JPH0721510U - 耐圧プラスチック容器 - Google Patents

耐圧プラスチック容器

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JPH0721510U
JPH0721510U JP5677593U JP5677593U JPH0721510U JP H0721510 U JPH0721510 U JP H0721510U JP 5677593 U JP5677593 U JP 5677593U JP 5677593 U JP5677593 U JP 5677593U JP H0721510 U JPH0721510 U JP H0721510U
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JP
Japan
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groove
container
wall
container wall
plastic container
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Pending
Application number
JP5677593U
Other languages
English (en)
Inventor
洋介 安田
恒夫 有田
Original Assignee
東洋製罐株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧液体を充填密封する耐圧プラスチック容
器において加圧液体を容器内に充填密封し、さらに容器
に温度変化が生じても、溝が変形して消失することがな
いものを提供すること。 【構成】 容器壁が容器内方寄りに湾曲して形成される
第1の溝12と第1の溝12内において容器壁が容器外
方寄りに湾曲して形成される第2の溝13が容器の縦方
向に形成され、かつ、第1の溝12の容器壁と第2の溝
13の容器壁とは隣接している。密封された容器内に内
圧が作用した場合に内圧は第1の溝12を反転変形させ
て容器外方寄りに湾曲させる方向に力を作用させるが、
この時第2の溝13内にも内圧が作用し、第2の溝13
がリブとして機能し、隣接する第1の溝12内の容器壁
の変形を抑制させる結果、溝8内の容器壁の容器外方寄
りの湾曲変形を抑制し、溝8の消滅を回避する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、炭酸飲料等の加圧液体の内容液を収容する耐圧プラスチック容器 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炭酸飲料等の加圧液体の内容物を充填するためのプラスチック容器は2軸延伸 ブロー形成等によって形成される。このようなプラスチック容器は図5、図6、 図7に示すように、外観デザイン上の要請から特徴線を設けるために、或いは容 器の耐座屈性を向上させるために、容器101の中心線115に沿って溝108 を設けることがある。この溝108は容器壁114が容器内方に湾曲した形状を 成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、このような構造の溝を持つプラスチック容器に加圧液体を充填して 密封する場合に、容器の温度の上昇や内圧の上昇によって溝の部分の容器壁が反 転して容器外方に湾曲して溝が消滅してしまい、容器形状のデザイン上の特徴線 が消滅したり、或いは容器の座屈を防止する機能が消滅する。また、このような 溝の反転変形の際に、単層または多層構造の容器壁に層内亀裂または層間剥離( デラミネーション)が発生し、容器の強度を低下させる。このようなことから、 ガス飲料等の加圧液体を収容する耐圧容器において容器の形状の特徴線の形状を 持続させることができ、また、溝の変形を防いで容器の座屈強度の強化性能を維 持することができ、また、容器壁のデラミネーションを回避することができる耐 圧プラスチック容器の開発が望まれている。
【0004】 この考案は上記の如き事情に鑑みて成されたものであって、加圧液体を充填密 封する耐圧プラスチック容器において加圧液体を容器内に充填密封し、さらに容 器に温度変化が生じても、溝が変形して消失することがないものを提供すること を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的に対応して、この考案の耐圧プラスチック容器は、容器壁が容器内方 寄りに湾曲して形成される第1の溝と第1の溝内において容器壁が容器外方寄り に湾曲して形成される第2の溝が容器の縦方向に形成され、かつ、第1の溝の容 器壁と第2の溝の容器壁とは隣接していることを特徴としている。
【0006】
【作用】
密封されたプラスチック容器内に内圧が作用した場合に内圧は第1の溝を反転 変形させて容器外方寄りに湾曲させる方向に力を作用させるが、この時第2の溝 内にも内圧が作用し、第2の溝がリブとして機能し、隣接する第1の溝内の容器 壁の変形を抑制させる結果、溝内の容器壁の容器外方寄りの湾曲変形を抑制し、 結果として溝全体の変形を抑制し、溝の消滅を回避する。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面について説明する。図1において 1はプラスチック容器である。プラスチック容器1は口部2、胴部3、底部4を 有しており、胴部3は上部6、中央部5及び下部7から成っており、胴部3の中 央部5の上下両端は上部6の下端部及び下部7の上端部よりも僅かに径が小さく なっており、上部6又は下部7或いはその両方に溝8を備えている。図1、図2 及び図3に示すように、溝8は容器の縦方向に複数状設けられている。溝8は第 1の溝12及び第2の溝13とからなっている。第1の溝12は容器壁が容器内 方寄りに湾曲して容器の中心線11にほぼ沿って形成されている。溝幅w1 は1 0mmから3mm、深さh1 は6mmから1mm程度が望ましい。第1の溝12 の外側縁と容器壁14との間には径の小さなrが形成されている。第2の溝13 は第1の溝12の頂部近傍において容器壁が容器外側寄りに湾曲して容器の中心 線11にほぼ沿って形成されている。
【0008】 第2の溝13は図3に示すように第1の溝12の頂部の中央部に位置してもよ いし、図4に示すように第1の溝12の頂部の中心から僅かにずれた位置に形成 してもよい。第2の溝13の幅w2 は0.3mmから1.0mm、深さh2 は0 .4mmから1mmである。第1の溝12の両内側縁と第2の溝13の両外側縁 とは直接に隣接していてその間にr部分が存在せず、従って、第1の溝12と第 2の溝13の隣接部15はエッジになっている。
【0009】 このように構成されたプラスチック容器においては、容器1内に加圧液体が充 填されて容器1に内圧が作用した場合に、その内圧は第1の溝12に作用して第 1の溝12を外側に反転湾曲させる方向に力を作用させるが、同じく容器の内圧 は第2の溝13の内側にも作用し、第2の溝13が内圧によって緊張して剛性を もつに至り、その剛性によって第2の溝13の容器壁が剛性を持ったリブとして 機能し、第1の溝12の変形を抑制する作用をする。その結果、溝8全体として 容器外側に湾曲して変形することを抑制される。これによってプラスチック容器 1に内圧が作用した場合でも溝8の消滅が回避される。
【0010】
【考案の効果】
このように、この考案の耐圧プラスチック容器では、加圧液体を充填密封して も溝が変形して消失することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に関わる容器の正面説明
図。
【図2】容器の横断面説明図。
【図3】容器壁の溝の部分を説明する拡大説明図。
【図4】この考案の他の実施例に関わるプラスチック容
器の溝部分を示す拡大説明図。
【図5】従来のプラスチック容器を示す正面説明図。
【図6】従来のプラスチック容器の横断面説明図。
【図7】従来のプラスチック容器の溝部分の拡大断面説
明図。
【符号の説明】
1 プラスチック容器 2 口部 3 胴部 4 底部 5 中央部 6 上部 7 下部 8 溝 11 中心線 12 第1の溝 13 第2の溝 14 容器壁 15 隣接部 101 容器 108 溝 114 容器壁 115 中心線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器壁が容器内方寄りに湾曲して形成さ
    れる第1の溝と前記第1の溝内において前記容器壁が容
    器外方寄りに湾曲して形成される第2の溝が前記容器の
    縦方向に形成され、かつ、前記第1の溝の容器壁と前記
    第2の溝の容器壁とは隣接していることを特徴とする耐
    圧プラスチック容器。
JP5677593U 1993-09-27 1993-09-27 耐圧プラスチック容器 Pending JPH0721510U (ja)

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JP5677593U JPH0721510U (ja) 1993-09-27 1993-09-27 耐圧プラスチック容器

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JP5677593U JPH0721510U (ja) 1993-09-27 1993-09-27 耐圧プラスチック容器

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ID=13036835

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