JPH0120120Y2 - - Google Patents

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JPH0120120Y2
JPH0120120Y2 JP5173283U JP5173283U JPH0120120Y2 JP H0120120 Y2 JPH0120120 Y2 JP H0120120Y2 JP 5173283 U JP5173283 U JP 5173283U JP 5173283 U JP5173283 U JP 5173283U JP H0120120 Y2 JPH0120120 Y2 JP H0120120Y2
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JP
Japan
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concrete
material layer
surface material
layer
resin
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JP5173283U
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JPS59157434U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、バスタブ、シンク等の液体収容用の
凹部を有するコンクリート製品に関する。 この種の凹部付コンクリート製品として従来か
ら知られているものに、 (1) 合成樹脂又はFRP製の表面材層の裏面全体
に繊維強化セメント(以下、GRCと記載す
る。)層を重合固着して成るもの、 (2) 化粧コンクリート板の裏面にGRC層を重合
固着して成るもの、 (3) 全体がレジンコンクリートから構成されたも
の、 等があるが、これらによるときは、夫々、次のよ
うな欠点があつた。 つまり、上記(1)のコンクリート製品は、表面材
層が、レジンコンクリート程多量に無機材質を含
まないために硬度、耐熱性に乏しく、しかも、大
理石調の模様等、複雑な表面模様を形成すること
ができない合成樹脂又はFRP製であるから、表
面が機械的、熱的に損傷し易い上に表面模様によ
る装飾効果が乏しいことも相俟つて、装飾性に欠
ける。 (2)のコンクリート製品は、表面がコンクリート
製であるため、大理石のような光沢を出すことが
できず、しかも、表面がざらつき、装飾性に欠け
る。 (3)のレジンコンクリート製品は、レジンコンク
リートが比較的、脆いため、必要強度を得る上
で、肉厚を相当大きなものに構成しなければなら
ないから、重量増加及びコストアツプを招来する
のみならず、放熱性が低下して、例えば200℃程
度の鍋や鉄板が直に置かれた場合、蓄熱されて表
面に膨れ等が発生し、しかも、インサート金物等
を数多く入れると、そのインサート金物周りに応
力集中が発生してクラツクが生じ易い。 本考案は、かかる従来製品のもつ諸欠点を一掃
しようとする点に目的を有する。 上記目的達成のために講じた本考案による凹部
付コンクリート製品の特徴構成は、10〜40重量%
の樹脂及び、30〜70重量%の粉状又は粒状の無機
材物質を混入したレジンコンクリート製の表面材
層の裏面全体又はほぼ全体に、繊維強化セメント
層を重合固着して構成されている点にある。 上記特徴構成を有する本考案の作用効果は次の
通りである。 大理石調の複雑な表面模様を形成することがで
きるとともに、光沢があり、かつ、合成樹脂や
FRPに比較して傷付きにくく、耐熱性に勝れた
レジンコンクリートから表面材層を構成してある
から、表面材層が合成樹脂(FRP)や化粧コン
クリートから構成されている従来製品に比較し
て、表面が機械的、熱的に傷付きにくく、かつ、
装飾性に勝れている。しかも、レジンコンクリー
トよりも耐衝撃性、強度特性に勝れるGRCによ
り、レジンコンクリート製の表面材層をバツクア
ツプ、つまり、補強してあるから、必要十分な強
度を確保しつつ、レジンコンクリート層及び全体
を薄くでき、これによつて、使用材料量の低減に
よるコストダウン及び軽量化を図れる。その上、
レジンコンクリート層が薄くて熱伝導性に勝れる
ことと、GRC層が放熱性に勝れることとの相乗
によつて、表面に熱い鍋や鉄板等を直置きした場
合であつても、レジンコンクリート層での蓄熱が
なく、表面が膨れるといつた損傷がない。 もつて、全体として、軽量、丈夫でかつ安価
で、しかも、装飾性に勝れた凹部付コンクリート
製品を提供できるに至つた。 以下、本考案構成の実施例を図面に基づいて説
明する。 第1図に示すように、液体収容用凹部1を有す
るコンクリート製のシンクであつて、これはレジ
ンコンクリート製の表面材層2の裏面全体に、繊
維強化セメント層3を重合固着して構成されてい
る。 前記表面材層2を構成するレジンコンクリート
の組成及び割合は表1の通りである。
【表】
【表】 樹脂としては、アクリル、フエノール、ウレタ
ン、エポキシ、ポリエステル等を挙げることがで
きる。 無機材物質としては、石、ガラス、雲母等を挙
げることができる。 混和材は、酸化防止剤、硬化促進剤、触媒から
成る。 前記シンクの作製手順を説明する。 (1) 第2図に示すように、成形型枠4にレジンコ
ンクリートを吹付け、又は塗布若しくは注入プ
レスして表面材層2を作製する。 (2) 第3図に示すように、表面材層2が作製され
たのち、この表面材層2を脱型しないで、表面
材層2の裏面にモルタルと耐アルカリガラス繊
維とを吹付けて、繊維強化セメント層3を作製
する。 (3) 脱型する。 尚、前記(2)の工程においては、脱型した表面材
層2に対して吹付けを行なつても良く、吹付け前
に、表面材層2の裏面に耐水性合成樹脂を塗布し
ても良い。 又、表面材層2と繊維強化セメント層3とを固
着するに際しては、セメント層3モルタルの接着
力のみで固着させても良いが、接着材や埋込みボ
ルト等を介して固着させても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断面図、第2図、第3図は製作要領
を示す縦断面図である。 1……凹部、2……表面材層、3……繊維強化
セメント層、4……成形型枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バスタブ、シンク等の液体収容用の凹部1を
    有するコンクリート製品であつて、10〜40重量
    %の樹脂及び、30〜70重量%の粉状又は粒状の
    無機材物質を混入したレジンコンクリート製の
    表面材層2の裏面全体又はほぼ全体に、繊維強
    化セメント層3を重合固着して構成されている
    凹部付コンクリート製品。 前記表面材層2が、成形型枠4にレジンコン
    クリートを吹付け又は塗布若しくは注入プレス
    して作製されたものであり、前記繊維強化セメ
    ント層3が、前記表面材層2の裏面に繊維強化
    セメントを吹付けて作製されたものである実用
    新案登録請求の範囲第項に記載の凹部付コン
    クリート製品。
JP5173283U 1983-04-07 1983-04-07 凹部付コンクリ−ト製品 Granted JPS59157434U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173283U JPS59157434U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 凹部付コンクリ−ト製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173283U JPS59157434U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 凹部付コンクリ−ト製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59157434U JPS59157434U (ja) 1984-10-22
JPH0120120Y2 true JPH0120120Y2 (ja) 1989-06-13

Family

ID=30182127

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5173283U Granted JPS59157434U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 凹部付コンクリ−ト製品

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JP (1) JPS59157434U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59157434U (ja) 1984-10-22

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