JP2540956Y2 - ロックドリルビット - Google Patents

ロックドリルビット

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JP2540956Y2
JP2540956Y2 JP1989026023U JP2602389U JP2540956Y2 JP 2540956 Y2 JP2540956 Y2 JP 2540956Y2 JP 1989026023 U JP1989026023 U JP 1989026023U JP 2602389 U JP2602389 U JP 2602389U JP 2540956 Y2 JP2540956 Y2 JP 2540956Y2
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JP
Japan
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core piece
center
chips
bit body
tip
Prior art date
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大志郎 宮崎
猛 林
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビット本体の先端の中心部に、軸線方向先
端視4角形状のコアピースが設けられ、かつこのコアピ
ースの4辺に対向して4個のチップが設けられた穿孔用
のロックドリルビットに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のロックドリルビットとしては、第7図
ないし第9図に示すように、略円柱状のビット本体1の
先端の中心部に、軸線方向先端視略正方形状のコアピー
ス2が装着され、このコアピース2の4辺に対向して外
方に放射状に延びる断面コ字状の装着溝3が形成され、
かつこれらの装着溝3に、断面5角形状のチップ4が固
定されていると共に、ビット本体1の先端外周部に先端
から取付部1aに延びるくり粉溝5が形成されている一
方、ビット本体1とコアピース2との内部を連通する中
心孔6,7がそれぞれビット本体1とコアピース2とに形
成され、また、ビット本体1の中心孔6と上記くり粉溝
5との間に圧気及び水等の流体を噴出させるための噴出
孔8が形成されたものが知られている。そして、上記チ
ップ4は4個とも同一のものを使用しており、中心部の
チップ4のない範囲Dはチップ幅dに対して、D≧dに
設定されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したように、4個のチップを総て
同一形状とした場合には、中心部の切削できない部分が
広く、穿孔効率が悪いという問題がある。特に、耐摩耗
性向上のために、チップ幅dを大きくしていった場合、
必然的に中心部の切刃のない範囲Dが大きくなり、中心
に岩芯が残留し、穿孔に支障をきたす場合がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、従来品に比べてチップを中心に位置
させることができ、かつ切削範囲を拡大させることがで
き、中心部に岩芯が残留することを抑制できて、穿孔速
度を向上させることができるロックドリルビットを提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、ビット本体の
先端中心部に、設けられた4角形状のコアピースの4辺
に対向して4個のチップが設けられたロックドリルビッ
トにおいて、コアピースに対して対向する一方の一対の
チップは、他方の一対のチップよりビット本体の中心部
側に突出して長さが長く形成され、しかも各一対のチッ
プはそれぞれ同一長さとされ、コアピースはビット本体
の軸線方向先端部より後方側に位置していることを特徴
とするものである。
〔作用〕
上述の構成によれば、ビット本体の中心部側により長
く形成された一対のチップによって、ビット本体の中心
部の切刃のない範囲を小さくして切削範囲を拡大でき、
しかも、このより長い一対のチップは対向して配置され
ているから、回転による切削時にこれら一対のチップに
かかる負荷がバランスすることで、穿孔切削時の直進性
が良く、孔曲がりを起こすことなく直線状の孔を穿設で
きる。しかも、切削に際しては、上記長いチップのため
に、岩盤等の中心部に残留する岩芯が細くなる上に、コ
アピースがビット本体の先端部より後方側に位置するか
ら、この岩芯がコアピースと4つのチップとに挟まれて
長く延びて、二次破砕を起こし易くなり、岩芯の除去が
容易となって穿孔速度を向上できることになる。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第6図に基づいて本考案の一実施
例を説明する。
図中符号10は略円柱状のビット本体であり、このビッ
ト本体10の先端の中心部には略直方体状のコアピース11
が装着されている。このコアピース11は、第4図ないし
第6図に示すように、その中心部に中心孔12が形成さ
れ、かつ対向する一対の面にそれぞれ凹部13が形成され
ている。そして、上記コアピース11の中心孔12とビット
本体10の中心孔14とが連通するようにコアピース11はビ
ット本体10の先端に配置されており、このコアピース11
の、上記ビット本体10の軸線方向先端視略長方形状の各
辺に対向して、外方に放射状に延びる断面コ字状の装着
溝15が形成されている。また、これらの装着溝15には、
2種類の切刃長さを持つチップ16,17がそれぞれ固定さ
れている。そして、切刃長さが長いチップ16は、切刃長
さが短いチップ17よりもビット本体10の中心部側まで配
設されている。これらのチップ16,17は断面5角形状の
もので、かつチップ16の、上記コアピース11の凹部13に
対向する面は、該凹部13に合致するように先細状に形成
されている。
なお、図中符号18は、ビット本体10の外周部に形成さ
れたくり粉溝、19は、このくり粉溝18と上記ビット本体
10の中心孔14との間を連通させる噴出孔である。
上記のように構成されたロックドリルビットにおい
て、コアピース11の対向する一対の面にそれぞれ凹部13
を形成し、チップ16の上記凹部13に対向する面を該凹部
13に合致する先細状としたので、チップ16の先細状の面
をコアピース11の凹部13に当接するだけで、これらのチ
ップ16の大きさや長さにかかわりなく位置決めを正確か
つ容易に行うことができる。また、従来同様、ビット本
体10を、その軸線を中心にして回転させて岩盤等を穿孔
させた場合、切刃長さが長いチップ16の切刃が、ビット
本体10の先端の中心部側迄配設されているから、このチ
ップ16によって、中心部の切刃のない範囲を小さくする
ことができ、しかも、コアピース11がビット本体10の先
端部より後方側に位置するから、この岩芯がコアピース
11と4つのチップ16,17とに挟まれて細長く延びて、二
次破砕を起こし易くなる。従って、中心部に岩芯が残留
することがない上に、チップ幅を大きくして、耐摩耗性
の向上を図ることができる。その上、切刃長さの長いチ
ップ16は、軸線方向先端視で略長方形のコアピース11
(ビット本体10の中心)に対向して配設されているか
ら、岩盤等を回転切削する際、それぞれにかかる負荷が
バランスするために直進性の良い穿孔切削を行うことが
でき、直線状の孔を穿設できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、ビット本体の先端の
中心部に設けられた軸線方向先端視4角形状のコアピー
スの4辺に対向して4個のチップを設け、コアピースに
対して対向する一方の一対のチップは、他方の一対のチ
ップよりビット本体の中心部側に突出して長さが長く形
成されて、各一対のチップはそれぞれ同一長さとされ、
コアピースはビット本体の軸線方向先端部より後方側に
位置しているから、回転切削の際、中心部側により長い
一対のチップにかかる負荷がバランスして直進性の良い
穿孔切削を行うことができて、容易に直線状の孔が得ら
れる。しかも、このより長い一対のチップによって、ビ
ット本体の中心部の切刃のない領域を小さくすることで
切削範囲を拡大でき、且つコアピースがビット本体の先
端部より後方側に位置するから、岩芯がコアピースと4
つのチップで挟まれて細長く延びて二次破砕を起こし易
くなり、中心部に岩芯が残留することを抑制することが
できる上に、穿孔速度を向上させることができて、良好
な穿孔性能を確保することができ、しかも幅の広いチッ
プを使用できて、チップの耐摩耗性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は第1図のII
I−III線に沿う断面図、第4図ないし第6図はコアピー
スの一例を示すもので、第4図は正面図、第5図は側面
図、第6図は下面図、第7図ないし第9図は従来のロッ
クドリルビットを示すもので、第7図は正面図、第8図
は側面図、第9図は第7図のIX−IX線に沿う断面図であ
る。 10……ビット本体、11……コアピース、16,17……チッ
プ。
フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭35−5401(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット本体の先端の中心部に、軸線方向先
    端視略4角形状のコアピースが設けられ、かつこのコア
    ピースの4辺に対向して4個のチップが設けられたロッ
    クドリルビットにおいて、 上記コアピースに対して対向する一方の一対のチップ
    は、他方の一対のチップよりビット本体の中心部側に突
    出して長さが長く形成されて、上記各一対のチップはそ
    れぞれ同一長さとされ、 上記コアピースはビット本体の軸線方向先端部より後方
    側に位置していることを特徴とするロックドリルビッ
    ト。
JP1989026023U 1989-03-07 1989-03-07 ロックドリルビット Expired - Lifetime JP2540956Y2 (ja)

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JPH02116588U JPH02116588U (ja) 1990-09-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5793342B2 (ja) * 2011-05-12 2015-10-14 岡部株式会社 穿孔ビット
JP5719680B2 (ja) * 2011-05-12 2015-05-20 岡部株式会社 穿孔ビット

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JPH02116588U (ja) 1990-09-18

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