JP2541226Y2 - 耐圧プラスチック容器 - Google Patents

耐圧プラスチック容器

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JP2541226Y2
JP2541226Y2 JP7192093U JP7192093U JP2541226Y2 JP 2541226 Y2 JP2541226 Y2 JP 2541226Y2 JP 7192093 U JP7192093 U JP 7192093U JP 7192093 U JP7192093 U JP 7192093U JP 2541226 Y2 JP2541226 Y2 JP 2541226Y2
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JP
Japan
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container
groove
plastic container
pressure
resistant plastic
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JP7192093U
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JPH0735306U (ja
Inventor
洋介 安田
恒夫 有田
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、炭酸飲料等の加圧液
体の内容液を収容する耐圧プラスチック容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】炭酸飲料等の加圧液体の内容物を充填す
るためのプラスチック容器は2軸延伸ブロー成形等によ
って形成される。このようなプラスチック容器は図5、
図6、図7に示すように、外観デザイン上の要請から特
徴線を設けるために、或いは容器の耐座屈性を向上させ
るために、容器101の中心線115に沿って溝108
を設けることがある。この溝108は容器壁114が容
器内方に湾曲した形状を成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、このような
構造の溝を持つプラスチック容器に加圧液体を充填して
密封する場合に、容器の温度の上昇や内圧によって溝の
部分の容器壁が反転して容器外方に湾曲して溝が消滅し
てしまい、容器形状のデザイン上の特徴線が消滅した
り、或いは容器の座屈を防止する機能が消滅する。ま
た、このような溝の反転変形の際に、単層または多層構
造の容器壁に層内亀裂または層間剥離(デラミネーショ
ン)が発生し、容器の強度を低下させる。このようなこ
とから、ガス飲料等の加圧液体を収容する耐圧容器にお
いて容器の形状の特徴線の形状を持続させることがで
き、また、溝の変形を防いで容器の座屈強度の強化性能
を維持することができ、また、容器壁のデラミネーショ
ンを回避することができる耐圧プラスチック容器の開発
が望まれている。
【0004】このようなことから、本件実用新案登録願
の出願人は、容器壁が容器内方寄りに湾曲して形成され
る第1の溝と前記第1の溝内において前記容器壁が容器
外方寄りに湾曲して形成される第2の溝が前記容器の縦
方向に形成され、かつ、前記第1の溝の容器壁と前記第
2の溝の容器壁とは隣接していることを特徴とする耐圧
プラスチック容器を提案した(平成5年実用新案登録願
第56775号)。この新たに提案された耐圧プラスチ
ック容器は特徴線の形状を維持し、座屈強度を向上させ
る顕著な効果を発揮するが、さらに性能の向上も望まれ
ている。
【0005】この考案は上記の如き事情に鑑みて成され
たものであって、加圧液体を充填密封する耐圧プラスチ
ック容器において加圧液体を容器内に充填密封し、さら
に容器に温度変化が生じても、溝が変形して消失するこ
とがないものを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の考案の耐圧プラスチック容器は、容器壁が容器内方寄
りに湾曲して形成される溝が容器の縦方向に形成され、
かつ溝内において容器の外表面が外方寄りに突出して形
成される凸条が容器の縦方向に形成され、かつ、溝内に
おいて容器の外表面が粗面状に形成されていることを特
徴としている。
【0007】
【作用】密封されたプラスチック容器内に内圧が作用し
た場合に内圧は溝を反転変形させて容器外方寄りに湾曲
させる方向に力を作用させるが、この時凸条がリブとし
て機能し、隣接する溝内の容器壁の変形を抑制させるか
或いは緩和させる結果、溝内の容器壁の容器外方寄りの
変形を防止し、粗面は凸条の光反射を抑制する結果、溝
の特徴線の外観を損なうことがない。
【0008】
【実施例】以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面
について説明する。図1において1はプラスチック容器
である。プラスチック容器1は口部2、胴部3、底部4
を有しており、胴部3は上部6、中央部5及び下部7か
ら成っており、胴部3の中央部5の上下両端は上部6の
下端部及び下部7の上端部よりも僅かに径が小さくなっ
ており、上部6又は下部7或いはその両方に溝12を備
えている。図1、図2及び図3に示すように、溝12は
容器の縦方向に複数状設けられている。溝12内には凸
条13が容器の縦方向に設けられている。溝12は容器
壁が容器内方寄りに湾曲して容器の中心線11にほぼ沿
って形成されている。溝幅w1 は10mmから3mm、
深さh1 は6mmから1mm程度、また肉厚tは0.2
〜0.6mm程度が望ましい。溝12の外側縁と容器壁
14との間には曲率半径3mm〜6mmのrが形成され
ている。凸条13は溝12の頂部近傍において容器壁が
容器外側寄りに湾曲して容器の中心線11にほぼ沿って
形成されている。
【0009】凸条13は図3に示すように溝12の頂部
の中央部に位置してもよいし、図4に示すように溝12
の頂部の中心から僅かにずれた位置に形成してもよい。
凸条13の幅w2 は0.3mmから1.0mm、高さh
2 は0.02mmから0.2mmである。
【0010】溝12の外表面は凸条13の外表面をも含
めて粗面になっている。この粗面を形成するために成形
金型の該当表面にはサンドブラスト処理がなされてい
る。粗面を形成する容器壁の範囲は少なくとも凸条13
の外表面或いは前記凸条13を含む溝12の外表面であ
って、容器の中心角θでθ=15°以下が前記溝12の
特徴線を強調する点で望ましい。
【0011】このように構成されたプラスチック容器に
おいては、容器1内に加圧液体が充填されて容器1に内
圧が作用した場合に、その内圧は溝12に作用して溝1
2を外側に反転湾曲させる方向に力を作用させるが、同
じく容器の内圧は凸条13の内側にも作用し、凸条13
が剛性を持ったリブとして機能し、溝12の変形を抑制
する作用をする。その結果、溝12全体として容器外側
に湾曲して変形することが防止される。これによってプ
ラスチック容器1に内圧が作用した場合でも溝12の消
失が回避される。
【0012】更に溝12の外表面は粗面となっており、
また凸条13は頂部が突出しておりその結果として、溝
12の特徴線が消失しない。
【0013】
【考案の効果】このように、この考案の耐圧プラスチッ
ク容器では、加圧液体を充填密封しても溝の変形が抑制
或いは緩和されると共に溝の特徴線の消失が防止され、
容器形状の特徴線の形状が持続することができ、しかも
容器の座屈強度の維持及び容器壁のデラミネーションを
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わる容器の正面説明
図。
【図2】容器の横断面説明図。
【図3】容器壁の溝の部分を説明する拡大説明図。
【図4】この考案の他の実施例に係わるプラスチック容
器の溝部分を示す拡大説明図。
【図5】従来のプラスチック容器を示す正面説明図。
【図6】従来のプラスチック容器の横断面説明図。
【図7】従来のプラスチック容器の溝部分の拡大断面説
明図。
【符号の説明】
1 プラスチック容器 2 口部 3 胴部 4 底部 5 中央部 6 上部 7 下部 11 中心線 12 溝 13 凸条 14 容器壁 15 隣接部 101 容器 108 溝 114 容器壁 115 中心線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器壁が容器内方寄りに湾曲して形成さ
    れる溝が容器の縦方向に形成され、かつ前記溝内におい
    て容器の外表面が外方寄りに突出して形成される凸条が
    前記容器の縦方向に形成され、かつ、前記溝内において
    容器の外表面が粗面状に形成されていることを特徴とす
    る耐圧プラスチック容器。
JP7192093U 1993-12-10 1993-12-10 耐圧プラスチック容器 Expired - Lifetime JP2541226Y2 (ja)

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JPH0735306U JPH0735306U (ja) 1995-06-27
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