JP2540383Y2 - レールクランプ - Google Patents

レールクランプ

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JP2540383Y2
JP2540383Y2 JP666993U JP666993U JP2540383Y2 JP 2540383 Y2 JP2540383 Y2 JP 2540383Y2 JP 666993 U JP666993 U JP 666993U JP 666993 U JP666993 U JP 666993U JP 2540383 Y2 JP2540383 Y2 JP 2540383Y2
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JP
Japan
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rail
clamp
roller
frame
spring
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JP666993U
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JPH0661883U (ja
Inventor
次郎治 溝田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はレールクランプに関す
る。さらに詳しくは、レール上を走行する大形クレーン
を係留するためのレールクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】図5において、101 はクレーン本体の脚
部、102 は走行車輪、Rはレールであり、レールクラン
プRCは前後の走行車輪102 の間でクレーン本体にブラケ
ット104 を介して固定されている。
【0003】図6は従来のレールクランプRCの側面図で
あり、51はクレーン本体に固定されるアウタフレーム、
52はアウタフレーム51に対しキー53によって上下昇降不
能に拘束されたローラフレーム、54はローラフレーム52
に対し昇降自在に取付けられたインナフレームである。
またインナフレーム54にはクランプ55が軸着され、該ク
ランプ55の上端にはリンク56、ロッド57を介して油圧シ
リンダ58が連結され、ロッド57の周囲にはクランプ55を
ロック方向に付勢するスプリング59が介装されている。
60はローラフレーム52の下端部に軸着された側面ガイド
ローラである。この側面ガイドローラ60はレールRが本
来の敷設中心より左右にうねっていても、クランプ55が
確実にレールRをつかめるように、クランプ55をレール
Rの中心に合わせるために設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、レールRは
左右のうねりだけでなく上下方向にもうねることがあ
り、その場合、従来のレールクランプRCでは、側面ガイ
ドローラ60がレール押えのボルト等に干渉し損傷すると
いった問題が発生していた。なぜならば、前記従来のレ
ールクランプRCでは、側面ガイドローラ60がローラフレ
ーム52に軸着され、ローラフレーム52はアウタフレーム
51に対し上下に昇降しないので、レールRがクレーンの
脚部101 間で上方にうねっていても側面ガイドローラ60
が上方に退避できなかったからである。
【0005】本考案は、かかる事情に鑑み、レールが上
下にうねっていた場合でも側面ガイドローラ等が損傷し
ないレールクランプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のレールクランプ
は、クレーン本体に固定されたアウタフレームと、該ア
ウタフレームに昇降自在に保持されたローラフレーム
と、該ローラフレームに対し昇降自在なインナフレーム
と、レールを挟持する爪を先端に備え前記インナフレー
ムに揺動自在に軸着されたクランプと、ローラフレーム
とバネ座を上下に離間する方向に付勢するスプリング
と、前記スプリングの付勢力をクランプの閉じ力に変換
するトグルリンクと、前記スプリングをその付勢力に抗
して圧縮する油圧シリンダとからなるレールクランプで
あって、前記ローラフレームには、レールの上面をガイ
ドするガイドローラと、レールの側面をガイドするサイ
ドローラが軸着されており、さらに前記アウタフレーム
に対する上昇限度を規制するストッパーが設けられてい
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案において、スプリングの付勢力を効かし
ているときは、トグルリンクによりクランプを閉じレー
ルを挟持した状態にあり、そのとき、スプリングの付勢
力が反力としてローラフレームに作用してローラフレー
ムを上方に引き上げる。このため、ローラフレームに取
付けているサイドローラはレールより上方に退避し、レ
ールが上下にうねっていても取付けボルト等と干渉しな
くなる。そして、油圧シリンダによりスプリングを圧縮
するとクランプの閉じ力が無くなるのでクランプは開
き、スプリングの反力がローラフレームに作用しなくな
るので、ローラフレームは下降し、ガイドローラがレー
ル上面に接し、かつサイドローラがレール側面に位置す
る。このため、走行中にサイドローラによってレールク
ランプをレール中心に合わすようガイドする。
【0008】
【実施例】つぎに、本考案の実施例を図面に基づき説明
する。図1は本考案の一実施例に係わるレールクランプ
RCの側面図、図2は同レールクランプRCの要部断面正面
図である。
【0009】図1〜2において、1はアウタフレーム
で、その一側がクレーン本体のブラケット104 に多数の
ボルト2で固定されている。なお、アウタフレーム1の
左側の3は詳細図示を省略した油圧ユニットで後述する
油圧シリンダを駆動するため取付けられている。アウタ
フレーム1の下端部内面には、外側キーブロック4が固
定され、該外側キーブロック4の内面に内側キーブロッ
ク5が配置され、それらの間にキー6が嵌められてい
る。内側キーブロック5はキー6の長手方向つまりレー
ルRの幅方向に摺動自在であり、上下方向にはキー6に
よって移動不能に拘束されている。また内側キーブロッ
ク5の内面はローラフレーム10との摺動面7となってい
る。
【0010】前記ローラフレーム10は前記内側キーブロ
ック5の内側に配置されており、該ローラフレーム10の
下部にはレールRの上面をガイドするガイドローラ11
と、レールRの左右両側面をガイドするサイドローラ12
がそれぞれ軸着されている。また、ローラフレーム10の
下端には、前記内側キーブロック5の下面に当接してロ
ーラフレーム10の上昇限度を規制するストッパー13が形
成されている。そして、前記ローラフレーム10の上面に
は、ポスト14が立設されており、該ポスト14の天板15上
には油圧シリンダ16のシリンダ17が固定されている。こ
の油圧シリンダ16のピストンロッド18は下方に延びてお
り、該ピストンロッド18の先端にはロッド19が連結され
ている。ロッド19にはバネ座20が固定されており、この
バネ座20と前記天板15との間には皿バネ21が介装されて
いる。この皿バネ21は実用新案登録請求の範囲にいうス
プリングである。22は皿バネ21の支持棒である。
【0011】前記ロッド19の下端にはピン24でトグルリ
ンク25が連結され、該トグルリンク25の他端にはピン26
でクランプ27が連結されている。このクランプ27は下端
に爪28を備えており、下端よりやや上方で軸29によりイ
ンナフレーム30に軸支されている。そして、インナフレ
ーム30は前記ローラフレーム10の間に位置すると共に、
前記ロッド19の下端より下方に延びる連結ロッド31で吊
下げられている。
【0012】図3〜4は前記レールクランプRCの模式図
であり、図3はクレーンの走行中でクランプ27を開放し
ている状態を示し、図4はクレーンが停止しクランプ27
がレールRを固定している状態を示している。なお、図
3〜4において、キー5については、図中左側は正面視
の状態、図中右側は側面視の状態を示している。以下、
前記レールクランプRCの動作を前記模式図に基づき説明
する。
【0013】図3の開放走行状態では、油圧シリンダ16
を収縮させて皿バネ21を圧縮し、連結ロッド31を上方に
引き上げている。このためインナフレーム30もレールR
の上面より上方に引き上げられている。また皿バネ21の
弾発力がトグルリンク25に作用していないので、クラン
プ27は開いており、さらにインナフレーム30によってク
ランプ27も上方に引き上げられている。ローラフレーム
10に軸支されたガイドローラ11はレールRの上面に接し
ており、ローラフレーム10およびこれに支持されている
油圧シリンダ16やインナフレーム30の重量を支持してい
る。そしてサイドローラ12がレールRの側面をガイドし
ている。このため、レールRが左右にうねっていても、
ローラフレーム10が左右に変位して、クランプ27をレー
ルRと同心状態に合わすことができる。
【0014】図4の固定停止状態では、油圧シリンダ16
の圧力を開放し、ピストンロッド18および連結ロッド31
を下方に伸長させ、インナフレーム30をレールRの上面
に接触させている。そして、皿バネ21の弾発力をポスト
21の天板15とバネ座20の間に作用させ、その付勢力によ
りトグルリンク25を開き、クランプ27を閉じて爪28をレ
ールRの側面に押し付けている。これによりレールRが
クランプされた状態になっている。
【0015】一方、ポスト14の天板15は皿バネ21の上向
きの付勢力を、クランプ27を押し下げた反力として受け
るので、ローラフレーム10を上方に引き上げている。こ
の上昇限度はストッパー13が内側キーブロック5の下端
に当った位置である。このように、クレーンの走行状態
ではローラフレーム10が上方に退避しているので、サイ
ドローラ12もレールRより上方に退避することになる。
このため、レールRが上下にうねっていても、レールR
の取付ボルト等に干渉することがない。
【0016】以上のごとく、本実施例のレールクランプ
RCは、ローラフレーム10が、ストッパー13がアウタフレ
ーム1側部材(内側キーブロック5)に当る上昇限度と
支持ローラ11がレールRに接触する下降限度の間で昇降
し、走行中は上方に退避しサイドローラ12とレールRと
の上下間隔を広げることができるので、干渉衝突による
損傷を避けることができるのである。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、レールが上下にうねっ
ていてもサイドローラがレールの取付ボルト等と干渉し
ないので、サイドローラの損傷を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わるレールクランプRCの
側面図である。
【図2】図1に示されたレールクランプRCの要部断面正
面図である。
【図3】開放走行時の状態を示す図1〜2のレールクラ
ンプRCの模式図である。
【図4】固定停止時の状態を示す図1〜2のレールクラ
ンプRCの模式図である。
【図5】レールクランプRCのクレーンへの取付場所を示
す説明図である。
【図6】従来のレールクランプの側面図である。
【符号の説明】
1 アウタフレーム 6 キー 10 ローラフレーム 11 ガイドロ
ーラ 12 サイドローラ 13 ストッパ
ー 16 油圧シリンダ 20 バネ座 21 皿バネ 25 トグルリ
ンク 27 クランプ 30 インナフ
レーム R レール RC レールク
ランプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーン本体に固定されたアウタフレーム
    と、該アウタフレームに昇降自在に保持されたローラフ
    レームと、該ローラフレームに対し昇降自在なインナフ
    レームと、レールを挟持する爪を先端に備え前記インナ
    フレームに揺動自在に軸着されたクランプと、ローラフ
    レームとバネ座を上下に離間する方向に付勢するスプリ
    ングと、前記スプリングの付勢力をクランプの閉じ力に
    変換するトグルリンクと、前記スプリングをその付勢力
    に抗して圧縮する油圧シリンダとからなるレールクラン
    プであって、 前記ローラフレームには、レールの上面をガイドするガ
    イドローラと、レールの側面をガイドするサイドローラ
    が軸着されており、さらに前記アウタフレームに対する
    上昇限度を規制するストッパーが設けられていることを
    特徴とするレールクランプ。
JP666993U 1993-01-30 1993-01-30 レールクランプ Expired - Lifetime JP2540383Y2 (ja)

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JPH0661883U JPH0661883U (ja) 1994-09-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014210623A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 三陽工業株式会社 レールクランプ装置

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JPH0661883U (ja) 1994-09-02

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