JP2540534B2 - オリゴペプチジルニトリル誘導体 - Google Patents

オリゴペプチジルニトリル誘導体

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JP2540534B2 JP62043243A JP4324387A JP2540534B2 JP 2540534 B2 JP2540534 B2 JP 2540534B2 JP 62043243 A JP62043243 A JP 62043243A JP 4324387 A JP4324387 A JP 4324387A JP 2540534 B2 JP2540534 B2 JP 2540534B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオリゴペプチジルニトリル誘導体、これらの
化合物の合成および用途、並びにセリンプロテアーゼ阻
害剤として作用するこれらの化合物を含有する医薬製剤
に関する。
オリゴペプチジルニトリル誘導体という用語はそのカ
ルボキシル基がシアニド基により置き換えられ、そして
そのアミノ基がα−アミノアシルまたはペプチジル基で
置換されているα−アミノ酸の誘導体を指称するのに用
いられる。
多数の病態生理学的条件により、ヒト血漿中の最も重
要なトロンビン阻害剤であるAT IIIが消費されトロンビ
ン−AT IIIコンプレックスが形成されることは知られて
いる。AT IIIレベルが正常の75%より低下すると血栓の
危険が増大する。後天性および先天性AT III欠乏症の治
療は供血者の血漿から採取されたAT IIIを投与すること
により行われる。この治療にはヒト血漿の入手性が限ら
れているために制約がある。このため天然トロンビン阻
害剤の代わりに凝血過程を抑制または鈍化させることの
できる合成化合物を用いることが望ましい。
現在の科学水準によれば、このタイプの合成阻害剤は
プロテアーゼの特異性を有する空所をブロックしそれに
よってその活性を低下することのできる物質である。こ
の目的に適しているのはアルギニンのペプチド誘導体で
ある。何故なればこれらはセリンプロテアーゼの特異性
を有する空所にうまくはまり込むことができるからであ
る。D−Phe−Pro−Argのペプチド配列は特に好ましい
ことが分かっており、これは特にトロンビンを阻害す
る。
これに関連して、アルギニンのC末端の誘導体化が特
に重要である。何故ならばこれはこれらプロテアーゼ阻
害剤の効果を大きく左右するからである(Annals of th
e New York Academy of Science(1981),370,765〜78
4)。このタイプの誘導体はそのペプチドのC末端が反
応性基のとき強力なセリンプロテアーゼ阻害剤として働
くことが知られている。アルギニンにホルミル基および
クロロメチルカルボニル基が存在すると極めて活性であ
ることが判明している。
トロンビン阻害剤として働く他の既知化合物はアルギ
ニンと構造的に関連性を有し、例えばアグマチン誘導体
またはN−α−アリールスルホニル−p−グアニジノフ
ェニルアラニンアミドである。
式I A−R−NH−CHR1−(CH2−NHC(=NH)NH2 I (式中、 R1はシアニド基であり、 RはProまたはD−Phe−Proであり、 Aは水素原子またはぺプチド化学において慣用される
保護基であり、 aは2〜5、好ましくは3または4の整数である) で示される化合物がセリンプロテアーゼを阻害できるこ
とを見出した。
従って、本発明は前述の定義を有する式Iの化合物お
よびその生理学的に許容しうる塩に関する。
本発明化合物は一時的保護基により適当に保護された
アミノ酸誘導体を用いてペプチド化学において慣用の方
法により断片的、すなわち段階式に合成される。場合に
より保護基を除去して塩を調製する。シアニド基は相当
するアミドから水を除去することにより得られる(J.A
m.Chem.Soc.(1966)88,2025〜2035)。
本発明はまた、式I〔式中、R1は(CONH2)である〕
で示される化合物を脱水剤を用いて相当するニトリル体
に変換し、または式I〔式中、Rは結合であり、そして
R1は(CONH2)である〕で示される化合物を脱水剤を用
いて式I(式中、R1はシアニド基である)で示される化
合物に変換し、そして場合により保護基を除去した後、
式A−R−X(式中Xは活性化基である)で示される化
合物と反応させ、または式I〔式中、RはProであり、
そしてR1は(CONH2)である〕で示される化合物を脱水
剤を用いて式I(式中R1はシアニド基である)で示され
る化合物に変換しそして保護基を除いた後D−Pheの保
護された活性化誘導体とアシル化反応させることにより
式Iで示される化合物を製造することよりなる、前述の
定義を有する式Iで示される化合物の製造方法に関す
る。
本発明は更に、式I〔式中、R1は(CONH2)である〕
で示される化合物を脱水剤を用いてカルボキサミド基に
おける脱水反応に付し、または式I〔式中、Rは結合で
ありそしてR1は(CONH2)でありそしてAはペプチド化
学において慣用される保護基である〕で示される化合物
をカルボキサミド基における脱水により相当するシアニ
ド化合物に変換し、そして保護基を除去した後式A−R
−X(式中、Xは活性化基を表わす)で示される化合物
と反応させて式Iで示される化合物とすることよりな
る、前述の定義を有する式Iで示される化合の製造方法
にも関する。
カルボキサミド基のシアニド基への変換は任意の合成
段階、すなわちトリペプチド、ジペプチドまたはアミノ
酸カルボキサミド段階のいずれにおいても行うことがで
きる。
好ましく用いられる出発物質はそのグアニジノ基が好
ましくはプロトン化されたL−アルギニンアミドであ
る。ペプチド合成および保護基の導入は、例えばM.Boda
nszkyによる「Principles of Peptide Synthesis」Spri
nger,Berlin−Heidelberg発行(1984年)に記載されて
いるようなペプチド化学の標準的方法によって行われ
る。カップリング反応は好ましくは溶液中で酸性化合物
例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下にC
末端カルボキシル基をカルボジイミド好ましくはジシク
ロヘキシルカルボジイミドで活性化し、そしてそれを有
機塩基の存在下にアミノ基と反応させてペプチド結合を
形成することによって行われる。
このようにして好ましくはBoc−D−Phe−Pro、Fmoc
−D−Phe−Pro、Z−D−Phe−ProまたはFmoc−Proを
L−アルギニンアミドのアミノ基に結合させる。
このようにして製造されたアルギニンアミド誘導体
(これらは相当するニトリルに変換するのに適してい
る)のほか、α−アミノ基に一時的保護基を有するアル
ギニンアミド誘導体をニトリルに変換することもでき
る。Boc基を一時的保護基として用いるのが好ましい
が、その場合脱水反応の後、この保護基の除去により生
成するニトリルはカップリング可能でありそして目的化
合物を得るために反応させることができる。
前記アミドは脱水剤、例えばジメチルホルムアミド中
のチオニルクロリド好ましくはピリジン中のオキシ塩化
燐を用いてニトリルに変換することができる。
脱水の特に好ましい態様においては1モルのアミドを
ピリジン中2モルのイミダゾールの存在下に1.1モルの
オキシ塩化燐と反応させる。
オキシ塩化燐を添加する間の温度は−25〜−15℃の範
囲に保つのが好ましい。次にその混合物を室温で30分〜
5時間、好ましくは1時間攪拌することによって反応を
完了させる。生成物はペプチド化学において慣用される
精製方法により単離されるが、好ましくは粗製生成物を
有機溶媒と水の間に分配し、そしてカラムクロマトグラ
フィを用いて単離される。
このようにして製造されたニトリル誘導体は分析した
結果正しい組成を示した。すなわちニトリル三重結合は
約2250cm-1で予測された赤外スペクトルの領域において
認められた。核磁気共鳴検査では13CNMRスペクトルにお
いて約119ppmでニトリル基の存在を示した。
式I(式中、RはD−Phe−Proであり、そしてAは保
護基である)で示されるニトリル誘導体の場合、ウレタ
ン型の保護基(BocおよびFmocが好ましい)を慣用の試
薬を用いて除去しN末端アミノ基を露出させることがで
きる。好ましくは氷酢酸中1.2N HClまたはメチレンクロ
リド中50%トリフルオロ酢酸を用いてBoc基を除去し、
またはメチレンクロリド中ピペリジンを用いてFmoc基を
除去する。
本発明化合物は予想以上にセリンプロテアーゼに対し
強力な阻害作用を示す。この作用はトロンビンに対して
特に強く示される。その他の酸素、例えばF Xaについて
の特異性はN末端の基により影響される。
本発明化合物は天然セリンプロテアーゼ阻害剤、好ま
しくはAT IIIの代替物として適している。これらの物質
およびそれらの生理学的に許容される塩は、AT III欠乏
を除くための剤として働き、これにより血栓の危険を少
なくまたは除去することができる。これらの剤は、更に
生理学的に許容し得るビヒクルまたは助剤を含むことも
できる。
略号 AT III アンチトロンビンIII Z ベンジルオキシカルボニル Boc tert.−ブチルオキシカルボニル Fmoc 9−フルオレニルメチルオキシカルボニル NMR 核磁気共鳴 TLC 薄層クロマトグラフィ RF 保持係数 C/T 塩素/4,4−ビス(ジメチルアミノ)ジフェニルメ
タン試験 UV 紫外可視化 DCU ジシクロヘキシル尿素 DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド HOBt ヒドロキシベンゾトリアゾール DMF ジメチルホルムアミド NMM N−メチルモルホリン 薄層クロマトグラフィの移動相: (A)n−ブタノール/氷酢酸/水 3:1:1 (B)クロロホルム/メタノール/氷酢酸 50:20:5 実施例 1 N(α)−Boc−D−フェニルアラニル−L−プロリル
−L−(1−アミノ−4−グアニジノ)バレロニトリル 1.N(α)−Boc−D−フェニルアラニル−L−プロリル
−L−アルギニンアミド 6.6gのBoc−D−Phe−Pro(18ミリモル)と2.43gのHO
Btを100mlのDMFに溶解し、そしてその溶液を0℃に冷却
し、そして3.8gのDDCを添加した。その混合物を0℃で3
0分間および室温で30分間攪拌した。次に5.28gのArg−N
H2×2CH3COOHおよび3.8mlのNMMを添加した。沈澱したDC
Uを吸引去し、溶媒を真空蒸発により除去し、そして
残留物をクロロホルムにとった。有機相を飽和重炭酸ナ
トリウム溶液で3回および飽和塩化ナトリウム溶液で3
回振盪することにより抽出した。このクロロホルム溶液
を硫酸ナトリウムで乾燥しそして真空濃縮した。その濃
縮クロロホルム溶液をジエチルエーテルに滴加すること
によりペプチド誘導体を結晶として得た。得られた結晶
を高度真空下に五酸化燐で乾燥した。
収量:7.3g(理論値の70%) 純度チェック:TLC RF=0.46(A) 2.N(α)−Boc−D−フェニルアラニル−L−プロリル
−L−(1−アミノ−4−グアニジノ)バレロニトリル 上記1で製造したアミド4gと1gのイミダゾールを60ml
のピリジンに溶解した。2.8mlのオキシ塩化燐を−20℃
で滴加した。次にその混合物を室温で1時間攪拌し、真
空濃縮しそして残留物をクロロホルムにとった。有機相
を水で3回抽出し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。
ペプチド誘導体をジエチルエーテルに滴加することによ
り結晶化しエーテルで洗浄し、そして高度真空下に乾燥
した。
収量:2.6g(理論値の69%) 純度チェック:TLC RF=0.61(A) 融点:75℃以上で分解 実施例 2 N(α)−Fmoc−D−フェニルアラニル−L−プロリル
−L−(1−アミノ−4−グアニジノ)バレロニトリル 1.N(α)−Fmoc−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル−L−アルギニンアミド 1.45gのFmoc−D−Phe−Pro(3ミリモル)および405
mgのHOBtを40mlのDMFに溶解しそして0℃で630mgのDCC
を添加し、次いでその混合物を0℃で30分間および室温
で30分間攪拌した。次いで880mgのArg−NH2×2CH3COOH
および630μのNMMを添加した。12時間後不溶物を別
しDMFを蒸発除去し、そして油状残留物をクロロホルム
にとった。有機相を飽和重炭素ナトリウムで3回、及び
飽和塩化ナトリウム溶液で3回振盪することにより抽出
しそして硫酸ナトリウムで乾燥した。クロロホルムを蒸
発除去後純粋な生成物が得られた。
収量:900mg(43%) 純度チェック:TLC RF=0.34(B) 2.N(α)−Fmoc−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル−L−(1−アミノ−4−グアニジノ)バレロニトリ
ル 770mgの1で合成された生成物を10mlのピリジンに溶
解し100mgのイミダゾールを添加しそしてその混合物を
−20℃に冷却した。0.5mlのオキシ塩化燐を滴加しその
混合物を室温で1時間攪拌した。次に真空蒸発乾涸し残
留物をクロロホルムにとった。この溶液を飽和重炭酸ナ
トリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で各々3回
振盪することにより抽出した。そして硫酸ナトリウムで
乾燥した。その溶液を真空中部分濃縮した後、生成物を
エーテル/酢酸エチル(2:1)に滴加することにより結
晶化し別しそして高度の真空下に乾燥した。
収量:380mg(52.5%) 純度チェック:TLC RF=0.62 融点:125℃以上で分解 実施例 3 H−D−フェニルアラニル−L−プロリル−L−(1−
アミノ−4−グアニジノ)バレロニトリルジトリフルオ
ロアセテート 0.5mlのアニソールおよび3mlのトリフルオロ酢酸を実
施例1と同様に製造された270mgの生成物に添加しそし
てその混合物を水分排除下に5分間室温に保った。生成
物をジエチルエーテルに滴加することにより結晶化し
た。それを遠心分離により除去し、ジエチルエーテルで
洗浄しそして水にとった。水相をジエチルエーテルで3
回抽出しそして凍結乾燥した。ふわふわした白色粉末を
得た。
収量:170mg(54%) 純度チェック:TLC RF=0.275(A) 機能試験 実施例1、2または3と同様にして製造された物質の
活性をトロンビン時間の測定により確認した。これはト
ロンビン時間を倍化する濃度(μmol/l)の確認により
行った。
試験手順 50μの各種濃度の阻害剤溶液、 50μの標準ヒト血漿および 100μのジエチルバルビツール酸/酢酸ナトリウム
緩衝剤(pH7.6) を37℃で45秒間インキュベートしそして100μのα−
ヒトトロンビン(3.0IU/ml)を添加した。試験はトロン
ビン時間測定用のSohnitger&Grossの装置で行った。
毒性試験 H−D−Phe−Pro−Arg−CN×2HCOOHの毒性を動物モ
デルで調べた。供試物質をマウスに静脈内注射を行っ
た。50mg/kgを上回る投与量で臨床的に検出可能な病理
学的所見が認められた。治療効果を得るための投与量は
約1〜4mg/kgであるべきである。
阻害定数(Ki値) H−D−Phe−Pro−Arg−CN×2HCOOH: Ki=6×10-7mol/l(α−ヒトトロンビン)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I A−R−NH−CHR1−(CH2−NHC(=NH)NH2 I (式中、 R1はシアニド基であり、 RはProまたはD−Phe−Proであり、 Aは水素原子またはぺプチド化学において慣用の保護基
    であり、そして aは2〜5、好ましくは3または4の整数である) で示される化合物およびその生理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】A−RがBoc−D−Phe−Pro、Fmoc−D−P
    he−Pro、Z−D−Phe−ProまたはFmoc−Proである特許
    請求の範囲第1項に記載の化合物。
  3. 【請求項3】D−フェニルアラニル−L−プロリル−L
    −(1−アミノ−4−グアニジノ)バレロニトリルおよ
    びそのN末端にペプチド化学において慣用される保護基
    を有する誘導体である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物およびその生理学的に許容される塩。
  4. 【請求項4】式I A−R−NH−CHR1−(CH2−NHC(=NH)NH2 I (式中、 R1はシアニド基であり、 RはProまたはD−Phe−Proであり、 Aは水素原子またはペプチド化学において慣用の保護基
    であり、そして aは2〜5、好ましくは3または4の整数である) で示される化合物およびその生理学的に許容される塩を
    ビヒクルおよび場合により助剤または添加剤と共に含有
    する抗凝血製剤。
  5. 【請求項5】式I A−R−NH−CHR1−(CH2−NHC(=NH)NH2 I (式中、 R1はシアニド基であり、 RはProまたはD−Phe−Proであり、 Aは水素原子またはペプチド化学において慣用の保護基
    であり、そして aは2〜5、好ましくは3または4の整数である) で示される化合物の製造方法において式I〔式中、R1
    (CONH2)である〕で示される化合物を脱水剤を用いて
    担当するニトリル体に変換、または式I〔式中、Rは結
    合であり、そしてR1は(CONH2)である〕で示される化
    合物を脱水剤を用いて式I(式中、R′はシアニド基で
    ある)で示される化合物に変換し、そして場合により保
    護基を除去した後、式A−R−X(式中、Xは活性化基
    である)で示される化合物と反応させ、または式I〔式
    中、RはProであり、そしてR1は(CONH2)である〕で示
    される化合物を脱水剤を用いて式I(式中、R1はシアニ
    ド基である)で示される化合物に変換しそして保護基を
    除去した後D−Pheの保護された活性化誘導体とアシル
    化反応させることにより式Iで示される化合物を製造す
    ることよりなる前記製造方法。
  6. 【請求項6】式I A−R−NH−CHR1−(CH2−NHC(=NH)NH2 I (式中、 R1はシアニド基であり、 RはProまたはD−Phe−Proであり、 Aは水素原子またはペプチド化学において慣用の保護基
    であり、そして aは2〜5、好ましくは3または4の整数である) で示される化合物の製造方法において式I〔式中、R1
    (CONH2)である〕で示される化合物を脱水剤を用いて
    カルボキサミド基における脱水反応に付すか、または式
    I〔式中、Rは結合であり、そしてR1は(CONH2)であ
    り、そしてAはペプチド化学において慣用の保護基であ
    る〕で示される化合物をカルボキサミド基における脱水
    により相当するシアニド化合物に変換し、そして保護基
    を除去した後、式A−R−X(式中、Xは活性化基を表
    わす)で示される化合物と反応させて式Iで示される化
    合物とすることよりなる前記製造方法。
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