JPH07316190A - ペプチド化合物 - Google Patents

ペプチド化合物

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JPH07316190A
JPH07316190A JP6031713A JP3171394A JPH07316190A JP H07316190 A JPH07316190 A JP H07316190A JP 6031713 A JP6031713 A JP 6031713A JP 3171394 A JP3171394 A JP 3171394A JP H07316190 A JPH07316190 A JP H07316190A
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JP
Japan
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arg
leu
mmol
peptide
dissolved
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JP6031713A
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English (en)
Inventor
Tateaki Wakamiya
建昭 若宮
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血液脳関門のAbsorptive Med
iated Endocytosis(AME)への認
識性を高めることにより、脳移行性が改善されたペプチ
ド化合物を提供すること。 【構成】 式 R−Tyr−Arg−An−NH(C
2mNH2、R−Tyr−Arg−MeArg−An
NH(CH2mNH2およびR−Tyr−Leu−An
NH(CH2mNH2 (式中、Rはアルキル基を示し、
Aはα−アミノ酸残基若しくはそのα−N−アルキル誘
導体または同一若しくは異なった2〜10個のα−アミ
ノ酸残基若しくはそのα−N−アルキル誘導体で形成さ
れたペプチドを示し、mは2〜10の整数を示し、nは
0または1を示す。)で表されるペプチド化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液脳関門を介しての
Absorptive MediatedEndocy
tosis(AME)を利用することにより、脳移行性
が改善されたペプチド化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】脊椎動物の脳の血液脳関門の存在によっ
て、血液から体内の各組織へ容易に到達可能なペプチド
化合物であっても、そのほとんどは血液から脳への移行
に制限を受けている。
【0003】現在、ペプチド化合物の中には強い血圧低
下、鎮痛、抗精神等をはじめとして様々な薬理作用を有
するものが数多く知られており、これらを薬物として有
用せしめるため、脳への移行させる方法が種々試みられ
ている。
【0004】最も汎用されているものはカテーテルを脳
室内に設置し、ペプチド化合物を血液脳関門を介するこ
となく脳内へ投与するものである。しかしながら、この
方法ではカテーテルを設置した脳室部位の表面の一部分
にしかペプチド化合物を送達することはできず、脳組織
の深層部および脳内全体に送達することはできない。ま
た、カテーテルの設置は患者にとって非常に危険性の高
いものである。
【0005】血液脳関門を迂回し脳内へペプチド化合物
を送達せしめる他の方法の一つは、ペプチド化合物を高
浸透圧液とともにペプチド化合物を動脈注入し、高浸透
圧液により血液脳関門すなわち毛細血管内皮細胞の密着
結合を開き、開かれた細胞間間隙を通して脳内へ送達さ
せるというものである。しかしながらこの方法は毛細血
管に損傷を与える可能性を有するという問題がある。
【0006】これらのことから、血液脳関門を介して脳
内に均一にペプチド化合物を送達できる安全な方法の開
発が望まれ、種々の方法が検討されている。この代表的
なものとしては、特公平3−500644号に記載され
る、蛋白をカチオン化することにより血液脳関門の透過
性を向上させ、脳内へ送達するという方法がある。しか
しながら、この方法では血液脳関門透過性の向上に有利
な蛋白の等電点についてはほぼ特定できたものの、構造
的な特徴についてまでは言及することができず、特に医
薬品としての期待が大きい低分子の合成ペプチド化合物
の血液脳関門透過性の向上に関して充分な情報を与える
には至っていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、血液脳関門
のAMEへの認識性を高めることにより、脳移行性が改
善されたペプチド化合物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子内にある
特定のアミノ酸、就中N末端をR−Tyr−Arg−
(R=アルキル基)とし、かつカチオン性のペプチド化
合物のC末端に−NH(CH2mNH2(mは2〜10
の整数)構造を導入することにより、飛躍的にAMEへ
の認識性を高め、脳移行性の改善が図れることに成功
し、完成されたものである。
【0009】本発明は、式 R−Tyr−Arg−An
NH(CH2mNH2 、R−Tyr−Arg−MeAr
g−An−NH(CH2mNH2およびR−Tyr−Le
u−An−NH(CH2mNH2(式中、Rはアルキル基
を示し、Aはα−アミノ酸残基若しくはそのα−N−ア
ルキル誘導体またはα−アミノ酸残基若しくはそのα−
N−アルキル誘導体で形成されたアミノ酸数2〜10の
ペプチドを示し、mは2〜10の整数を示し、nは0ま
たは1を示す。)で表されるペプチド化合物である。
【0010】本発明において、アルキル基とは炭素原子
数1〜5のアルキル基である。これらは、たとえばメチ
ル基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基などであ
り、好ましくはメチル基である。Aの定義におけるα−
アミノ酸残基とは、そのC末端およびN末端においてペ
プチド結合したα−アミノ酸の残基を意味する。これら
のα−アミノ酸としては、たとえばArg、Leu、
(D)−Leu、His、Phe、Met、Lys、G
lyなどが挙げられる。また、そのα−N−アルキル誘
導体としては、α−N位に炭素原子数1〜3のアルキル
基が置換したアミノ酸、たとえばMeArg、MeTy
rなどの残基が挙げられる。Aの定義におけるペプチド
は、前記α−アミノ酸残基またはそのα−N−アルキル
誘導体が任意の順序でペプチド結合したものを意味す
る。
【0011】本発明においては、ペプチドを構成するア
ミノ酸はD体およびL体を含有するが、特に提示しない
かぎりはL体を意味するものとする。
【0012】本発明の好ましい化合物は、前記式におい
てmが5〜8の整数である化合物である。また、等電点
は10〜13に調節された化合物が好ましく、分子量は
1200以下が好ましい。
【0013】本発明に含まれる代表的な化合物を下記に
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。 MeTyr−Arg−NH(CH28NH2 MeTyr−Arg−(D)−Leu−NH(CH24
NH2 MeTyr−Arg−(D)−Leu−NH(CH28
NH2 MeTyr−Arg−MeArg−Arg−NH(CH
28NH2 MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Leu−N
H(CH22NH2 MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Leu−N
H(CH24NH2 MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Leu−N
H(CH27NH2 MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Leu−N
H(CH28NH2 MeTyr−Leu−MeArg−(D)−Leu−N
H(CH26NH2 MeTyr−Leu−MeArg−(D)−Leu−N
H(CH28NH2 MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Arg−N
H(CH28NH2 MeTyr−Leu−(D)−Leu−(D)−Leu
−NH(CH28NH2
【0014】本発明のペプチド化合物は、通常用いられ
るペプチド合成法(液相法、固相法など)によって製造
することができる。合成過程においては、一般にアミノ
酸の側鎖官能基はペプチド化学の分野で通常用いられる
保護基で保護されていることが好ましく、該保護基は適
宜の工程で除去される。
【0015】
【発明の効果】本発明のペプチド化合物は、中枢作用を
有するペプチド化合物の脳移行性の改善のための具体的
な構造修飾,ドラッグデザインに有用な知見を与えるも
のであり、安全かつ確実な脳への送達を可能とするもの
である。
【0016】
【実施例】次に、実施例および試験例を示し、本発明を
さらに詳細に説明する。なお、以下用いられる略号は下
記を意味する。 Z:ベンジルオキシカルボニル,Boc:t−ブトキシ
カルボニル,ZOSu:ベンジルオキシカルボニルオキ
シコハク酸イミド,TEA:トリエチルアミンTHF:
テトラヒドロフラン,DCC:ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド,HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル,TFA:トリフルオロ酢酸,TES:トリエチルシ
ラン,EDC:1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノ)プロピルカルボジイミド,NMM:N−メチルモル
ホリン,DIEA:ジイソプロピルエチルアミン,Py
BroP:ブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフ
ルオロホスフェイト,DMF:N,N−ジメチルホルム
アミド,Bzl:ベンジル,TsOH:p−トルエンス
ルホン酸,Fmoc:9−フルオレニルメチルオキシカ
ルボニル。
【0017】実施例1MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Leu−N
H(CH 2 8NH 2の合成 (1)N1−ベンジルオキシカルボニル−1,8−ジア
ミノオクタン・塩酸塩<1>の合成 1,8−ジアミノオクタン(288mg,2.00mm
ol)をエーテル(25ml)に溶かし、氷冷下TEA
(140μl,1.00mmol)とZOSu(249
mg,1.00mmol)のエーテル溶液(35ml)
を1.5時間かけて滴下し、その後1時間攪拌を続け
た。反応終了後エーテルを減圧下に留去し、残渣を少量
のメタノール(5ml)と1規定塩酸(100ml)に
溶かした後、水(2ml)を加え不溶物をろ別し、ろ液
をダイヤイオンHP20のカラムに通した。カラムを水
洗した後、50%メタノールで<1>を溶出した。減圧
下溶媒を留去し、得られた結晶性残渣をメタノール−エ
ーテルから再結晶した。収量125mg(79.8
%);プリズム晶;mp 173.5−175℃。
【0018】(2)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−(N(α)−t−ブトキシカルボニル−D−ロイ
シル)−1,8−ジアミノオクタン<2>の合成 Boc−D−Leu−OH・H20(1.00g,4.
01mmol)をベンゼンに溶かし凍結乾燥した。この
Boc−D−Leu−OHと<1>(1.13g,3.
58mmol)とHOBt(596mg,4.41mm
ol)をDMF(20ml)に溶かし、氷冷下DCC
(910mg,4.41mmol)とTEA(558μ
l,4.01mmol)を順次加えた。反応混合物を0
℃で10分間、室温で3.5時間攪拌後、過剰のDCC
を分解するために酢酸(69μl,1.2mmol)を
加えさらに1時間攪拌した。反応後生じた沈澱物をろ去
し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶かし、
10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。乾燥剤をろ去し、減圧濃縮後得られた油状物にヘ
キサンを加え結晶化させた。この粗結晶をエーテル−ヘ
キサンから再結晶した。収量1.41g(80.0
%);プリズム晶;mp 52−56℃。
【0019】(3)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−D−ロイシル)−1,8−ジアミノオクタン<3
>の合成 化合物<2>(670mg,1.36mmol)にジク
ロロメタン−TFA(1.57ml×2)を加え室温で
15分間攪拌後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶
かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で3回、飽和食塩
水で3回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥
剤をろ去し、減圧濃縮した後得られた結晶性残渣を酢酸
エチル−ヘキサンから再結晶した。収量534mg(9
4.2%);プリズム晶;mp 76−77℃。
【0020】(4)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−(N(α)−t−ブトキシカルボニル−Ng−ニト
ロアルギニル−D−ロイシル)−1,8−ジアミノオク
タン<4>の合成 遊離のアミン<3>(3.82g,9.76mmo
l)、Boc−Arg(NO2)−0H・1/2AcO
Et・1/4H2O(3.95g,10.7mmo
l)、HOBt(1.58g,11.7mmol)をD
MF(25ml)に溶かし、氷冷下EDC・HCl
(2.25g,11.7mmol)を加えた。反応混合
物を0℃で1時間、室温で6時間攪拌した。反応終了後
DMFを減圧留去した。残渣を酢酸エチルに溶かし、1
0%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
乾燥剤をろ去し、ろ液を減圧濃縮後、中圧シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー[シリカゲル200g,40×
550mm,クロロホルム−クロロホルム:メタノール
=25:1(v/v)]で精製し、油状物を得た。収量
6.82g(定量的)。
【0021】(5)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−(Ng−ニトロアルギニル−D−ロイシル)−1,
8−ジアミノオクタン塩酸塩<5>の合成 化合物<4>を1.4規定塩化水素−酢酸(8.4m
l)に溶かし、室温で70分間攪拌した。反応終了後、
減圧濃縮し、残渣にエーテルを加え結晶化させ、ろ取し
た。収量1.62g(97.0%)。
【0022】(6)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−(2−(2−アザノルボルネニル)−5−(N−
ニトロ)グアニジノバレリル−D−ロイシル)−1,8
−ジアミノオクタン<6>の合成 ジペプチドアミド塩酸塩<5>(225mg,0.35
8mmol)を水(2ml)に溶かし、TLCで反応を
追跡しながら3時間かけてホルムアルデヒド(248μ
l,2.49mmol)を4回に分けて加えた。この溶
液に、新たに蒸留したシクロペンタジエン(146μ
l,1.79mmol)を40分間に2回に分けて加
え、100分間攪拌した。反応終了後ヘキサンで過剰の
シクロペンタジエンを除き、飽和炭酸ナトリウム水溶液
で塩基性にした後クロロホルムで抽出、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。乾燥剤をろ去し、減圧濃縮し油状物を
得た。収量249mg(定量的)。
【0023】(7)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−(N−メチル−Ng−ニトロアルギニル−D−ロイ
シル)−1,8−ジアミノオクタン 塩酸塩<7>の合
成 2−アザノルボルネン誘導体<6>をアルゴン雰囲気下
無水ジクロロメタン(2.5ml)に溶かし、TFA
(2.4ml)、TES(227μl,1.43mmo
l)を加え7時間攪拌した。反応終了後、減圧濃縮し、
クロロホルム:メタノール:酢酸=6:1:0.1(v
/v/v)によって失活させた中圧シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル10g,13×120m
m,クロロホルム:メタノール:酢酸=6:1:0.1
(v/v/v))で精製した。このTFA塩を酢酸エチ
ルに溶かし飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ去し、
減圧濃縮後、少量のメタノールに溶かし、12.5規定
塩化水素−メタノールを加えた。減圧濃縮後、エーテル
を加えて結晶化させ、ろ取した。収量225mg(7
3.3%)。
【0024】(8)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−(N(α)−t−ブトキシカルボニル−N(α)
−メチル−Ng−ニトロアルギニル−D−ロイシル)−
1,8−ジアミノオクタン<8>の合成 2−アザノルボルネン誘導体<7>(899mg,1.
34mmol)を無水ジクロロメタン(6.7ml)に
溶かし、TFA(6.7ml)、TES(636μl,
4.02mmol)を加えアルゴン雰囲気下4時間攪拌
した。反応終了後クロロホルムで希釈し、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え塩基性にした後、クロロホルム
層を分離し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。乾燥剤をろ去し、減圧濃縮した。この粗生
成物(813mg,1.34mmol)をTHF−水
(50ml(1:1v/v))に溶かし、氷冷下炭酸水
素ナトリウム(248mg,2.95mmol)、Bo
2O(337μl,1.47mmol)を加え攪拌し
た。反応混合物を0℃で5分間、室温で6時間放置し
た。反応終了後減圧下THFを留去し、酢酸エチルで抽
出した。この酢酸エチル層を、10%クエン酸水溶液、
飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ去し減圧濃縮後、
中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
50g,25×300mm,クロロホルム:メタノール
=30:1(v/v))によって、2回精製した。収量
517mg(54.6%(2段階))。
【0025】(9)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−(N(α)−メチル−Ng−ニトロアルギニル−D
−ロイシル)−1,8−ジアミノオクタン 塩酸塩<9
>の合成 化合物<8>(509mg,0.720mmol)を
1.4規定塩化水素−酢酸(7.7ml)に溶かし、室
温で1時間攪拌した後、減圧濃縮し、得られた残渣にエ
ーテルを加え結晶化させ、これをろ取した。収量398
mg(86.0%)。
【0026】(10)N1−ベンジルオキシカルボニル
−N8−(N(α)−t−ブトキシカルボニル−Ng−ニ
トロアルギニル−N(α)−メチル−Ng−ニトロアル
ギニル−D−ロイシル)−1,8−ジアミノオクタン<
10>の合成 Boc−Arg(NO2)−OH・1/2AcOEt・
1/4H2O(76.2mg,0.207mmol)を
DMF(0.5ml)に溶かし、氷−食塩で冷却下ED
C・HCl(39.7mg,0.207mmol)を加
え1時間攪拌した。一方、化合物<9>を酢酸エチルに
溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ去
し減圧濃縮後、得られた残渣(41.9mg,69.1
μmol)をDMF(0.5ml)に溶かした。この溶
液を上記のDMF溶液に加え、終夜攪拌した。反応終了
後、減圧濃縮し、酢酸エチルに溶かし、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ去
し、減圧濃縮後、中圧シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル10g,10×200mm,クロロホ
ルム→クロロホルム:メタノール=20:1(v/
v))によって精製し、ジオキサンを加え凍結乾燥し
た。収量54.3mg(88.1%)。
【0027】(11)N1−ベンジルオキシカルボニル
−N8−(Ng−ニトロアルギニル−N(α)−メチル−
g−ニトロアルギニル−D−ロイシル)−1,8−ジ
アミノオクタン<11>の合成 化合物<10>(202mg,0.222mmol)を
TFA(320μl)に溶かし、室温で15分間攪拌
後、減圧濃縮した。得られた油状物を酢酸エチルに溶か
し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ去し、
減圧濃縮した。収率135mg(75.0%)。
【0028】(12)N(α)−ベンジルオキシカルボ
ニル−N(α)−メチル−O−ベンジル−チロシン<1
2>の合成 Z−MeTyr(Bzl)−OH(208mg,0.5
00mmol)を無水THF(1.5ml)に溶かし、
氷冷下ヨウ化メチル(116mg,4.00mmol)
および水素化ナトリウム(60%oil suspen
sion)(36mg,0.90mmol)を加えた。
0℃で15分間攪拌後、室温に戻し、さらに終夜攪拌し
た。反応終了後、1規定塩酸(3ml)を加え、減圧下
THFを留去した。油状残渣を酢酸エチルに溶かし、飽
和食塩水で3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。乾燥剤をろ去し、減圧下酢酸エチルを留去後、得ら
れた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、析出
した結晶をろ取した。この結晶に、1規定塩酸と酢酸エ
チルを加えよく振り混ぜた後、酢酸エチル層を分離し、
飽和食塩水で3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。乾燥剤をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた
油状残渣にヘキサンを加え結晶化させ、これを酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。収量152mg(72.
5%),mp93−94℃(66℃で半融)。
【0029】(13)N1−ベンジルオキシカルボニル
−N8−(N(α)−ベンジルオキシカルボニル−N
(α)−メチル−O−ベンジル−チロシル−Ng−ニト
ロアルギニル−N(α)−メチル−Ng−ニトロアルギ
ニル−D−ロイシル)−1,8−ジアミノオクタン<1
3>の合成 化合物<11>(13.0mg,16.1μmol)と
酸成分<12>(7.4mg,17.7μmol)、H
OBt(2.4mg,17.7μmol)をDMFに溶
かし、氷冷下EDC・HCl(3.4mg,17.7m
mol)を加え1時間攪拌した。反応終了後、減圧下D
MFを留去した。残渣を酢酸エチルに溶かし、1M塩酸
水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ去し、
減圧濃縮後、中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル10g,10×200mm,クロロホル
ム:メタノール=12:1(v/v))によって精製
し、ジオキサンを加え凍結乾燥した。収量19.0mg
(95.0%)。
【0030】(14)N1−(N(α)−メチルチロシ
ルアルギニル−N(α)−メチルアルギニル−D−ロイ
シル)−1,8−ジアミノオクタン・4塩酸塩(MeT
yr−Arg−MeArg−(D)−Leu−NH(C
28NH2・4HCl)の合成 完全保護体<13>(539mg,1.446mg)を
メタノール(48ml)と1規定塩酸水溶液(2.23
ml,2.23mmol)に溶かし、パラジウム黒(1
00mg)を加え、25℃で水素を通じた。3日後、パ
ラジウム黒をろ去し、減圧濃縮した。得られた粗生成物
をHPLC(COSMOSIL 5C18AR;20m
m×250mm,MeCN−0.1%TFA,15%−
25%(0.5%/min))によって精製後、塩化水
素−酢酸を加え凍結乾燥した。収量217mg(53.
7%)。
【0031】[α]D 25:−18.3°(c=1.0
2,MeOH) FAB−MS:761.6[M+H]+ 1 H−NMR(DMSO−d6)δ(ppm):0.94
(6H,d×2),1.35(8H,m),1.56−
1.64(4H,m),1.56−1.64(4H,
m,),1.64(1H,m,),1.87−1.90
(4H,m,),2.64(3H,s),2.98(3
H,m),2.93,3.11(4H,t×2),4.
11(1H,m),4.38(1H,m),4.80
(1H,m),4.95(1H,m),6.75,7.
08(4H,d×2)。
【0032】実施例2MeTyr−Arg−NH(CH 2 8NH 2の合成 (1)N1−ベンジルオキシカルボニル−N8−(N
(α)−t−ブトキシカルボニル−Ng−ニトロアルギ
ニル)−1,8−ジアミノオクタン<14>の合成 化合物<1>(355mg,1.13mmol),Bo
c−Arg(Tos)−OH(531mg,1.24m
mol),HOBt(168mg,1.24mmol)
をDMF(7ml)に溶かし、氷冷下EDC・HCl
(238mg,1.24mmol)、DIEA(196
ml,1.13mmol)を加え、0℃で20分、室温
で100分間攪拌した。反応終了後、減圧下DMFを留
去した。残渣を酢酸エチルに溶かし、10%クエン酸水
溶液、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ去し、減圧
濃縮後、中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル40g,クロロホルム:メタノール=19:1
(v/v))で精製した。得られた油状物にヘキサンを
加え結晶化させ、ろ取した。収量686mg(88.3
%)。
【0033】(2)N1−ベンジルオキシカルボニル−
8−(Ng−トシルアルギニル)−1,8−ジアミノオ
クタン<15>の合成 化合物<14>(472mg,0.685mmol)を
TFA(792μl)に溶かし15分間攪拌後、減圧濃
縮した。得られた油状物を酢酸エチルに溶かし、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ去し、減圧濃縮し
た。収量399mg(99.0%)。 (3)N1−ベンジルオキシカルボニル−N8−(N
(α)−ベンジルオキシカルボニル−N(α)−メチル
−O−ベンジルチロシル−Ng−トシルアルギニル)−
1,8−ジアミノオクタン<16>の合成 化合物<15>(399mg,0.678mmol),
Z−MeTyr(Bzl)−OH(312mg,0.0
745mmol),HOBt(101mg,0.745
mmol)をDMF(5ml)に溶かし、氷冷下EDC
・HCl(143mg,0.745mmol)を加え、
0℃で10分、室温で30分間攪拌した。反応終了後、
減圧下DMFを留去した。残渣を酢酸エチルに溶かし、
1M塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤をろ
去し、減圧濃縮後、中圧シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(シリカゲル30g,クロロホルム:メタノール
=19:1(v/v))で精製した。収量609mg
(90.8%)。
【0034】(4)N1−(N(α)−メチルチロシル
アルギニル)−1,8−ジアミノオクタン・3塩酸塩
MeTyr−Arg−NH(CH 2 8NH 2・3HC
l)の合成 化合物<16>(316mg,0.319mmol)に
アニソール(2.8ml)を加え、−70℃でHF(2
0ml)を導入した。0℃で60分攪拌した後、0℃で
HFを留去した。残渣に4%酢酸水溶液とエーテルを加
え、水層を分離後、Dowex 1×8(AcO fo
rm)に通し、これを凍結乾燥した。得られた粗生成物
をHPLC(COSMOSIL 5C18AR 20×
250mm,10−40%(2%/min)−60%
(4%/min)MeCN−0.1%TFA,8.0m
l/min)で精製した。収量138mg(74.0
%)。
【0035】[α]D 20:+4.0°(c=0.93,
MeOH) FAB−MS:478.5[M+H]+ 1 H−NMR(DMSO−d6)δ(ppm):1.36
(8H,m),1.49(2H,m),1.64(4
H,m),1.64−1.87(2H,m),2.63
(3H,s),2.90,3.17(4H,m),3.
08−3.21(2H,m),3.08−3.21(2
H,m),4.07(1H,m),4.34(1H,
m),6.76,7.07(4H,d×2),4.07
(1H,m),4.34(1H,m),6.76,7.
07(4H,d×2)。
【0036】実質的に実施例1または実施例2と同様に
して、相当する原料を用い下記の化合物を得た。
【0037】MeTyr−Leu−MeArg−(D)
−Leu−NH(CH 2 8NH 2 [α]D 20:−23.3°(c=0.750,MeO
H) FAB−MS:718.7[M+H]+ 1 H−NMR(CD3OD)δ(ppm):0.95(6
H,m),0.95(6H,m),1.35(8H,
m),1.59(4H,m),1.59(2H,m),
1.59(1H,m),1.59(2H,m),1.5
9−1.95(2H,m),2.62(3H,s),
2.90−3.13(4H,m),3.04(3H,
m),3.13(2H,m),3.23(2H,t),
4.07(1H,m),4.36(1H,m),4.9
0(1H,m),4.90(1H,m),6.76−
7.09(4H,d×2)
【0038】H−MeTyr−Arg−MeArg−
(D)−Leu−NH(CH 2 8NH 2 [α]D 26:−15.3°(c=0.81,MeOH) FAB−MS:804.9[M+H]+ 1 H−NMR(CD3OD)δ(ppm):1.34(8
H,m),1.63(4H,m),1.63(2H,
m),1.63(2H,m),1.63(2H,m),
1.63−2.01(2H,m),1.63−2.01
(2H,m),1.63−2.01(2H,m),2.
63(3H,s),2.89−3.04(4H,m),
2.89−3.04(4H,m),2.99(3H,
s),3.20(2H,m),3.20(2H,m),
4.08(1H,m),4.80(1H,m),4.9
8(1H,m),6.76,7.09(2H,d×2)
【0039】H−MeTyr−Leu−(D)−Leu
−(D)−Leu−NH(CH 2 8NH 2 [α]D 28:+41.3°(c=0.92,MeOH) FAB−MS:661.4[M+H]+ 1 H−NMR(CD3OD)δ(ppm):0.97(6
H,m),0.97(6H,m),0.97(6H,
m),1.32(8H,m),1.48−1.65(2
H,m),1.48−1.65(1H,m),1.48
−1.65(1H,m),1.48−1.65(1H,
m),1.48−1.65(1H,m),1.48−
1.65(1H,m),1.65(4H,m),2.6
5(3H,m),2.90−3.12(2H,m),
2.90−3.12(2H,m),3.89(1H,
m),4.37(1H,s),4.37(1H,s),
4.37(1H,s),6.78,7.12(4H,
d)
【0040】H−MeTyr−Arg−NH(CH 2 5
NH 2 [α]D 26:+12.5°(c=1.14,MeOH) FAB−MS:436.3[M+H]+ 1 H−NMR(CD3OD)δ(ppm):1.14(8
H,m),1.52−1.66(2H,m),1.52
−1.66(1H,m),1.66−1.83(2H,
m),2.67(3H,s),2.95,3.17(4
H,m),3.17−3.20(2H,m),3.17
−3.20(2H,m),4.15(1H,m),4.
34(1H,m),6.77,7.12(4H,d×
2)
【0041】試験例1[血液脳関門透過性] 評価は、寺崎らによる方法(Pharm.Res.第9
巻,No.4,第529〜534頁,1992年)に従
い、血液脳関門のin vitroモデル組織となりう
る脳毛細血管内皮細胞(細胞)への内在化量により行っ
た。細胞内内在化量が多いほど高い血液脳関門透過性を
示す。
【0042】細胞は、寺崎らによる方法(J.Phar
macol.Exp.Ther.第258巻,第932
〜937頁,1991年)に従い、新鮮なウシ脳を酵素
処理、続いて遠心分画し脳毛細血管内皮細胞を単離し、
培養皿上で11日間培養することにより調製した。
【0043】実験にはペプチドのTyr残基をクロラミ
ンT法により125I標識化したものを用いた。
【0044】125I−標識化を施された本発明の下記化
合物(1〜4)をHepes緩衝液(pH7.4)に溶
解し、細胞と37℃で60分間インキュベーションして
化合物を細胞内に取り込ませ、または表面に結合させた
後、細胞表面を4℃の酢酸−バルビタール酸性緩衝液
(pH3.0)にて10分間洗浄することで細胞表面に
結合していた化合物を除去し、その後培養皿上の細胞を
1規定水酸化ナトリウム水溶液を加え60分間放置する
ことにより細胞を溶解し、その125I放射活性を測定す
ることにより細胞内内在化放射活性を測定した。対照と
して125I−標識化を施された下記5および6の化合物
についても同様の操作を行った。 1;MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Leu
−NH(CH28NH2 2;MeTyr−Leu−MeArg−(D)−Leu
−NH(CH28NH2 3;MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Arg
−NH(CH28NH2 4;MeTyr−Leu−(D)−Leu−(D)−L
eu−NH(CH28NH2 5;MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Leu
−NHC25 6;MeTyr−Arg−MeArg−(D)−Leu
−OH 結果を表1に示した。
【0045】
【表1】
【0046】表1に示すとおり、1の化合物は、ほぼ同
じ等電点,分子量を有する5および6の化合物のそれぞ
れ15.3倍,42.3倍と明らかに高い細胞内内在化
量を示した。また、同様に、2の化合物は5および6の
化合物のそれぞれ4.7倍,12.9倍、3の化合物は
5および6の化合物のそれぞれ9.0倍,25.0倍、
4の化合物は5および6の化合物のそれぞれ8.8倍,
24.3倍、と明らかに高い細胞内内在化量を示した。
【0047】試験例2[血液脳関門透過性] 試験例1と同様にして、下記化合物について細胞内内在
化量を測定した。 7;MeTyr−Arg−NH(CH28NH2 8;MeTyr−Arg−NH(CH25NH2 9;MeTyr−Arg−NHC25 10;MeTyr−Arg−OH 結果を表2に示した。
【0048】
【表2】
【0049】表2に示すとおり、7の化合物は、ほぼ同
じ等電点,分子量を有する9および10の化合物のそれ
ぞれ4.8倍,10.8倍と明らかに高い細胞内内在化
量を示した。また、同様に、8の化合物は9および10
の化合物のそれぞれ2.6倍,5.8倍、と明らかに高
い細胞内内在化量を示した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 R−Tyr−Arg−An−NH
    (CH2mNH2(式中、Rはアルキル基を示し、Aは
    α−アミノ酸残基若しくはそのα−N−アルキル誘導体
    または同一若しくは異なった2〜10個のα−アミノ酸
    残基若しくはそのα−N−アルキル誘導体で形成された
    ペプチドを示し、mは2〜10の整数を示し、nは0ま
    たは1を示す。)で表されるペプチド化合物。
  2. 【請求項2】 式 R−Tyr−Arg−MeArg−
    n−NH(CH2mNH2(式中、Rはアルキル基を示
    し、Aはα−アミノ酸残基若しくはそのα−N−アルキ
    ル誘導体または同一若しくは異なった2〜10個のα−
    アミノ酸残基若しくはそのα−N−アルキル誘導体で形
    成されたペプチドを示し、mは2〜10の整数を示し、
    nは0または1を示す。)で表されるペプチド化合物。
  3. 【請求項3】 式 R−Tyr−Leu−An−NH
    (CH2mNH2(式中、Rはアルキル基を示し、Aは
    α−アミノ酸残基若しくはそのα−N−アルキル誘導体
    または同一若しくは異なった2〜10個のα−アミノ酸
    残基若しくはそのα−N−アルキル誘導体で形成された
    ペプチドを示し、mは2〜10の整数を示し、nは0ま
    たは1を示す。)で表されるペプチド化合物。
  4. 【請求項4】 Aが(D)−Leuである請求項1〜3
    記載のペプチド化合物。
  5. 【請求項5】 mが5〜8の整数である請求項1〜4記
    載のペプチド化合物。
  6. 【請求項6】 等電点が10〜13に調節された請求項
    1〜5記載のペプチド化合物。
  7. 【請求項7】 分子量が1200以下である請求項1〜
    5記載のペプチド化合物。
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