JP2541364Y2 - 球形ブイ - Google Patents
球形ブイInfo
- Publication number
- JP2541364Y2 JP2541364Y2 JP1989137530U JP13753089U JP2541364Y2 JP 2541364 Y2 JP2541364 Y2 JP 2541364Y2 JP 1989137530 U JP1989137530 U JP 1989137530U JP 13753089 U JP13753089 U JP 13753089U JP 2541364 Y2 JP2541364 Y2 JP 2541364Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buoy
- spherical
- sway
- spherical buoy
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 波浪観測ブイあるいは流出油追跡ブイ等に用いる球形
ブイの改良に関する。
ブイの改良に関する。
(ロ)従来の技術 波浪観測ブイあるいは流出油追跡ブイ等には浮力が大
きい割には抵抗が少ない球形ブイがよく用いられる。勿
論その下部には重錘を設け、ブイが直立するようになっ
ている。
きい割には抵抗が少ない球形ブイがよく用いられる。勿
論その下部には重錘を設け、ブイが直立するようになっ
ている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、球形であるため、ブイが動揺しても動揺に対
する抵抗が少なく動揺が止り難い欠点があった。ブイに
アンテナあるいは灯火があれば、動揺角が小さくなけれ
ば十分に機能できないこととなる。
する抵抗が少なく動揺が止り難い欠点があった。ブイに
アンテナあるいは灯火があれば、動揺角が小さくなけれ
ば十分に機能できないこととなる。
(ニ)課題を解決するための手段 このため、球形ブイの吃水位置または吃水近くに外縁
に防舷材を有する水平環状の動揺制止板を蓋取付用フラ
ンジとは別に設けた球形ブイである。
に防舷材を有する水平環状の動揺制止板を蓋取付用フラ
ンジとは別に設けた球形ブイである。
(ホ)作用 球形ブイの吃水位置または吃水近くに外縁に防舷材を
有する水平環状の動揺制止板を蓋取付用フランジとは別
に設けたことにより、動揺してブイが傾く場合、水中に
下降する側の制止板は水の効力を受け動揺を制止する作
用をし、その反対側にある制止板は傾いて水中より上る
とき水を持ち上げその反力で動揺を制止する作用をする
とともに、水面を離れる時、水面の表面張力が働いて動
揺を制止する働きをする。結局、球形ブイにかかわらず
動揺の減衰性能のよい動揺の少ないブイとなる。
有する水平環状の動揺制止板を蓋取付用フランジとは別
に設けたことにより、動揺してブイが傾く場合、水中に
下降する側の制止板は水の効力を受け動揺を制止する作
用をし、その反対側にある制止板は傾いて水中より上る
とき水を持ち上げその反力で動揺を制止する作用をする
とともに、水面を離れる時、水面の表面張力が働いて動
揺を制止する働きをする。結局、球形ブイにかかわらず
動揺の減衰性能のよい動揺の少ないブイとなる。
(ヘ)実施例 第1図は本考案を実施した球形ブイの波浪観測ブイで
(1)は球形浮体で、(2)は動揺制止板で吃水位置に
全周に設けられ、(2′)はその外縁に取り付けた防舷
材である。球殻を貫通した円筒状機器室(3)には波浪
観測用加速度計、電池等を収納し、その底部に重錘、ダ
ンパー(4)、係留環(5)、上部に灯具(6)が設け
られている。(7)は球殻の蓋取付用フランジである。
係留環(5′)により水底の沈錘に係留されている。こ
の波浪観測ブイは球形であるため、形状の割に大きい浮
力を有し、波の表面の動きに忠実に追随し、その加速度
を測定し、波高を観測する。
(1)は球形浮体で、(2)は動揺制止板で吃水位置に
全周に設けられ、(2′)はその外縁に取り付けた防舷
材である。球殻を貫通した円筒状機器室(3)には波浪
観測用加速度計、電池等を収納し、その底部に重錘、ダ
ンパー(4)、係留環(5)、上部に灯具(6)が設け
られている。(7)は球殻の蓋取付用フランジである。
係留環(5′)により水底の沈錘に係留されている。こ
の波浪観測ブイは球形であるため、形状の割に大きい浮
力を有し、波の表面の動きに忠実に追随し、その加速度
を測定し、波高を観測する。
第2図は、流出油探知用のブイで、小形の割に浮力が
大きい球形ブイで、流出油の中に投入浮遊させ、送信機
により電波を発信し、その電波を受信して流出油の漂流
方向、位置を容易に知りうるようにしたブイである。漂
流油膜と漂流速度を合わせるため、必要に応じ球形ブイ
下端に適宜寸法の十字状抵抗板を容易に取り付けうるよ
うになっている。(1)は球形浮体で、(2)は動揺制
止板で吃水位置に全周に設けられ、(2′)はその外縁
に取り付けた防舷材である。球殻を貫通した円筒状機器
室(3)には、電池、送信機を収容し、機器室(3)の
底板(3′)の下面に重錘用金属厚板(3″)がネジ止
めされている。(4)は十字状抵抗板のダンパーであ
る。十字状抵抗板の中心管(4′)の上端をネジ
(4″)で重錘(3″)に容易に着脱でき、十字板の大
きさ(1点鎖線、2点鎖線、3点鎖線)あるいは取り外
した状態と容易に漂流対水速度を変えうるようになって
いる。
大きい球形ブイで、流出油の中に投入浮遊させ、送信機
により電波を発信し、その電波を受信して流出油の漂流
方向、位置を容易に知りうるようにしたブイである。漂
流油膜と漂流速度を合わせるため、必要に応じ球形ブイ
下端に適宜寸法の十字状抵抗板を容易に取り付けうるよ
うになっている。(1)は球形浮体で、(2)は動揺制
止板で吃水位置に全周に設けられ、(2′)はその外縁
に取り付けた防舷材である。球殻を貫通した円筒状機器
室(3)には、電池、送信機を収容し、機器室(3)の
底板(3′)の下面に重錘用金属厚板(3″)がネジ止
めされている。(4)は十字状抵抗板のダンパーであ
る。十字状抵抗板の中心管(4′)の上端をネジ
(4″)で重錘(3″)に容易に着脱でき、十字板の大
きさ(1点鎖線、2点鎖線、3点鎖線)あるいは取り外
した状態と容易に漂流対水速度を変えうるようになって
いる。
(8)は球形浮体の蓋で、フランジ(7)で取り付けら
れ、蓋(8)の裏面に4本の支柱の機器ラック(9)で
送信機基板(10)および電池ケース(11)を吊り下げ、
蓋と共に取り出せて、保守点検や整備を容易にしてい
る。
れ、蓋(8)の裏面に4本の支柱の機器ラック(9)で
送信機基板(10)および電池ケース(11)を吊り下げ、
蓋と共に取り出せて、保守点検や整備を容易にしてい
る。
(12)は送信用アンテナである。
(ト)効果 以上のように吃水位置または吃水近くに外縁に防舷材
を有する水平環状の動揺制止板を設けた球形ブイは、浮
力が大きい割には抵抗が少なく、波面への追随性がよ
く、その上動揺が少ないため波浪観測ブイに適し、ま
た、小形で動揺が少なく、流出油探知ブイとしても適し
た球形ブイを提供するものである。
を有する水平環状の動揺制止板を設けた球形ブイは、浮
力が大きい割には抵抗が少なく、波面への追随性がよ
く、その上動揺が少ないため波浪観測ブイに適し、ま
た、小形で動揺が少なく、流出油探知ブイとしても適し
た球形ブイを提供するものである。
第1図は本考案の球形ブイを用いた波浪観測ブイの正面
図、第2図は他の実施例の漂流油探知ブイの正面図であ
る。 1……球形浮体、2……動揺制止板、2′……防舷材。
図、第2図は他の実施例の漂流油探知ブイの正面図であ
る。 1……球形浮体、2……動揺制止板、2′……防舷材。
Claims (1)
- 【請求項1】球形ブイの吃水位置または吃水近くに外縁
に防舷材を有する水平環状の動揺制止板を蓋取付用フラ
ンジとは別に設けたことを特徴とする球形ブイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989137530U JP2541364Y2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 球形ブイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989137530U JP2541364Y2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 球形ブイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0375097U JPH0375097U (ja) | 1991-07-29 |
JP2541364Y2 true JP2541364Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31684683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989137530U Expired - Lifetime JP2541364Y2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 球形ブイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541364Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4610435B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-01-12 | 株式会社ケンウッド | 波高値測定用ブイの構造 |
JP2007033360A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Kenwood Corp | 波高値測定用ブイの構造 |
JP2007030789A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Kenwood Corp | 波高値測定用ブイの構造 |
KR100958870B1 (ko) * | 2008-01-28 | 2010-05-20 | 태양기계(주) | 해양 관측용 부이 |
KR101468702B1 (ko) * | 2013-05-06 | 2014-12-08 | 한국해양과학기술원 | 해상 유출유 추적 부이 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5532281U (ja) * | 1978-08-24 | 1980-03-01 | ||
JP3008990U (ja) * | 1994-09-14 | 1995-03-28 | プラス株式会社 | 椅 子 |
-
1989
- 1989-11-27 JP JP1989137530U patent/JP2541364Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0375097U (ja) | 1991-07-29 |
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Legal Events
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