JP2539024Y2 - 作業用走行車のブレーキ遠隔操作装置 - Google Patents

作業用走行車のブレーキ遠隔操作装置

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JP2539024Y2
JP2539024Y2 JP1990074613U JP7461390U JP2539024Y2 JP 2539024 Y2 JP2539024 Y2 JP 2539024Y2 JP 1990074613 U JP1990074613 U JP 1990074613U JP 7461390 U JP7461390 U JP 7461390U JP 2539024 Y2 JP2539024 Y2 JP 2539024Y2
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浩美 相沢
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、遠隔操作されるトラクタ、コンバイン等の
作業用走行車のブレーキ遠隔操作装置に関するものであ
る。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 今日、この種作業用走行車においては、排気ガス、土
埃、騒音等のオペレータへの影響を考慮し、走行機体を
送信機等によつて遠隔操作可能とすることが提唱されて
いる。そしてこの場合、ブレーキ機構には、送信機から
のブレーキ操作信号に基づいてブレーキを作動せしめる
アクチユエータを連繋することになり、またこのアクチ
ユエータは、ブレーキ解除状態ではブレーキペダルによ
るブレーキ操作を許容するよう設けることが無人操作−
有人操作の併用を計る点からも好ましい。
しかるにこの様なものでは、送信機からブレーキ操作
信号が送信されれば、仮令有人操作中であつてもブレー
キが作動するため、オペレタが不意のブレーキ作動に対
応できなくなる等の惧れがあり問題があつた。
さらに、遠隔操作する場合に、遠方に車両がいる場
合、不意にエンストをしてもオペレータは気付かないこ
とがあり、このまま報知した場合に、車両が暴走するよ
うなことが考えられ、対処する必要がある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができる作業用走行車のブレーキ遠隔操作装置
を提供することを目的として創案されたものであつて、
遠隔操作部のブレーキ操作指令に基づいてブレーキを作
動せしめる油圧アクチユエータを、ブレーキ解除状態で
はブレーキペダルによるブレーキ操作を許容するようブ
レーキ機構に連繋してなる遠隔操作車両において、前記
アクチユエータにブレーキ作動状態側に付勢する弾機を
設けて、ブレーキ解除状態への変位を圧油供給状態とす
ることに伴うアクチユエータの弾機付勢力に抗する作動
で行い、ブレーキ作動状態への変位を排油状態とするこ
とに伴うアクチユエータの弾機付勢力に準じる作動で行
うように構成すると共に、前記アクチユエータの作動制
御部に、所定スイツチの操作に基づいてアクチユエータ
をブレーキ解除状態に維持して、遠隔操作部のブレーキ
操作指令に基づくブレーキ作動を規制する遠隔操作規制
手段と、エンジン回転数を検知すべく設けられたセンサ
からの検知信号がエンジン停止状態であることの検知に
基づいて上記排油状態に自動的に切換えてアクチユエー
タがブレーキ作動状態に変位するよう制御指令を出力す
るエンジン停止時制御手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
そして本考案は、この構成によつて、所定スイツチの
操作によりブレーキの遠隔操作を規制できるようにする
と共に、不意にエンストした場合のエンストを回避でき
るようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はトラクタの走行機体であつて、該走
行機体1は、駆動輪(実施例では前輪2および後輪3)
が、トランスミツシヨン4を介して伝動されるエンジン
動力により駆動することによつて走行し、また操舵輪
(前輪2)がステアリングホイール5の操作により操舵
作動することによつて走行方向を変えるが、これらの構
成は何れも従来通りである。
6、7は運転関8の足もと右側に並設される足踏み式
の左右ブレーキペダルであつて、このうち右ブレーキペ
ダル6は、基端のボス部6aがトランスミツシヨン4側に
回転自在に軸支される支軸9に上下揺動自在に枢支され
ると共に、上記ボス部6aに突設の作動アーム6bが連結ロ
ツド10を介してトランスミツシヨン4側のブレーキレバ
ー11に連結されることにより右ブレーキを制動作動可能
であるが、左ブレーキペダル7は、基端のボス部7aが支
軸9と一体回動自在に連結され、支軸9の左側端部に一
体的に突設される作動アーム9aが連結ロツド12を介して
トランスミツシヨン4側のブレーキレバー13に連結され
ることにより左ブレーキを制動作動操作することができ
るようになつている。尚、14、15は両ブレーキペダル
6、7にそれぞれ連結される復帰弾機である。
一方、17、18は左右ブレーキレバー11、13近傍に位置
するべくトランスミツシヨン4の左右側面にそれぞれ設
けられる油圧シリンダであつて、本考案の油圧アクチユ
エータに相当するが、両油圧シリンダ17、18の構成は左
右対称であるので左ブレーキ用について説明すると、油
圧シリンダ18は、ブレーキレバー13のボス部13aに一体
的に突設される作動レバー13bにピストンロツド18a先端
が接当するべく取付けられている。そして、伸長時には
作動レバー13bを押圧してブレーキレバー13を作動側に
回動せしめる一方、縮小時には前記復帰弾機15の付勢力
によるブレーキレバー13の非作動側への回動を許容する
ものであるが、油圧シリンダ18は、ピストンロツド18a
に外嵌する弾機19によつて常時伸長作動側に向けて付勢
されている。つまり、ポート18bを介して作動油の供給
を受けた場合に上記弾機19に抗して縮小する一方、排油
許容状態で弾機19の付勢力により伸長するようになつて
いる。
ところで、20は油圧シリンダ18の基端面から突出する
補助ロツドであつて、該補助ロツド20は、油圧シリンダ
18の伸縮作動に伴つて出没するが、螺旋溝が形成される
外周部にはロツクナツト21が外嵌状に螺合している。即
ち、ロツクナツト21を補助ロツド20の基端側に移動調整
することにより油圧シリンダ18を縮小状態にロツクする
ことができるようになつている。
またさらに、上記補助ロツド20の先端には径方向に延
びる連結杆22が一体的に設けられるが、その先端部に
は、前記ピストンロツド18aに平行する接当ピン23が軸
芯方向摺動自在に支承されている。一方、接当ピン23の
先端側対向位置には、油圧シリンダ18側にブラケツト24
aを介して固定される検知スイツチ24が配設されてお
り、該検知スイツチ24は、油圧シリンダ18の伸長に伴う
接当ピン23の接当により検知作動するようになつてい
る。尚、23aは接当ピン23を検知スイツチ24側に向けて
付勢する弾機である。
さらに、25は油圧シリンダ17、18の油圧作動機構であ
つて、該油圧作動機構25は、油圧ポンプP、電磁切換弁
26、27、28、逆止弁29、30等で構成されている。つま
り、電磁切換弁26は、ソレノイド26aがOFFの状態では油
圧ポンプPが圧送する作動油をそのまま排出する一方、
ON状態では排出を規制するものであり、また電磁切換弁
27は、ソレノイド27aがOFFの状態では左ブレーキ用の油
圧シリンダ17内の作動油の排出を許容する一方,ON状態
では油圧ポンプPが圧送する作動油を油圧シリンダ17に
供給するものであり、また電磁切換弁28は、ソレノイド
28aがOFFの状態では右ブレーキ用の油圧シリンダ18内の
作動油の排出を許容する一方、ON状態では油圧ポンプP
が圧送する作動油を油圧シリンダ18に供給するものであ
り、またさらに逆止弁29、30は、電磁切換弁27、28がON
状態のときに油圧シリンダ17、18から作動油が排出する
ことを規制するものである。
またさらに、31は前記ソレノイド26a、27a、28aを作
動制御する作動制御回路であつて、該作動制御回路31
は、エンジンの回転数を検出する回転センサ32、該回転
センサ32の検出信号に基づくエンジン作動判断で信号出
力を行う制御部(マイコン)33、該制御部33の出力端子
にベース端子が接続されるトランジスタTr、該トランジ
スタTrのコレクタ端子と電源との間に並列に接続される
前記ソレノイド26a、27a、28a等で構成される駆動回路
部31aと、遠隔操作部からの左ブレーキ指令に基づいてO
Nする接点34、該接点34のONに伴つてソレノイド27aと直
列するブレーク接点をOFFにするリレーCR1、遠隔操作部
からの右ブレーキ指令に基づいてONする接点35、該接点
35のONに伴ってソレノイド28aと直列するブレーク接点
をOFFにするリレーCR2等で構成される遠隔操作回路部31
bと、前記左右検知スイツチ24と並列するメーク接点を
有する自己保持用リレーCR3、該リレーCR3の自己保持を
所定時間で解除するタイマT1、自己保持解除後所定時間
経過してから接点をOFFするタイマT2、検知スイツチ24
に基づいて点灯作動する確認ランプL等で構成される制
御回路部31cとからなり、そして、作動制御回路31は、
エンジン始動時においては、トランジスタTrをONするこ
とでソレノイド26a、27a、28aをONとして油圧シリンダ1
7、18を縮小(ブレーキ解除)するが、ブレーキ解除後
は、タイマT1の作動に伴うタイマT2の作動によりソレノ
イド26aをOFFにして油圧シリンダ17、18は縮小状態に停
止維持するようになつている。また、この状態でリーク
等により油圧シリンダ17、18が伸長すると、検知スイツ
チ24の検知に基づいて上記縮小作動制御が再度繰返して
行われるようになつている。一方、エンジンが停止した
場合には、回転センサ32の検出信号に基づいてトランジ
スタTrをOFFすることによりソレノイド26a、27a、28aを
OFFとし、これによつて油圧シリンダ17、18は排油許容
状態となつて弾機19の付勢力を受けて伸長し、前述の如
くブレーキを作動させるようになつている。さらに、前
記各接点34、35がONした場合は、それぞれソレノイド27
a、28aをOFFとし、これによつて油圧シリンダ17、18が
排油許容状態となつて左右各ブレーキを作動させるよう
になつている。
さらに、36は遠隔操作と手動(足踏み)操作との切換
えを行うための切換スイツチであつて、該切換スイツチ
36は、遠隔操作回路部31b中に設けられ、そして手動側
に切換えられた状態では、前記接点34、35の切換りに伴
うソレノイド27a、28aのOFF作動を規制するようになつ
ている。即ち、手動操作状態においては、仮令遠隔操作
部からブレーキ作動指令があつてもブレーキが作動しな
い構成になつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、切換
スイツチ36を手動側に切換えると遠隔操作信号に基づく
ブレーキ作動が規制されることになる。従つて、遠隔操
作と手動操作を行うことができるものでありながら、仮
令手動操作中に遠隔操作部からブレーキ作動指令が送信
されたとしても、不意なブレーキ作動がなされることは
なく、これによつて有人走行するオペレータが怪我をす
るような不具合を防止できる。
また、このものでは、エンジン駆動時においては縮小
状態に保持される油圧シリンダ17、18を、エンジンが停
止したことの検知に基づき排油許容側に作動させて、油
圧シリンダ17、18を弾機19の付勢力で伸長させて自動的
にブレーキを自動的に作動させることになる。この結
果、パーキングブレーキを自動化できると共に、遠隔操
作中における不意のエンストで走行機体1が暴走してし
まう不具合も防止できる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、ブレーキ遠隔操作要のアクチユエータを、ブ
レーキ解除状態ではブレーキペダルによるブレーキ操作
を許容するよう設けて無人操作と有人操作の併用を計る
ものでありながら、所定スイツチの操作により遠隔操作
部のブレーキ操作指令に基づくブレーキ作動を規制する
ことができる。従つて、有人操作中に送信機からブレー
キ操作信号が送信されても、不意なブレーキ作動がなさ
れる不都合を防止できることになつて、無人操作および
有人操作可能な作業用走行車にできる。
しかも遠隔操作時において、エンジン停止した場合
に、これを検知したセンサからの指令で、アクチユエー
タは排油状態となつて自動的なブレーキ作動がなされ、
これによつて、いちいち駐車ブレーキ操作をしないでも
よく、操作性の向上が計れる許りでなく、傾斜地等で不
意なエンストがあつたときに走行機体が暴走する等の不
具合を回避できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行車のブレーキ遠隔操作
装置の実施例を示したものであつて、第1図はトラクタ
の側面図、第2図は同上要部平面図、第3図は油圧シリ
ンダの取付状態を示す要部側面図、第4図A、Bは油圧
シリンダの作動を説明する正面図、第5図は油圧シリン
ダの作動機構を示す油圧回路図、第6図は油圧シリンダ
の作動回路図である。 図中、1は走行機体、6、7はブレーキペダル、17、18
は油圧シリンダ、19は弾機、36は切換スイツチである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠隔操作部のブレーキ操作指令に基づいて
    ブレーキを作動せしめる油圧アクチユエータを、ブレー
    キ解除状態ではブレーキペダルによるブレーキ操作を許
    容するようブレーキ機構に連繋してなる遠隔操作車両に
    おいて、前記アクチユエータにブレーキ作動状態側に付
    勢する弾機を設けて、ブレーキ解除状態への変位を圧油
    供給状態とすることに伴うアクチユエータの弾機付勢力
    に抗する作動で行い、ブレーキ作動状態への変位を排油
    状態とすることに伴うアクチユエータの弾機付勢力に準
    じる作動で行うように構成すると共に、前記アクチユエ
    ータの作動制御部に、所定スイツチの操作に基づいてア
    クチユエータをブレーキ解除状態に維持して、遠隔操作
    部のブレーキ操作指令に基づくブレーキ作動を規制する
    遠隔操作規制手段と、エンジン回転数を検知すべく設け
    られたセンサからの検知信号がエンジン停止状態である
    ことの検知に基づいて上記排油状態に自動的に切換えて
    アクチユエータがブレーキ作動状態に変位するよう制御
    指令を出力するエンジン停止時制御手段とを設けたこと
    を特徴とする作業用走行車のブレーキ遠隔操作装置。
JP1990074613U 1990-07-13 1990-07-13 作業用走行車のブレーキ遠隔操作装置 Expired - Lifetime JP2539024Y2 (ja)

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