JP2540441Y2 - 真偽判別手段を備えた磁気カード - Google Patents

真偽判別手段を備えた磁気カード

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JP2540441Y2
JP2540441Y2 JP1990049862U JP4986290U JP2540441Y2 JP 2540441 Y2 JP2540441 Y2 JP 2540441Y2 JP 1990049862 U JP1990049862 U JP 1990049862U JP 4986290 U JP4986290 U JP 4986290U JP 2540441 Y2 JP2540441 Y2 JP 2540441Y2
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magnetic card
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magnetic
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card
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憲良 百目木
宏 西本
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株式会社 トーキン
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁気カード,ICカード等カード類の偽造防
止機能を備えたカードに関するものである。
[従来の技術] 磁気カードやICカード等のカードが幅広く利用される
に伴い、カードの改造や偽のカードの使用を防止するた
めのカードの偽造防止技術の重要性が高まっている。
従来、例えば、磁気カードの偽造防止技術には、必要
な情報の磁気記録の他に磁気バーコード等を加えて、こ
の磁気バーコードを判定して偽造されたものかどうかを
判別できるようにしたものや、磁気カードに記録される
記録信号の波形を複雑にしたり、記録信号を変調波を用
いて記録したりすることにより、偽造を防止するものが
ある。
磁気カードに対して、これらの方法の併合により偽造
防止効果を高めることができる。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上述の磁気バーコードを用いる方法、記録さ
れた記録信号の波形を複雑にしたり、記録信号を変調波
を用いて記録する方法は、記録が磁気信号である以上
は、磁気読取り装置により読取りが可能であり、偽造を
完全に防止することは不可能であった。
そこで、本考案の技術的課題は、偽造防止効果が高め
られ,かつ容易に行うことができる真偽判別手段を備え
た磁気カードを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば,磁気カードの少なくとも一面の一部
又は全部に印刷又は塗布された蛍光発色材の層を有し,
前記蛍光発色材は,400nm以下の紫外光を吸収して波長を
有する可視光を発光する平均粒径0.01〜10μmのTb
2O3,Dy2O3,Eu2O3,Tb4O7,Y2SiO3,YVO4の希土類元素
化合物の蛍光発色材料の内から選択された少なくとも一
種であることを特徴とする真偽判別手段を備えた磁気カ
ードが得られる。
即ち,Tb2O3,Eu2O3,Tb4O7,Y2SiO3,YVO4等の希土
類元素化合物は,一般に入手が難しいため,これらの希
土類元素化合物のうちの少なくとも一種を磁気カード上
に印刷又は塗布し,発光素子及び受光素子を備えたセン
サーにより蛍光発色材料の層でされた光の吸収損失を判
定することによって、真偽を判別することができるの
で、偽造防止に役立つものである。ここで,本考案にお
いて,400nm以下の波長を有する紫外光を吸収して波長を
有する可視光を発光する平均粒径0.01〜10μmのTb
2O3,Dy2O3,Eu2O3,Tb4O7,Y2SiO3,YVO4の希土類元素
化合物の蛍光発色材料の内から選択された少なくとも一
種であると限定したのは,上記化合物の紫外光吸収範囲
が,400nm以下であるからである。また,この化合物の平
坦粒径0.01〜10μmと限定したのは,カード表面の平坦
度を維持するのに必要な範囲であり,平均粒径0.01μm
より小さな範囲では,工業的に量産が不可能であり,一
方,平均粒径10μmを越える範囲においては,表面がざ
らつき,カードの磁性層を滑らかに保つことが困難であ
るからである。
尚,本考案においては、カードの基材は紙、プラスチ
ックス、セラミックス、金属等の蛍光発色材を少なくと
も一面の一部又は全部に塗布可能な基材であれば、いず
れでも良く、材質には限定されない。
[作用] 本考案の真偽判別手段を備えた磁気カードにおいて
は、塗布または印刷された蛍光発色材の層に紫外線又は
この材料の吸収波長の光を照射して、この吸収波長の光
の吸収量が所定値であるとき真正カードを判断し、所定
値からずれると偽のカードと判断することにより、カー
ドの真偽を判別することができる。
[実施例] 本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の実施例に係る磁気カード1の蛍光発
色部の印刷前の一面を示す図、第2図は第1図の磁気カ
ード1の印刷後の蛍光発色部2の印刷後の一面を示す図
である。
第1図に示すような磁気カードの一面に、YVO4の粉末
を顔料とするインキを第2図に示すように、厚さ3〜5
μmの帯状に印刷して蛍光発色材の層2を形成した。
使用したインキの組成は、第1表の通りである。
このような構成の磁気カードは、磁気カードに予め備
わった使用度数等の磁気記録情報に対応して蛍光発色材
の層2の材質を選択されている。
第3図は第1図及び第2図の磁気カードの真偽判別を
行う装置の構成を示す概略図である。
第3図において、真偽判別装置は磁気記録読取り装置
30,発光素子31,受光素子32,差動増幅器33,吸収判定部3
4,及び基準値設定部35とを備えている。
磁気カードリーダに第3図の装置が組み込まれた場合
において、磁気カード1に予め備えられたカード種別等
の磁気記録情報は、磁気記録読取装置30によって、読み
取られ、図においては右方の予め定められた位置に移動
する。
磁気カード1は、異なる種類のカードには異なる吸収
波長を有する蛍光発色材の層2が形成されている。
発光素子から特定波長の紫外線が磁気カードに入射さ
れ、蛍光発色材の層2により、特定波長の光が吸収さ
れ、反射された蛍光発色材の層2からの放射光を含む反
射光は,光フィルター32aにより、特定領域のみの波長
が選択され、受光素子32に入射する。
受光素子32は、入射する特定波長の光の強度に応じた
電気信号fBを出力する。
差動増幅器33は、発光素子の光の強度に応じた大きさ
の出力信号fAの強度と電気信号fBのの大きさとの差に応
じた大きさの電気信号fdを出力する。吸収判定部34は、
予め基準値設定部35によって設定された基準値frと、差
動増幅器33からの出力値fcが一致した場合において、一
致信号feを出力し、不一致の場合に不一致信号fnを出力
する。
ここで、前述の磁気記録読取り装置30によって、読み
取られたカード種別を示す信号fsは基準値設定部35に入
力され、カードの種類に応じた、即ち、それぞれ用いた
蛍光発色材の層の吸収量に応じた基準値(例えば、
“1",“2")からfsに応じて選択された信号frが吸収判
定部35に出力される。この基準値“1",“2"等は、予め
定められた特定領域のみの光を吸収する蛍光発色材の層
2を用いることにより、差動増幅器33から出力される信
号fdの大きさとなるように設定されている。
一致信号fe又は不一致信号fnにより、例えば図示しな
い警報装置等の真偽判定装置を駆動することになる。
一例として、320〜330nmの紫外波長の発光素子31によ
り、第2図に示す磁気カードの蛍光発色材の層2に光を
照射し、その反射光を受光素子32により受光した。
インキ中に含まれるYVO4は紫外波長320〜330nmの光を
当てるとこの波長の光が吸収され,波長606nmを有する
光を発光し,第3図の装置により、この光の吸収を感知
することができた。
このように,本考案の磁気カードによれば,一面の一
部又は全部に印刷または塗布された蛍光発色材の層を有
し,この層による吸収波長の強度(吸収量)を判定する
ことで,磁気カードの真偽判定が可能である。
例えば,偽造磁気カードは,蛍光発色材の有無により
真偽判定可能である。また,蛍光発色材層を有するもの
であっても,蛍光発色材の層の特定波長の光の吸収量に
よって,真偽判別が可能である。さらに,磁気記録層の
磁気記録データと蛍光発色材の吸収量及び吸収波長とを
対比させて作成することによって,磁気記録データと吸
収量及び吸収波長とが対応しない場合,偽造磁気カード
であることがわかる。例えば,プリペイドカードにおい
ては,磁気記録層に記録された使用可能度数に応じた特
定波長の光の吸収量及び吸収波長を備えた蛍光発色材層
を作成することによって,磁気記録データの書き換えに
よる使用可能度数の増加等を防止することができる。
以上のように、磁気カード1の真偽を判別し、偽造を
防止することができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように,本考案によれば,一
面の一部または全部に印刷または塗布された蛍光発色材
の層を有し、この層による吸収波長の強度を判定するこ
とでカードの真偽判定が可能であり、高度の安全性を持
った磁気カードの提供が可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る磁気カードの蛍光発色部
の印刷前の一面を示す図、第2図は第1図の磁気カード
の蛍光発色部の印刷後の一面を示す図、第3図は第1図
及び第2図の磁気カードの真偽判別を行う装置の構成を
示す概略図である。 図中、1…磁気カード、2…蛍光発色材の層、30…磁気
記録読取装置、31…発光素子、32…受光素子、32a…光
フィルター、33…作動増幅器、34…吸収判定部、35…基
準値設定部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−110198(JP,A) 実開 昭58−145770(JP,U) 実開 昭54−143198(JP,U) 実開 昭60−85977(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気カードの少なくとも一面の一部又は全
    部に印刷又は塗布された蛍光発色材の層を有し,前記蛍
    光発色材は,400nm以下の波長を有する紫外光を吸収して
    の波長を有する可視光を発光する平均粒径0.01〜10μm
    のTb2O3,Dy2O3,Eu2O3,Tb4O7,Y2SiO3,YVO4の希土類
    元素化合物の蛍光発色材料の内から選択された少なくと
    も一種であることを特徴とする真偽判別手段を備えた磁
    気カード。
JP1990049862U 1990-05-15 1990-05-15 真偽判別手段を備えた磁気カード Expired - Lifetime JP2540441Y2 (ja)

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