JP2539766Y2 - 可搬式簡易コンロ - Google Patents
可搬式簡易コンロInfo
- Publication number
- JP2539766Y2 JP2539766Y2 JP3837793U JP3837793U JP2539766Y2 JP 2539766 Y2 JP2539766 Y2 JP 2539766Y2 JP 3837793 U JP3837793 U JP 3837793U JP 3837793 U JP3837793 U JP 3837793U JP 2539766 Y2 JP2539766 Y2 JP 2539766Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stove
- carrier
- slit
- present
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cookers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、燃料または燃料ランプ
などをセットすることができて、簡単な調理ができ、ま
た着脱可能な搬送具を取り付けることで把手握り部だけ
をつかんで持ち運びができるようになる、可搬式簡易コ
ンロに関する。さらに本案は、その一実施例において、
搬送具差し込み部をコンロ本体に差し込むことで、火の
ついた燃料を消火することが可能である、可搬式簡易コ
ンロに関する。このコンロは、その可搬性により業務
用、特に旅館などの一人用コンロ、として、また家庭お
よび(または)レジャー用途に屋内および屋外で、幅広
い使用が可能である。
などをセットすることができて、簡単な調理ができ、ま
た着脱可能な搬送具を取り付けることで把手握り部だけ
をつかんで持ち運びができるようになる、可搬式簡易コ
ンロに関する。さらに本案は、その一実施例において、
搬送具差し込み部をコンロ本体に差し込むことで、火の
ついた燃料を消火することが可能である、可搬式簡易コ
ンロに関する。このコンロは、その可搬性により業務
用、特に旅館などの一人用コンロ、として、また家庭お
よび(または)レジャー用途に屋内および屋外で、幅広
い使用が可能である。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭、ホテルならびに旅館な
どにおいて屋内外でのパーティーなどで、卓上で簡単な
調理をしたり、調理済みの料理を加温または保温して喫
食する場合に、簡易型の鍋/コンロあるいはチェーフィ
ングディッシュを用いる機会が多くなってきている。こ
れらは、鍋あるいはディッシュを簡単なコンロあるいは
五徳様の脚部にのせて、鍋あるいはディッシュ部分の下
部にバーナー、固形燃料あるいは燃料ランプなどを置
き、これらに着火して、調理、加温または保温をするも
のである。
どにおいて屋内外でのパーティーなどで、卓上で簡単な
調理をしたり、調理済みの料理を加温または保温して喫
食する場合に、簡易型の鍋/コンロあるいはチェーフィ
ングディッシュを用いる機会が多くなってきている。こ
れらは、鍋あるいはディッシュを簡単なコンロあるいは
五徳様の脚部にのせて、鍋あるいはディッシュ部分の下
部にバーナー、固形燃料あるいは燃料ランプなどを置
き、これらに着火して、調理、加温または保温をするも
のである。
【0003】これらのうち、旅館またはホテルなどで使
用する一人用の鍋のセットには、小型の鍋と、固形燃料
が内蔵されたコンロからなるものがあるが、使用後の片
づけの際の作業性が悪いことが多い。すなわち、固形燃
料が燃え尽きていない場合は、消火することが必要にな
るが、一般にこのようなコンロに使用されることが多い
パラフィン系燃料は、吹き消すことが困難である。ま
た、燃え尽きていたとしても、鍋やコンロが熱で熱くな
っているために、手で直接つかめば、火傷をすることも
あって危険である。布などを介してつかむ方法がよく採
られるようであるが、片手では不安定であるので、両手
で支え持つ必要があって、作業性が悪いことが多い。
用する一人用の鍋のセットには、小型の鍋と、固形燃料
が内蔵されたコンロからなるものがあるが、使用後の片
づけの際の作業性が悪いことが多い。すなわち、固形燃
料が燃え尽きていない場合は、消火することが必要にな
るが、一般にこのようなコンロに使用されることが多い
パラフィン系燃料は、吹き消すことが困難である。ま
た、燃え尽きていたとしても、鍋やコンロが熱で熱くな
っているために、手で直接つかめば、火傷をすることも
あって危険である。布などを介してつかむ方法がよく採
られるようであるが、片手では不安定であるので、両手
で支え持つ必要があって、作業性が悪いことが多い。
【0004】ところで、簡易型のコンロについては、い
くつかの考案がなされている。例えば、着火剤および固
形燃料を金属薄板製ケースに充填して、焙焼器の側壁の
所定の位置(底面近傍)に火力調節口および着火口を設
けたもの(実公平 3-45042号公報)、固形炭とその燃焼
が効率よくなるように考慮された簡易棚からなるもの
(実開平1-145337号公報)あるいは豆炭とチャーコール
炭を規則正しく容器に入れた簡易バーベキュー用コンロ
(実公昭 53-4214号公報)などがあるが、後かたづけ時
の搬送方法まで考慮したものではなく、また一度着火し
た燃料の消火に考えが及んでいる訳でもない。
くつかの考案がなされている。例えば、着火剤および固
形燃料を金属薄板製ケースに充填して、焙焼器の側壁の
所定の位置(底面近傍)に火力調節口および着火口を設
けたもの(実公平 3-45042号公報)、固形炭とその燃焼
が効率よくなるように考慮された簡易棚からなるもの
(実開平1-145337号公報)あるいは豆炭とチャーコール
炭を規則正しく容器に入れた簡易バーベキュー用コンロ
(実公昭 53-4214号公報)などがあるが、後かたづけ時
の搬送方法まで考慮したものではなく、また一度着火し
た燃料の消火に考えが及んでいる訳でもない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記問題点
を鑑み、簡易コンロの搬送性を改良し、またその好まし
い実施態様において消火を容易にすることを目的とす
る。
を鑑み、簡易コンロの搬送性を改良し、またその好まし
い実施態様において消火を容易にすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】[考案の概要] <要旨> 本考案による可搬式簡易コンロは、底部に燃料収容部を
有するコンロ本体と、そこに着脱自在に取り付けた搬送
具とからなり、コンロ本体が底面と筒状側部とからなっ
ており、該筒状側部に相互に対向側部に臨ませて、実質
的に水平なスリット状開口部を設けたものであること、
ならびに搬送具が平面状部材からなっており、それを当
該スリットに挿入して両スリット間にさしわたしたとき
に、その一端を把持することによってコンロを搬送でき
るようにしたと共に、当該平面状部材の上面に突起を設
け、その突起の位置および大きさを、当該平面状部材の
当該スリットへの挿入には支障はないが、一旦挿入した
当該平面状部材がコンロ搬送中に逸脱しないように設定
したこと、を特徴とするものである。
有するコンロ本体と、そこに着脱自在に取り付けた搬送
具とからなり、コンロ本体が底面と筒状側部とからなっ
ており、該筒状側部に相互に対向側部に臨ませて、実質
的に水平なスリット状開口部を設けたものであること、
ならびに搬送具が平面状部材からなっており、それを当
該スリットに挿入して両スリット間にさしわたしたとき
に、その一端を把持することによってコンロを搬送でき
るようにしたと共に、当該平面状部材の上面に突起を設
け、その突起の位置および大きさを、当該平面状部材の
当該スリットへの挿入には支障はないが、一旦挿入した
当該平面状部材がコンロ搬送中に逸脱しないように設定
したこと、を特徴とするものである。
【0007】<効果> 本考案によるコンロは、たとえ使用直後の熱時であった
としても安全かつ容易に搬送することができる。また、
本考案の好ましい態様では、簡単な操作で安全かつ完全
に消火することが可能である。
としても安全かつ容易に搬送することができる。また、
本考案の好ましい態様では、簡単な操作で安全かつ完全
に消火することが可能である。
【0008】[考案の具体的説明] <コンロ本体> 本考案によるコンロ本体は、底面と筒状側部からなって
いて、底面と筒状側部の下部、とで形成される。その底
部は、直接または間接に燃料収容部を成している。ここ
で、「底面」は網状、目皿状その他の有孔形態を包含す
るものである。
いて、底面と筒状側部の下部、とで形成される。その底
部は、直接または間接に燃料収容部を成している。ここ
で、「底面」は網状、目皿状その他の有孔形態を包含す
るものである。
【0009】一方、筒状側部はその上部に鍋を載置する
ようになっており、またその中心線に垂直な平面で切っ
た断面の形状(通常は円形)は上下方向で、その大きさ
および(または)形状が異なっていてもよい。
ようになっており、またその中心線に垂直な平面で切っ
た断面の形状(通常は円形)は上下方向で、その大きさ
および(または)形状が異なっていてもよい。
【0010】さて、本案でのコンロ本体は、その筒状側
部に、相互に対向側部に臨ませて、実質的に水平なスリ
ット状開口部が設けてある。すなわち、このスリット
は、相互に対向側部に臨んで設けてあるので、平面状部
材を該両スリットを介してコンロ本体に貫通させること
ができ、そして該平面状部材の端部を持つことによって
コンロ本体を持ち上げ、搬送することができる。すなわ
ち、この平面状の部材は、本案において搬送具をなす
(詳細後記)。
部に、相互に対向側部に臨ませて、実質的に水平なスリ
ット状開口部が設けてある。すなわち、このスリット
は、相互に対向側部に臨んで設けてあるので、平面状部
材を該両スリットを介してコンロ本体に貫通させること
ができ、そして該平面状部材の端部を持つことによって
コンロ本体を持ち上げ、搬送することができる。すなわ
ち、この平面状の部材は、本案において搬送具をなす
(詳細後記)。
【0011】この開口部の形状は、搬送具の差し込み部
分の形状により決まるが、本考案においては、平面状部
材を用いた搬送具を使用するので、その形状はスリット
状であり、かつ、搬送時に安定するように実質的に水平
である。
分の形状により決まるが、本考案においては、平面状部
材を用いた搬送具を使用するので、その形状はスリット
状であり、かつ、搬送時に安定するように実質的に水平
である。
【0012】図1〜2は、コンロ本体の一実施例を示す
斜視図(図1)、および正断面図(図2)である。両図
において、コンロ本体1には、その筒状側部2にスリッ
ト3および3’が設けてある。図示の実施例では、筒状
側部の底部はフランジ付き凹状部材4と共に、すなわち
「間接的」に、燃料収容部を形成している。
斜視図(図1)、および正断面図(図2)である。両図
において、コンロ本体1には、その筒状側部2にスリッ
ト3および3’が設けてある。図示の実施例では、筒状
側部の底部はフランジ付き凹状部材4と共に、すなわち
「間接的」に、燃料収容部を形成している。
【0013】スリット3および3’の上下方向の位置
は、搬送時の安定性からは高い方がよいが、本案の好ま
しい実施例においては平面状部材からなる搬送具を消火
のためにも利用しようとする場合には、低い方が好まし
い。すなわち、搬送具を挿入したときに、燃焼中の燃料
に対する空気を遮断して消火が実現できるからである。
空気の遮断は、燃料収容部の大きさないし形状と相関し
て適当な組み合わせを選べばよいが、図2はその一実施
例を示すものである。すなわち、スリット3および3’
の高さをフランジ付き凹状部材のフランジ4aの高さに
見合うようにすれば、搬送具11の挿入によって凹陥部
4bは密閉され、該凹陥部で燃焼中の燃料は空気を遮断
されて消火する。
は、搬送時の安定性からは高い方がよいが、本案の好ま
しい実施例においては平面状部材からなる搬送具を消火
のためにも利用しようとする場合には、低い方が好まし
い。すなわち、搬送具を挿入したときに、燃焼中の燃料
に対する空気を遮断して消火が実現できるからである。
空気の遮断は、燃料収容部の大きさないし形状と相関し
て適当な組み合わせを選べばよいが、図2はその一実施
例を示すものである。すなわち、スリット3および3’
の高さをフランジ付き凹状部材のフランジ4aの高さに
見合うようにすれば、搬送具11の挿入によって凹陥部
4bは密閉され、該凹陥部で燃焼中の燃料は空気を遮断
されて消火する。
【0014】上記したところから明らかなように、平面
状の部材からなる搬送具は、それがコンロ本体に対して
スリットを介して着脱自在であるためには、そのストッ
パーとしての突起がスリットへの挿入には支障がない
が、一旦挿入した当該平面状部材がコンロ搬送中に逸脱
しないように設定しなければならない。
状の部材からなる搬送具は、それがコンロ本体に対して
スリットを介して着脱自在であるためには、そのストッ
パーとしての突起がスリットへの挿入には支障がない
が、一旦挿入した当該平面状部材がコンロ搬送中に逸脱
しないように設定しなければならない。
【0015】このような形状をもつものであれば、いか
なる形状のものも用いることができる。
なる形状のものも用いることができる。
【0064】材質についても特に制限はないが、一般に
は鉄を主体としたものが用いられる。もちろん、搬送性
を考慮してアルミニウムまたは軽量合金などの素材を使
用することも可能である。
は鉄を主体としたものが用いられる。もちろん、搬送性
を考慮してアルミニウムまたは軽量合金などの素材を使
用することも可能である。
【0017】また、搬送具の差し込み部を差し込むこと
で搬送具を取り付けて、搬送する場合に、コンロの重心
が高いと搬送しにくくなるので、重心が搬送具を差し込
む開口部よりも下部にあることが好ましい。さらに、上
に鍋などをのせて調理する場合に転倒の危険性がないよ
うに、できるだけ低い位置にコンロ本体の重心があるこ
とが望ましい。
で搬送具を取り付けて、搬送する場合に、コンロの重心
が高いと搬送しにくくなるので、重心が搬送具を差し込
む開口部よりも下部にあることが好ましい。さらに、上
に鍋などをのせて調理する場合に転倒の危険性がないよ
うに、できるだけ低い位置にコンロ本体の重心があるこ
とが望ましい。
【0018】<着脱式搬送具部分> 本考案による着脱式搬送具の具体例は、図3および4に
示す通りである。
示す通りである。
【0019】本考案において、着脱式の搬送具はそのコ
ンロ本体から突出した部分が、搬送時に把持する部分と
なる。この搬送具を着脱式にしたことで、コンロを使用
しているとき、すなわち喫食時、に邪魔になる部分がな
くなり、食事中に腕を引っかけるなどして転倒させるこ
ともなく安全である。
ンロ本体から突出した部分が、搬送時に把持する部分と
なる。この搬送具を着脱式にしたことで、コンロを使用
しているとき、すなわち喫食時、に邪魔になる部分がな
くなり、食事中に腕を引っかけるなどして転倒させるこ
ともなく安全である。
【0020】この搬送具の差し込み部をコンロ本体に差
し込んで、搬送具握り部をもってコンロを運ぶ場合、片
手で容易に搬送するためには、搬送具の差し込み部を中
心にして回転、転倒しにくい形状になっているべきであ
る。本考案による搬送具は、例えば図3の12に示すよ
うに、搬送具のコンロに差し込む部分の断面が平面状部
材からなっており、回転、転倒の危険性が極めて低くな
っている。重心が、搬送具差し込み部を差し込む開口部
よりも十分下部にあるようなコンロの場合には、搬送具
の差し込み部の断面が単一の円柱状であっても転倒の問
題なしに搬送はできるが、搬送時に、不安定となること
が避けられない。
し込んで、搬送具握り部をもってコンロを運ぶ場合、片
手で容易に搬送するためには、搬送具の差し込み部を中
心にして回転、転倒しにくい形状になっているべきであ
る。本考案による搬送具は、例えば図3の12に示すよ
うに、搬送具のコンロに差し込む部分の断面が平面状部
材からなっており、回転、転倒の危険性が極めて低くな
っている。重心が、搬送具差し込み部を差し込む開口部
よりも十分下部にあるようなコンロの場合には、搬送具
の差し込み部の断面が単一の円柱状であっても転倒の問
題なしに搬送はできるが、搬送時に、不安定となること
が避けられない。
【0021】また、「搬送具が平面状部材からなってい
る」とは、搬送具が板材からなっている、ということで
はなく、コンロ本体に差し込む部分が平面状をなしてい
る、ということを表す。すなわち、図4の13のよう
に、線材を用いたものであっても、コンロに差し込む部
分が平面状をなしていれば本考案の搬送具として使用で
きる。もちろん、線材と板材を組み合わせた搬送具も使
用できる。
る」とは、搬送具が板材からなっている、ということで
はなく、コンロ本体に差し込む部分が平面状をなしてい
る、ということを表す。すなわち、図4の13のよう
に、線材を用いたものであっても、コンロに差し込む部
分が平面状をなしていれば本考案の搬送具として使用で
きる。もちろん、線材と板材を組み合わせた搬送具も使
用できる。
【0022】差し込み部分の断面形状は、開口部とほぼ
同じ形で、わずかに小さいだけであることが好ましい。
同じ形で、わずかに小さいだけであることが好ましい。
【0023】搬送具の握り部は、断熱処理がしてあるこ
とが好ましい。断熱処理をしていないと、コンロ使用直
後に搬送する場合に、熱伝導により握り部が熱くなって
危険であることがあるからである。断熱処理の方法は任
意であるが、樹脂などで握り部を被覆する方法が一般的
である。
とが好ましい。断熱処理をしていないと、コンロ使用直
後に搬送する場合に、熱伝導により握り部が熱くなって
危険であることがあるからである。断熱処理の方法は任
意であるが、樹脂などで握り部を被覆する方法が一般的
である。
【0024】<ストッパー> 本考案において、搬送具差し込み部分にはストッパーが
必要である。
必要である。
【0025】搬送時には、搬送具握り部をつかんで搬送
するので、コンロ自体には手を触れないで運べるが、搬
送具の差し込み部が単純な平面状であると、搬送具の差
し込み部の先端部が下方になるように傾けたとき、コン
ロが逸脱してしまうことが考えられる。そこで、本考案
においては、搬送具差し込み部に、コンロの逸脱を防止
するストッパーとして突起を設けることを特徴のひとつ
としている。このストッパーとしての突起の形状は、と
くに制限はないが、図2〜4に見られるような、微小な
突起11a、12aおよび13aであっても十分機能す
る。 コンロの抜け落ちを防止するストッパーの位置
は、一般に図2〜4のように搬送具差し込み部の先端近
傍にすることが多いが、コンロの抜け落ちを防止できる
位置であれば、いずれの位置にあってもよい。すなわ
ち、コンロ本体の内側に引っかけるように、握り部に近
い位置にストッパーを設けてもよい。
するので、コンロ自体には手を触れないで運べるが、搬
送具の差し込み部が単純な平面状であると、搬送具の差
し込み部の先端部が下方になるように傾けたとき、コン
ロが逸脱してしまうことが考えられる。そこで、本考案
においては、搬送具差し込み部に、コンロの逸脱を防止
するストッパーとして突起を設けることを特徴のひとつ
としている。このストッパーとしての突起の形状は、と
くに制限はないが、図2〜4に見られるような、微小な
突起11a、12aおよび13aであっても十分機能す
る。 コンロの抜け落ちを防止するストッパーの位置
は、一般に図2〜4のように搬送具差し込み部の先端近
傍にすることが多いが、コンロの抜け落ちを防止できる
位置であれば、いずれの位置にあってもよい。すなわ
ち、コンロ本体の内側に引っかけるように、握り部に近
い位置にストッパーを設けてもよい。
【0026】さらに、差し込み部分の先端部が上方にな
るように傾けると、コンロが滑って握り部に近づくこと
があり、コンロの熱時にはコンロが手に触れて火傷をす
る危険性もあるので、握り部側にもストッパーを設ける
ことが好ましい。このストッパーも前記した逸脱防止ス
トッパー同様であってよいが、図3のように搬送具の握
り部に近い部分を折り曲げた形12bにすることでも代
用ができる。
るように傾けると、コンロが滑って握り部に近づくこと
があり、コンロの熱時にはコンロが手に触れて火傷をす
る危険性もあるので、握り部側にもストッパーを設ける
ことが好ましい。このストッパーも前記した逸脱防止ス
トッパー同様であってよいが、図3のように搬送具の握
り部に近い部分を折り曲げた形12bにすることでも代
用ができる。
【0027】<搬送具差し込み部による消火> また、本考案による搬送具差し込み部は、消火のための
シャッターとしての機能を併せ持つことが好ましい。こ
のために、本考案の搬送具は、耐火性であることが好ま
しく、例えば、金属、セラミックなどを材料に用いるこ
とができる。
シャッターとしての機能を併せ持つことが好ましい。こ
のために、本考案の搬送具は、耐火性であることが好ま
しく、例えば、金属、セラミックなどを材料に用いるこ
とができる。
【0028】この搬送具差し込み部により燃料の消火を
する方法のうち好ましいのは、差し込み部でコンロの燃
料が入った凹部をほぼ完全に覆い、空気を遮断する方法
である。この方法では、燃料の入った部分を完全に密封
する必要はないが、消火するのに十分なだけ空気を遮断
することが必要である。このためにスリット状開口部が
十分低い位置に設けてあること、すなわち、挿入される
搬送具が燃料収容部を覆うようになっていること、が好
ましい。ここで、固形燃料を用いたコンロの場合には、
例えば図2のように、固形燃料5が入った凹部を完全に
覆えるだけの幅があることが好ましいことはいうまでも
ない。また、アルコールランプなどの場合には、それに
応じた形状、たとえば、フタになっているなど、をして
いることが好ましい。
する方法のうち好ましいのは、差し込み部でコンロの燃
料が入った凹部をほぼ完全に覆い、空気を遮断する方法
である。この方法では、燃料の入った部分を完全に密封
する必要はないが、消火するのに十分なだけ空気を遮断
することが必要である。このためにスリット状開口部が
十分低い位置に設けてあること、すなわち、挿入される
搬送具が燃料収容部を覆うようになっていること、が好
ましい。ここで、固形燃料を用いたコンロの場合には、
例えば図2のように、固形燃料5が入った凹部を完全に
覆えるだけの幅があることが好ましいことはいうまでも
ない。また、アルコールランプなどの場合には、それに
応じた形状、たとえば、フタになっているなど、をして
いることが好ましい。
【0029】
【考案の効果】本考案のコンロは、着脱式の搬送具部を
取り付けることにより、コンロ使用直後の熱時であって
も、容易に搬送することができ、さらに、好ましい態様
にあってはコンロ内の燃料に火がついていても容易に消
火できることは、[考案の概要]の項に前記したところ
である。
取り付けることにより、コンロ使用直後の熱時であって
も、容易に搬送することができ、さらに、好ましい態様
にあってはコンロ内の燃料に火がついていても容易に消
火できることは、[考案の概要]の項に前記したところ
である。
【図1】本考案による可搬式簡易コンロの一例の斜視
図。
図。
【図2】本考案による可搬式簡易コンロの一例の正断面
図。
図。
【図3】本考案による可搬式簡易コンロの搬送具の一例
の斜視図。
の斜視図。
【図4】本考案による可搬式簡易コンロの搬送具のほか
の例の斜視図。
の例の斜視図。
1 コンロ本体 2 筒状側部 3、3’ 搬送具を差し込む開口部 4b 燃料収容部 5 固形燃料 11a、12a、13a ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−155768(JP,U) 実開 昭54−124777(JP,U) 実開 昭54−1678(JP,U) 実公 昭35−17753(JP,Y1) 実公 昭7−17728(JP,Y1) 登録実用新案28277(JP,Z1)
Claims (2)
- 【請求項1】底部に燃料収容部を有するコンロ本体と、
そこに着脱自在に取り付けた搬送具とからなり、コンロ
本体が底面と筒状側部とからなっており、該筒状側部に
相互に対向側部に臨ませて、実質的に水平なスリット状
開口部を設けたものであること、ならびに搬送具が平面
状部材からなっており、それを当該スリットに挿入して
両スリット間にさしわたしたときに、その一端を把持す
ることによってコンロを搬送できるようにしたと共に、
当該平面状部材の上面に突起を設け、その突起の位置お
よび大きさを、当該平面状部材の当該スリットへの挿入
には支障はないが、一旦挿入した当該平面状部材がコン
ロ搬送中に逸脱しないように設定したこと、を特徴とす
る可搬式簡易コンロ。 - 【請求項2】搬送具が耐火性板材からなり、スリット状
開口部が十分低い位置に設けてあって、該搬送具を挿入
したときに、コンロ本体に収容した燃焼中の燃料に対し
て空気を遮断して消火させることができる、請求項第1
項に記載の可搬式簡易コンロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3837793U JP2539766Y2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 可搬式簡易コンロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3837793U JP2539766Y2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 可搬式簡易コンロ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712801U JPH0712801U (ja) | 1995-03-03 |
JP2539766Y2 true JP2539766Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=12523595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3837793U Expired - Lifetime JP2539766Y2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 可搬式簡易コンロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539766Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP3837793U patent/JP2539766Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0712801U (ja) | 1995-03-03 |
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