JP2540474B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JP2540474B2
JP2540474B2 JP35511791A JP35511791A JP2540474B2 JP 2540474 B2 JP2540474 B2 JP 2540474B2 JP 35511791 A JP35511791 A JP 35511791A JP 35511791 A JP35511791 A JP 35511791A JP 2540474 B2 JP2540474 B2 JP 2540474B2
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synthetic resin
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cavity
wear
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▲吉▼成 山本
治郎 西尾
賢信 藤井
はる奈 三浦
貴雄 井上
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Eidai Co Ltd
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Eidai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この明細書に開示された発明は、
流し台・調理台・洗面台等の扉として好適な化粧板の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種化粧板の製造方法として以
下の如きものは知られている。即ち、基板の表面に、ア
ルミナ・ガラスビーズ等の耐摩耗性粉粒体を混入した合
成樹脂流動体を厚く塗布して、基板表面を化粧すると共
に、化粧板(合成樹脂層)表面の耐摩耗性を向上させる
方法は知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の方法で製造された化粧板
には以下の如き欠点があった。即ち、合成樹脂層の耐摩
耗性を向上させるには合成樹脂層の表面近くにのみ耐摩
耗性粉粒体が存在する方が効果的であるが、従来の方法
では基板表面に耐摩耗性粉粒体を混入した合成樹脂流動
体を厚く塗布して、合成樹脂流動体を硬化させたもので
あったため、耐摩耗性粉粒体が合成樹脂層の表面だけで
なく合成樹脂層内にも分散することになるため、耐摩耗
性を向上させるという点で効率が良くないという欠点が
あった。また、耐摩耗性粉粒体が合成樹脂層内にも分散
することになるため、即ち、合成樹脂層の耐摩耗性を向
上させる作用をそれ程なさない耐摩耗性粉粒体が合成樹
脂層内に散在するため、それら耐摩耗性粉粒体の分だけ
化粧板が重くなるという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】この明細書に開示さ
れた発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を
採用した。請求項1の発明は、凹型の内面に離型剤を塗
布する工程と、前記離型剤に耐摩耗性粉粒体を散布する
工程と、基板が仮止めされた閉塞型を基板との間にキャ
ビティーを形成するようにして凹型に被せる工程と、キ
ャビティー内に合成樹脂流動体を注入する工程とを有す
ることを特徴とするものである。請求項2の発明は、凹
型の内面に、耐摩耗性粉粒体を混入した離型剤を塗布す
る工程と、基板が仮止めされた閉塞型を基板との間にキ
ャビティーを形成するようにして凹型に被せる工程と、
キャビティー内に合成樹脂流動体を注入する工程とを有
することを特徴とするものである。請求項3の発明は、
基板が仮止めされた上側の閉塞型を基板との間にキャビ
ティーを形成するようにして下側の凹型に被せる工程
と、耐摩耗性粉粒体を混入した合成樹脂流動体をキャビ
ティー内に注入する工程と、合成樹脂流動体内の耐摩耗
性粉粒体が下側に沈下するのを待って、その後に合成樹
脂流動体を硬化させる工程とを有することを特徴とする
ものである。
【0005】
【発明の作用】前記発明は以下の如き作用をなすもので
ある。前記発明によれば合成樹脂層の表面近くにのみ耐
摩耗性粉粒体を存在させることが出来る。
【0006】
【実施例】以下に前記発明を図面を参照しつつ3つの実
施例に基づいて説明する。
【0007】実施例1(図1〜図5参照) 図2に示すごとく、凹型11の内面に公知の離型剤13
を塗布する。
【0008】その後、図3に示すごとく、前記離型剤1
3に耐摩耗性粉粒体4を散布する。前記耐摩耗性粉粒体
4としては、20〜150μ程度のアルミナ・ガラスビ
ーズが好適である。
【0009】その後、図4に示すごとく、離型剤13を
少し乾燥させる。この工程で、耐摩耗性粉粒体4は離型
剤13に付着した状態となる。なお、離型剤13の種類
によってはこのような工程は必ずしも必要なものではな
い。
【0010】その後、図5に示すごとく、基板2が仮止
めされた閉塞型12を基板2との間にキャビティー14
を形成するようにして凹型11に被せる。前記基板2と
しては、合板・パーティクルボード等が好適である。基
板2を閉塞型12に仮止めする手段としては、閉塞型1
2に形成された空気孔15に吸引装置(図示略)を接続
して、基板2と閉塞型12との間の空気を吸引して基板
2を閉塞型12に吸着させたり、また、両面テープによ
って基板2を閉塞型12に接着させたりすることが考え
られる。
【0011】その後、キャビティー14内に静かに合成
樹脂流動体16を注入する。前記したごとく耐摩耗性粉
粒体4が離型剤13に付着した状態であること、及び合
成樹脂流動体16を静かにキャビティー14に流し入れ
ることによって、耐摩耗性粉粒体4は合成樹脂流動体1
6の内部に混入しないで、合成樹脂流動体16の表面に
付着した状態を保持する。前記合成樹脂流動体16とし
ては、ポリウレタン樹脂・ポリエステル樹脂の流動体が
好適である。
【0012】その後、合成樹脂流動体16を硬化させた
後、凹型11及び閉塞型12から化粧板1を外す。この
ようにして、図1に示すごとき、1〜5mm程度の厚さ
の合成樹脂層3の表面に耐摩耗性粉粒体4が存在する化
粧板1を得ることが出来る。
【0013】実施例2(図6〜図8参照) 図6に示すごとく、凹型11の内面に前記耐摩耗性粉粒
体4を混入した離型剤13を塗布する。
【0014】その後、図7に示すごとく、離型剤13を
少し乾燥させる。
【0015】その後、図8に示すごとく、基板2が仮止
めされた閉塞型12を基板2との間にキャビティー14
を形成するようにして凹型11に被せる。
【0016】その後は、実施例1と同様の工程を経て化
粧板1を得ることが出来る。
【0017】実施例3(図9及び図10参照) 図9に示すごとく、基板2が仮止めされた上側の閉塞型
12を基板2との間にキャビティー14を形成するよう
にして下側の凹型11に被せる。なお、凹型11の内面
には公知の離型剤(図示略)を予め塗布しておく。
【0018】その後、前記耐摩耗性粉粒体4を混入した
合成樹脂流動体16をキャビティー16内に注入する。
【0019】その後、図10に示すごとく、合成樹脂流
動体16内の耐摩耗性粉粒体4が下側に沈下するのを待
って、その後に合成樹脂流動体16を硬化させる。合成
樹脂流動体16の硬化は、合成樹脂流動体16の温度や
硬化液の添加時期等を調節・管理することによって、即
ち、公知の硬化手段をタイミングを見て実施することに
よって、行なう。その後、凹型11及び閉塞型12から
化粧板を外す。このようにして、合成樹脂層の前部表面
に耐摩耗性粉粒体が存在する化粧板を得ることが出来
る。
【0020】
【発明の効果】この明細書に開示された発明は、前記し
た如き構成によって、以下の如き効果を奏するものであ
る。合成樹脂層の表面近くにのみ耐摩耗性粉粒体を存在
させることが出来るので、耐摩耗性を向上させるという
点で効率が良く、また、逆から見れば、耐摩耗性粉粒体
を効率良く使用できるから、同様の耐摩耗性を有する従
来の化粧板に比較して重量を軽くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1によって製造された化粧板の一部破砕
斜視図である。
【図2】実施例1の工程を説明するための、その1の縦
断面図である。
【図3】実施例1の工程を説明するための、その2の縦
断面図である。
【図4】実施例1の工程を説明するための、その3の縦
断面図である。
【図5】実施例1の工程を説明するための、その4の縦
断面図である。
【図6】実施例2の工程を説明するための、その1の縦
断面図である。
【図7】実施例2の工程を説明するための、その2の縦
断面図である。
【図8】実施例2の工程を説明するための、その3の縦
断面図である。
【図9】実施例3の工程を説明するための、その1の縦
断面図である。
【図10】実施例3の工程を説明するための、その2の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 化粧板 2 基板 3 合成樹脂層 4 耐摩耗性粉粒体 11 凹型 12 閉塞型 13 離型剤 14 キャビティー 16 合成樹脂流動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 はる奈 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番 60号 永大産業株式会社内 (72)発明者 井上 貴雄 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番 60号 永大産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−149112(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹型の内面に離型剤を塗布する工程と、
    前記離型剤に耐摩耗性粉粒体を散布する工程と、基板が
    仮止めされた閉塞型を基板との間にキャビティーを形成
    するようにして凹型に被せる工程と、キャビティー内に
    合成樹脂流動体を注入する工程とを有することを特徴と
    する化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 凹型の内面に、耐摩耗性粉粒体を混入し
    た離型剤を塗布する工程と、基板が仮止めされた閉塞型
    を基板との間にキャビティーを形成するようにして凹型
    に被せる工程と、キャビティー内に合成樹脂流動体を注
    入する工程とを有することを特徴とする化粧板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 基板が仮止めされた上側の閉塞型を基板
    との間にキャビティーを形成するようにして下側の凹型
    に被せる工程と、耐摩耗性粉粒体を混入した合成樹脂流
    動体をキャビティー内に注入する工程と、合成樹脂流動
    体内の耐摩耗性粉粒体が下側に沈下するのを待って、そ
    の後に合成樹脂流動体を硬化させる工程とを有すること
    を特徴とする化粧板の製造方法。
JP35511791A 1991-12-19 1991-12-19 化粧板の製造方法 Expired - Lifetime JP2540474B2 (ja)

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JPH05169468A JPH05169468A (ja) 1993-07-09
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JP4500387B2 (ja) * 1999-11-08 2010-07-14 日本デコール株式会社 表面化粧シート

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