JP2622890B2 - 磁気カードと磁気カードの識別方法 - Google Patents
磁気カードと磁気カードの識別方法Info
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- JP2622890B2 JP2622890B2 JP2071840A JP7184090A JP2622890B2 JP 2622890 B2 JP2622890 B2 JP 2622890B2 JP 2071840 A JP2071840 A JP 2071840A JP 7184090 A JP7184090 A JP 7184090A JP 2622890 B2 JP2622890 B2 JP 2622890B2
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- Japan
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- magnetic card
- wavelength
- absorbing material
- magnetic
- light
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、希土類元素から成る赤外線吸収材料を、印
刷または、塗布することにより真偽を判別するカードに
関するものである。
刷または、塗布することにより真偽を判別するカードに
関するものである。
［従来の技術］ 磁気カードは、キャシュレス、交通関係のカード、自
動販売機用カード等幅広く利用されている。
動販売機用カード等幅広く利用されている。
これにともない、磁気カードの偽造防止に関する対策
がますます重要性を増してきている。
がますます重要性を増してきている。
一方、偽造防止に関する従来技術としては、記録信号
により行う方法、磁気バーコード等との併合により行う
方法等の種々の方法が用いられている。
により行う方法、磁気バーコード等との併合により行う
方法等の種々の方法が用いられている。
［発明が解決しようする課題］ しかしながら、従来の技術は、視認可能であることか
ら、容易に偽造されてしまう欠点があった。
ら、容易に偽造されてしまう欠点があった。
そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点に鑑み、視
認不能な新しい方法を提供することである。
認不能な新しい方法を提供することである。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、前記課題を解決するため、次の手段を採用
する。
する。
１）表面の少なくとも一部に、赤外線を吸収する波長吸
収材を設け、当該波長吸収材は、近赤外線領域の特定し
た波長を吸収する少なくとも１種の希土類元素を有する
ことを特徴とする磁気カード。
収材を設け、当該波長吸収材は、近赤外線領域の特定し
た波長を吸収する少なくとも１種の希土類元素を有する
ことを特徴とする磁気カード。
２）前記波長吸収材は、平均粒径0.01〜10μｍの粒状を
呈する前記１）記載の磁気カード。
呈する前記１）記載の磁気カード。
３）前記１）又は２）記載の磁気カードにセンサーによ
り所定波長の赤外線を照射して、当該赤外線の吸収量を
測定し、測定した吸収量に基づいて、磁気カードの真偽
を識別する磁気カードの識別方法。
り所定波長の赤外線を照射して、当該赤外線の吸収量を
測定し、測定した吸収量に基づいて、磁気カードの真偽
を識別する磁気カードの識別方法。
ここで、900nm以上の光を吸収する希土類元素は、イ
ッテルビウムYb、ジスプロシウムDy、サマリウムSm等が
あげられるが、これらの元素は一般に入手が非常に難し
く、これらの元素をカードに付着し、かつ、センサーに
より真偽を判別すれば、偽造防止の重要な手段となると
考えられる。
ッテルビウムYb、ジスプロシウムDy、サマリウムSm等が
あげられるが、これらの元素は一般に入手が非常に難し
く、これらの元素をカードに付着し、かつ、センサーに
より真偽を判別すれば、偽造防止の重要な手段となると
考えられる。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
−実施例（Ｉ）− 第１図のような磁気カードの印刷面もしくは磁性面に
酸化イッテルビウムYb2O3の粉末を顔料とするインキ
を、第２図（１）のように、厚さ３〜５μに印刷する。
酸化イッテルビウムYb2O3の粉末を顔料とするインキ
を、第２図（１）のように、厚さ３〜５μに印刷する。
その際のインキの組成は、Yb2O3粉末40wt％、メジウ
ム40wt％、有機溶剤20wt％である。
ム40wt％、有機溶剤20wt％である。
974nmの赤外波長の発光センサーにより、第２図
（１）のインキ領域に光をあて、その反射光をセンサー
により受光する。インキ中に含まれるYbは、赤外波長の
974nmにピークの吸収波長を有するため、974nmの光をあ
てるとこの波長の光が、吸収されることになる。この光
の吸収を感知することにより磁気カードの真偽を明らか
にし、偽造を防止できる。
（１）のインキ領域に光をあて、その反射光をセンサー
により受光する。インキ中に含まれるYbは、赤外波長の
974nmにピークの吸収波長を有するため、974nmの光をあ
てるとこの波長の光が、吸収されることになる。この光
の吸収を感知することにより磁気カードの真偽を明らか
にし、偽造を防止できる。
−実施例（II）− 第１図のように、磁気カードの印刷面もしくは、磁性
面に、酸化イッテルビウムYb2O3と酸化チタンTiO2の粉
末を顔料とするインキを、第２図（１）ように印刷す
る。その際のインキの組成は、Yb2O3粉末20wt％、TiO2
粉末20wt％、メジウム40wt％、有機溶剤20wt％である。
面に、酸化イッテルビウムYb2O3と酸化チタンTiO2の粉
末を顔料とするインキを、第２図（１）ように印刷す
る。その際のインキの組成は、Yb2O3粉末20wt％、TiO2
粉末20wt％、メジウム40wt％、有機溶剤20wt％である。
実施例（Ｉ）と同様に、974nmの赤外波長の光を印刷
部にあてると、インキ中のYbに吸収されるため、これを
感知することにより磁気カードの真偽を明らかにし、偽
造を防止できる。
部にあてると、インキ中のYbに吸収されるため、これを
感知することにより磁気カードの真偽を明らかにし、偽
造を防止できる。
−実施例（III）− 実施例（Ｉ）、（II）で使用したYbの代りに、908nm
の赤外波長の光を吸収するジスプロシウムDyを使用す
る。
の赤外波長の光を吸収するジスプロシウムDyを使用す
る。
酸化ジスプロシウムDy2O3の粉末を、顔料とするイン
キを、第２図（２）のように、印刷する。その際のイン
キの組成は、Dy2O3粉末30wt％、ウレタン系樹脂30wt
％、有機溶剤40wt％である。印刷部に908nmの赤外波長
の光をあてると、吸収されるためこれを感知することに
より、磁気カードの真偽を明らかにし、偽造を防止でき
る。
キを、第２図（２）のように、印刷する。その際のイン
キの組成は、Dy2O3粉末30wt％、ウレタン系樹脂30wt
％、有機溶剤40wt％である。印刷部に908nmの赤外波長
の光をあてると、吸収されるためこれを感知することに
より、磁気カードの真偽を明らかにし、偽造を防止でき
る。
尚、磁気カードの他、切符、回数券、定期券、等に
も、応用できる。
も、応用できる。
［発明の効果］ 以上に述べたように、本発明によれば、視認不能で、
高度なセキュリティを有する磁気カードを提供すること
ができ、また、一般には入手が困難な希土類元素を用い
るから、コストが低廉とならず、更に、大量生産に不向
きであるので、偽造防止に有利である。
高度なセキュリティを有する磁気カードを提供すること
ができ、また、一般には入手が困難な希土類元素を用い
るから、コストが低廉とならず、更に、大量生産に不向
きであるので、偽造防止に有利である。
第１図は、印刷前の磁気カードの正面図，第２図は、印
刷後の磁気カードの正面図を示す。
刷後の磁気カードの正面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 英夫 宮城県仙台市太白区太子堂21番１号 株 式会社トーキン内 (56)参考文献 特開 昭64−80594（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−20663（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】表面の少なくとも一部に、赤外線を吸収す
る波長吸収材を設け、当該波長吸収材は、近赤外線領域
の特定した波長を吸収する少なくとも１種の希土類元素
を有することを特徴とする磁気カード。 - 【請求項２】前記波長吸収材は、平均粒径0.01〜10μｍ
の粉状を呈することを特徴とする請求項１記載の磁気カ
ード。 - 【請求項３】請求項１又は２記載の磁気カードに所定波
長の赤外線を照射して、当該赤外線の吸収量を測定し、
測定した吸収量に基づいて、磁気カードの自他を識別す
ることを特徴とする磁気カードの識別方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2071840A JP2622890B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 磁気カードと磁気カードの識別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2071840A JP2622890B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 磁気カードと磁気カードの識別方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03272896A JPH03272896A (ja) | 1991-12-04 |
| JP2622890B2 true JP2622890B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=13472144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2071840A Expired - Lifetime JP2622890B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 磁気カードと磁気カードの識別方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2622890B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6420663A (en) * | 1987-07-15 | 1989-01-24 | Nec Corp | Manufacture of semiconductor device |
| JPS6480594A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-27 | Fujimori Kogyo Co | Magnetic recording card |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2071840A patent/JP2622890B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03272896A (ja) | 1991-12-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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