JP2541567Y2 - 遠心吹付装置におけるケーシングの吐出口 - Google Patents

遠心吹付装置におけるケーシングの吐出口

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は遠心吹付装置のケーシン
グにおいてこれに形成される吐出口を改良したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】土木技術の分野においては、土砂、岩盤
等の崩落を防止するために吹付材を坑道掘削面や急斜面
などの吹付面に吹き付けることが広く行なわれている。
このような吹付工事では、吹付材(例:コンクリート)
早期に硬化させて吹付面を保護することが重要であ
る。ちなみに吹付材がコンクリートである場合には、
結剤を生コンクリートと均一に混練した後、その混練物
を投射羽根付きのロータで吹付面に投射するといった方
法がとられている。
【0003】遠心吹付装置は上記吹付工法に用いられる
ものである。図8に略示された従来 装置のケーシング吐
出口aは、その一つの開口縁がロータの投射羽根bに対
して所定の角度αをもつ直線cで形成されている。この
ような吐出口aを有する遠心吹付装置によると、生コン
クリートと急結剤との混練物たる吹付材は、ケーシング
内に導入され、ここで投射羽根付きロータにより遠心力
を付与された後、ケーシング吐出口から固まり状態でロ
ータ外周部の接線方向に飛散し、吹付面に投射される。
このとき、吐出口aの開口縁(直線c)とロータの投射
羽根bとが接点を変えるので接線方向iも変わる。一例
として、吐出口aの巾eが180mm、吐出口aから吹
付面(投影面f)までの投影距離gが1500mm、投
影面fの高さhが400mmである場合には、投影線d
が438mmもの直線状態で延長される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 上述した吐出口aの形
状では、図8を参照して明らかなように吹付材の投影線
dが一本の長い斜線になるために吹付仕上面が粗雑にな
り、ライニング構造物として望ましい結果が得られな
い。それにコンクリートを吹付材とする吹付工事につい
ては吹付材の投射量が増加する傾向にある。このような
投射量の増加は吹付材の投影線dを濃い直線にするか
ら、吹付面がなお一層粗雑になってしまう。
【0005】その対策として、ケーシング吐出口aの直
線cをロータの投射羽根bに対してより大きな角度αを
もった長いものにし、ロータの外周接線方向の接点を多
くすることが考えられる。しかしこれは、吹付材の投影
線dが長くなるために吹付面が粗雑になるというだけで
なく、局部的に崩落した箇所をもつ吹付面に対して吹付
材を吹き付けるということがむつかしくなり、吹付材の
損失も多くなるという結果を招く。
【0006】[考案の目的] 本考案はかかる技術的課題に鑑み、良好な吹付仕上面・
吹付材ロスの低減・吹付材飛散性の向上など、遠心吹付
装置のケーシング吐出口としてこれらを満足させること
のできるものを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は所期の目的を達
成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわ
ち、本考案に係るケーシング吐出口は、吹付材を遠心力
で吹付面に吹き付けるための手段として、円筒形の胴体
を有するケーシングとケーシングに内蔵されて回転する
ロータとを備えていること、および、吐出口がケーシン
グの胴体に開口されていること、および、ケーシング胴
体の内周面沿いに回転させるものであってケーシング内
の吹付材をケーシング吐出口から吹付面に向けて投射す
るための投射羽根がロータに備え付けられていること、
および、投射羽根のあるロータ外周部の接線方向と交差
してケーシング胴体の軸線方向に沿う一対の開口縁がケ
ーシング吐出口にあることを前提とする遠心吹付装置に
おいて、ケーシング吐出口における一対の開口縁のう
ち、ロータの回転方向を基準にして手前側にある一方の
開口縁が、互いに連続した複数の線分を有する曲線形状
からなることを特徴とする。
【0008】
【作用】 本考案のケーシング吐出口を有する遠心吹付装
置において、コクリートが吹付材として用いられる場合
は以下のようになる。はじめは、生コンクリートと急結
剤とがスクリュー型のコンベア内に供給される。これら
生コンクリート・急結剤は、ケーシング内に至るまでの
間、コンベア内のスクリューにより均質に攪拌・混練さ
れる。つぎに、これら混練物からなる吹付材がケーシン
グ内に進入する。ケーシング内においては、ここで回転
する投射羽根付きロータにより遠心力が吹付材に付与さ
れる。したがって吹付材は、ケーシング吐出口からロー
タ外周部の接線方向に飛散して吹付面に投射される。
【0009】本考案のケーシング吐出口においては、ロ
ータの回転方向を基準にして手前側にある一方の開口縁
が、互いに連続した複数の線分を有する曲線形状からな
る。自明のとおり、二点間を結ぶ曲線と直線との比較で
は曲線が直線よりも長い。ということは、当該一方の開
口縁が曲線形状に依存してより長くなっているという
とである。かかる吐出口の場合は、その曲線形開口縁と
ロータ外周部(投射羽根の先端側)とが交差したときに
生じる接点が増すから、吹付材の投射される接線方向の
点も増す。これは吹付材の飛散性が向上することに通じ
る。それに吹付面に対する吹付材の投影線も複数本にな
ってこれらの焦点性も保持されるから、吹付材を吹付面
に吹き付けた後に得られる吹付仕上面の凹凸度が小さく
なる。したがって吹付仕上面が良好なものとなる。
【0010】
【実施例】 本考案のケーシング吐出口を有する遠心吹付
装置について、これの実施例を添付の図面に基づき説明
する。
【0011】図1・図6・図7に例示された遠心吹付装
置において、攪拌手段と搬送手段とを兼ねるスクリュー
型のコンベアは円筒体1をケーシングにしている。円筒
体1は、蓋板1aで閉塞された閉塞端部1bを一端に有
するものであるとともに、開口された開口端部1cを他
端に有するものである。円筒体1の中間部であって閉塞
端部1b寄りの壁面には、円筒体1に対して直角に交わ
る直交する供給管体2が連結されている。
【0012】図6を参照して明らかなように、円筒体1
は攪拌機能と搬送機能とを有する回転自在なスクリュー
3を内蔵している。スクリュー3の基端には支持軸4が
固着されており、蓋板1aの外面にはモータ5が装備さ
れている。そして支持軸4とモータ5の回転軸5aと
は、蓋板1aに形成された孔の中で相互に連結されてい
る。
【0013】図6において、供給管体2の端部には吹付
材を圧送するための供給ホース2aが連結されており、
供給管体2の中間部には、吹付材の急結剤(粉状)を供
給するため供給パイプ2bが介入している。供給管体2
内に介入している供給パイプ2bの先端には、供給管体
2内の中心部から円筒体1側を向いたノズル2cがあ
る。供給ホース2aは図示しない吹付材供給源に通じて
おり、供給パイプ2bも 図示しない急結剤供給源に通じ
ている。
【0014】図6に明示されているように、ロータ6は
円筒体1の開口端部1cに隣接するものであって後述す
るケーシング14により覆われるものである。ロータ6
用の構成部材は、円形の孔開き板13a・円形の孔無し
板13b・内羽根板13c・裏羽根板13fなどであ
る。孔開き板13aの板面中央には導入口13dが形成
されている。孔開き板13aと孔無し板13bとは相対
間隔をおいて同一軸線上に並んでいる。複数枚の各内羽
根板13cは、孔開き板13aと孔無し板13bとの間
に介在され、しかも、一定間隔の放射状に配列されると
いう態様で、両板13a・13bと相互に固定されてい
る。複数枚の各裏羽根板13fも、また、孔開き板13
aの外側面・孔無し板13bの外側面において放射配列
をなして両板13a・13bに取り付けられている。こ
うして構成されたロータ6は、両板13a・13b間の
各内羽根板13cを主体にした複数個の投射羽根13を
ロータ外周部にもつものとなる。ロータ6は、また、空
所6aを軸心部に有するものであったり、各内羽根板1
3cで区画された扇形の吐出通路13eを空所6aの回
りに有するものであったりし、空所6aと各吐出通路1
3eとが互いに通じ合うというものである。
【0015】図6・図7で明らかなように、ケーシング
14はロータ6を回転自在に内蔵するためのものであ
る。ケーシング14用の構成部材は、円形の開孔板8・
円形の閉塞板11・円筒形の胴体14aなどである。開
孔板8の板面中央には自明の孔があり、開孔板8の内面
外周部には環状の切り欠き溝8aがある。閉塞板11の
内面外周部にも環状の切り欠き溝11aがある。胴体1
4aには後述する吹付材投射用の吐出口15がある。開
孔板8と閉塞板11とは相対間隔をおいて同一軸線上に
並び、これらの間に胴体14aが介在されるというもの
である。かかる組み付け態様の開孔板8・閉塞板11・
胴体14aは、両板8・11間にわたってこれらの各部
を貫通するボルト9と、該各ボルト9の端部にねじ込ま
れた各ナット10とを介して一体に固定されるというも
のであり、かくてケーシング14が組み立てられる。
【0016】ロータ6は図6・図7のごとくケーシング
14に内蔵されている。ケーシング14に内蔵されたロ
ータ6にあっては、これの各裏羽根板13fが、開孔板
8の切り欠き溝8aや閉塞板11の切り欠き溝11aに
嵌まり込む。閉塞板11の外側面に装備されたロータ回
転用のモータ12は、その回転軸12aをケーシング1
4内に介入させており、該回転軸12aの端部がロータ
6の孔無し板13bに連結されている。したがってロー
タ6は、ケーシング14内に保持されてモータ12によ
り回転するものである。一方、ロータ6を内蔵したケー
シング14は、これの開孔板8を円筒体1の開口端部1
cにあてがわれ、ボルト7を介して該開口端部1cに連
結される。したがって図6を参照していうと、円筒体1
の開口端部1cからケーシング14の吐出口15に至る
までの間は、開口端部1c→導入口13d→空所6a→
吐出通路13e→吐出口15のように、これらが連通し
ている。
【0017】上述した遠心吹付装置においては、吹付材
の一種であるコクリート(生)が供給ホース2a→供給
管体2→円筒体1のように供給され、これの急結剤が供
給パイプ2b→ノズル2c→供給管体2→円筒体1のよ
うに供給される。この場合に円筒体1のスクリュー3が
モータ5の動力を受けて回転しているから、生コンクリ
ートと急結剤とはケーシング14側へと送られ、ケーシ
ング14内に至るまでの間に均質に攪拌・混練される。
一方、円筒体1の開口端部1cから吹付材が進入してく
るケーシング14内では、ロータ6がモータ12の動力
を受けて回転している。したがってケーシング14内に
進入した吹付材は、導入口13d→空所6a→吐出通路
13eのような経路を通る間に投射羽根13付きのロー
タ6により遠心力を付与され、吐出口15からロータ外
周部の接線方向に飛散して吹付面に投射される。
【0018】上述した遠心吹付装置におけるケーシング
14の吐出口15は、たとえば、図2・図3・図4に例
示された各実施例のように構成されるものである。以下
これらの実施例について説明する。
【0019】図2の実施例における基準線F・Gや角度
βはつぎのようなものである。二本の互いに平行した基
準線F・Gは、ケーシング14の胴体14a外周面上に
おいて該胴体14aの軸線方向に沿う長さの等しい線分
である。これら基準線F・Gの平行間隔はLであり、こ
れら基準線F・Gの長さはKである。角度βは、両基準
線F・Gの各一端からロータ6の回転中心に向けて下ろ
した二本の線分間の挟角である。ちなみに図2の実施例
における角度βは15.5度である。図2において、二
つの点A・Bは一方の基準線F上にあり、他の一つの点
Cは他方の基準線G上にある。この場合において、基準
線Fの一端から点Aまでの距離(長さ)はjであり、二
点A〜B間の距離(長さ)はIであり、点Cから基準線
Fの他端までの距離(長さ)はJである。基準線Gの一
端から点Bまでの距離(長さ)もI=2Jである。図2
において、15aは基準線Gの一端と点Aとを結ぶ線
分、15bは二点A・B間を結ぶ線分、15cは二点B
・C間を結ぶ線分、15dは点Cと基準線Fの他端とを
結ぶ線分である。したがって、四本の各線分15a・1
5b・15c・15dは、これらを一本の連続した線と
してみた場合に曲線であるといえ、それも鋸歯形状とか
山谷形状とかにみえる。
【0020】本考案に係るケーシング14の吐出口15
を仮に四角形と見做したとすると、当該吐出口15は、
ケーシング胴体14aの軸線方向に沿う二つ(一対)の
開口縁とケーシング胴体14aの円周方向に沿う二つ
(一対)の開口縁とを有することになる。図2の実施例
においては、ケーシング胴体14aの軸線方向に沿う両
開口縁のうちの一方、それもロータ6の回転方向を基準
にして手前側(上位側)にある一方の開口縁が上記のよ
うな曲線形状で形成されている。ケーシング14の吐出
口15がこのような曲線形状の開口縁をもつものである
ときには、投射羽根13の外周縁と各線分15a〜15
dとの交差する点が増大する。ということは、吹付材の
投射される接線方向H(図2参照)の点が直線状の開口
縁に比べて増すということであるから、吹付材の飛散性
が向上する。また、吹付材が投射される吹付面において
は、前記各線分15a・15b・15c・15dに対応
した四本の線分16a・16b・16c・16dで投影
線16が形成されるから、吹 付材投射時の焦点性も保持
される。
【0021】図2の実施例において、I=90mm、J
=45mm、K=180mmとし、M=吐出口15から
投影面17までの投影距離=1500mm、N=投影面
17の高さ=400mmとした場合、式「S 1 =K×
N」により求まる投影面積S 1 は720cm 2 となる。
さらに投影線16側の各線分16a〜16dも1610
mmに延長される。これは吹付材の投射される接線方向
の点が増すということを実証している。
【0022】図3の実施例において、両基準線F・Gの
平行間隔は前記と同じL、両基準線F・Gの長さも前記
と同じK、角度βも前記と同じ15.5度であるが、吐
出口15の曲線形開口縁は一連につながった六本の各線
分15a・15b・15c・15d・15e・15fに
より鋸歯形状(山谷形状)に形成されている。これらの
線分15a〜15fが両基準線F・G上でつながる各点
はA・B・C・D・Eである。図3において、基準線F
の一端から点Aまでの距離(長さ)とか点Eから基準線
Fの他端までの距離(長さ)とかはそれぞれJであり、
二点A〜C間の距離(長さ)とか二点C〜E間の距離
(長さ)とかはそれぞれIである。基準線Gの一端から
点Bまでの距離(長さ)、二点B〜D間の距離(長
さ)、点Dから基準線Gの他端までの距離(長さ)もそ
れぞれI=2Jである。
【0023】図3に例示された吐出口15によるとき
は、前記各線分15a〜15fに基づく六本の線分16
a・16b・16c・16d・16e・16fをもった
投影線16が吹付面に形成されるから、吹付材投射時の
焦点性が保持される。
【0024】図3の実施例において、I=60mm、J
=30mm、K=180mmであって、M、Nが前記実
施例と同じであるとすると、投影面積S 2 は前記実施例
のそれと同一になるが、投影面積S 2 に対する投射線1
6は2406mmに延長される。ということは、吹付材
の投射される接線方向Hの点が前記実施例よりも増える
ということである。
【0025】図4に例示された実施例においては、吐出
口15の曲線形開口縁が、図3の実施例と同じく鋸歯形
状をなして連続する各線分15a〜15fを有するほ
か、該鋸歯形状の各歯先部が円弧形状の曲線部18で形
成されている。すなわち図4の実施例においては、図3
の実施例において鋭角的な折れ線形状をなしていた吐出
口15の曲線形開口縁が、複数の円弧部をもつ波形に形
成されている。したがって図4に例示された吐出口15
によるときは、投射面17に対する投射線16が線分1
6a〜16fと曲線部19とをもつ波形になるというこ
とで、前例と同等以上の焦点性が保持される。
【0026】図3の吐出口15を用いる本考案の実施例
と、図8の吐出口aを用いる従来例とを比較するため、
各例とも、吹付材を吹付面に投射した後に吹付仕上面の
凹凸度を測定し、これらの凹凸測定値度数分布から分散
値を求めたところ、本考案の実施例では分散値が11
2.33、従来例では分散値が120.44になった。
この結果からも明らかなように、本考案の吐出口15に
依存して吹付材を吹付面に投射するときは、吹付仕上面
の凹凸度を小さくできるといえる。
【0027】本考案の吐出口15は既述の各実施例に限
定されるものでない。たとえば、より簡潔な吐出口15
の構成として、図5のごとき二本の線分15a・15b
とこれらが連続する一つの点Aとで吐出口15の曲線形
開口縁が形成されることもある。このような吐出口15
によるときは、自明のとおり、前述した投影線16が二
本の線分16a・16bをもつようになる。
【0028】
【考案の効果】 本考案に係る吐出口は遠心吹付装置のケ
ーシングに開口されたものであって、該吐出口における
特定の開口縁(ロータの回転方向を基準にした手前側)
が互いに連続した複数の線分を有する曲線形状からなる
というものである。したがって本考案吐出口によるとき
は、吹付材の投射される接線方向の点が特定の曲線形開
口縁において増すことになって吹付材の飛散性が向上
し、吹付面における吹付材 の投影線もこれの焦点性が保
持されることにより吹付材ロスが少なくなり、凹凸度の
小さい良好な吹付仕上面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吐出口を備えた遠心吹付装置
視図である。
【図2】本考案の一実施例に係る吐出口これによる吹
付材の投影線と共に示した説明図である。
【図3】本考案の他の一実施例に係る吐出口をこれによ
る吹付材の投影線と共に示した説明図である。
【図4】本考案のさらに他の一実施例に係る吐出口をこ
による吹付材の投影線と共に示した説明図である。
【図5】本考案の上記以外の一実施例に係る吐出口をこ
による吹付材の投影線と共に示した説明図である。
【図6】本考案の吐出口を備えた遠心吹付装置縦断正
面図である。
【図7】図5A−A線に沿う断面図である。
【図8】遠心吹付装置における従来の吐出口これによ
る吹付材の投影線と共に示した説明図である。
【符号の説明】
6 ロータ ケーシングの開孔板 11 ケーシングの閉塞板 13 投射羽根13a 孔開き板 13b 孔無し板 13c 内羽根板 14 ケーシング14a ケーシングの胴体 15 吐出口 15a 線分 15b 線分 15c 線分 15d 線分 15e 線分 15f 線分 H 接線方向

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹付材を遠心力で吹付面に吹き付けるた
    めの手段として、円筒形の胴体を有するケーシングとケ
    ーシングに内蔵されて回転するロータとを備えているこ
    と、および、吐出口がケーシングの胴体に開口されてい
    ること、および、ケーシング胴体の内周面沿いに回転さ
    せるものであってケーシング内の吹付材をケーシング吐
    出口から吹付面に向けて投射するための投射羽根がロー
    タに備え付けられていること、および、投射羽根のある
    ロータ外周部の接線方向と交差してケーシング胴体の軸
    線方向に沿う一対の開口縁がケーシング吐出口にあるこ
    とを前提とする遠心吹付装置において、ケーシング吐出
    口における一対の開口縁のうち、ロータの回転方向を基
    準にして手前側にある一方の開口縁が、互いに連続した
    複数の線分を有する曲線形状からなることを特徴とする
    遠心吹付装置におけるケーシングの吐出口。
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