JP2541106Y2 - 小型テープカセット - Google Patents

小型テープカセット

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JP2541106Y2
JP2541106Y2 JP1395292U JP1395292U JP2541106Y2 JP 2541106 Y2 JP2541106 Y2 JP 2541106Y2 JP 1395292 U JP1395292 U JP 1395292U JP 1395292 U JP1395292 U JP 1395292U JP 2541106 Y2 JP2541106 Y2 JP 2541106Y2
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JP
Japan
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brake
brake lever
tape cassette
reel hub
supply
Prior art date
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JP1395292U
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JPH0567963U (ja
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泰文 橋本
明恵 宮下
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、標準テープカ
セット専用ビデオテープレコーダ(以下VTRと記す)
等の記録再生装置に直接装着するには小型であって、そ
のVTRでの使用にはテープカセットアダプタ等を必要
とする小型テープカセットに関し、特に、供給側リール
ハブ及び巻取り側リールハブの各ブレーキ解除動作を連
動して確実に行なえる小型テープカセットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般のVTRに使用される標準テープカ
セットの他に、その標準タイプ専用VTRとの互換性を
保ちながら記録再生を可能とした小型テープカセットが
実用化されている。即ち、この小型テープカセットは、
その小型タイプ専用VTRやこれとビデオカメラとが一
体になった所謂カメラ一体型VTRにて記録再生できる
とともに、標準タイプ専用VTRで使用する場合には、
実公昭60−37739号公報に開示の如く標準テープ
カセットと同一形状のテープカセットアダプタ、或いは
標準テープカセットと小型テープカセットがともに収納
可能な収納トレイを用いて、標準テープカセットと同等
に使用可能となっている。
【0003】そして、このような小型テープカセットに
おいて、持運び等で外部から衝撃を加えられた場合等に
おける磁気テープの保護のため、供給側リールハブ及び
巻取り側リールハブともにブレーキ機構が設けられてい
る。即ち、従来は、特公昭60−48821号公報にて
公知のように、その上ハーフ内面に固定したばねによ
り、下ハーフ内面と供給側リールハブの下リールフラン
ジ下面とを、互いの放射状リブにより噛合わせてブレー
キとする一方、巻取り側リールハブについては、その下
リールフランジ外周の歯車に、ブレーキ部材をこれと上
ハーフとの間に縮装したばねにより噛合わせてブレーキ
としていた。また、そのブレーキ解除動作は、小型テー
プカセットのVTRへの装着時、VTRの供給側リール
ディスクとの係合による供給側リールハブの押上げによ
り、放射状リブの噛合いが外れるとともに、VTRの基
準ピンによるブレーキ部材の押上げにより、巻取り側リ
ールハブの歯車との噛合いが外れることによって行なわ
れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のブレーキ機構では、例えば、強い衝撃を受けた
時、充分なブレーキ効果を得ることができず、磁気テー
プが緩み、損傷を与えることがあった。
【0005】そこで本出願人は、特願平2−22980
4号にて、磁気テープが張架された一対のリールハブ
と、この両リールハブの歯車に各々噛合う一対のブレー
キレバーを備え、且つこの両ブレーキレバーに、第1の
ブレーキレバーの解除動作を第2のブレーキレバーに伝
達して、両ブレーキレバーの解除動作を連動可能とする
係合部を各々設けてなる小型テープカセットを提案し
た。具体的には、図5に示したように、巻取り側リール
ハブ11近傍のボス部7に枢支したブレーキレバー51
に、巻取り側リールハブ11の下リールフランジ外周の
歯車12に噛合う爪部52を設けて、巻取り側リールハ
ブ11及び供給側リールハブ15間のねじボス部9に枢
支したブレーキレバー61に、供給側リールハブ15の
下リールフランジ外周の歯車16に噛合う爪部62を設
ける。そして、基準孔8へのVTRの基準ピンの挿入に
よる巻取り側ブレーキレバー51の矢印で示した反時計
方向への回転により、巻取り側リールハブ11の歯車1
2から爪部52が外れるとともに、係合部56,64を
介しての供給側ブレーキレバー61の矢印で示した時計
方向への回転により、供給側リールハブ15の歯車16
から爪部62が外れて、ブレーキの解除動作が連動して
行なわれる。
【0006】しかしながら、巻取り側ブレーキレバー5
1を反時計方向に回転させて、供給側ブレーキレバー6
1を時計方向に回転させることでブレーキ解除を行なう
ため、図6に拡大して示すように、供給側ブレーキレバ
ー62先端の爪部62の解除方向の回転軌跡(図示鎖
線)が、供給側リールハブ15の歯車16に対し、引掛
かる配置にならざるを得ず、そのブレーキ解除の安定性
に問題がある。
【0007】そこで本考案の目的は、第1の巻取り側ブ
レーキレバーの解除動作に連動して、第2の供給側ブレ
ーキレバーの解除動作がスムーズに行なわれ、ブレーキ
解除の安定性に優れた小型テープカセットを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本考案は、テープが張架された一対のリールハブと、こ
の両リールハブの歯車に各々噛合う一対のブレーキレバ
ーを備え、且つこの両ブレーキレバーに、第1のブレー
キレバーの解除動作を第2のブレーキレバーに伝達し
て、両ブレーキレバーの解除動作を連動可能とする係合
部を各々設けてなる小型テープカセットにおいて、前記
両ブレーキレバーの解除動作を同一の回転方向とするよ
う前記係合部を構成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】第1のブレーキレバーの反時計方向への解除動
作に連動して、第2のブレーキレバーも同じく反時計方
向へ回転するので、第2のブレーキレバーの先端が従来
の如く供給側リールハブの歯車に引掛かることなく、解
除動作がスムーズに行なわれる。
【0010】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本考案を適用した小型テープカセット1のカセッ
ト筐体上ハーフを外して巻取り側リールハブ11及び供
給側リールハブ15のブレーキ作動状態を示す図1にお
いて、2は磁気テープ、3はカセット筐体下ハーフ、4
は前面側開口部、5はガイドローラ、6は一端側切欠
部、21は第1の巻取り側ブレーキレバー、31は第2
の供給側ブレーキレバーである。小型テープカセット1
において、磁気テープ2は、前面側開口部4の左右両端
のガイドローラ5,5により案内された状態で張架され
ており、図示せぬ蓋体の閉蓋により保護される。カセッ
ト筐体下ハーフ3には、図示せぬ上ハーフと組立てた状
態で、巻取り側リールハブ11の下リールフランジ外周
に形成された歯車12を一側面に臨ませる切欠部6が形
成されている。既知の如く、その歯車12には、VTR
の駆動歯車が噛合い可能となっており、また、供給側リ
ールハブ15には、VTRの供給側リールディスクが下
方から嵌合可能となっている。
【0011】カセット筐体下ハーフ3の前面側開口部と
反対側において、巻取り側リールハブ11側の隅部に形
成した基準孔8の近傍に円柱状のボス部7が起設されて
おり、このボス部7に巻取り側ブレーキレバー21が枢
支されている。このブレーキレバー21は、供給側リー
ルハブ15へ向かって延び、巻取り側リールハブ11の
歯車12と噛合う爪部22を有している。尚、ボス部7
周りには、ブレーキレバー21を時計方向に回転させ
て、爪部22を歯車12との噛合い方向に付勢する図略
のばねが設けられている。また、ブレーキレバー21に
は、基準孔8の上に臨む基準ピン係合片23が一体に設
けられている。
【0012】更に、カセット筐体下ハーフ3の前面側開
口部と反対側で、巻取り側リールハブ11と供給側リー
ルハブ15との間には、上ハーフとの合体用の円柱状の
ねじボス部9が起設されており、このねじボス部9に供
給側ブレーキレバー31が枢支されている。このブレー
キレバー31は、前記巻取り側ブレーキレバー21と略
平行に延びたその先端に、供給側リールハブ15の下リ
ールフランジ外周に形成した歯車16と噛合う爪部32
を有している。また、ねじボス部9周りには、ブレーキ
レバー31を時計方向に回転させて、爪部32を歯車1
6との噛合い方向に付勢するばね39が設けられてお
り、10は下ハーフ3上に起設したばね係止用突起であ
る。
【0013】そして、巻取り側ブレーキレバー21に
は、前記ねじボス部9を越えて供給側ブレーキレバー3
1に並んで延びる延長部25が形成されており、この延
長部25の先端が解除動作連動用の係合部26となって
いる。更に、供給側ブレーキレバー31には、前記係合
部26を越えて延びるアーム部33が分岐して形成され
ており、このアーム部33の先端が前記係合部26と当
接する上方に突設したピンによる解除動作連動用の係合
部34となっている。尚、図1において、Mは供給側リ
ールハブ15の最大可動範囲、mは最小可動範囲を示し
ている。
【0014】このようなブレーキ解除動作の連動機構と
したので、小型テープカセット1をVTRに装填する
と、図2(a)及び(b)のように、基準孔8に下方か
ら挿入されたVTRの基準ピン20と係合片23の勾配
面24による接触により、図1に示した通り、先ず、巻
取り側ブレーキレバー21が矢印で示す反時計方向へ回
転し、巻取り側リールハブ11の歯車12から爪部22
が外れて、巻取り側リールハブ11のブレーキが解除さ
れる。そして、巻取り側ブレーキレバー21の延長部2
5先端の係合部26と、供給側ブレーキレバー31のア
ーム部33先端の係合部34との当接によって、図1及
び図3にも拡大して示した通り、同時に、供給側ブレー
キレバー31も矢印で示す反時計方向に回転して、供給
側リールハブ15の歯車16から爪部32が外れること
で、供給側リールハブ15のブレーキも連動して解除さ
れる。
【0015】以上により、図4に示したように、巻取り
側リールハブ11及び供給側リールハブ15の両ブレー
キ解除状態が確実に得られる。尚、具体的な細部構造等
については、実施例の他、適宜に変更可能であることは
勿論である。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案の小型テープカセッ
トによれば、第1及び第2のブレーキレバーの解除動作
を同一の回転方向とするよう解除動作連動用の係合部を
構成したため、第1のブレーキレバーの反時計方向への
解除動作に連動して、第2のブレーキレバーも同じく反
時計方向へ回転することにより、第2のブレーキレバー
の先端が従来の如く供給側リールハブの歯車に引掛かる
ことなくして、解除動作をスムーズに行なうことがで
き、従って、ブレーキ解除の安定性を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した小型テープカセットの上ハー
フを外して両リールハブのブレーキ作動状態を示す概略
平面図
【図2】基準ピンの挿入前と挿入状態を示す要部縦断面
【図3】本考案に係るブレーキ解除動作連動用の係合構
造を示す要部の拡大平面図
【図4】本考案による両リールハブのブレーキ解除状態
を示す概略平面図
【図5】小型テープカセットにおける解除動作連動式ブ
レーキ機構の先行技術例を示す概略平面図
【図6】図5の要部拡大図
【符号の説明】
1…小型テープカセット、2…磁気テープ、3…カセッ
ト筐体下ハーフ、7,9…ボス部、8…基準孔、11,
15…リールハブ、12,16…歯車、20…基準ピ
ン、21…ブレーキレバー(第1のブレーキレバー)、
31…ブレーキレバー(第2のブレーキレバー)、2
2,32…爪部、23…基準ピン係合片、26,34…
係合部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープが張架された一対のリールハブ
    と、この両リールハブの歯車に各々噛合う一対のブレー
    キレバーを備え、且つこの両ブレーキレバーに、第1の
    ブレーキレバーの解除動作を第2のブレーキレバーに伝
    達して、両ブレーキレバーの解除動作を連動可能とする
    係合部を各々設けてなる小型テープカセットにおいて、
    前記両ブレーキレバーの解除動作を同一の回転方向とす
    るよう前記係合部を構成したことを特徴とする小型テー
    プカセット。
JP1395292U 1992-02-13 1992-02-13 小型テープカセット Expired - Lifetime JP2541106Y2 (ja)

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