JP2538988B2 - 補強ホ―スの製造方法 - Google Patents

補強ホ―スの製造方法

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JP2538988B2 JP13571488A JP13571488A JP2538988B2 JP 2538988 B2 JP2538988 B2 JP 2538988B2 JP 13571488 A JP13571488 A JP 13571488A JP 13571488 A JP13571488 A JP 13571488A JP 2538988 B2 JP2538988 B2 JP 2538988B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、補強ホースの製造方法に関するものであ
り、とくには、ホースの偏肉を有効に防止するものであ
る。
(従来の技術) 従来既知の補強ホースの製造方法としては、たとえ
ば、特公昭53−34157号公報に開示されたものがあり、
この方法は、内管押出機の内管ヘッド環体の先端にリン
グナットで装着された内管ダイスの円筒外面上で、予め
補強材を連続的に密に偏組して管状補強層を形成し、そ
れを内管ダイスの円筒外面上に滑動させて前方へ送り出
し、その管状補強層が内管ダイスの先端外縁を離れると
同時に、内管押出機で押出された内管材料を、トーピー
ドの円筒外面と管状補強層の内面との間に所定圧力をも
って押し出して、管状補強層に内圧を加えながら内管を
連続的に形成し、さらに、内管の形成とほぼ同時に、外
管押出機によって押出された外管材料を、トーピード上
で、管状補強層に外圧を加ながら外管に形成するもので
ある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、かかる従来技術にあっては、トーピード上
にて内管および外管の押出成形を行っていることから、
内管ダイスとトーピードとを正確に同心配置することは
もちろん、それらのそれぞれに対して、外管押出機もま
た正確に同心配置することが必要になり、かかる同心配
置のためには、ホース製造装置の設置、オーバホールそ
の他に際し、作業工数が著しく嵩むという問題があり、
また、その同心状態を維持するために、それらの相対位
置の頻繁な点検および調整が必要になるという問題があ
った。
この一方において、外管押出機の、トーピードに対す
る同心状態が実現されない場合には、ホース、とくには
外管の、周方向で偏肉が生じるという問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決する
ものであり、とくには、内管押出機と外管押出機との同
心配置を不要ならしめることにより、装置の設置工数お
よび点検、調整頻度を十分に低減してなお、ホースへの
偏肉の発生を極めて有効に防止することができる補強ホ
ースの製造方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の、補強ホースの製造方法は、フォーミング
マンドレル上で編み上げた管状補強層を前方へ送り出す
とともに、フォーミングマンドレルと、このフォーミン
グマンドレルの内側にそれと同心に配置したインナーダ
イとの間から押出した内管ゴムを、インナーダイの周面
上で、前記管状補強層の内周に接合し、しかる後、イン
ナーダイから離間した位置で、相互に同心に配置したイ
ンサートダイとアウターダイとの間から押出した外管ゴ
ムを、前記管状補強層の外周に接合するものである。
(作 用) この方法では、とくに、管状補強層の外周への、外管
ゴムの接合が、インナーダイから離間した位置にて行わ
れることから、内管ゴムの押出しに寄与する、フォーミ
ングマンドレルおよびインナーダイと、外管ゴムの押出
しに寄与する、インサートダイおよびアウターダイとが
相互に偏心している場合であっても、内管ゴムを接合さ
れた管状補強層の、外力の作用方向への適宜なる撓みに
基づき、その管状補強層を、インサートダイおよびアウ
ターダイに対し、それらとほぼ同心に位置させることが
可能となり、この故に、外管ゴムの肉厚を、装置の面倒
な微調整を必要とすることなく、周方向に十分均一なら
しめることができる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(a),(b)はそれぞれ、この発明の実施装
置を例示する平面図および側面図であり、図中1は内管
押出機を、2は、内管押出機1と同心に配設した、管状
補強層の編上機をそれぞれ示し、また、3は、これらの
内管押出機1および編上機2から離間させて配設した外
管押出機を示す。
さらに、図中4は加硫層を、5は引出機を、そして、
6は端部シール機をそれぞれ示し、この端部シール機6
は、ホースの端部を気密にシールすることにより、内圧
供給手段7によってホース内へ供給された気体の、ホー
ス外への流出を防止すべく機能する。
このように構成してな装置による補強ホースの製造に
際しては、内管押出機1の先端部分に位置するヘッド部
8において、編上機2から繰出された補強材、たとえば
ワイヤ9を、第2図に拡大断面図で示すように、フォー
ミングマンドレル10上で、管状補強層11に編上げ、そし
て、それを前方へ送り出すとともに、内管押出機1の作
用に基づき、そのフォーミングマンドレル10と、それの
内側にそれと同心に配置したインナーダイ12との間から
内管ゴム13を押出し、この内管ゴム13を、インナーダイ
12の周面上で管状補強層11の内周に接合する。
ここで好ましくは、内圧供給手段7により、加圧空気
その他の加圧気体を、インナーダイ12に設けた気体通路
14を経て内管ゴム13の内側へ供給し、このことにて、内
管ゴム13の、管状補強層11への密着状態その他を、ホー
スの加硫の終了に至るまで維持する。また好ましくは、
このことに代え、または加えて、内管ゴム13を接合した
管状補強層11の周りに、図示しない真空吸引手段を配設
し、それによって、管状補強層11に付着した塵埃、内管
ゴム13の含有ガス、水分などの吸引を行う。
さらにその後は、内管押出機1、ひいでは、そのイン
ナーダイ12から離間させて配置した外管押出機3のヘッ
ド部15において、相互に同心に配置したインサートダイ
16とアウターダイ17との間から押出した外管ゴム18を、
それの押出圧力に基づいて、管状補強層11の外周に接合
する。
このようにして、内管および外管ゴム13,18のそれぞ
れを、管状補強層11の内外面に接合した後は、好ましく
は、端部シール機6および内圧供給手段7の作用によっ
て、積層体の内部を所定の加圧状態に維持したまま、そ
れを加硫層4に通過させることによって、補強ホースの
製造を完了する。なおここで、所要長さの補強ホースを
製造した後は、端部シール機6によって、ホースの適宜
位置に再度の気密シールを施し、次いで、そのホースの
切断を行う。
以上のようにして補強ホースを製造する場合には、と
くには、外管押出機3のヘッド部15が、内管押出機1の
ヘッド部8、ひいては、そのインナーダイ12から離間し
ていることにより、内管ゴム13を接合した管状補強層11
は、それを外管押出機3のヘッド部15へ進入させるに際
して、その半径方向へ自由に変位することができるの
で、たとえそのヘッド部15、いいかえれば、インサート
ダイ16およびアウターダイ17が、内管押出機1のヘッド
部8に対して偏心している場合であっても、管状補強層
11は、それらの両ダイ内を、それらとほぼ同心状に通過
することができ、これがため、それらの両ダイ16,17に
よって、管状補強層11の外面に接合される外管ゴム18の
肉厚は、その周方向に十分均一なものとなる。
加えて、この発明の好適例により、管状補強層11と、
内管および外管ゴム13,18との積層体を、その内側から
加圧した場合には、その加硫に際し、管状補強層部分に
残留する空気、水分などが、それらの熱膨脹によって、
内管ゴム13を、半径方向内方へ押圧して、管状補強層11
から局部的に剥離させることにて生じる、いわゆる内管
落ちを、積層体内圧をもって極めて有効に防止すること
ができる他、加硫時の積層体内圧により、管状補強層11
の編上角度を静止角に維持したまま加硫を施すことがで
きる。
また、積層体の内部加圧に加えて、または、それに代
えて、外管押出機3のヘッド部15に隣接させて配置した
真空吸引手段によって、管状補強層11およびその近傍部
分の、塵埃、水分、含有ガスなどを吸引除去し、その
後、直ちに、管状補強層11へ外管ゴム18を接合した場合
には、積層体の加硫の際の内管落ちの原因を有利に取り
除くことができる。
〔比較例〕
以下に、サイズが9φ、内管肉厚2.0mm、外管肉厚1.5
mmで、管状補強層が一層の補強ホースを、内管押出機の
ヘッド部と、外管押出機のヘッド部との偏心量が0.5mm
である装置によって製造する場合の、従来方法によるホ
ースと、発明方法によるホースとの偏肉量に関する比較
試験について説明する。
従来方法では、インナーダイの先端縁と、インサート
ダイの先端縁との距離Hを−2.5mmとし、発明方法で
は、その距離Hを、5.0mm、10.0mm、15.0mm、20.0mmと
それぞれ変化させて、各補強ホースを、ともに同一条件
下で製造し、それぞれの補強ホースにつき、周方向の最
大肉厚と最小肉厚との差、いいかえれば偏肉を測定した
ところ、下表に示す通りとなった。
この表によれば、従来方法のホースでは、外管肉厚の
1/2.5もの大きな偏肉が生じるに対し、発明方法のホー
スでは、距離Hが大きくなって、インナーダイの、管状
補強層に及ぼす影響が小さくなるほど、いいかえれば、
管状補強層の変位の自由度が高くなるほど偏肉が小さく
なり、距離Hを15.0mm以上としたときには、無視し得る
程度の偏肉量となることが明らかである。
以上、この発明を図示例に基づいて説明したが、内管
ゴムおよび外管ゴムのそれぞれを、ゴム状弾性体、合成
樹脂材料などにて形成する場合にもまたこの発明を適用
し得ることはもちろんである。
(発明の効果) かくして、この発明によれば、とくに、相互に同心に
配置したインサーダイとアウターダイとの間から押出し
た外管ゴムを、インナーダイから離間した位置で、管状
補強層の外周に接合することにより、外管押出機のヘッ
ド部、ひいては、インサートダイおよびアウタータイ
が、内管押出機のヘッド部、これもひいては、フォーミ
ングマンドレルおよびインナーダイに対して偏心してい
る場合であっても、その偏心を修正するための工数その
他を一切不要ならしめて、外管ゴムと肉厚を、その周方
向に十分均一ならしめ、ホースの偏肉を、ほとんど無視
し得る程度に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はそれぞれ、この発明の実施装置
を例示する略線平面図および側面図、 第2図は、この発明の工程の要部を例示する断面図であ
る。 8……内管押出機のヘッド部 9……ワイヤ 10……フォーミングマンドレル 11……管状補強層、12……インナーダイ 13……内管ゴム 15……外管押出機のヘッド部 16……インサートダイ、17……アウターダイ 18……外管ゴム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 23:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォーミングマンドレル上で編み上げた管
    状補強層を前方へ送り出すとともに、フォーミングマン
    ドレルと、このフォーミングマンドレルの内側にそれと
    同心に配置したインナーダイとの間から押出した内管ゴ
    ムを、インナーダイの周面上で、前記管状補強層の内周
    に接合し、しかる後、インナーダイから離間した位置
    で、相互に同心に配置したインサートダイとアウターダ
    イとの間から押出した外管ゴムを、前記管状補強層の外
    周に接合することを特徴とする補強ホースの製造方法。
JP13571488A 1988-06-03 1988-06-03 補強ホ―スの製造方法 Expired - Lifetime JP2538988B2 (ja)

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