原画における色ばみの分析方法。
  20. 【請求項20】 明度領域(BL,BT)の大きさを、
    色値(L*,a*,b*)の明度成分(L*)の頻度分
    布(ヒストグラム)の経過に依存して選択する請求項1
    から19までのいずれか1項記載の複製すべきカラー原
    画における色ばみの分析方法。
  21. 【請求項21】 カラー原画に対して分析された色ばみ
    値を、引き続く色ばみ補正の際に完全には補償せず、低
    減するにとどめ、該色ばみ低減の強度を低減係数によっ
    て確定する請求項1から20までのいずれか1項記載の
    複製すべきカラー原画における色ばみの分析方法。
  22. 【請求項22】 低減係数を、分類パターンに従って、
    分析された色ばみ値の評価領域および/または強度に依
    存して確定する請求項21記載の複製すべきカラー原画
    における色ばみの分析方法。
  23. 【請求項23】 入力装置に対応する第1の色空間の色
    値(R,G,B)を関数的に対応する、前記第1の色空
    間に無関係な第2の色空間(基準−色空間;写像変換な
    いし相関処理−色空間)の色値(L*,a*,b*)に
    変換し、かつカラー原画における色ばみの分析を、カラ
    ー画像処理に対する設定値を求めるために、前記第2の
    色空間の前記変換された色値(L*,a*,b*)に基
    づいて実施する請求項1から20までのいずれか1項記
    載の複製すべきカラー原画における色ばみの分析方法。
  24. 【請求項24】 カラー画像処理用の装置およびシステ
    ムにおいて入力装置(1,2,3)を用いた画素毎およ
    び走査線に沿った、3色走査によって得られた色値の評
    価によって複製すべきカラー原画における色ばみを分析
    する装置において、 前記入力装置(1,2,3)に接続されている、該入力
    装置(1,2,3)に対応する第1の色空間の色値
    (R,G,B)を、関数的に対応する、前記第1の色空
    間に無関係な色空間(基準−色空間;写像変換ないし相
    関処理−色空間)の色値(L*,a*,b*)に変換す
    るための色変換器(7)と、 前記変換された色値(L*,a*,b*)を操作端末
    (8a)および前記変換された色値(L*,a*,b
    *)を一時記憶するための写像変換ないし相関処理ユニ
    ット(8b)によって処理するための処理ユニット
    (8)と、 前記画像処理ユニット(8)と前記操作端末(8a)に
    接続されている、カラー原画において場合により存在す
    る色ばみの分析を、カラー画像処理に対する設定値を求
    めるために、前記第2の色空間の前記変換された色値
    (L*,a*,b*)に基づいて実施する原画分析ユニ
    ット(8c)とを備え、該原画分析ユニット(8c)に
    おいて、カラー原画における色ばみを検出するために、
    分析すべきカラー原画における色値(L*,a*,b
    *)の明度成分(L*)の大きな明度値の領域(画像の
    明るい領域)および/または小さな明度値の領域(画像
    の暗い領域)を少なくとも1つの明度領域(BL,B
    T)に分割する手段が設けられており、さらにそれぞれ
    の明度領域(BL,BT)において場合により存在する
    色ばみの値を、明度領域(BL,BT)における色値
    (L*,a*,b*)の色成分(a*,b*)の平均化
    によって確定する手段並びに色ばみ分析の評価のために
    用いるべき色ばみ値を、個々の明度領域(BL,BT)
    に対して求められた色ばみ値の選択および/または統合
    によって形成する手段が設けられていることを特徴とす
    る複製すべきカラー原画における色ばみの分析装置。
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