JP2539262B2 - 2,6―ジニトロアニリン誘導体を含有する毛髪用染色剤及び新規2,6―ジニトロアニリン誘導体 - Google Patents

2,6―ジニトロアニリン誘導体を含有する毛髪用染色剤及び新規2,6―ジニトロアニリン誘導体

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JP2539262B2 JP63502826A JP50282688A JP2539262B2 JP 2539262 B2 JP2539262 B2 JP 2539262B2 JP 63502826 A JP63502826 A JP 63502826A JP 50282688 A JP50282688 A JP 50282688A JP 2539262 B2 JP2539262 B2 JP 2539262B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ニトロ染料による毛髪の染色においてニト
ロ染料として特定の2,6−ジニトロアニリン誘導体を含
有する毛髪用染色剤及び新規2,6−ジニトロアニリン誘
導体に関する。
ニトロ染料は染毛剤として今日幅広く利用されてい
る。これは酸化染毛剤においては自然な色から現代的な
色まで多彩な色合に対する発色用添加物として利用され
ている。さらに酸化染毛剤以外においても多種類のニト
ロ染料を組合わせることによって、毛髪を自然な色から
現代的な色まで染色することのできる染毛剤を製造する
ことができる。
例えば橙色系ニトロ染料と青色系ニトロ染料を組合わ
せることによって自然な褐色に染色することができる。
あるいは黄色系のニトロ染料と紫色系ニトロ染料を組合
わせても同様の結果を得ることができる。したがって、
黄色系のニトロ染料は、橙色に発色して青色系の染料と
組合わせて使用されるものもあれば、ほとんど赤色部分
のない、純粋にレモン色に発色するものもあり、これら
は共に重要である。
同時に毛髪の染料に対しては、多様な要求がなされ
る。すなわちニトロ染料は毒物学上並びに皮膚科学上問
題のないものでなければならない。これらを酸化染毛剤
中において使用するには、これらが過酸化水素の存在下
にアルカリ性溶液の形態で安定であることが条件であ
る。さらにこれらによって得られる染色物において、日
光堅牢度、耐酸性並びに耐摩擦性が優れていることが要
求される。その上さらにできるだけ簡単な方法によって
製造することができることも条件である。
ところで文献において知られている毛髪用黄色系染料
である置換アミノニトロフェノールは、上に述べたよう
な要件を十分に満たすには至っていない。Internationa
l Journal of Cosmetic Science 1982の25頁〜35頁に記
載の4−ニトロ−3−(2′−ヒドロキシエチル)アミ
ノフェノールは、実際にレモン色染色を行うことができ
るが、非常に薄い色しか出すことができない。また、別
の二つの異性体、すなわち4−ニトロ−及び5−ニトロ
2−(2′−ヒドロキシエチル)アミノフェノールは、
芳香族水酸基を有することからpHに対して敏感に反応
し、酸ないしはアルカリの作用下に都合の悪いことに変
色する。
さらに公知の黄色染料として、DE−AS 1 619 395に記
載のo−、m−及びp−ニトロアニリン誘導体が挙げら
れる。これらの化合物は使用技術の面ではかなり広範に
要件を満たしているが、生理学的性質に関しては十分と
はいえない。
DE−OS 3 442 757に記載の2−ニトロアニリン誘導体
は広範に要求を満たしているが、置換基を変えることに
よって得られる色が異なるのであるが、その色の範囲が
赤色系までには及んでいない。したがって赤色系染料を
添加しない限り、上記の2−ニトロアニリン誘導体から
現代的な赤色系染毛剤を製造することはできない。
そこで本発明は、ニトロアニリン誘導体を使用した染
毛剤において、DE−OS 3 442 757に記載の化合物の有す
る長所はそのまま保持しながら、その上に色の範囲を
(置換基を変えることによって)赤色系にまで広げると
いうことを課題として出発した。
しかしてここに染毛剤中の染料成分として下記一般式
(I)であらわされる2,6−ジニトロアニリン誘導体を
使用することによって、上記の課題を良好に解決し得る
ことが見出された。
(ここでRはH、C1〜C4のアルキル、C2〜C4のモノヒド
ロキシアルキルあるいはC3〜C4のジヒドロキシアルキル
をあらわし、XはC1〜C4のアルキル、C2〜C4のモノヒド
ロキシアルキル、C1〜C4のペルフルオルアルキル、C1
C4アルコキシ、C2〜C4のモノヒドロキシアルコキシ、C3
〜C4のジヒドロキシアルコキシあるいはハロゲン原子を
あらわす。) 置換基Xの変化によって一般式(I)であらわされる
化合物は、青味がかったレモン色から純粋な黄色ないし
橙色を経て赤橙色に至るまでの、全ての色を出すことが
できる。
DE−OS 3 442 757に記載の2−ニトロアニリン型の染
料に対して、一般式(I)であらわされる化合物を用い
ることによって、色の範囲を赤色系にまで拡大すること
ができる。したがってこの染料化合物を適当な青色系な
いし紫色系の染料と組合わせることよって、自然な褐色
系の色合だけでなく、赤色系染料を添加しないでも現代
的な赤色系の色合を出すことができる。
色彩面及び生理学面を考慮した場合、一般式(I)で
あらわされる化合物の中で、特に一般式(I)において
Rが2−ヒドロキシエチルあるいは2,3−ジヒドロキシ
プロピルをあらわし、XがCH3、CF3、CH2OH、OCH3、OCH
2CH2OH、OCH2CH(OH)CH2OH、ClあるいはBrをあらわす
ような2,6−ジニトロアニリン誘導体が、染毛剤に対す
る染料成分として優れている。
一般式(I)であらわされる本発明による2,6−ジニ
トロアニリン誘導体として、例えば2,6−ジニトロ−4
−メチル−(2′−ヒドロキシエチル)−アニリン、2,
6−ジニトロ−4−メチル−(2′,3′−ジヒドロキシ
プロピル)−アニリン、2,6−ジニトロ−4−トリフル
オルメチル−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)−ア
ニリン、2,6−ジニトロ−4−トリフルオルメチル−
(2′−ヒドロキシエチル)−アニリン、2,6−ジニト
ロ−4−メトキシ−(2′−ヒドロキシエチル)−アニ
リン、2,6−ジニトロ−4−メトキシ−(2′,3′−ジ
ヒドロキシプロピル)−アニリン、2,6−ジニトロ−4
−(2′−ヒドロキシエチルオキシ)−(2″,3″−ジ
ヒドロキシプロピル)−アニリン、2,6−ジニトロ−4
−(2′−ヒドロキシエチルオキシ)−(2″−ヒドロ
キシエチル)−アニリン、及び4−クロル−2,6−ジニ
トロ−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)−アニリン
が挙げられる。
驚くべきことに一般式(I)であらわされる化合物
は、毒物学特性及び生理学特性共に非常に優れている。
すなわち、検査した染料についていえば、例えばRがヒ
ドロキシエチル基あるいはジヒドロキシプロピル基をあ
らわし、Xがメチル基、トリフルオルメチル基あるいは
メトキシ基をあらわす染料は全て、人体に全く影響を及
ぼさない。したがって本発明による化合物は毒物学及び
生理学の面からも、そして溶解性及び染色濃度の点から
も、ヒドロキシアルキル化されていないニトロアニリン
誘導体よりも格段に優れている。
一般式(I)であらわされる化合物は、人毛の染色に
対して黄色から赤橙色系のニトロ染料として非常に適し
ている。これらは水によく溶け、しかも傑出した貯蔵安
定性を示す。
本出願は、染料並びに染毛剤において一般的に用いら
れている添加剤からなる毛髪用染色剤において、染料と
して一般式(I)であらわされる2,6−ジニトロアニリ
ン誘導体を、望ましくは0.01ないし2.0重量%含有する
ことを特徴とする染色剤も対象とする。このような染色
剤の中でも特に一般式(I)においてRが2−ヒドロキ
シエチルあるいは2,3,−ジヒドロキシプロピルをあらわ
すような2,6−ジニトロアニリン誘導体を含有するもの
が望ましい。
本発明による毛髪用染色剤は、酸化剤を使用しない実
施形態において用いられるが、酸化剤を添加しなければ
ならないような実施系においても問題なく用いることが
できる。
最初に酸化剤無添加の染毛剤について述べる。この場
合染毛剤は上に述べた一般式(I)であらわされる染料
の他に、毛髪に対して直接染着性を有する公知の染料も
含有し得る。このような公知の染毛剤用染料として、例
えば次のようなものが挙げられる。すなわち、2−アミ
ノ−4−ニトロフェノール、ピクラミン酸、1−(2′
−ヒドロキシエチル)アミノ−2−アミノ−4−ニトロ
ベンゼン、4−(2′−ウレイドエチル)アミノニトロ
ベンゼン、4−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)ア
ミノ−3−ニトロ−トリフルオルメチルベンゼン、4−
(2′−ヒドロキシエチル(アミノ−3−ニトロトルエ
ン、1,4−ビス(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−4
−N−エチル−2−ニトロベンゼン、2−ニトロ−4−
(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−アニリン、4−ビ
ス(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチルアミ
ノ−2−ニトロベンゼン、2,5−ビス(2′−ヒドロキ
シエチル)アミノ−ニトロベンゼン、2−(2′−ヒド
ロキシエチル)アミノ−4,6−ジニトロフェノール、1
−アミノ−4−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)ア
ミノ−2−ニトロ−5−クロルベンゼン、4−ビス
(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチルアミノ
−2−ニトロベンゼン及び1−アミノ−2−ニトロ−4
−ビス(2′−ヒドロキシエチル)アミノベンゼンなど
の芳香族ニトロ染料;バイオレット(C.I.42 535)のよ
うなトリフェニルメタン染料;アシッド・ブラウン4
(C.I.14 805)のようなアゾ染料;ディスパース・ブル
ー23(C.I.61 545)、ディスパース・バイオレット4
(C.I.61 105)、1,4,5,8−テトラアミノアンスラキノ
ン及び1,4−ジアミノアンスラキノンなどのアンスラキ
ノン染料。これらの染料は置換基の種類によって酸性、
中性あるいは塩基性を示す。毛髪に対して直接染着性を
示す染料としてこれらの他、例えばJ.C.Johnson著“Hai
r Dyes"Noyes Data Corp.(USA)(1973)3〜91及び11
3〜139頁(ISBN:0−8155−0477−2)に記載の染料が適
当である。
上記のような毛髪に対して直接染着性を有する染料を
ベースとする染毛剤は、例えば溶液、特に水溶液あるい
は水−アルコール溶液の調合形態で用いることもできる
が、望ましい調合形態はクリーム状、ゲル状あるいは乳
化液の形態である。この他、噴射ガスと混合して、ある
いはポンプを用いて噴射するという形で用いることもで
きる。
酸化剤を使用しない染毛剤にいては、一般式(I)で
あらわされる染料は約0.01ないし2.0重量%、望ましく
は0.01ないし1.0重量%濃度で用いられる。毛髪に対し
て直接染着性を有する染料は、合計約0.01ないし3.0重
量%含有される。
この場合、染毛剤のpH値は3ない10.5、望ましくは7.
5ないし9.5の範囲内にある。主にアンモニアを用いて望
ましいアルカリ性範囲に調整されるが、pH値調整は例え
ばモノエタノールアミンやトリエタノールアミンのよう
な有機アミンを用いて行うこともできる。
次にこれらの適用方法について述べる。通常毛髪を染
色するのに十分な量の薬剤を毛髪に塗布し、約5ないし
30分間そのまま保持して作用させる。次いで水で洗い流
し、必要な場合にはさらに弱有機酸を用いてすすぎ洗い
し、乾燥する。弱有機酸として例えば酢酸、クエン酸、
酒石酸などが用いられる。
上記の酸化剤を含まない染毛剤はさらに理容剤用重合
体を含有し得る。これによって染色と同時に整髪するこ
とができる。このような薬剤は通常彩色セット剤あるい
はカラーセット剤と呼ばれている。
このような目的に対して用いられる公知の重合体のう
ちから、例えばポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコール、あるいはアクリル酸ないし
はメタアクリル酸の重合体、アクリル酸ないしはメタア
クリル酸とアミノアルコールないしはその塩、あるいは
第四級化物からなるエステルの重合体などのポリアクリ
ル化合物、ポリアクリロニトリル、ポリビニルラクタ
ム、並びにこれらの共重合体、例えばポリビニルピロリ
ドン−酢酸ビニルなどを挙げることができる。
キトサン(脱アセチル化キチン)あるいはキトサン誘
導体などの天然重合体も上記目的に対して用いることも
できる。
これらの重合体は本薬剤中に通常1ないし5重量%含
有される。この場合薬剤のpH値は6.0ないし9.0の範囲に
ある。
このセット剤含有染毛剤は、一般的な公知の方法に従
って用いられる。すなわちセット剤含有染毛剤で毛髪を
湿らせ形を整えた後、乾燥する。
自明のことであるが、上に述べた酸化剤を含まない染
毛剤は、必要に応じてさらに一般的な添加剤、例えば保
護剤、湿潤剤、増粘剤、柔軟剤、保存料、香油、さらに
は次に述べる酸化染毛剤に対しても用いられる一般的な
添加剤を含有する。
本発明はすでに述べたように酸化剤を必要とする染毛
剤も対象とする。すなわちこの場合、染毛剤は上に述べ
た一般式(I)であらわされる染料及び必要に応じて毛
髪に対して直接染着性を有する染料、そしてさらに酸化
によって発色する酸化染料を含有する。
ここで特に必要な酸化染料は、例えばP−トルイレン
ジアミン、P−フェニレンジアミン、P−アミノフェノ
ールのような芳香族P−ジアミン及びP−アミノフェノ
ールであり、これらは微妙な色合を出すために、例えば
m−フェニレンジアミン、レゾルシン、m−アミノフェ
ノールなどの、いわゆる調整剤と組合わせて用いられ
る。
このような毛髪用の酸化染料は、上記の他にE.Sagari
nの著書“Cosmetics"、Science and Technology(195
7)、Interscience Pablishers Inc.New York503頁以
下、並びにH.Janistynの著書“Handbuch der Kosmetika
und Riechstoffe"(1973)338頁以下に記載されてい
る。
これらの酸化染料と上に述べた一般式(I)であらわ
される染料と組合わせることによって、非常に良好な自
然なブロンドないし褐色が得られるだけでなく、現代的
な色も得られる。
酸化剤を含むこの染毛剤の場合、一般式(I)であら
わされる染料は約0.01ないし2.0重量%、望ましくは0.0
1ないし1.0重量%の濃度で含有される。染料全体の含有
量は約0.1ないし5.0重量%である。
酸化染毛剤は一般にアルカリ性の範囲、望ましくはpH
値にして約8.0ないし11.5の範囲に調整されている。調
整は主にアンモニアを用いて行われるが、その他、例え
ばモノエタノールアミンやトリエタノールアミンなどの
有機アミンを用いて行うこともできる。発色に対して用
いられる酸化剤としては、主に過酸化水素及びその付加
化合物が挙げられる。この場合、染色剤の調合形態は酸
化剤無使用の染毛剤の場合と同じである。特に望ましい
形態はクリームないしはゲル状である。
クリーム、乳化剤あるいはゲルに対して用いられる一
般的な添加剤として、例えば水、低級脂肪族アルコー
ル、例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、グリセリン、あるいはエチレングリコール、プロピ
レングリコールなどのグリコール、さらにはグリコール
エーテルなどの溶剤;アニオン性、カチオン性、両性あ
るいは非イオン性界面活性剤の類に属する、例えば脂肪
族アルコール硫酸塩、脂肪族アルコールエーテル硫酸
塩、スルホン酸アルキル、アルキルベンゼン硫酸塩、ア
ルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルベタイン、
オキシエチル化高級脂肪族アルコール、オキシエチル化
ノニルフェノール、脂肪酸アルコールアミド、オキシエ
チル化脂肪酸エステルなどの湿潤剤あるいは乳化剤;高
級脂肪族アルコール、ベントナイト、澱粉、ポリアクリ
ル酸、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘
導体、アルギン酸塩、パラフィン油、あるいは脂肪酸な
どの増粘剤;例えばラノリン誘導体、コレステリン、パ
ントテン酸、あるいはベタインなどの保護剤;さらに香
油及び錯化合物形成剤などが挙げられる、これらの構成
成分はその目的に応じて一般的に採用されている量にお
いて用いられる。例えば湿潤剤及び乳化剤は、調合中に
おいて約0.5ないし30重量%、増粘剤は0.1ないし25重量
%、保護剤は約0.1ないし5重量%含有される。
次に、酸化剤の添加を必要とする上記の染毛剤の使用
法について述べる。すなわち公知の方法に従って使用直
前に染毛剤と酸化剤を混合し、毛髪の染色に十分な量を
一般的に約50ないし150ml毛髪に塗布する。十分な作用
時間、一般に約10ないし45分間置いた後、水で洗い流
し、必要に応じて弱酸性有機酸、例えばクエン酸あるい
は酒石酸の水溶液を用いてすすぎ洗いを行い、乾燥す
る。
本発明による染毛剤はその種類及び染料成分の配合を
変えることによって、自然な色から超現代的な色まで、
多彩かつ微妙な色合を幅広く表現することができる。そ
してその場合に、本染毛剤は酸化剤を使用しない場合に
も、使用する場合にも、いずれにも有効に使用すること
ができる。
一般式(I)であらわされる2,6−ジニトロアニリン
誘導体は、一部公知である。すなわち下記表に挙げた化
合物についてはその製造法が文献に記載されている。
本発明はさらに下記一般式(II)であらわされる2,6
−ジニトロアニリン誘導体も対象とする。
(ここでR1はC2〜C4のモノヒドロキシアルキルあるいは
C3〜C4のジヒドロキシアルキルをあらわし、YはC2〜C4
のアルキル、C2〜C4のモノヒドロキシアルキル、C1〜C4
のペルフルオルアルキル、C1〜C4のアルコキシ、C2〜C4
のモノヒドロキシアルコキシ、C3〜C4のジヒドロキシア
ルコキシあるいはハロゲン原子をあらわす。ただしYが
ClあるいはBrである場合は、R1はヒドロキシエチルでは
なく、Yがトリフルオルメチルである場合はR1はモノヒ
ドロキシアルキルではない。) 一般式(II)であらわす新規2,6−ジニトロアニリン
誘導体として、例えば2,6−ジニトロ−4−トリフルオ
ルメチル−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)−アニ
リン、2,6−ジニトロ−4−メトキシ(2′,3′−ジヒ
ドロキシプロピル)−アニリン、2,6−ジニトロ−4−
メトキシ(2′−ヒドロキシエチル)−アニリン、2,6
−ジニトロ−4−(2′−ヒドロキシエチルオキシ)−
(2″−ヒドロキシエチル)−アニリン、2,6−ジニト
ロ−4−(2′−ヒドロキシエチルオキシ)−(2″,
3″−ジヒドロキシプロピル)−アニリン、及び4−ク
ロル−2,6−ジニトロ−(2′,3′−ジヒドロキシプロ
ピル)−アニリンが挙げられる。
一般式(II)であらわす新規化合物は、次に示す反応
式に従ってY置換基を有する適当な化合物(III)にお
いてアルコキシ基あるいはハロゲン原子(A)の核交換
反応を行うことによって製造される。
一般式(I)及び(II)であらわす2−ニトロアニリ
ン誘導体は、パラ位置にXあるいはY置換基を有するア
ニリン誘導体において、必要に応じて例えばP−トルオ
ールスルホニル基による、ジニトリル化を行うことによ
っても製造することができる。4−クロルあるいは4−
ブロム−2,6−ジニトロアニリン誘導体は、2,6−ジニト
ロアニリンの塩素化、あるいは臭素化によって製造する
ことができる。さらに該当の未置換アミノ化合物を通常
のアルキル化法によって置換し、これによってN−アル
キル化合物を得ることも可能である。
製造実施例 実施例1:2,6−ジニトロ−4−トリフルオルメチル−
(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)−アニリン 4−クロル−3,5−ジニトロ−ベンゾトリフルオロラ
イド1gをジメチルスルホキサイド4mlに溶解する。撹拌
しながら2,3−ジヒドロキシプロピルアミン1mlを滴下す
る。発熱反応が弱まった後さらに混合物を室温で1/2時
間撹拌し、ついでこの混合物を氷上に注ぐ。沈降結晶を
濾別する。乾燥後黄色の染料が1.0g(理論値の83%)得
られる。この生成物の融点は129〜130℃である。
質量スペクトル: 325(M+,14)、264(100)、247(10)、217(16)、16
0(16)、159(12)、61(18)、 上記のスペクトル及び以下においてあらわすスペクト
ル全てに対して:10%以上の強さのピーク全てがm/e(%
による相対強さ)であらわされている。
UV−スペクトル 208(4,18)、235sh(3,99)、310(3,67)、350(3,7
0)、416(3,39) 上記のスペクトル及び以下においてあらわすスペクト
ル全てに対して:溶剤=エタノール、ピークはナノメー
タ(対数吸光係数)による極大波長表示によってあらわ
されている。
実施例2:2,6−ジニトロ−4−メトキシ−(2′−ヒド
ロキシエチル)−アニリン 2,6−ジニトロ−ハイドロキノンジメチルエーテル
〔B.Reichert及びW.Turkewitsch著、薬剤調合記録276,3
97,406(1938)〕1gをエタノールアミン15ml中において
室温で1時間撹拌する。次いでこれを氷上に注ぎ、酢酸
を用いて中和する。沈降した赤色の結晶を吸引濾別す
る。生成物は0.9g(理論値の78%)であり、融点は104
℃である。1 H−NMRスペクトル: 8.1(広幅OH,NH,D2Oによる試料の振動に対しては信号消
失)、7.78(s,3−H,5−H)、3.85(s,OCH3)、3.84
(t,J=5H2、HN−CH2 CH −OH)、3.13(q,J=5Hz,HN−
CH −,D2Oによる試料の振動に対して信号形成、t,J=5
Hz)、1.68(広幅,OH,NH,D2Oによる試料の振動に対して
は信号消失) 上記のNMR−スペクトル及び以下にあらわすNMR−スペ
クトル全てに対し:化学シフトはヘルツにおけるカップ
リング定数・デルタ値(ppm)であらわされている。標
準物質=テトラメチルシラン、溶剤=特に指示がない場
合CDCl3、s=単一線、d=二重線、t=三重線、q=
四重線、m=多重線。
実施例3:2,6−ジニトロ−4−メトキシ−(2′,3′−
ジヒドロキシプロピル)−アニリン 2,6−ジニトロハイドロキノンジメチルエーテル(実
施例2参照)1gをジメチルスルホキサイド8mlに溶解
し、撹拌しながらこれに3.6gの1−アミノ−プロパンジ
オール−2,3を混合する。室温で3.5時間撹拌を続けた
後、氷上に注ぎ、析出する赤色の結晶を吸引濾別する。
これによって目的の染料が0.95g(理論値の74%)得ら
れる。
NMR−スペクトル(DMSO−d6中): 8.2(t,J=5Hz,NH;D2Oによる試料振動時には信号消
失)、7.89(s,3−H,5−H)、5.13(q,J=5Hz,OH;D2O
による試料振動時には信号消失)、4.65(t,J=5H2,OH;
D2Oよる試料振動時には信号消失)、3.82(s,OCH3)、 3.28(m,−CH −OH)、2.88(m,HN−CH −) UV−スペクトル: 234(4,37)、468(3,73) 実施例4:4−クロル−2−6−ジニトロ−(2′,3′−
ジヒドロキシプロピル)−アニリン 4−クロル−2,6−ジニトロアニリン(KohnとKrame
r、月刊誌Chemie49,154)0.25gを5〜10℃において2,3
−ジヒドロキシプロピルアミン2mlに溶解し、同じ温度
で半時間撹拌する。続いて得られた橙色の溶液を氷上に
注ぎ、析出した黄色の結晶を吸引濾別する。これによっ
て目的の染料が0.2g(理論値の64%)得られる。この融
点は82℃である。
元素分析(C9H10ClN2O5): 計算値 測定値 C% 37.06 36.92 H% 3.45 3.49 N% 14.40 14.21 毛髪の染色に対する実施例 実施例5:液状染毛剤 2,6−ジニトロ−4−メチル−(2′,3′−ジヒドロキ
シプロピル)−アニリン 0.30g 硫酸ラウリルアルコール−ジグリコールエーテル−ナト
リウム塩(28%水溶液) 2.00g 25%のアンモニア 2.00g 水 95.70g 100.00g 漂白した天然毛髪を上記実施例5によって得られた溶
液を用いて室温で20分間処理した後、水で洗い流し、乾
燥する。これによって毛髪は明るい橙色に染色される。
実施例6:カラーセット剤 2,6−ジニトロ−4−トリフルオルメチル−(2′,3′
−ジヒドロキシプロピル)−アニリン 0.10g ポリビニルピロドリン 2.00g グリセリン 0.10g イソプロパノール 40.00g 水 57.80g 100.00g 白髪人毛に上記のカラーセット剤を塗布し、乾燥す
る。これによって毛髪は明るいレモン色に染色されると
同時にセットされる。
実施例7:クリーム状酸化染毛剤 2,6−ジニトロ−4−(2′ヒドロキシエトキシ)−
(2″,3″ジヒドロキシプロピル)−アニリン 0.10g
P−フェニレンジアミン 0.20g レゾルシン 0.15g m−アミノフェノール 0.03g セチルアルコール 15.00g 硫酸ラウリルアルコール−ジグリコールエーテル−ナト
リウム塩(28%水溶液) 3.50g 25%アンモニア 6.00g 水 75.02g 100.00g 上記の染毛剤50gを使用直前に6%の過酸化水素溶液5
0mlと混合する。この混合物を灰色の人毛に塗布し、40
℃の温度において30分間作用させる。次いで水で洗い流
し、乾燥する。これによって毛髪は現代的な赤味を帯び
たブロンドに染色される。
実施例8:クリーム状染毛剤 4−クロル−2,6−ジニトロ(2′,3′−ジヒドロキシ
プロピル)−アニリン 0.050g 4−ビス(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチ
ルアミノ−2−ニトロ−ベンゼン 0.250g 1−アミノ−2−ニトロ−4−ビス−(2′−ヒドロキ
シエチル)アミノベンゼン 0.020g ディスパース・ブルー23(C.I.61 545) 0.025g セチルアルコール 7.500g 硫酸ラウリルアルコール−グリコールエーテル−ナトリ
ウム塩(28%水溶液) 1.750g P−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル 0.100g 25%アンモニア 0.200g 水 90.105g 100.000g 上記の染毛剤50gを白髪人毛に塗布し、20分間作用さ
せた後、水で洗い流し、次いで乾燥する。これによって
毛髪は自然な褐色に染色される。
実施例9:液状染毛剤 2,6−ジニトロ−4−メトキシ−(2′,3′−ジヒドロ
キシプロピル)−アニリン 0.25g 1−アミノ−4−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)
−アミノ−2−ニトロ−5−クロルベンゼン 0.10g
4−ビス(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチ
ルアミノ−2−ニトロベンゼン 0.20g ヒドロキシエチルセルロース 0.50g 硫酸ラウリルアルコール−ジグリコールエーテルのナト
リウム塩(28%水溶液) 5.00g イソプロパノール 10.00g 25%アンモニア 10.00g 水 73.95g 100.00g 漂白した天然毛髪を実施例9によって得られた溶液を
用いて室温で20分間処理する。水で洗い流し、乾燥する
ことによって、現代的な深いボージョレイ色の毛髪が得
られる。
実施例10:液状染毛剤 2,6−ジニトロ−4−(2′−ヒドロキシエチルオキ
シ)−(2″−ヒドロキシエチル)−アニリン 0.30g
1,4−ビス(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ニ
トロベンゼン 0.05g ヒドロキシエチルセルロース 0.50g 硫酸ラウリルアルコール−ジグリコールエーテルのナト
リウム塩(28%水溶液) 5.00g イソプロピルアルコール 10.00g 25%アンモニア 10.00g 水 74.15g 100.00g 上記の染毛剤を漂白した天然毛髪に40℃において30分
間作用させる。水で洗い流し、乾燥することによって、
現代的なブロンドに染色された毛髪が得られる。

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(I)であらわされる2,6−
    ジニトロアニリン誘導体 (ここでRはH、C1〜C4のアルキル、C2〜C4のモノヒド
    ロキシアルキルあるいはC3〜C4のジヒドロキシアルキル
    をあらわし、XはC1〜C4のアルキル、C2〜C4のモノヒド
    ロキシアルキル、C1〜C4のペルフルオルアルキル、C1
    C4のアルコキシ、C2〜C4のモノヒドロキシアルコキシ、
    C3〜C4のジヒドロキシアルコキシあるいはハロゲン原子
    をあらわす。) を、染料として含有することを特徴とする毛髪用染色
    剤。
  2. 【請求項2】前記一般式(I)においてRが2−ヒドロ
    キシエチルあるいは2,3−ジヒドロキシプロピルをあら
    わし、XがCH3、CF3、CH2OH、OCH3、OCH2CH2OH、OCH2CH
    (OH)CH2OH、ClあるいはBrをあらわすことを特徴とす
    る請求項1に記載の毛髪用染色剤。
  3. 【請求項3】前記一般式(I)であらわされる2,6−ジ
    ニトロアニリン誘導体を0.01ないし2.0重量%含有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の毛髪
    用染色剤。
  4. 【請求項4】一般式(I)であらわされる2,6−ジニト
    ロアニリン誘導体が2,6−ジニトロ−4−メチル−
    (2′−ヒドロキシエチル)−アニリン、2,6−ジニト
    ロ−4−メチル−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)
    −アニリン、2,6−ジニトロ−4−トリフルオルメチル
    −(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)−アニリン、2,
    6−ジニトロ−4−トリフルオルメチル−(2′−ヒド
    ロキシエチル)−アニリン、2,6−ジニトロ−4−メト
    キシ−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)−アニリ
    ン、2,6−ジニトロ−4−メトキシ−(2′−ヒドロキ
    シエチル)−アニリン、2,6−ジニトロ−4−(2′−
    ヒドロキシエチルオキシ)−(2″−ヒドロキシエチ
    ル)−アニリン、2,6−ジニトロ−4−(2′−ヒドロ
    キシエチルオキシ)−(2″,3″−ジヒドロキシエチル
    プロピル)−アニリン及び4−クロル−2,6−ジニトロ
    −(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)−アニリンの中
    から選択されることを特徴とする請求項3に記載の毛髪
    用染色剤。
  5. 【請求項5】毛髪に対して直接染着性を有する公知の染
    料を少なくとも一種類含有することを特徴とする、請求
    項3あるいは4に記載の毛髪用染色剤。
  6. 【請求項6】毛髪に対して直接染着性を有する公知の染
    料が、2−アミノ−4−ニトロフェノール、ピクラミン
    酸、2−(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−4,6−ジ
    ニトロ−フェノール、1−(2′−ヒドロキシエチル)
    アミノ−2−アミノ−4−ニトロベンゼン、4−(2′
    −ウレイドエチル)アミノ−ニトロベンゼン、4−
    (2′,3′−ジヒドロキシプロピル)アミノ−3−ニト
    ロ−トリフルオルメチルベンゼン、4−(2′−ヒドロ
    キシエチル)アミノ−3−ニトロトルエン、2−ニトロ
    −4−(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−アニリン、
    1,4−ビス(2′−ヒドロキシエチル)アミノ−4−N
    −エチル−2−ニトロベンゼン、2,5−ビス(2′−ヒ
    ドロキシエチル)アミノ−ニトロベンゼン、1−アミノ
    −4−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)アミノ−2
    −ニトロ−5−クロルベンゼン、4−ビス(2′−ヒド
    ロキシエチル)アミノ−1−メチルアミノ−2−ニトロ
    ベンゼン、1−アミノ−2−ニトロ−4−ビス(2′−
    ヒドロキシエチル)アミノベンゼン、ベーシック・バイ
    オレット(C.I.42 535)、アシッド、ブラウン4(C.I.
    14 805)及びディスパース・バイオレット4(C.I.61 1
    05)の中から選択されることを特徴とする請求項5に記
    載の毛髪用染色剤。
  7. 【請求項7】整髪作用を兼ね備えた染毛剤として提供さ
    れること、その場合に理容剤分野において一般に用いら
    れている重合物あるいは天然重合体を少なくとも一種類
    含有することを特徴とする請求項5あるいは6に記載の
    毛髪用染色剤。
  8. 【請求項8】重合物あるいは天然重合体がキトサン、ポ
    リビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアル
    コール、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリア
    クリルニトリル、ポリビニルラクタム、あるいはこれら
    の化合物の共重合物の中から選択されることを特徴とす
    る請求項7に記載の毛髪用染色剤。
  9. 【請求項9】公知の酸化染料を一種類以上含有すること
    を特徴とする、請求項3あるいは4に記載の毛髪用染色
    剤。
  10. 【請求項10】公知の酸化染料がP−トルイレンジアミ
    ン、P−フェニレンジアミン、P−アミノフェノール、
    m−フェニレンジアミン、レゾルシン及びm−アミノフ
    ェノールの中から選択されることを特徴とする請求項9
    に記載の毛髪用染色剤。
  11. 【請求項11】下記一般式(II)であらわされる2,6−
    ジニトロアニリン誘導体。 (ここでR1はC2〜C4のモノヒドロキシアルキルあるいは
    C3〜C4のジヒドロキシアルキルをあらわし、YはC2〜C4
    のアルキル、C2〜C4のモノヒドロキシアルキル、C1〜C4
    のペルフルオルアルキル、C1〜C4のアルコキシ、C2〜C4
    のモノヒドロキシアルコキシ、C3〜C4のジヒドロキシア
    ルコキシあるいはハロゲン原子をあらわす。ただしYが
    ClあるいはBrである場合はR1はヒドロキシエチルではな
    く、Yがトリフルオルメチルである場合はR1はモノヒド
    ロキシアルキルではない。)
  12. 【請求項12】2,6−ジニトロ−4−トリフルオルメチ
    ル−(2′,3′−ジヒドロキシプロピル)−アニリン。
  13. 【請求項13】2,6−ジニトロ−4−メトキシ−(2′,
    3′−ジヒドロキシプロピル)−アニリン。
  14. 【請求項14】2,6−ジニトロ−4−メトキシ−(2′
    −ヒドロキシエチル)−アニリン。
  15. 【請求項15】2,6−ジニトロ−4−(2′−ヒドロキ
    シエチルオキシ)−(2″−ヒドロキシエチル)−アニ
    リン。
  16. 【請求項16】2,6−ジニトロ−4−(2′−ヒドロキ
    シエチルオキシ)−(2″,3″−ジヒドロキシプロピ
    ル)−アニリン。
  17. 【請求項17】4−クロル−2,6−ジニトロ−(2′,
    3′−ジヒドロキシプロピル)−アニリン。
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