JP2541570B2 - 偏向コイルをそなえた強磁性体環状コアの製造方法 - Google Patents

偏向コイルをそなえた強磁性体環状コアの製造方法

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JP2541570B2
JP2541570B2 JP62192753A JP19275387A JP2541570B2 JP 2541570 B2 JP2541570 B2 JP 2541570B2 JP 62192753 A JP62192753 A JP 62192753A JP 19275387 A JP19275387 A JP 19275387A JP 2541570 B2 JP2541570 B2 JP 2541570B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/236Manufacture of magnetic deflecting devices for cathode-ray tubes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、偏向コイルをそなえた強磁性体環状コアの
製造方法に関するものである。
このような方法は米国特許明細書第4,471,261号に開
示されている。この既知の方法によれば、研削処理時に
環状コアに切離し溝が研削され、この溝に沿って環状コ
アを切離すことができる。切離しは、ガス焔を使用する
ことにより或はまた例えばタッピングによって機械的応
力を与えることにより行われるのが普通である。円錐形
または朝顔状にひろげられた環状コアは大きな剛性を有
するので、前記の方法による環状コアの切離しは多くの
場合決められた通りに起きず、すなわち切離しが切離し
溝に沿って生ぜず、望ましくない大きな不良品率をまね
く。
本発明の目的は、環状コアが決められた通りに切離さ
れるので不良品の数が満足すべき程度に減少されるよう
にした、偏向コイルをそなえた強磁性体環状コアの製造
方法を得ることにある。
この目的のために本発明は次の特徴を有する、すなわ
ち、コアに対して相対的に動かされるパルスレーザビー
ムによって、コアの略々縦軸方向に延在する直径上対向
して位置する進路に沿って2つの多数のくぼみの列をコ
ア表面に設け、このくぼみの列を設けることによって、
コアを、くぼみの間及び下方の破断面によって形成され
た組み合い対向面を有する2つの半部に破断させ、各半
部に偏向コイルをトロイダル状に巻回し、この2つの半
部を、前記の組合い面が自りでに合う適合関係に互に置
くことにより結合する。環状コアのくぼみの列を設ける
ことによって、環状コアは局所的に弱められる。パルス
ビームにより、くぼみに、つくられた局所的な弱化部
(weakening)が強磁性体環状コアの内部応力で凌駕さ
れるような形状を与えることにより、環状コアは、一連
のくぼみが与えられると自発的に列に沿って2つの部分
に分かれる。環状コアは列に沿って自発的に2つの部分
に分かれるので、決められた通りの切離しが容易に得ら
れ不良品率が小さくなる。
本発明の一実施態様では、くぼみを、一部が互に重な
る孔によって形成する。一部が互いに重なった孔の形で
設けられたくぼみは、環状コアの切離しに関して良好な
結果をきたすことがわかった。
その上、一部が互いに重なった環状コアの孔の形のく
ぼみの列によりつくられた局所的な弱化部は、このくぼ
みの列が環状コアの端に達する前に内部応力の方が勝る
ことがわかった。
本発明の別の実施態様では、くぼみの連続で形成され
た列を或る形状(profile)の形で設ける。環状コア
を、例えばジグザグ形を示す形状の列に沿って2つの部
分に分けると、環状コアの出来上った両半部は、組立時
に再び一義的に組合せることができる。
本発明の更に別の実施態様では、環状コアは2mmから4
mmの範囲の壁厚を有する。特に、薄い壁厚の環状コアで
は、本発明の環状コアの切離しが極めて適していること
がわかった。薄い壁厚のために、従来の方法による環状
コアの切離しは特に切離しの再現性に関して問題が生
じ、たのため望ましくない大きな不良品率をまねく。
以下に本発明を図面を参照して実施例で詳しく説明す
る。
第1図は白黒またはカラーテレビジョン用の受像管の
縦断面図である。この管は、円筒状のネック部2と、表
示スクリーンで塞がれる隣接のフレア部3とより成る。
ネック部2には線図的に示した電極システム5があり、
この電極システムにより例えば1つの電子ビーム(白黒
テレビジョン受像管の場合)または3つの電子ビーム
(カラーテレビジョン受像管の場合)が発生される。ネ
ック部2からフレア部3への移行部には、同軸的に管1
を取囲む偏向ユニット6が設けられ、この偏向ユニット
は、電子ビームを水平方向に偏向するための第1の一対
の(サドル状)偏向コイル7、電子ビームを垂直方向に
偏向するための第2の一対の(トロイダル状)偏向コイ
ル8およびこの一対のコイル8を支持し且つ受像管1の
フレア部の形に適合した環状コア9より成る。水平偏向
コイル7は、インライン形受像管の場合には3つの電子
ビームが延在する平面と一致する水平偏向面の両側に位
置する。垂直偏向コイル8も前記の水平偏向面の両側に
位置する。垂直偏向面はこれに対して直角で、したがっ
て図の紙面と一致する。
環状コア9は、焼結された酸化物系(oxidic)の強磁
性体、例えばMgMnZn−フェライト、LiMnZn−フェライト
またはNiZn−フェライトよりつくられる。この環状コア
は第2図に示すように前面にひろがっているので、一対
の偏向コイル7の周囲に僅かな遊びをもって適合する。
第3図は本発明の方法の一実施例を線図的に示したも
のである。素子10で示したレーザはコヒーレントな放射
線12をパルスの形で送り、この放射線は、素子11で線図
的に示したレンズ系によって光チューブ15を経て環状コ
ア9上に合焦される。合焦されたパルス状のレーザビー
ム12は環状コア9の強磁性体の一部を蒸発し、このため
この環状コア9にくぼみ13の形の弱化部が形成される
(第4図参照)。パルスビーム12を環状コア9の表面上
を動かすことにより、くぼみの列が得られる。環状コア
を局所的に弱化するための該環状コアの強磁性体の蒸発
は、レーザの正確な調整を必要とするが、これは就中使
用強磁性体およびくぼみの所望形状に左右される。
くぼみの形状、特にくぼみの深さとくぼみの相互間隔
は、環状コアの最終的につくられた弱化部に対して決定
的なものであって、この弱化部は、環状コアの自発的な
分離に重要である。自発的な分離を得るためのくぼみの
形状は、就中環状コアの磁性体とこの環状コアの壁厚に
よって決められる。例えば、くぼみの最小の深さは、使
用する材料に関して決められるべきである。一連のくぼ
みは、充分な局所的な弱化部を得るために互いに隣接す
べきである。
本発明の方法は、2mmから4mmの範囲の壁厚を有する環
状コアの切離しに適していることが実際にわかった。
本発明方法の一実施例では、例えば9000Hzのパルス周
波数において1.06μmの送信コヒーレント放射線の波長
と3Wの電力とを有するQスイッチされたネオジム:イッ
トリウム−アルミニウム−ガーネットレーザが用いられ
る。この結果、第5a図に線図的に示したように、略々漏
斗状の孔14の形のくぼみが、3.5mmの壁厚を有するMgMnZ
n−フェライトの環状コアに得られる。第5b図の斜視図
に示すように重なり合った孔14を得るために、合焦され
たレーザビームの移動速度は2.5mm/secである。レーザ
ビーム12はレンズ系11を有するガラスファイバの形の光
チューブ15で案内され、そのカップリングアウト(coup
ling−out)焦点は50mmである。
環状コア9に孔14の列をつくる局所的な弱化部は、孔
14の列が環状コア9の端から未だ或る距離にある時点
で、環状コア9の内部応力の方が勝ることがわかった。
この時点において、環状コア9は、設けられた孔14の列
の延長線で音をたてて分かれる。孔の1つの列がつくら
れると、環状コアはレーザビームに対し略々180゜回さ
れ、次の孔の列が設けられる。孔が所望の線に沿って設
けられると、内部応力がこの設けられた孔によって環状
コアにできた弱化部を越えた時点で、環状コアは2つの
部分に自発的に分かれる。
くぼみの列に或る形状を与えると、環状コアの半部は
簡単に一義的に組合せることができることが実際にわか
った。第6図の斜視図は、ジグザグ線に従って切り離さ
れた環状コア9の一方を示す。この線は別の形でもよい
ことは云う迄もない。
強磁性体の環状コアは就中テレビジョン受像管1(第
1図参照)に用いられる。時としてヨークリングとも呼
ばれるこの環状コア9はコイル8の対を支持する。コイ
ルを環状コアに巻回する前に、この環状コアは本発明の
方法によって半分に切離される。第7図は、コイル8が
巻回された環状コア9の一方の半部の断面である。環状
リングの両半部が巻回されると、これ等の半部は例えば
クランプばねまたは接着剤によって再び連結されること
ができる。
本発明の方法は以上述べた実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において数多く
の変形が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。例えば、2つのパルス状レーザビームを用いて環状
コアに同時に2つのくぼみの列を設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は偏向ユニットを有するテレビジョン受像管の縦
断面図、 第2図は切離されていない環状コアの斜視図、 第3図は本発明の方法の一実施例を示す略線図、 第4図は本発明の方法の一実施例によって設けられた多
数のくぼみを有する環状コアの断面図、 第5a図は本発明の方法の別の実施例により設けられた多
数の孔を有する環状コアの縦断面図、 第5b図はその斜視図、 第6図は本発明の方法の更に別の実施例によって得られ
た環状コアの半部の斜視図、 第7図は環状コアの一部の横断面図である。 9……環状コア、10……レーザ 11……レンズ系、12……放射線 13……くぼみ、14……孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−4391(JP,A) 実開 昭61−22312(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアに対して相対的に動かされるパルスレ
    ーザビームによって、コアの略々縦軸方向に延在する直
    径上対向して位置する進路に沿って2つの多数のくぼみ
    の列をコア表面に設け、このくぼみの列を設けることに
    よって、コアを、くぼみの間及び下方の破断面によって
    形成された組み合い対向面を有する2つの半部に破断さ
    せ、各半部に偏向コイルをトロイダル状に巻回し、この
    2つの半部を、前記の組合い面が自りでに合う適合関係
    に互に置くことにより結合することを特徴とする偏向コ
    イルをそなえた強磁性体環状コアの製造方法。
  2. 【請求項2】くぼみの少なくとも一方の列はジグザグ線
    に沿って延在する特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP62192753A 1986-08-06 1987-08-03 偏向コイルをそなえた強磁性体環状コアの製造方法 Expired - Lifetime JP2541570B2 (ja)

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NL8602006A NL8602006A (nl) 1986-08-06 1986-08-06 Werkwijze voor het delen van een ringkern van ferromagnetisch materiaal voor een afbuigeenheid en afbuigeenheid voor een televisiebuis voorzien van een ringkern gedeeld volgens zulk een werkwijze.

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JPS6345738A JPS6345738A (ja) 1988-02-26
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