JP2540847B2 - 回転ヘッド型記録再生装置におけるジッタ除去方法 - Google Patents
回転ヘッド型記録再生装置におけるジッタ除去方法Info
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- JP2540847B2 JP2540847B2 JP62067402A JP6740287A JP2540847B2 JP 2540847 B2 JP2540847 B2 JP 2540847B2 JP 62067402 A JP62067402 A JP 62067402A JP 6740287 A JP6740287 A JP 6740287A JP 2540847 B2 JP2540847 B2 JP 2540847B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、8mmVTRなどのように回転ヘッドを有する記
録再生装置においてジッタを除去する方法に関するもの
である。
録再生装置においてジッタを除去する方法に関するもの
である。
本発明は、3回転ヘッド型の記録再生装置と5回転ヘ
ッド型の記録再生装置とのうちの一方の記録再生装置を
用いて所定のモードで記録した記録再生用テープを他方
の記録再生装置を用いて上記所定のモードで再生する場
合にこれら2つの記録再生装置の間でのヘッド配置の違
いによる上記記録再生用テープの伸びの違いに起因して
生じるジッタを除去するようにした回転ヘッド型記録再
生装置におけるジッタ除去方法であって、上記所定のモ
ード時に第1チャンネル記録再生ヘッドと第2チャンネ
ル記録再生ヘッドとの切換えタイミングのほゞ1/2倍の
周波数を有しかつレベル、位相などが調整された補正信
号を上記ジッタを除去するために上記一方または他方の
記録再生装置の回転ヘッドドラムの駆動信号に加えるこ
とによって、上記2つの記録再生装置の間でのヘッド配
置の違いによる記録再生用テープの伸びの違いに起因し
て生じるジッタをきわめて簡単な方法できわめて有効に
除去するようにしてものである。
ッド型の記録再生装置とのうちの一方の記録再生装置を
用いて所定のモードで記録した記録再生用テープを他方
の記録再生装置を用いて上記所定のモードで再生する場
合にこれら2つの記録再生装置の間でのヘッド配置の違
いによる上記記録再生用テープの伸びの違いに起因して
生じるジッタを除去するようにした回転ヘッド型記録再
生装置におけるジッタ除去方法であって、上記所定のモ
ード時に第1チャンネル記録再生ヘッドと第2チャンネ
ル記録再生ヘッドとの切換えタイミングのほゞ1/2倍の
周波数を有しかつレベル、位相などが調整された補正信
号を上記ジッタを除去するために上記一方または他方の
記録再生装置の回転ヘッドドラムの駆動信号に加えるこ
とによって、上記2つの記録再生装置の間でのヘッド配
置の違いによる記録再生用テープの伸びの違いに起因し
て生じるジッタをきわめて簡単な方法できわめて有効に
除去するようにしてものである。
第4図は現在市販されている8mmVTRのヘッド配置を示
すもので、回転ドラム1には互いにアジマス角の異る1
チャンネルヘッド1CHと2チャンネルヘッド2CHとが略18
0゜間隔で配されると共に、これらのヘッド1CH、2CHの
間にフライングレーズヘッドFEが配されている。尚、矢
印aはドラム1の回転方向を示す。また磁気テープ(図
示せず)はドラム1に221゜の巻付角で巻付けられる。
上記FEヘッドは記録時にヘッド1CH及びヘッド2CHに先行
して、磁気テープ上に以前に記録された2本のトラック
の信号を1回の走査で消去するようにトラック巾が選ば
れている。これによって、ノイズのないつなぎ撮り編集
を可能としている。またヘッド1CH、2CHはLP(長時間記
録再生)モードとSP(短時間記録再生)モードとで兼用
となっている。
すもので、回転ドラム1には互いにアジマス角の異る1
チャンネルヘッド1CHと2チャンネルヘッド2CHとが略18
0゜間隔で配されると共に、これらのヘッド1CH、2CHの
間にフライングレーズヘッドFEが配されている。尚、矢
印aはドラム1の回転方向を示す。また磁気テープ(図
示せず)はドラム1に221゜の巻付角で巻付けられる。
上記FEヘッドは記録時にヘッド1CH及びヘッド2CHに先行
して、磁気テープ上に以前に記録された2本のトラック
の信号を1回の走査で消去するようにトラック巾が選ば
れている。これによって、ノイズのないつなぎ撮り編集
を可能としている。またヘッド1CH、2CHはLP(長時間記
録再生)モードとSP(短時間記録再生)モードとで兼用
となっている。
以上述べた3個の回転ヘッド1CH、2CH、FEを有する8m
mVTR(以下3ヘッド機と云う)に対して、第5図に示す
ような5個の回転ヘッドを有する8mmVTR(以下5ヘッド
機と云う)が提案されている。
mVTR(以下3ヘッド機と云う)に対して、第5図に示す
ような5個の回転ヘッドを有する8mmVTR(以下5ヘッド
機と云う)が提案されている。
第5図において、ドラム1には互いにアジマス角の異
なるLPモード用1チャンネルヘッド1CHLP及びLPモード
用2チャンネルヘッド2CHが略180゜間隔で配されると共
に、上記ヘッド1CHLPに近接してSPモード用2チャンネ
ルヘッド2CHSPが配され、上記ヘッド2CHLPに近接してSP
モード用1チャンネルヘッド1CHSPが配されている。ま
た互いに近接して対を成すヘッド1CHLPと2CHSPとは互い
に逆アジマス角を有し、ヘッド2CHLPと1CHSPとは互いに
逆アジマス角を有している。
なるLPモード用1チャンネルヘッド1CHLP及びLPモード
用2チャンネルヘッド2CHが略180゜間隔で配されると共
に、上記ヘッド1CHLPに近接してSPモード用2チャンネ
ルヘッド2CHSPが配され、上記ヘッド2CHLPに近接してSP
モード用1チャンネルヘッド1CHSPが配されている。ま
た互いに近接して対を成すヘッド1CHLPと2CHSPとは互い
に逆アジマス角を有し、ヘッド2CHLPと1CHSPとは互いに
逆アジマス角を有している。
このようにこの5ヘッド機においては、LPモード用と
SPモード用とに対して夫々専用のヘッドを設け、且つLP
モード用ヘッドとSPモード用ヘッドとのチャンネルの異
なるものどうしを互いに逆アジマス角を持たせて近接し
て設けている。このようなヘッド配置によれば、例えば
変速再生時に各ヘッドの対が1回の走査で複数本のトラ
ックを横切る際に、その対のヘッドを交互に切換えて動
作させることにより、ノイズの軽減された高品質の画面
を得ることができる。
SPモード用とに対して夫々専用のヘッドを設け、且つLP
モード用ヘッドとSPモード用ヘッドとのチャンネルの異
なるものどうしを互いに逆アジマス角を持たせて近接し
て設けている。このようなヘッド配置によれば、例えば
変速再生時に各ヘッドの対が1回の走査で複数本のトラ
ックを横切る際に、その対のヘッドを交互に切換えて動
作させることにより、ノイズの軽減された高品質の画面
を得ることができる。
上述した3ヘッド機によりSPモードで記録されたテー
プを5ヘッド機によりSPモードで再生する場合に次のよ
うな問題が生じる。
プを5ヘッド機によりSPモードで再生する場合に次のよ
うな問題が生じる。
第4図及び第5図から明らかなように、3ヘッド機で
は、テープにヘッドFEが接触して走査すると次にヘッド
1CHが走査し、次にヘッド2CHが走査するが、5ヘッド機
ではSPモードのとき、テープをヘッドFEが走査すると次
にヘッド2CHSPが走査し、次にヘッド1CHSPが走査する。
一般にテープ回転ヘッドが接触して走査するときはテー
プに伸びが発生するが、記録時と再生時とで同じヘッド
配置を用いれば、記録時と再生時とで同じ伸びが発生す
るので問題とはならない。しかしながら上述のように3
ヘッド機によりSPモードで記録したテープを5ヘッドに
よりSPモードで再生する場合は、記録時と再生時とでヘ
ッドFEの走査の次に走査するヘッドのチャンネルが異な
るので、ヘッドFEがテープに接触したときに生じるテー
プの伸びが問題となってくる。
は、テープにヘッドFEが接触して走査すると次にヘッド
1CHが走査し、次にヘッド2CHが走査するが、5ヘッド機
ではSPモードのとき、テープをヘッドFEが走査すると次
にヘッド2CHSPが走査し、次にヘッド1CHSPが走査する。
一般にテープ回転ヘッドが接触して走査するときはテー
プに伸びが発生するが、記録時と再生時とで同じヘッド
配置を用いれば、記録時と再生時とで同じ伸びが発生す
るので問題とはならない。しかしながら上述のように3
ヘッド機によりSPモードで記録したテープを5ヘッドに
よりSPモードで再生する場合は、記録時と再生時とでヘ
ッドFEの走査の次に走査するヘッドのチャンネルが異な
るので、ヘッドFEがテープに接触したときに生じるテー
プの伸びが問題となってくる。
即ち、記録時にはヘッドFEの走査により伸びが生じた
テープに対して1チャンネルのヘッド1CHにより記録が
行われるが、再生時にはヘッドFEの走査により伸びが生
じたテープに対しては2チャンネルのヘッド2CHSPによ
り再生が行われる。
テープに対して1チャンネルのヘッド1CHにより記録が
行われるが、再生時にはヘッドFEの走査により伸びが生
じたテープに対しては2チャンネルのヘッド2CHSPによ
り再生が行われる。
従って、このヘッド2CHSPの再生信号は記録時にはな
かったヘッドFEによるテープの伸びの影響を受けてジッ
タが発生する。さらに次に続く1チャンネルのヘッド1C
HSPが走査するときは、記録時にはあったヘッドFEによ
るテープの伸びが無いので、その再生信号にジッタが発
生する。このようにヘッドFEによるテープの伸びの方向
が記録時と再生時とで逆になるのでジッタが発生する。
このジッタにより画面においては縦方向の線が1フレー
ム毎に左右に交互に彎曲する弊害が現れる。
かったヘッドFEによるテープの伸びの影響を受けてジッ
タが発生する。さらに次に続く1チャンネルのヘッド1C
HSPが走査するときは、記録時にはあったヘッドFEによ
るテープの伸びが無いので、その再生信号にジッタが発
生する。このようにヘッドFEによるテープの伸びの方向
が記録時と再生時とで逆になるのでジッタが発生する。
このジッタにより画面においては縦方向の線が1フレー
ム毎に左右に交互に彎曲する弊害が現れる。
本発明は、第1の回転ドラムに第1モードおよび第2
モード兼用の第1チャンネル記録再生ヘッド、第1モー
ドおよび第2モード兼用の第2チャンネル記録再生ヘッ
ドおよび第1の消去ヘッドがそれぞれ設けられかつ上記
第1チャンネル記録再生ヘッドと上記第2チャンネル記
録再生ヘッドとが互いにほゞ180゜間隔で配されると共
に上記第1の消去ヘッドが上記第1チャンネル記録再生
ヘッドと上記第2チャンネル記録再生ヘッドとの間にお
いて上記第1チャンネル記録再生ヘッドの上流側に配さ
れた3回転ヘッド型の第1の記録再生装置と、第2の回
転ドラムに第1モード用第1チャンネル記録再生ヘッ
ド、第1モード用第2チャンネル記録再生ヘッド、第2
モード用第1チャンネル記録再生ヘッド、第2モード用
第2チャンネル記録再生ヘッドおよび第2の消去ヘッド
がそれぞれ設けられかつ上記第1モード用第1チャンネ
ル記録再生ヘッドと上記第1モード用第2チャンネル記
録再生ヘッドとが互いにほゞ180゜間隔で配されると共
に上記第2の消去ヘッドが上記第1モード用第1チャン
ネル記録再生ヘッドと上記第1モード用第2チャンネル
記録再生ヘッドとの間において上記第1モード用第1チ
ャンネル記録再生ヘッドの上流側に配されさらに上記第
2モード用第1チャンネル記録再生ヘッドが上記第1モ
ード用第2チャンネル記録再生ヘッドに近接して配され
かつ上記第2モード用第2チャンネル記録再生ヘッドが
上記第1モード用第1チャンネル記録再生ヘッドに近接
して配された5回転ヘッド型の第2の記録再生装置との
うちの一方の記録再生装置を用いて上記第2のモードで
記録した記録再生用テープを他方の記録再生装置を用い
て上記第2のモードで再生する場合にこれら第1および
第2の記録再生装置の間でのヘッド配置の違いによる上
記記録再生用テープの伸びの違いに起因して生じるジッ
タを除去するようにした回転ヘッド型記録再生装置にお
けるジッタ除去方法であって、上記第2モード時に上記
第1チャンネル記録再生ヘッドと上記第2チャンネル記
録再生ヘッドとの切換えタイミングのほゞ1/2倍の周波
数を有しレベル、位相などが調整された補正信号を上記
ジッタを除去するために上記第1または第2の回転ヘッ
ドドラムの駆動信号に加えるようにしたものである。
モード兼用の第1チャンネル記録再生ヘッド、第1モー
ドおよび第2モード兼用の第2チャンネル記録再生ヘッ
ドおよび第1の消去ヘッドがそれぞれ設けられかつ上記
第1チャンネル記録再生ヘッドと上記第2チャンネル記
録再生ヘッドとが互いにほゞ180゜間隔で配されると共
に上記第1の消去ヘッドが上記第1チャンネル記録再生
ヘッドと上記第2チャンネル記録再生ヘッドとの間にお
いて上記第1チャンネル記録再生ヘッドの上流側に配さ
れた3回転ヘッド型の第1の記録再生装置と、第2の回
転ドラムに第1モード用第1チャンネル記録再生ヘッ
ド、第1モード用第2チャンネル記録再生ヘッド、第2
モード用第1チャンネル記録再生ヘッド、第2モード用
第2チャンネル記録再生ヘッドおよび第2の消去ヘッド
がそれぞれ設けられかつ上記第1モード用第1チャンネ
ル記録再生ヘッドと上記第1モード用第2チャンネル記
録再生ヘッドとが互いにほゞ180゜間隔で配されると共
に上記第2の消去ヘッドが上記第1モード用第1チャン
ネル記録再生ヘッドと上記第1モード用第2チャンネル
記録再生ヘッドとの間において上記第1モード用第1チ
ャンネル記録再生ヘッドの上流側に配されさらに上記第
2モード用第1チャンネル記録再生ヘッドが上記第1モ
ード用第2チャンネル記録再生ヘッドに近接して配され
かつ上記第2モード用第2チャンネル記録再生ヘッドが
上記第1モード用第1チャンネル記録再生ヘッドに近接
して配された5回転ヘッド型の第2の記録再生装置との
うちの一方の記録再生装置を用いて上記第2のモードで
記録した記録再生用テープを他方の記録再生装置を用い
て上記第2のモードで再生する場合にこれら第1および
第2の記録再生装置の間でのヘッド配置の違いによる上
記記録再生用テープの伸びの違いに起因して生じるジッ
タを除去するようにした回転ヘッド型記録再生装置にお
けるジッタ除去方法であって、上記第2モード時に上記
第1チャンネル記録再生ヘッドと上記第2チャンネル記
録再生ヘッドとの切換えタイミングのほゞ1/2倍の周波
数を有しレベル、位相などが調整された補正信号を上記
ジッタを除去するために上記第1または第2の回転ヘッ
ドドラムの駆動信号に加えるようにしたものである。
本発明の実施例の説明に先立って先ず前述したジッタ
の発生について第3図と共にさらに詳細に説明する。
の発生について第3図と共にさらに詳細に説明する。
第3図Aは第4図及び第5図の1チャンネルのヘッド
1CH、1CHSPと2チャンネルのヘッド2CH、2CHSPとの記
録、再生時における切換えタイミングを示し、夫々1フ
ィールド(1/60sec)毎に切換えられる。同図Bは上記
3ヘッド機による記録時のヘッドFEのテープに対する走
査タイミングを示し、図示の「H」レベル期間がテープ
に接触してテープに伸びが発生している期間である。同
図Cは上記5ヘッド機による再生時のヘッドFEのテープ
に対する走査タイミングを示し、図示の「H」レベル期
間がテープに接触してテープに伸びが生じている期間で
ある。
1CH、1CHSPと2チャンネルのヘッド2CH、2CHSPとの記
録、再生時における切換えタイミングを示し、夫々1フ
ィールド(1/60sec)毎に切換えられる。同図Bは上記
3ヘッド機による記録時のヘッドFEのテープに対する走
査タイミングを示し、図示の「H」レベル期間がテープ
に接触してテープに伸びが発生している期間である。同
図Cは上記5ヘッド機による再生時のヘッドFEのテープ
に対する走査タイミングを示し、図示の「H」レベル期
間がテープに接触してテープに伸びが生じている期間で
ある。
記録時には同図A、Bに示すようにヘッド1CHが1チ
ャンネルのトラックを記録するときヘッドFEが同じトラ
ックをその前半の95゜分走査し、その間のテープに伸び
が発生する。ヘッドFEは次の85゜+54゜の回転期間はテ
ープに接触しない。次いでヘッド2CHが2チャンネルの
トラックを記録するとき同時にヘッドFEが同じトラック
をその後半で126゜分走査し、その間テープに伸びが発
生する。
ャンネルのトラックを記録するときヘッドFEが同じトラ
ックをその前半の95゜分走査し、その間のテープに伸び
が発生する。ヘッドFEは次の85゜+54゜の回転期間はテ
ープに接触しない。次いでヘッド2CHが2チャンネルの
トラックを記録するとき同時にヘッドFEが同じトラック
をその後半で126゜分走査し、その間テープに伸びが発
生する。
再生時には同図A、Cに示すようにヘッド1CHSPが1
チャンネルのトラックを再生するときヘッドFEが同じト
ラックをその後半の126゜分走査し、その間テープに伸
びが発生する。次いでヘッド2CHSPが2チャンネルのト
ラックを記録するとき同じトラックの前半で95゜分走査
し、その間テープに伸びが発生する。ヘッドFEは次の85
゜+54゜の回転期間はテープに接触しない。
チャンネルのトラックを再生するときヘッドFEが同じト
ラックをその後半の126゜分走査し、その間テープに伸
びが発生する。次いでヘッド2CHSPが2チャンネルのト
ラックを記録するとき同じトラックの前半で95゜分走査
し、その間テープに伸びが発生する。ヘッドFEは次の85
゜+54゜の回転期間はテープに接触しない。
上述の記録時及び再生時にヘッドFEにより発生したテ
ープの伸びはヘッド1CHSP、2CHSPに対して逆方向となる
ので、結果的に同図Dに示すような伸びが生じることに
なる。同図Dにおいて41゜で示す部分は、記録時の伸び
と再生時の伸びとが打消し合って伸びが実質的にゼロと
なった部分である。この同図Dのような伸びの発生経過
を持つテープを再生すれば、点線で示すような略30Hzの
ジッタが発生することになる。
ープの伸びはヘッド1CHSP、2CHSPに対して逆方向となる
ので、結果的に同図Dに示すような伸びが生じることに
なる。同図Dにおいて41゜で示す部分は、記録時の伸び
と再生時の伸びとが打消し合って伸びが実質的にゼロと
なった部分である。この同図Dのような伸びの発生経過
を持つテープを再生すれば、点線で示すような略30Hzの
ジッタが発生することになる。
このジッタ成分は、殆ど3ヘッド機と5ヘッド機のヘ
ッド配置の違いに起因するものであり、温度その他の影
響を受けないものである。3ヘッド機の多くの機種で記
録したテープを5ヘッド機で再生する実験の結果では、
上記ジッタ量は略一定であり非常に安定した量であるこ
とを確認されている。
ッド配置の違いに起因するものであり、温度その他の影
響を受けないものである。3ヘッド機の多くの機種で記
録したテープを5ヘッド機で再生する実験の結果では、
上記ジッタ量は略一定であり非常に安定した量であるこ
とを確認されている。
従って、本実施例においては、上記ジッタ量を補正す
る信号を作り、これをドラムサーボ回路のエラー信号に
加算するようにしている。
る信号を作り、これをドラムサーボ回路のエラー信号に
加算するようにしている。
第1図は上述した原理に基く本発明の実施例を示すも
ので、この実施例回路は5ヘッド機の再生回路に設けら
れたものである。
ので、この実施例回路は5ヘッド機の再生回路に設けら
れたものである。
第1図に示す補正回路2は、SPモードでの再生時に、
入力端子3に第2図に示すような略30Hzのヘッド切換え
用スイッチングパルスSWP(第3図Aの波形と実質的に
同じ)を供給することにより出力端子4に第2図に示す
ような補正信号Scを得るようにしたものである。この補
正信号Scは第3図Dの点線で示すジッタ成分を打消すた
めのもので第2図と第3図AおよびDと比較すれば明ら
かなようにこのジッタ成分と実質的に同一の周波数であ
って、補正回路3において、そのレベル、位相等がジッ
タ成分を打消すのに適したものに調整される。
入力端子3に第2図に示すような略30Hzのヘッド切換え
用スイッチングパルスSWP(第3図Aの波形と実質的に
同じ)を供給することにより出力端子4に第2図に示す
ような補正信号Scを得るようにしたものである。この補
正信号Scは第3図Dの点線で示すジッタ成分を打消すた
めのもので第2図と第3図AおよびDと比較すれば明ら
かなようにこのジッタ成分と実質的に同一の周波数であ
って、補正回路3において、そのレベル、位相等がジッ
タ成分を打消すのに適したものに調整される。
即ち、入力端子3に供給された上記パルスSWPは抵抗R
1、R2…………R6等でレベル調整が成されると共に、抵
抗R4、コンデンサC1、C2、C3等により積分及び位相調整
が成され、さらにトランジスタQ2のエミッタホロワを通
じることにより、出力端子4に上記信号Scとして出力さ
れる。
1、R2…………R6等でレベル調整が成されると共に、抵
抗R4、コンデンサC1、C2、C3等により積分及び位相調整
が成され、さらにトランジスタQ2のエミッタホロワを通
じることにより、出力端子4に上記信号Scとして出力さ
れる。
この信号Scはドラムサーボ回路5のエラー信号に加算
される。このサーボ回路5においては、前記ドラム1を
駆動するドラムモータ6の回転を周波数発電機等の回転
検出器7で検出し、この検出信号を位相比較回路8に供
給して基準信号Ssと比較している。位相比較回路8から
得られるエラー信号は加算器9で上記信号Scと加算され
た後、ドライブ回路10を通じてモータ6の回転を制御す
る。
される。このサーボ回路5においては、前記ドラム1を
駆動するドラムモータ6の回転を周波数発電機等の回転
検出器7で検出し、この検出信号を位相比較回路8に供
給して基準信号Ssと比較している。位相比較回路8から
得られるエラー信号は加算器9で上記信号Scと加算され
た後、ドライブ回路10を通じてモータ6の回転を制御す
る。
従って、モータ6は信号Scが重畳されたドライブ電圧
で駆動されるので、上記ジッタ成分を打消すことができ
る。
で駆動されるので、上記ジッタ成分を打消すことができ
る。
尚、LPモードでの再生時及び変速再生時には、入力端
子11、12に「H」レベルの信号LP、JOGが加えられる。
これによってトランジスタQ1が導通してパルスSWPをミ
ューティングするので、信号Scは得られない。
子11、12に「H」レベルの信号LP、JOGが加えられる。
これによってトランジスタQ1が導通してパルスSWPをミ
ューティングするので、信号Scは得られない。
上記補正回路2を再生時にのみ用いると、5ヘッド機
により記録されたテープを5ヘッド機によりSPモードで
再生するときに、信号Scが不必要に出力されてしまうこ
とになる。そこで補正回路2を記録時と再生時とで動作
させるようにしておけば、5ヘッド機で記録されたテー
プを再生するときも、記録時と再生時とで同一の補正が
成されるので、支障なく記録再生を行うことが可能とな
る。また上記補正回路2を3ヘッド機に設けてもよいこ
とは勿論である。尚、本発明はNTSC方式の他にPAL方
式、SECAM方式等に適用することができる。
により記録されたテープを5ヘッド機によりSPモードで
再生するときに、信号Scが不必要に出力されてしまうこ
とになる。そこで補正回路2を記録時と再生時とで動作
させるようにしておけば、5ヘッド機で記録されたテー
プを再生するときも、記録時と再生時とで同一の補正が
成されるので、支障なく記録再生を行うことが可能とな
る。また上記補正回路2を3ヘッド機に設けてもよいこ
とは勿論である。尚、本発明はNTSC方式の他にPAL方
式、SECAM方式等に適用することができる。
本発明は、3回転ヘッド型の記録再生装置と5回転ヘ
ッド型の記録再生装置とのうちの一方の記録再生装置を
用いて所定のモードで記録した記録再生用テープを他方
の記録再生装置を用いて上記所定のモードで再生する場
合にこれら2つの記録再生装置の間でのヘッド配置の違
いによる上記記録再生用テープの伸びの違いに起因して
生じるジッタを除去するために、上記所定のモード時に
第1チャンネル記録再生ヘッドと第2チャンネル記録再
生ヘッドとの切換えタイミングのほゞ1/2倍の周波数を
有しかつレベル、位相などが調整された補正信号を上記
一方または他方の記録再生装置の回転ヘッドドラムの駆
動信号に加えるようにしている。したがって、上記2つ
の記録再生装置の間でのヘッド配置の違いによる記録再
生用テープの伸びに起因して生じるジッタをきわめて簡
単な方法できわめて有効に除去することができる。
ッド型の記録再生装置とのうちの一方の記録再生装置を
用いて所定のモードで記録した記録再生用テープを他方
の記録再生装置を用いて上記所定のモードで再生する場
合にこれら2つの記録再生装置の間でのヘッド配置の違
いによる上記記録再生用テープの伸びの違いに起因して
生じるジッタを除去するために、上記所定のモード時に
第1チャンネル記録再生ヘッドと第2チャンネル記録再
生ヘッドとの切換えタイミングのほゞ1/2倍の周波数を
有しかつレベル、位相などが調整された補正信号を上記
一方または他方の記録再生装置の回転ヘッドドラムの駆
動信号に加えるようにしている。したがって、上記2つ
の記録再生装置の間でのヘッド配置の違いによる記録再
生用テープの伸びに起因して生じるジッタをきわめて簡
単な方法できわめて有効に除去することができる。
第1図は本発明の方法を実施するための回転ヘッド型記
録再生装置を示すブロック図、第2図は第1図の補正回
路の入力波形及び出力波形図、第3図はジッタの発生を
説明するためのタイミングチャート、第4図は3個の回
転ヘッドを有するVTRのヘッド配置を示す図、第5図は
5個の回転ヘッドを有するVTRのヘッド配置を示す図で
ある。 なお図面に用いた符号において、 1……回転ドラム 1CH……LPモードおよびSPモード兼用の1チャンネルヘ
ッド 2CH……LPモードおよびSPモード兼用の2チャンネルヘ
ッド FE……フライングイレーズヘッド 1CHLP……LPモード用の1チャンネルヘッド 2CHLP……LPモード用の2チャンネルヘッド 1CHSP……SPモード用1チャンネルヘッド 2CHSP……SPモード用2チャンネルヘッド 2……補正回路 SWP……スイッチングパルス Sc……補正信号 である。
録再生装置を示すブロック図、第2図は第1図の補正回
路の入力波形及び出力波形図、第3図はジッタの発生を
説明するためのタイミングチャート、第4図は3個の回
転ヘッドを有するVTRのヘッド配置を示す図、第5図は
5個の回転ヘッドを有するVTRのヘッド配置を示す図で
ある。 なお図面に用いた符号において、 1……回転ドラム 1CH……LPモードおよびSPモード兼用の1チャンネルヘ
ッド 2CH……LPモードおよびSPモード兼用の2チャンネルヘ
ッド FE……フライングイレーズヘッド 1CHLP……LPモード用の1チャンネルヘッド 2CHLP……LPモード用の2チャンネルヘッド 1CHSP……SPモード用1チャンネルヘッド 2CHSP……SPモード用2チャンネルヘッド 2……補正回路 SWP……スイッチングパルス Sc……補正信号 である。
Claims (1)
- 【請求項1】第1の回転ドラムに第1モードおよび第2
モード兼用の第1チャンネル記録再生ヘッド、第1モー
ドおよび第2モード兼用の第2チャンネル記録再生ヘッ
ドおよび第1の消去ヘッドがそれぞれ設けられかつ上記
第1チャンネル記録再生ヘッドと上記第2チャンネル記
録再生ヘッドとが互いにほゞ180゜間隔で配されると共
に上記第1の消去ヘッドが上記第1チャンネル記録再生
ヘッドと上記第2チャンネル記録再生ヘッドとの間にお
いて上記第1チャンネル記録再生ヘッドの上流側に配さ
れた3回転ヘッド型の第1の記録再生装置と、 第2の回転ドラムに第1モード用第1チャンネル記録再
生ヘッド、第1モード用第2チャンネル記録再生ヘッ
ド、第2モード用第1チャンネル記録再生ヘッド、第2
モード用第2チャンネル記録再生ヘッドおよび第2の消
去ヘッドがそれぞれ設けられかつ上記第1モード用第1
チャンネル記録再生ヘッドと上記第1モード用第2チャ
ンネル記録再生ヘッドとが互いにほゞ180゜間隔で配さ
れると共に上記第2の消去ヘッドが上記第1モード用第
1チャンネル記録再生ヘッドと上記第1モード用第2チ
ャンネル記録再生ヘッドとの間において上記第1モード
用第1チャンネル記録再生ヘッドの上流側に配されさら
に上記第2モード用第1チャンネル記録再生ヘッドが上
記第1モード用第2チャンネル記録再生ヘッドに近接し
て配されかつ上記第2モード用第2チャンネル記録再生
ヘッドが上記第1モード用第1チャンネル記録再生ヘッ
ドに近接して配された5回転ヘッド型の第2の記録再生
装置と のうちの一方の記録再生装置を用いて上記第2のモード
で記録した記録再生用テープを他方の記録再生装置を用
いて上記第2のモードで再生する場合にこれら第1およ
び第2の記録再生装置の間でのヘッド配置の違いによる
上記記録再生用テープの伸びの違いに起因して生じるジ
ッタを除去するようにした回転ヘッド型記録再生装置に
おけるジッタ除去方法であって、 上記第2モード時に上記第1チャンネル記録再生ヘッド
と上記第2チャンネル記録再生ヘッドとの切換えタイミ
ングのほゞ1/2倍の周波数を有しかつレベル、位相など
が調整された補正信号を上記ジッタを除去するために上
記第1または第2の回転ヘッドドラムの駆動信号に加え
るようにした回転ヘッド型記録再生装置におけるジッタ
除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62067402A JP2540847B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 回転ヘッド型記録再生装置におけるジッタ除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62067402A JP2540847B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 回転ヘッド型記録再生装置におけるジッタ除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63234442A JPS63234442A (ja) | 1988-09-29 |
JP2540847B2 true JP2540847B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=13343917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62067402A Expired - Fee Related JP2540847B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 回転ヘッド型記録再生装置におけるジッタ除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540847B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61217952A (ja) * | 1985-03-25 | 1986-09-27 | Toshiba Corp | ジツタ補正回路 |
-
1987
- 1987-03-20 JP JP62067402A patent/JP2540847B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63234442A (ja) | 1988-09-29 |
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