JP2539346B2 - 再熱器の蒸気温度制御方法 - Google Patents

再熱器の蒸気温度制御方法

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JP2539346B2 JP1156144A JP15614489A JP2539346B2 JP 2539346 B2 JP2539346 B2 JP 2539346B2 JP 1156144 A JP1156144 A JP 1156144A JP 15614489 A JP15614489 A JP 15614489A JP 2539346 B2 JP2539346 B2 JP 2539346B2
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信弥 中山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は再熱器の蒸気温度制御方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、第4図に示すように、発電用ボイラでは予め使
用する燃料の燃焼特性を把握するための試験を行い、負
荷変化時に再熱器によって加熱される蒸気の温度を安定
に保つように、ボイラ制御器の再熱器ガスダンパ先行開
度指令を調整している。
再熱器ガスダンパ先行開度指令は燃料の燃焼増加特性
によって、再熱器ガスダンパ先行開度指令の高さh分だ
け開度を絞り込むように調整している。
従って、負荷増加指令がボイラ制御器に入力される
と、ボイラ制御器は所定の時間内にボイラの蒸気温度及
び圧力が負荷増加指令に応じた値になるように、燃料制
御系に入力する燃焼量指令を一点鎖線イで示すように先
行させて一時的に燃料の供給量を増加させると同時に、
ボイラ制御器は燃料の先行投入に伴う燃焼ガス量の急激
な上昇に対応して再熱器ガスダンパ開度を一点鎖線ロで
示すように先行させて減少させるようにしている。
なお、過熱器ガスダンパ開度は、再熱器ガスダンパ開
度に対し逆比例的に動作する。
一方、例えば石炭焚ボイラにおいて、供給する炭種が
変化すると燃焼特性も変化するので、炭種が変わった場
合にはその都度燃焼特性を把握するための試験を実施
し、再熱器ガスダンパ先行開度指令の調整を行うように
している。
[発明が解決しようとする課題] しかし、石炭焚ボイラへ供給する原炭は、同一産地の
原炭でも性状が変化し、また、同一種の原炭でも湿分の
影響などによって経時的に大きくその燃焼特性に差異を
生じる。
このため、炭種が変化したときのみ燃焼特性を把握す
るための試験を実施し、再熱器ガスダンパ先行開度指令
の調整を行うのでは、ボイラ稼働時に同一炭種での性状
変化や経時的な性状変化等が生じた場合にそれに対応で
きず、負荷変化時に再熱器で加熱される蒸気の温度を安
定に保つことが困難になる。
本発明は上述の問題を解決するもので、ボイラ稼働時
に随時燃料の燃焼特性を把握し、適切に再熱器ガスダン
パ先行開度指令を調整することにより安定した再熱器蒸
気温度制御を可能にすることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明はボイラ各部の検出部からの検出温度と圧力を
火炉部収熱演算回路に入力して火炉部の収熱を検出し、
その火炉部収熱信号に基づいて再熱器ガスダンパ先行開
度指令信号を再熱器ガスダンパ先行開度指令演算回路で
随時演算し、該再熱器ガスダンパ先行開度指令信号を負
荷指令に基づく再熱器ガスダンパの基本開度設定指令信
号に加算して再熱器の蒸気温度を制御するものである。
[作用] ボイラ火炉部の収熱に基づいて演算した再熱器ガスダ
ンパ先行開度指令信号を負荷指令に基づく再熱器ガスダ
ンパの基本開度設定指令信号に加算することにより、再
熱器の蒸気温度を制御する。
従って、ボイラ稼働時に燃料の性状が変化しても、再
熱器の蒸気温度を安定して制御することができる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図及び第2図は本発明の方法を実施する装置の一
例であり、第2図中、1は火炉、2は微粉炭バーナ、3
は炉壁部、4は分割壁、5は後部伝熱部、6は仕切板、
7は再熱器、8は再熱器側流路、9は過熱器、10は過熱
器側流路、11は再熱器ガスダンパ、12は再熱器7の出口
の蒸気温度を検出する再熱器出口温度検出器、13はダン
パ駆動部を示す。
ボイラ各部の検出部34即ち、第2図のボイラにおける
火炉1の炉壁部3の入口と出口の夫々の温度と圧力を検
出する炉壁入口温度圧力検出器14と炉壁出口温度圧力検
出器15、及び分割壁4の入口と出口の温度と圧力を検出
する分割壁入口温度圧力検出器16と分割壁出口温度圧力
検出器17を設けて、炉壁入口温度圧力検出器14、炉壁出
口温度圧力検出器15、分割壁入口温度圧力検出器16、分
割壁出口温度圧力検出器17の検出温度と圧力から火炉1
部の収熱状況を把握できるようにする。
このとき、他の吊り下げ伝熱面18等の収熱も火炉1部
として考慮する場合には、その入口と出口の温度と圧力
も検出する。
第3図において、負荷指令19を関数発生器20により関
数変換して、再熱器ガスダンパの基本開度設定指令信号
21と負荷指令19に基づく再熱器ガスダンパ先行開度指令
演算回路28による先行開度指令信号29とを加算器32とに
より加算して加算器26に導き、且つ前記再熱器出口温度
検出器12による再熱器7の出口の検出蒸気温度信号と蒸
気温度設定器からの設定温度指令信号22とを引算器23に
よって引算し、その差信号24をPIコントローラ25を介し
てフィ−ドバック信号35として加算器26に導き、ダンパ
駆動部13により再熱器ガスダンパ11を調整し、再熱器7
の出口の蒸気温度制御を行うようにしている。
上記制御回路は従来から実施されているものである
が、この方式では、炭種の変化による火炉収熱の変化に
よって先行開度指令信号29が変化した場合、すべてPIコ
ントローラ25による調整によってカバーすることになる
ため、即応性の点で問題がある。
このため、本発明は第1図に示す如く、前記炉壁入口
温度圧力検出器14、炉壁出口温度圧力検出器15、分割壁
入口温度圧力検出器16、分割壁出口温度圧力検出器17に
よるボイラ各部の検出部34からの各検出温度、圧力を火
炉部収熱演算回路27に入力して炉壁部3及び分割壁4等
の火炉部収熱を演算し、その火炉部収熱信号33を再熱器
ガスダンパ先行開度指令演算回路30に導いて再熱器ガス
ダンパの先行開度指令を推定し、その推定された再熱器
ガスダンパ先行開度指令信号31を加算器32に導いて基本
開度設定指令信号21に加算し、更に加算器32からの信号
と前記フィードバック信号35とを加算器26にて加算した
信号により、ダンパ駆動部13を介して再熱器ガスダンパ
11の開度を先行的に変化させ再熱器出口の上記温度を安
定に保つようにする。
上記において、燃料炭種の変更などによって原炭の性
状が変わると、炉壁部3入口と出口の温度と圧力、及び
分割壁4入口と出口の温度と圧力を検出している炉壁入
口温度圧力検出器14、炉壁出口温度圧力検出器15、分割
壁入口温度圧力検出器16、分割壁出口温度圧力検出器17
の信号が火炉部収熱演算回路27に導かれて火炉部収熱が
演算されているので、燃焼特性の変化が火炉部収熱信号
33の変化として把握される。
再熱器ガスダンパ先行開度指令演算回路30は、前記火
炉部収熱信号33に応じた最適の再熱器ガスダンパ先行開
度指令を推定してその再熱器ガスダンパ先行開度指令信
号31を出力するようにしているので、火炉部収熱信号33
が変化するとそれに応じて再熱器ガスダンパ先行開度指
令信号31も変化する。
従って、ボイラ稼動時に燃料の性状が変化しても、再
熱器ガスダンパ先行開度指令信号31が基本開度設定指令
信号21に付加されて、再熱器ガスダンパ11の開度が調整
されるので再熱器7で加熱される蒸気の温度を安定に保
つことができる。
また、ボイラで燃焼させる燃料を変更する際に、従来
のようにその都度、燃焼特性を把握するための試験を行
う必要がない。
なお、本発明の再熱器の蒸気温度制御方法は、上述の
実施例にのみ限定されるものではなく、各種燃料を用い
る蒸気発生ボイラに適用できることなど本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の再熱器の蒸気温度制御
方法によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得
る。
1) ボイラ稼動時に燃焼している燃料の性状が変化し
ても、常に適切な再熱器ガスダンパ先行開度指令によっ
て再熱器の蒸気温度を良好に制御することができる。
2) ボイラで燃焼している燃料を変更する際に、従来
のようにその都度燃焼特性を把握するための試験を行う
必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する制御ブロック図、第2
図は第1図の検出器の配置を示すボイラの正面図、第3
図は従来の再熱器温度制御ブロック図、第4図は負荷変
化時における再熱器ガスダンパ先行開度指令の変化を表
わすグラフである。 図中、7は再熱器、11は再熱器ガスダンパ、12は再熱器
出口温度検出器、14は炉壁入口温度圧力検出器、15は炉
壁出口温度圧力検出器、16は分割壁入口温度圧力検出
器、17は分割壁出口温度圧力検出器、19は負荷指令、20
は関数発生器、21は基本開度設定指令信号、27は火炉部
収熱演算回路、30は再熱器ガスダンパ先行開度指令演算
回路、31は再熱器ガスダンパ先行開度指令信号、32は加
算器、33は火炉部収熱信号、34はボイラ各部の検出部を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 信弥 東京都江東区豊洲3丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内 (72)発明者 大石 伸也 東京都江東区豊洲3丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内 (56)参考文献 特開 昭61−99001(JP,A) 特開 昭55−160201(JP,A) 特開 昭58−200907(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラ各部の検出部からの検出温度と圧力
    を火炉部収熱演算回路に入力して火炉部の収熱を検出
    し、その火炉部収熱信号に基づいて再熱器ガスダンパ先
    行開度指令信号を再熱器ガスダンパ先行開度指令演算回
    路で随時演算し、該再熱器ガスダンパ先行開度指令信号
    を負荷指令に基づく再熱器ガスダンパの基本開度設定指
    令信号に加算して再熱器の蒸気温度を制御することを特
    徴とする再熱器の蒸気温度制御方法。
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JP2002257301A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 再熱器ガスダンパの開度変化を利用した火炉パス出口温度制御方法及び装置

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