JP2541411Y2 - セル形製氷機の水皿取付構造 - Google Patents

セル形製氷機の水皿取付構造

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JP2541411Y2 JP1991063776U JP6377691U JP2541411Y2 JP 2541411 Y2 JP2541411 Y2 JP 2541411Y2 JP 1991063776 U JP1991063776 U JP 1991063776U JP 6377691 U JP6377691 U JP 6377691U JP 2541411 Y2 JP2541411 Y2 JP 2541411Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、セル形製氷機の水皿
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】セル形製氷機は、下向きに開口する多数
の製氷小室を有する製氷室内で、この開口された製氷室
の下側から、水皿に設けた噴水孔より製氷用水を噴出さ
せて、製氷を行うようにされている。そして製氷工程が
終了した際には、水皿を傾動して製氷小室の下方を開放
し、セル形氷を水皿上に落下させるとともに水皿の前方
から滑り落として貯氷庫内に貯蔵するようにしている。
【0003】そして、水皿2は図5に示すように、取付
板8を介して製氷機本体に固定された支軸9に回動可能
に取付けられている。この取付板8は略方形の板の中央
に複数の挿通孔31が設けられ、水皿の後壁に設けられ
た取付孔26とを合致させて取付ネジ32により取付け
るものである。このため、取付板8を後壁22に取付け
る際には、この挿通孔31を取付孔26と合致するよう
に重ね合わせる必要がある。従来の水皿2の取付構造で
は取付板8に2個の係合突起30が水平に設けられ、後
壁の上縁にその係合突起30を引っかけることにより上
下方向の位置合わせを行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この係合突起
30を後壁2の上縁に引っかけて行なう位置合わせで
は、左右方向の位置を決めることができないため、作業
者がいちいち目視して孔の位置を合わせる必要があり、
取付作業に時間がかかるとともに、孔合わせが十分でな
いままネジ止めした際には水皿がガタ付いたり、合成樹
脂製の水皿の取付部を傷めたりすることがあった。
【0005】この考案の目的は、構造を複雑なものとす
ることなく確実かつ容易に水皿に取付板を取付けること
ができる水皿の取付構造とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、下向きに開口
した複数の製氷小室が並設された製氷室と、各製氷小室
に対応した噴水孔を設けて前記製氷室の下方に配される
水皿とを備え、その水皿の側面を、所定角度範囲での回
動可能に軸支された取付板に重ね合わせて、その取付板
に設けた挿通孔に係着部材を通して水皿に設けた取付孔
に係着することで固定し、前記取付板の一方向の回動に
より、前記水皿を所定間隔を開けて前記製氷室と対向す
る製氷位置に移動させ、前記取付板の他方向への回動に
より、前記水皿を製氷室から離間して開放する脱氷位置
へ移動させるようにしたセル形製氷機において、前記水
皿を前記取付板に取り付けるための構造であって、前記
取付板と水皿の何れか一方の重ね合わせ面には複数の係
合突起が形成されるとともに、他方の重ね合わせ面の端
縁には、前記各係合突起と係合可能な係合凹部が切欠き
形成され、前記各係合突起と対応する係合凹部同士の係
合により、前記係着部材の挿通孔と取付孔とが整合され
る設定となっている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
【考案の作用及び効果】水皿を取付板に対して正確に位
置決めして取り付けることができるので、取付板が一方
向に回動して水皿が製氷位置に移動した場合に、製氷室
と水皿との間に正規寸法の隙間が確実に得られる。その
ため、水皿が脱氷位置に移動した場合には、製氷小室で
製造された各角氷を一連にして製氷室からスムーズに脱
氷させることができ、また貯氷庫に落下させたあとは、
各角氷をそれぞれ形状の整ったものにばらばらにして貯
めることが可能となる。しかも、取付板を水皿に取り付
けるに際しては、係合突起が係合凹部を設けた端縁に突
き当てられる方向と、その端縁に沿った方向の少なくと
も2方向に取付板を移動させる間に、係合突起を係合凹
部に嵌めて正確な位置決めができ、組み付け作業性が大
幅に向上するという効果が得られる。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図4に基
づいて詳細に説明する。
【0010】図1はセル形製氷機の概略を示し、1は製
氷室であって、この製氷室1の下方に樹脂製の水皿2が
傾動可能に配置されている。水皿2の下方には製氷を貯
蔵する貯氷庫3が配置されている。また、水皿2と貯氷
庫3との間には、水皿2上を流下する散水を受け入れる
排水皿4が介装されている。製氷室1は隔壁5により下
方に開口された多数の製氷小室6に区画されるととも
に、上側に冷媒を流して製氷室1を冷却する蒸発管7が
配設されて製氷小室6内で各セル形氷を製氷できるよう
にされている。
【0011】水皿2の後面側では取付板8が取付固定さ
れている。この取付板8は図示しない製氷機本体に固定
された固定板10に取付けられた支軸9に傾動可能に支
持されている。また、水皿2の前面側では切換スイッチ
11の切換により回動するカム腕12により支持されて
いる。そして製氷工程では水皿2を略水平状態に維持
し、除氷工程では図1に示されるように切換スイッチ1
1が切換られることによりカム腕12が回動して、水皿
2が全体として支軸9を中心として傾動するようにされ
ている。これにより、製氷小室6の下方部が大きく開放
されて除氷できるようにされている。
【0012】図1,図2に示されるように水皿2は方形
の平滑な皿板13から形成され、この皿板13の下側に
は製氷用水を貯溜する水タンク14が一体的に設けられ
ている。この水タンク14内に貯溜された製氷用水はポ
ンプ15によりホース16から連結管17aを経て皿板
13の下面側に配設された複数の製氷用水供給管18に
分岐して圧送されるようにされている(図4参照)。そ
して、各製氷小室6に対応してそれぞれ皿板13に形成
された噴水孔19から製氷小室6内に製氷用水を噴出す
るようにされている。
【0013】また皿板13には、噴出した製氷用水のう
ち製氷小室6内で氷結しなかった残水を排出する戻り孔
20が形成されている。この戻り孔20から排出される
残水は水タンク14内に還流され、再度ポンプ15によ
りポンプアップされて製氷小室6内へ噴出される。
【0014】水皿2の前側では開放された落下口21と
され、製氷室6から落下した氷が滑走して貯氷庫3内に
落下するようにされている。
【0015】水皿2の後側(図4において左側)では皿
板13から一体形成されて立ち上がる後壁22が形成さ
れている。この後壁22は従来例に示したものより高く
形成されていて、後述する散水孔34から噴出する散水
が飛び散ってポンプ15のモータなどの内部機器を濡ら
さないようにしている。また、この後壁22には横に長
い方形の開口23が設けられていて、密閉板17により
密閉されている。この密閉板17の一側にはホース16
を連結する連結管17aが設けられて、製氷用水供給管
18へ製氷用水を供給可能としている。また、後壁22
の左右両側の背側には上縁から中間部にかけて係合凹部
としての切欠25がほぼ同形で2個の形成されている。
また、密閉板17の上下には左右にそれぞれ3個づつの
雌ネジを設けた取付孔26が等間隔で設けられ取付板8
をネジ止め可能とされている。
【0016】皿板13の左右両側には後壁22から延長
された側壁24が設けられている。この側壁24は中間
部で段差27により前方へ低く形成されて、製氷室1の
温度を検知するサーミスタを取付けるための図示しない
サーミスタホルダに接触しないようにされている。ま
た、段差27のさらに前側では段差28が設けられてさ
らに低くされている。
【0017】図3に示されるように、取付板8は両側が
折曲げられた略方形状とされ、折曲げられた両側の上部
には支持孔29が設けられて、支軸9を挿通して回動可
能に支持されようにされている。また、取付板8の左右
中央部には、水皿2側に突出する2個の係合突起30が
打ち出し成形され、対応する2個の切欠25にそれぞれ
嵌合するようにされている。また、取付板8には上下2
列に3個づつの挿通孔31が設けられている。そして取
付板8の係合突起30を後壁22の切欠25に嵌合させ
た際に、水皿2に設けた取付孔26と取付板8に設けた
挿通孔31とがぴったり一致する位置となるようにされ
ている。そしてこの水皿2に重ね合わされた取付板8は
係着部材としての取付ネジ32が取付孔26に螺合して
取付固定されている。
【0018】なお、固定板10間には図2に示すように
丸パイプ状の散水供給管33が配置され、周面に横一列
に配設された複数個の散水孔34から、皿板13の面上
に均等に散水するようにされている。
【0019】次にこの実施例の作用について説明する。
【0020】水皿2に取付板8を取付けるには、後壁2
2の開口23に連結板17を嵌め込んで密封した後、取
付板8を後壁22に当接する。この際、下側へスライド
させると係合突起30が後壁22の上縁に衝合する。次
に左右にスライドさせると切欠25の位置を検知でき
る。そして、係合突起30を切欠25の上部からスライ
ドさせて嵌め込むと、切欠25の底に係合突起30が当
接した位置に係止される。この係止された位置で挿通孔
31が取付孔26とにぴたりと合致して重ね合わされ
る。これにより、この状態を維持して取付ネジ32を取
付孔26に螺合固定すれば取付板8を水皿2に正しく簡
単に取付けることができる。
【0021】次に、この取付板8を固定した水皿2を支
軸9に取付け、水皿2を製氷機本体に回動可能に取付け
るとともに、順次他の部品を本体に組み付けて、製氷機
を組み立てる。
【0022】この実施例では、係合凹部としての切欠2
5を後壁22の上縁から設けているので、係合突起30
を上方からスライドすれば係合させることができ、取付
板8の位置合わせを極めて容易に行うことができる。
【0023】なお、この実施例では、水皿2に係合凹部
としての切欠25を設け、取付板8に係合突起30を設
けた例を示したが、係合凹部を取付板8に、係合突起3
0を水皿2に設けてもよい。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】製氷機の概略図である。
【図2】水皿の斜視図である。
【図3】取付板と水皿の分解斜視図である。
【図4】水皿の取付状態を示す一部の断面図である。
【図5】 従来の水皿の取付状態を示す一部の断面図で
ある。
【符号の説明】
2…水皿 8…取付板 22…後壁 25…切欠(係合凹部) 26…取付孔 30…係合突起 31…挿通孔 32…取付ネジ(係着部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに開口した複数の製氷小室が並設
    された製氷室と、各製氷小室に対応した噴水孔を設けて
    前記製氷室の下方に配される水皿とを備え、その水皿の
    側面を、所定角度範囲での回動可能に軸支された取付板
    に重ね合わせて、その取付板に設けた挿通孔に係着部材
    を通して水皿に設けた取付孔に係着することで固定し、
    前記取付板の一方向の回動により、前記水皿を所定間隔
    を開けて前記製氷室と対向する製氷位置に移動させ、前
    記取付板の他方向への回動により、前記水皿を製氷室か
    ら離間して開放する脱氷位置へ移動させるようにしたセ
    ル形製氷機において、前記水皿を前記取付板に取り付け
    るための構造であって、 前記取付板と水皿の何れか一方の重ね合わせ面には複数
    の係合突起が形成されるとともに、他方の重ね合わせ面
    の端縁には、前記各係合突起と係合可能な係合凹部が切
    欠き形成され、前記各係合突起と対応する係合凹部同士
    の係合により、前記係着部材の挿通孔と取付孔とが整合
    される設定となっていることを特徴とするセル形製氷機
    の水皿取付構造。
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