JP2541481B2 - 噴流めっき装置 - Google Patents

噴流めっき装置

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JP2541481B2
JP2541481B2 JP5276105A JP27610593A JP2541481B2 JP 2541481 B2 JP2541481 B2 JP 2541481B2 JP 5276105 A JP5276105 A JP 5276105A JP 27610593 A JP27610593 A JP 27610593A JP 2541481 B2 JP2541481 B2 JP 2541481B2
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nozzles
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圭一 岡田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は噴流めっき装置に関し、
特に可溶性アノードを用いた電気めっきにより基板上に
電極用バンプ等を形成するための噴流めっき装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の噴流めっき装置は、図4
に示されているように、めっき液4を溜めるめっき槽5
と、基板9を設置するためのめっきチャンバ7と、チャ
ンバ7内に設けられた陽極16とめっき液4を基板9で
噴出させるための循環ポンプ3とを含んで構成されてい
る。なお、8はフレーム、16はノズル、1はめっき電
源である。
【0003】かかる構成において、従来の噴流めっき装
置では、循環ポンプ3により、めっき液4をめっきチャ
ンバ7上の基板9に噴出させることによりめっきが行わ
れる。 また、他の例としては、陽極をチャンバの内部
に設けるのではなく、アノードボール(アノード片)を
用いた装置も知られている。これは、チタンケースにア
ノードボールを数個入れたアノードボックスを用いるも
のである。例えば、図5に示されているように、循環ポ
ンプ3とチャンバ7との間にアノードボックス2を設け
た構成が知られており、このアノードボックス2を介し
てめっき液4を被めっき面に噴流させてめっきが行われ
る。
【0004】さらにまた、ノズルを複数個設けると共
に、被めっき面を揺動させて均一なめっきを得る装置が
特開平2−61089号公報に開示されている。これ
は、図6に示されているように、めっき液4を噴流させ
るノズル群21を被めっき面に対向する向きに、かつ被
めっき面を覆う面積で配置し、このノズル群21を被め
っき面と平行に2次元揺動させるモータ22等の機構を
設け、各ノズル内に電解用電極16を設けた構成であ
る。
【0005】なお、図中の19はフレキシブルジョイン
ト、20はフレキシブルチューブ、17はキャップであ
る。
【0006】このめっき装置によれば、ノズル群21と
被めっき面とを平行に相対的に2次元揺動させることに
より、被めっき面上でのめっき液の流動を均一に多方向
化し、めっき電流の限界電流密度を高め、各ノズル内の
電解用電極16により、被めっき面上の電流分布の均一
性を高めて、めっきを行うことができる。
【0007】なお、以上の各図中において、同等部分は
同一符号により示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4に示されている噴
流めっき装置の場合、めっきをするにつれて陽極16が
溶解し、徐々に変形するため、被めっき面での電流分布
の変化と、めっき液の流れの方向性により、めっき膜厚
の均一化が困難であるという欠点があった。また、陽極
16がめっきチャンバ7内にあるため、その交換に手間
を要するという欠点があった。
【0009】また、図5に示されている噴流めっき装置
では、めっきチャンバ7と循環ポンプ3との間にアノー
ドボックス2を設けているので、被めっき面までの距離
が離れ、抵抗が高くなるため、大きなめっき電流が流せ
なくなり、めっき時間が長くなるという欠点があった。
【0010】さらにまた、図6に示されているめっき装
置では、ノズル群21と被めっき面とを平行に、かつ相
対的に2次元揺動させることで、液流分布を均一にし、
電流分布の均一性を高めることができるが、電流分布の
制御をすることは困難である。よって、めっきすべきパ
ターンの配列や形状が異なる場合、ノズル群21の配列
の変更や揺動軌跡の変更が必要であり、また、ノズル内
に陽極16があるため、その交換に手間を要するという
欠点があった。
【0011】本発明は上述した従来の欠点を解決するた
めになされたものであり、その目的は膜厚の均一なめっ
きを得ることのできる噴流めっき装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による噴流めっき
装置は、アノード片を収容するN個(Nは2以上の整
数、以下同じ)のアノードボックスと、このN個のアノ
ードボックスに対応して設けられ対応ボックス内のアノ
ード片に対して電気分解用の電力を供給するN個の電源
と、被めっき物に対してめっき液を噴出するためのN個
のノズルと、このN個のノズルに対応して設けられ対応
ノズルに対し前記アノードボックスを介して前記めっき
液を供給するN個のポンプとを有することを特徴とす
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1は本発明による噴流めっき装置の一実
施例の構成を示す断面図であり、図4〜6と同等部分は
同一符号により示されている。図においては、アノード
ボールを収容する5個のアノードボックス2と、これ等
5個のアノードボックス2に対応して設けられ対応ボッ
クス内のアノード片に対して電気分解用の電力を供給す
る5個の電源1と、基板9等の被めっき物に対してめっ
き液4を噴出するための5個の噴出口(ノズル)10
と、これら5個のノズル10に対応して設けられ対応ノ
ズルに対しアノードボックス2を介してめっき液4を供
給する5個の循環ポンプ3とを含んで構成されている。
以下、詳細に説明する。
【0015】めっき液4を溜めるめっき槽5上部に、め
っきチャンバ7を吊手6で設置する。めっきチャンバ7
は噴出口10を5個持ち、5本の配管11によって、め
っき槽5と噴出口10とが接続されている。それぞれの
配管11の途中には、循環ポンプ3とアノードボックス
2とが設置されている。5個のアノードボックス2は、
5個のめっき電源1と1対1対応で接続されている。め
っきチャンバ7の上部には、基板9を設置するためのフ
レーム8が取付けられている。
【0016】図2はアノードボックス2の内部構成を示
す断面図である。アノードボックス2の内部は中空であ
り、その中には可溶性の陽極であるアノードボール14
を入れるためのメッシュ状のチタンケース13を有す
る。めっき電源1の正極はチタンケース13に接続され
ている。なお、アノードボール14には純銅、ニッケル
等が用いられる。
【0017】チタンケース13の外側には陽極スライム
がめっき液4中に混入するのを防ぐため、アノードバッ
ク12が取付けられている。アノードボックス2の上部
はアノードボール14の補充、交換ができるように開閉
可能であり、また、エア抜き用のバルブ15が取付けら
れている。
【0018】また、図3はめっきチャンバ7にフレーム
8を付けた様子を示す平面図である。5個設けられてい
る噴出口10の大きさ、形状、位置等は基板の形状、大
きさ、配線パターン等に応じて任意に決めることができ
る。
【0019】次に、かかる構成とされためっき装置の動
作について説明する。まず、基板9をフレーム8上に設
置し、めっき電源1の負極と接続させる。5個の循環ポ
ンプ3によって、めっき液4を5個のアノードボックス
2を通して、めっきチャンバ7の噴出口10より噴出さ
せて、基板9に当てる。
【0020】アノードボックス2内では、アノードボー
ル14がめっき液中に沈むように、バルブ15でエア抜
きを行い、液面を調整する。めっき液4はフレーム8の
外側から落下し、下のめっき槽5へ戻る。このとき、め
っきチャンバ7内の液流分布が均一になるように5個の
循環ポンプ3の流量(めっき液の供給量)をそれぞれ調
整する。
【0021】基板9上のパターンの形状や配列等を考慮
に入れ、基板9上の電流分布が均一になるように5個の
めっき電源1における電流条件をそれぞれ決定する。必
要電気量を給電後、循環ポンプ3を止め、めっき作業を
終了する。
【0022】以上説明したように本実施例の装置は、5
個の循環ポンプの流量を夫々調整できるようにしたので
基板にめっき液を均一に当てることができる。また、複
数の電源をもつため、基板表面の電流分布の制御が可能
となる。よって、基板上のパターンの配列や形状が異な
る場合でも、めっき条件出しが容易となり、かつ膜厚の
均一なめっきが得られる。また、アノードをめっきチャ
ンバ外側の配管に設置するようにしているが、5カ所に
分散させたため、アノードボールの補充、交換が容易で
あるまま、めっきの高速化も図れる。
【0023】なお、以上は循環ポンプ、めっき電源、ア
ノードボックス等が5個の場合について説明したが、こ
れに限らず、各ポンプボックス、電源等を対応させて夫
々独立に制御できる構成にすれば、同様の効果が得られ
ることは明らかである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アノード
ボックス、めっき電源、ノズル及び循環ポンプを各々対
応させて設け、めっき電源による供給電力、循環ポンプ
によるめっき液の供給量を夫々独立に制御することによ
り、膜圧の均一なめっきを得ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による噴流めっき装置の構成を
示す断面図である。
【図2】図1におけるアノードボックスの内部構成を示
す断面図である。
【図3】図1におけるめっきチャンバにフレームを付け
た様子を示す平面図である。
【図4】従来の噴流めっき装置の構成を示す断面図であ
る。
【図5】従来の噴流めっき装置の他の構成を示す断面図
である。
【図6】従来の噴流めっき装置の他の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 めっき電源 2 アノードボックス 3 循環ポンプ 4 めっき液 5 めっき槽 7 めっきチャンバ 9 基板 10 噴出口 11 配管 14 アノードボール

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アノード片を収容するN個(Nは2以上
    の整数、以下同じ)のアノードボックスと、このN個の
    アノードボックスに対応して設けられ対応ボックス内の
    アノード片に対して電気分解用の電力を供給するN個の
    電源と、被めっき物に対してめっき液を噴出するための
    N個のノズルと、このN個のノズルに対応して設けられ
    対応ノズルに対し前記アノードボックスを介して前記め
    っき液を供給するN個のポンプとを有することを特徴と
    する噴流めっき装置。
  2. 【請求項2】 前記N個の電源による供給電力を夫々独
    立に制御自在としたことを特徴とする請求項1記載の噴
    流めっき装置。
  3. 【請求項3】 前記N個のポンプによるめっき液の供給
    量を夫々独立に制御自在としたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の噴流めっき装置。
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US6848930B2 (en) 2003-01-15 2005-02-01 Shimano, Inc. Electrical connector with resilient retaining ring to restrict radial expansion

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